JP2000321289A - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JP2000321289A
JP2000321289A JP11132458A JP13245899A JP2000321289A JP 2000321289 A JP2000321289 A JP 2000321289A JP 11132458 A JP11132458 A JP 11132458A JP 13245899 A JP13245899 A JP 13245899A JP 2000321289 A JP2000321289 A JP 2000321289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共栓付試験管に収納された試液を安定に分注
することのできる分注装置を提供する。 【解決手段】 ピペットチップPTに代えて共栓付試験
管Tの上方に位置付けられる超音波センサ55を用いて
共栓付試験管T内の試液の液面高さを計測し、その計測
結果に従ってチップ装着ヘッド60(ピペットチップP
T)の下降量を制御することで、ピペットチップPTの
先端の試液の液面からの挿入(没入)深さを規定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬や化学等の産
業分野における試料の成分分析に先立つ前処理として、
試料を分注するに好適な分注装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】分注装置は共栓付試験管内に収容
されて提供される試液を、1個または複数の別の共栓付
試験管に分けて注入するものであり、その分注には一般
的に吸注プラグの先端に装着したピペットチップが用い
られる。このピペットチップを用いることで、共栓付試
験管内の試液を吸引して保持し、その後、該ピペットチ
ップに吸引した試液を別の共栓付試験管内に注入(分
注)することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでピペットチッ
プを共栓付試験管内に挿入して試液を吸引する場合、該
ピペットチップの先端を試液の液面からどの程度の深さ
まで挿入するかが問題となる。ちなみに挿入深さが浅い
と所定量の試液を吸引する前にピペットチップの先端よ
りも液面が低くなるので空気を吸引することになる。ま
た挿入深さが過剰であると、例えば振とう分離させた試
液の沈殿成分を吸引する虞がある。
【0004】しかしながら共栓付試験管に収容されて提
供される試液の量は必ずしも一定であるとは言い難く、
その量によって共栓付試験管内における試料の液面高さ
が異なることが一般的である。しかも共栓付試験管の製
造精度に伴う管径(内径)の誤差に起因して、仮に一定
量の試液を注入したとしてもその液面高さに違いが生じ
る虞がある。この為、共栓付試験管からの試液の分注を
行うに際して、その液面高さを正確に把握することが重
要となる。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、共栓付試験管内からの試液の分
注を安定に、且つ的確に行うことのできる分注装置を提
供することにある。また本発明の別の目的は、共栓付試
験管に収納された試液が揮発性の有機溶媒からなる場合
であっても、その液面高さを正確に計測して分注作業を
進めることのできる分注装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、吸注プラグの先端に装着したピペットチ
ップを用いて共栓付試験管内の試液を分注する分注装置
に係り、支持機構により上下動自在に支持された吸注プ
ラグの先端に装着されるピペットチップを共栓付試験管
内に挿入可能に設けると共に、分注に供される共栓付試
験管の上方に超音波センサを位置付けて該共栓付試験管
内に収容された試液の液面高さを計測するようにし、こ
の超音波センサにより計測された液面高さに応じて前記
支持機構を駆動することで前記共栓付試験管内に挿入さ
れるピペットチップの先端位置を制御する(挿入深さ制
御手段)ように構成したことを特徴としている。
【0007】好ましくは請求項2に記載するように、前
記超音波センサを、その超音波の送受波面を下方に向け
て前記支持機構に取り付けて前記ピペットチップに代え
て前記共栓付試験管の上方に選択的に位置付けるように
構成することで、該ピペットチップによる分注を妨げる
ことなく液面高さの計測を行い得るようにしたことを特
