JPH0594697A - 連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ - Google Patents

連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ

Info

Publication number
JPH0594697A
JPH0594697A JP4070383A JP7038392A JPH0594697A JP H0594697 A JPH0594697 A JP H0594697A JP 4070383 A JP4070383 A JP 4070383A JP 7038392 A JP7038392 A JP 7038392A JP H0594697 A JPH0594697 A JP H0594697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
associative
field
data
storage
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4070383A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Iwata
克美 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4070383A priority Critical patent/JPH0594697A/ja
Publication of JPH0594697A publication Critical patent/JPH0594697A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベースの利用形態の多様性に対応可能
な連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピュータを提
供し、さらにマイクロコンピュータのリアルタイムOS
におけるタスク管理情報のデータベースとして利用した
場合の応答時間短縮を達成する。 【構成】 連想制御インタフェース12を設け、連想動
作に寄与するフィールドの、1レコードにおける位置及
びその大きさを外部から設定できる連想メモリ67を採
用する。連想動作に寄与するように設定されたフィール
ド以外のフィールドは自動的に連想情報の記憶部とされ
る。連想動作に寄与されるフィールドが可変とされるこ
とにより、その連想メモリにデータベースを形成する場
合、その利用形態の多様性が高まる。また、CPU62
によって管理されるアドレス空間に、前記連想メモリを
配置することにより、タスク管理情報の検索に要する時
間が短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連想のための入力情報
とそれに記憶されている記憶情報との照合により連想出
力を可能とする連想メモリ、及びそれを含むマイクロコ
ンピュータに関し、例えばリアルタイムOS(オペレー
ティングシステム)におけるタスク管理情報の小規模デ
ータベースの形成に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】入力情報の内容と記憶情報の内容とを照
合し、内容が一致するところの記憶情報を保持する記憶
セル群を探し出し、それに属する記憶情報を読出し可能
なメモリとして、連想メモリがある。
【0003】図7にはそのような連想メモリの基本構成
が示されている。
【0004】図7に示されるように連想メモリは、連想
部(CAM)72と記憶部(RAM)76との二つの記
憶回路を有する。連想部72と記憶部76とは、それぞ
れ複数のワード(Nワード)から成っており、各ワード
毎に記憶内容の書込み読出しが可能とされる。連想部7
2、記憶部76のアドレシングは、書込み読出しアドレ
シング部71によって行われる。連想部72、記憶部7
6毎に専用の書込み読出しバッファ73,75が設けら
れ、データの入出力は、それら書込み読出しバッファ7
3,75を介して可能とされる。連想部72において連
想入力と一致するワードから一致信号が出力されると、
非選択・重複検出部74で非選択・重複の有無が検出さ
れ、非選択・重複がない場合には、上記一致信号が、そ
のまま後段の記憶部76に伝達され、それにより当該記
憶部76では、それに対応するワードの情報が読出さ
れ、それが連想出力とされる。また、上記非選択・重複
検出部74において非選択・重複が検出された場合に
は、非選択・重複信号がアサートされて記憶情報の破壊
防止のため所定の処理が要求される。
【0005】上記のような連想メモリは、シングルチッ
プマイクロコンピュータにおいて、論理アドレスを物理
アドレスに変換する回路(TLB;Translation Lookas
ideBuffer)に主として利用されている。この場合、用
途限定により、連想部と記憶部の役割は固定的とされ、
連想部の連想に寄与するビットも固定的とされている。
また、一般的には、そのマイクロコンピュータの命令に
よって、連想メモリの内容の読み書きが行われることは
なく、またその必要性もないとされている。
【0006】ところで、マイクロコンピュータの応用分
野の広がりに伴ってOSの役割と重要性が高まってい
る。計測制御システムなど産業用に適用されるリアルタ
イムOSは、通常リアルタイム制御を目的としてマルチ
タスキングをサポートするため、外部装置や内部の処理
要求に対して即時処理を行い得る実時間での処理速度が
要求され、特にリアルタイム性を重視する場合には、非
同期で発生する外部割込みに対する即時応答性が要求さ
れる。そのようなOSのリアルタイム・マルチタスク処
理を行う核となるニュークリアスは、非同期に発生する
外部装置又は内部からのイベント(事象)を認識し、そ
のイベントの処理結果に対応するタスクを実行するが、
