JP2000323183A - 電池状態検出装置 - Google Patents

電池状態検出装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より正確な二次電池の状態としての起電力や
内部抵抗を検出する。 【解決手段】 所定時間に亘って電流Iと電圧Vと温度
Tとをサンプリングすると共にサンプリングした電流I
を積算してその間の最大蓄電量Qmaxと最小蓄電量Q
minとを求める(S102〜S114)。最大蓄電量
Qmaxと最小蓄電量Qminとの偏差ΔQを用いる蓄
電状態の変動幅が所定範囲内か否かの検定(S116,
S118)、電流Iの分布が所定分布以上であるか否か
の検定(S120,S122)、温度Tのすべてが所定
温度以上であるか否か又は温度Tの分布が所定分布以下
であるかの検定(S124,S126)のすべてが適正
なときにサンプリングした電流Iと電圧Vとの直線近似
解を求め、その切片から起電力を、その傾きから内部抵
抗を算出する(ステップS128)。この結果、精度よ
く電池状態としての起電力と内部抵抗とを検出すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池状態検出装置
に関し、詳しくは、電力を消費または回生する負荷に接
続された二次電池の状態を検出する電池状態検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電池状態検出装置として
は、所定時間に亘って検出した二次電池の端子間電圧と
電流とに基づいて内部抵抗と起電力とを求めるものが提
案されている(例えば、特開平8−62310号公報な
ど)。この装置では、所定時間に亘って検出した電圧と
電流とから電圧と電流との直線関係の近似解を求め、こ
の近似解から二次電池の内部抵抗と起電力とを求めてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た電池状態検出装置では、妥当な二次電池の内部抵抗と
起電力を求めることができない場合を生じるという問題
があった。電圧と電流との直線関係は、二次電池の蓄電
状態(SOC)の変化に伴って変わる。したがって、所
定時間に亘って二次電池の蓄電状態がほぼ一定の状態を
維持していれば、電圧と電流との直線関係は変わらない
からその間に検出した電圧と電流とにより妥当な内部抵
抗と起電力とを求めることができるが、所定時間内に二
次電池の蓄電状態が変化すると電圧と電流との直線関係
が変化して妥当な内部抵抗と起電力とを求めることがで
きなくなってしまう。また、所定時間内に電流がほとん
ど変化しないときには、妥当な直線関係を求めることが
できず、妥当な内部抵抗と起電力とを求めることができ
ない。さらに、通常、二次電池は温度特性を有するか
ら、所定時間内に二次電池の温度が変化するときにも妥
当な内部抵抗と起電力とを求めることができない。
【0004】本発明の電池状態検出装置は、より正確な
二次電池の状態を検出することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の電池状態検出装置は、上述の目的を達成するため
に以下の手段を採った。
【0006】本発明の電池状態検出装置は、電力を消費
または回生する負荷に接続された二次電池の状態を検出
する電池状態検出装置であって、前記二次電池の端子間
電圧を検出する電圧検出手段と、前記二次電池の端子を
流れる電流を検出する電流検出手段と、同じタイミング
で前記電圧検出手段により検出された電圧と前記電流検
出手段により検出された電流とを対のデータとして所定
時間に亘って複数記憶するデータ記憶手段と、前記タイ
ミングで前記電流検出手段により検出された電流を前記
所定時間に亘って積算すると共に該所定時間内における
前記電流の積算値の変動幅を演算する電流積算値変動幅
演算手段と、該演算された前記積算値の変動幅が所定幅
未満のとき、前記記憶手段により記憶された複数の対の
データに基づいて前記二次電池の状態を演算する状態演
算手段とを備えることを要旨とする。
【0007】この本発明の電池状態検出装置では、所定
時間内における電流の積算値の変動幅が所定幅未満のと
きに、記憶手段により記憶された複数の対のデータに基
づいて二次電池の状態を演算する。電流の積算値は、二
次電池の蓄電状態(SOC)を反映するものであり、前
述したように、二次電池の蓄電状態が大きく変動すると
きには二次電池の状態も変動する。したがって、本発明
の電池状態検出装置では、二次電池の蓄電状態が所定範
囲内のときに二次電池の状態を演算することになるか
ら、二次電池の妥当な状態を演算することができる。
【0008】こうした本発明の電池状態検出装置におい
て、前記タイミングで記所定時間に亘って前記電流検出
手段により検出された電流の分布を演算する電流分布演
算手段を備え、前記状態演算手段は、前記電流分布演算
手段により演算された前記電流の分布が所定電流分布を
越えて分布しているとき、前記記憶手段により記憶され
