JP2000324886A - リラクタンス型電動機 - Google Patents

リラクタンス型電動機

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JP2000324886A
JP2000324886A JP2000229827A JP2000229827A JP2000324886A JP 2000324886 A JP2000324886 A JP 2000324886A JP 2000229827 A JP2000229827 A JP 2000229827A JP 2000229827 A JP2000229827 A JP 2000229827A JP 2000324886 A JP2000324886 A JP 2000324886A
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coils
capacitor
current
armature coil
armature
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JP2000229827A
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Wataru Ishida
亘 石田
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AIDEKKU KK
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AIDEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留励磁電流をコンデンサに充分充電しない
うちに、励磁電流の供給が再開されることのないリラク
タンス型電動機を提供する。 【解決手段】 固定電機子の磁極に捲回した電機子コイ
ル9a,9bに接続したスイッチング素子10,11へ
の通電を制御する通電制御回路を備え、通電中の電機子
コイル9a,9bへの通電電流を監視して、所定値以上
になったことを検出すると、スイッチング素子10,1
1をオフ状態にし、電機子コイル9a,9bに蓄積した
磁気エネルギーをコンデンサ26に充電して保持し、電
機子コイル9a,9bの通電電流の降下を急速になさし
める一方、コンデンサ26への充電にともなう電機子コ
イル9a,9bの通電電流が所定値以下になったことを
検出すると、スイッチング素子10,11をオン状態に
し、コンデンサ26に蓄積した静電エネルギーを電機子
コイル9a,9bに流入し、電機子コイル9a,9bの
通電電流の立ち上がりを急速になさしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リラクタンス型電
動機に関し、特に、確実なチョッパ制御をなしうるリラ
クタンス型電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリラクタンス型電動機のチョッパ
制御としては、特開平8−140320号に関示された
ものが知られている。すなわち、モータの駆動相の励磁
電流の上限値を監視して、所定値以上となったら励磁電
流をトランジスタなどのスイッチング素子で遮断し、残
留励磁電流を小容量のコンデンサに充電し、一定時間経
過後に、再び前記スイッチング素子を導通させて、電源
電圧よりも高くなった前記コンデンサの高電圧を利用し
て急速に励磁電流を供給するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの従来例に
よると、励磁電流の上限値のみを監視し、チョッパ回路
のオフ時の制御は、オペアンプの特性を利用した一定時
間であるため、スイッチング素子がオフの際にコンデン
サの充電を行って低下する励磁電流の下限値を監視でき
なかった。このため、残留励磁電流をコンデンサに充分
充電しないうちに、前記スイッチング素子が導通されて
しまい、前記コンデンサの高電圧を利用できない状態
で、励磁電流の供給が再開されてしまうという問題があ
った。また、電動機においては回転とともに励磁コイル
のインダクタンスが変化して、励磁電流の下限値が変動
し、この変動は直接回転トルクの変動につながるもので
あるが、前記励磁電流の下限値の変動を検知できないと
いう問題もあった。
【0004】本発明は、励磁電流の上限値のみならず下
限値をも測定することにより、上述した従来技術の問題
点を解消したリラクタンス型電動機を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載したリラクタンス型電動機
は、固定子と回転子とを備え、固定子又は回転子の一方
に設けた磁極に捲回した電機子コイルに接続したスイッ
チング素子への通電を制御する通電制御回路を備えてな
り、通電中の電機子コイルへの通電電流を監視して、そ
