JP2000323389A - 半導体装置の製造方法およびマスクの製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法およびマスクの製造方法

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JP2000323389A
JP2000323389A JP13060199A JP13060199A JP2000323389A JP 2000323389 A JP2000323389 A JP 2000323389A JP 13060199 A JP13060199 A JP 13060199A JP 13060199 A JP13060199 A JP 13060199A JP 2000323389 A JP2000323389 A JP 2000323389A
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JP13060199A
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Hidekimi Fudo
秀企巳 不動
Shigeki Mori
重喜 森
Masaru Nakamichi
勝 中道
Akiyoshi Tanimoto
明佳 谷本
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Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 荷電粒子線を用いた露光処理により所定のパ
ターンを形成する技術に関してパターンの接続部におけ
るくびれや断線等のような不良の発生を防止する。 【解決手段】 部分一括露光処理によって描画される繰
り返しパターン1Aと、これに平面的に接続される繰り
返しパターンまたは他の単一パターン1Bとが、その各
々のパターンの接続部において一部平面的に重なるよう
な領域Aを設けるように各々のパターンデータ1DAお
よび1DBを設計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、荷電粒子線を用いた露光処理により
所定のパターンを形成する技術に適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を構成する素子や配線の微細
化に伴い、光リソグラフィによるパターンの転写が限界
に近づいており、そのためリソグラフィが今後の半導体
装置の素子や配線の微細化および高密度化を進める上で
重要な要因となっている。電子線(荷電粒子)を用いた
描画技術は、高解像性、深い焦点深度、フレキシブルな
合わせ機能などの特徴を有していることから今後の微細
化を推進するために有望視されている。
【0003】電子線描画技術は、光の代わりに適度に絞
った電子線を電子線感光材料であるレジスト膜に照射
し、化学変化を起こさせることによって目的とするパタ
ーンを転写する技術である。電子線のビーム形状は円形
ビームと矩形ビームとに分けられる。円形ビーム方式
は、電子光学系が簡単であり、ビームを小さく絞ること
ができる。一方、矩形ビームは、ビームサイズを大きく
できるため、スループットの面で優れている。特に、ビ
ームサイズを制御しながら描画する、いわゆる可変成形
ビーム方式は、マスク・レチクル生産用およびウエハ直
描用ともに、主流になってきている。
【0004】可変成形方式は、電子銃から放射された電
子線を、第1成形絞り板の矩形状のアパーチャに照射す
ることにより矩形に成形した後、その成形された電子線
を、第2成形絞り板の矩形状のアパーチャに照射する際
に、第1の成形絞り板で成形された電子線と、第2の成
形絞り板との相対的平面位置を成形専用の偏向系を用い
て調整することで、レジスト膜に目的形状および寸法の
パターンを転写する技術である。
【0005】また、可変成形ビーム方式を応用した方式
として部分一括露光方式がある。この方式は、例えばメ
モリセルのように同じパターンが繰り返し配置されてい
る場合に、その繰り返しパターンを、予め、電子線描画
装置の成形絞り板(上記第2の成形絞り板)に作り込ん
でおき、その繰り返しパターンを一括して半導体ウエハ
上のレジスト膜に転写する技術である。この方式を用い
ることにより、描画時間の大幅な短縮を図ることができ
る。
【0006】なお、電子線描画技術については、例えば
工業調査会、平成9年11月25日発行「超LSI製造
・試験装置ガイドブック」p83〜p87に記載があ
り、ここには部分一括露光技術について開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記荷電粒
子線を用いた露光処理によるパターン形成技術において
は、以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0008】すなわち、露光ショットの位置ずれ、荷電
粒子の放射角度分布の劣化に起因するセルアパーチャ周
辺部分のアンダー露光またはアパーチャマスクの加工精
度とコーナーの丸み異常等により、可変成形で転写され
たパターンと一括露光で転写されたパターンとの接続部
または一括露光で転写されたパターンと一括露光で転写
されたパターンとの接続部に、くびれや断線等のような
不良が発生する問題である。半導体装置の素子や配線は
益々微細化される傾向にあるので、小さなくびれも電気
的特性劣化の大きな要因となっている。
