JP2000322197A

JP2000322197A - マウスパッド

Info

Publication number: JP2000322197A
Application number: JP11167241A
Authority: JP
Inventors: Keisaku Arashiro; 慶作荒城
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-05-12
Filing date: 1999-05-12
Publication date: 2000-11-24

Abstract

(57)【要約】【目的】マウスパッドの上面形状を凸曲面に形成する
事により、マウスを滑らせるのではなく、転がす様な操
作感でスムーズなマウスコントロールができる様になる
共に、３次元的な広い手の自由度により手、手首、腕、
肩等の疲れの軽減が図れる。また、マウスを曲面になす
る様な官能により、好感覚が得られて精神的にも良い。
このように、操作面と健康面の両方に寄与し、リストレ
スト機能も含んだ非常に効果的なマウスパッドの提供を
目的とする。【構成】マウスパットの上面形状を円弧状、半円弧状
や球面状等の凸曲面に形成した事とを特徴とするマウス
パッドである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、マウスパッドに関
し、より詳言すれば、マウスパッドの上面形状を円弧や
球面等の凸曲面にしてマウスの操作性と操作感を良くす
ると共に、手に優しいマウスパッドに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のマウスパッドには、四角形、丸
形、楕円形などいろいろな形とその素材による種類は多
くあるが、図８（イ）のように上面部Ｕの形状は平な平
面形状である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】マウスは、図４（イ）
の下面Ｌから見た斜視図からわかる様に、マウスＭの内
部にマウスボール６が収められていて、それを取り囲む
ようにマウス台部７が設けられているものが一般的であ
る。マウスＭを使用状態にした正面図である図４（ロ）
のようにマウスボール６がマウス台部７から顔を出して
いる。このマウスボール６をマウスＭの中で転がす事に
より、ディスプレイ上に表示されているマウスポインタ
を移動させる事が出来る。必要な位置にマウスポインタ
を移動させて、マウスＭのボタンスイッチ（図示せず）
によりパソコン本体に命令を入力する事が出来る。この
マウスボール６をスムーズに転がす為にマウスパッドが
用いられている。

【０００４】しかしながら、図８（イ）のような上面部
Ｕが平な従来のマウスパッドＰ４では、図８（ロ）のよ
うにマウスＭを水平に滑らせる為、マウスＭのマウス台
部７の面とマウスパッドＰ４の上面部Ｕは共に平な為、
面接触となり接触面積が広い。また、平なマウスパッド
Ｐ４上でマウスＭを操作すると手も水平の動きになり、
手首の関節は横方向（左右方向）の曲がりが小さい為、
必然的にマウスＭの操作範囲は制限されて狭い。更に、
図８（ハ）のようにマウスＭを手で包み込む様に持つ
為、指先の方が常に高い不自然な姿勢になる。

【０００５】このような事から、従来技術の平なマウス
パッドでは面接触摩擦によりマウス操作がスムーズに行
えない。またマウス操作範囲が狭い事と手首の不自然な
姿勢から手首にねじりや曲げ等の無理な力が加わると共
に、腕や肩の動きまで含んだマウス操作になり手、手
首、腕の疲れと肩凝りの一原因となっている。現在、こ
れらの問題対策としてリストレストがあるが、机上のス
ペース等の問題がある。本発明は、これらの欠点を除
き、軽いタッチでスムーズなマウスコントロールが出来
ると共に、手、手首、腕、肩に優しく、リストレスト機
能も含んだマウスパッドの提供を目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】軽いタッチでスムーズな
マウスコントロールのためには、マウスとマウスパッド
の接触面積を狭くする事。および手、腕や肩の疲れを少
なくするためには、無理に手首をねじったり、曲げたり
しない様に操作範囲を広くして手が自由に動くフリーの
状態にする事が必要課題である。

