JP2000323541A - 被検査物の外観検査方法及び装置 - Google Patents

被検査物の外観検査方法及び装置

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JP2000323541A
JP2000323541A JP11133040A JP13304099A JP2000323541A JP 2000323541 A JP2000323541 A JP 2000323541A JP 11133040 A JP11133040 A JP 11133040A JP 13304099 A JP13304099 A JP 13304099A JP 2000323541 A JP2000323541 A JP 2000323541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各画素のセグメント化を最適に決定すること
により欠陥検出精度を向上させた半導体装置の外観検査
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 被検査物(3)上の異なる2ヵ所の対応
するパターン部分を位置合わせし、パターンを比較する
ことにより欠陥検査を行う。代表的サンプル(51)又
は最初の被検査物の撮像画像から各画像のアライメント
用基準画像と該画像の各画素の属性に応じて割り当てら
れたセグメント情報とを検査実行前か検査実行時に獲得
して、被検査物の検査実行時に、アライメント用基準画
像の位置に被検査物の撮像画像の位置を合わせ、次いで
各画素のセグメント情報に応じて被検査物の撮像画像の
対応する各画素の欠陥検査用しきい値を与えて外観検査
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被検査物の外観検査
方法及び装置に関し、特に主として半導体ウェハ表面の
パターンの欠陥検査に適用して有効なパターン検査方法
及びパターン検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ上には多数のダイが搭載さ
れており、これらのダイに欠陥がなければすべてのダイ
のパターンは同じであり、欠陥があればパターンが不一
致となる。従来、パターン検査の方法としては、隣接す
る2ダイを比較する方法がフォトマスクあるいは、ウェ
ハの外観検査装置として広く用いられてきた。パターン
検査の流れとしては、光学式顕微鏡とTDI(Time Dela
y Integration)等の撮像素子を組み合わせたイメージ取
得部により、被検査物上をX方向に連続走査しながら多
値化されたイメージを取得し、これをメモリ等の画像デ
ータ保存部に保存していく。この操作と平行して、隣接
ダイ、例えば、第1ダイと第2ダイ上の対応するエリア
のイメージが取り込まれると、一定のフレーム単位毎に
これら二つのイメージを1ピクセル以下の単位でアライ
メントした後、対応するピクセル間でグレイレベルの比
較をしてゆき、予め設定されたしきい値を越えるグレイ
レベル差を持つピクセルを欠陥候補と認識する。この手
法をシングルディテクションという。
【0003】このシングルディテクションでは、欠陥候
補が第1ダイと第2ダイのどちらのダイ上に存在してい
るかが不明確である。欠陥候補を特定するためには、ダ
ブルディテクションという周知の手法がある。ダブルデ
ィテクションによれば、欠陥候補と認識された第1ダイ
と第2ダイの画素の位置を2値で示す画像を一時的に欠
陥検出部内に保持し、ある時間遅れてから始まる第3ダ
イのイメージ取り込みが始まると、上記と同様な比較を
第2ダイと第3ダイ間でも繰り返して同様な2値化され
た画像を得、保持されている第1ダイと第2ダイとの結
果と照らし合わせる。ここで第2ダイと第3ダイの対応
する画素にも欠陥候補が存在する場合、この画素に対応
する部分が第2ダイ上に存在する欠陥として報告され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体デバ
イスを形成するために用いられるポリシリコン、アルミ
等の材料の場合、その表面状態は平滑ではなく一般にグ
レインと呼ばれる突起が多数存在している。顕微鏡から
入射される光はこの突起により散乱されるため、グレイ
ンの存在する部分はそうでない部分と比べると暗く見え
るのが一般的である。しかしながら、欠陥検査において
は、グレインは欠陥ではないので欠陥として検出したく
はない。
【0005】グレインはこれら配線材料上においてラン
ダムに発生するため、このようなノイズ成分の多い工程
の外観検査において、単一のしきい値を用いた画像比較
により高感度化を目指すと実欠陥の検出数も増えるがグ
レインなどの擬欠陥も多数検出されてしまう事になる。
また、グレインを検出しないようなしきい値で画像比較
を行うと本来欠陥として検出したい実欠陥の一部も検出
されなくなり、検出感度が低下する。
【0006】そこで、ノイズ成分の多い領域とそうでな
い領域とを区別して検査レシピーに予め登録しておき、
検査実行時に異なるしきい値を領域毎に与える方法が考
えられる。しかしながら、検査レシピーを作成する際に
ユーザーが実際のパターンを観察しながら半導体デバイ
スのメモリー部、ロジック部等のようにブロック単位で
予め領域登録を行う事は比較的容易に実現できるが、特
定の材料からなる部分毎に、例えばアルミ配線部分のみ
を選択的に他の領域と区別して登録する事はデバイス内
で複雑に配置された配線構造を考えると事実上困難であ
り、ノイズ成分の多い配線パターン間に存在する微小欠
陥は結果として検出できないでいた。
【0007】また、検査実行時に取り込まれる画像を逐
次、例えば3×3ピクセルの領域についてグレイレベル
に基づいて画像解析を行いながら、各画素をグレイレベ
ルに対応するセグメントに分類し、セグメント毎に最適
しきい値を与える方法もある。つまり、比較に用いられ
る2つの画像(欠陥ダイと参照ダイから得られる対応す
る画像)のそれぞれについて、各画素と周辺画素との間
でグレイレベルの平均値、微分値、最大値等の属性情報
を解析し、予め設定されたルックアップテーブルに基づ
いて各画素をその属性情報に対応するセグメントに分類
し、その後同一セグメントであると判定された画素毎に
最適なしきい値を与えようとする方法である(例えば、
特願平10−343220号を参照)。
【0008】しかしながら、この方法には各画素のセグ
メント化において根本的な問題が存在する。即ち、欠陥
ダイと参照ダイの2つの画像からは対応する画素毎に2
つの解析結果が得られている訳であるが、2つの画像解
析結果が同じであればその結果を使ってセグメント化で
きるものの、異なった場合にはどちらか一方を選択する
必要がでてくる。この選択は一定のルールに基づいて行
う事になるが、比較対象である2つの画像のうちどちら
か一方あるいは両方に、実欠陥あるいは擬似欠陥となっ
てしまうノイズ成分が存在している場合は、実欠陥のみ
を検出し、ノイズ成分を不検出とする最適な選択ルール
を作成する事は難しい。なぜなら、出現する欠陥および
ノイズ成分の外観は予想不可能であるため、欠陥が含ま
れる画像を解析して得られるセグメント情報は当てには
ならないからである。もし、1枚以上のウェハから得ら
れる代表的な実欠陥およびノイズ成分の外観を予め画像