の増大が所定値以上になったことを検出すると、前記通
電制御回路により前記スイッチング素子をオフ状態にし
て、前記電機子コイルに蓄積した磁気エネルギーをコン
デンサに充電して保持し、前記電機子コイルの通電電流
の降下を急速になさしめる一方、前記コンデンサへの充
電にともなう前記電機子コイルの通電電流の減少が所定
値以下になったことを検出すると、前記通電制御回路に
より前記スイッチング素子をオン状態にして、前記コン
デンサに蓄積した静電エネルギーを前記電機子コイルに
流入し、前記電機子コイルの通電電流の立ち上がりを急
速になさしめるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基いて本発明を
リラクタンス型3相電動機に適用した場合の好適な実施
形態を説明する。ここにおいて、図1は電動機の全体を
示す断面図、図2は図1の軸受部分の拡大図、図3は固
定電機子と磁性体回転子とを示す平面図、図4は電気系
統を示すブロック図である。
【0007】図1及び図2に示すように、プリント基板
100の円孔101に、固定電機子1の下面に設けた円
形の下面突出盤2aを嵌合して固定し、この固定電機子
1の上面に設けた円形の上面突出盤2bにはボール軸受
3を連係している。このボール軸受3に取り付けた回転
軸4には、基板5と回転子6を回転軸線が一致するよう
に固定し、前記回転子6を前記固定電機子1に対して回
転可能に支持している。また、前記回転子6の内側面に
は、前記固定電機子1の側周面に間隔をおいて対向する
ように、磁性体回転子7を固定している。
【0008】図3に示すように、電気角で120度の巾
の6個の磁極8a〜8fを有する固定電機子1の磁心
は、鋼板を複数枚積層してなり、各磁極8a〜8fには
それぞれ電機子コイル9a〜9fを巻き付けて、巻き付
け後に合成樹脂内に埋設成型して、上述の固定電機子1
としている。また、電機子コイル9a,9d及び電機子
コイル9b,9e及び電機子コイル9c,9fを直列接
続し、これら3組の電機子コイルが第1、第2、第3の
相の電機子コイルとなる。各磁極は軸対象の磁極が異極
となるように磁化される。
【0009】なお、上述の磁性体回転子7も鋼板を複数
枚積層してなるもので、その突極7a,7bの巾は電気
角で180度となり、180度離間している。そして、
電機子コイル9a〜9fの通電制御をすることにより、
前記突極7a,7bは磁気吸引力により吸引されて、回
転子6は図3上、時計回転方向に回転する。
【0010】すなわち、第1の相の電機子コイル9a,
9dに通電すると、突極7a,7bは磁極8a,8dに
より磁気的に吸引されて、図3上時計回転方向に回転す
る。120度回転したところで、電機子コイル9a,9
dへの通電を停止し、第2の相の電機子コイル9b,9
eに通電すると、さらに同方向へ回転する。同様に、1
20度回転したところで、電機子コイル9b,9eへの
通電を停止し、第3の相の電機子コイル9c,9fに通
電すると、さらに同方向へ回転する。このように、第
1、第2、第3の相の電機子コイル9a〜9fに120
度の区間だけ順次通電することにより、回転子3は図3
上時計回転方向に回転するものである。
【0011】続いて、電機子コイル9a〜9fへの通電
手段について説明するが、各相への通電手段は同一構成
なので、第1の相の電機子コイル9a,9dについての
み図4に基づいて説明する。図4に示すように、前記電
機子コイル9a,9dの両端には、スイッチング素子と
して機能するトランジスタ10,11を挿入し、直流電
源正負端子12a,12bからダイオード13を介して
供電する。ナンド回路13の入力端14aの入力がハイ
レベルのとき、第1相切換信号が他方の入力端14bに
入力すると、各ナンド回路14,15を介して各トラン
ジスタ10,11が導通し、前記電機子コイル9a,9
dが通電する。
【0012】一方、端子16は励磁電流を指定するため
の基準電圧を供給するもので、この電圧を変化させて、
出力トルクを変化させるものであり、この電圧信号がト
ルクコントロール信号となっている。トルクコントロー
ル信号が入力する、励磁電流の上限値を検出する比較器
17の出力端は論理回路18に接続し、論理回路18の
出力端は、ナンド回路14の入力端14aに接続してい
る。前記論理回路18には、励磁電流の下限値を検出す
る比較器19からの出力信号も入力する。前記比較器1
7には、プラス電流検知回路20から励磁電流が電機子
コイル9a,9dに通電中における上限電流値信号を入
力する一方、前記比較器19には、マイナス電流検知回
路21から励磁電流が非通電状態となってコンデンサ2
6に磁気エネルギーを充電中における下限電流値信号を
入力するよう構成している。また、前記比較器19には
下限値設定器22を接続している。
【0013】抵抗23は、電機子コイル9a,9bの電
流を検出するためのもの、各ダイオード24,25は、
前記電機子コイル9a,9bに蓄積された磁気エネルギ