【０００７】前記の目的を達成して課題を達成するた
め、請求項１の発明に係わるマウスパッドは、上面形状
を半径１００ｍｍ以上の凸曲面にして、マウスとの接触
面を線や点に近づけて狭くすると共にマウスの操作時、
手に水平の動きだけではなく、上下の動きと角度変化も
得られる３次元的な動きにして手の自由度を増し、マウ
スの操作範囲を広げた。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例を説明する
にあたって、従来の構成と同一部分には同一符号を付け
て述べる。図１は、本発明の請求項１の上面形状を円弧
に形成した円弧マウスパッドＰ１の一実施例の斜視図で
ある。中央部１が一番高く、端部２に向かって緩やかな
凸曲面（本実施例の中央部の半径は５００ｍｍ）で上面
部Ｕが低くなっている。端部２を平にしたものも含む。
上部被材３は、マウスボール６のスリップを防ぐと共
に、クリーニング効果のある特殊シートを使用。また、
内部部材４には、ソフトで優雅なタッチと円弧マウスパ
ッドＰ１のすべり防止の為、天然ゴムのスポンジ素材を
使用した。

【０００９】図２は、本発明の請求項１の上面形状を半
円弧に形成した半円弧マウスパッドＰ２の一実施例の斜
視図である。なお、完全な半円弧ではなく円弧の一部を
切除した形状の実施例である為、前記の円弧形状の実施
例と同様に一番高い所を中央部１として図示する。中央
部１から端部２に向かって緩やかな凸曲面（本実施例の
中央部の半径は５００ｍｍ）で上面部Ｕが低くなってい
る。端部２を平にしたものも含む。なお、中央部１から
反対側は３割程、凸曲面がある実施例である。上部被材
３は、マウスボール６のスリップを防ぐと共に、クリー
ニング効果のある特殊シートを使用。また、内部部材４
には、ソフトで優雅なタッチと半円弧マウスパッドＰ２
のすべり防止の為、天然ゴムのスポンジ素材を使用し
た。

【００１０】図３は、本発明の請求項１の上面形状を球
面に形成した球面マウスパッドＰ３の一実施例の斜視図
である。中央部１が一番高く、縁部５に向かって緩やか
な凸曲面（本実施例の中央部の半径は５００ｍｍ）で上
面部Ｕが低くなつている。なお、縁部５を平にしたもの
も含む。上部被材３は、マウスボール６のスリップを防
ぐと共に、クリーニング効果のある特殊シートを使用。
また、内部部材４には、ソフトで優雅なタッチと球面マ
ウスパッドＰ３のすべり防止の為、天然ゴムのスポンジ
素材を使用した。

【００１１】図４は、作用を説明する図であり、図４
（イ）はマウスＭの構成を示す下面の斜視図でマウス下
面Ｌの中央部にマウスボール６の一部が出た状態で収め
られていて、このマウスボール６を取り囲む様にマウス
台部７が複数設けられている。図４（ロ）はマウスＭを
使用する時の状態の正面図であり、マウス下面Ｌよりマ
ウス台部７が出っ張っており、更にマウスボール６が顔
を出している。

【００１２】以下、凸曲面形状マウスパッドの作用につ
いて、図４（ハ）の円弧マウスパッドＰ１により述べ
る。マウスＭをマウスパッドＰ１の上面部Ｕを滑らせて
Ａの位置からＢの位置に移動すると上面部Ｕが凸曲面の
為、マウスＭはα度の角度変化と高さがＨだけ低くなる
高さの変化がある。また、マウスＭをＡの位置から反対
側のＣの位置に移動しても角度変化と高さの変化が同様
に得られる（図示せず）。更に、円弧マウスパッドＰ１
の上面部Ｕが凸曲面でマウス台部７の面が平面な為、接
触面は線または点に近く、接触面積は狭い。このよう
に、マウスパッドの上面形状を凸曲面に形成する事によ
り、マウスの接触面積が狭くなると共に、手に角度変化
と高さの変化が得られて手を動かす自由度が増す。