解析しておく事により選択ルールを決定したとしても、
その後引き続き行われる多数のウェハについての欠陥検
査においても、このルールが正しく適用できるかどうか
の保証はない。
【0009】従って、従来の技術によれば欠陥ダイと参
照ダイの2つの画像のいずれの解析結果を使って各画素
のセグメント化をするかを決定出来ない場合があり、こ
の結果、緻密な配線間に存在する微小欠陥等の検出が困
難であるという課題がある。さらに、従来のダブルディ
テクションによる欠陥検査方法では、第1のダイと第2
のダイの差画像と、第2のダイと第3のダイの差画像と
の差が、所定の許容範囲内であればそれらの差画像は同
一とみなしている。このために、第1のダイと第3のダ
イとにのみ欠陥が存在し、第2のダイには欠陥が存在し
ない場合でも、第1と第2のダイの差画像と、第2と第
3のダイの差画像との差が上記所定許容範囲内であれ
ば、第2のダイに欠陥があると誤って報告されるという
問題がある。なお、差画像とは2つの画像を比較した結
果得られる欠陥位置情報を示す画像をいう。
【0010】本発明の目的は上記課題に鑑み、予め各画
素に対応したセグメント情報をセグメントマップとして
作成するか、検査実行時にセグメントマップメモリの内
容を適宜更新して最適なセグメント情報を得るようにす
るという構想に基づき、読み取り画素に対して常に最適
なしきい値を与えることができ、それにより緻密な配線
間に存在する微小欠陥等の検出を確実に行うことが可能
な外観検査方法及び装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、画像の比較に所定許
容範囲という概念を用いないで、常に基準画像に対して
画像がアライメントされていることにより、誤検出の可
能性を少なくした外観検査方法及び装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一態様により提供されるものは、実質的に
同一のパターンを有する複数のダイを搭載する被検査物
の外観検査方法及び装置であって、被検査物上のパター
ンと実質的に同一のパターンを有する代表的サンプルの
画像を用いて、被検査物の画像の位置を基準位置に合わ
せるためのアライメント用基準画像と、該代表的サンプ
ルの画像の各画素の属性に応じて割り当てられたセグメ
ント情報とを含む検査レシピーを作成してデータベース
に格納する検査レシピー作成ステップと、被検査物の検
査実行時に、被検査物の撮像画像をデータベースから読
み出されたアライメント用基準画像に位置合わせをし、
次いでデータベース内の各画素のセグメント情報に応じ
て該被検査物の撮像画像の対応する各画素に欠陥検査用
しきい値を与えて検査する検査実行ステップと、を備え
る被検査物の外観検査方法及び装置である。
【0013】検査レシピー作成ステップは、代表的サン
プルを撮像するステップと、代表的サンプルに含まれる
少なくとも1つのダイの少なくとも1つの走査幅の画像
に基づいてアライメント用基準画像を作成してデータベ
ースに格納するステップと、代表的サンプルに含まれる
少なくとも1つのダイの画像をデータベースから読み出
されたアライメント用基準画像に位置合わせをするステ
ップと、ダイの画像に含まれる各画素の属性情報を調べ
るステップと、アライメントされたダイの画像の画素毎
に、属性情報に対応するセグメント情報を得て1ダイ分
のセグメントマップを作成し、該セグメントマップをデ
ータベースに格納するステップと、を備える。
【0014】検査実行ステップは、パラメータmを1に
初期化する第1のステップと、被検査物の表面を撮像
し、撮像された画像の中の第mダイの画像を検査レシピ
ー内のアライメント用基準画像に位置合わせをする第2
のステップと、mが1より大のときに、位置合わせ後の
第(m−1)ダイと第mダイの画像の対応するパターン
の差画像を得る第3のステップと、検査レシピー内のセ
グメントマップを差画像に適用して被検査物上の各ダイ
の欠陥判定をする第4のステップと、を備え、被検査物
上のすべてのダイの欠陥判定を終了するまで、パラメー
タmをインクリメントして第2のステップから第4のス
テップを繰り返す。
【0015】画素の属性とは、該画素とその周辺の画素
との間で計算されるグレイレベルの平均値、微分値、及
び最大グレイレベル差の少なくとも一つである。本発明
の他の態様により提供されるものは、実質的に同一のパ
ターンを有する複数のダイを搭載する被検査物の外観検
査方法及び装置であって、パラメータmを1に初期設定
する第1のステップと、被検査物の表面を撮像し、撮像
された画像の中の第1ダイの画像から被検査物の画像を
基準位置に位置合わせをするためのアライメント用基準
画像を切り出して記憶する第2のステップと、パラメー
タmをインクリメントする第3のステップと、撮像され
た画像の中の第mダイの画像をアライメント用基準画像
に位置合わせをする第4のステップと、アライメント用
基準画像に欠陥があるかをダブルディテクションにより
検出する第5のステップと、第5のステップでアライメ
ント用基準画像に欠陥があると判定された場合に、アラ
イメント画像メモリ内のアライメント用基準画像を最新
の画像により更新する第6のステップと、位置合わせ後
の第(m−1)ダイの画像と第mダイの画像の差画像を
得ると共に、各画素の属性情報を求め、該属性情報に基
づいて該各画素に対応するセグメント情報を得てセグメ
ントマップメモリに格納する第7のステップと、第(m
−1)ダイのセグメント情報と第mダイのセグメント情
報とセグメントマップメモリに格納されているセグメン
ト情報との中から最適なセグメント情報を選択して、選
択されたセグメント情報によりセグメントマップの内容
を更新するとともに第mダイの画像とアライメント後の
第(m+1)ダイの画像との差画像を得る第8のステッ
プと、差画像に対してセグメントマップメモリに格納さ
れているセグメント情報を適用して欠陥検査をする第9
のステップとを備え、被検査物上のすべてのダイの欠陥
判定を終了するまで、パラメータmをインクリメントし
て第3のステップから第9のステップを繰り返す、被検
査物の外観検査方法及び装置である。
【0016】上記した本発明による方法又は装置によれ
ば、隣接ダイ間のイメージ比較に際して予め定義された
各画素のセグメントマップ又は検査実行時に選択された
最適なセグメント情報をもとに被検査物の対応する画素
に対して最適なしきい値を与えることができる。したが
って、代表的なサンプルについてのノイズ成分の多少、
画像の明暗等の情報をもとに正しいセグメントマップを
一旦獲得すれば、被検査物表面上の緻密な配線間に存在
する検出が困難な微小欠陥でも高い検出感度で検出する
事ができるようになる。
【0017】また、ダブルディテクションに際しても、
従来のような所定許容範囲内にあるときに同一とみなす
ことはしないで、常に基準画像に対してアライメントさ
れた画像を用いて欠陥検査を行っているので、誤検出の
可能性を低減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一の実施例であ
る半導体装置の外観検査装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、外観検査装置は、x方向およびy方
