JP2000318544A - 車載機器制御装置 - Google Patents

車載機器制御装置

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JP2000318544A
JP2000318544A JP11130531A JP13053199A JP2000318544A JP 2000318544 A JP2000318544 A JP 2000318544A JP 11130531 A JP11130531 A JP 11130531A JP 13053199 A JP13053199 A JP 13053199A JP 2000318544 A JP2000318544 A JP 2000318544A
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透 岩沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時々刻々と変化する車内状況における車載機
器の管理を統合し、運転者に機器管理を意識させず運転
に集中できる環境の枠組を提供する。 【解決手段】 車載機器を時間、場所、車両情報に応じ
て制御するためのタスク起動ルールをタスク起動ルール
格納部3に格納する。タスク起動ルールは、タスク起動
ルール照合手段4において一定時間ごとに時間情報評価
手段21、場所情報評価手段22、リアルタイム情報管
理部23からの入力を元に照合され、結果がタスク起動
状態格納部32へ格納される。起動条件が満たされたタ
スクは、一定時間ごとにタスク起動状態格納部32をチ
ェックするタスク起動監視部5によって検出され、実行
タスクとして出力される。実行タスクは、タスク前処理
部6に受け渡され所定の前処理を実行した後、タスク起
動確認部7で起動条件の再確認が行なわれた後、車載機
器制御部8へ受け渡され機器制御が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間や車両の存在
する場所に依存する情報の管理を行うシステムに関す
る。また、本発明は、これらの情報に基づいて車載機器
の操作を行なうシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カーナビゲーションシステムをはじめと
する従来の車載情報システムは、従来から種々の発明が
なされている。例えば、特開平11−030527号公
報には、目的地設定時に目的地周辺の日替わり情報を取
得するシステムが開示されている。
【0003】また、特開平09−035186号公報に
は、交差点、急カーブなどを地図データから推定し、車
速や天候状態、時間帯等の状態に応じて警告を発し、注
意を促すシステムが開示されている。また、特開平08
−245327号公報には、音声対話により目的地まで
の経路に関する情報を取得するシステムが開示されてい
る。これら従来のシステムは、運転者に対し時間や車両
の情報に応じた効果的な情報を提供することを目標とし
たシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載情報システ
ムでは、取得しようとする情報は、種類ごとに別個に取
り扱われている。例えば「位置情報に応じた情報」は、
「時間情報に応じた情報」とはまったく別個独立に取り
扱われている。
【0005】従来は、これらの各種の情報を統一的に扱
うことはなんら考慮されていなかった。そのため、車載
情報機器を統合し、時間、位置、車両情報等の車環境を
取り巻く様々な情報に応じた車載機器の制御を統一的に
行なうシステムを構築することが困難であった。
【0006】本発明は、かかる課題に鑑みなされたもの
であり、カーナビゲーションや空調機器、AV機器等の
車載機器の操作を時間情報、位置情報、車両情報を用い
て自動的に行なう仕組みを構築することを目的とする。
そして、本発明は、このような仕組みを構築することに
よって、運転者に対して時間、場所、車両情報に応じた
タイムリーな情報を提示するための枠組を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の車載機器制御装置は、車両の車
両情報を統合して管理し、前記車両に搭載されている車
載機器を統合して制御する車載機器制御装置において、
地上物件の物件データを格納する情報物件データベース
と、時刻を利用し前記物件データを評価計算するための
時間情報評価関数を格納する時間情報評価手段と、車両
の位置データに基づき前記物件データを評価計算する場
所情報評価手段を格納する場所情報評価手段と、時間経
過と共に変化しうるリアルタイム情報を格納するリアル
タイム情報管理部と、前記車載機器に対し制御命令を実
行するタスクと、前記タスクの起動条件と、を記述した
タスク起動ルールのリストを格納するタスク起動ルール
格納部と、各々の前記タスク起動ルールに記述されてい
るタスクの起動状態を示すタスク起動状態を「未起動」
「起動待ち」「起動中」「機器制御中」「終了」の5個
の状態で表現し格納するタスク起動状態格納部と、前記
物件データと、前記時間情報評価関数と、前記場所情報
評価関数と、前記リアルタイム情報と、を入力し、一定
時間ごとに前記タスク起動ルール格納部に格納されてい
る前記タスク起動ルール中の前記起動条件が満たされて
いるかどうかを判定し、前記起動条件が満たされている
前記タスク起動ルールによって起動されるタスクのタス
ク起動状態が「未起動」である場合にのみそのタスク起