た複数の対のデータに基づいて前記二次電池の状態を演
算する手段であるものとすることもできる。こうすれ
ば、電圧と電流の関係をより的確に判断することがで
き、より適正な二次電池の状態を演算することができ
る。
【0009】また、本発明の電池状態検出装置におい
て、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前
記所定時間に亘って前記温度検出手段により検出された
前記二次電池の温度の分布を演算する温度分布演算手段
とを備え、前記状態演算手段は、前記温度分布演算手段
により演算された前記温度の分布が所定温度分布の範囲
内で分布しているとき、前記記憶手段により記憶された
複数の対のデータに基づいて前記二次電池の状態を演算
する手段であるものとすることもできる。こうすれば、
二次電池が温度特性を有しても、適正な状態を演算する
ことができる。
【0010】さらに、本発明の電池状態検出装置におい
て、前記状態演算手段は、前記記憶手段により記憶され
た複数の対のデータから電圧と電流との直線関係の近似
解を演算し、該演算した近似解から前記二次電池の状態
として内部抵抗と起電力の少なくとも一方を演算する手
段であるものとすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
二次電池の状態検出装置20を負荷12により電力を消
費または回生されている二次電池10に取り付けた際の
構成の概略を示す構成図である。実施例の二次電池の状
態検出装置20は、図示するように、二次電池10の端
子間電圧Vを検出する電圧計22と、二次電池10や負
荷12に流れる電流Iを検出する電流計24と、二次電
池10の温度Tを検出する温度センサ26と、二次電池
10の起電力OCVと内部抵抗Rとを演算する電子制御
ユニット30と、表示装置としてのLED40とを備え
る。
【0012】電子制御ユニット30は、CPU32を中
心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとし
て構成されており、処理プログラムを記憶したROM3
4と、一時的にデータを記憶するRAM36と、タイマ
38と、入出力ポート(図示せず)とを備える。この電
子制御ユニット30には、電圧計22からの電圧Vや電
流計24からの電流I,温度センサ26からの温度Tな
どが入力ポートを介して入力されている。また、電子制
御ユニット30からは、LED40への表示信号などが
出力ポートを介して出力されている。
【0013】次に、こうして構成された実施例の二次電
池の状態検出装置20の動作について説明する。図2
は、実施例の二次電池の状態検出装置20の電子制御ユ
ニット30で実行される電池状態として二次電池10の
起電力OCVと内部抵抗Rとを検出する電池状態検出処
理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このル
ーチンは、負荷12により電力が消費または回生されて
いる間、所定時間毎(例えば、10分毎)に繰り返し実
行される。
【0014】この電池状態検出処理ルーチンが実行され
ると、電子制御ユニット30のCPU32は、まず、初
期設定として蓄電量Qや最大蓄電量Qmax,最小蓄電
量Qminに値0をセットする処理を実行する(ステッ
プS100)。続いて、電流計24により検出される電
流Iと電圧計22により検出される電圧Vと温度センサ
26により検出される温度Tとを読み込んでRAM36
の所定領域に記憶し(ステップS102)、読み込んだ
電流Iを用いて次式(1)により蓄電量Qを積算する処
理を実行する(ステップS104)。ここで、式(1)
の右辺第2項のマイナスは、二次電池10から放電され
ているときの電流を正とし、蓄電量Qは二次電池10が
充電されるときを正としていることによる。また、Δt
は、図2のルーチンのステップS102〜S114を繰
り返す際の時間であり、電流Iや電圧V,温度Tをサン
プリングする間隔である。
【0015】Q←Q−I・Δt (1)
【0016】こうして蓄電量Qが積算されると、蓄電量
Qと最大蓄電量Qmaxとを比較し(ステップS10
6)、蓄電量Qが最大蓄電量Qmaxより大きいときに
は、最大蓄電量Qmaxに蓄電量Qを代入して最大蓄電
量Qmaxを更新する(ステップS108)。同様に蓄
電量Qと最小蓄電量Qminとを比較し(ステップS1
10)、蓄電量Qが最小蓄電量Qminより小さいとき
には、最小蓄電量Qminに蓄電量Qを代入して最小蓄
電量Qminを更新する(ステップS112)。そし
て、始めて電流Iや電圧V,温度Tのサンプリングから
所定時間経過したかを判定し(ステップS114)、所
定時間経過していないときには、ステップS102の電
流Iや電圧V,温度Tのサンプリング処理に戻る。な
お、所定時間経過したか否かはタイマ38による計時に
より判断することができる。
【0017】所定時間経過したときには、最大蓄電量Q
maxと最小蓄電量Qminとの偏差ΔQを求め(ステ
ップS116)、求めた偏差ΔQを閾値Qrefと比較