【0009】本発明の目的は、パターンの接続部におけ
るくびれや断線等のような不良の発生を防止することの
できる技術を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、半導体装置の電気
的特性を向上させることのできる技術を提供することに
ある。
【0011】また、本発明の目的は、半導体装置の歩留
まりを向上させることのできる技術を提供することにあ
る。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0014】すなわち、本発明の半導体装置の製造方法
は、複数の同一パターンの一群により構成される繰り返
しパターンを被露光処理基板上に一括して転写する工程
を有し、前記繰り返しパターンと、これに平面的に接続
される繰り返しパターンまたは他の単一パターンとが、
設計上、その各々のパターンの接続部において一部平面
的に重なるようにするものである。
【0015】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
(a)複数の同一パターンの一群により構成される繰り
返しパターンを被露光処理基板上に一括して転写する工
程と、(b)前記繰り返しパターンに平面的に接続され
る単一パターンを転写する工程とを有し、前記繰り返し
パターンと、前記単一パターンとが、設計上、その各々
のパターンの接続部において一部平面的に重なるように
するものである。
【0016】さらに、本発明の半導体装置の製造方法
は、複数の同一パターンの一群により構成される繰り返
しパターンを被露光処理基板上に一括して転写する工程
を有し、前記繰り返しパターンと、これに接続される繰
り返しパターンとが、設計上、その各々のパターンの接
続部において一部平面的に重なるようにするものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】また、本実施の形態においては、pチャネ
ル型のMISFET(Metal Insulator Semiconductor
Field Effect Transistor )をpMISと略し、nチャ
ネル型のMISFETをnMISと略す。
【0019】(実施の形態1)まず、本発明の技術思想
を説明する。図14の(a)〜(c)は本発明者が検討
した部分一括露光技術を説明するための図である。
【0020】図14(a)は、繰り返しパターンにおけ
る1つのパターンを転写するための設計上のパターン5
0,51の一部を示している。設計上においては、パタ
ーン50、51の接続部(長手方向端部)が隙間無く接
続されている。図14の(b)は、図14(a)のパタ
ーンデータを用いて実際に描画した後の描画領域50
A、51Aを示している。描画領域50A、51Aは、
それぞれ図14(a)のパターン50、51に対応して
いる。図14の(b)に示すように、描画領域50A、
51Aは、例えば露光ショットの位置ずれ、電子線の放
射角度の劣化に起因するセルフアパーチャ周辺部分のア
ンダー露光またはアパーチャマスクの加工精度とコーナ
の丸み異常等により、設計とは異なり、その接続部に隙
間が生じ、互いに離間している。ここでは、描画領域5
0A、51Aがその長手方向に水平に離間している場合
が一例として示されているが、描画領域50A、51A
が互いに斜めの方向に離間する場合や描画領域50A、
51Aの幅方向にずれる場合もある。図14(c)は、
図14(b)によって実際に転写されたパターン50
B、51Bを示している。パターン50B、51Bは、
それぞれ図14(b)の描画領域50A、51Aが転写
されたパターンである。図14の(c)に示すように、
パターン50B、51Bの接続部においては、くびれが
生じている。このくびれは、パターン50B、51Bが
配線であれば、配線抵抗の増大を招くので、配線の電気
的特性の劣化となる。半導体装置においては素子や配線
等の微細化が進められているので、小さなくびれも電気
的特性劣化となり重大な問題となる。また、上記のよう
に描画領域50A、51Aが互いに斜め方向にずれた
り、描画領域50A、51Aが大きく離間したりするこ
とにより、上記くびれが大きくなりパターンの断線不良
が生じる場合もある。
【0021】そこで、本発明においては、図1(a)に
示すように、設計上、繰り返しパターン1DAと、これ
に接続される他のパターン1DBとの接続部において、
双方のパターン1DA、1DBが平面的に重なるように
する。この他のパターン1DBは、通常の可変成形露光
で得られるパターンまたは部分一括露光で得られる繰り
返しパターンのいずれの場合もある。図1(a)のハッ
チングは繰り返しパターン1DAと他のパターン1DB
との重なり領域を示している。このようにして得られる
実際のパターンが図1(b)である。この図1(b)に
おいてはショットずれが無い(または問題の生じない誤
差の範囲内の)状態が示されている。パターン1A、1
Bは、それぞれ同図(a)のパターン1DA、1DBに
対応している。領域Aは、ショットの重なり領域であ
り、パターン1A、1Bの接続領域である。パターン1
A、1Bの接続部は、若干太ることが予想される。した
がって、その接続部にさらに他のパターンが隣接する場
合には、その接続部がさらに他のパターンと接触しない
ようにパターン設計を行う。
【0022】図2は、パターン1A、1Bの平面的な位
置が、パターン1A、1Bの長手方向にずれてしまった
場合の一例を示している。図2(a)は設計上のパター