動状態を「起動待ち」と修正し、前記起動条件が満たさ
れていない前記タスク起動ルールによって起動されるタ
スクのタスク起動状態を「未起動」と修正し、これら修
正後のタスク起動状態を前記タスク起動状態格納部に格
納するタスク起動ルール照合部と、一定時間ごとに前記
タスク起動状態格納部の前記タスク起動状態をチェック
し、前記タスク起動状態が「起動待ち」状態になってい
るタスクを実行タスクとして出力し、そのタスクのタス
ク起動状態を「起動中」に修正するタスク起動監視部
と、前記タスク起動監視部から呼び出され、前記実行タ
スク中の前記車載機器の制御に依存しない処理を行な
い、結果を車載機器制御データとして前記実行タスクと
共に出力するタスク前処理部と、前記タスク前処理部か
ら呼び出され、前記実行タスクに対応するタスク起動状
態が「起動中」のままである場合にのみ、前記実行タス
クのタスク起動状態を「機器制御中」に変更し前記タス
ク起動状態格納部へ格納した後、前記タスク前処理部か
ら入力された前記実行タスクと前記車載機器制御データ
を出力するタスク起動確認部と、前記タスク起動確認部
から渡された前記車載機器制御データに基づき前記車載
機器の制御を行ない、制御処理が完了した後前記実行タ
スクの前記タスク起動状態を「終了」と修正し、修正後
の前記タスク起動状態を前記タスク起動状態格納部へ格
納する車載機器制御部と、を含む構成としてある。
【0008】このような構成によれば、車両情報を統合
的に管理・取り扱うことができ、車両に搭載されている
車載機器を統一的に取り扱うことができる。
【0009】請求項2記載の車載機器制御装置は、一定
時間後の時刻における自車位置を予測し、複数の時刻ポ
イントにおける車両予測位置を時刻データと対にし車両
予測データとして保持する車両予測データ格納部を含
み、前記タスク起動ルール照合部が、前記物件データと
前記時間情報評価手段と前記場所情報評価手段と前記リ
アルタイム情報と前記車両予測データを入力とし、一定
時間ごとに前記タスク起動ルール格納部に格納されてい
る前記タスク起動ルール中の前記起動条件が満たされて
いるかどうかを複数の時刻ポイントにおいて判定し、一
定の割合を上回る時刻ポイントにおいて前記起動条件が
満たされている前記タスク起動ルールによって起動され
るタスクの前記タスク起動状態が「未起動」である場合
にのみそのタスク起動状態を「起動待ち」と修正し、前
記起動条件が満たされていない前記タスク起動ルールに
よって起動されるタスクのタスク起動状態を「未起動」
と修正し、これら修正後のタスク起動状態を前記タスク
起動状態格納部に格納する構成としてある。
【0010】このような構成によれば、未来の時刻ポイ
ントにおける車両位置に基づき、起動するタスクを決定
しているため、本来不要なタスクが起動してしまうこと
を防止することができる。
【0011】請求項3記載の車載機器制御装置は、前記
タスク起動ルール格納部に格納されている各々の前記タ
スク起動ルールに対応し処理の優先度を保持するタスク
起動ルール優先度格納部と、前記タスク起動確認部から
呼び出され、前記タスク起動状態格納部中に前記実行タ
スク以外に前記タスク起動状態が「機器制御中」となっ
ている既存タスクが存在する場合に前記タスク起動ルー
ル優先度格納部から前記既存タスクと前記実行タスクの
前記優先度を取得して比較し、前記優先度の低い方の前
記タスク起動状態を「未起動」に修正し、さらに前記実
行タスクの前記優先度が高い場合は前記タスク起動確認
部から渡された前記実行タスクと前記車載機器制御デー
タを出力するタスク優先度確認部と、を含む構成として
ある。
【0012】このような構成によれば、優先度に基づ
き、タスクの起動を制御したので、より円滑な車載機器
の制御を行うことができる。
【0013】請求項4記載の車載機器制御装置は、前記
車載機器には、カーナビゲーションシステム、空気調整
器、オーディオ装置が含まれる構成としてある。このよ
うな構成によれば、カーナビゲーションシステムや、空
気調整器、オーディオ装置を統合して制御することがで
きる。
【0014】請求項5記載の車載機器制御装置は、前記
車両情報には、時間情報、場所情報、車速、ガソリンの
残量が含まれる構成としてある。このような構成によれ
ば、時間情報や、車両の場所情報、車速、ガソリンの残
量等を統合的に判断しながら、車載機器の制御を行うこ
とができる。
【0015】請求項6記載の車載機器制御装置は、前記
物件には、レストラン、ガソリンスタンドが含まれる構
成としてある。このような構成によれば、レストランや
ガソリンスタンド等の位置を考慮して、適切に車載機器
を制御し、燃料切れ等のアラームを自動的に運転者に発
することが可能となる。
【0016】請求項7記載の車載機器制御装置は、前記
リアルタイム情報には、現在時刻、車両の位置データ、
前記車両情報が含まれる構成としてある。このような構
成によれば、時々刻々変化する時刻や位置データ、車両
情報を考慮しながら車載機器を制御することが可能であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。 [第一実施形態]図1には、本発明の好適な第一実施形
態である車載機器制御装置の構成ブロック図が示されて
いる。第一実施形態の車載機器制御装置は、レストラン
やガソリンスタンドなどの物件データを格納する情報物
件データベース1と、時刻を利用し物件データを評価計
算する時間情報評価関数を格納する時間情報評価手段2
1と、を備えている。
