JP2000319801A - 床板加熱用ヒータ保持具 - Google Patents

床板加熱用ヒータ保持具

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JP2000319801A
JP2000319801A JP11128717A JP12871799A JP2000319801A JP 2000319801 A JP2000319801 A JP 2000319801A JP 11128717 A JP11128717 A JP 11128717A JP 12871799 A JP12871799 A JP 12871799A JP 2000319801 A JP2000319801 A JP 2000319801A
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JP
Japan
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heater
floor plate
face
holding frame
floor board
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JP11128717A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Machida
哲也 町田
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Shin Yosha Corp
Original Assignee
Shin Yosha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱放散損失が小さく、溶接作業性が良く、ヒ
ータ装着作業性にも優れた鉄道分岐器の床板加熱用ヒー
タ保持具を提供する。 【解決手段】 一側部に床板接合面２ａを、対向側部に
シーズヒータ５のヒータ受面２ｂを形成した金属製の接
合具２と、コの字状に折曲して底面３ａと両側面３ｂを
形成し、側面３ｂの張り出し長さは、シーズヒータ５の
太さ分と押圧バネ４の厚さ分よりも長く設定した金属製
のヒータ保持枠３と、ヒータ保持枠の底面３ａの内側面
に接合する大きさの波板状の金属製押圧バネ４とを具備
して形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪乃至凍結防止
の目的で鉄道分岐器の床板に装着する床板加熱器におい
て、床板加熱用ヒータを圧着保持するためのヒータ保持
具に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に示す如く、従来の床板加熱用ヒー
タ保持金具１１は、抑え板１２の長手両側辺の両端部及
び中間部に、連結片１３を板面方向に張り出し状に溶接
し、連結片１３，１３間の空間に露出した抑え板の側辺
部分から抑え板１２に圧着金具１４を挟み付けたもの
で、圧着金具１４はＵ字状クリップ１４ａの一片に連結
片張り出し方向への押圧バネ片１４ｂを一体形成したも
のである。ヒータの保持は、床板６の側面に溶接したヒ
ータ受け金具１５を溶接しておき、これに上記ヒータ保
持金具１１を被せつつ、各連結片１３の張り出し先端部
を順次溶接し、内部空間に挿通したシーズヒータ５を、
挟着した圧着金具１４でヒータ受け金具１５に圧接させ
るようして行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のものであると、連結片間が空間部となっていて開放
部が大きく、その分、熱放散損失が大きい欠点があっ
た。また、部品点数が多く、溶接個所が多く、溶接作業
において部品相互の位置決めが面倒であるなどの欠点も
あり、さらに、レール下面には装着できないという欠点
もあった。本発明は、このような欠点を解消し、熱放散
損失が小さく、溶接作業性が良く、ヒータ装着作業性に
も優れた床板加熱用ヒータ保持具を提供せんとするもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、床板接合面とヒータ受面を有する接合具
と、接合具に被着した状態において内部にヒータと押圧
バネを挿通する間隙を保持する断面コの字状のヒータ保
持枠と、ヒータ保持枠の内側に配設して挿通したヒータ
を押圧可能な押圧バネとを具備して床板加熱用ヒータ保
持具を構成したことを特徴とするものである。押圧バネ
はヒータ保持枠のコの字状底面の内側に接合可能な板バ
ネとするのが好ましく、特に波板状に折曲して複数の頂
部を形成した板バネとして形成するのが好ましい。被着
させたヒータ保持枠の両面端部は接合具の側面に溶接し
て固着し、或いは両接合面部分に対向状に凹凸係止部を
形成して固着を容易なようにしておくこともできる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施例として示
した図面によって詳述する。図１〜３において、本発明
に係る床板加熱用ヒータ保持具１は、接合具２とヒータ
保持枠３と押圧バネ４とにより構成してある。
【０００６】接合具２は、床板６の側面に接合可能な平
坦面を含む床板接合面２ａを一側部に形成し、対向側部
にシーズヒータ５の一側部好ましくは略半周側部に接合