徴としている。
【0008】また請求項3に記載するように、超音波セ
ンサを筒体の奥部に組み込むようにし、該筒体の内部に
導入された空気をその先端から放出しながら共栓付試験
管内の試液の液面高さを計測するように構成すること
で、試液が揮発性の有機溶媒からなる場合であっても、
該溶媒から超音波センサを効果的に保護しながら高精度
に液面高さを計測し得るようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る分注装置について、分析前処理システム
に組み込んだ場合を例に説明する。図1は分析前処理シ
ステムの概略構成図であり、全体的にはトレイ受入部
1、遠心分離部2、振とう部3、注入部4、そして抽出
分注部5の5つのブロックからなる。この分析前処理シ
ステムは、複数本の共栓付試験管Tを保持するスタンド
Sを1つの処理ユニットとして移送しながら、遠心分離
や振とう等の前処理を順に実行する如く構成される。
【0010】ちなみにスタンドSは、例えば図2(a)
(b)にその側面と正面から見た概略構成を示すように1
0本の共栓付試験管Tを2列に並べて垂直に保持する直
方体の枠体形状を有する。このスタンドSの底面には該
スタンドSの位置決めに用いられる位置決め孔Hが設け
られ、またその両側面には該スタンドSの移送に用いら
れる把持部Gが設けられている。このようなスタンドS
は、例えば直交3軸ロボット(図示せず)のハンドによ
り把持されて該ロボットにより移送される。尚、共栓付
試験管Tは、試験管tとその上端を液密に閉塞(封止)
するプラグpとからなり、分析前処理に供される試液は
各共栓付試験管T内に予め注入された状態で提供され
る。
【0011】さてトレイ受入部1は、上述した如くスタ
ンドSに保持されて供給される共栓付試験管Tを受け入
れ、遠心分離部2による遠心分離処理の実行まで待機さ
せるものである。このトレイ受入部1は図3に示すよう
に複数のスタンドSを所定の位置にそれぞれ位置決めし
て載置するテーブル11と、このテーブル11の下方に
設けられて断熱材にて覆われた風洞12とを有する。テ
ーブル11にはスタンドSの底面に設けられた位置決め
孔Hに嵌合する位置決めピン13が設けられており、複
数のスタンドSは直交3軸ロボットのハンドによる把持
が可能な間隔にその載置位置が規定されて、例えば2列
に亘って8台ずつ平行に並べて収容される。
【0012】またテーブル11には、各スタンドSの側
部に位置して風洞12に連通する冷風吹出口14が設け
られており、更にテーブル11の上面にはスタンドSの
側面に沿って風向板15が突設されている。これらの風
向板15はその上端を冷風吹出口14(スタンドS)側
に向けて曲折した形状をなし、エアプロセッサ6から風
洞12に導入されて冷風吹出口14から上方に吹き出さ
れる冷風をスタンドSの側面に向けて偏向することで、
共栓付試験管Tを冷却する役割をなす。即ち、複数の共
栓付試験管Tを保持したスタンドSは、その底面を閉塞
すると共に両側部を開放した構造をなすことから、前記
冷風吹出口14から上方に向けて吹き出された冷風を風
向板15にて偏向して、スタンドSの側部から各共栓着
き試験管Tの周面に向けて冷風を吹き付けるものとなっ
ている。このようにして導入される冷風によりスタンド
Sに保持された共栓付試験管T、ひいては共栓付試験管
T内に収納された試液が効率的に冷却されてその活性が
保持される。
【0013】尚、このような冷風を遠心分離部2、振と
う部3、注入部4、更には抽出分注部5にも導入し、試
液の活性を保持しながら分析前処理を実行することも勿
論可能である。しかし分析前処理が開始されると、その
スタンドSに保持した共栓付試験管T内の試液に対する
遠心分離から分注までの処理が連続して実行されるの
で、一般的には待機状態にあるトレイ受入部1にて試液
を冷却し、その活性を保持するだけでも十分な効果を期
待することができる。
【0014】さて本発明に係る分注装置は、遠心分離や
浸透処理等が施された試液を分注するべく抽出分注部5
に組み込まれる。この抽出分注部5について簡単に説明
すると、抽出分注部5は図4に示すように基台21上に
ガイドレールおよびフィードスクリューを介して移動自
在に設けられた可動テーブル22を備えている。この可
動テーブル22は、図中2点鎖線で示すように2つのス
タンドS(S1,S2)を、その長手軸方向を該可動テー
ブル22の移動方向に合わせて横並びに載置するもので
ある。一方のスタンドS1は空の共栓付試験管Tを保持