タスクを優先度に応じてその実行スケジューリングを行
うと共に、タスクからのシステムコール(処理要求)を
受け付けてその処理を行う。例えば、ニュークリアス
は、中央処理装置(以下CPUと記す)をタスクに割り
付ける順序をタスクの優先度に従ってスケジューリング
するスケジュラ、タスクの生成,起動,終了,削除など
タスクの状態を管理するタスク管理、タスクの実行制御
のための時間監視を行うタイマ管理、タスクで必要なメ
モリ領域の割り付け確保を行うメモリ管理、タスク間の
同期・通信処理を行う同期・通信管理などの機能モジュ
ールと、外部割込みの発生による割込み処理やタスクへ
の割込み発生の連絡を行う割込みハンドラ、及び例外割
込みに対する処理やシステムコールエラー処理を行う例
外ハンドラなどの非タスクによって構成される。
【0007】これら機能モジュールはシステムコールを
受け付けて所定の処理を行うが、例えばタスク管理シス
テムコールによってタスクが生成される場合には、その
タスク固有のアイデンティフィケーション(以下IDと
記す)や優先度さらには当該タスクのスタートアドレス
などを記述したタスク管理テーブルを生成する。このよ
うな管理テーブルは、同期・通信管理で生成されたイベ
ントフラグやメイルボックス及びセマフォ、さらにはメ
モリ管理で生成されたメモリプールのIDや大きさなど
に対しても生成される。このようにして生成される各種
管理テーブルには、OSによる状態遷移制御などに従っ
てポインタでキューイングされてテーブル群を構成す
る。そのようなテーブル群は、マイクロコンピュータの
内蔵RAMを利用した一種の小規模なデータベースとさ
れ、リニアサーチ・ハッシング等のソフトウェア的手法
によって検索可能とされる。尚、そのようなデータベー
スの操作(書込み,検索)時間は、リアルタイムOSの
性能指標の一つとされる応答時間に直接影響する。
【0008】尚、本願発明に関する先行技術としては、
特開昭56−130893号,特開昭62−13779
9号,及び特開昭56−54677号がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】外部装置や内部の処理
要求に対して即時処理を行い得る実時間での処理速度が
要求されるリアルタイムOSにおいて、その性能指標の
一つとされる応答時間に直接影響する前記小規模データ
ベースの操作について従来はソフトウェア的な手法に依
存していた。このために、機能向上と応答時間の短縮と
が両立し難いという問題点のあることが、本発明者によ
って見い出された。すなわち、取り扱うタスクを多くす
ると機能は向上するが、リニアサーチ・ハッシング等の
ソフトウェア的手法での検索では、タスクの増大に伴い
検索時間が長くなるため、応答時間が長くなる。それと
は逆にタスクを減少させると検索時間の短縮は可能とさ
れるが、タスクの減少により機能低下は必至とされる。
また、そのような小規模データベースとして、マイクロ
コンピュータのTLBに主として用いられるような従来
の連想メモリを利用することについて本発明者が検討し
たところ、その用途故に、連想部と記憶部が明確に区別
されてその構成も固定的とされ、且つ連想部の連想に寄
与するビットも固定的とされるような連想メモリでは、
データベースの利用形態の多様性に到底対応できないこ
とが明かとなった。
【0010】本発明の目的は、データベース的な利用形
態の多様性に対応可能な連想メモリ及びそれを含むマイ
クロコンピュータを提供することにある。本発明の他の
目的は、マイクロコンピュータのリアルタイムOSにお
けるタスク管理情報のデータベースとして利用した場合
に、応答時間を十分に短縮し得る技術を提供することに
ある。本発明の更に他の目的は、柔軟性を有する連想メ
モリを提供することにある。
【0011】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本明細書において開示さ
れる発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば
下記の通りである。
【0013】連想メモリは、連想のための入力情報に対
して連想動作に寄与するフィールドの位置及びその大き
さの外部設定を可能とする連想制御インタフェースと、
この連想制御インタフェースを介して設定されたフィー
ルドが連想動作に寄与される連想部として、それ以外の
フィールドが連想情報の記憶部として機能される連想記
憶部とを含む。
【0014】また、そのような連想メモリをマイクロコ
ンピュータは内蔵する。この場合、マイクロコンピュー
タに内蔵され、命令を実行する中央処理装置(以下CP
Uとも記す)によって管理されるアドレス空間に上記連
想メモリは配置され、上記連想動作に寄与されるフィー
ルドが当該CPUによって設定される。また、この場
合、上記連想記憶メモリは、リアルタイムOSにおける
タスク管理情報のデータベースを形成するのに利用する
ことができる。
【0015】
【作用】上述した手段によれば、連想制御インタフェー
スは、連想動作に寄与するフィールドの位置及びその大
きさの外部設定を可能とする。そのようなフィールド設
定がなされることにより、上記連想記憶部ではそれ以外
のフィールドが連想情報の記憶部として機能される。こ
れにより、連想メモリの柔軟性が高められる。また、連
想メモリをデータベースに使う場合、その利用形態の多
様性に対応し得るように作用する。また、CPUによっ
て管理されるアドレス空間に連想メモリを配置し、その
連想メモリによって各種タスク管理情報のデータベース
を形成する場合には、ポインタをつなげて各種管理テー
ブルをキューイングすることによりデータベースを形成
しなくても済み、データベースへのデータの追加(変
更)/読出しは、当該連想メモリへのデータの書込み/
読出しとして、CPUでの命令の実行により可能とされ
る。そのようなデータベース的な連想メモリの利用形態
が、リアルタイムOSにおける各種タスク管理情報を検
