JP2000326248A - ネジ打ち機の自動停止装置 - Google Patents

ネジ打ち機の自動停止装置

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JP2000326248A
JP2000326248A JP11137877A JP13787799A JP2000326248A JP 2000326248 A JP2000326248 A JP 2000326248A JP 11137877 A JP11137877 A JP 11137877A JP 13787799 A JP13787799 A JP 13787799A JP 2000326248 A JP2000326248 A JP 2000326248A
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/0064Means for adjusting screwing depth

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじ込み時にネジ打ち機を強く対象物に押し付
けることでピストンがネジ打ち機本体に押し込まれても
エアモータが停止するのを有効に防止する。 【解決手段】ピストン10が下死点近傍に達したときに
ピストン10の背面に作用する圧縮空気を排出する空気
通路を大気に通じる排気孔に連通させ、空気通路の中途
部には、パイロット空気室23aに通じる空気通路を大
気に対して開閉する副開閉バルブ35を配置し、副開閉
バルブ35を作動させる空気室47に形成した排気孔4
6をコンタクトアーム18の上下動に連動して開閉作動
するようにし、ピストンが下死点近傍に達し、かつコン
タクトアーム18がねじ込み終了時に排気孔46を閉じ
たときに圧縮空気により副開閉バルブ35が作動して開
閉バルブ22のパイロット空気室23aの圧縮空気を排
気することにより開閉バルブ22を閉じ作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネジ打ち機によって
打ち込みネジを対象部材に対して浮いた状態で打ち込ん
だ後に回転させてネジ締めする際に、所定のねじ込み深
さに達したときに自動的に作動を停止させる自動停止装
置に関する。
【0002】
【従来技術】一般にネジ打ち機は、ネジ打ち機をねじ締
め込みの対象部材に押し付け、トリガレバーを引くこと
により作動したピストンに一体結合したドライバビット
で打ち込みネジを対象部材の表面から浮いた状態で打ち
込み、その後ネジ打ち機を保持しているストッパが外れ
たときにネジ打ち機をさらに対象部材に向かって押し付
けることによって上記ドライバビットをエアモータで打
ち込みネジを浮かせている分締め込んでいく機構が採用
されている。そして、ネジ打ち機がストロークエンドま
で押し付けられたことによってエアモータへの圧縮空気
の供給を遮断するように作動する開閉バルブと、ピスト
ンが下死点に到達していることによって作動する副開閉
バルブとの協働によりエアモータの回転を自動的に停止
させることで安定した締め込み深さを制御する構造をと
っている。このような自動停止装置は特願平10ー17
7805号に開示されている。
【0003】ところで、上記自動停止装置によれば、上
記特許出願に添付された図5に示すように、ピスト10
ンが下死点に到達してバンパに当たって停止したときに
空気圧シリンダ内のピストン上部の圧縮空気が副開閉バ
ルブ35に流入し、圧縮空気によって副開閉バルブ35
のスプール37を上方へ押し上げ、開閉バルブ22を作
動させるための排気孔40を開く。次に、ストッパが外
れた後に、ネジ打ち機をストロークエンドまで押し付け
ると、コンタクトアーム18によって機械的に開閉バル
ブ22のパイロットスプール25が押し上げられ、既に
作動している副開閉バルブ35の排気孔40を通して開
閉バルブ22内の圧縮空気を排気することで、開閉バル
ブ22を閉じ作動させ、エアモータへの空気供給路を遮
