JP2000326510A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

Info

Publication number
JP2000326510A
JP2000326510A JP13756699A JP13756699A JP2000326510A JP 2000326510 A JP2000326510 A JP 2000326510A JP 13756699 A JP13756699 A JP 13756699A JP 13756699 A JP13756699 A JP 13756699A JP 2000326510 A JP2000326510 A JP 2000326510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
electrode
ink jet
jet recording
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13756699A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
隆志 中村
Yoshiaki Mori
義明 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP13756699A priority Critical patent/JP2000326510A/ja
Publication of JP2000326510A publication Critical patent/JP2000326510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合材を用いずにフレキシブルケーブルと圧
電振動子の接合用電極を接合する。 【解決手段】 TCP15aには出力信号パターン12
3の信号をアクチュエーター130に接続するためにそ
れぞれのノズル開口に対応して6列のセグメント端子1
6a〜16fが設けられている。一方、アクチュエータ
ー130の各振動板にはセグメント端子16a〜16f
と導通接合する為のセグメント端子電極5a〜5fとコ
モン端子電極381〜386とからなる6つの端子電極
が形成されている。この導通接合にあたって、本実施例
ではTCP側の端子電極にフッ化処理を施し接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノズル開口からイン
ク滴を吐出させることにより、紙等の記録媒体に印刷を
行うインクジェット式記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット式記録ヘッド
のひとつとして、内部に圧力発生室が形成されるアクチ
ュエーターの表面に設けられるPZT等の圧電振動子に
駆動信号を印加することにより圧力発生室内のインクを
加圧してノズル開口からインク滴として吐出させるもの
が知られている。また他のインクジェット式記録ヘッド
のひとつとして、片面をノズル開口部を含むノズルプレ
ート、もう片面を振動板で挟まれた圧力発生室を有し、
振動板に対して垂直方向に振動する圧電振動子の自由端
を前記振動板に固着させて、前記圧電振動子に駆動信号
を印加することにより圧力発生室内のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴として吐出させるものも知られ
ている。
【0003】これらのインクジェット式記録ヘッドの振
動子を駆動するための信号を伝達する手段としては、ベ
ースフィルム上に信号を伝達する配線パターンを形成し
たフレキシブルケーブルを列設された振動子に実装する
ことで実現させている。
【0004】フレキシブルケーブルの実装に際してはフ
レキシブルケーブルの接合電極に半田等の接合用金属を
被服し、これを熱により溶融させて振動子側の電極と接
合している。また、接合時には半田の電極への濡れ性を
上げるためにフラックスを使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年のインクジェット
式プリンターに対しては印字や印画の高速化が求められ
ているがこの要求に対してインクジェット式記録ヘッド
の多ノズル化が求められる。多ノズル化に際しては記録
ヘッドの大きさを過大化させることなく実現しなければ
ならない。そのためには列設されたノズル開口のピッチ
を小さくしなければならない。従来技術で示した構造の
インクジェット式記録ヘッドでは必然的にフレキシブル
ケーブルの電極ピッチも小さくなる。電極ピッチが小さ
くなると半田溶融時の隣接電極へのブリッジ現象や、実
装時に使用するフラックスの残沙によるマイグレーショ
ン等の不良率が増大し、結果としてインクジェット式記
録ヘッドの信号入力の誤動作を招き、信頼性の高いイン
クジェット式記録ヘッドを提供できなくなってくるとい
う問題がある。
【0006】また、別の問題点として、近年環境問題と
して鉛の使用を削減していく動きがあるが、鉛半田に替
わる接合用金属を前記フレキシブルケーブルと電極との
接合に適用しようとしても融点が高かったり、均一な半
田厚を確保できない等、実用化に難点がある。
【0007】そこで、本発明はこのような事情に鑑みて
なされたものであり、電極ピッチが小さくなってもブリ
ッジや導通不良、マイグレーションが発生せず、鉛を使
う必要のない実装方法を実現したインクジェット式記録
ヘッドを提供することにある。
【0008】また、従来のように半田を必要としない実
装方法を実現したインクジェット式記録ヘッドを提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、所定のピッ
チで配設された圧電振動子と前記圧電振動子に駆動信号