索するときの応答時間を短縮するように作用する。
【0016】
【実施例】図6には本発明の一実施例である連想メモリ
を含むマイクロコンピュータが示されている。
【0017】図6において、1点破線で囲まれたマイク
ロコンピュータは、特に制限されないが、公知の半導体
集積回路製造技術により、シリコンなどの一つの半導体
基板に形成されている。このシングルチップマイクロコ
ンピュータは、その内部ROM(リード・オンリ・メモ
リ)にリアルタイムOSを保持している。なお、図6に
示されている各回路ブロックは、別々のICによつて形
成し、それらをプリント基板上で組み合わせてもよい。
【0018】図6において、61は、クロックパルスを
生成するクロックパルスジェネレータであり、このクロ
ックパルスジェネレータ61によって生成されたクロッ
クパルスCPは、CPU62、ROM63、RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)64、連想メモリ67、さ
らには図示されないその他の内部回路に供給される。C
PU62、ROM63、RAM64、連想メモリ67は
アドレスバス66やデータバス65によって、互いに結
合されている。CPU62からはリードイネーブル信号
RE、ライトイネーブル信号WEが出力されるようにな
っており、それがアサートされることにより、上記RO
M63、RAM64、連想メモリ67への情報読出し/
情報書込みが可能とされる。
【0019】リアルタイムOSは、特に制限されない
が、ROM63に格納されている。このリアルタイムO
Sの核となるニュークリアスは、特に制限されないが、
CPU62をタスクに割り付ける順序をタスクの優先度
に従ってスケジューリングするスケジュラ、タスクの生
成,起動,終了,削除などタスクの状態を管理するタス
ク管理、タスクの実行制御のための時間監視を行うタイ
マ管理、タスクで必要なメモリ領域の割り付け確保を行
うメモリ管理、タスク間の同期・通信処理を行う同期・
通信管理などの機能モジュールと、外部割込みの発生に
よる割込み処理やタスクへの割込み発生の連絡を行う割
込みハンドラ、及び例外割込みに対する処理やシステム
コールエラー処理を行う例外ハンドラなどの非タスクと
によって構成される。リアルタイムOSの機能モジュー
ルに対応して設定されたタスク管理ブロックやメモリ管
理ブロックのような各種管理ブロックは、リアルタイム
OSの管理の下にキューイングされて連想メモリ67に
格納される。例えば、タスク管理ブロックを構成する個
々のテーブルは、生成されたタスク固有のIDや優先度
さらには当該タスクのスタートアドレスなどを含んでキ
ューイングされている。また、メモリ管理ブロックを構
成する個々のテーブルは、割り付けられたメモリプール
のIDやその大きさなどの情報を含んでキューイングさ
れている。さらには、タスクの起動要求やメモリプール
の生成要求に対する待ち行列などもキューイングテーブ
ルとされる。
【0020】図1には上記のようにタスク管理情報の小
規模データベースが形成される連想メモリ67の構成例
が示されている。
【0021】図1において、12は連想制御インタフェ
ースであり、この連想制御インタフェース12は、連想
記憶部14に記憶されている複数レコードの各々におい
て連想動作に寄与するフィールドを外部から設定できる
ようにするためのもので、書込み読出しアドレシング回
路11及び連想記憶部14、さらにはデータバス65に
結合され、後述する連想入力データレジスタや、連想マ
スクデータレジスタを含んでいる。この連想制御インタ
フェース12には、書込み読出しアドレシング回路11
から出力される連想データ書込みイネーブル信号DW
F、連想マスクデータ書込みイネーブル信号MWE、連
想ストローブ信号ASTが供給されている。レコードの
うち、連想に寄与するフィールドは、連想マスクデータ
レジスタに設定されたデータによって決められる。ここ
で外部からの設定とは、当該連想メモリ67の外部から
の設定を意味し、本実施例では、特に制限されないが、
当該連想メモリ67と合わせてマイクロコンピュータ内
に内蔵されるCPU62からの設定を意味する。書込み
読出しアドレシング部11は、アドレスバス66から取
り込まれるアドレスをデコードする機能を有し、クロッ
クパルスCP,リードイネーブル信号RE,ライトイネ
ーブル信号WEと組み合わせて、連想記憶部14のワー
ド線を駆動するための信号や、連想データ書込みイネー
ブル信号DWE、連想マスクデータ書込みイネーブル信
号MWE、連想ストローブ信号AST、連想イネーブル
信号AE、連想出力タイミング信号AOT、書込みスト
ローブ信号WST、読出しストローブ信号RST1,R
ST2などの各種制御信号を生成する。
【0022】従来の連想メモリは、図7に示されるよう
に、連想部(CAM)72と記憶部(RAM)76とが
明確に区別され、しかもそれらが固定的とされていた。
しかしながら本実施例の連想メモリにおいては、そのよ
うな明確な区別はなく、Mビット×Nワードの単一の連
想記憶部14を有する。しかも、この連想記憶部14で
は、柔軟性を高めるため、或はデータベースとしての多
様性に対応可能とするために、データバス65を介して
上記のように連想制御インタフェース12にマスクデー
タを設定することにより、1レコードのうち、連想に寄
与するフィールドとそれ以外のフィールドとの割合を任
意に変更可能とされる。すなわち、この連想記憶部14
は、上記連想制御インタフェース12によって指定され
たフィールドが連想に寄与されるフィールド(機能的に
は図7における連想部7に対応する)とされ、それ以外
のフィールドが連想情報の記憶部として機能される。こ
の連想記憶部14は、ワード線ドライバ13を介して上
記書込み読出しアドレッシング回路11に結合され、ワ
ード線ドライバ15を介して非選択・重複検出回路16
に結合され、さらにデータバスインタフェース17を介