ン1DA,1DBを示しており、ハッチングはパターン
1DA,1DBの平面的な重なり領域を示している。図
2(b)は実際の描画後の描画領域1PA、1PBを示
している。描画領域1PA、1PBは、それぞれパター
ン1DA、1DBに対応している。矢印は描画領域1P
A、1PBのずれ方向を示している。また、ハッチング
は描画領域1PA,1PBの重なり領域を示している。
図2(c)は、これにより転写されたパターン1を示し
ている。パターン1A,1Bは、それぞれ描画領域1P
A,1PBに対応している。パターン1A,1Bの接続
部1Cにおいて幅が若干広くなるが、その接続部1Cに
おいて、くびれや断線が生じることがない。すなわち、
本発明においては、描画領域1PA、1PBの平面的な
位置ずれを考慮し、設計上のパターン1DA,1DBが
その接続部において平面的に重なるように設計されてい
るので、描画時に描画領域1PA,PBの相対的な平面
位置が多少ずれたとしても、パターン1A,1Bが完全
に離間してしまうことがない。
【0023】図3は、パターン1A、1Bの平面的な位
置が互いに斜め方向にずれてしまった場合の一例を示し
ている。図3(a)は設計上のパターン1DA,1DB
を示している。ハッチングはパターン1DA,1DBの
平面的な重なり領域を示している。この場合も、本発明
においては、図3(b)に示すように、パターン1D
A,1DBの接続部においてパターン1DA,1DBが
平面的に重なるように設計されているので、露光時に描
画領域1PA,1PBの相対的な平面位置が互いに斜め
の方向に多少ずれたとしても、パターン1A,1Bが完
全に離間してしまうことがない。図3(c)は、その場
合に転写されたパターン1を示している。パターン1
A,1Bの接続部1Cに段差が生じてしまうものの、く
びれや断線が生じることがない。
【0024】したがって、図2、図3のいずれの場合
も、パターン1が配線である場合には、その電気的特性
の劣化や断線不良を抑制できる。
【0025】次に、本発明の技術思想を、例えばSRA
M(Static Random Access Memory)の製造方法に適
用した場合について説明する。
【0026】まず、本実施の形態1において用いる電子
線描画装置の一例を説明する。なお、本実施の形態で用
いる電子線描画装置は半導体ウエハ(被露光処理基板)
上の感電子線レジスト膜(以下、単じレジスト膜とい
う)に所定のパターンを直接描画することもできるし、
フォトマスクやレチクルあるいは位相シフトマスク等の
ようなマスク基板(被露光処理基板)上のレジスト膜に
パターンを描画することもできる。なお、マスク基板
は、通常の光投影露光技術によって半導体ウエハ上のフ
ォトレジスト膜に所定のパターンを転写するための光学
マスクである。
【0027】本実施の形態1において用いる電子線描画
装置は、通常の可変成形露光に加え、部分一括露光が可
能となっている。部分一括露光技術は、電子線描画装置
の成形絞り板(アパーチャ)に、予め繰り返しパターン
を作り込んでおき、これを半導体ウエハ上のレジスト膜
に転写する技術である。繰り返しパターンとは、複数の
パターンが規則性を持って配置されたパターン群により
構成される単位パターンであり、これを一括して露光す
ることにより複数のパターンを1ショットで露光できる
ので、露光処理時間を短縮することができる。すなわ
ち、本実施の形態1の電子線描画装置においては、例え
ば図4に示すようなパターン2を転写する場合、描画領
域EB1内のパターン2Aを一括露光処理により転写
し、描画領域EB2内のパターン2Bを可変成形露光処
理により転写することが可能である。描画領域EB1内
における描画処理においては、繰り返しパターン2AR
を一括してパターニングする。この繰り返しパターン2
ARは、描画領域EB1内における全体のパターンの1
単位パターンであり、複数のパターン2A1を有してい
る。この繰り返しパターン2ARの一括露光処理を複数
回繰り返し行うことにより、描画領域EB2における全
体パターンを転写することが可能となっている。
【0028】図5は、本実施の形態1で用いる電子線描
画装置3の露光光学系を示している。電子銃3Aと処理
台3Bとの間には、第1成形絞り板(アパーチャマス
ク)3C1、成形レンズ3D1、図形選択用の偏向器3
E1、可変矩形用の偏向器3E2、回転レンズ3D2、
成形レンズ3D3、電子線振り戻し用の偏向器3E3、
第2成形絞り板(アパーチャマスク)3C2、縮小レン
ズ3D4、第1アライナー3F1、回転レンズ3D5、
第1アライナー3F2、縮小レンズ3D6、対物レンズ
3D7、フィールド(主、副、副副)選択用の3段偏向
器3E4、対物レンズ3D8が設置されている。
【0029】第1成形絞り板3C1には、複数の矩形状
の開口部(アパーチャ)が規則的に形成されている。各
開口部の寸法または形状は異なるものもあるし、同じも
のもある。この第1成形絞り板3C1は、その平面に平
行な第1方向と、その平面に平行で、かつ、第1方向に
対して交差する第2方向に沿って移動可能な構造になっ
ている。
【0030】第2成形絞り板3C2は、図6に示すよう
に、例えば平面正方形状に形成されており、その平面寸
法は、例えば600μm×600μm程度である。この
第2絞り板3C2には、複数種の部分一括露光用の図形
開口部1APと、通常の可変成形露光用の開口部4とが
形成されている。部分一括露光用の図形開口部1AP
は、上記繰り返しパターンを形成するための開口部であ