した状態で、また他方のスタンドS2は分注に供される
試液を収容した共栓付試験管Tを保持した状態で可動テ
ーブル22に載置される。
【0015】可動テーブル22は、スタンドS1,S2内
における各列の共栓付試験管Tを、図1に示す先頭位置
にある4本の共栓付試験管Tのグループから順に、分注
処理を実行する上での基準ラインL上に位置付ける役割
を担う。尚、可動テーブル22を支持した基台21は、
図5に示すように大小2段の可動機構(サイドシフトベ
ース)23,24を介して可動テーブル22の移動方向
と直交する方向にシフト可能に支持されている。これら
の可動機構23,24は基準ラインL上に位置付けられ
た4本の共栓付試験管Tを、後述する分注処理位置Xに
選択的に位置付ける役割を担っている。即ち、可動機構
23はスタンドS1,S2における長手軸線間の間隔D2に
等しい距離だけ基台21をシフトすることでスタンドS
1,S2の一方を分注処理位置Xに位置付ける。また可動
機構24はスタンドS内の共栓付試験管Tの列間間隔D
1に等しい距離だけ基台21をシフトすることで、各ス
タンドSにおける2列の共栓付試験管Tの一方を分注処
理位置Xに位置付ける。
【0016】また基台21上には可動テーブル22の側
方に位置して開栓機構30が設けられている。この開栓
機構30は、昇降軸31を有するアームポスト32と、
この昇降軸31の上端に水平に取り付けられたアーム3
3と、このアーム33に支持された2つのクランプユニ
ット34,34からなる。アームポスト32に支持され
た昇降軸31はスプライン軸をなし、その外側にスリー
ブを噛み合わせることで上下動自在に、且つ回転可能に
設けられる。そしてアーム33は、昇降軸31の昇降に
伴って上下動し、またその回動に伴って旋回するものと
なっている。また2つのクランプユニット34,34は
同一の構造を有し、アーム33の長手方向に、スタンド
S1,S2の長手軸線間の間隔D2に一致する間隔を隔てて
設けられている。
【0017】各クランプユニット34,34はクランプ
シリンダにより左右に開閉される一対のクランプ爪3
5,35と、押圧シリンダにより下向きに駆動される押
し込みパッド36とを備える。そして各クランプユニッ
ト34,34はアーム33の旋回に伴って前述した基準
ラインLを含む垂直面内まで移動され、昇降軸31の上
下動に伴って図5に示されるように基準ラインL上の共
栓付試験管Tのプラグpをクランプして各共栓付試験管
Tを開栓する。共栓付試験管Tの開栓はクランプ爪3
5,35にてプラグpを挟み込み、その先端部をプラグ
pの頭部と試験管tの上端縁との間に進入させてプラグ
pを試験管tの口部から浮き上がらせてその密閉状態を
解除し、その後、アーム33の上昇に伴って共栓付試験
管Tから引き抜くことにより行われる。開栓したプラグ
pはクランプユニット34,34により保持され、アー
ム33の旋回により図4に示すように基準ラインL上か
ら一旦退避される。その後、分注処理終了に伴ってプラ
グpを保持したクランプユニット34,34は基準ライ
ンL上に戻され、アーム33の上下動により共栓付試験
管Tに再び嵌め込まれる。プラグpの共栓付試験管Tへ
の嵌め込みは、クランプ爪35,35を開くことでプラ
グpを試験管tの口部に落とし込み、押し込みパッド3
6にて押し込むことで行われる。
【0018】このような共栓付試験管Tの開栓とその後
の密閉は、可動テーブル22の移動によりスタンドS1,
S2内の共栓付試験管Tを基準ラインL上に順に位置付
けながら、可動機構24による基台21の距離D1のシ
フトにより、基準ラインL上に位置付けられた4個の共
栓付試験管Tの内の2つに対して、つまりスタンドS1,
S2内の1個ずつ共栓付試験管Tに対して同時に実行さ
れる。
【0019】ところで基台21の近傍には、図4に示す
ように基台21の移動領域を避けて分注アームユニット
40が配置されている。この分注アームユニット40は
図6に示すように、ハウジング41の上面に筒状の軸受
42を介して昇降軸43を昇降自在に支持し、昇降軸4
3の上端に分注アーム44と計測アーム45とを水平に
設けている。昇降軸43はスプライン軸として形成さ
れ、軸受42内にてスリーブユニットを介して昇降自在
に、且つ回動自在に支持されている。
【0020】尚、スリーブユニットは、図6に示すよう
に昇降軸43にスプライン係合したインナスリーブ46
と、インナスリーブ46と軸受42の内周面との間に回
転自在に配置された段付きのアウタスリーブ47とから
なり、これらをキー結合させることでアウタスリーブ4