断してネジの締め込みを自動的に停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネジを打ち
込み、ストッパが外れた(ネジは浮いている)後にネジ
打ち機を対象部材に強く押し付けると、上記出願に添付
された図6に示されるように、浮いたネジによってピス
トン10がバンパから離れて上方に押し上げられてしま
う。このときにピストン10が上動することすることで
副開閉バルブ35への圧縮空気の流入は遮断されている
が、既に副開閉バルブ35へ流入した圧縮空気によって
スプール37は押し上げられている。
【0005】この状態のときにネジ打ち機は強く押し付
けられているためにねじ込みが所定の深さに達する前に
(ピストンがバンパに再度到達する前に)押し付けのス
トロークエンドに達して既に作動している副開閉バルブ
35と併せて開閉バルブ22が作動し、締め込みを停止
してしまう。
【0006】これに対し、上記出願に添付された図6に
示されるように、ピストン10が上方へ押し上げられた
ときに副開閉バルブ35に流入した圧縮空気を瞬時に排
出できれば圧縮空気の流入はカットされているため、副
開閉バルブ35のスプール37は初期の位置に復帰して
再度ピストン10が下死点に達するまでは締め込みを停
止することはない。しかし、実際には締め込みの時間が
0、1秒以下ときわめて短いため、この間に圧縮空気を
排出してスプール37を初期位置に復帰させることは現
状の構造のままでは困難である。
【0007】本発明は上記問題点を解消し、ねじ込み時
にネジ打ち機を強く対象物に押し付けることによりピス
トンがネジ打ち機本体に押し込まれるようなことがあっ
てもエアモータが停止するのを有効に防止し、所定のね
じ締めが完了したときに初めてエアモータを停止させる
ことができるネジ打ち機の自動停止装置を提供すること
をその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るネジ打ち機の自動停止装置は、先端に
打ち込みネジの頭部に係合するビットを形成したドライ
バビットを空気圧シリンダのピストンに回転自在に結合
するとともに、上記ドライバビットをエアモータに作動
連結させ、空気圧シリンダのピストンを駆動してドライ
バビットにより打ち込みネジを打ち込み、エアモータに
よりドライバビットを回転駆動して上記打ち込みネジを
ねじ込むネジ打ち機であって、エアモータに対する圧縮
空気供給路にパイロット操作式の開閉バルブを設け、ネ
ジ打ち機のノーズ部に沿ってスライド自在なコンタクト
アームをノーズ部の先端から突出させて配置し、ねじ込
みの進行に伴ってネジ打ち機本体側に押し込まれるコン
タクトアームの上動により上記開閉バルブを閉じること
でエアモータが停止するように構成したネジ打ち機の自
動停止装置において、上記空気圧シリンダには、ピスト
ンが下死点近傍に達したときにピストンの背面に作用す
る圧縮空気を排出する空気通路を設け、この空気通路を
大気に連通させ、上記空気通路の中途部には、上記ピス
トンが下死点近傍に達したときにピストンの背面に作用
する圧縮空気によって上記パイロット空気室に通じる空
気通路を大気に対して開閉する副開閉バルブを配置する
とともに、上記空気通路には上記副開閉バルブを作動さ
せる空気室を形成し、この空気室には上記圧縮空気を大
気に排出する排気孔を形成し、この排気孔を上記コンタ
クトアームの上下動に連動して開閉作動するようにし、
上記ピストンが下死点近傍に達し、かつ上記コンタクト
アームがねじ込み終了時に上記排気孔を閉じたときに上
記圧縮空気により副開閉バルブが作動して上記開閉バル
ブのパイロット空気室の圧縮空気を排気することにより
上記開閉バルブを閉じ作動させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図1に従って詳述する。図1はネジ打ち機1を示し、ハ
ウジング2内に空気圧シリンダ3とエアモータ4とが収
納されていて、ハウジング2のグリッブ部5の前方に配