る。したがって、1つの図形開口部1APは、繰り返し
パターンに対応する複数の開口部を有している。第2成
形絞り板3C2に形成された図形開口部1APの形状
(種類)は、繰り返しパターンの形状に応じて種々のも
のがある。本実施の形態の特徴を示す図形開口部1AP
(繰り返しパターン)については後述する。また、可変
成形露光用の開口部4の平面形状は矩形状に形成されて
いる。この第2成形絞り板3C2の開口寸法、個数およ
び配置等は、図形転写偏向系の制限から、最大転写寸法
5μm角、最大5図形に限定されている。電子線描画装
置5の縮小率を1/25とすると、第2成形絞り板3C
2の開口寸法は、最大で、例えば125μm程度であ
る。部分一括露光処理においては、図7に示すように、
上記第1成形絞り板3C1の矩形の開口部5が、成形レ
ンズ3D1によって第2成形絞り板3C2の所定の図形
開口部1AP上に選択的に結像され、さらに、これを介
して、その開口部1APの形状のパターン(繰り返しパ
ターン)が半導体ウエハ上のレジスト膜に転写されるよ
うになっている。可変成形露光処理においては、第1成
形絞り板3C1の開口部5と、第2成形絞り板3C2の
開口部4との平面的な重なり領域で形成される矩形パタ
ーンが、半導体ウエハのレジスト膜上に転写されるよう
になっている。
【0031】上記矩形の開口部4および図形開口部1A
Pに対する電子線照射位置は転写偏向系によって選択さ
れ、図形ビームと可変矩形ビームとが形成されるように
なっている。すなわち、可変成形ビームの場合は、電子
線描画装置3の描画データに応じて可変矩形偏向により
ビームの偏向が行われ、図形ビームの場合は、図形選択
偏向(偏向器3E1)と振り戻し偏向(偏向器3E3)
とが連動されてビームの偏向が行われるようになってい
る。成形ビームは縮小レンズ3D4,3D6により1/
25に縮小され、対物偏向系により半導体ウエハのレジ
スト膜の描画面に投影される。可変矩形ビームの露光位
置は偏光器3E4の主偏向、副偏向および副副偏向の総
和で指定される。可変矩形に対する図形ビームの相対位
置は副偏向に加算される構造になっている。描画制御で
は1つの副副偏向領域内に1つの図形ビームが定義され
る。したがって、2種の図形ビームが近傍に露光される
場合でも異なる副副偏向領域として処理される。第1,
第2アライナー3F1,3F2は、可変矩形の軸調整の
ために配置されている。可変矩形から各図形ビームに移
行した場合の軸補正は振り戻し偏向を微調整することに
より実行される。成形レンズ3D1,3D3、縮小レン
ズ3D4,3D6内に第1,第2成形絞り板3C1,3
C2の回転補正用の回転レンズ3D2,3D5が配置さ
れている。倍率補正は2段縮小レンズを逆励磁とし、そ
の電流強度を等しく調整し無回転で実行可能である。
【0032】次に、本実施の形態の特徴を示す図形開口
部1AP(繰り返しパターン)について説明する。図8
は、本実施の形態1のSRAMの製造工程で用いる電子
線描画装置3の第2成形絞り板3C2に形成された1つ
の図形開口部1APの一例を示している。この図形開口
部1APは、例えばSRAMにおける1メモリセルを構
成する繰り返しパターンを転写するための開口部であ
る。図形開口部1APの開口部1AP1は、ワード線の
一部分を転写するための開口であり、その他の開口部1
AP2,1AP3はメモリセルの駆動用MISFETお
よび負荷用MISFETのゲート電極パターンを転写す
るための開口である。ここで、この図形開口部1APを
繰り返し転写した場合、開口部1AP1により転写され
るワード線の一部分のパターン同士は互いに接続され
る。
【0033】そこで、本実施の形態においては、この開
口部1APを繰り返し転写した場合に、開口部1AP1
で転写されるワード線の一部部分同士の接続部におい
て、双方のパターンの端部が平面的に若干重なるよう
に、その開口部1APにおいてワード線転写部分に対応
する開口部1AP1の両端部にオーバーラップ開口部6
(ハッチングで示す)を加える。すなわち、開口部1A
P1の長手方向の寸法が、隣接ワード線の重なり寸法に
対応させて設計寸法よりも長くなるように形成されてい
る。オーバーラップ開口部6の長さL1は、パターンの
平面的な位置ずれ量が最大の場合と、最小の場合とを想
定し、その最大の場合に必要な長さと、最小の場合に必
要な長さとの間の値で決められる。例えば片側のオーバ
ーラップ開口部6の長さL1(開口部1AP1の長手方
向、すなわち、ワード線の長手方向の長さ寸法)は、実
際のレジスト膜上において、例えば20〜40nm程
度、好ましくは20nm程度、したがって、第2成形絞
り板3C2上では、例えば0.5〜1μm程度、好まし
くは0.5μm程度である。図9は、そのショット重な
り量設定値と寸法シフト量(パターン接続部においてパ
ターン幅が太る量)との関係を示した図である。この図
9から長さL1を20nmとした場合には、寸法シフト
量が20nm程度となる。ワード線の接続部は20〜6
0nm程度太ることが予想されるが、本実施の形態のS
RAMにおいては、ワード線とワード線との接続部の近
傍に他のパターンが配置されないので、その接続部の幅
が太ることに起因する短絡不良の心配は無い。また、ワ
ード線容量の増加も0.5%以内であり信号遅延の問題
も無い。
【0034】図10は、このような図形開口部1APを
部分一括露光処理によって繰り返し描画した場合を示し
ている。図10(a)は描画直後の描画領域1PA(1
PA1〜1PA3)を示している。描画領域1PA1〜