を伝達するためのフレキシブルケーブルを有するインク
ジェット式記録ヘッドにおいて、前記圧電振動子の接合
用電極と前記フレキシブルケーブルの接合用電極の少な
くとも一方の電極がフッ化処理された表面を有してい
て、前記フッ化された表面において接触させ両者が相互
に接合されるようにした。
【0010】具体的なヘッド構造として、表面に圧電素
子を有して振動部材を形成するセラミックからなる第一
の蓋部材と、前記蓋部材により一方の面が封止されて圧
力室を形成するセラミックからなるスペーサーとを焼成
により一体に接合してなるアクチュエーターユニット
と、前記アクチュエーターユニットが固定され、前記圧
力発生室の両端部において連通する連通孔とインク供給
口とを備えた金属からなるインク供給口形成基板と、前
記インク供給口を介して前記圧力発生室に連通する共通
のインク室、及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを
備えた金属からなる共通のインク室形成基板と、前記共
通のインク室形成基板の他面を封止すると共に前記連通
孔を介して前記圧力室に接続するノズル開口を備えた金
属からなるノズルプレートとを接着剤により接合してな
る流路ユニットとを接着してなり、前記アクチュエータ
ーユニットには前記圧電素子に駆動信号を供給する駆動
電極及び共通電極を備え、前記駆動電極と共通電極とを
フレキシブルケーブルを介して外部駆動手段に接続され
るインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記フレキシ
ブルケーブルの電極と前記アクチュエーター側の電極と
の少なくとも一方が大気圧下でフッ化された表面を有し
ていて、前記フッ化された表面において接触、加圧加熱
させ両者が相互に接合されるようにした。
【0011】また、ノズル開口が列設された金属からな
るノズルプレートと前記ノズル開口に対応した圧力発生
室と、前記圧力発生室の一側面を形成する振動板と前記
圧力発生室に圧力変化を与える振動子と、垂直方向に伸
縮する振動子の自由端が前記振動板と固着するととも
に、前記振動子の固定端がヘッドフレームに保持され、
前記振動子には前記圧電素子に駆動信号を供給する駆動
電極及び共通電極を備え、前記駆動電極と共通電極とを
フレキシブルケーブルを介して外部駆動手段に接続され
るインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記フレキシ
ブルケーブルの電極と前記アクチュエーター側の電極と
の少なくとも一方が大気圧下でフッ化された表面を有し
ていて、前記フッ化された表面において接触、加圧加熱
させ両者が相互に接合されるようにした。
【0012】
【作用】フッ化処理工程は、例えばF、HF、COF
などの反応性フッ素ガスと水蒸気との混合ガスを被接
合材に接触させて行うことができる。これらの反応性フ
ッ素ガスは水(水蒸気)と反応してフッ素イオン、フッ
素系ラジカル、フッ素単原子などの活性なフッ素を生ず
る。
【0013】例えば、フッ素ガスがフッ化水素(HF)
である場合、次の反応によりフッ素イオンを生ずると考
えられる。
【0014】2HF+HO→HF +H HFに代えてF、COFと水(水蒸気)とを混合し
た場合にも同様にフッ素系イオンが生成される。水蒸気
に代えてアルコールの蒸気を使用してもよい。フッ素の
単原子は水素原子の次に小さい。また、フッ素は電気陰
性度が最大であるところから反応しやすく、ほとんどの
元素と直接反応してフッ化物を形成する。そして、空気
中に放置された金属(例えば錫)の表面は100オング
ストローム程度の酸化膜に覆われているが、金属表面に
活性なフッ素が接触すると、そのフッ素が金属中にとり
こまれ、あるものは金属酸化物(酸化錫)の中に、ある
ものはさらに深く金属中に取り込まれる。この金属中に
取り込まれるフッ素の量、深さはフッ化処理の条件によ
る。
【0015】金属酸化膜中のフッ素は一部が酸素と入れ
替わってフッ化金属あるいはフッ化酸化金属となって安
定となると考えられる。例えば金属酸化物が酸化錫(S
nO)からなる場合、 SnO+2F→SnOF+O または SnO+4F→SnF+O あるいは SnO+2F→SnF+O の反応を生じて酸化膜中の酸素と置換される。
【0016】さらに余ったフッ素あるいは酸化錫から放
出された酸素は一部が空間に放出されるがほとんどが金
属(錫)中に拡散する。そしてフッ素は金属結合を切っ
て内部側に拡散して酸素の水先案内をする作用をなし、
酸素も錫の内部まで入り込み酸素を含む層がフッ化処理
をする前よりも厚くなる。またフッ化処理前は酸化層で
あった最表面はフッ化によって一旦酸素の少ない状況に
なるがフッ化した表面が水等と反応すると金属中のフッ
素と水との反応によってフッ素が抜けて水の酸素が取り
込まれ再酸化される。このときフッ素が抜けた金属部は
活性であるため酸化の度合いがフッ化処理前よりも進む
ことになる。そして、少なくとも一方にフッ化処理した
金属同士は加熱したり加圧することでそれぞれの融点よ
りも低い温度で接合することができる。接合するときの
現象は次のようになっていると考えられる。
【0017】例えばフッ化処理した錫とフッ化処理をし
ない銅とを重ね合わせ加熱加圧した場合、フッ化処理さ
れた錫の表面からフッ素が動き出して銅側に拡散する。
そしてフッ素が抜けた部分の錫は活性であってフッ素が
抜けたことによって内部から表面への酸素の拡散を生
じ、活性な錫原子の一部が酸素と結合して酸化度があが
る。しかし活性な錫原子の一部は結合手かフリーな状態
にあると思われる。そして銅に拡散したフッ素は銅表面
の酸素と入れ替わり、銅表面の酸素が錫側に移動する。
また、一旦銅側に移動したフッ素も一部が再び錫側に移
る。このようにフッ素は金属の酸素を追い出し、金属の
結合手を切る作用をする。そして錫と銅との未結合の原