向に自在に移動可能な高精度x−yステージ1と、その
上に取りつけられたウェハチャック2と、対物レンズ4
と、チューブレンズ5と、ビームスプリッタ6と、光源
7と、TDIカメラ等の光学的撮像手段8と、A/D変
換器9と、画像アライメント部10と、セグメント情報
データベース11と、画像メモリ12と差分検出部13
と、セグメントマップメモリ14と、欠陥判定部15
と、欠陥情報記憶部16とを備えている。
【0019】ウェハチャック2の上には検査開始前には
代表的なサンプルが真空吸着され、検査実行時には被検
査物である半導体ウェハ3が真空吸着される。図2は図
1の装置の動作の概略を説明するフローチャートであ
る。図示のように、ステップS21で代表的な半導体ウ
ェハの1つ以上のダイを用いて、検査実行時等における
ダイ比較の基準となるアライメント用基準画像と、1つ
のダイ内の各画素が属するセグメントを表すセグメント
情報とを含む検査レシピーを予め作成し、ステップS2
2でその検査レシピーを用いて被検査物の検査を実行す
る。
【0020】図3及び図4は図2のステップS21で行
われる検査レシピー作成ステップの内容の一例を示すフ
ローチャートである。図3において、ステップS31で
先ず検査をしようとしているウェハを概ね代表する代表
的サンプルをウェハチャック2に搭載してグローバルラ
イメントをし、x−yステージ1の動き方向とウェハの
方向に関する情報であるグローバルアライメント用ター
ゲット、ウェハ上のダイの大きさ、配置位置、検査領域
などの基本的な情報をセグメント情報データベース11
又は図示しないメモリに登録する。代表的サンプルは同
一パターンを持つ多数の被検査ウェハ中の任意の一つで
よい。
【0021】次に、ステップS32で代表的サンプル上
の少なくとも1つのダイの全領域を撮像手段8により撮
像する。A/D変換後の画像は図示しないメモリ又はセ
グメント情報データベース11等に一時的に格納してお
く。図5に代表的サンプルであるウェハ51を模式的に
示す。図示のようにウェハ51上には実質的に同一のパ
ターンを持つ多数のダイ52が規則正しく配列されてい
る。
【0022】図6にダイ52の撮像画像のA/D変換後
の画像を模式的に示す。図示のようにダイ52の大きさ
は例えば25mm×25mmであり、ダイ52の画像の
各画素の大きさは例えば0.25μm×0.25μmで
ある。ダイ52の撮像の際の走査幅は例えばTDIセン
サの走査幅である2048画素である。検査の単位とな
るフレーム61の大きさは例えば2048×512ピク
セルである。
【0023】図7にフレームを模式的に示す。図示例で
はフレーム61内には2048×512個の画素が存在
する。その中で、例えば32×32ピクセルの画像71
を本発明の実施例におけるアライメント用基準画像とす
る。図3及び図4のフローチャートに戻って、ステップ
S33でパラメータmを1に初期設定する。
【0024】そしてステップS34で第mダイの画像か
ら各走査幅内で所定の大きさのアライメント用基準画像
を切り出してウェハ内におけるその相対的位置情報とと
もにセグメント情報データベース11に格納する。アラ
イメント用基準画像は、後に検査実行時に対応する走査
幅の画像の位置を基準位置に合わせるための基準として
用いられる。画像の位置合わせが必要な理由は、複数の
ダイから各画素の属性を決定する場合に、上記複数のダ
イの位置を画素レベルで合わせる必要があるからであ
る。
【0025】アライメント用基準画像は、通常は最初に
走査したダイを代表的サンプルとしてその撮像画像を適
切な大きさに分割して得られる。上記メモリから切り出
されるアライメント用基準画像の数は、1ダイ中の1走
査幅の範囲につき最低1つあれば良いが、X−Yステー
ジの誤差等を考慮して理想的には差分検出部13で実際
に比較される図7に示したようなフレーム(例えば20
48×512ピクセル)毎にx方向、y方向にそれぞれ
1つ以上あることが望ましい。実際には、各フレーム毎
に切り出す最小サイズのアライメント用基準画像の大き
さはせいぜい32×32ピクセルで十分であるが特に限
定しない。図7に示した1フレーム61の画像の中に例
えば32×32ピクセルのアライメント用基準画像71
が複数(図7においては2個)存在する。
【0026】アライメント用基準画像71の切り出しを
ダイの全検査領域の全フレームについて行うことによ
り、1ダイ分全てのアライメント用基準画像が得られ
る。1つのダイのみを撮像して得られる画像からアライ
メント用基準画像を切り出す場合、そのダイに欠陥があ
ると、得られるアライメント用基準画像は必ずしも基準
画像としては適切ではない場合がある。基準画像として
適切なアライメント用基準画像を常に得るためには、代
表的ウェハ41上の複数のダイを撮像し、その中から欠
陥のないダイの画像を探してこれを用いてアライメント
用基準画像を獲得すればよい。
【0027】3ダイ以上について上記と同様の操作を行
った場合、得られたアライメント用基準画像がこれ以降
の被検査物の検査に継続使用されるに当たって問題が無
いかどうかを確認できる事と、アライメント用基準画像
に実欠陥が含まれていない事を確認できるという利点が
ある。そこで、基準となるアライメント用基準画像とそ
の位置情報とが第1ダイ上のすべてのフレームについて
獲得され、セグメント情報データベース11に格納され
ると、次にステップS35にて第(m+1)ダイの画像
の位置を上記アライメント用基準画像の位置に合わせ
る。これは、第(m+1)ダイの例えば32×32ピク
セルの画像を画像アライメント部101に読み出す毎
に、CPU17の制御の下に、セグメント情報データベ
ース11から対応するアライメント用基準画像を画像ア
ライメント部10内に配置されたアライメント画像メモ
リ101に読み出して、撮像された画像の位置をアライ
メント用基準画像の位置に合わせることにより行われ
る。この位置合わせは、1画素以下のレベルで行われる
ので、サブピクセルアライメントという。所定数のダイ
の撮像画像のすべてについてサブピクセルアライメント
がなされると、アライメント画像メモリ101に格納さ
れているアライメント用基準画像の位置に、複数ダイを
撮像して得られるパターンが位置合わせされている。こ
うして、第2ダイのパターンと第3ダイのパターンは第
1ダイの画像から得られたアライメント用基準画像を基
準としてお互いに間接的にアライメントされる。この方
法によりこれ以降に画像アライメント部10から出力さ
れる画像は全て同じアライメント用基準画像を基準とし
てサブピクセルアライメントされる事になる。サブピク
セルアライメントが終了した2つのダイの画像の各画素
の位置はアライメント用基準画像の画素位置に一致して
いるので、差画像を得たり、各画素の属性を調べること
ができるようになる。
【0028】次いで、ステップS36にて、サブピクセ
ルアライメントが終了した第(m+1)ダイの各走査幅
内で所定の大きさのアライメント用基準画像をその相対
的位置情報と共にセグメント情報データベース11に格
納する。所定数のダイの各アライメント用基準画像を得
る迄、ステップS35とS36を繰り返す。ステップS
37で、アライメント用基準画像を得るための最終ダイ
の処理が終わると、ステップS39で最適なアライメン
ト用基準画像を決定し、セグメント情報データベース1