1PA3は、それぞれ開口部1AP1〜1AP3に対応
している。図10(b)は、描画されたパターン1A
(1A1〜1A3)を示している。パターン1A1〜1
A3は、それぞれ描画領域1PA1〜1PA3に対応し
ている。ここでは、ショットの位置ずれは生じていない
(または位置ずれが生じていても問題の無い誤差の範囲
内)場合が示されている。図10(b)に示すように、
ワード線WLを構成するパターン1A1,1A1の接続
部1Cにおいては、若干パターン幅が広くなっている。
本実施の形態1によれば、そのパターン1A1,1A1
の相対的な平面位置が多少ずれたとしても、それを見込
んでパターン1A1,1A1の接続部1Cは平面的に重
なるように設計されているので、その接続部1Cにくぼ
みが生じたり、断線が生じたりするのを防止できる。こ
のようにパターン1A1,1A1の接続部1Cにくびれ
が生じるのを防止できるので、ワード線WL全体の電気
的な抵抗の増大を防止できる。したがって、SRAMの
動作速度の向上を推進させることが可能となる。また、
SRAMの動作信頼性を向上させることも可能となる。
さらに、パターン1A1,1A1の接続部の断線不良を
防止できるので、SRAMの歩留まりを向上させること
が可能となる。なお、パターンの位置ずれが生じた場合
の説明は図2,図3で説明したのと同じなので省略す
る。
【0035】次に、このような技術を用いて製造された
SRAMのメモリセルの要部平面図およびそのA−A
線、B−B線の断面図をそれぞれ図11〜図13に示
す。なお、図11は平面図であるが、図面を見易くする
ために一部にハッチングを付けている。
【0036】半導体基板7は、支持基板7A上に埋込絶
縁層7Bを介して半導体層7Cを設けてなる、いわゆる
SOI(Silicon On Insulator)基板である。支持基板
7Aは、半導体基板7の機械的強度を確保する機能を有
しており、例えばシリコン単結晶からなる。埋込絶縁層
7Bは、支持基板7Aと半導体層7Cとを電気的に分離
する機能を有しており、例えば厚さ0.3μm程度の酸
化シリコン膜からなる。半導体層7Cは、例えばシリコ
ン単結晶からなり、厚さ1.0μm程度の半導体層7C
1と、その主面上に成長された厚さ0.1μm〜0.6
μm程度のエピタキシャル層7C2とから構成されてい
る。破線は半導体層7C1とエピタキシャル層7C2と
の境界線を示している。なお、半導体基板7としてシリ
コン単結晶のみで構成される通常の半導体基板を用いる
こともできる。
【0037】半導体層7Cの主面(素子形成面)には、
例えば溝型の分離部8が形成されている(相対的に薄い
網掛けのハッチング領域)。この分離部8は、半導体層
7Cの厚さ方向に掘られた分離溝8a内に分離膜8bが
埋め込まれて形成されており、電気的な分離とともに半
導体層7Cの活性領域L(ハッチングの無い領域)を規
定している。分離溝8aの深さは、例えば0.4μm程
度であり、埋込絶縁層7Bには達していない。分離膜8
bは、例えば酸化シリコン膜からなる。また、pMIS
形成領域とnMIS形成領域との境界領域には、分離部
8の下部から埋込絶縁層7Bに達する分離部9が形成さ
れ、素子間の電気的な分離が図られている(相対的に濃
い網掛けのハッチング領域)。分離部9は、分離部5の
下部から埋込絶縁層7Bに達する分離溝9a内に分離膜
9bが埋め込まれて形成されている。
【0038】半導体層7Cには、pウエル10Pおよび
nウエル10Nが形成されている。また、pMIS形成
領域には埋込nウエル11Nも形成されている。pウエ
ル10Pには、例えばホウ素が導入され、nウエル10
Nおよび埋込nウエル11Nには、例えばリンまたはヒ
素が導入されている。このような半導体層7Cには、S
RAMのメモリセルを構成する転送用MISFETQ
t、駆動用MISFETQdおよび負荷用MISFET
QLが形成されている。なお、負荷抵抗として負荷用M
ISFETQLを用いるのに代えて、ポリシリコン膜を
用いる構造としても良い。また、半導体基板7の半導体
層7Cの上層に負荷抵抗用のMSIFETを設ける構造
とすることもできる。
【0039】転送用MISFETQtは、ワード線WL
と活性領域Lとの交差領域に形成されており、ソース・
ドレイン用の一対の半導体領域12と、ゲート絶縁膜1
3と、ゲート電極14とを有している。半導体領域12
は、n- 型の半導体領域12aと、n+ 型の半導体領域
12bとを有している。n- 型の半導体領域12aおよ
びn+ 型の半導体領域12bは、例えばリンまたはヒ素
が導入されてなり、互いに電気的に接続されている。n
- 型の半導体領域12aは、平面的にゲート電極14の
端部まで延びている。n+ 型の半導体領域12bは、n
- 型の半導体領域12aの幅だけゲート電極14の端部
から離間した位置まで延びている。このn+ 型の半導体
領域12bの上部には、配線との接触抵抗を低減するた
めに、例えばタングステンシリサイド等からなるシリサ
イド領域15が形成されている。ゲート絶縁膜13は、
例えば酸化シリコン膜またはこれに窒素を析出させた酸
窒化膜からなる。ゲート絶縁膜13を酸窒化することに
より、転送用MISFETQtのホットエレクトロン耐
性を向上させることができ、その動作信頼性を向上させ
ることができる。ゲート電極14は、ワード線WLの一
部で構成されており、例えば低抵抗ポリシリコン膜14
a上にタングステンシリサイド等のようなシリサイド膜
14bが積層されて形成されている。ゲート電極14
を、例えば低抵抗ポリシリコン膜上に、窒化チタンや窒