してデータバス65に結合されている。
【0023】レコードとは、相互に関連のある情報の集
まりを意味する。特に制限されないが、本実施例では、
1ワードが1レコードに対応しており、1レコードはM
ビットを有する。そのため連想記憶部14は、Nレコー
ドの記憶容量を有する。
【0024】連想記憶部14の詳細な構成については後
に詳述するが、連想マスクデータにより連想に寄与する
フィールドが特定される。連想のための入力データと、
特定フィールドの内容とが一致すると、その特定フィー
ルドを有するワード(レコード)からは、そのような状
態を示す信号が出力され、それが非選択・重複検出回路
16に伝達される。この非選択・重複検出回路16にお
いて非選択/重複が検出されない場合に、ワード線ドラ
イバ15を介して該当するワード内のワード線が選択レ
ベルに駆動され、それにより連想記憶部14からは、該
当するワード(レコード)の内容のすべてが、データバ
スインタフェース17を介してデータバス65に出力可
能とされる。また、非選択若しくは重複が検出された場
合には、連想記憶部14の記憶データ保護のため、連想
記憶部14からの連想出力は行われない。重複の場合、
相互の記憶データが競合して、記憶データの破壊が生じ
る。非選択・重複が検出された場合には、非選択・重複
検出回路16から出力されるエラー信号がアサートさ
れ、データバスインタフェース17におけるレジスタの
内容がオール0もしくはオール1とされる。これによ
り、CPU62は、非選択/重複が生じたことを認識す
ることができる。
【0025】ここで、「非選択」とは、連想されるレコ
ードが連想記憶部14に存在しない場合を指し、「重
複」とは、連想されるレコードが複数存在する場合を指
す。
【0026】連想動作以外のデータ読出し/書込みは、
次のように行われる。アドレスバス66から入力される
アドレスに基づいてワード線ドライバ13により連想記
憶部14の該当ワード線が選択レベルに駆動される。そ
のとき書込み読出しアドレッシング回路11に入力され
るライトイネーブル信号WEがアサートされている場合
には、書込みストローブ信号がWSTアサートされ、そ
れによりデータバス65から入力されたデータがデータ
バスインタフェース17を介して連想記憶回路14に伝
達され、それにより当該データの書込みが可能とされ
る。また、書込み読出しアドレッシング回路11に入力
されるリードイネーブル信号REがアサートされている
場合には、読出しストローブ信号RST1又はRST2
がアサートされ、それにより、データバスインタフェー
ス17を介して上記連想記憶部14からデータがデータ
バス65へ出力される。
【0027】図3には図1の主要部の詳細な構成例が示
されている。
【0028】図3に示されるように、連想記憶部14に
は、連想ワード線31とワード線32とのワード線対が
複数形成され、それと交差するように連想データ線対3
4、データ線対35が複数配置される。また、複数のメ
モリセル33が、ワード線対とデータ線対との交差部に
配置されている。メモリセル33は、上記連想ワード線
31、ワード線32、連想データ線対34、データ線対
35に結合されている。連想ワード線31とワード線3
2とのワード線対毎に、それに結合される複数のメモリ
セルのデータによって一つのレコードが形成される。一
つのレコードのうち上記連想制御インタフェース12に
よって指定されたフィールドが連想動作に寄与され、そ
れを除くフィールドが自動的に連想情報の記憶部とされ
る。複数の連想ワード線31のそれぞれはPチャンネル
型MOSFET39を介して高電位側電源Vccに結合
され、当該MOSFET39がオンされたとき、プリチ
ャージされる。そしてこの複数の連想ワード線31の他
端は非選択・重複検出回路16に結合され、この非選択
・重複検出回路16は、その複数の連想ワード線31の
それぞれの電位モニタすることにより、非選択・重複の
検出を行う。非選択・重複検出回路16において非選択
や重複が検出されない場合に、上記連想ワード線31の
それぞれの状態(電位)が当該非選択・重複検出回路1
6を介して出力される。この出力状態(電位)は、後段
のワード線ドライバ15を介してワード線32に伝達さ
れる。ワード線ドライバ15は、上記書込み読出しアド
レシング回路11から出力される連想イネーブル信号A
Eがアサートされた場合に低出力インピーダンス状態と
される複数のトライステートバッファ38を含んでい
る。この複数のトライステートバッファ38は、上記複
数のワード線32に対応して配置される。尚、この複数
のトライステートバッファ38は、上記連想イネーブル
信号AEがネゲートされた状態では高出力インピーダン
ス状態とされる。
【0029】さらに、このワード線32の他端には、上
記連想イネーブル信号AEがネゲートされた状態で低出
力インピーダンス状態とされる複数のトライステートバ
ッファ40が結合される。このトライステートバッファ
40には、上記書込み読み出しアドレシング回路11の
出力が伝達され、連想イネーブル信号AEがネゲートさ
れた状態のときに、上記ワード線32に読出しアドレシ
ング回路11の出力が伝達される。ここで、上記複数の
トライステートバッファ40と、連想ワード線プリチャ
ージ用の複数のPチャンネル型MOSFET39とによ
って、ワード線ドライバ13が形成されている。
【0030】また、上記連想制御インタフェース12
は、複数のインタフェース回路36を有し、インタフェ
ース回路36のそれぞれは、上記連想データ線対34の
うちの1対とデータバス65内の1つのラインとに結合
され、それにより、対応するメモリセル33への連想の
ための入力データの伝達が可能とされる。さらに、上記
データバスインタフェース17は、複数のバッファ回路
37を有し、バッファ回路37のそれぞれは、上記デー
タ線対35のうちの1対とデータバス65内の1つのラ
インとに結合され、それにより、データ線対35からデ