【0018】また、この車載機器制御装置は、車両の位
置データに基づき前記物件データを評価計算する場所情
報評価関数を格納する場所情報評価手段22と、時刻、
位置データ、車両情報等のリアルタイムに変化する情報
を常に更新し最新データを格納するリアルタイム情報管
理部23と、を備えている。また、この車載機器制御装
置は、車載機器に対し制御命令を実行するための起動条
件を記述したタスク起動ルールのリストを格納するタス
ク起動ルール格納部31を備えている。さらに、この車
載機器制御装置は、各々の前記タスク起動ルールの起動
条件を満たしたことによって実行されるタスクの起動状
態を示すタスク起動状態を次の5個の状態で表現し格納
するタスク起動状態格納部32を備えている。5個の状
態とは、「未起動」「起動待ち」「起動中」「機器制御
中」「終了」の5個の状態である。これら5個の状態に
ついては後に詳述する。
【0019】また、車載機器制御装置は、タスク起動ル
ール照合部4を備えている。このタスク起動ルール照合
部4は、物件データと、時間情報評価手段21中の時間
情報評価関数と、場所情報評価手段22中に格納されて
いる場所情報評価関数と、リアルタイム情報と、を入力
する。そして、タスク起動ルール照合部4は、一定時間
ごとにタスク起動ルール格納部31に格納されているタ
スク起動ルール中に記述されている起動条件が現在満足
されているかどうかを判定する。
【0020】この判定の結果、起動条件が満足されてい
る場合には、その満足されている起動条件を含むタスク
起動ルールに基づき起動されるタスクのタスク起動状態
が「未起動」であるときにのみ、これを「起動待ち」と
修正する。なお、起動ルールに基づき起動されるタスク
とは、起動ルール中の起動条件を満たしたことによって
実行されるタスクを意味する。
【0021】一方、上記判定の結果、起動条件が満足さ
れている場合には、満足されていない起動条件を含むタ
スク起動ルールに関し、そのタスク起動ルールに基づき
起動されるタスクのタスク起動状態を「未起動」と修正
する。タスク起動ルール照合部4は、このようにタスク
起動状態を修正し、修正後のタスク起動状態をタスク起
動状態格納部31に格納する。
【0022】また、車載機器制御装置は、タスク起動監
視部5を備えている。このタスク起動監視部5は、一定
時間ごとにタスク起動状態格納部31に格納されている
タスク起動状態をチェックし、タスク起動状態が「起動
待ち」状態になっているタスクを起動するためのタスク
起動ルールを実行タスクとして出力し、そのタスク起動
状態を「起動中」に修正する。
【0023】また、車載機器制御装置は、タスク前処理
部6を備えている。このタスク前処理部6は、タスク起
動監視部5から呼び出されて、実行タスク中の車載機器
の制御に依存しない処理を行ない、その結果を車載機器
制御データとして上記実行タスクと共に出力する。
【0024】また、車載機器制御装置は、タスク起動確
認部7を備えている。このタスク起動確認部7は、上記
タスク前処理部6から呼び出され、実行タスクに対応す
るタスク起動状態が「起動中」のままである場合のみ、
実行タスクのタスク起動状態を「機器制御中」に変更し
タスク起動状態格納部31へ格納する。そして、格納
後、タスク前処理部6から供給された実行タスクと車載
機器制御データを出力する。
【0025】また、車載機器制御装置は、車載機器制御
部8を備えている。この車載機器制御部8は、タスク起
動確認部7から供給された車載機器制御データに基づき
車載機器の制御を行ない、制御処理の完了後、実行タス
クのタスク起動状態を「終了」と修正しタスク起動状態
格納部31へ格納する。
【0026】本発明の車載機器制御装置は、5個の処理
が並列動作をしている。 (1)第1の処理はリアルタイム情報管理部23におけ
るリアルタイム情報の更新処理である。 (2)第2の処理は、タスク起動ルール照合部4におい
て一定時間ごとにタスク起動状態格納部32中の各々の
タスク起動ルールの起動状態を更新する処理である。こ
こで、タスク起動ルールの起動状態とは、タスク起動ル
ールの起動条件を満たしたことによって実行されるタス
クの起動状態の意味である。
【0027】(3)第3の処理はタスク起動監視部5に
おいて一定時間ごとに「起動待ち」状態となっているタ
スクをピックアップしタスク前処理部6へ供給する処理
である。 (4)第4の処理はタスク前処理部6及びタスク起動確
認部7における処理である。 (5)第5の処理は車載機器制御部8における処理であ
る。
【0028】これら5個の処理の動作はタスク起動状態
格納部32へ各々の処理結果を格納していくことにより
互いに同期がとられている。
【0029】次に、これらの5個の処理のうち、処理が
自明な第1の処理を除く4個の処理に関する詳細につい
てフローチャートを用いて詳しく示す。まず、第2の処
理であるタスク起動ルール照合部4の動作を図2を用い
て説明する。この図には、タスク起動ルール照合部4の
動作を表すフローチャートが示されている。
【0030】タスク起動ルール照合部4では、すべての
タスク起動ルールに対し(S1)、そのタスク起動ルー
ルを評価するために必要となる情報物件データ、時間情
報評価関数、場所情報評価関数、リアルタイム情報をそ
れぞれ情報物件データベース1、時間情報評価手段2
1、場所情報評価手段22、リアルタイム情報管理部2
3から取得し(S2)、自ら保持する現在時刻、現在位
置のデータと照合しタスク起動ルールに記述された起動
条件を評価する(S3)。
【0031】まず、ステップS1において、すべてのタ