可能な対応形状好ましくは凹湾曲状のヒータ受面２ｂを
形成し、上下側面はヒータ保持枠３の両側面部の被着面
として形成した金属材である。ヒータ保持枠３は、金属
板体を断面コの字状に折曲して、コの字状の底面３ａと
コの字状の両側面３ｂ，３ｂを形成してなり、両側面３
ｂ，３ｂは、接合具の上下側面に被着するように所定間
隔で形成し、その張り出し長さはシーズヒータ５の太さ
分と押圧バネ４のバネ方向の厚さ分よりも十分に長く設
定してある。押圧バネ４は、ヒータ保持枠３の底面３ａ
内側に配設するもので、底面３ａの内側面に近い大きさ
に金属板体を波形に折曲形成してなっており、複数の波
形頂部を底面３ａ内側面に接合させると共に、反対側の
複数の波形頂部でシーズヒータ５の側面を撓みつつ押圧
できるようにしてある。
【０００７】図示していないが、ヒータ保持枠３の両側
面３ｂ，３ｂの先端部内側に若干の突起を形成し、接合
具２の上下側面の対応個所に係止凹部乃至係止孔を形成
し、或いはこの逆に形成して、凹凸係止部としておくこ
とも可能である。
【０００８】上記構成の床板加熱用ヒータ保持具１は、
先ず、床板６の側面に接合具２を溶接して固着してお
き、現場で床板配設後、ヒータ受面２ｂに接合するよう
にシーズヒータ５を配設しつつ、その上で、底面３ａ内
側に押圧バネ４を挿入したヒータ保持枠３を、シーズヒ
ータ５の外側から接合具２に被せ、シーズヒータ５を押
し付けるようにして両側面３ｂを接合具２の上下側面に
溶接して固着させて、設置する。接合具２の床板６への
溶接を現場で行ってもよいが、予め工場施工しておき、
接合具２付の床板６をレール下に設置するようにすれ
ば、作業効率が著しく向上する。ヒータ保持枠３の両側
面と接合具２の両側面の対応個所に凹凸係止部を設けて
おけば、現場施工での組立て、或いは溶接作業をより効
率化することができる。ヒータ保持枠３は、現場で接合
具２に被着してもよいが、予め所定間隙を保って工場で
接合具２に溶接しておけば、現場での溶接作業が不要と
なり、作業効率がさらに一層向上する。この場合、シー
ズヒータ５或いは押圧バネ４は、ともにヒータ保持枠３
の左右から間隙内に挿通させればよく、レールの位置に
関係なく設置作業ができるので、設置効率を著しく高め
得る。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な現場作業によっ
て確実な床板加熱用ヒータの施工を可能にする。ヒータ
は接合具によって受止められ、ヒータ保持枠３が被覆し
ているので、開放部分が少なく、床板への熱伝導効率を
高め、熱放散損失を小さくすることができる。ヒータの
接合具への接合が押圧バネの常時弾圧により均等に維持
されるので、接合の安定性が高く、熱伝導効率を高く維
持することができる。部品点数が少なく、溶接個所が少
なく或いは溶接作業を無くすることができ、位置決めの
如き面倒な作業を行わなくてすみ、設置作業性を著しく
改善することができる。工場施工しておくことにより、
設置個所を問わず設置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る床板加熱用ヒータ保持具の一部分
解斜視図である。
【図２】ヒータ保持具の取り付け状態を一部断面で示し
た側面図である。
【図３】図２と同じ取り付け状態を一部断面で示した平
面図である。
【図４】従来の床板加熱用ヒータ保持金具を示す斜視図
である。
【符号の説明】
１ 床板加熱用ヒータ保持具 ２ 接合具 ２ａ 床板接合面 ２ｂ ヒータ受面 ３ ヒータ保持枠 ３ａ 底面 ３ｂ 側面 ４ 押圧バネ ５ シーズヒータ ６ 床板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 床板接合面とヒータ受面を有する接合具
    と、接合具に被着した状態において内部にヒータと押圧
    バネを挿通する間隙を保持する断面コの字状のヒータ保
    持枠と、ヒータ保持枠の内側に配設して挿通したヒータ
    を押圧可能な押圧バネとを具備した構成を有する床板加
    熱用ヒータ保持具。
  2. 【請求項２】 押圧バネはヒータ保持枠のコの字状底面
    の内側に接合可能な板バネとして形成してなる請求項１
    に記載の床板加熱用ヒータ保持具。
JP11128717A 1999-05-10 1999-05-10 床板加熱用ヒータ保持具 Pending JP2000319801A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233918A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Panasonic Electric Works Co Ltd マッサージ装置
JP2012049091A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Noritz Corp ヒータの取付け構造およびこの構造を備えた熱交換器
JP2019015036A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 東日本旅客鉄道株式会社 温風式融雪装置用絶縁ダクト及び温風式融雪装置

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