ータバス65へのデータ伝達やこのデータバス65から
データ線対35へのデータ取り込みが可能とされる。
【0031】図4には、図3における主要部のさらに詳
細な構成が示される。すなわち、1個のインタフェース
回路36,1個のバッファ回路37,1個のメモリセル
33が、図4には示されている。図示されていないイン
タフェース回路36,バッファ回路37,メモリセル3
3についても同様な構成にされている。
【0032】図4から理解されるように、上記連想制御
インタフェース12を形成する複数のインタフェース回
路36のそれぞれは、連想データ書込みイネーブル信号
DWEのアサートタイミングに同期して連想のための入
力データを保持する連想入力データレジスタ41(図4
には、1ビットのみが示されている)と、連想マスクデ
ータ書込みイネーブル信号MWEのアサートタイミング
に同期して連想マスクデータを保持するための連想マス
クデータレジスタ42(図4には、1ビットのみが示さ
れている)と、3入力アンドゲート43,44とを含
む。連想入力データレジスタ41及び連想マスクデータ
レジスタ42の入力端子はデータバス65内の所定の1
本のラインに結合され、このデータバス65を介してC
PU62から伝達された連想入力データ,連想マスクデ
ータの取り込みが可能とされている。連想データレジス
タ41の出力は、Q,Q*(*印は、*印のないものに
対して位相反転されたものを意味する。以下同じ)で示
されるように相補的出力とされる。連想データレジスタ
41の出力Qと連想マスクデータレジスタ42の出力Q
及び連想ストローブ信号ASTとの論理積がアンドゲー
ト43により求められ、その論理積が連想データ線34
Aに伝達される。また、連想データレジスタ41の出力
Q*と連想マスクデータレジスタ42の出力Q及び連想
ストローブ信号ASTとの論理積がアンドゲート44に
より求められ、その論理積が連想データ線34Bに伝達
される。そのような論理積出力(連想情報)に基づいて
連想動作が可能とされる。
【0033】メモリセル33は次のように構成されてい
る。二つのインバータ48,49が交差結合されて、ス
タティック形セル(保持部)が構成されている。Nチャ
ンネル型MOSFET45,46の直列回路(比較部)
が連想ワード線31と接地ラインとに結合される。接地
ラインは低電位側電源Vssとされる。Nチャンネル型
MOSFET45のゲート電極は連想データ線34Aに
結合され、Nチャンネル型MOSFET46のゲート電
極は上記スタティック形メモリセルのノードQ*に結合
される。このノードQ*とデータ線35A*との間にト
ランスファ用のNチャンネル型MOSFET47が設け
られる。また、Nチャンネル型MOSFET50とNチ
ャンネル型MOSFET51との直列回路が連想ワード
線31と接地ラインとに結合される。Nチャンネル型M
OSFET50のゲート電極は連想データ線34B*に
結合され、Nチャンネル型MOSFET51のゲート電
極は上記スタティック形メモリセル48,49のノード
Qに結合される。このノードQとデータ線35Bとの間
にはトランスファ用のNチャンネル型MOSFET52
が設けられる。上記トランスファ用のNチャンネル型M
OSFET47,52のゲート電極はワード線32に結
合されており、このワード線32がハイレベルとされた
場合に上記スタティック形メモリセル48,49へのデ
ータ書込み/読出しが可能とされる。
【0034】データバスインタフェース17を構成する
複数のバッファ回路37のそれぞれは、トライステート
バッファ17A、17B、17C、17Dと、連想出力
データレジスタ17Eとを含む。複数のトライステート
バッファ17A乃至17Dのうち17Aのみが出力反転
形のバッファとされる。トライステートバッファ17A
はデータバス65のうちの所定の1本のラインとデータ
線35A*とに結合され、トライステートバッファ17
Cはデータバス65のうちの上記1本のラインとデータ
線35Bとに結合される。この二つのトライステートバ
ッファ17A,17Cは、書込みストローブ信号WST
によって、その動作が制御される。当該ストローブ信号
WSTがハイレベルにアサートされた場合に、データバ
ス65のうちの上記1本のラインにおけるデータが、デ
ータ線35A*、35Bに伝達される。トライステート
バッファ17Dは、読出しストローブ信号RST1がア
サートされた場合に動作可能状態とされ、それによりデ
ータ線35Bにおけるデータが、データバス65のうち
の上記1本のラインに伝達される。連想データ出力レジ
スタ17E(図4には1ビットのみが示されている)
は、データ線35Bに現れた連想出力データを、連想出
力タイミング信号AOTが不活性とされるタイミングで
保持する機能を有し、その保持データは、後段のトライ
ステートバッファ17Bが読出しストローブ信号RST
2がアサートされるタイミングでデータバス65のうち
の上記1本のラインに送出する。尚、非選択・重複検出
回路16から出力されるエラー信号ERがアサートされ
た場合には、それに応答してレジスタ17Eは、その保
持内容がオール0もしくはオール1に強制的にセットさ
れる。これにより、CPU62はエラーを認識すること
が可能とされる。
【0035】上記のような連想メモリ67は、特に制限
されないが、図6に示されるCPU62によって管理さ
れるアドレス空間に、図2に示されるように割り付けら
れる。
【0036】すなわち、アドレスAからA+N−1に
は、連想記憶部14のワード0からワードN−1が割り
付けられ、アドレスA+Nには連想マスクデータレジス
タ42が割り付けられ、アドレスA+N+1には連想デ
ータレジスタ41が割り付けられ、アドレスA+N+2
には、連想データ出力に利用される場合の連想出力デー
タレジスタ17Eが割り付けられ、アドレスA+N+3
には、ステータス出力に利用される場合の連想出力デー
タレジスタ17Eが割り付けられる。
【0037】連想記憶部14には上述のようにアドレス