置したトリガレバー6によってグリップ5内のトリガバ
ルブ7を開閉操作する。 グリップ部5の内部は空気チャ
ンバ8であり、グリップ部5の底部に取付けたエアホー
スコネクタ9にエアホースを接続してエアコンプレッサ
から空気チャンバ8へ圧縮空気を供姶する。
【0010】空気圧シリンダ3のピストン10に連結さ
れているドライバピット11の外周面はスプライン溝が
成形されていて、 ハウジング2の前部内に装着されてい
るギア12の中心のスプライン溝付き穴にドライバビッ
ト11が挿通され、ピストン10及びドライバビット1
1はギア12に対してスライド自在になっている。ドラ
イバビット11を回転駆動するエアモータ4の動力は、
ハウジング2の前部に配置した複数の減速ギア13を介
して最終段のギア12に伝達される。
【0011】ノーズ部14の側面に設けたネジ送り装置
15は、一般の空気釘打ち機と同様に、図に表れない空
気圧シリンダとラチェット式送り爪によって構成され、
ネジマガジン16に収納した連結形ネジを順次ノーズ部
14内へ供給する。
【0012】トリガレバー6には揺動自在なフリーアー
ム17が取付けられており、フリーア一ム17の前面に
対向しているコンタクトアーム18は、図1において空
気圧シリンダ3の背面側を通って前方へ延び、ノーズ部
14よりネジの射出方向へ突出している。前後スライド
自在なコンタクトアーム18の前端部のネジガイド19
には開閉自在なチャック20が枢着され、チャック20
はバネ(図示せず)により閉鎖している。
【0013】ネジガイド19を建材等の対象部材に押し
つけてコンタクトアーム18を押し込むことにより、コ
ンタクトアーム18がフリーアーム17の先端部に接触
し、この状態でトリガレバー6を回動謹作するとフリー
アーム17を介してトリガバルブ7のステムが押されて
トリガバルブ7が切換わり、トリガレバー6のみの操作
では空気圧シリンダ3及びエアモータ4が起動しない公
知の誤射防止機構が構成されている。
【0014】そして、図2に示すハウジング2の側面部
(図1において空気圧シリンダ3の裏面)にはエアモー
タ4への空気供給路を開閉するための二個の開閉バルブ
よりなる自動停止装置21を内蔵している。
【0015】次に、図3〜図6に従って自動停止襲置2
1を説明する。尚、同図において中心線から右は図1と
同様にネジ打ち磯の垂直断面であり、中心線から左は水
平断面を示している。
【0016】図3は待機状態にある自動停止装置21を
示し、自動停止装置21の開閉バルブ22は、バルブス
リーブ部23内に挿入した円筒形の主スプール24と、
主スプール24の下方へ挿入した小径のパイロットスプ
ール25とによって構成され、主スプール24とパイロ
ットスプール25のランドにはそれぞれOリング26が
装着されている。
【0017】主スプール24は圧縮バネ27の付勢によ
り上昇位置にあり、同図に示すようにバルブスリーブ部
23の上部の入ロポート28と出ロポート29とが常時
連通する位置にある。パイロットスプール25は主スプ
ール24内に挿入した圧縮バネ30により下方へ付勢さ
れてパルブスリーブ部23の下部ペントポート31を閉
鎖している。パイロットスブール25の下端部はパルブ
スリーブ部23の中心穴を通じて下方へ突出し、バルブ
スリーブ部23の下端部に装着した調節ダイアル32の
中心穴に装着したガイド部33に対向している。そし
て、コンタクトアーム18の中間から平行に分岐した分
岐部の上端のガイド部33にはL字形の弁体45が取り
付けられている。なお、主スプール24の上端にはパイ
ロットポート34が形成され、空気チャンバ8の圧縮空
気は主スプール24の内部を通じて主スプール24の下
面のパイロット空気室23aへ供給される。
【0018】開閉バルブ22の入ロポート28は、空気
圧シリンダ3のピストン10の背面のヘッド側空気室3
aへ接続し、出ロポート29はエアモータ4へ接続して
いる。
【0019】開閉バルブ22と平行に配置した副開閉バ
ルブ35のバルブスリーブ部36内のスプール37は、
圧縮バネ38により下方へ付勢されて、入ロポート39