1に格納する。
【0029】次に図4に示すフローチャートにしたがっ
て代表的サンプルの属性を詳しく調べることによりセグ
メントマップを作成する。即ち、図4において、ステッ
プS40でパラメータを1に初期設定し、ステップS4
1で代表的サンプルの第mダイの画像の位置をアライメ
ント用基準画像の位置に合わせるサブピクセルアライメ
ントを行い、ステップS42で第mダイの画像の各画素
の属性を調べてメモリに保存する。ステップS43では
最終ダイかを判定し、否であればステップS44でmを
インクリメントしてステップS41及びS42を繰り返
す。最終ダイについてサブピクセルアライメントがなさ
れ且つ属性を調べ終わると、ステップS45に進み、画
素対応に得られた属性情報の少なくとも1つに基づいて
1ダイ分の全画素にセグメント情報を割り当ててセグメ
ントマップを作成し、セグメント情報データベース11
に格納する。
【0030】ステップS42で調べられる属性の代表的
なものは、各画素とその周辺画素との平均値、微分値、
最大グレイレベル差等であり、調査対象とする範囲は各
画素を中心におき、1×1ピクセル、2×2ピクセル、
3×3ピクセル、5×5ピクセルあるいは1×2ピクセ
ル、1×3ピクセル、2×1ピクセル、3×1ピクセル
等の領域である。
【0031】こうして得られた複数の属性情報の少なく
とも1つに基づいて1ダイ分の全画素にセグメント情報
を与える。例えば、電極パッド部のような比較的明るく
て大きな領域は、先ず5×5ピクセルの領域においてグ
レイレベルの平均値(ミーン値)を示すフィルタをかけ
ると容易に抽出可能であり、抽出された領域に特定のセ
グメント情報を割り当てる。また、縦配線あるいは横配
線が支配的な領域では1×3ピクセルあるいは3×1ピ
クセル等の細長いフィルタを用いて平均値、最大グレイ
レベル差(レンジ値)を求められるフィルタをかけると
配線の方向性、および配線と配線間スペースとの分離抽
出が可能であり、その抽出された領域に他の特定のセグ
メント情報を割り当てる。
【0032】得られた属性情報を組み合わせる事により
各画素を属性の類似する複数のグループのいずれかに分
離し、各グループにセグメント情報を割り当てることに
より、各画素毎にセグメント情報を与えることも可能で
ある。各画素の属性を調べたりその属性に基づいて各画
素にセグメント情報を割り当てる上記の過程は、あくま
で検査レシピーを作成するためにのみ行われるものであ
って、後に詳述する被検査物の検査過程では行われな
い。検査レシピー作成時には如何に複雑な解析手法を用
いても、また上記過程に長時間を費やしても、実際の検
査実行時におけるスループットを損なう事はない。した
がって、検査レシピーを予め作成する過程は人手により
十分に時間をかけて作成してもよい。3つ以上のダイに
ついて上記ステップS41〜S45の処理を行うと、使
用したウェハ上の1つのダイに欠陥が存在していても他
のダイの対応する部分と比較することによりその欠陥に
おける画素のグレイレベルを異常値として取り除く事が
可能であり、結果として1ダイ分の全画素に対する正常
時のセグメントマップが得られることになる。
【0033】ここで重要なのは、セグメント情報データ
ベース11に記憶されているセグメントマップにおいて
は、アライメント用基準画像に対してサブピクセルアラ
イメントされた画像が作成されているという点である。
すなわち、アライメント用基準画像とセグメントマップ
とはサブピクセルレベルにおいて完全に対応している事
になる。
【0034】図8の(a)は上記代表的なウェハ上の2
つ以上のダイを走査して得られたいずれかのダイの各画
素の属性の1つであるミ─ン値(グレイレベルの平均
値)の例を示す図である。図8の(b)は同様に各画素
の属性の他の1つであるレンジ値(グレイレベルの最大
値と最小値との差)の例を示す図である。図9はセグメ
ント情報を割り当てるためのグループ分け用ルックアッ
プテーブルの例を示す図である。図示例では、ミーン値
が0から40でレンジ値が0から15の範囲にはセグン
メント情報“1”が割り当てられ、ミーン値が40から
80でレンジ値が0から15の範囲にはセグンメント情
報“2”が割り当てられ、その他の範囲ではセグメント
情報“3”が割り当てられる。
【0035】図10はこうして各画素に割り当てられた
セグメント情報を示す図である。図示例では、第2列の
画素のすべてにセグメント情報“2”が割り当てられて
おり、第3列、第4列及び第6列の画素のすべてにセグ
メント情報“3”が割り当てられており第5列の画素の
すべてにセグメント情報“1”が割り当てられている。
【0036】図10に示したようなセグメント情報がセ
グメント情報データベース11に格納される。次に検査
を実行する方法を説明する。図11は本発明の第1の実
施例によるウェハ検査方法を説明するフローチャートで
ある。
【0037】概略的には、図1において、ウェハチャッ
ク2上に被検査物3である半導体ウェハを配置し、これ
を光学的撮像手段8により撮像する。被検査物3も欠陥
やグレインが存在しない限り図5に示した代表的サンプ
ルであるウェハ51と実質的に同じパターンを有する。
検査実行時においても、光源7から出た光はビームスプ
リッタ6により下方へ曲げられ、チューブレンズ5及び
対物レンズ4を通して半導体ウェハ3を均一に照射す
る。ウェハ3表面で反射された光は、再度対物レンズ
4、チューブレンズ5、ビームスプリッタ6を経由し、
光学的撮像手段8に結像される。その画像信号はA/D
変換器9により多値のディジタル信号に変換される。
【0038】検査の最初のステップS110では、代表
的なウェハの場合と同様に、ウェハチェック2に置かれ
た被検査半導体ウェハ3に関する、ダイサイズ、検査領
域等の基本的情報を検査レシピーから読み出して図示し
ないメモリに登録する。次いでステップS111で被検
査物をグローバルアライメントにより走査方向に対して
ダイが平行に配列されるようにアライメントする。
【0039】次にステップS112で一回の走査に必要
なアライメント用基準画像およびセグメントマップをセ
グメント情報データベース11から読み出してそれぞれ
アライメント画像メモリ101およびセグメントマップ
メモリ14に格納する。次いでステップS113でパラ
メータmを1に初期化する。次いでステップS114で
被検査半導体ウェハ3の表面を撮像し、画像アライメン
ト部10により第mダイの画像をアライメント画像メモ
リ101内の対応するアライメント用基準画像にサブピ
クセルアライメントによる位置合わせをする。位置合わ
せ後の第mダイの画像は画像メモリ12と差分検出部1
3とに送られる。mが2以上のときは画像メモリ12に
は第(m−1)ダイの位置合わせ後の画像も格納されて
いる。画像メモリ12においては、第(m−1)ダイの
画像に上書きしないようにして第mダイの画像が格納さ
れる。
【0040】次いでステップS115でmが1より大で
あればステップS116に進み、差分検出部13により
位置合わせ後の第(m−1)ダイと第mダイとの対応す
るパターンの差画像が検出されこの差画像は欠陥判定部
15に送られる。ステップS117では欠陥判定部15
はセグメントマップメモリ14に予め格納されているセ
グメントマップを用いて、前記差画像のそれぞれの画素