スク起動ルールに対する評価が終了したかどうか判断
し、終了していれば、ステップS8に処理が移行する。
終了していなければ、ステップS2に処理が移行する。
【0032】ステップS2においては、そのタスク起動
ルールを評価するために必要となる情報物件データ、時
間情報評価関数、場所情報評価関数、リアルタイム情報
を、それぞれ情報物件データベース1、時間情報評価手
段21、場所情報評価手段22、リアルタイム情報管理
部23から取得する。
【0033】ステップS3においては、上記ステップS
2で取得した情報と、自ら保持する現在時刻、現在位置
のデータとを照合しタスク起動ルールに記述された起動
条件を評価する。ステップ4では、起動条件が満足され
ているかどうか判断し、満たしている場合は、ステップ
S5に処理が移行し、満たされていない場合にはステッ
プS6に処理が移行する。
【0034】ステップS5においては、そのタスク起動
ルールに対応するタスク起動条件を「起動待ち」に変更
してタスク起動状態格納部32へ格納する。ステップS
6においては、そのタスク起動ルールに対応するタスク
起動条件を「未起動」に変更してタスク起動状態格納部
32へ格納する。ステップS7においては、ステップS
1へ移行処理が実行され、すべてのタスク起動ルールに
対する評価が続行される。ステップS8においては、一
定時間待機し、再びスタートからの動作(ステップS1
からの動作)を繰り返す。
【0035】次に第3の処理であるタスク起動監視部5
の動作を図3を用いて説明する。図3には、タスク起動
監視部5の動作を表すフローチャートが示されている。
タスク起動監視部5は、タスク起動状態格納部32に格
納されているタスク起動状態をチェックし(S11)、
タスク起動状態が「起動待ち」となっているタスク起動
ルールが存在したら(S12)そのタスク起動ルールを
タスク前処理部6へ渡す(S13)と同時にそのタスク
の起動状態を「起動中」に変更する。(S14)。
【0036】すべてのタスク起動状態をチェックし終え
たら一定時間待機し(S15)、再びスタートからの動
作を繰り返す。
【0037】以下、各ステップごとに詳細に説明する。
まず、ステップS11においては、タスク起動状態格納
部32に格納されているすべてのタスク起動状態をチェ
ックしたか否か検査し、検査がすべて終了している場合
には、ステップS15に処理が移行し、終了していない
場合には、ステップS12に処理が移行する。
【0038】ステップS12においては、タスク起動状
態が「起動待ち」であるか否か検査し、「起動待ち」で
ある場合には、ステップS13に処理が移行し、「起動
待ち」でない場合には、ステップS16に処理が移行す
る。
【0039】ステップS13においては、タスク起動状
態が「起動待ち」であるようなタスクを起動するタスク
起動ルールを、タスク前処理部6へ渡す。ステップS1
4においては、そのタスクのタスク起動状態を「起動
中」に変更する。ステップS16においては、次のタス
ク起動ルールを検査すべく、ステップS11に処理を移
行させる。ステップS15においては、すべてのタスク
起動状態をチェックし終えたのであるから、一定時間待
機し、待機後、再びスタートからの動作(ステップS1
1からの動作)を繰り返す。
【0040】次に、第4の処理であるタスク前処理部6
及びタスク起動確認部7の動作を図4を用いて説明す
る。図4には、タスク前処理部6及びタスク起動確認部
7の動作を表すフローチャートが示されている。
【0041】まず、タスク前処理部6において受け渡さ
れた実行タスクのうち車載機器を直接操作する前の段階
の処理を行ない(S21)、車載機器制御データを生成
する(S22)。次にタスク起動確認部において実行タ
スクのタスク起動状態を再チェックし(S23)、タス
ク起動状態が「起動待ち」であれば(S24)対応する
タスク起動ルールと車載機器制御データを車載機器制御
部8へ送信し(S25)、タスク起動状態を「機器制御
中」に変更する(S26)。S24においてタスク起動
状態が「起動待ち」でない場合はタスク前処理部6の処
理中にタスク起動状態が変化したものと判断し、タスク
起動ルールを「未起動」に戻し処理を終了する(S2
7)。
【0042】具体的には、まず、ステップS21におい
ては、車載機器を制御し利用者に対し情報を出力する前
の段階の処理が行われる。換言すれば、渡された実行タ
スク中の車載機器制御を伴わない処理が実行される。
【0043】ステップS22においては、車載機器制御
データの生成が行われる。ステップS23においては、
実行タスクのタスク起動状態の取得が行われる。ステッ
プS24においては、取得したタスク起動状態が「起動
待ち」か否か検査され、「起動待ち」であればステップ
S25に処理が移行し、そうでなければステップS27
に処理が移行する。
【0044】ステップS25においては、対応するタス
ク起動ルール等を車載機器制御部8への出力が行われ
る。ステップS26においては、タスク起動状態が「機
器制御中」に変更される。ステップS27においては、
上記ステップS24において、タスク前処理部6の処理
中にタスク起動状態が変化したものと判断され、タスク
起動状態が「未起動」に戻される。
【0045】最後に第5の処理である車載機器制御部8
の動作を図5を用いて説明する。図5には、車載機器制
御部8の動作を表すフローチャートが示されている。ス
テップS31において、車載機器制御部8は、車載機器
の状態如何に関わらず車載機器制御データに記述された