子が相互に相手側に拡散して金属同士の結合をおこな
う。このような現象はトンネル型電子顕微鏡による結晶
格子の観察から両金属の界面がCuSnとなってい
ることからわかる。
【0018】反応性フッ素系ガスを生成する場合、大気
圧またはその近傍の圧力下にあるフッ素系ガス(例え
ば、CF、SFなど)と水蒸気との混合ガスを介し
た放電により生成すると、反応性フッ素ガスであるH
F、F、COFなどを安定した安全なガスを使用し
て容易に生成することができる。また、フッ化処理は少
なくともフッ素系ガス(HF、F、COF、CF
など)を含むガスを介した放電により活性なフッ素を生
成しこの活性なフッ素を被接合部材に接触させておこな
ってもよい。このように構成すると水、(水蒸気)を使
用しないためにフッ化を安定して行えるとともに装置の
腐食等を防ぐことができる。この場合、放電は真空中で
おこなってもよいし大気圧またはその近傍の圧力下でお
こなってもよい。そしてフッ化は放電領域中に被接合部
材を配置して行うとフッ化速度を向上することができ
る。また、被接合部材を放電領域外に配置し放電領域で
生成された活性なフッ素を被接合部材まで導いてフッ化
を行えば被接合部材が直接プラズマなどに晒されること
が無い為、高エネルギー粒子が被接合部材に衝突するの
を避けることができ、プラズマなどによるダメージを防
ぐことができる。
【0019】更にフッ化はHF、F、COF、CF
などのフッ素系ガスに紫外線を照射して活性なフッ素
を生成しこの活性なフッ素を被接合部材に接触させて行
うこともできる。また、被接合部材を反応性のフッ素系
物質からなる蒸気(例えばHF蒸気)に接触させて行う
こともできる。
【0020】このように電極表面をフッ化処理すること
により、接合金属を溶融させることなく接合することが
できるため、鉛を使わない比較的高融点の半田でも低温
での接合が可能になり鉛フリーの接合が可能になる。さ
らに半田等の接合材がなくても接合が可能である為接合
時の位置合わせや形状制御が容易で、半田のはみ出し等
による接合位置ズレ許容量への影響が少なくて済む等の
効果がある。
【0021】また、接合材を溶融させる場合でもフラッ
クスを使わなくても溶融接合が可能になるため、フラッ
クス残沙に起因するマイグレーションの影響がなくなり
スラッジの発生もない等、信頼性の高い実装が可能にな
る。従って本発明の方法によれば電極ピッチが小さくな
っても信頼性の高い実装をしたインクジェット式記録ヘ
ッドの提供が可能になる。
【0022】更に、本発明によるフッ化処理は大気圧下
で処理することが可能なため真空装置等の重設備が不要
である上、装置の工夫によりライン上の連続処理が可能
であるのでライン生産する工程をもつインクジェット式
記録ヘッドの製造には得策である。
【0023】更に、固体接合においても、溶融接合にお
いても鉛をしようすることなく接合が可能なため、いわ
ゆる鉛フリーの対応が可能であり環境に配慮した実装が
可能となり、従って鉛フリー実装をしたインクジェット
式記録ヘッドの実現が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。
【0025】(第一の実施例)図1は第一の実施例にお
けるインクジェット式記録ヘッドの全体を接合に使用す
る熱溶着フィルムを省略して示した組み立て斜視図であ
り、また図2は1つのアクチュエーターユニットの圧力
発生室近傍の構造を示す断面図である。図中符号2は第
一の蓋板で、厚さ10μm程度のジルコニアの薄板から
構成され、その表面に圧力発生室4に対向するように駆
動電極5を形成し、その上にPZT等からなる圧電素子
3が固定されており、圧電素子3の撓み振動を受けて圧
力発生室4を収縮、膨張させる。符号7はスペーサで圧
力発生室4を形成するのに適した厚さ、例えば150μ
mのジルコニア等のセラミックス板に通孔を穿設して構
成され後述の第2の蓋体8と第1の蓋体2により片面を
封止されて圧力発生室4を形成している。
【0026】符号8は蓋体でやはりジルコニア等のセラ
ミックス板にインク供給口20と圧力発生室4とを接続
する連通孔9と、ノズル開口28と圧力発生室4の他端
とを接続する連通孔10を穿設して構成されスペーサ7
の他面に固定されている。
【0027】符号21はアクチュエーターユニット1の
固定基板を兼ねるインク供給口形成基板で圧力発生室4
の一端側には共通のインク室23と圧力発生室4とを接
続するインク供給口20が設けられ、圧力発生室4の他
端側にはノズル開口28と接続する連通孔24が設けら
れている。さらにアクチュエーターユニット1の固定領
域から外れた位置には図示しないインクタンクからイン
クが流入するインク導入口22が穿設されている。
【0028】流路構成領域から離れた位置にはアクチュ
エーターユニット1との位置決め用の孔74,75と、
流路ユニット30を構成するインク供給口形成基板2
1、共通のインク室形成基板25、ノズルプレート2
7、及びこれらを接着する熱溶着フィルム31,32と
の位置合わせ用の孔84,85が穿設されている。
【0029】符号25は共通のインク室形成基板で、共
通のインク室23を形成するに適した厚み、例えば15
0μmのステンレス鋼などの耐蝕性を備えた板材に共通
のインク室23に対応する通孔と、ノズル開口とを接続
する連通孔26を穿設して構成されている。
【0030】符号27はノズルプレートで圧力発生室4
に連通するノズル開口28が設けられている。
【0031】これらインク供給口形成基板21,共通の
インク室形成基板25,及びノズルプレート27は、そ
れぞれの間に熱溶着フィルム31,32を介装するとと
もに、要所にガラス製ビーズ玉等のギャップ材を混練し
たエポキシ系接着剤を塗布して流路ユニット30に纏め
られ、又流路ユニット30のインク供給口形成基板21