に対応する位置のセグメント情報を、同一セグメントに
属する画素群毎に最適な固定しきい値を与えるか、ある
いは同一セグメントに属する画素群毎にグレイレベル差
と出現頻度の関係から求められる最適しきい値をあたえ
るか等の方法により差画像から欠陥候補画素を抽出し、
結果を2値化して欠陥情報記憶部16内に一時的に保存
する。実際には、ステップS117ではダブルディテク
ションの手法により、その後同様にして行われる第mダ
イと第(m+1)ダイの対応するパターンの差画像を、
前記欠陥情報記憶部16内に一時的に保存されている第
(m−1)ダイと第mダイとの対応するパターンの差画
像と照らし合わせる事により第mパターン上に存在する
欠陥を検出する。この場合、従来のような所定許容範囲
という概念を使用しないで第mダイと第(m+1)ダイ
の対応するパターンの差画像と第(m−1)ダイと第m
ダイとの対応するパターンの差画像とが完全に同一の場
合にのみ、第mダイに欠陥があると判定するので、欠陥
を誤検出する可能性は低減される。こうして、欠陥情報
記憶部16には第mダイの欠陥候補情報が記録される。
【0041】ステップS118では被検査半導体ウェハ
3上の最終ダイを走査したかを判定し、最終ダイでなけ
れば、ステップS119にてパラータmをインクリメン
トしてステップS114〜S117を繰り返す。最終ダ
イの検査を終了すると、このウェハの検査は終了する。
次に上記実施例の実現可能性について記載する。
【0042】前述の通り、セグメント情報データベース
11に記憶されているセグメントマップとアライメント
用基準画像はサブピクセルのレベルで完全に対応してい
る。これは、x,y方向だけでなく回転方向についても
言える事である。しかし、実際には検査レシピー作成時
と検査実行時との間で、画像の回転方向の誤差が存在す
ることがある。主な回転方向の誤差としては、ウェハを
x−yステージ1上に載置した後にウェハの走査方向と
ダイの配列方向を平行に合わせるために行うグローバル
アライメント時に残ってしまう誤差がある。この場合、
画像の一部、特にアライメント用基準画像からより遠い
領域に存在する画素についてのセグメントマップの信頼
性が損なわれてしまう。
【0043】そこで、現実的な例を基に検証してみる。
例えば画像比較はフレーム単位で行われ、1フレームの
大きさは縦2048(TDIセンサの走査幅と同じ)×
横512ピクセルとし、各フレーム毎に1つのアライメ
ント用基準画像を持っているものとする。また、フレー
ムの長手方向つまり縦方向について、アライメント基準
が1番目のピクセル付近に存在し、この位置でサブピク
セルアライメントがなされ、2048番目のピクセルに
おいて0.1ピクセルまでの回転方向の誤差を許容でき
るものとする。
【0044】すると、この時の回転方向の許容最大誤差
はθ=tan-1(0.1/2048)=10.1(秒)
となる。逆な言い方をすれば、検査レシピー作成時と検
査実行時にそれぞれ逆方向に角度が5(秒)だけがずれ
ていたとしても、検査実行時に取り込まれる画像とセグ
メントマップとの間には最大で0.1ピクセルの誤差し
かない事になる。回転方法の絶対精度5秒は、現在得ら
れる高精度x−yステージの中では比較的容易に得られ
るものであり、本発明の実現を困難にするものではな
い。より精度の低いx−yステージを使用した場合で
も、縦方向を複数の領域に分割し、それぞれの分割され
た領域毎にアライメント基準画像を持てば回転方向にお
いて許容される誤差は更に大きくなる。
【0045】次に、アライメント用基準画像を記憶して
おくために必要な容量を計算してみる。1フレーム当た
りx方向とy方向のアライメント基準画像を1つずつ記
憶し、各アライメント基準画像の大きさを32ピクセル
×32ピクセル、1画素当たり1バイトの情報量を持つ
と仮定すれば、2つのダイについての1フレーム当たり
に必要な記憶容量は、 32×32×2=2048バイト となる。
【0046】25mm×25mmのダイを0.25μm
ピクセルサイズで検査すると走査方向に存在するフレー
ム数は 25×1000÷0.25÷512=195.3フレー
ム であるから、1走査につき合計 2048×196=401Kバイト となる。ダイは短冊状に分割された領域を順次走査され
るので縦25mmのダイを全て走査するためには 25×1000÷0.25÷2048=48.8スオー
ス(swath) つまり、49回の繰り返し走査を行うことによって1つ
のダイの全ての領域を網羅することができる。従って、
2つのダイの全アライメント基準用画像を記憶するため
の記憶容量は 401K×49=19.6Mバイト となる。
【0047】したがって、現状のフォトリソグラフィの
限界である25mm角の大きなダイにおいても20Mバ
イトの記憶容量を用意すれば2つのダイのアライメント
用基準画像を全て記憶できることになる。次に、セグメ
ントマップを同じ前提で全て保存するために必要な容量
を計算して見る。
【0048】各画素当たり1バイトのセグメント情報を
持つとすると、1つのダイの全画素についてのセグメン
トマップの容量は (25×1000÷0.25)2 =10Gバイト となり、大きな記憶容量が必要となる。ただし、この値
は49回の走査でダイの全ての領域を網羅するために必
要な容量、つまりセグメント情報データベース11にお
いて1つの検査レシピー毎に必要な容量であって、ハー
ドディスクイアレイを用いた大容量記憶装置を用いれば
複数の検査レシピーを保存、管理する事は不可能ではな
い。実際の検査ではダイを短冊状の49領域に分割して
検査するため、各走査を行う直前に1/49のデータを
セグメント情報データベース11から読み出してセグメ
ントマップメモリ14に書き込めば良いから、セグメン
トマップメモリ14及び欠陥判定部15において必要な
メモリ容量は、たかだか 10Gバイト÷49=204Mバイト である。
【0049】ここで用いた仮定では、25mm×25m
mという大きなダイについて、しかも各画素の持つセグ
メント情報を1バイトとしたが、より現実的な仮定をす
るならばダイの大きさは12mm×12mm、各画素の
セグメント情報は最高でも16段階つまり4ビットで表
現すれば十分である。この仮定のもとにセグメント情報
データベース11において必要な容量を計算すると、1
つの検査レシピー当たり、 (12×1000÷0.25)2 ×(4÷8)=115
2Mバイト 縦12mmは24回のスオース(swath)で走査さ
れるので、セグメントマップメモリ14及び欠陥判定部
15において必要なメモリ容量は、わずか 1152÷24=48Mバイト となる。
【0050】実際、半導体デバイスは微細なパターンで
構成されている部分も多いが、電極等のように同一セグ
メントが広範囲に続く領域も多々存在するから、画像圧
縮技術を用いれば保存に必要な記憶容量を更に大幅に削
減できる。図12は本発明の第2の実施例による外観検
査装置を示すブロック図である。図12において図1と
同一部分には同一の参照番号を付してある。図12にお
いては、図1の実施例で使用したセグイメント情報デー
タベース11は用いない。その代わりに、比較されるべ
き2つの画像からセグメント情報を検査実行と平行して
求める事ができるセグメント情報発生部を付加した。こ
のセグメント情報発生部は、画像アライメント部121