車載機器の制御を実行する。次に、ステップS32にお
いて、実行タスクに対応するタスク起動状態を「終了」
に変更し処理を終了する。次に、タスク起動ルール格納
部31におけるタスク起動ルールの記述について詳細に
説明する。タスク起動ルール格納部3におけるタスク起
動ルールは、タスクの起動条件と条件が満たされたとき
に実行されるタスクコマンドの対の集合である。タスク
が起動されるための条件をcondition、タスクコマンド
をcommand、タスク起動ルールをTask_Ruleと記すと、Ta
sk_Ruleは以下のように記述できる。
【0046】Task_Rule( command, condition ) タスク記憶部3には、このようなTask_Ruleが複数格納
されている。
【0047】次に、具体的な例を用いて、時間情報評価
手段21、場所情報評価手段22、リアルタイム情報管
理部23の例及びタスク起動ルール格納部3におけるタ
スク起動ルールの記述例について詳細に説明する。
【0048】ここでは、タスク起動条件として「営業中
のガソリンスタンドが現在位置から50Kmの圏内に存在せ
ず、燃料の残量が10リットルを下回ったら、アラート
(警告)を発声する」という条件を設定する。まず、情報
物件データベース1にはn個のガソリンスタンドのデー
タが格納されており、各々のデータが営業時間と位置座
標を持っているものとする。このデータベースをGasと
記す。
【0049】次に、時間情報評価手段21の構成につい
て説明する。時間情報評価手段21においては、以下の
評価関数と、この評価関数を評価する評価手段が含まれ
ている。
【0050】・OpenList(list, t): listというデータ
リストの中からtという時刻に営業しているレコードを
ピックアップし返す評価関数。
【0051】次に、場所情報評価手段22の構成につい
て説明する。場所評価手段22においては、以下の評価
関数と、この評価関数を評価する評価手段が含まれてい
る。
【0052】・Nearest(list, pos): listというデー
タリストから位置座標aに最も近い位置座標を持つレコ
ードのその位置と、現在の車両の位置と、の距離をKm単
位で返す評価関数。
【0053】車両情報管理部23においては、次の3つ
のデータがリアルタイムに更新されながら格納されてい
る。
【0054】・now_t: 現在時刻 ・mypos: 車両の現在の位置座標 ・rest_fuel: 燃料の残量(単位はリットル) 以上の構成を元にタスクルールを記述する。まず「(現
在)営業しているガソリンスタンドのリスト」は以下の
ように記述できる。
【0055】 OpenList(Gas, now_t) …(式1) 次に、「現在の車両位置から、営業している最も近いガ
ソリンスタンドまでの距離」は、以下のように記述でき
る。
【0056】 Nearest(OpenList(Gas,now_t), mypos) …(式2) したがって、「営業中のガソリンスタンドが自車位置か
ら50kmの圏内に存在しない」という条件の記述式は、以
下のようになる。
【0057】 Nearest(OpenList(Gas,now_t), mypos) > 50 … (式3) 同様に、現在のガソリンの残量に関する条件式は、以下
のように記述できる。なお、この条件は、現在のガソリ
ンの残量が10リットル未満であるという条件である。
【0058】 rest_fuel < 10 … (式4) そして、アラートを発するコマンドをMAKE_ALERTと記述
し、上記(式3)の条件式をcond1、上記(式4)の条
件式をcond2と略すと、タスク起動条件は以下のように
記述できる。(なお、ここで、ANDは論理演算のANDを意
味する)
【0059】 Task_Rule( MAKE_ALERT, AND( cond1, cond2 )) … (式5) 以上のようにタスク起動ルールを記述することができ
る。なお、OpenList,Nearestなどの評価関数及び rest_
fuelなどの車両情報データは、時間情報評価手段21、
場所情報評価手段22、リアルタイム情報管理部23に
格納されている情報のサブセットであり、この情報は、
タスク起動条件の追加に伴いその個数が順次増加してい
くものである。
【0060】次にタスク前処理部6、及びタスク起動確
認部7の動作について前に示したガソリンスタンドの例
を利用し詳細に述べる。まず始めに、上記(式5)にお
けるMAKE_ALERTコマンドのを以下のように定義してお
く。MAKE_ALERT:画面に燃料不足と最寄のガソリンスタ
ンドの情報を表示したビットマップ画像を表示し、同時
に音声で警告文章を発話させる。
【0061】このコマンドを車載機器制御と車載機器制
御以外の操作に分けると、車載機器制御操作が「ビット
マップ画像の表示と音声による警告文章の出力」、車載
機器制御以外の操作が「燃料不足と最寄のガソリンスタ
ンドの情報を表示したビットマップ画像の生成と警告文
章の生成」となる。
【0062】次に、動作のフローを説明する。上記(式
5)に記述されたタスク起動条件が満たされると(式
5)のタスク起動ルールがタスク前処理部6に受け渡さ
れる。ここでタスク前処理部6においてはMAKE_ALERTコ
マンドの車載機器制御以外の操作「燃料不足と最寄のガ
ソリンスタンドの情報を表示したビットマップ画像の生
成と警告文章の生成」を実行し、車載機器制御データと
して出力する。この車載機器制御データを生成する間も
タスク起動ルール照合部4は並列動作を実行しており、