の表面に上述したアクチュエーターユニット1が複数
個、この実施例では3個が熱溶着フィルム33を介装す
ると共に、要所にガラス製ビーズ玉等のギャップ材を混
練したエポキシ系接着剤を塗布して記録ヘッドに纏めら
れ、駆動電極5にフレキシブルケーブル15の電極を後
述する方法で接続して駆動信号の供給を受ける。
【0032】次に、アクチュエーターユニットの電極部
とフレキシブルケーブルの電極部の接続について説明す
る。
【0033】図3は記録ヘッド部とフレキシブルケーブ
ルの斜視図である。
【0034】図3においてはフレキシブルケーブルは振
動子駆動用のICを搭載したテープキャリアパッケージ
(TCP)を用いている。TCP15aにはベースフィ
ルム120の中央部に外部からの信号に応じて駆動信号
を生成する駆動IC121が備えられ駆動IC121に
信号を入力する入力信号パターン122と駆動IC12
1からの駆動信号を出力する出力信号パターン123
(図には示さず)とが導体パターンにより形成されてい
る。TCP15aの端部はアクチュエーター130に対
応して3分割され、分割された部分それぞれの両側に出
力信号パターン123の信号をアクチュエーター130
に接続するためにそれぞれのノズル開口に対応して6列
のセグメント端子16a〜16fが設けられている。
【0035】両外側のセグメント端子16a,16fの
一端には外部に設置接続された接地ライン251、25
2が設けられ、隣接するセグメント端子16bと16c
の間、16dと16eとの間の一端には接地ライン25
3,254が設けられている。
【0036】一方、アクチュエーター130の各振動板
にはセグメント端子16a〜16fと導通接合する為の
セグメント端子電極5a〜5fとセグメント端子電極を
挟んででコの字型に形成されたコモン端子電極381〜
386とからなる6つの端子電極が形成されている。ア
クチュエーター側の端子電極5a〜5f,381〜38
6はAgにより10〜20μmの厚さで形成されてい
る。コモン端子電極381の一端は外部と接地接続され
たGNDライン251と、他端はGNDライン255と
導通接合させることで回路を形成させる。
【0037】この導通接合にあたって、本実施例ではT
CP側の端子電極にフッ化処理を施し接合した。TCP
側の電極16a〜16fには1μmの厚さの無電解Sn
メッキをほどこした。
【0038】フッ化処理の実施例について説明する。
【0039】図4は実施例で使用する接合装置の説明図
である。図4において接合装置510はフッ化処理部5
12と接合処理部514を有している。フッ化処理部5
12は、被接合部材516の表面にフッ素(F)を添加
するためのもので被接合部材516の上面に反応性フッ
素ガスであるフッ化水素(HF)ガスを供給する反応室
518を有している。反応室518には配管520、5
21を介してフッ化ガス供給手段となるHFガス供給部
524と蒸気発生部526とが接続してありHFガスと
水蒸気との混合ガスが供給されるようになっている。ま
た、図3において今回の被接合部材であるTCP15a
は図4におけるコンベア等の搬送機528によって矢印
530のように搬送され、反応室518の下部を通過
し、HFガスと水蒸気との混合ガスにより上面がフッ化
される。すなわちTCP15aの端子電極16a〜16
f,253〜257がHFガスと水蒸気との混合ガスに
さらされるとHFとHOとがTCP15aの表面にお
いて 2HF+HO→HF +H の反応を生じ、フッ素イオン(HF )が端子電極1
6a〜16f,253〜257と反応し端子電極16a
〜16f,253〜257の表面をフッ化する。端子電
極16a〜16f,253〜257の表面は自然化膜S
nOで覆われておりこの酸化膜の酸素とHF のFと
の置換反応が生じて表面がフッ化され、またはフッ素と
酸素の混合した組成を有する表面が形成される。なお、
処理ガス自体は腐食性ガスでそのまま大気中に放出する
ことはできないため、TCP15aのフッ化処理を行う
場合、搬送機528を停止させ、反応室の下部を図示し
ないシャッターで閉じ混合ガスが外部に漏れないように
し、また処理後のガスは排気管560を介して除害装置
562を通し無害化する。
【0040】フッ化処理されたTCP15aは移載ロボ
ット532により接合処理部514に移載される。接合
処理部514はチャンバ534を備えていてチャンバ5
34内にTCP15aとアクチュエーターユニッド39
0とを重ね合わせて配置するテーブル536が設けてあ
る。また、テーブル536の上方には押さえ板538が
配設してあり押さえ板538によって被接合部材を押圧
することによりTCP15a,アクチュエーターユニッ
ト390を密着させることができるようになっている。
押え板の上部には加圧手段であるシリンダ546が配設
してありこのシリンダ546を作動させることにより接
合面の接触圧力を高めるようにしてある。また、チャン
バ534の下部には加熱手段としてヒーター548が設
けてあって被接合部材の接合部を加熱制御できるように
してある。
【0041】さらにチャンバ534は配管550を介し
てアルゴンガス供給部552が接続してありチャンバ5
34内をアルゴンガス雰囲気にすることができるように
してある。
【0042】上記のごとく構成した実施の形態の作用は
次のとおりである。
【0043】接合装置510は図示しない制御装置によ
って制御されており、搬送機528に配置されたTCP
15aはフッ化処理部512の反応室518に搬送され
る。反応室518にはHFガス供給部524からのHF
ガスと蒸気発生部526からの水蒸気との混合ガスが供
給されており、この混合ガスがTCP15aの電極部1
6a〜16f,253〜257に接触して電極部16a
〜16f,253〜257の表面をフッ化する。フッ化
されたTCP15aは搬送機528により反応室518
