JP2000319810A - 透水性舗装構造 - Google Patents

透水性舗装構造

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JP2000319810A
JP2000319810A JP11130670A JP13067099A JP2000319810A JP 2000319810 A JP2000319810 A JP 2000319810A JP 11130670 A JP11130670 A JP 11130670A JP 13067099 A JP13067099 A JP 13067099A JP 2000319810 A JP2000319810 A JP 2000319810A
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Kiyohiko Uchida
清彦 内田
Yutaka Ando
豊 安藤
Yukio Fukubayashi
幸雄 福林
Yasunori Kagawa
保徳 香川
Takuji Hamazaki
拓司 浜崎
Osamu Watase
修 渡瀬
Hajime Tanahashi
棚橋  肇
Toshiya Sugimoto
年也 杉本
Masaru Yamada
優 山田
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Nippon Steel Corp
Obayashi Road Corp
Maruei Concrete Industry Co Ltd
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Obayashi Road Corp
Maruei Concrete Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浸透水の浄化能力に優れた透水性舗装構造を提
供すること。 【解決手段】舗装された道路への浸透水を浄化するた
め、透水性舗装構造に吸着材を含むフィルター層4を有
するものとし、吸着材として炭質物を使用する。さら
に、フィルター層4としては水砕スラグを基材とするこ
とが良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透水性舗装構造に関
し、特に、舗装路の表層から路床へ雨水を浸透させる時
に雨水を浄化させることができる透水性舗装構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】透水性舗装は、透水性を有する表層、基
層、及び路盤を適用することにより、雨水を表層・基層
・路盤を介して路床へ浸透させ、排水施設を設けること
なく雨水を地面に浸透させる構造を持った舗装構造であ
り、地下水の涵養、植生等の地中生態の改善、下水道の
負担軽減、公共水域の汚濁軽減、路面排水施設の軽減等
に非常に有利な、環境に優しい舗装であるばかりでな
く、路面ヒートアイランド現象の抑制という観点からも
好ましいものである。
【0003】従来、この透水性舗装は、歩道に適用され
ていたが、車道までには普及していなかったために、有
害な浸透水による地下水や周辺土壌等への環境上の悪影
響はあまり問題にはなっていなかった。従って、路盤下
面に設けるフィルター層には、75μmふるい通過率6
%以下の砂が使用された例があるに過ぎない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】透水性舗装は、今後、
歩道のみならず、重交通車道にも適用されることが予想
されており、透水性舗装が適用される道路が増加する傾
向にある。このように、透水性舗装の施工面積の拡大に
伴い、これまで重視されていなかった透水性舗装による
環境汚染が重要問題になってくることが考えられる。
【0005】すなわち、浸透水とともに車両が排出する
有害物質が地下水まで浸透し、地下水や周辺土壌が汚染
されるという懸念がある。この問題に対して、前記従来
技術のフィルター層では十分に汚染を抑止することがで
きず、更に浸透水の浄化能力に優れた透水性舗装構造と
することが望まれる。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解決し、浸透水の浄化能力に優れた透水性舗装構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の透水性舗装構造は、浸透水を浄化するため
の吸着材を含むフィルター層4を有することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の透水性舗装構造は、前記吸
着材が炭質物であることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の透水性舗装構造は、前記
フィルター層4が水砕スラグを基材とすることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る透水性舗装構
造の実施の形態を説明する。図1において、本例に係る
透水性舗装構造は表層1、基層2、路盤3、フィルター
層4、路床5からなる。
【0011】表層1及び基層2は、従来の技術を用いる
ことができ、セメントとアスファルト乳剤の混合物で被
覆された骨材により形成される。骨材同士は前記混合物
をバインダーとして結合し、かつ骨材間には連続空隙が
形成されているため透水性を持った層となる。
【0012】表層1及び基層2に用いるセメントとして
は、各種ポルトランドセメント、混合セメント、特殊セ
メント等を使用することができ、特にセメントの種類に
は限定されない。またアスファルト乳剤としてはカチオ
ン系、アニオン系及びノニオン系のいずれのタイプでも
使用することができる。
【0013】路盤3には、従来から一般的に用いられて
いる路盤材を使用することができ、特に限定されない。
また、歩道よりも大きな荷重がかかる道路の舗装には、