タスク起動状態格納部32の状態は時々刻々変化してい
る。そこで、車載機器操作を行なう前にタスク起動確認
部7において再びタスク起動状態を確認する。ここでタ
スク起動状態が「起動中」であれば車載機器の制御を行
なう。しかし、タスク起動状態が「未起動」となってい
る場合は、タスク起動ルールの起動条件が満たされなく
なったことを示しているため、車載機器の制御を取り止
め処理を終了する。
【0063】上記の例に関しては、タスク前処理部6の
処理時間は一般にはそれほど長くないものと考えられる
が、次のような例も考えられる。タスク起動ルールの例
として、「信号待ちで停車中の間に付近の混雑状況のリ
アルタイム画像を画面に表示する」を想定する。このタ
スク起動ルールでは、タスク前処理部6の処理として
「付近の交差点の混雑状況の画像をネットワークを介し
てダウンロードする」ような処理が不可欠となる。ネッ
トワークを介した画像データのダウンロードには多大な
時間を要するため、タスク前処理部6の処理時間は長く
なる。このためタスク前処理部6の処理が終了したとき
には、車は既に信号待ちを終えて発車している可能性が
高い。このような状況において不適格な車載機器操作を
行なわせないため、タスク起動確認部7の処理は不可欠
である。
【0064】[第二実施形態]次に、図6を用いて、本
発明の第二実施形態について述べる。図6には、この第
二実施形態の構成ブロック図が示されている。図6に示
されているように、第二実施形態の車載機器制御装置
は、図1に示した第一実施形態の構成ブロック図に加え
て、一定時間後の時刻における自車位置を予測する手段
を備え、さらに、複数の時刻ポイントにおける車両予測
位置を時刻データと対にし車両予測データとして保持す
る車両予測データ格納部24を備えている。
【0065】第一実施形態のタスク起動ルール照合部4
が、物件データと、時間情報評価関数と場所情報評価関
数段と、リアルタイム情報と、に加えて本第二実施形態
では車両予測データを入力している。
【0066】そして、タスク起動ルール照合部4は、一
定時間ごとにタスク起動ルール格納部31に格納される
タスク起動ルール中の起動条件が満たされているかどう
かを、複数の時刻ポイントにおいて判定し、一定の割合
を上回る時刻ポイントにおいて起動条件を満たすタスク
起動ルールに対してはタスク起動ルールに対応するタス
ク起動状態が「未起動」である場合にのみ「起動待ち」
と修正する。
【0067】一方、上記一定の割合を上回る時刻ポイン
トにおいて起動条件を満たさないタスク起動ルールに対
してはタスク起動状態を「未起動」と修正して、タスク
起動状態格納部32に格納することを特徴として構成さ
れる。
【0068】本発明の第二実施形態は、第一実施形態の
タスク起動ルール照合部4を拡張したものである。実際
の例を元に拡張の方法について説明する。
【0069】まず、車両予測データ格納部24に、車両
予測データとして、1分単位で9分後までの車両予測位
置が格納されている。換言すれば、車両予測位置が、1
分おきに9個格納されているものとする。
【0070】タスク起動ルール照合部4においては、現
在時刻におけるタスク起動ルールの起動条件の成否に加
えて、現在時刻から1分後から9分後まで1分おきの合
計9個の時刻ポイントにおいて車両予測データに基づく
タスク起動条件の成否を加えた合計10個の時刻ポイン
トにおけるタスク起動条件の成否を取得することができ
る。
【0071】ここでタスク起動ルールが満たされるため
の条件を「70%以上の時刻ポイントにおいてタスク起
動条件が満たされている」とすると、10個中7個以上
の時刻ポイントにおいてタスク起動条件が満たされてい
ればタスク起動ルールの起動条件が満たされたと判断さ
れる。
【0072】このように、複数の時刻ポイントにおいて
タスク起動条件の成否を判断することによって、次の例
に示すような効果がある。
【0073】実行させるタスクの例を「ある店の1km
圏内に入ったらその店の最新情報を提示する」とし、車
がその店の1km付近を少しかすめて遠ざかっていくと
する。このような場合、複数の時刻ポイントにおいてタ
スク起動条件(店が1km圏内にある)の成否を判断す
ることにより無用な店の情報提示をカットさせることが
可能となる。
【0074】[第三実施形態]次に図7を用いて、本発
明の第三実施形態について述べる。図7には、第三実施
形態の構成ブロック図が示されている。第三実施形態の
車載機器制御装置は、図6に示した第二実施形態の構成
ブロック図に加えて、タスク起動ルール格納部31に格
納されている各々のタスク起動ルールに対応し処理の優
先度を保持するタスク起動ルール優先度格納部33を備
えている。
【0075】さらに、第三実施形態の車載機器制御装置
は、タスク優先度確認部71を備えることを特徴として
いる。タスク優先度確認部71は、タスク起動確認部7
から呼び出され、タスク起動状態格納部32中に実行タ
スク以外にタスク起動状態が「機器制御中」となってい
る既存タスクが存在する場合にタスク起動ルール優先度
格納部33から既存タスクと実行タスクの優先度を取得
して比較し、優先度の低い方のタスク起動状態を「未起
動」に修正する。一方、タスク優先度確認部71は、実
行タスクの優先度が高い場合はタスク起動確認部7から
受け渡された実行タスクと車載機器制御データを出力す
ることを特徴としている。
【0076】本発明の第三実施形態は、あるタスクが車
載機器を制御している途中で他のタスクが割り込んでき
