JP2000319698A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2000319698A
JP2000319698A JP11125332A JP12533299A JP2000319698A JP 2000319698 A JP2000319698 A JP 2000319698A JP 11125332 A JP11125332 A JP 11125332A JP 12533299 A JP12533299 A JP 12533299A JP 2000319698 A JP2000319698 A JP 2000319698A
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moles
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Masako Miyamae
雅子 宮前
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄剤中のオルガノポリシロキサンの分散安
定性が経時においても劣化することなく良好であり、ま
た被洗物への付着性が高く、優れた洗浄効果と優れた仕
上げ効果を併せ持つ液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)で表され、かつ下記式
(II)を満足するHLB10以上のノニオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤及びオルガノポリシロキサンを
含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。 【化1】 R−O−(CH2CH2O)n−H (I) (式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基またはアル
ケニル基を示し、nはエチレンオキサイドの付加モル数
を示す) 【数1】 (式中、nMAXは最も重量%の多いエチレンオキサイ
ドの付加モル数を示し、Yiは付加モル数iモルのポリ
オキシエチレンアルキルエーテルの重量%を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な分散安定性
を示し、かつ被洗物へのシリコーンの付着性に優れた液
体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、洗浄効果と仕上げ効果を併せ持つ
液体洗浄剤組成物に関する種々の提案がなされている。
それらの多くは、洗浄剤に仕上げ効果を有する特定の成
分を添加することにより洗浄効果と仕上げ効果の両方を
得ようとするものである。また、この様な仕上げ効果を
有する成分として、従来、水溶性のシリコーン誘導体、
水溶性のグリセリド誘導体、プロピレングリコール、グ
リセリン、エチレングルコールなどの保湿剤、シリコー
ンオイルなどが公知である。また、柔軟剤、リンス基剤
である第4級アンモニウム塩、両性界面活性剤(特開昭
50−23407号)、特定のアニオン界面活性剤(特
開昭52−35203号)、特定のカチオン界面活性剤
(特開昭47−47845号)も知られている。
【0003】しかしながら、これらの添加剤は必ずしも
十分な効果を示さなかったり、液安定性に悪影響を及ぼ
す等の問題を有する。例えば、水溶性シリコーン誘導
体、水溶性グリセリド誘導体等は、すすぎによってその
多くが流されてしまい、仕上がり効果が十分発揮されな
い。また、プロピレングリコール、グリセリン、エチレ
ングリコール等はなめらかな仕上がりを得られるものの
被洗物がべたつくという欠点を有する。シリコーンオイ
ルや第4級アンモニウム塩等は被洗物になめらかな仕上
がりを付与するものの、液体洗浄剤への安定配合困難で
あったり、洗浄剤の起泡力を低下させるなどの欠点を有
する。
【0004】さらに、シリコーンを配合した液体洗浄剤
は公知である(特開昭63−130512号、特開平3
−34914号、特開平4−134017号)。しか
し、特開昭63−130512号ではシリコーンをカチ
オン界面活性剤を用いて分散させたシリコーン分散液を
配合するものであり、液体洗浄剤中でのシリコーン分散
安定性が悪く、良好な仕上げ効果が得られないものであ
った。また、特開平3−34914号ではシリコーンを
アニオン界面活性剤によって分散したシリコーン分散液
を配合することにより、シリコーンの分散安定性を改善
したものであるが、これは被洗物へのシリコーンの付着