と、画像メモリ122と、差分検出部123と、画像解
析部124及び125と、ルックアップテーブル126
と、セグメント選択回路127と、セグメントマップメ
モリ128と、欠陥判定部129と、欠陥情報記憶部1
30と、CPU131とを備えている。画像アライメン
ト部121内にはアライメント画像メモリ132が含ま
れている。
【0051】図13及び図14は図12に示した装置に
よるウェハ検査方法を説明するフローチャートである。
図13において、検査の最初のステップS130および
S131は図11におけるステップS110およびS1
11と同様であるので説明を省略する。ステップS13
2でパラメータmを1に初期化する。
【0052】ステップS133では、第1ダイの画像を
画像アライメント部121に取り込みその画像から各走
査幅毎に少なくとも1つのアライメント用基準画像を切
り出してアライメント画像メモリ132に格納する。例
えば、各フレーム毎に、少なくとも、X方向の32×3
2ピクセルのアライメント用基準画像とY方向の32×
32ピクセルのアライメント用基準画像とをアライメン
ト画像メモリ132に格納する。
【0053】次いで図14のステップS134でパラメ
ータmをインクリメントする。次いでステップS135
で、第mダイの画像をアライメント用基準画像にサブピ
クセルアライメントにより位置合わせをする。次いでス
テップS136で第mダイのアライメント用基準画像に
欠陥があるかどうかをダブルディテクションにより判定
し、欠陥が存在すれば、第mダイのアライメント用基準
画像を第(m+1)ダイのアライメント用基準画像で更
新する。
【0054】ステップS136で第mダイのアライメン
ト用基準画像に欠陥がない場合又はステップS137で
アライメント用基準画像を更新した後は、位置合わせ後
の第mダイの画像が画像メモリ122と差分検出部12
3とに送られる。mが2以上のときは画像メモリ122
には第(m−1)ダイの位置合わせ後の画像も格納され
ている。画像メモリ122においては、第(m−1)ダ
イの画像に上書きしないようにして第mダイの画像が格
納される。
【0055】次いで、ステップS138にて、差分検出
部123により位置合わせ後の第(m−1)ダイと第m
ダイとの対応するパターンの差画像が検出される。ま
た、このステップでは、第(m−1)ダイのサブピクセ
ルアライメント後の画像が画像解析部124に送られ、
第mダイのサブピクセルアライメント後の画像が画像解
析部125に送られる。2つの画像解析部124及び1
25では、検査レシピーにより予め定義された一定の解
析が行われる。ここで行われる画像解析として代表的な
ものを挙げれば、各画素を中心として3×3ピクセルの
範囲における平均値、微分値、最大グレイレベル差等が
あるが、画像解析部の処理能力の許す範囲で如何なる解
析でも可能である。更に画像解析部124及び125で
は解析の結果得られた種々の属性情報を予め定義された
ルックアップテーブル126の内容と照らし合わせる事
により、各画素についてそれぞれ1つのセグメント情報
を得る。セグメント情報は各画素について画像解析部1
24を経由する第1のルートから1つと画像解析部12
5を経由する第2のルートから1つの合計2つが得ら
れ、これらはセグメント選択回路127に送られる。セ
グメント選択回路127にはセグメントマップメモリ1
28が接続されており、セグメントマップメモリ128
は、少なくとも1走査幅で1ダイを走査した時に得られ
る画素数に対応した容量を持つものである。
【0056】次いでステップS139で、セグメント選
択回路127は最適セグメント情報をダイの各画素毎に
選択して、その最適値でセグメントマップメモリ128
の内容を更新するとともに、差分検出器123により第
(m−1)ダイの画像と第mダイの画像との差画像が検
出され、この差画像は欠陥判定部129に送出される。
【0057】次いでステップS140では、欠陥判定部
129は選択されたセグメント情報を用いて、同一セグ
メントに属する画素群毎に最適な固定しきい値を与える
か、あるいは同一セグメントに属する画素群毎にグレイ
レベル差と出現頻度の関係から求められる最適しきい値
を与えるか等の方法により差画像から欠陥候補画素を抽
出し、結果を2値化して欠陥情報記憶部130内に保存
する。実際には、ステップS140でもダブルディテク
ションの手法により、その後同様にして行われる第mダ
イと第(m+1)ダイの対応するパターンの差画像を、
前記欠陥情報記憶部16内に一時的に保存されている第
(m−1)ダイと第mダイとの対応するパターンの差画
像と照らし合わせる事により第mパターン上に存在する
欠陥を検出する。この場合も、従来のような所定許容範
囲という概念を使用しないで第mダイと第(m+1)ダ
イの対応するパターンの差画像と第(m−1)ダイと第
mダイとの対応するパターンの差画像上で、位置が完全
に同一の場合にのみ、第mダイに欠陥があると判定する
ので、欠陥を誤検出する可能性は低減される。こうし
て、欠陥情報記憶部130には第mダイの欠陥候補情報
が記録される。
【0058】ステップS141では検査半導体ウェハ3
上の最終ダイを走査したかを判定し、最終ダイでなけれ
ば、ステップS134〜S140を繰り返す。最終ダイ
の検査を終了すると、このウェハの検査は終了する。図
15は図14のステップS139におけるセグメント選
択回路127によるセグメント情報の選択方法の一例を
説明するフローチャートである。図において、ステップ
S142で画像解析部124及び125から送られてく
るセグメント情報が対応する画素において同一かどうか
(A=Bかどうか)を判定する。同一である場合はステ
ップS143に進んでそのセグメント情報Aが選択さ
れ、更にステップS144にてセグメントマップメモリ
128内のセグメントマップの対応する画素のデータを
データAで更新する。
【0059】ステップS142における判定で、2つの
セグメント情報が異なる場合(A≠Bの場合)はステッ
プS145に進んでセグメントマップメモリ127内の
セグメントマップの対応する画素のセグメント情報Cと
画像解析部124からのデータAとを比較する。A=C
であれば、ステップS146にてデータAをセグメント
情報として選択する。
【0060】ステップS145における判定で、A≠C
であればステップS147に進み、セグメントマップメ
モリ127内のセグメントマップの対応する画素のセグ
メント情報Cと画像解析部125からのデータBとを比
較する。B=Cであれば、ステップS148にてデータ
Bをセグメント情報として選択し、B≠Cの場合はステ
ップS149にてデータCをセグメント情報として選択
する。
【0061】セグメント情報を選択するこの方法によれ
ば、たとえ比較される2つの画像のどちらかに実欠陥や
擬似欠陥が含まれていて異なるセグメント情報が得られ
たとしても、セグメントマップメモリ128から読み出
される過去に使用されたセグメント情報とも併せて各画
素のセグメント情報を最終的に決定できることになる。
また、全画像に対する実欠陥や擬似欠陥の発生率は低い
上に、連続する2つのダイの対応する同じ画素に実欠陥
や擬似欠陥が存在している確率は非常に低いので、各画
素について得られる3つのセグメント全てが異なるとい
う事は殆ど起こらない。従って、セグメント化の精度が