が割り付けられているため、図1に示した書込み読出し
アドレシング回路11は、アドレスバス66を介してC
PU62から供給されているアドレス信号がアドレスA
からA+N−1の範囲を示している場合、リードイネー
ブル信号RE,ライトイネーブル信号WEのアサートに
従って読出しストローブ信号RST1,書込みストロー
ブ信号WSTをアサートする。これにより、データバス
65,データバスインタフェース17を介してアドレス
AからA+N−1に対して、CPU62は読出しあるい
は書込み動作を行うことができる。
【0038】CPU62からのアドレス信号がアドレス
A+Nを示している場合で、イネーブル信号WEがアサ
ートされているとき、上記アドレシング回路11は、連
想マスクデータ書込みイネーブル信号MWEをアサート
する。CPU62のアドレス信号がアドレスA+N+1
を示している場合で、イネーブル信号WEがアサートさ
れているとき、上記アドレシング回路11は、連想デー
タ書込みイネーブル信号DWEをアサートする。CPU
62のアドレス信号がアドレスA+N+2及びA+N+
3を示している場合で、イネーブル信号REがアサート
されているとき、上記アドレシング回路11は、読出し
ストローブ信号RST2をアサートする。
【0039】特に制限されないが、連想イネーブル信号
AEは、CPU62がアドレスA+N+1を指し、イネ
ーブル信号WEがアサートされたときに、上記アドレシ
ング回路11によってアサートされる。また、特に制限
されないが、連想ストローブ信号AST,連想出力タイ
ミング信号AOTは、その連想イネーブル信号AEに基
づいて形成される。
【0040】次に、上記のように構成された連想メモリ
の連想動作について説明する。
【0041】図5には本実施例における主要部の動作タ
イミングが示される。連想ワード線31は、連想ストロ
ーブ信号ASTがネゲートされることにより、オン状態
にされたPチャンネル型MOSFET39を介して電源
電圧Vccレベルにプリチャージされる。連想ストロー
ブ信号ASTがアサートされると、ハイレベル
(“1”)が保持されている連想マスクレジスタ42に
対応する連想データ線対34A,34B*のいずれか一
方がアンドゲート43又は44のアンド条件が成立さ
れ、その出力をハイレベルにする。それが、スタティッ
ク形メモリセル48,49の保持レベルと不一致である
と、当該メモリセル33内のMOSFET対45,4
6、又は50,51が導通状態とされ、それが結合され
る連想ワード線31がローレベル(Vssレベル)にデ
ィスチャージされる。一つの連想ワード線31に結合さ
れた複数のメモリセル33において、上記のような保持
レベルの不一致を生じるメモリセルが一つでも存在する
場合には、当該連想ワード線31はローレベルにディス
チャージされる。それとは逆に、連想マスクデータがハ
イレベル(“1”)とされるビットにおいて連想入力デ
ータとメモリセルの記憶内容との不一致が生じない場合
には、当該連想ワード線31のディスチャージは行われ
ないから、そのような連想ワード線31に限りハイレベ
ル(Vccレベル)状態が保たれる。すなわち、ワイヤ
ードORの論理回路として働く。そして、各連想ワード
線31の状態(電位)は非選択・重複検出回路16にお
いてモニタされる。すなわち、複数の連想ワード線31
の状態(電位)がチェックされ、ハイレベル状態の連想
ワード線31が存在しない場合(非選択状態)やハイレ
ベル状態の連想ワード線31が複数存在する場合(重
複)が検出されないとき、すなわち、複数の連想ワード
線31のうち1本のみがハイレベルとされる場合には、
当該連想ワード線31に結合されたメモリセル群に、連
想入力データに呼応するデータが存在することを意味す
る。そのため当該連想ワード線31に対応するワード線
32が、トライステートバッファ38の出力により選択
レベルに駆動され、それにより、当該ワード線32に結
合されたメモリセル33内のNチャンネル型MOSFE
T52を介してメモリセルのデータがデータ線35Bに
出力される。データ線35Bに出力されたデータは、読
出しストローブ信号RST1のアサートタイミングに同
期してデータバス65に送出可能とされる。また、この
データ線35Bに出力されたデータは、連想出力タイミ
ング信号AOTがネゲートされるタイミングで連想出力
データレジスタ17Eに保持されることにより、当該レ
ジスタ17Eの保持内容が更新される。そしてこの連想
出力レジスタ17Eの保持内容は、連想出力イネーブル
信号RST2のアサートタイミングに同期してデータバ
ス65に出力される。
【0042】尚、図5に示されるように、連想ストロー
ブ信号ASTは、1回の連想動作期間のみ活性状態とさ
れ、それがネゲートされた期間は連想ワード線のプリチ
ャージ期間とされる。また、連想出力タイミング信号A
OTは連想ストローブ信号ASTのアサート期間の後半
でアサートされ、それまでに確定された連想ワード線3
1の状態に基づいてワード線32を選択レベルに駆動す
るためのタイミング信号とされる。
【0043】上述の説明から理解されるように、連想マ
スクレジスタ42の所定領域に、“1”をセットするこ
とにより、その所定領域に対応したフィールドは、連想
動作のために使われる(連想フィールド)。これに対し
て“0”をセットした連想マスクレジスタ42の所定領
域に対応するフィールドは、連想動作には使われず、記
憶領域として使われる(記憶データフィールド)。連想
マスクレジスタ42には、前記CPU62によって任意
のマスクデータをセットすることができるために、連想
記憶部14を任意の割合で、連想記憶部と記憶部とに分
けることができる。
【0044】本実施例のマイクロコンピュータに導入さ
れたリアルタイムOSにおいて、タスクは、図8に示さ
れた4つの状態を遷移する。すなわち、タスクは、RE
ADY(実行可能)状態,RUN(実行)状態,DOR