が充分でなく、よって満足できる仕上がり効果が得られ
ないものであった。さらに、特開平4−134017号
は、乳化剤としてポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテルリン酸を用いることによって、シリコーンエマ
ルジョンの安定性および希釈時の分散安定性を改良した
ものであるが、これも被洗物へのシリコーン付着量が少
なく、満足できる仕上がり効果が得られないものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液体洗浄剤
組成物中のシリコーンの分散安定性及び被洗物への付着
性が著しく向上され、経時安定性も良好であり、かつ洗
浄効果と充分な仕上げ効果を併せ持つ液体洗浄剤組成物
を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液体洗浄
剤中におけるシリコーン分散安定性及び被洗物への付着
性の向上を目的として鋭意検討を重ねた結果、特定のノ
ニオン界面活性剤とアニオン界面活性剤とオルガノポリ
シロキサンを配合することにより、シリコーンの分散安
定性及び被洗物への付着性を著しく改良できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明によれば、(i)下記一般式
(I)で表され、かつ下記式(II)を満足するHLB1
0以上のノニオン界面活性剤、(ii)アニオン界面活性
剤及び(iii)オルガノポリシロキサンを含有すること
を特徴とする液体洗浄剤組成物が提供される。
【化2】 R−O−(CH2CH2O)n−H (I) (式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基またはアル
ケニル基を示し、nはエチレンオキサイドの付加モル数
を示す)
【数2】 (式中、nMAXは最も重量%の多いエチレンオキサイ
ドの付加モル数を示し、Yiは付加モル数iモルのポリ
オキシエチレンアルキルエーテルの重量%を示す) また、本発明によれば、前記オルガノポリシロキサン動
粘度が、5000〜1000万であることを特徴とする
上記記載の液体洗浄剤組成物が提供される。さらに、本
発明によれば、前記オルガノポリシロキサンを予めエマ
ルジョン化した後、添加したものであることを特徴とす
る上記記載の液体洗浄剤組成物が提供される。さらにま
た、本発明によれば、前記オルガノポリシロキサンエマ
ルジョン平均粒子径が、2μ以下であることを特徴とす
る上記記載の液体洗浄剤組成物が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明は、前記特定のノニオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤及びオルガノポリシロキサンを含有するこ
とを特徴とする液体洗浄剤組成物に関するものである。
【0009】先ず、本発明で用いるノニオン界面活性剤
について説明する。本発明で用いるノニオン界面活性剤
は、前記一般式(I)で表わされ、かつ前記式(II)を
満足するHLB10以上のノニオン界面活性剤である。
即ち、本発明で用いるノニオン界面活性剤は、下記一般
式(I)で表わされる構造を有するポリオキシエチレン
アルキル(またはアルケニル)エーテルである。
【化3】 R−O−(CH2CH2O)n−H (I) (式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基またはアル
ケニル基を示し、nはエチレンオキサイドの付加モル数
を示す)
【0010】上記一般式(I)中のRは、炭素数が10
〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましく
は12〜18、さらに好ましくは14〜18のアルキル
基又はアルケニル基である。該Rの炭素数が10未満で
あるとシリコーンの分散安定性が悪くなり、また、Rの
炭素数が18を越えて大きいとノニオン界面活性剤の融
点が高くなるため製造困難となり、好ましくない。上記
炭素数10〜18のアルキル基としては、具体的には、
ラウリル基、テトラデシル基、セチル基、ステアリル
基、オレイル基が挙げられる。
【0011】また、本発明で用いるノニオン界面活性剤
であるポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)
エーテルは、下記式(II)を満足するものである。
【数3】 (式中、nMAXは最も重量%の多いエチレンオキサイ
ドの付加モル数を示し、Yiは付加モル数iモルのポリ