7はインナスリーブ46を介して昇降軸43と一体的に
回転可能となっている。アウタスリーブ47の軸受42
から突出した端部に取り付けられたギヤプーリ48と、
ダンパ付きのステップモータ50の出力軸に取り付けら
れたギヤプーリ51との間にはタイミングベルト49が
掛け回されており、ステップモータ50により昇降軸4
3が回動され、分注アーム44および計測アーム45が
旋回制御される。
【0021】また昇降軸43の下端にはボールジョイン
ト52を介してステップリニアモータ53が連結されて
おり、昇降軸43の昇降が制御されるようになってい
る。この昇降軸の昇降は、例えばステップリニアモータ
53の可動ロッド54の進退量として高精度に位置検出
しながらその昇降ストロークを管理して実行される。こ
れによって分注アーム44の高さ位置が制御され、以下
に説明するピペットチップPTの先端の共栓付試験管T
に対する挿入深さが制御される。このピペットチップP
Tの挿入深さの制御については後述する。
【0022】さて分注アーム44はその先端にチップ装
着ヘッド60を取り付け、基本的にはその旋回に伴いチ
ップ装着ヘッド60を図4に示すようにチップ取出位置
とチップ廃棄位置との間にて往復移動させる役割を担
う。また分注アーム44に対して所定の角度をなして設
けられた計測アーム45は、その先端に超音波センサ5
5を取り付けたものである。これらのチップ装着ヘッド
60および超音波センサ55の移動軌跡Cは、図4に1
点鎖線で示すように互いに等しく設定され、特に基準ラ
インL上にある共栓付試験管Tの内、分注に供される共
栓付試験管Tの直上を通過するように設定されている。
このような基準ラインLと移動軌跡Cとが接する位置
は、チップ装着ヘッド60による吸注位置Xとして定義
される。そしてこの吸注位置Xには、昇降軸43の回動
に伴って分注アーム44の先端に装着されたチップ装着
ヘッド60および計測アーム45の先端に装着された超
音波センサ55が選択的に位置付けられるようになって
いる。
【0023】ここでチップ装着ヘッド60について簡単
に説明すると、チップ装着ヘッド60はヘッド本体61
の下面に吸注プラグ62を下向きに取り付けた構造をな
す。この吸注プラグ62は、その下端にピペットチップ
PTを着脱自在に装着して共栓付試験管Tに対する試液
の吸注を行う。ちなみにチップ装着ヘッド60は、ヘッ
ド本体61を可撓性チューブ63を介して電磁三方弁6
4の一方の入出口に接続され、電磁三方弁64の供給口
に接続されたシリンジ65によりその吸引・吐出動作が
制御されるようになっている。尚、電磁三方弁64の他
方の入出口はウォータタンク66に接続されている。そ
してステップリニアモータ67により往復駆動されて吸
引・吐出動作するシリンジ65は、電磁三方弁64の切
り換えを伴ってウォータタンク66から水を汲み上げ、
この水を可撓性チューブ63を介してチップ装着ヘッド
60に送り込むことで、シリンジ65から吸注プラグ6
2までの経路内を水で満たした状態に設定される。
【0024】このような状態で分注アーム44の旋回に
よりチップ装着ヘッド60はチップ取出位置に位置付け
られて、図示しないチップフィーダから供給されるピペ
ットチップPTが装着される。このとき前述した開栓機
構30が駆動されて基準ラインLに位置付けられたスタ
ンドS1,S2内の2本の共栓付試験管Tのプラグpが取
り外される。その後、計測アーム45に装着された超音
波センサ55を吸注位置Xの上方に位置付ける。そして
超音波センサ55から吸注位置Xにある共栓付試験管T
に向けて超音波ビームを送波し、その反射波を受信する
ことで共栓付試験管Tに収容された試液の液面高さを計
測する。
【0025】しかる後、分注アーム44を旋回させてピ
ペットチップPTを装着したチップ装着ヘッド60を吸
注位置Xの上方に位置付ける。そして昇降軸43(分注
アーム44)を下降させてピペットチップPTを共栓付
試験管Tの口部から進入させる。この際、上述した如く
計測された試液の液面高さに従って昇降軸43(分注ア
ーム44)の下降位置を制御し、ピペットチップPTの
先端の試液の液面からの挿入(没入)深さを規制する。
この状態でシリンジ65を駆動することでピペットチッ
プPT内に所定量の試液を吸引する。
【0026】その後、昇降軸43(分注アーム44)を
上昇させてピペットチップPTを共栓付試験管Tの口部
から抜き出した後、駆動機構23を駆動して可動テーブ
ル22を距離Dだけスライドさせ、スタンドS1に保持