とその上方のベントポート40を常時遮断している。副
開閉バルブ35の下部のパイロットポート41は、空気
圧シリンダ3の下端部近傍に設けた出口ポート3bへ接
続され、ピストン10が下死点に達した時に空気シリン
ダ3内の圧縮空気が副開閉バルブ35のパイロットポー
ト41へ供給される。開閉バルブ22のベントポート3
1は副開閉バルブ35の入口ポート39へ接続されてい
て、ピストンが下死点近傍に達したときにピストン10
の背面に作用する圧縮空気により副開閉バルブ35が開
いたとき開閉バルブ22の主スプール24の下面のパイ
ロット空気室23aがベントポート31、入口ポート3
9を経てベントポート40から大気に連通する。すなわ
ち、上記出口ポート3bとパイロットポート41とは、
ピストン10の背面に作用する圧縮空気を排出する後述
の排気孔46に連通する空気通路を構成し、この空気通
路の中途部に副開閉バルブ35が配置されている。
【0020】次に、上記空気通路を構成するパイロット
ポート41には副開閉バルブ35を作動させる空気室4
7を形成し、空気室47には圧縮空気を排出させる排気
孔46を形成するとともに、この排気孔46をコンタク
トアーム18の上下動に連動して開閉作動するように構
成されている。すなわち、L字形の弁体45はコンタク
トアーム18の上下動に連動して上記排気孔46を開閉
するように形成されている。
【0021】なお、副開閉バルブ35のステム37の最
下端のOリング48の外径は空気室47の下部の内径よ
りも小さく、上部の内径とほぼ同じになるように設定さ
れている。
【0022】次に、上記ネジ打ち機の動作を説明する。
図1に示すネジガイド19の先端部をネジ打ち対象物の
表面に押しつけて、コンタクトアーム18がコンタクト
アームストッパ(図示せず)に突き当たるまで押し込
み、トリガレバー6を起動操作するとトリガバルブ7が
開き、図3に示す空気圧シリンダ3のヘッドバルブ42
の上面の外縁部に作用しているパイロット空気室43の
圧縮空気が大気へ排出され、同図においてヘッドバルブ
42が上昇する。これにより空気圧シリンダ3の外周の
空気チャンバ8から圧縮空気が空気圧シリンダ3内へ流
入し、図4に示すようにピストン10並びにドライバピ
ット11が下降してノーズ部14内のネジを打撃すると
ともに、エアモータ4がドライバビット11を回転駆動
し、ピストン10は下死点の近傍まで移動する。
【0023】ネジがねじ込み対象物に打込まれると、コ
ンタクトアームストッパによるコンタクトアーム18の
ロックが解除され、エアモータ4によりさらにネジがね
じ込まれる。ネジがねじ込まれるのに伴って、ピストン
10が下死点に向かって移動するとともにネジ打ち機が
ネジ打ち対象物へ接近し、コンタクトアーム18がネジ
打ち機本体へさらに押し込まれる。
【0024】そして、ピストン10が空気圧シリンダ3
の出ロポート3bを通過して下死点に達すると、空気圧
シリンダ3内の圧縮空気が出ロポート3bを通じて空気
通路を構成するパイロットポート41へ供給される。し
かし、この圧縮空気は、図5に示すように排気孔46か
ら大気に排出されるので、いわば垂れ流し状態となる。
【0025】ネジ込み終了の時点で図6に示すようにコ
ンタクトアーム18がガイド部33を押し上げて開閉バ
ルブ22のパイロットスプール25を上方ヘスライドさ
せる。パイロットスプール25が上方へ移動すると、主
スプール24の下面のパイロット空気室23aとベント
ポート31とが開通する。そして、ネジ打ち機がストロ
ークエンドまで押し込まれたときにコンタクトアーム1
8によって開閉バルブ22のパイロットスプール25を
押し上げると同時に、L字形の弁体45が副開閉バルブ
35の圧縮空気を大気へ垂れ流ししている排気孔46を
塞ぐ。これによって圧縮空気は空気室47に充満して図
7に示すように副開閉バルブ35のステム37を押し上
げるから、開閉バルブ25のパイロット空気室23a内
の圧縮空気がベントポート31、入口ポート39からベ
ントポート40を経て大気に連通する。このため、主ス