オキシエチレンアルキルエーテルの重量%を示す)
【0012】即ち、前記式(II)において、ナロー度と
なるYiは、55重量%以上、好ましくは60重量%以
上が好ましい。Yiが55重量%未満であると、経日保
存中の粘度の上昇がみられ、製品管理上好ましくない。
また、被洗物へのシリコーン付着性が充分でなく、満足
する仕上がり効果が得られず、好ましくない。具体的に
上記ナロー度を表わす式を例を挙げて説明すると、例え
ばEO付加モル数35モルの物が最も多いとすると(n
(MAX)=35)、付加モル数33〜37のものがポ
リオキシエチレンアルキルエーテル中の55重量%以上
を占めることを意味する。
【0013】また、前記式(II)において、最も重量%
の多い付加モル数をn(MAX)としたとき、n(MA
X)は15以上(15〜100)、好ましくは18以上
(18〜100)、さらに好ましくは20以上(20〜
100)である。n(MAX)が15未満であると、経
日保存中に粘度の上昇が見られ製品管理上好ましくな
い。
【0014】更にまた、本発明で用いるノニオン界面活
性剤は、そのHLBが10以上である。ノニオン界面活
性剤のHLBが10未満のものであると、シリコーンの
分散安定性が悪く、好ましくない。
【0015】本発明のこのような前記一般式(I)で表
わされる構造を有し、前記式(II)を満足する狭いエチ
レンオキサイド付加モル分布を有し、そのHLBが10
以上のオキシエチレンアルキルエーテルの製造法は特に
限定されるものではなく、高級アルコールとエチレンオ
キサイドから常法により合成した反応生成物から、蒸留
などにより必要分子量範囲のものを分取することにより
得られる。また、特開平1−164437号公報や特開
平8−268919号公報記載の方法を用いることによ
り、このような狭いエチレンオキサイド付加モル分布を
有するポリオキシエチレンアルキルエーテルを容易に得
ることができる。
【0016】本発明で用いるアニオン界面活性剤として
は、下記に限定されるものではないが、下記(A)〜
(F)に示すアニオン界面活性剤を用いることが好まし
く、これらの1種又は2種以上を配合する。
【0017】(A)下記式(1) R1SO31 (1) 〔式中、R1は炭素原子数12〜16のα−オレフィ
ン、炭素原子数12〜16のビニリデン型オレフィン、
炭素原子数12〜16のインナーオレフィン、炭素原子
数12〜16のヒドロキシアルキル基又は炭素原子数1
0〜18の直鎖もしくは分枝鎖のパラフィンから選ばれ
る一価の基であり、M1はアルカリ金属、アルキ置換ア
ンモニウム又はヒドロキシアルキル置換アンモニウムで
ある〕で表されるスルホン酸塩。上記式(1)の化合物
として、具体的には、例えばα−オレフィンスルホネー
ト(AOS塩)などが挙げられる。
【0018】(B)下記式(2) R2−(R3O)m−OSO32 (2) 〔式中、R2は炭素原子数8〜18のアルキル基、炭素
原子数5〜15のアルキル基を有するアルキルフェニル
基又は炭素原子数8〜18のアルキルアミド基、R3
炭素原子数2〜3のアルキレン基、mは平均値として0
〜6、M2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルキ
ル置換アンモニウム、ヒドロキシアルキル置換アンモニ
ウム又はアルキルアミドである〕で表される硫酸塩。上
記式(2)の化合物としては、具体的には、例えば、天
然ラウリルアルコールポリオキシエチレン(m=3)硫
酸エステル、C11〜C15脂肪族アルコールポリオキシエ
チレン(m=3)硫酸エステル、C12〜C13脂肪族アル
コールポリオキシエチレン(m=3)硫酸エステル、C
12〜C13脂肪族アルコール硫酸エステル、ポリオキシエ
チレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸エステル及びこ
れらの硫酸エステル部分が硫酸のナトリウム塩、カリウ
ム塩又はアルカノールアミン塩、アンモニウム塩となっ
たものを挙げることができる。これらの中では、ポリオ
キシエチレン(m=3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫
酸ナトリウムなどが好適に使用される。
【0019】
【化4】 〔式中、R4は炭素原子数8〜18のアルキル基又は炭
素原子数5〜15のアルキル基を有するアルキルフェニ
ル基、R5は炭素原子数2〜3のアルキレン基、M3、M
4はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルキル置換ア