向上し結果として欠陥検査精度を格段に向上させること
ができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、欠陥検出時の重要な過
程の1つである画素のセグメント化に際して、予め詳し
く求めておいたセグメントマップを用いる方法か、ある
いは検査実行時に画像解析部にて得られる結果と一つ前
の組みのダイ比較において用いられたセグメント情報と
を併せて参照する方法のどちらかにより、実欠陥あるい
は擬似欠陥等の影響を受けること無くより高い精度で各
画素をセグメント化できるので、結果として高い欠陥検
出精度が得られる。
【0063】さらに、本発明においては、従来のような
所定許容範囲という概念を使用しないで第mダイと第
(m+1)ダイの対応するパターンの差画像と第(m−
1)ダイと第mダイとの対応するパターンの差画像上で
欠陥位置が完全に同一の場合にのみ、第mダイに欠陥が
あると判定するので、欠陥を誤検出する可能性は低減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である半導体装置の外観
検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作の概略を説明するフローチャ
ートである。
【図3】図2における検査レシピー作成ステップの内容
のうちアライメント用基準画像の決定方法の一例を示す
フローチャートである。
【図4】図2における検査レシピー作成ステップの内容
のうちセグメント情報を割り当てる方法の一例を説明す
るフローチャートである。
【図5】代表的サンプルの表面を示す図である。
【図6】ダイの撮像画像のA/D変換後の画像の説明図
である。
【図7】1フレームの画像の説明図である。
【図8】(a)は各画素のミ─ン値の例を示す図、
(b)は各画素のレンジ値の例を示す図である。
【図9】セグメント情報を割り当てるためのグループ分
け用ルックアップテーブルの例を示す図である。
【図10】各画素に割り当てられたセグメント情報を示
す図である。
【図11】本発明の第1の実施例によるウェハ検査方法
を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例による外観検査装置を
示すブロック図である。
【図13】図12に示した装置によるウェハ検査方法を
説明するフローチャートの一部である。
【図14】図13のフローチャートに続くフローチャー
トである。
【図15】図14におけるセグメント情報の選択方法の
一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10…画像アライメント部 11…セグメント情報データベース 12…画像メモリ 13…差分検出部 14…セグメントマップメモリ 15…欠陥検出部 16…欠陥情報記憶部 17…CPU 121…画像アライメント部 122…画像メモリ 123…差分検出部 124…画像解析部 125…画像解析部 126…ルックアップテーブル 127…セグメント選択部 128…セグメントマップメモリ 129…欠陥検出部 130…欠陥情報記憶部 131…CPU 132…アライメント画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 雅之 東京都三鷹市下連雀九丁目7番1号 株式 会社東京精密内 (72)発明者 ベンジ センダー イスラエル国,ヘルジリア 46120,ピー. オー.ボックス 2217,ハッサンアット ストリート,8,シー/オートウキョウ セイミツ(イスラエル)リミティド Fターム(参考) 4M106 AA01 BA04 CA39 DB04 DB18 DB21 DJ12 DJ13 DJ21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に同一のパターンを有する複数の
    ダイ(52)を搭載する被検査物(3)の外観検査方法
    であって、 前記被検査物上のパターンと実質的に同一のパターンを
    有する代表的サンプル(51)の画像を用いて、前記被
    検査物の画像の位置を基準位置に合わせるためのアライ
    メント用基準画像(71)と、該代表的サンプルの画像
    の各画素の属性に応じて割り当てられたセグメント情報
    とを含む検査レシピーを作成してデータベース(11)
    に格納する検査レシピー作成ステップ(S21)と、 前記被検査物の検査実行時に、前記被検査物の撮像画像
    を前記データベース(11)から読み出された前記アラ
    イメント用基準画像に位置合わせをし、次いで前記デー
    タベース(11)内の各画素のセグメント情報に応じて
    該被検査物の撮像画像の対応する各画素に欠陥検査用し
    きい値を与えて検査する検査実行ステップ(S22)
    と、 を備える被検査物の外観検査方法。
  2. 【請求項2】 前記検査レシピー作成ステップ(S2
    1)は、 前記代表的サンプル(51)を撮像するステップ(S3
    2)と、 前記代表的サンプルに含まれる少なくとも1つのダイの
    少なくとも1つの走査幅の画像に基づいて前記アライメ
    ント用基準画像を作成して前記データベース(11)に
    格納するステップ(S33〜S39)と、 前記代表的サンプルに含まれる少なくとも1つのダイ
    (52)の画像を前記データベース(11)から読み出
    された前記アライメント用基準画像(71)に位置合わ
    せをするステップ(S41)と、 前記ダイの画像に含まれる各画素の属性情報を調べるス
    テップ(S42)と、 前記アライメントされたダイの画像の画素毎に、前記属
    性情報に対応する前記セグメント情報を得て1ダイ分の
    セグメントマップを作成し、該セグメントマップを前記
    データベースに格納するステップ(S45)と、を備え
    る請求項1に記載の外観検査方法。
  3. 【請求項3】 前記検査実行ステップ(S22)は、 パラメータmを1に初期化する第1のステップ(S11
    3)と、 前記被検査物の表面を撮像し、撮像された画像の中の第
    mダイの画像を前記検査レシピー内の前記アライメント
    用基準画像に位置合わせをする第2のステップ(S11
    4)と、 mが1より大のときに、前記位置合わせ後の第(m−
    1)ダイと第mダイの画像の対応するパターンの差画像
    を得る第3のステップ(S116)と、 前記検査レシピー内の前記セグメントマップを前記差画
    像に適用して前記被検査物上の各ダイの欠陥判定をする
    第4のステップ(S117)と、を備え、 前記被検査物上のすべてのダイの欠陥判定を終了するま
    で、前記パラメータmをインクリメントして前記第2の
    ステップから第4のステップを繰り返す、請求項2に記
    載の外観検査方法。
  4. 【請求項4】 前記画素の属性とは、該画素とその周辺
    の画素との間で計算されるグレイレベルの平均値、微分
    値、及び最大グレイレベル差の少なくとも一つである、
    請求項1に記載の外観検査方法。
  5. 【請求項5】 実質的に同一のパターンを有する複数の
    ダイ(42、43)を搭載する被検査物(3)の外観検