化タングステン等のようなバリア金属膜を介してタング
ステン等のような金属膜を形成してなる、いわゆるポリ
メタル構造とすることもできる。この場合、信号の伝送
速度を大幅に向上させることが可能となる。ワード線W
Lは、例えば設計上の幅が0.25μm程度の平面帯状
のパターンで形成されているが、ワード線WLにおいて
上記部分一括露光処理によるショットとショットとの境
界部(接続部)は若干幅広となっている。しかし、隣接
するワード線WLがその幅広部を通じて短絡してしまう
こともない。なお、2本のワード線WLの間に存在する
半導体領域12は、2個の転送用MISFETQtの共
有領域となっている。ゲート電極14の側面(ワード線
WLの側面)には、サイドウォール16が形成されてい
る。このサイドウォール16は、例えば酸化シリコン膜
からなり、これをマスクとしてリンまたはヒ素を半導体
層7Cに導入することでn- 型の半導体領域12aを残
したままn+ 型の半導体領域12bを形成することがで
きる。
【0040】駆動用MISFETQdは、転送用MIS
FETQtと同様のnMISで構成されており、ソース
・ドレイン用の一対の半導体領域12と、ゲート絶縁膜
13と、ゲート電極14とを有している。駆動用MIS
FETQdの一方の半導体領域12は、転送用MISF
ETQtの一方の半導体領域12と一体的に(繋がっ
て)形成されている。駆動用MISFETQdのゲート
電極14の断面構造は、上記転送用MISFETQtの
ゲート電極14と同じであるが、平面的にはワード線W
Lとは分離されている。駆動用MISFETQdのゲー
ト電極14は、負荷用MISFETQLのゲート電極1
4および配線14Lと一体的に形成されている。駆動用
MISFETQdのゲート電極14のゲート長は、転送
用MISFETQtのゲート長と等しく、例えば0.2
5μm程度である。なお、配線14Lの断面構造はゲー
ト電極14の断面構造と同じである。
【0041】負荷用MISFETQLは、pMISで構
成されており、ソース・ドレイン用の一対の半導体領域
17と、ゲート絶縁膜13と、ゲート電極14とを有し
ている。半導体領域17は、p- 型の半導体領域17a
と、p+ 型の半導体領域17bとを有している。n-
の半導体領域17aおよびn+ 型の半導体領域17b
は、例えばホウ素が導入されてなり、互いに電気的に接
続されている。p- 型の半導体領域17aは、平面的に
ゲート電極14の端部まで延びている。p+ 型の半導体
領域17bは、p- 型の半導体領域17aの幅だけゲー
ト電極17の端部から離間した位置まで延びている。こ
のp+ 型の半導体領域17bの上部には、配線との接触
抵抗を低減するために、例えばタングステンシリサイド
等からなるシリサイド領域15が形成されている。ゲー
ト絶縁膜13およびゲート電極14の構造は上記と同じ
なので説明を省略する。
【0042】このような半導体層7Cの主面上には、例
えば酸化シリコンからなる層間絶縁膜18aが形成さ
れ、これにより転送用MISFETQt、駆動用MIS
FETQdおよび負荷用MISFETQLが被覆されて
いる。層間絶縁膜18a上には、例えばアルミニウム、
アルミニウム合金等からなる第1層配線19Lが形成さ
れている。第1層配線19Lは、層間絶縁膜18aに穿
孔された接続孔20内の導体膜21を通じて半導体領域
12、半導体領域17、ゲート電極14、配線14Lと
電気的に接続されている。
【0043】(実施の形態2)本実施の形態2において
は、図15(a)に示すように、設計上、パターン1D
A、1DBの各々において、双方の接続部の近傍部分に
おけるパターン幅を他のパターン幅部分よりも広くして
いる。ここでは、パターン1DA(またはパターン1D
B)の接続部側において片方の長辺の一部を、パターン
1DA(またはパターン1DBの幅方向に突出させてい
る。図15(b)は、このような設計上のデータを用い
て部分一括露光処理を行った場合の実際のパターン1
(1A,1B)の平面図である。パターン1の接続部1
Cにおいて幅方向片側が若干突き出している。
【0044】また、図16(a)は、図15(a)の変
形例を示すもので、パターン1DA(またはパターン1
DB)の接続部側において両方の長辺の一部を、パター
ン1DA(またはパターン1DB)の幅方向に突出させ
ている。図16(b)は、このような設計上のデータを
用いて部分一括露光処理を行った場合の実際のパターン
1(1A,1B)の平面図である。パターン1の接続部
1Cにおいて幅方向両側が若干突き出している。
【0045】図15または図16のようにすることによ
り、パターン1DA、1DBによる描画領域が若干平面
的に位置ずれしたとしても、その双方の接続部1Cでは
電子線量が相対的に多いので、実際のパターン1A、1
Bの接続部1Cに生じるくびれを小さくできる。また、
その接続部1Cにおける断線不良も防止できる。
【0046】さらに、図17(a)は、図15(a)の
技術と、前記実施の形態1の技術とを組み合わせたもの
である。すなわち、設計上、パターン1DA、1DBの
各々において、双方の接続部の近傍部分におけるパター
ン幅を他のパターン幅部分よりも広くし、かつ、その接
続部においてパターンが平面的に重なるようにオーバー
ラップ開口部6をパターンの長手方向に加えている。図
17(b)は、このような設計上のデータを用いて部分
一括露光処理を行った場合の実際のパターン1(1A,
1B)の平面図である。このようにすることにより、パ