プール24の下面に作用しているパイロット圧がベント
ポート31から副開閉バルブ35を通じて上記ベントポ
ート40から大気に排気される。これにより、主スプー
ル24の上下両面に作用する圧力に差が生じて主スプー
ル24が下降し、最上部のランドのOリング26により
入ロポート28と出ロポート29とが遮断され、エアモ
ータ4への空気供給が断たれてエアモータ4が停止す
る。
【0026】エアモータ4が停止後にネジ打ち機1をネ
ジ打ち対象物から浮上させると、コンタクトアーム18
が下降してパイロットスプール25から離れるから、図
4に示されるようにL字形の弁体45が排気孔46を開
き、再び空気室47内の圧縮空気が排出されるから副開
閉バルブ35のステム37が下降して初期位置に戻り、
圧縮空気は大気へ垂れ流し状態となるとともに、入ロポ
ート39とベントポート40が遮断される。そして、パ
イロットスプール25が下降するとパイロット空気室2
3aとベントポート31とが遮断されると同時に、パイ
ロットポート34とパイロット空気窒23aとが連通し
てパイロット空気室23aに入り口ポート28から圧縮
空気が供給され、主スプール24が浮上して初期位置に
戻る。
【0027】また、トリガレバー6の操作を解除する
と、トリガバルブ7が閉じて空気圧シリンダ3のパイロ
ット空気室43に圧縮空気が供給され、空気圧シリンダ
3のヘッドバルブ42が下降して図3に示す初期位置に
戻り、ピストン10及びドライバビット11は空気圧シ
リンダ3の下部外周に形成されているブローバックチャ
ンバ44の圧力により上昇して初期位置に戻る。そし
て、ピストン10が下死点から上昇して空気圧シリンダ
3内の出口ポート3bを通過した時点で、空気圧シリン
ダ3内から副開閉バルブ35のパイロットポート41へ
の圧力供給が断たれる。
【0028】次に、ネジ打ち機がねじ込み中に対象物に
対して大きな力でストロークエンドまで急激に押し付け
られた場合、ピストン10が図4に示されるように一旦
下死点に達して上記空気通路41から圧縮空気が副開閉
バルブ35の空気室47に流入している状態から、図8
に示すようにドライバピット11及びピストン10がネ
ジ打ち機本体へ押し込まれて逆に上記空気通路41から
圧縮空気が排出される状態になる。
【0029】ところが、圧縮空気が空気室47に流入し
ていても圧縮空気は排気孔46から大気に垂れ流し状態
になっているため、副開閉バルブ35のスプール37は
ねじ込み中は上がらない(作動しない)。その後、図7
のようにピストンが急激に押し上げられるとき、圧縮空
気の空気通路41への流入はカットされるので、ネジ打
ち機がストロークエンドまで押し付けられ、コンタクト
アーム18がパイロットスプール25を作動させても、
空気通路41への圧縮空気がカットされた状態でL字形
弁体45によって排気孔46が塞がれることになるだけ
であるから副開閉バルブ35及び開閉バルブ22の主ス
プール24は作動せず、エアモータは作動し続ける。さ
らに、図7のように再度ピストンが下死点に達して完全
に設定された深さまで締め込まれた後、コンタクトアー
ム18がガイド部33を押し上げて排気孔46を閉じ、
副開閉バルブ35の空気室47に圧縮圧縮空気が流入す
ると、バルブステム37が押し上げられて副開閉バルブ
35が作動する。これにより、パイロット空気室23a
が排気され、開閉バルブ22の主スプール24が下動し
て開閉バルブ22も作動するから、エアモータは停止す
る。
【0030】また、上記とは逆に、ネジ打ち機1をネジ
打ち対象物へ押しつける荷重が不足して、ネジ打ち込み
時の反力でネジ打ち機1がネジ打ち対象物の表面から離
れた場合も、図8に示す状態と全く同様に、ねじ込み完
了以前にピストン10が下死点に達しても副開閉バルブ
35は作動せず、しかもコンタクトアーム18は開閉バ
ルブ22を操作するパイロットスプール25から離れて
いるので開閉バルブ22も開放状態を維持し、エアモー
タ4は回転を継続する。そして、ピストン10が下降し