する(ステップS116)。ここで、閾値Qrefは、
二次電池10の内部抵抗Rや起電力OCVを算出するた
めにサンプリングした間に二次電池10の蓄電状態SO
Cが大きく変動しなかったことを検定するためのもので
あり、二次電池10の特性や求められる内部抵抗Rや起
電力OCVの精度により定められる。
【0018】ここで、電流Iや電圧V,起電力OCV,
内部抵抗R,蓄電状態SOCの関係について若干説明す
る。図3は蓄電状態SOCが一定のときの電流I,電圧
V,起電力OCV,内部抵抗Rの関係を例示する説明図
であり、図4は蓄電状態SOCと起電力OCVとの関係
の一例を示すグラフである。図3に示すように、蓄電状
態SOCが一定のときには、電流Iと電圧Vとは直線関
係にあり、電圧Vの軸との交点の電圧Vの値、即ち切片
が起電力OCVであり、直線の傾きが内部抵抗Rにな
る。一方、図4に示すように、蓄電状態SOCが大きく
なるにしたがって、起電力OCVは大きくなるが、その
関係は直線関係にない。したがって、電流Iや電圧Vを
サンプリングする間に蓄電状態SOCが大きく変化すれ
ば、起電力OCVも大きく変化するから、サンプリング
した電流Iや電圧Vには精度のよい直線関係を得ること
ができない。図5にサンプリング中の蓄電状態SOCの
変動が小さいときの電流Iと電圧Vとの関係の一例を示
し、図6にサンプリング中の蓄電状態SOCの変動が大
きいときの電流Iと電圧Vとの関係の一例を示す。図5
および図6における「x」印は、電流Iと電圧Vのサン
プリング点である。
【0019】こうした蓄電状態SOCと起電力OCVや
内部抵抗Rとの関係から明らかなように、精度よく起電
力OCVや内部抵抗Rを検出するには、サンプリング中
の蓄電状態SOCの変動は小さい方がよい。図2のルー
チンのステップS116で求めた偏差ΔQは、サンプリ
ング中に二次電池10に蓄えられる最大蓄電量Qmax
と最小蓄電量Qminとの偏差であるから、蓄電状態S
OCの変動を表わすことになる。したがって、ステップ
S118の処理は、この蓄電状態SOCの変動の程度を
検定する処理となる。偏差ΔQが閾値Qref以上のと
きには、サンプリング中の蓄電状態SOCの変動が大き
いと判断し、起電力OCVや内部抵抗Rを演算せずに、
本ルーチンを終了する。
【0020】一方、偏差ΔQが閾値Qref未満のとき
には、サンプリング中の蓄電状態SOCの変動は小さか
ったと判断し、サンプリングした電流Iの分布の検定の
処理を実行する(ステップS120,S122)。図3
や図5,図6から解るように、電流Iと電圧Vとの直線
関係を精度よく求めるためには、サンプリング点の電流
Iや電圧Vの分布は大きい方がよい。したがって、この
ステップS120の電流Iの分布の検定処理は、電流I
の最低値と最大値の偏差が所定値以上となっていること
を検定する処理やサンプリングした電流Iの分散を求め
て所定の分散以上に分散していることを検定する処理な
どによって行なわれる。電流Iの分布の検定結果が不適
正なときには、精度よく起電力OCVや内部抵抗Rを求
めることはできないと判断し、本ルーチンを終了する。
【0021】電流Iの分布の検定結果が適正なときに
は、サンプリングした温度Tの分布の検定の処理を実行
する(ステップS124,S126)。二次電池10と
温度Tと内部抵抗Rとの関係の一例を図7に示す。図示
するように、二次電池10の温度Tが上昇するに伴って
内部抵抗Rは小さくなり、その変化率も小さくなる。し
たがって、二次電池10が所定温度Trefより高い温
度になると、若干の変化はあるが、ほぼ同一の内部抵抗
Rの値となる。したがって、ステップS124の温度T
の分布の検定処理は、サンプリングした温度Tのすべて
が所定温度Tref以上であるかを検定する処理や、温
度Tの最大値と最小値との偏差が所定値以内にあるかを
検定する処理などによって行なわれる。温度Tの分布の
検定結果が不適正なときには、精度よく起電力OCVや
内部抵抗Rを求めることはできないと判断し、本ルーチ
ンを終了する。
【0022】温度Tの分布の検定結果が適正なときに
は、サンプリングした電流Iと電圧Vとから直線近似解
を求め、その切片から起電力OCVを、その傾きから内
部抵抗Rを求め(ステップS128)、これらを出力し
て(ステップS130)、本ルーチンを終了する。な
お、実施例では、電流Iと電圧Vの直線近似解は、最小
自乗法によって求めた。
【0023】以上説明した実施例の二次電池の状態検出
装置20によれば、蓄電状態SOCの変動や電流Iの分
布,温度Tの分布に基づくことにより、二次電池10の
電池状態としての起電力OCVや内部抵抗Rを精度よく
検出することができる。
【0024】実施例の二次電池の状態検出装置20で
は、蓄電状態SOCの変動の検定と電流Iの分布の検定
と温度Tの分布の検定とをこの順に行なったが如何なる
順で行なってもよい。また、実施例の二次電池の状態検
出装置20では、蓄電状態SOCの変動の検定と電流I
の分布の検定と温度Tの分布の検定とを、すべて行なう
ものとしたが、若干の検出精度が低下するものの、3つ