された空の共栓付試験管Tを吸注位置Xに位置付ける。
そして昇降軸43(分注アーム44)を下降させてピペ
ットチップPTを空の共栓付試験管Tに挿入し、ピペッ
トチップPT内の試液を吐出することで、その分注を完
了する。このようにして分注処理を終えたならば、昇降
軸43を上昇させた後、チップ廃棄位置まで旋回させて
上述した如く分注に供したピペットチップPTを廃棄す
る。このとき、前述した開栓機構30を駆動してそのク
ランプユニット34,34により保持していたプラグp
を共栓付試験管Tに嵌め込むことで、上述した一連の分
注処理を終了する。
【0027】その後、再びチップ装着ヘッド60をチッ
プ装着位置に旋回させて次の新たなピペットチップPT
を装着する。また駆動機構24を駆動して可動テーブル
22を距離D1だけ横方向にスライドさせて次の共栓付
試験管Tに対する分注処理を同様にして繰り返し実行す
る。このような処理は、可動テーブル22をスタンドS
1,S2の長手軸方向に移動させながら、スタンドS2に保
持された全ての共栓付試験管Tに対する分注が完了する
まで繰り返し実行される。
【0028】ここで前述した超音波センサ55による液
面高さの計測と、ピペットチップPTの下降位置規制
(挿入深さの制御)について説明すると、チップ装着ヘ
ッド60を備えた分注アーム44および超音波センサ5
5を装着した計測アーム55の上昇位置は、例えば昇降
軸43の最大上昇位置として予め規定されている。また
共栓付試験管Tを保持したスタンドSの載置面も可動テ
ーブル22の上面位置として予め規定されている。これ
故、図7にその概念を示すように、可動テーブル22の
上面と上昇位置にあるアーム44,45との距離hrefは
基準高さとして予め既知である。従ってピペットチップ
PTの先端の高さ位置は、チップ装着ヘッド60へのピ
ペットチップPTの装着長Lptに従い、[href−Lp
t]として求めることができ、また超音波センサ55の
超音波送受波面の高さ位置は、該超音波センサ55装着
長Lsに従い、[href−Ls]として求めることができ
る。
【0029】しかして超音波センサ55は、送波した超
音波ビームの試液の液面による反射波が受信されるまで
の時間から、その送受波面から試液の液面に至る距離h
2を計測しており、この距離h2は[href−Ls−h2]
として示される試液の液面高さh1を表すことになる。
またピペットチップPTの先端と試液の液面との距離L
1は[h2+Ls−Lpt]として求められる。
【0030】昇降軸43によるピペットチップPTの下
降は、上述した如く求められる試液の液面高さ、具体的
には超音波センサ55にて求められる試液の液面間での
距離h2に従い、分注すべき試液の量に応じて定まる試
液へのピペットチップPTの挿入(没入)深さL2に応
じて[L1+L2]、つまり[h2+Ls−Lpt+L2]だ
け下降させることにより行われる。この結果、試液の液
面高さに拘わることなくピペットチップPTの先端を深
さL2だけ正確に試液中に没入させることができる。従
って共栓付試験管Tに収容されている試液の量が少な
く、或いは管径が大きくてその液面高さが低い場合であ
っても、所定量の試液を吸引する前にピペットチップP
Tの先端よりも試液の液面が低くなり、空気を吸引して
しまうような不具合を未然に防ぐことが可能となる。ま
た逆にピペットチップPTを深く挿入し、下層の沈殿物
を吸引するような不具合も防ぐことが可能となる。
【0031】ところで計測アーム45への前記超音波セ
ンサ55の取り付けを、例えば図8に示すように、筒体
80を用いて超音波センサ55を保護して行うようにし
ても良い。即ち、筒体80は、その上端部を前記計測ア
ーム45に取り付けて鉛直方向に伸びる第1の筒体81
と、この第1の筒体81の下端部に同軸に、且つ軸方向
に進退自在に装着された第2の筒体82とからなる。第
2の筒体82は、その上端部に螺着したガイドねじ83
の先端を、第1の筒体81の周面に軸方向に設けられた
ガイド溝81aに嵌合させることで、所定の範囲内での
み進退自在に装着される。また第2の筒体82の上端面
と第1の筒体81の上端段差部との間にはコイルばね8
4が遊嵌されており、このコイルばね84により第2の
筒体82が下方に向けて付勢偏倚されている。
【0032】しかして第2の筒体82の下端部は、共栓
付試験管Tの上端開口部に対向するように先端先細り形
状のノズルとして形成されており、その周面には該第2
の筒体82の下降位置を規制するためのガイド体85が