から搬出され移載ロボット532によって接合処理部5
14のチャンバ内に搬入されてテーブル536の上に配
置される。そしてテーブル536の上にTCP15aと
アクチュエーターユニット390が重ねて配置される。
その後チャンバ534はアルゴンガス供給部552から
アルゴンガスが供給されほぼ1気圧のアルゴンガス雰囲
気にされる。またシリンダ546が作動して押さえ板5
38を下降させてTCP15a,アクチュエーターユニ
ット390を加圧しヒーター548によってTCP15
a,アクチュエーターユニット390は各電極の融点以
下の温度に加熱される。 TCP15a,アクチュエー
ターユニット390が所定の温度になると加熱加圧状態
を一定時間保持してTCP15aとアクチュエーターユ
ニット390を接合する。
【0044】以上のようにして接合されたTCP15a
とアクチュエーターユニット390の接合部の状態を確
認したところ所定の強度をもって各電極の接合がなされ
ていることが確認された。また電気的な導通についても
問題のない状態が確認された。
【0045】(第二実施例)次に基本構成及び使用する
接合装置は第一の実施例と同じとし、TCP15aの電
極に6〜7μm厚の電解半田メッキを施し、溶融接合に
よる品質の確認をおこなった。
【0046】本実施例ではフラックスレスの効果を確認
するためあえて鉛を含む半田で条件を同一としてフラッ
クスを使用した従来の接合と比較評価をおこなった。フ
ッ化処理は第一の実施例と同一とし、接合時の条件とし
て、ヒーター548による加熱を半田の融点以上に設定
し、チャンバー534内へのアルゴンガスの供給は行わ
ないで接合を実施した。この結果半田の濡れ状態は、ア
クチュエーターユニット390の電極部5a〜5f,3
81〜386を充分に濡らして接合されていてフラック
スを使用した溶融接合とまったく同等の濡れ品質である
ことが確認された。電気的導通も問題なかった。これら
よりフラックスなしでも従来と同品質の実装ができるこ
とがわかりフラックス残沙によるインクジェット式記録
ヘッドの信頼性への影響がなくせることがわかった。
【0047】(第三の実施例)次に間接放電を用いて反
応性フッ素ガスを生成してフッ化処理をおこなう実施例
を説明する。
【0048】図5は間接放電によって処理ガスを生成し
フッ化処理をおこなう装置の全体構成を示す概略図で図
6は図5中の表面処理ユニット630の詳細を示す概略
図である。
【0049】被接合材であるTCP15aは例えばコン
ベアライン614上に置かれ図面の裏面から表面に向か
う方向に搬送される。ここでTCP15aの電極16a
〜16f,253〜257の表面にはSnメッキが施さ
れている。この電極を表面処理する為に表面処理ユニッ
ト630とそれに連結される給気連結管620及び排気
連結管624が設けられている。給気連結管620には
表面処理ユニット630内部で生成された処理ガスが導
入されTCP15aの上方で傘状に広がる給気部622
を介してその処理ガスをTCP15aの特に電極部16
a〜16f,253〜257に曝露させている。排気連
結管624は電極部16a〜16f,253〜257に
曝露された処理ガス及び反応生成物を吸引して表面処理
ユニット630を介して強制排気する為のものである。
この表面処理ユニット630は1つの筐体632の内部
に処理ガス給気管640、原料ガス給気管641、電源
650、プラズマ発生部660、排気管670及びトラ
ップ手段である除害装置680を搭載している。原料ガ
ス給気管641はプラズマ発生部660の上流側に連結
され、この原料ガス給気管641の途中には流量計64
2が配設されている。この原料ガス給気管641には工
場内の設備を利用してCF等のハロゲン化化合物を含
む原料ガスが導入される。また、プラズマ発生部660
の下流側に連結され処理ガス給気管640の開口端は図
5に示す給気管620に接続されている。
【0050】プラズマ発生部660は電源650からの
電源供給を受けて大気圧またはその近傍の圧力下にてプ
ラズマを生成するものである。このプラズマ発生部66
0は図7に示す様に一対の電極662a,662bが対
向配置されている。一方の電極662aには電源650
が接続され他方の電極662bは接地されて50KHz
以下の比較的低周波数の交流電圧又は直流電圧が各電極
間に印加される。また、プラズマ発生部660の下流側
の処理ガス給気管640途中にキャリアガス給気管69
0を連結している。この給気管690に導入されるキャ
リアガスとしてはNなどの不活性ガスとしてもよいが
圧縮空気を導入することもできる。キャリアガスとして
圧縮空気を用いた場合、この圧縮空気をプラズマ発生部
660内部に導入すると、この圧縮空気中の酸素が励起
されてオゾンが生成されてしまう。このオゾンがTCP
15aに曝露されるとTCP15aの電極16a〜16
f,253〜257をかえって酸化させてしまう。そこ
で本実施例ではプラズマ発生部660の下流側にて処理
ガスにキャリアガスを混合することでキャリアガスのオ
ゾン化を防いでいる。表面処理ユニット630の筐体6
32内部にはTCP15aに曝露された処理ガスを強制
排気するための配管670が設けられている。この排気
管670は図5に示す排気連結管624と接続される。
さらにこの排気管670はトラップ手段の一例である除
害装置680が接続されている。ここで原料ガスをCF
とした場合には、この原料ガスがプラズマ発生部にて
励起されると下記のとおり分解する。
【0051】2CF→C+F この分解によって生じたフッ素を含む処理ガスがTCP
15aの表面処理に寄与することになるがその一部は化
学反応に寄与せずに排気される。しかしフッ素は腐食ガ
スであるため大気中に放出することはできない。この除
害装置680は排気管670を介して導入された処理ガ
ス中の腐食成分を吸着あるいは水に溶かすことで除去す