ターン1DA、1DBによる描画領域が若干平面的に位
置ずれしたとしても、その双方の接続部1Cに生じるく
びれを無くすことができる。また、その接続部1Cにお
ける断線不良も防止できる。
【0047】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0048】例えば前記実施の形態1,2においては、
繰り返しパターンと繰り返しパターンとの接続部につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、部分一
括露光による繰り返しパターンと通常の可変成形露光に
よるパターンとの接続部についても同様にできる。すな
わち、繰り返しパターン形成用の開口部において接続部
に当たる箇所に予めオーバーラップ開口部を加算してお
く。このようにすることで、部分一括露光による繰り返
しパターンと可変成形露光によるパターンとの接続部に
おいてパターンが平面的に重なるので、多少の平面的な
位置ずれが生じてもパターン接続部にくびれや断線が生
じるのを防止できる。さらに、可変成形露光処理の際
に、パターンが上記接続部において重なるように電子線
描画装置の偏向量を調整することもできる。
【0049】また、前記実施の形態1,2においては、
荷電粒子が電子線の場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば荷電粒子がイオンビーム
である場合にも本発明を適用できる。
【0050】また、前記実施の形態1,2においては配
線パターンの描画技術に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく種々変更可能であ
り、活性領域のパターンまたはDRAMのキャパシタに
おける電極パターン等のような他のパターンの描画にも
本発明を適用できる。
【0051】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mに適用した場合について説明したが、それに限定され
るものではなく、例えばDRAM(Dynamic RAM) やフラ
ッシュメモリ(EEPROM(Electrically Erasable
Programmable Read Only Memory ))等のようなメモリ
回路またはマイクロプロセッサ等のような論理回路ある
いはメモリ回路と論理回路とを同一半導体基板に設けて
いる半導体装置にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0053】(1).本発明によれば、繰り返しパターン
と、これに平面的に接続されるパターンとが、設計上、
その各々のパターンの接続部において一部平面的に重な
るようにすることにより、描画時に各々のパターンを描
画する領域の相対的な平面位置が多少ずれたとしても、
描画された各々のパターンが完全に離間してしまうこと
がないので、各々のパターンの接続部におけるくびれま
たは断線等のような不良の発生を防止することが可能と
なる。
【0054】(2).上記(1) により、半導体装置の電気的
特性を向上させることが可能となる。
【0055】(3).上記(1) により、半導体装置の歩留ま
りを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明者の技術思想を説明す
るための説明図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の技術思想を説明する
ための説明図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の技術思想を説明する
ための説明図である。
【図4】部分一括露光技術を説明するためのパターンの
一例の要部平面図である。
【図5】本発明の実施の形態で使用する電子線描画装置
の説明図である。
【図6】図5の電子線描画装置における第2成形絞り板
の一例を示す平面図である。
【図7】部分一括露光処理を説明するための説明図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
に使用する電子線描画装置の第2成形絞り板に形成され
た繰り返しパターン描画用の図形開口部の平面図であ
る。
【図9】パターン接続部におけるショットの重なり量と
寸法シフト量との関係を示すグラフ図である。
【図10】(a)は図8の図形開口部を用いた部分一括
露光による描画領域を示す露光面の平面図であり、
(b)はその部分一括露光処理によって形成されたパタ
ーンの平面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法により製造された半導体装置の要部平面図であ
る。
【図12】図11のA−A線の断面図である。
【図13】図11のB−B線の断面図である。
【図14】(a)〜(c)は本発明者が検討した技術で
あってパターン接続部に生じる問題を説明するための説
明図である。
【図15】(a)は本発明の他の実施の形態である半導
体装置の製造に用いる設計上のパターンの要部平面図で
あり、(b)はそれによって得られた実際のパターンの
要部平面図である。
【図16】(a)は本発明の他の実施の形態である半導
体装置の製造に用いる設計上のパターンの要部平面図で
あり、(b)はそれを用いて得られた実際のパターンの
要部平面図である。
【図17】(a)は本発明の他の実施の形態である半導
体装置の製造に用いる設計上のパターンの要部平面図で