取り付けられている。このガイド体85は、第2の筒体
82の先端部より所定寸法だけ下側に突出させて設けら
れるもので、図中二点鎖線で示すように共栓付試験管T
を保持したスタンドSの上面板にその先端を当接させる
ことで、共栓付試験管Tの上端開口部に対向させて位置
付けられる第2の筒体82の先端部との距離を一定に規
制する役割を担う。
【0033】前述した超音波センサ55は、このような
第1および第2の筒体81,82からなる筒体80の奥
部(第1の筒体81の上端部)にその超音波送受波面を
下方に向け、その筒内を超音波の伝播路として組み込ま
れる。また第1の筒体81の上端部には、その筒内に空
気を導入するエアノズル86が組み込まれている。そし
てこのエアノズル86から筒体80の内部に導入された
空気は、その先端(第2の筒体82の先端)から放出さ
れるようになっている。このようにして筒体80の内部
に導入され、その先端から放出される空気により、例え
ば共栓付試験管Tからのエーテル等の揮発性有機溶媒の
筒体80内部への進入が阻止され、該揮発性有機溶媒か
ら超音波センサ55が保護されている。即ち、共栓付試
験管Tに注入された試液がエーテル等の揮発性有機溶媒
であっても、その気化ガスが超音波センサ55に触れる
ことがないように工夫されている。
【0034】このように構成されたセンサ構造体におい
ては、計測アーム45を旋回させて超音波センサ55
(筒体80)を共栓付試験管Tの上方に位置付けた後、
昇降軸43を所定量だけ下降させて前記ガイド体85の
先端部をスタンドSの上面板に当接させる。すると第2
の筒体82は、共栓付試験管Tの上端開口部との間に所
定の間隙を形成して対向配置される。しかして第1の筒
体81は、コイルばね83の圧縮を伴って第2の筒体8
2内に押し込まれて所定の高さ位置に位置付けられるこ
とになる。このようにして位置付けられる第1の筒体8
1(超音波センサ55)の高さ位置は、共栓付試験管T
を保持したスタンドSの載置面をなす前記可動テーブル
22の上面を基準とする所定高さの位置である。
【0035】この結果、スタンドSによる共栓付試験管
Tの保持状態(保持姿勢)に拘わらず、その保持状態に
おいて共栓付試験管T内の試液の液面高さを正確に計測
することが可能となる。つまり共栓付試験管Tに対する
試液の液面高さではなく、スタンドSに保持された共栓
付試験管Tにおける試液の液面高さが可動テーブル22
の上面を基準として計測されることになる。従って分注
アーム44および計測アーム45を一体に支持した昇降
軸43が、可動テーブル22の上面を基準して高さの制
御がなされることから、上述した如く計測される液面高
さに基づく分注処理を精度良く行うことが可能となる。
【0036】また筒体80にて超音波センサ55を覆
い、その内部に導入された空気をその先端から共栓付試
験管Tの上端開口部に向けて吹き付けると言う簡単な構
成にて、試液としての揮発性の有機溶媒から超音波セン
サ55を効果的に保護することができる。更には上記有
機溶媒の揮発成分を空気にて吹き飛ばすので、該揮発成
分が超音波センサ55による液面高さの計測経路中に介
在することがなくなる。この結果、超音波センサ55か
ら発せられた超音波の伝播速度が前記有機溶媒の揮発成
分によって変化することがなくなるので、その液面高さ
の計測を精度良く行うことが可能となる。換言すれば超
音波センサ55による距離測定精度を十分に確保して、
高精度な液面高さ計測を行うことが可能となる。
【0037】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば超音波センサ55を、抽出分注
部5のハウジング天井面等の所定の高さ位置に固定的に
設けることも可能である。また開栓機構30に別のアー
ムを設け、このアームに超音波センサを取り付けること
も可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る分注装
置は、共栓付試験管の上方に位置付けられる超音波セン
サを用いて試液の液面高さを計測し、この計測結果に従
ってピペットチップの下降位置を制御するので、共栓付
試験管に収容された試液の量に拘わることなくその液面
から所定量だけピペットチップを挿入することができ、
分注処理の安定化と確実化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分注装置が組み込まれる分析前処理シ
ステムの概略構成図。
【図2】分注に供される試液を収納する共栓付試験管T