MANT(休止)状態,WAIT(待ち)状態を遷移す
る。それぞれの状態について以下簡単に説明する。 〔1〕DORMANT状態 これは、タスクが登録され、まだ起動されていない状
態、または終了後の状態である。この状態のタスクが所
定の第1システムコールにより起動されると、タスク登
録時に指定されたタスク実行開始アドレスから実行され
る。タスクの処理が、所定の第2システムコールで終了
するとDORMANT状態になる。 〔2〕READY状態 これは、タスクを実行するための準備がすべて整った状
態であるが、他の高い優先度のタスクが実行されている
ため実行を待っている状態である。DORMANT状態
のタスクが起動されたとき、またはWAIT状態のタス
クの待ちが解除されたとき、READY状態になる。 〔3〕RUN状態 これは、CPUが割り付けられ、現在実行中の状態であ
る。READY状態のタスクの中から、スケジューリン
グにより最も高い優先度が与えられたタスクが、RUN
状態になる。 〔4〕WAIT状態 これは、タスクが何らかの事象を待っている状態であ
る。RUN状態のタスクが待ちを伴うシステムコールを
発行し、条件が満足されないときWAIT状態になる。
待ちが解除されるとREADY状態になる。
【0045】図8において〇印はタスクを示しており、
〇印内のアルファベットは、そのタスクの優先度を示し
ている。ここで、優先度は“a”が最も高く“b”,
“c”と順に低くなっており、“z”が最も低いことを
表わしている。RUN状態のタスクは、1つしかない
が、他の状態には複数のタスクがある。例えば、REA
DY状態には、優先度“e”,“g”,“a”の3個の
タスクがあり、WAIT状態には、優先度“c”,
“o”,“l”の3個のタスクがある。
【0046】図9には、上記図8に示されているような
タスクを管理するためのタスク管理データの一例が示さ
れている。特に制限されないが、1つのタスクに対し
て、図9に示されているタスク管理データが1つ対応づ
けられている。このタスク管理データは、1レコードの
データであり、対応づけられたタスクのID、そのタス
クが現在どの状態(図8に示した状態)にあるかを示す
STATE、そのタスクの優先度としてのPRIORI
TY、どのような事象の発生を待っているのかを表わす
EVENTなどのデータによって構成される。
【0047】図10には、連想記憶部14に書き込まれ
た複数のタスク管理データが示されている。すなわち、
連想メモリにデータベースが形成されている。これらの
タスク管理データは、連想記憶部14のアドレスAから
A+N−1に保持されており、OSがCPU62を用い
て、データバスインタフェース17を介して連想記憶部
14に書き込んだデータである。
【0048】連想記憶部14に保持されているこれらの
タスク管理データから、所望のタスクを探したり、ある
いは所望のタスクの現在の状態を調べるのに、本発明は
有効である。
【0049】例えば、現在の状態と、優先度が判ってい
て、それに対応するタスクを探す場合には、図10の上
段に示されているようにする。すなわち、OSがCPU
62を用いて、データバス65を介して連想マスクレジ
スタ42に、“0・01・・・11・・・10・・・0”のマスク
データを書き込む。そして、連想入力データレジスタ4
2に、判っている現在の状態(WAIT)と優先度
(c)を連想入力データとして、OSがCPU62を用
いて書き込む。これにより、前述した説明から理解され
るように、連想出力データ17Eには、“3 WAIT
c α”のタスク管理データが読み出される。OS
は、CPU62を用いて連想出力データレジスタ17E
の内容を読み出すことにより、そのタスクのIDを知る
ことができ、タスクを特定することができる。
【0050】また、IDが判っていて、そのIDを有す
るタスクの優先度等を調べたいときには、図10の中段
に示されているようにする。尚、本実施例の場合、ID
は重複することはない。すなわち、OSがCPU62を
用いて、連想マスクレジスタ41に“1・10・・・0”の
マスクデータを書き込む。そして、連想入力データレジ
スタ42に、判っているID(8)を連想入力データと
して、OSがCPU62を用いて書き込む。これによ
り、連想出力データレジスタ17Eには“8 DORM
ANT h”のタスク管理データが読み出される。
【0051】このように、マスクデータを任意に設定す
ることにより、タスクに関する種々の情報を短時間に得
ることができる。また、図10において、?部は適当な
値を示している。
【0052】上述した説明から理解されるように、一つ
のレコード(記憶フィールド)は、1本の連想ワード線
31及びそれと対応する1本のワード線32(もしく
は、1本の連想ワード線31又は1本のワード線31)
に結合された複数のメモリセルを含む。そのため、1つ
のレコード(記憶フィールド)のビット数はそれに含ま
れているメモリセルの数に一致する。言い換えるなら
ば、レコードのビット幅は、それに含まれているメモリ
セルの数に一致する。
【0053】本実施例においては、ワード線に結合され
るメモリセルの数が一定(Mビット)である。そのた
め、連想フィールドとして使われる領域が、例えば5,
6,…と増加すれば、記憶フィールドとして使うことが
できる領域は、例えばM−5,M−6,…と減少する。
このことを考えると、上記連想マスクレジスタ41は、
連想フィールドと記憶データフィールドとの比率あるい
は割合を定める手段とみなすことができる。このように
みなした場合、CPU62から上記連想マスクレジスタ
41への設定データは、連想フィールドと記憶データフ
ィールドとの比率あるいは割合を定めるための比率デー
タあるいは割合データとみなすことができる。
【0054】上記実施例によれば以下の作用効果を得る
ことができる。
【0055】(1)連想制御インタフェース12を有す
ることにより、連想動作に寄与するフィールドの、1レ
コードにおける位置及びその大きさの外部設定が可能と