の検定のうちいずれか二つ或いはいずれか一つを行なう
ものとしても差し支えない。
【0025】実施例の二次電池の状態検出装置20で
は、蓄電状態SOCの変動の検定や電流Iの分布の検
定,温度Tの分布の検定のいずれかが不適正なときに
は、図2の電池状態検出ルーチンを終了するものとした
が、ステップS100に戻ってサンプリングをやり直す
ものとしてもよい。
【0026】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である二次電池の状態検出
装置20を負荷12により電力を消費または回生されて
いる二次電池10に取り付けた際の構成の概略を示す構
成図である。
【図2】 実施例の二次電池の状態検出装置20の電子
制御ユニット30で実行される電池状態検出処理ルーチ
ンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 蓄電状態SOCが一定のときの電流I,電圧
V,起電力OCV,内部抵抗Rの関係を例示する説明図
である。
【図4】 蓄電状態SOCと起電力OCVとの関係の一
例を示すグラフである。
【図5】 サンプリング中の蓄電状態SOCの変動が小
さいときの電流Iと電圧Vとの関係の一例を示す説明図
である。
【図6】 サンプリング中の蓄電状態SOCの変動が大
きいときの電流Iと電圧Vとの関係の一例を示す説明図
である。
【図7】 二次電池10と温度Tと内部抵抗Rとの関係
の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 二次電池、12 負荷、20 二次電池の状態検
出装置、22 電圧計、24 電流計、26 温度セン
サ、30 電子制御ユニット、32 CPU、34 R
OM、36 RAM、38 タイマ、40 LED。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA00 CB06 CB12 CB31 CC01 CC04 CC06 CC24 CC27 CC28 CE01 CE02 5H030 AA08 AS20 FF22 FF42 FF44 FF52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を消費または回生する負荷に接続さ
    れた二次電池の状態を検出する電池状態検出装置であっ
    て、 前記二次電池の端子間電圧を検出する電圧検出手段と、 前記二次電池の端子を流れる電流を検出する電流検出手
    段と、 同じタイミングで前記電圧検出手段により検出された電
    圧と前記電流検出手段により検出された電流とを対のデ
    ータとして所定時間に亘って複数記憶するデータ記憶手
    段と、 前記タイミングで前記電流検出手段により検出された電
    流を前記所定時間に亘って積算すると共に該所定時間内
    における前記電流の積算値の変動幅を演算する電流積算
    値変動幅演算手段と、 該演算された前記積算値の変動幅が所定幅未満のとき、
    前記記憶手段により記憶された複数の対のデータに基づ
    いて前記二次電池の状態を演算する状態演算手段とを備
    える電池状態検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電池状態検出装置であっ
    て、 前記タイミングで記所定時間に亘って前記電流検出手段
    により検出された電流の分布を演算する電流分布演算手
    段を備え、 前記状態演算手段は、前記電流分布演算手段により演算
    された前記電流の分布が所定電流分布を越えて分布して
    いるとき、前記記憶手段により記憶された複数の対のデ
    ータに基づいて前記二次電池の状態を演算する手段であ
    る電池状態検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電池状態検出手
    段であって、 前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、 前記所定時間に亘って前記温度検出手段により検出され
    た前記二次電池の温度の分布を演算する温度分布演算手
    段とを備え、 前記状態演算手段は、前記温度分布演算手段により演算
    された前記温度の分布が所定温度分布の範囲内で分布し
    ているとき、前記記憶手段により記憶された複数の対の
    データに基づいて前記二次電池の状態を演算する手段で
    ある電池状態検出装置。
  4. 【請求項4】 前記状態演算手段は、前記記憶手段によ
    り記憶された複数の対のデータから電圧と電流との直線
    関係の近似解を演算し、該演算した近似解から前記二次
    電池の状態として内部抵抗と起電力の少なくとも一方を
    演算する手段である請求項1ないし3いずれか記載の電
    池状態検出装置。
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