と複数の共栓付試験管Tを保持するスタンドSの構成を
示す図。
【図3】分析前処理システムにおけるトレイ受入部の構
成を示す図。
【図4】分析前処理システムにおける抽出分注部の概略
構成を示す平面図。
【図5】抽出分注部における可動テーブルと解析機構の
構成を示す側面図。
【図6】抽出分注部に組み込まれた分注装置の主要部を
なす分注アームユニットの概略構成を示す図。
【図7】超音波センサによる試液の液面高の計測と、ピ
ペットチップの下降位置の制御を説明するための図。
【図8】本発明の別の実施形態に係る液面高さ検出部の
構成例を示す図。
【符号の説明】
1 トレイ受入部 2 遠心分離部 3 振とう部 4 注入部 5 抽出分注部 11 テーブル 12 風洞 14 冷風吹出口 15 風向板 21 基台 22 可動テーブル 30 開栓機構 40 分注アームユニット 44 分注アーム 45 計測アーム 55 超音波センサ 60 チップ装着ヘッド 80 筒体 86 エアノズル T 共栓付試験管 S スタンド PT ピペットチップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月7日(1999.9.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、吸注プラグの先端に装着したピペットチ
ップを用いて共栓付試験管内の試液を分注する分注装置
に係り、支持機構により上下動自在に支持された吸注プ
ラグの先端に装着されるピペットチップを共栓付試験管
内に挿入可能に設けると共に、超音波の送受波面を下方
に向けて前記支持機構に取り付けた超音波センサを、前
記ピペットチップに代えて分注に供される共栓付試験管
の上方に選択的に位置付けて該共栓付試験管内に収容さ
れた試液の液面高さを計測するようにし、この超音波セ
ンサにより計測された液面高さに応じて前記支持機構を
駆動することで前記共栓付試験管内に挿入されるピペッ
トチップの先端位置を制御する(挿入深さ制御手段)よ
うに構成したことを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】特に支持機構の昇降軸に対して、その先端
に吸注プラグを支持した分注アームと、その先端に超音
波センサを支持した計測アームとをそれぞれ設けて上下
動させ、且つこれらの各アームを所定の角度を隔てて同
時に旋回させることで吸注プラグと超音波センサとを共
栓付試験管の上方に選択的に位置付け、該ピペットチッ
プによる分注を妨げることなく液面高さの計測を行い得
るようにしたことを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また請求項2に記載するように、超音波セ
ンサを筒体の奥部に組み込むようにし、該筒体の内部に
導入された空気をその先端から放出しながら共栓付試験
管内の試液の液面高さを計測するように構成すること
で、試液が揮発性の有機溶媒からなる場合であっても、
該溶媒から超音波センサを効果的に保護しながら高精度
に液面高さを計測し得るようにしたことを特徴としてい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る分注装
置は、支持機構に支持され、ピペットチップに代えて
栓付試験管の上方に選択的に位置付けられる超音波セン
サを用いて試液の液面高さを計測し、この計測結果に従
ってピペットチップの下降位置を制御するので、共栓付
試験管に収容された試液の量に拘わることなくその液面
から所定量だけピペットチップを挿入することができ、
分注処理の安定化と確実化を図ることができる。またピ
ペットチップによる分注を妨げることなしに超音波セン
サによる液面高さの計測を行い得る等の効果が奏せられ
る。更には試液が揮発性の有機溶媒からなる場合であっ
ても、該溶媒から超音波センサを効果的に保護しながら
高精度に液面高さを計測し得る等の利点がある。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月9日(2000.2.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、吸注プラグの先端に装着したピペットチ
ップを用いて共栓付試験管内の試液を分注する分注装置
に係り、基本的には支持機構により上下動自在に支持さ
れた吸注プラグの先端に装着されるピペットチップを共
栓付試験管内に挿入可能に設けると共に、超音波の送受
波面を下方に向けて前記支持機構に取り付けた超音波セ