ンモニウム、又はヒドロキシアルキル置換アンモニウム
である〕で表される硫酸塩。上記式(3)の化合物とし
ては、具体的には、例えば、N−ヤシ油脂肪酸−N−メ
チルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチ
ルタウリンマグネシウム、C11〜C15脂肪酸メチルタウ
リンナトリウム、C13〜C13脂肪酸メチルタウリンナト
リウムなどを挙げることができる。
【0020】(D)下記式(4) R6−(R7O)n−CH2COOM5 (4) 〔式中、R6は炭素原子数8〜18のアルキル基、炭素
原子数5〜15のアルキル基を有するアルキルフェニル
基又は炭素原子数8〜18のアルキルアミド基、R7
炭素原子数2〜3のアルキレン基、nは平均値として0
〜9、M5はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルキ
ル置換アンモニウム又はヒドロキシアルキル置換アンモ
ニウムである〕で表されるカルボン酸塩。上記式(4)
の化合物として具体的には、例えば天然ラウリルアルコ
ールポリオキシエチレン(n=3)カルボン酸エステ
ル、C11〜C15脂肪族アルコールポリオキシエチレン
(n=3)カルボン酸エステル、C12〜C13脂肪族アル
コールポリオキシエチレン(n=3)カルボン酸エステ
ル、C12〜C13脂肪族アルコールカルボン酸エステル、
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテルカルボ
ン酸エステル及びこれらのカルボン酸エステル部分がカ
ルボン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアルカノール
アミン塩、アンモニウム塩となったものなどを挙げるこ
とができる。これらの中では、ポリオキシエチレン(n
=4.5)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム、ポ
リオキシエチレン(n=3)ヤシ油脂肪酸エーテルカル
ボン酸ナトリウムなどが好適に使用される.
【0021】(E)下記式(5)
【化5】 (式中、R8は平均炭素原子数9〜17の非芳香族炭化
水素基、M6及びM7はそれぞれアンモニウムイオン、ア
ルカノールアミンイオン、低級アルキルアミンイオン、
塩基性アミノ酸の陽イオン、ナトリウム、カリウム、ア
ルカリ土類金属又は水素である)で表されるN−アシル
グルタミン酸又はその誘導体。上記式(5)の化合物又
はその誘導体としては、具体的には、例えばN−ラウロ
イルグルタミン酸;ミリストイルグルタミン酸;N−パ
ルミトイルグルタミン酸;N−アシルグルタミン酸;及
びこれらのN−アシルグルタミン酸との混合物、並びに
これらのN−アシルグルタミン酸のモノエタノールアミ
ン塩、ナトリウム塩及びカリウム塩などを挙げることが
できる。これらは光学活性体又はラセミ体として使用で
きる。
【0022】(F)下記式(6)
【化6】 〔式中、R10は平均炭素原子数9〜17の非芳香族炭化
水素基、R9は水素原子又は炭素原子数1〜4の直鎖又
は分枝鎖のアルキル基であり、M8はアンモニウムイオ
ン、アルカノールアミンイオン、低級アルキルアミンイ
オン、塩基性アミノ酸の陽イオン、ナトリウム、カリウ
ム、アルカリ土類金属又は水素であり、pは1又は2で
ある〕で表されるN−アシル−N−アルキルアミノ酸又
はその塩。上記式(6)の化合物又はその塩としては、
具体的には、例えばN−ラウロイル−N−エチルグリシ
ン、N−ラウロイル−N−イソプロピルグリシン、N−
ラウロイルザルコシン、N−ミリストイルザルコシン、
N−パルミトイルザルコシン、N−ラウロイル−N−メ
チル−β−アラニン、N−ラウロイル−N−エチル−β
−アラニン、N−ミリストイル−β−アラニン、N−パ
ルミトイル−β−アラニン及びこれらの混合物、並びに
これらのモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩、ナトリウム塩及びカリウ
ム塩、マグネシウム塩などを挙げることができる。
【0023】本発明に用いるオルガノポリシロキサンと
しては、特に限定されるものではないが、例えば、ジメ
チルシリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性
シリコーン、エポキシ変性シリコーン、環状シリコー
ン、メチルフェニルシリコーンなどが挙げられ、これら
は単独でまたは2種以上混合して使用することができ
る。
【0024】また、本発明に用いるオルガノポリシロキ
サンの動粘度は、好ましくは5000〜1000万cS