てねじ込みが完了してコンタクトアーム18がパイロッ
トスプール25を押上げたときに、副開閉バルブ35が
開き作動し、主スプール24の下面のパイロット空気室
23aの空気が副開閉バルブ35を通って排気され、図
7に示すように主スプール24が下降してエアモータ4
への空気供給を遮断し、エアモータ4が停止する。
【0031】上述のように、ねじ込み時にネジ打ち機を
強く対象物に押し付けることによりピストンがネジ打ち
機本体に押し込まれるようなことがあっても、エアモー
タが停止するのを有効に防止し、所定のねじ締めが完了
し、コンタクトアームが上死点に達し、且つ、ピストン
が下死点に達する二つの条件を満足したときにのみ開閉
バルブが作動し、初めてエアモータを停止させることが
できる。このように、ネジ打ち機の押しつけ荷重にかか
わらず、ねじ込み完了まで確実にエアモータが回転を継
続するので、ネジ締め不良が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネジ打ち機の断面図
【図2】ネジ打ち機の側面図
【図3】自動停止装置を示すネジ打ち機の部分断面図
【図4】図3に示す副開閉弁が開いた状態を示すネジ打
ち機の部分断面図
【図5】図4の一部の拡大図
【図6】図3に示す開閉弁と副開閉弁が開いた状態を示
すネジ打ち機の部分断面図
【図7】ねじ締め終了後にエアモータが停止する状態の
ネジ打ち機の部分断面図
【図8】過大な押し付け力によりネジ打ち機が押し付け
られた状態のネジ打ち機の部分断面図
【符号の説明】
1 ネジ打ち機 3 空気圧シリンダ 4 エアモータ 10 ピストン 11 ドライバビット 18 コンタクトアーム 22 開閉弁 23a パイロット空気室 3b、41、39、31 空気通路の一部 35 副開閉弁 45 L字形弁体 46 排気孔 47 空気室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に打ち込みネジの頭部に係合するビ
    ットを形成したドライバビットを空気圧シリンダのピス
    トンに回転自在に結合するとともに、上記ドライバビッ
    トをエアモータに作動連結させ、空気圧シリンダのピス
    トンを駆動してドライバビットにより打ち込みネジを打
    ち込み、エアモータによりドライバビットを回転駆動し
    て上記打ち込みネジをねじ込むネジ打ち機であって、 エアモータに対する圧縮空気供給路にパイロット操作式
    の開閉バルブを設け、ネジ打ち機のノーズ部に沿ってス
    ライド自在なコンタクトアームをノーズ部の先端から突
    出させて配置し、ねじ込みの進行に伴ってネジ打ち機本
    体側に押し込まれるコンタクトアームの上動により上記
    開閉バルブを閉じることでエアモータが停止するように
    構成したネジ打ち機の自動停止装置において、 上記空気圧シリンダには、ピストンが下死点近傍に達し
    たときにピストンの背面に作用する圧縮空気を排出する
    空気通路を設け、この空気通路を大気に連通させ、上記
    空気通路の中途部には、上記ピストンが下死点近傍に達
    したときにピストンの背面に作用する圧縮空気によって
    上記パイロット空気室に通じる空気通路を大気に対して
    開閉する副開閉バルブを配置するとともに、 上記空気通路には上記副開閉バルブを作動させる空気室
    を形成し、この空気室には上記圧縮空気を大気に排出す
    る排気孔を形成し、この排気孔を上記コンタクトアーム
    の上下動に連動して開閉作動するようにし、 上記ピストンが下死点近傍に達し、かつ上記コンタクト
    アームがねじ込み終了時に上記排気孔を閉じたときに上
    記圧縮空気により副開閉バルブが作動して上記開閉バル
    ブのパイロット空気室の圧縮空気を排気することにより
    上記開閉バルブを閉じ作動させることを特徴とするネジ
    打ち機の自動停止装置。
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