ンサを、前記ピペットチップに代えて分注に供される共
栓付試験管の上方に選択的に位置付けて該共栓付試験管
内に収容された試液の液面高さを計測するようにし、こ
の超音波センサにより計測された液面高さに応じて前記
支持機構を駆動することで前記共栓付試験管内に挿入さ
れるピペットチップの先端位置を制御する(挿入深さ制
御手段)ように構成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】特に支持機構の昇降軸に対して、その先端
に吸注プラグを支持した分注アームと、その先端に超音
波センサを支持した計測アームとをそれぞれ設けて上下
動させ、且つこれらの各アームを所定の角度を隔てて同
時に旋回させることで吸注プラグと超音波センサとを共
栓付試験管の上方に選択的に位置付け、該ピペットチッ
プによる分注を妨げることなく液面高さの計測を行うよ
うに構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】そして超音波センサを、超音波の送受波方
向に伸びて該超音波の伝播路をなして設けられ、その内
部に導入された空気を前記共栓付試験管の上端開口部に
対向させて位置付けられる先端部から放出する筒体の奥
部に組み込むようにし、該筒体の内部に導入された空気
をその先端から放出しながら共栓付試験管内の試液の液
面高さを計測するように構成することで、試液が揮発性
の有機溶媒からなる場合であっても、該溶媒から超音波
センサを効果的に保護しながら高精度に液面高さを計測
し得るようにしたことを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ところで計測アーム45への前記超音波セ
ンサ55の取り付け、例えば図8に示すように、筒体
80を用いて超音波センサ55を保護して行われる。
ち、筒体80は、その上端部を前記計測アーム45に取
り付けて鉛直方向に伸びる第1の筒体81と、この第1
の筒体81の下端部に同軸に、且つ軸方向に進退自在に
装着された第2の筒体82とからなる。第2の筒体82
は、その上端部に螺着したガイドねじ83の先端を、第
1の筒体81の周面に軸方向に設けられたガイド溝81
aに嵌合させることで、所定の範囲内でのみ進退自在に
装着される。また第2の筒体82の上端面と第1の筒体
81の上端段差部との間にはコイルばね84が遊嵌され
ており、このコイルばね84により第2の筒体82が下
方に向けて付勢偏倚されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 洋 東京都港区虎ノ門2丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 Fターム(参考) 2F014 AB01 AB02 FB01 2G058 AA01 CA02 CB15 EA02 ED03 ED07 ED35 GB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸注プラグの先端に装着したピペットチ
    ップを用いて共栓付試験管内の試液を分注する分注装置
    であって、 前記ピペットチップを前記共栓付試験管内に挿入可能に
    前記吸注プラグを上下動自在に支持した支持機構と、 前記共栓付試験管の上方に位置付けられて該共栓付試験
    管内に注入された試液の液面高さを計測する超音波セン
    サと、 この超音波センサにより計測された液面高さに応じて前
    記支持機構を駆動して前記共栓付試験管内に挿入される
    ピペットチップの先端位置を制御する挿入深さ制御手段
    とを具備したことを特徴とする分注装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波センサは、超音波の送受波面
    を下方に向けて前記支持機構に支持され、前記ピペット
    チップに代えて前記共栓付試験管の上方に選択的に位置
    付けられることを特徴とする請求項1に記載の分注装
    置。
  3. 【請求項3】 前記超音波センサは、超音波の送受波方
    向に伸びて該超音波の伝播路をなし、その内部に導入さ
    れた空気を前記共栓付試験管の上端開口部に対向させて
    位置付けられる先端部から放出する筒体を備え、該筒体
    の奥部に組み込まれることを特徴とする請求項1に記載
    の分注装置。
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