【００１３】図５は円弧マウスパッドＰ１の一実施例の
使用例を示したイラストで、同図（イ）は円弧の方向を
横にして使用している円弧マウスパッドＰ１の状態。同
図（ロ）は円弧の方向を前後にして使用している円弧マ
ウスパッドＰ１の状態を示したものである。図６は半円
弧マウスパッドＰ２の一実施例の使用例を示したイラス
トで、円弧の無い方側をキーボードに密着させる事によ
りキーボードと半円弧マウスパッドＰ２がセットで一体
化されたレイアウトになり、マウスの操作性が更に良く
なる。図７は球面マウスパッドＰ３の一実施例の使用例
を示したイラストである。

【００１４】

【発明の効果】以上詳述した請求項１の実施例のように
本発明は、マウスパッドの上面形状を凸曲面にする事に
より、操作面ではマウスとマウスパッドの接触面積が狭
くなり、マウスの操作が軽くてスムーズである。また、
手の自由度と表面積が広い凸曲面により、マウスの操作
範囲が広い。更に、凸曲面の何処の位置に手を置いてマ
ウスを操作しても高低の変化があり、マウスパッド内で
リストレスト効果が得られる。更に、マウスケーブルの
擦れや絡まりが少ないと共に、埃等が溜まりにくい為、
マウスボールの汚れが少ない。健康面においては、３次
元的な広い手の自由度により手、手首、腕、肩等の疲
れが軽減される。また、曲面でマウスをなする様な官能
により、好感覚が得られて精神的にも良い。

【００１５】以上説明したように、従来技術の平なマウ
スパッドに於いては、マウスを滑らせる様な操作感であ
ったが、本発明のマウスパッドでは、マウスを転がす様
な操作感でスムーズなマウスコントロールができる。ま
た手の自由度が広がり手首に無理な力が加わらず手、
腕、肩等の疲れが少ないと共に、精神的にも良い。従っ
て、操作面と健康面の両方に寄与する非常に効果的なマ
ウスパッドの発明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の請求項１の一実施例で、円弧マウスパ
ッドの斜視図。

【図２】本発明の請求項１の一実施例で、半円弧マウス
パッドの斜視図。

【図３】本発明の請求項１の一実施例で、球面マウスパ
ッドの斜視図。

【図４】図４は、マウスの機構と凸曲面マウスパッドの
作用を示した図で、同図（イ）は、マウスの下面の斜視
図。同図（ロ）は、マウスの正面図。同図（ハ）は、円
弧マウスパッドＰ１による作用の説明図。

【図５】円弧マウスパッドＰ１の一実施例の使用例を示
したイラストで、同図（イ）は円弧の方向を横にしたも
の。同図（ロ）は円弧の方向を前後にしたものである。

【図６】半円弧マウスパッドＰ２の一実施例の使用例を
示したイラスト。

【図７】球面マウスパッドＰ３の一実施例の使用例を示
したイラスト。

【図８】従来のマウスパッドを示したもので、同図
（イ）は従来の平なマウスパッドＰ４の斜視図。同図
（ロ）は従来のマウスパッドＰ４の上でマウスを使用す
る状態の正面図。（ハ）は従来の平なマウスパッドＰ４
の一実施例の使用例を示したイラストである。

【符号の説明】

１中央部２端部３上部被材４内部部材５縁部６マウスボール７マウス台部Ａマウスパッド中央部に於けるマウスの位置Ｂマウスパッド右端部に於けるマウスの位置Ｃマウスパッド左端部に於けるマウスの位置Ｈマウスパッド中央部と右端部の高さ変位量。Ｌマウス下面ＭマウスＰ１円弧マウスパッドＰ２半円弧マウスパッドＰ３球面マウスパッドＰ４平マウスパッドＵ上面部ａマウスパッド中央部の上面に対する右端部の上面
の角度。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】マウスパッドの上面形状を凸曲面に形成
したことを特徴とするマウスパッド。