tのもの、さらに好ましくは1万〜100万cStのも
のが望ましい。またさらに好ましくは上記粘度範囲で、
ジメチルシリコーンのものが好適である。
【0025】更に、本発明に用いるオルガノポリシロキ
サンは、そのまま配合してもよいが、予め各種界面活性
剤を乳化剤としてエマルジョン化した後配合すると分散
性がよく、被洗物へのシリコーンの付着性も多いためよ
り良好な仕上がり効果が得られる。また、混合しやすい
ため、製造性も良好となってさらに好ましい。その際乳
化剤として、前記一般式(I)および前記式(II)を満
足するノニオン界面活性剤を用いるとさらに好ましい。
【0026】上記エマルジョン化したオルガノポリシロ
キサンの平均粒子径は2μm以下、好ましくは1μm以
下、さらに好ましくは0.2〜0.8μmの範囲である
ことが望ましい。これよりも粒子径が大きいと、分散性
が悪く、また、被洗物へのシリコーンの付着も少なく、
良好な仕上がり効果が得られないことがある。また、こ
れよりも粒子径が小さくても、被洗物への付着が少なく
優れた仕上がり効果が得られないことがある。
【0027】本発明の液体洗浄剤組成物は、上記成分の
他に、本発明の効果を損なわない範囲で、その使用目
的、使用形態、目的とする性能を発現するための界面活
性剤などの任意成分を配合することができる。例えば、
カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子化合
物、増粘剤、減粘剤、油分、溶剤、防腐剤、フケ止め
剤、殺菌剤、酸化防止剤、トニック剤、着色剤、香料、
紫外線吸収剤、ハイドロトロープ剤、湿潤剤、pH調整
剤、その他本発明に記載しているもの以外のアニオン性
界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、シリコーン誘導体
などを必要に応じて配合することができる。
【0028】本発明の液体洗浄剤組成物は、各用途に必
要な成分を配合し、毛髪用シャンプー、ボディーシャン
プー、衣類用洗浄剤、台所用洗浄剤等各種洗浄剤に幅広
く使用できる。
【0029】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0030】先ず、液体洗浄剤組成物の評価方法及び評
価基準を説明する。 1)仕上がり性の評価 オルガノポリシロキサンが被洗物に付着すると、その量
に比例して仕上がり性が向上する。そのため、オルガノ
ポリシロキサンの付着量の指標として、被洗物の仕上が
り性を評価する。調製した液体洗浄剤を用いて洗浄し、
すすぎおよび乾燥を終えた被洗物(毛束あるいは布帛)
のなめらかさをパネラー10名により、対象被洗物が共
通である市販液体洗浄剤を用いた場合と比較する−対比
較法によりそれぞれ評価した。評価基準は以下の通りで
ある。 ◎:市販品よりも優れている ○:市販品よりもやや優れている △:市販品と同様 ×:市販品よりも劣る
【0031】2)オルガノポリシロキサン粒子の分散性 調製した液体洗浄剤を40℃で1週間保存し、目視ある
いは顕微鏡観察により判定した。判定基準は以下の通り
である。 ◎:均一分散している 〇:ほぼ均一分散している △:合一はないが、分離している ×:合一、分離している
【0032】3)製造性の評価 本発明の液体洗浄剤組成物を実際に製造する際、工程に
おいて、長時間あるいは高温の加熱が必要であったり、
中間体混合物の粘度が高くなるなどして製造が困難にな
ることがある。製造性は、加熱が少なく、粘度が上昇も
ない方がより優れていると言える。この製造性の評価基
準は以下の通りである。 ◎:優れている ○:やや優れている △:若干劣っている ×:劣っている
【0033】実施例1〜17、比較例1〜5 表1〜表3に示す成分組成(wt%)の液体洗浄剤組成
物を調製し、各液体洗浄剤組成物について上記性能を評
価し、その結果を表1〜表3に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】なお、表1及び表2に示した*1〜*14
の具体的内容は以下の通りである。 *1 HLB15.3、ΣYi84.5(重量%)、n
MAX20 *2 HLB15.0、ΣYi79.7(重量%)、n
MAX18 *3 HLB15.6、ΣYi77.8(重量%)、n
MAX15 *4 HLB15.0、ΣYi39.3(重量%)、n
MAX14 *5 HLB15.6、ΣYi37.6(重量%)、n
MAX23 *6 HLB9.2、 ΣYi92.2(重量%)、n
MAX4 *7 HLB9.2、 ΣYi55.2(重量%)、n