るものである。
【0052】本実施例ではキャリアガスとして圧縮空気
を用い、原料ガスとしてCFを用いている。これら原
料ガス及びキャリアガスは工場内に配置された設備を用
いて表面処理ユニット630のキャリアガス給気管69
0、原料ガス給気管641にそれぞれ導入される。原料
ガス及びキャリアガスは各給気管641,690途中に
設けられた流量計642,692により流量調整されて
いる。本実施例では圧縮空気の流量が20リットル/m
imであるのに対し、原料ガスであるCFの流量は5
0cc/minとなっており、原料ガスの濃度は0.2
5体積%である。流量調整された原料ガスであるCF
はプラズマ発生部660に導入される。プラズマ発生部
660内に設けられた一対の電極662a,662bに
は10〜50KHzの比較的低周波数の交流電圧が印加
されている。
【0053】プラズマ発生部660内では原料ガスであ
るCFが分解されて反応性に富むハロゲンであるフッ
素(F)を生成する。このプラズマ発生部660の下
流側の処理ガス給気管640にはキャリアガス給気管6
90が連結され20リットル/minの比較的大流量の
キャリアガスが、生成された処理ガスと混合させること
でこの処理ガスがキャリアガスにより圧送される。表面
処理ユニット630の処理ガス給気管40より導出され
た処理ガス及びキャリアガスは、この表面処理ユニット
630に連結された給気連結管620を介して給気部6
22よりTCP15aの表面に曝露される。これにより
TCP15aの電極部16a〜16f,253〜257
が下記の化学式で表面処理される。
【0054】2SnO+2F→2SnF+O ここでSnOは電極部16a〜16f,253〜257
の表面に存在する酸化物でありこれが処理ガスと接触す
ることでハロゲン化合物(SnF)に置換される。ま
た被処理材であるTCP15aがプラズマにさらされる
ことがないためTCP15aがダメージをうけることも
ない。 TCP15aを曝露した処理ガス及びキャリア
ガスと反応生成物とは排気連結管624を介して表面処
理ユニット630内部に導入され排気管670を介して
除害装置に導いている。
【0055】以上のようにして間接放電方式による処理
ガスの生成によってもTCP15aの電極部をフッ化処
理することが可能である。
【0056】本実施例で処理をしたTCPとアクチュエ
ーターユニットとの接合は第一実施例及び第二実施例に
示したのと同じ接合処理部514で同様の効果がだせ
る。
【0057】(第四実施例)これまでの実施例では表面
に圧電素子を有して振動部材を形成するセラミックから
なる第一の蓋部材と、前記蓋部材により一方の面が封止
されて圧力室を形成するセラミックからなるスペーサー
とを焼成により一体に接合してなるアクチュエーターユ
ニットと、前記アクチュエーターユニットが固定され、
前記圧力発生室の両端部において連通する連通孔とイン
ク供給口とを備えた金属からなるインク供給口形成基板
と、前記インク供給口を介して前記圧力発生室に連通す
る共通のインク室、及び前記圧力発生室に連通する連通
孔とを備えた金属からなる共通のインク室形成基板と、
前記共通のインク室形成基板の他面を封止すると共に前
記連通孔を介して前記圧力室に接続するノズル開口を備
えた金属からなるノズルプレートとを接着剤により接合
してなる流路ユニットとを接着してなり、前記アクチュ
エーターユニットには前記圧電素子に駆動信号を供給す
る駆動電極及び共通電極を備え、前記駆動電極と共通電
極とをフレキシブルケーブルを介して外部駆動手段に接
続されるインクジェット式記録ヘッドを例として説明を
してきたが、図8に示す構造をもつインクジェット式記
録ヘッドにおても同様の効果が得られる。
【0058】すなわち図8に示すようにノズル開口が列
設された金属からなるノズルプレート401と前記ノズ
ル開口に1対1に対応した圧力発生室402bと、前記
圧力発生室402bの一側面を形成する振動板403と
前記圧力発生室に圧力変化を与える振動子406と、垂
直方向に伸縮する振動子の自由端が前記振動板と固着す
るとともに、前記振動子の固定端407がヘッドフレー
ム404に保持され、前記振動子には前記圧電振素子に
駆動信号を供給する駆動電極及び共通電極を備え、前記
駆動電極と共通電極とをフレキシブルケーブル408を
介して外部駆動手段に接続されるインクジェット式記録
ヘッドにおいて振動子406とフレキシブルケーブル4
08との接合にも第一実施例〜第三実施例と同様の接合
方法を採用することができ同様の効果を得ることが可能
である。
【0059】図9は図8における振動子ユニット406
aのフレキシブルケーブル組み立ての斜視図である。ま
た、図10はその側面図である。
【0060】符号451は積層型のPZTで約20μm
の厚さで内部電極453を介して一体焼成して作られた
ものでこれに外部電極、453,454を形成した後、
金属あるいはセラミックからなる取り付け基板452に
接着剤等にて所定の位置精度で接合し、次にこれをワイ
ヤーソー等の切断装置で櫛歯状に多列に切断し振動子を
形成させる。外部電極、453,454は金等をスパッ
タリング等で形成される。符号461はフレキシブルケ
ーブルで本実施例では振動子駆動用の駆動IC462を
搭載したTCP(テープキャリアパッケージ)として表
している。 TCP461にはベースフィルム466の
中央部に外部からの信号に応じて駆動信号を生成する駆
動IC462が備えられ駆動IC462に信号を入力す
る入力信号パターン463と駆動IC121からの駆動
信号を出力する出力信号パターン464とが導体パター
ンにより形成されている。 またTCP461には振動
子451の外部電極453、454と導通接合する為の
電極465があり、Sn等のメッキがほどこされてい
る。このTCP461の電極465に第一実施例〜第二