路盤材同士を例えばセメント等の結合材により結合した
構造とすることもできる。
【0014】フィルター層4は、例えば、従来用いられ
ていた75μmふるい通過率が6%以下の砂に、浸透水
を浄化するための吸着材を混合したものにより形成する
ことができる。フィルター層4に吸着材を適用すること
により、浸透水の浄化能力が向上する。吸着材としては
入手が容易で浄化能力が高い多孔質の炭質物(炭素質物
質)が好ましく用いられる。
【0015】炭質物としては、木炭、活性炭、コークス
等の多孔質で吸着性に富む材料を用いることができる。
更に炭質物は廃木材等からも製造することができ、廃木
材が有効利用できるという点においても好ましい。
【0016】また、フィルター層4には、砂の代わりに
水砕スラグを用いることがより好ましい。水砕スラグは
自硬性を有するので、フィルター層が浸透水によって侵
食され、砂や吸着材が流出してしまう恐れもなく、さら
に水砕スラグ同士が結合することによってある程度の荷
重を担うことができるので、重交通車道にも好適に用い
ることができる。また、水砕スラグによって硬化したフ
ィルター層4は、路床5の土が路盤3へ進入することを
防止し、透水性の低下を防ぐことができる。
【0017】路床5については、特に限定されるもので
はなく、道路構造に必要な強度が確保されていれば特に
問題とされない。また、道路構造に必要な強度が確保さ
れていない場合は、セメント系固化材などを用いて地盤
改良層(図示せず。)を形成すればよい。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
透水性舗装構造は、浸透水を浄化するための吸着材を含
むフィルター層を有するので、浸透水の浄化能力が向上
する。また、本発明の透水性舗装構造は、前記吸着材が
炭質物であるので、入手が容易で浄化能力が高い。ま
た、廃木材等から製造することができ、廃木材が有効利
用できる。
【0019】また、本発明の透水性舗装構造は、前記フ
ィルター層が水砕スラグからなるので、フィルター層が
侵食を受けるという恐れがなく、さらに水砕スラグ同士
が結合することによってある程度の荷重を担うことがで
きるので、重交通車道にも好適に用いることができる。
【0020】さらに、本発明によれば、水砕スラグによ
って硬化したフィルター層は、路床の土が路盤へ進入す
ることを防止し、透水性の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の透水性舗装構造の断面を示した説明
図である。
【符号の説明】
1 表層 2 基層 3 路盤 4 フィルター層 5 路床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592086880 丸栄コンクリート工業株式会社 岐阜県羽島市福寿町間島1518番地 (72)発明者 内田 清彦 千葉県船橋市豊富町585番地 住友大阪セ メント株式 会社 建材事業部内 (72)発明者 安藤 豊 千葉県船橋市豊富町585番地 住友大阪セ メント株式 会社 建材事業部内 (72)発明者 福林 幸雄 千葉県船橋市豊富町585番地 住友大阪セ メント株式 会社 建材事業部内 (72)発明者 香川 保徳 大阪府大阪市中央区釣鐘町2丁目4番17号 大林道路 株式会社大阪支店内 (72)発明者 浜崎 拓司 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会 社 和歌山製鉄所内 (72)発明者 渡瀬 修 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会 社 和歌山製鉄所内 (72)発明者 棚橋 肇 岐阜県羽島市福寿町間島1518 丸栄コンク リート工 業株式会社内 (72)発明者 杉本 年也 岐阜県羽島市福寿町間島1518 丸栄コンク リート工 業株式会社内 (72)発明者 山田 優 大阪府寝屋川市成田西町6−6 Fターム(参考) 2D051 AA01 AA02 AA05 AF02 AF05 AF10 AG06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浸透水を浄化するための吸着材を含むフィ
    ルター層を有することを特徴とする透水性舗装構造。
  2. 【請求項2】前記吸着材が炭質物であることを特徴とす
    る請求項1に記載の透水性舗装構造。
  3. 【請求項3】前記フィルター層が水砕スラグを基材とす
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の透水性舗装
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100642062B1 (ko) 2006-03-10 2006-11-13 김인중 투수, 정화, 동상방지 기능을 갖는 탄성 포장재
KR100890618B1 (ko) 2008-10-01 2009-03-27 (주)지케이 숯을 이용한 탄성 포장재
WO2009157501A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 竹本 淳 有害物質の無害化方法、廃棄物の処分場及び舗装道路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100642062B1 (ko) 2006-03-10 2006-11-13 김인중 투수, 정화, 동상방지 기능을 갖는 탄성 포장재
WO2009157501A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 竹本 淳 有害物質の無害化方法、廃棄物の処分場及び舗装道路
KR100890618B1 (ko) 2008-10-01 2009-03-27 (주)지케이 숯을 이용한 탄성 포장재

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