    査方法であって、 パラメータmを1に初期設定する第1のステップ(S1
    32)と、 前記被検査物(3)の表面を撮像し、撮像された画像の
    中の第1ダイの画像から前記被検査物(3)の画像を基
    準位置に位置合わせをするためのアライメント用基準画
    像(71)を切り出して記憶する第2のステップ(S1
    33)と、 パラメータmをインクリメントする第3のステップ(S
    134)と、 撮像された画像の中の第mダイの画像を前記アライメン
    ト用基準画像(71)に位置合わせをする第4のステッ
    プ(S135)と、 前記アライメント用基準画像(71)に欠陥があるかを
    判定する第5のステップ(S136)と、 前記第5のステップでアライメント用基準画像(71)
    に欠陥があると判定された場合に、前記アライメント画
    像メモリ内のアライメント用基準画像を最新の画像によ
    り更新する第6のステップ(S137)と、 位置合わせ後の第(m−1)ダイの画像と第mダイの画
    像の差画像を得ると共に、各画素の属性情報を求め、該
    属性情報に基づいて該各画素に対応するセグメント情報
    を得てセグメントマップメモリに格納する第7のステッ
    プ(138)と、 前記第(m−1)ダイのセグメント情報と前記第mダイ
    のセグメント情報と前記セグメントマップメモリ(12
    8)に格納されているセグメント情報との中から最適な
    セグメント情報を選択して、選択されたセグメント情報
    により前記セグメントマップの内容を更新するとともに
    前記第mダイの画像と前記アライメント後の第(m+
    1)ダイの画像との差画像を得る第8のステップ(S1
    39)と、 前記差画像に対して前記セグメントマップメモリ(12
    8)に格納されているセグメント情報を適用して欠陥検
    査をする第9のステップ(S140)とを備え、 前記被検査物上のすべてのダイの欠陥判定を終了するま
    で、前記パラメータmをインクリメントして前記第3の
    ステップから第9のステップを繰り返す、被検査物の外
    観検査方法。
  6. 【請求項6】 実質的に同一のパターンを有する複数の
    ダイ(42、43)を搭載する被検査物(41)の外観
    検査装置であって、 前記被検査物(41)上のパターンと実質的に同一のパ
    ターンを有する代表的サンプルの画像を用いて、前記被
    検査物の画像の位置を基準位置の位置に合わせるための
    アライメント用基準画像(71)と、該代表的サンプル
    の画像の各画素の属性に応じて割り当てられたセグメン
    ト情報とを含む検査レシピーを作成してデータベース
    (11)に格納する検査レシピー作成手段(1〜11)
    と、 前記被検査物の検査実行時に、前記被検査物の撮像画像
    を前記データベース(11)から読み出された前記アラ
    イメント用基準画像に位置合わせをし、次いで前記デー
    タベース(11)内の各画素のセグメント情報に応じて
    該被検査物の撮像画像の対応する各画素に欠陥検査用し
    きい値を与えて検査する検査実行手段と、を備えた被検
    査物の外観検査装置。
  7. 【請求項7】 前記検査レシピー作成手段は、 前記代表的サンプル(51)を撮像する撮像手段(8)
    と、 前記代表的サンプルに含まれる少なくとも1つのダイの
    少なくとも1つの走査幅の画像に基づいて前記アライメ
    ント用基準画像(71)を作成する手段(101)と、 前記代表的サンプルに含まれる少なくとも1つのダイ
    (52)の画像を前記データベース(11)から読み出
    された前記アライメント用基準画像(71)に位置合わ
    せをする画像アライメント部(10)と、 前記ダイの画像に含まれる各画素の属性情報を調べ、前
    記アライメントされたダイの画像の画素毎に、前記属性
    情報に対応する前記セグメント情報を得て1ダイ分のセ
    グメントマップを作成する手段(10、11)と、を備
    える請求項6に記載の外観検査装置。
  8. 【請求項8】 前記検査実行手段は、 前記被検査物の表面を撮像する撮像手段(8)と、 mをパラメータとしたとき、撮像された画像の中の第m
    ダイの画像を前記検査レシピー内の前記アライメント用
    基準画像に位置合わせをする手段(10、101)と、 前記位置合わせ後の第(m−1)ダイと第mダイの画像
    の対応するパターンの差画像を得る差分検出部(13)
    と、 前記検査レシピー内の前記セグメントマップを前記差画
    像に適用して前記被検査物上の各ダイの欠陥判定をする
    欠陥判定部(15)と、を備え、 前記被検査物上のすべてのダイの欠陥判定を終了するま
    で、前記パラメータmを1から順次インクリメントして
    上記欠陥判定をするようにした請求項7に記載の外観検
    査方法。
  9. 【請求項9】 前記画素の属性とは、該画素とその周辺
    の画素との間で計算されるグレイレベルの平均値、微分
    値、及び最大グレイレベル差の少なくとも一つである、
    請求項6に記載の外観検査装置。
  10. 【請求項10】 実質的に同一のパターンを有する複数
    のダイ(42、43)を搭載する被検査物(3)の外観
    検査装置であって、 前記被検査物の表面を撮像する撮像手段(8)と、 少なくとも1走査幅で1ダイを走査したときに得られる
    画素数に対応する容量を持ち、検査開始前にセグメント
    情報の初期値が格納されるセグメントマップメモリ(1
    28)と、 mをパラメータとしたとき、撮像された画像の中の第m
    ダイの画像から前記被検査物の画像を基準位置に位置合
    わせをするためのアライメント用基準画像(71)を切
    り出して記憶する手段(132)と、 撮像された画像の中の第mダイの画像を前記アライメン
    ト用基準画像に位置合わせをする手段(121)と、 前記第(m−1)ダイの画像と前記第mダイの画像の差
    画像を検出する差分検出部(123)と、 前記第(m−1)ダイの画像と前記第mダイの画像の各
    画素の属性情報を求め、該属性情報に基づいて該各画素
    に対応するセグメント情報を得る画像解析部(124、
    125)と、 前記第(m−1)ダイのセグメント情報と前記第mダイ
    のセグメント情報と前記セグメントマップメモリ(12
    8)に格納されているセグメント情報との中から最適な
    セグメント情報を選択するとともに選択されたセグメン
    ト情報により前記セグメントマップメモリ(128)の
    内容を更新するセグメント選択回路(127)と、 前記差画像に対して前記セグメントマップメモリ(12
    8)に格納されているセグメント情報を適用して欠陥検
    査をする欠陥判定部(129)とを備え、 前記被検査物上のすべてのダイの欠陥判定を終了するま
    で、前記パラメータmを1から順次インクリメントして
    上記欠陥判定をするようにした被検査物の外観検査装
    置。
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