実施例と同様にフッ化処理を行うことでフラックスが不
要で固体接合が可能になる。特にこの振動子の場合は内
部電極間の距離が20μmと小さいためフラックス残沙
によるショートが第一、第二の実施例でのヘッドに比べ
発生しやすい為、本発明による効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例のインクジェット式記録ヘッドの組
み立て斜視図。
【図2】第一実施例のインクジェット式記録ヘッドの断
面構造図。
【図3】第一実施例のインクジェット式記録ヘッドの実
装部斜視図。
【図4】フッ化処理及び接合装置の例を表す概略図。
【図5】間接放電式フッ化処理装置の概略図。
【図6】間接放電式フッ化処理装置の表面処理ユニット
内部の概略図。
【図7】表面処理ユニット内部のプラズマ発生部を表す
概略図。
【図8】第四実施例のインクジェット式記録ヘッドの組
み立て斜視図。
【図9】第四実施例のインクジェット式記録ヘッドの実
装部斜視図。
【図10】第四実施例のインクジェット式記録ヘッドの
実装部断面図。
【符号の説明】
2 第一の蓋板 3 圧電素子 4 圧力室 5 アクチュエーター駆動電極 5a〜5f アクチュエーター駆動電極 9 連通孔 10 連通孔 15 フレキシブルケーブル 15a TCP 16a〜16f セグメント端子(電極) 20 インク供給口 23 共通のインク室 24 連通孔 26 連通孔 28 ノズル開口 31 熱溶着フィルム 32 熱溶着フィルム 33 熱溶着フィルム 121 駆動IC 251〜257 接地ライン、電極 381〜386 アクチュエーター側コモン電極 390 アクチュエーターユニット 401 ノズルプレート 402b 圧力発生室 403 振動板 404 ヘッドフレーム 406 振動子 406a 振動子ユニット 408 フレキシブルケーブル 461 TCP 462 駆動IC510 接合装置 512 フッ化処理部 514 接合処理部 518 反応室 528 搬送機 534 チャンバー 546 加圧シリンダ 620 給気連結管 622 給気部 624 排気連結管 630 表面処理ユニット 640 処理ガス給気管 641 原料ガス給気管 650 電源 660 プラズマ発生部 662a,662b 対向電極 670 排気管 680 除害装置 690 キャリアガス給気管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のピッチで配設された圧電振動子
    と、該圧電振動子に駆動信号を伝達するためのフレキシ
    ブルケーブルを有するインクジェット式記録ヘッドにお
    いて、 前記圧電振動子の接合用電極と前記フレキシブルケーブ
    ルの接合用電極の少なくとも一方の電極がフッ化処理さ
    れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記フッ化処理された表面で接合されて
    いる部分が電極部材や半田等の電極被覆部材の溶融を伴
    わない固体接合であることを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記フッ化処理された表面で接合されて
    いる部分が電極部材あるいは半田等の電極被覆部材の溶
    融を伴う溶融接合であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記フッ化処理された表面が錫を含む金
    属からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載のインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記フッ化処理された表面は大気圧下で
    フッ化処理されたものであることを特徴とする請求項1
    〜請求項4いずれかに記載のインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記圧電振動子が縦型振動子であること
    を特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載のイン
    クジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記圧電振動子がたわみ型振動子である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載の
    インクジェット式記録ヘッド。
JP13756699A 1999-05-18 1999-05-18 インクジェット式記録ヘッド Pending JP2000326510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13756699A JP2000326510A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 インクジェット式記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13756699A JP2000326510A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 インクジェット式記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000326510A true JP2000326510A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15201721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13756699A Pending JP2000326510A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 インクジェット式記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000326510A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238413A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド用配線部材、及び、液体噴射ヘッド