ーを前記コンデンサ26に充電するためのものである。
すなわち、比較器17から上限電流値がトルクコントロ
ール信号として設定した基準値を超えたことを検出した
検出信号が出力されて、前記電機子コイル9a,9bへ
の通電が断たれると、蓄積された磁気エネルギーは、ダ
イオード13により電源側への逆流を阻止されて、前記
各ダイオード24,25を介して前記コンデンサ26を
充電することにより、前記磁気エネルギーは急速に消滅
して電流が急速に降下し、反トルクの発生を防止する。
【0014】一方、この電流の降下により、比較器19
から下限電流値が下限値設定器22で設定した下限値を
超えたことを検出した検出信号が出力されると、すなわ
ち、電機子コイル9a,9bに蓄積された磁気エネルギ
ーが十分に放出されたことを示す所定の電流値になる
と、前記検出信号が論理回路18から各ナンド回路1
4,15を介して各トランジスタ10,11を導通し、
電機子コイル9a,9bへの通電を再開する。このと
き、前記電機子コイル9a,9bに対する印加電圧は、
コンデンサ26の充電電圧と電源電圧とが加算されたも
のとなるので、前記電機子コイル9a,9bの電流の立
ち上がりは急速となり、減トルクの発生を防止する。
【0015】続いて、チョッパ回路の作用を説明する。
電機子コイル9a,9bの電流が増大して、抵抗23の
電圧降下が増大し、基準電圧端子16の電圧を超えたこ
とを比較器17が検出すると、ナンド回路14の入力端
子14aへの入力がローレベルとなって、各トランジス
タ10,11は不導通になって励磁電流が減少する。こ
の減少は抵抗23の電圧降下の減少をもたらし、これが
下限値設定器22で設定した所定値以下になったことを
比較器19で検出すると、この検出信号は論理回路18
を介して前記ナンド回路14の入力端子14aへの入力
をハイレベルとし、各トランジスタ10,11は導通
し、電機子コイル9a,9bの電流が増大する。このよ
うにして、励磁電流は所定の設定値に保持される。
【0016】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、例えば、電動機は3相のものに限
らない。また、電機子コイル9a〜9fを回転子6側に
設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】本願の請求項1の発明によれば、励磁電
流の上限値のみならず、コンデンサの充電を行って低下
する励磁電流の下限値も監視できるので、残留励磁電流
をコンデンサに充分充電しないうちに、スイッチング素
子が導通されることがなく、コンデンサの高電圧を利用
できない状態で、励磁電流の供給が再開されることがな
く、励磁コイルのインダクタンスの変化による励磁電流
の下限値の変動を検知し、この変動にともなう回転トル
クの変動に対処できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動機の全体を示す断面図。
【図2】図1の軸受部分の拡大図。
【図3】固定電機子と磁性体回転子とを示す平面図。
【図4】電気系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1 固定電機子 6 回転子 7 磁性体回転子 7a,7b 突極 8a〜8f 磁極 9a〜9f 電機子コイル 10,11 トランジスタ 13,24,25 ダイオード 20 プラス電流検知回路 21 マイナス電流検知回路 22 下限値設定器 26 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と回転子とを備え、固定子又は回
    転子の一方に設けた磁極に捲回した電機子コイルに接続
    したスイッチング素子への通電を制御する通電制御回路
    を備えてなり、通電中の電機子コイルへの通電電流を監
    視して、その増大が所定値以上になったことを検出する
    と、前記通電制御回路により前記スイッチング素子をオ
    フ状態にして、前記電機子コイルに蓄積した磁気エネル
    ギーをコンデンサに充電して保持し、前記電機子コイル
    の通電電流の降下を急速になさしめる一方、前記コンデ
    ンサへの充電にともなう前記電機子コイルの通電電流の
    減少が所定値以下になったことを検出すると、前記通電
    制御回路により前記スイッチング素子をオン状態にし
    て、前記コンデンサに蓄積した静電エネルギーを前記電
    機子コイルに流入し、前記電機子コイルの通電電流の立
    ち上がりを急速になさしめることを特徴とするリラクタ
    ンス型電動機。
JP2000229827A 2000-07-28 2000-07-28 リラクタンス型電動機 Pending JP2000324886A (ja)

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