MAX15 *8 HLB12.2、ΣYi65.8(重量%)、n
MAX12 *9 ジメチルシリコーン(10万cSt)を*1のノ
ニオン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化したも
の、平均粒子径0.5μm *10 ジメチルシリコーン(10万cSt)を*1の
ノニオン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化した
もの、平均粒子径1.5μm *11 ジメチルシリコーン(10万cSt)を*アニ
オン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化したも
の、平均粒子径0.5μm *12 ジメチルシリコーン(10万cSt)をアニオ
ン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化したもの、
平均粒子径1.5μm *13 ジメチルシリコーン(3千cSt)を*1のノ
ニオン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化したも
の、平均粒子径0.5μm *14 ジメチルシリコーン(200万cSt)を*1
のノニオン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化し
たもの、平均粒子径0.5μm
【0037】
【表3】
【0038】なお、表3に示した*1及び*2の具体的
内容は以下の通りである。 *1 HLB15.3、ΣYi84.5(重量%)、n
MAX20 *2 ジメチルシリコーン(10万cSt)を*1のノ
ニオン界面活性剤を乳化剤としてエマルジョン化したも
の、平均粒子径0.5μm
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄剤中のオルガノポリシロキサンの分散安定性が経時
でも劣化することがなく良好で、被洗物への付着性が高
く、優れた洗浄効果と共に優れた仕上げ効果を併せ持つ
液体洗浄剤組成物を提供することができる。そして、本
発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力に優れ、かつ仕上が
り後の被洗物になめらかさ、サラサラ感などを付与しう
る毛髪用シャンプー、衣料用洗剤などに好適に幅広く使
用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AB442 AC181 AC182 AC352 AC582 AC642 AC712 AC782 AC792 AC852 AD132 AD152 AD161 AD352 AD532 BB04 BB05 CC23 DD23 EE01 4H003 AA03 AB08 AB15 AB19 AB31 AC08 AC13 AD04 BA12 DA01 DA02 DA17 EB37 EB42 ED02 FA16 FA21 FA32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)下記一般式(I)で表され、かつ
    下記式(II)を満足するHLB10以上のノニオン界面
    活性剤、(ii)アニオン界面活性剤及び(iii)オルガ
    ノポリシロキサンを含有することを特徴とする液体洗浄
    剤組成物。 【化1】 R−O−(CH2CH2O)n−H (I) (式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基またはアル
    ケニル基を示し、nはエチレンオキサイドの付加モル数
    を示す) 【数1】 (式中、nMAXは最も重量%の多いエチレンオキサイ
    ドの付加モル数を示し、Yiは付加モル数iモルのポリ
    オキシエチレンアルキルエーテルの重量%を示す)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004522817A (ja) * 2000-11-29 2004-07-29 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 起泡抑制剤を含有する手動食器洗浄組成物及びその使用方法
JP2010106284A (ja) * 2004-02-03 2010-05-13 Procter & Gamble Co 布地の洗濯又は処置の用途に用いるための組成物と前記組成物の製造方法

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