JP2010179472A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US8851633B2 (en) 2011-02-10 2014-10-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238413A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド用配線部材、及び、液体噴射ヘッド
JP2010179472A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US8851633B2 (en) 2011-02-10 2014-10-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8839520B2 (en) Mounted structure, liquid droplet ejection head, liquid droplet ejection apparatus and manufacturing method
US20060046510A1 (en) Method of forming an oxide film, an oxide film, a component and an electronic apparatus
EP2716461B1 (en) Ink-jet head and ink-jet drawing device including same
JP3972393B2 (ja) 表面処理方法及び装置、圧電素子の製造方法、インクジェット用プリントヘッドの製造方法、液晶パネルの製造方法、並びにマイクロサンプリング方法
JP5082285B2 (ja) 配線構造、デバイス、デバイスの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置
WO2000058205A1 (fr) Connecteur a ecartement etroit, convertisseur d'ecartement, micromachine, actionneur piezo-electrique, actionneur electrostatique, tete d'impression a jet d'encre, imprimante a jet d'encre, dispositif a cristaux liquides et appareil electronique
JP2009071002A (ja) 接合膜付き基材、接合方法および接合体
JP2007066965A (ja) 配線構造、デバイス、デバイスの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置
JP2006283165A (ja) 膜パターン形成方法及びデバイス製造方法並びに液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2000326510A (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP2002292871A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
CN104766851A (zh) 布线基板、液滴排出头、印刷装置及布线基板的制造方法
EP1835789B1 (en) Plasma generating electrode and plasma reactor
JP2007283691A (ja) 配線構造、デバイス、デバイスの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置
JP2009073943A (ja) 接合方法および接合体
JP2010034098A (ja) 接合方法および接合体
JP5023525B2 (ja) 圧電アクチュエータ、液体移送装置、圧電アクチュエータの製造方法、及び、液体移送装置の製造方法。
JP2010029870A (ja) 接合方法および接合体
JP2006346962A (ja) パターンの形成方法及び液滴吐出ヘッド
JP2007160645A (ja) 配線構造、デバイス、デバイスの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び液滴吐出装置
JP2005324086A (ja) 吐出装置、燃料電池、回路基板、電子機器及び自動車
JP2007290162A (ja) 成膜方法、デバイスの製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
WO2007036991A1 (ja) 雰囲気制御された接合装置、接合方法および電子装置
JP4192298B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP4494750B2 (ja) プラズマ発生電極及びプラズマ反応器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107