たときの調整方法に特徴を有するものである。まず、タ
スク優先度確認部71の動作について図8に示すフロー
チャートを用いて詳しく説明する。
【0077】ステップS41において、タスク優先度確
認部71は、最初にタスク起動状態格納部32にアクセ
スし実行タスク以外にタスク起動状態が「機器制御中」
となっているタスク(既存タスク)が存在していないか
調べる。調べた結果、既存タスクが存在しない場合はス
テップS47に処理が移行する。一方、既存タスクが存
在する場合は、ステップS42に処理が移行する。ステ
ップS42では、既存タスクと実行タスクの優先度をタ
スク起動ルール優先度格納部33から取得する。
【0078】そして、ステップS43において、タスク
優先度確認部71は、両既存タスクと実行タスクの優先
度を比較する。その結果、既存タスクの優先度が高い場
合はステップS44に処理が移行する。一方、実行タス
クの優先度が高い場合はステップS45に処理が移行す
る。
【0079】ステップS44においては、実行タスクの
タスク起動状態を「機器制御中」から「未起動」に変更
し処理を終了する。ステップS45においては、タスク
起動確認部7から受け渡されたデータを車載機器制御部
8へ出力する。また、ステップS46においては、既存
タスクのタスク起動データ(起動状態)を「機器制御
中」から「未使用」に変更する。ステップS47では、
タスク起動確認部7から受け渡されたデータを車載機器
制御部8へ出力する。
【0080】このように、実行タスクのデータが車載機
器制御部8に受け渡された場合は、車載機器において現
在実行中の既存タスクは破棄される。また既存タスクの
優先度の方が高い場合は実行タスクの処理が破棄され
る。但し、どちらの場合もタスク起動状態を「未使用」
とすることで、タスク起動条件を満たし続けていれば一
定時間後には再びタスクの起動処理が行なわれる。
【0081】このようなタスクの割り込み調整機構を導
入することにより、車両の異常通知のような緊急度の高
い情報を優先的に提示し、優先度の高い情報がなくなっ
た時点で優先度の低い情報を提示させることが可能とな
る。
【0082】特に運転中に情報を提示する状況を想定し
た場合、情報提示に利用するメディアは音声が好まし
い。音声というメディアは、出力開始から出力完了まで
にある程度の時間を要するメディアであり、リアルタイ
ムに変化する状況においてタイムリーな情報を運転者に
提示するためにはタスクの割り込み調整機構が有効とな
る。
【0083】以上説明したように、本発明の車載機器制
御装置は、車載機器の操作を時間、場所、車両情報等に
応じて実行する枠組を提供することができる。したがっ
て、時々刻々と変化する車内環境における情報の扱いを
車載機器制御装置の側で統合管理することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、タイムリーな情報を運
転者へ提示することを可能である。その結果、運転者は
様々な機器の管理を意識する必要がなくなり、運転の負
荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の構成ブロック図であ
る。
【図2】タスク起動ルール照合部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】タスク起動監視部の動作を示すフローチャート
である。
【図4】タスク前処理部及びタスク起動確認部の動作を
示すフローチャートである。
【図5】車載機器制御部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第二実施形態の構成ブロック図であ
る。
【図7】本発明の第三実施形態の構成ブロック図であ
る。
【図8】タスク優先度確認部の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 情報物件データベース 21 時間情報評価手段 22 場所情報評価手段 23 リアルタイム情報管理部 24 車両予測データ格納部 31 タスク起動ルール格納部 32 タスク起動状態格納部 33 タスク起動ルール優先度格納部 4 タスク起動ルール照合部 5 タスク起動監視部 6 タスク前処理部 7 タスク起動確認部 71 タスク優先度確認部 8 車載機器制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車両情報を統合して管理し、前記
    車両に搭載されている車載機器を統合して制御する車載
    機器制御装置において、 地上物件の物件データを格納する情報物件データベース
    と、 時刻を利用し前記物件データを評価計算するための時間
    情報評価関数を格納する時間情報評価手段と、 車両の位置データに基づき前記物件データを評価計算す
    る場所情報評価手段を格納する場所情報評価手段と、 時間経過と共に変化しうるリアルタイム情報を格納する
    リアルタイム情報管理部と、 前記車載機器に対し制御命令を実行するタスクと、前記
    タスクの起動条件と、を記述したタスク起動ルールのリ
    ストを格納するタスク起動ルール格納部と、 各々の前記タスク起動ルールに記述されているタスクの
    起動状態を示すタスク起動状態を「未起動」「起動待
    ち」「起動中」「機器制御中」「終了」の5個の状態で
    表現し格納するタスク起動状態格納部と、 前記物件データと、前記時間情報評価関数と、前記場所
    情報評価関数と、前記リアルタイム情報と、を入力し、