あり、(b)はそれを用いて得られた実際のパターンの
要部平面図である。
【符号の説明】
1 パターン 1DA 繰り返しパターン 1PA 描画領域 1A パターン 1A1〜1A3 パターン 1DB 他のパターン 1PB 描画領域 1B パターン 1AP、1AP1〜1AP3 図形開口部 1C 接続部 2 パターン 3 電子線描画装置 3A 電子銃 3B 処理台 3C1 第1成形絞り板 3C2 第2成形絞り板 3D1 成形レンズ 3D2 回転レンズ 3D3 成形レンズ 3D4 縮小レンズ 3D5 回転レンズ 3D6 縮小レンズ 3D7 対物レンズ 3D8 対物レンズ 3E1 図形選択用の偏向器 3E2 可変矩形用の偏向器 3E3 電子線振り戻し用の偏向器 3E4 3段偏向器 3F1 第1アライナー 3F2 第1アライナー 4 開口部 5 開口部 6 オーバーラップ開口部 7 半導体基板 7A 支持基板 7B 埋込絶縁層 7C 半導体層 7C1 半導体層 7C2 エピタキシャル層 8 分離部 8a 分離溝 8b 分離膜 9 分離部 9a 分離溝 9b 分離膜 10P pウエル 10N nウエル 11N 埋込nウエル 12 半導体領域 12a n- 型の半導体領域 12b n+ 型の半導体領域 13 ゲート絶縁膜 14 ゲート電極 15 シリサイド領域 16 サイドウォール 17 半導体領域 17a p- 型の半導体領域 17b p+ 型の半導体領域 18a 層間絶縁膜 19 第1層配線 20 接続孔 21 導体膜 50、51 パターン 50A、51A 描画領域 50B、51B パターン A 領域 EB1,EB2 描画領域 WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 重喜 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 中道 勝 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 谷本 明佳 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 2H095 BA08 BB02 BB10 2H097 AA03 AA11 AB07 CA16 LA10 5F056 AA05 AA06 CA11 CC09 CD16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の同一パターンの一群により構成さ
    れる繰り返しパターンを被露光処理基板上に一括して転
    写する工程を有し、 前記繰り返しパターンと、これに平面的に接続される繰
    り返しパターンまたは他の単一パターンとが、設計上、
    その各々のパターンの接続部において一部平面的に重な
    るようにすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)複数の同一パターンの一群により
    構成される繰り返しパターンを被露光処理基板上に一括
    して転写する工程と、 (b)前記繰り返しパターンに平面的に接続される単一
    パターンを転写する工程とを有し、 前記繰り返しパターンと、前記単一パターンとが、設計
    上、その各々のパターンの接続部において一部平面的に
    重なるようにすることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の同一パターンの一群により構成さ
    れる繰り返しパターンを被露光処理基板上に一括して転
    写する工程を有し、 前記繰り返しパターンと、これに接続される繰り返しパ
    ターンとが、設計上、その各々のパターンの接続部にお
    いて一部平面的に重なるようにすることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体装置
    の製造方法において、前記繰り返しパターンが、メモリ
    セルにおけるワード線のパターンの一部であることを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    装置の製造方法において、前記接続部におけるパターン
    部分が他のパターン部分に比べて相対的に幅広であるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 複数の同一パターンの一群により構成さ
    れる繰り返しパターンをマスク基板上に一括して転写す
    る工程を有し、 前記繰り返しパターンと、これに平面的に接続される繰
    り返しパターンまたは他の単一パターンとが、設計上、
    その各々のパターンの接続部において一部平面的に重な
    るようにすることを特徴とするマスクの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6949320B2 (en) 2002-04-24 2005-09-27 Nec Electronics Corporation Preparation method of exposure original plate
KR100866964B1 (ko) 2007-04-16 2008-11-05 삼성전자주식회사 반도체 소자 제조를 위한 상호 연결된 미세 하드마스크패턴 형성 방법

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