    一定時間ごとに前記タスク起動ルール格納部に格納され
    ている前記タスク起動ルール中の前記起動条件が満たさ
    れているかどうかを判定し、前記起動条件が満たされて
    いる前記タスク起動ルールによって起動されるタスクの
    タスク起動状態が「未起動」である場合にのみそのタス
    ク起動状態を「起動待ち」と修正し、前記起動条件が満
    たされていない前記タスク起動ルールによって起動され
    るタスクのタスク起動状態を「未起動」と修正し、これ
    ら修正後のタスク起動状態を前記タスク起動状態格納部
    に格納するタスク起動ルール照合部と、 一定時間ごとに前記タスク起動状態格納部の前記タスク
    起動状態をチェックし、前記タスク起動状態が「起動待
    ち」状態になっているタスクを実行タスクとして出力
    し、そのタスクのタスク起動状態を「起動中」に修正す
    るタスク起動監視部と、 前記タスク起動監視部から呼び出され、前記実行タスク
    中の前記車載機器の制御に依存しない処理を行ない、結
    果を車載機器制御データとして前記実行タスクと共に出
    力するタスク前処理部と、 前記タスク前処理部から呼び出され、前記実行タスクに
    対応するタスク起動状態が「起動中」のままである場合
    にのみ、前記実行タスクのタスク起動状態を「機器制御
    中」に変更し前記タスク起動状態格納部へ格納した後、
    前記タスク前処理部から入力された前記実行タスクと前
    記車載機器制御データを出力するタスク起動確認部と、 前記タスク起動確認部から渡された前記車載機器制御デ
    ータに基づき前記車載機器の制御を行ない、制御処理が
    完了した後前記実行タスクの前記タスク起動状態を「終
    了」と修正し、修正後の前記タスク起動状態を前記タス
    ク起動状態格納部へ格納する車載機器制御部と、 を含むことを特徴とする車載機器制御装置。
  2. 【請求項2】 一定時間後の時刻における自車位置を予
    測し、複数の時刻ポイントにおける車両予測位置を時刻
    データと対にし車両予測データとして保持する車両予測
    データ格納部を含み、 前記タスク起動ルール照合部が、前記物件データと前記
    時間情報評価手段と前記場所情報評価手段と前記リアル
    タイム情報と前記車両予測データを入力とし、一定時間
    ごとに前記タスク起動ルール格納部に格納されている前
    記タスク起動ルール中の前記起動条件が満たされている
    かどうかを複数の時刻ポイントにおいて判定し、一定の
    割合を上回る時刻ポイントにおいて前記起動条件が満た
    されている前記タスク起動ルールによって起動されるタ
    スクの前記タスク起動状態が「未起動」である場合にの
    みそのタスク起動状態を「起動待ち」と修正し、前記起
    動条件が満たされていない前記タスク起動ルールによっ
    て起動されるタスクのタスク起動状態を「未起動」と修
    正し、これら修正後のタスク起動状態を前記タスク起動
    状態格納部に格納することを特徴とする請求項1記載の
    車載機器制御装置。
  3. 【請求項3】 前記タスク起動ルール格納部に格納され
    ている各々の前記タスク起動ルールに対応し処理の優先
    度を保持するタスク起動ルール優先度格納部と、 前記タスク起動確認部から呼び出され、前記タスク起動
    状態格納部中に前記実行タスク以外に前記タスク起動状
    態が「機器制御中」となっている既存タスクが存在する
    場合に前記タスク起動ルール優先度格納部から前記既存
    タスクと前記実行タスクの前記優先度を取得して比較
    し、前記優先度の低い方の前記タスク起動状態を「未起
    動」に修正し、さらに前記実行タスクの前記優先度が高
    い場合は前記タスク起動確認部から渡された前記実行タ
    スクと前記車載機器制御データを出力するタスク優先度
    確認部と、 を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の車載機器
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記車載機器には、カーナビゲーション
    システム、空気調整器、オーディオ装置が含まれること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載機
    器制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車両情報には、時間情報、場所情
    報、車速、ガソリンの残量が含まれることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の車載機器制御装置。
  6. 【請求項6】 前記物件には、レストラン、ガソリンス
    タンドが含まれることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の車載機器制御装置。
  7. 【請求項7】 前記リアルタイム情報には、現在時刻、
    車両の位置データ、前記車両情報が含まれることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載機器制御
    装置。
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