されるので、連想ワード線31とワード線32とのワー
ド線対毎に、それに結合されるメモリセルに格納される
データによって一つのレコードが形成される場合におい
て、一つのレコードのうち上記連想制御インタフェース
12に設定されたフィールドが連想動作に寄与されるフ
ィールドとされ、それ以外のフィールドが自動的に連想
情報の記憶部とされる。このように連想動作に寄与され
るフィールドが可変とされることは、図7に示されるよ
うに連想部72と記憶部76とが固定的とされる従来の
連想メモリに比して、データベースの利用形態の多様性
に対応可能とされる。
【0056】(2)図2及び図6に示されるように、機
械語命令を実行するCPU62によって管理されるアド
レス空間に、上記のように構成された連想メモリ67が
配置され、この連想メモリをOSのためのタスク管理情
報のデータベースとして利用する場合において、当該連
想メモリへのデータ書込み/読出しが、CPUの機械語
命令の実行により可能とされ、そのようなデータベース
のハードウェア化により、例えば従来のリアルタイムO
Sのようにリニアサーチ・ハッシング等のソフトウェア
的手法でデータベースの検索を行う場合に比して、特定
条件のタスクIDの問い合わせや特定タスクの状態等の
問い合わせを効率よく行うことができ、タスク管理情報
検索の応答時間が十分に短縮される。
【0057】(3)連想マスクデータにより連想に寄与
するフィールドが特定され、その場合の連想データ入力
が、特定フィールドと一致するワードからは、そのよう
な状態を示す信号として連想ワード線31の状態が非選
択・重複検出回路16に伝達される。この非選択・重複
検出回路16において非選択/重複が検出されない場合
に、ワード線ドライバ15を介して該当するワード線が
選択レベルに駆動され、それにより連想記憶部14から
は、該当するワードの内容のすべてが、データバスイン
タフェース17を介してデータバス65に出力可能とさ
れるが、非選択若しくは重複が検出された場合には、ワ
ード線の選択が行われないので、連想記憶部14の記憶
データの破壊を阻止できる。また、そのような状態は、
非選択・重複検出回路16から出力されるエラー信号E
Rがアサートされ、データバスインタフェース17にお
けるレジスタの内容がオール0もしくはオール1とされ
ることにより、CPU62に認識可能とされるので、当
該CPU62においては、非選択或いは重複発生の場合
の所定の処理に速やかに移行することがでる。
【0058】(4)連想のための入力情報設定用のレジ
スタ41と、上記入力情報についての連想動作に寄与す
るフィールドの、1レコードにおける位置及びその大き
さを指示する連想マスク情報設定用のレジスタ42と、
連想動作のための所定のタイミングに同期して上記第
1,第2レジスタ保持情報の論理積を得るアンドゲート
43,44とにより、上記連想制御インタフェース12
を簡単に構成することができる。
【0059】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0060】例えば、図5において、所定のタイミング
でデータ線35Bをプリチャージするための回路を設け
ることは、メモリセルデータの高速読出しを図る上で効
果的とされる。また、連想出力データレジスタ17Eの
内容は、全て出力されても、その一部(例えば、連想デ
ータフィールド)が出力されるようにしてもよい。
【0061】また、マルチポートRAMなどのように特
殊機能を備えたRAMをベースに連想メモリを構成する
こともできる。特にマルチポートRAMの一例とされる
デュアルポートRAMを連想記憶部14に適用してパラ
レルインタフェースハードウェアを形成することは、二
つのプロセッサで当該連想メモリを共有する場合におい
て、当該二つのプロセッサ間の通信の効率向上を図る上
で効果的とされる。
【0062】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロコンピュータのリアルタイムOSに適用した場合につ
いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、タスク管理情報以外のデータベースを形成する場
合、さらには専用若しくは汎用プロセッサなど種々のデ
ータ処理装置に適用することができる。
【0063】本発明は、少なくとも入力情報についての
連想動作を可能とする条件のものに適用することができ
る。
【0064】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0065】すなわち、連想動作に寄与するフィールド
が、連想制御インタフェースに設定されたフィールドと
され、それ以外のフィールドが連想情報の記憶部として
機能されるので、データベースの利用形態の多様性に対
応可能となる。また、命令を実行するCPUによって管
理されるアドレス空間に連想メモリが配置され、その連
想メモリ上にデータベースが形成される場合において
は、当該連想メモリへのデータの書込み/読出しが、C
PUの命令の実行により可能とされ、データベースのハ
ードウェア化が図れ、上記データベースをリアルタイム
OSにおけるタスク管理情報のデータベースとした場合
には応答時間の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明一実施例に係る連想メモリの構成
を示すブロック図である。
【図2】図2はマイクロコンピュータにおいて管理され
るアドレス空間に上記連想メモリを配置した場合のアド
レスの割付を説明するための図である。
【図3】図3は連想メモリにおける主要部の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図4】図4は図3における主要部のさらに詳細な回路
図である。
【図5】図5は連想メモリの主要部の動作タイミング図
である。
【図6】図6は連想メモリを含むマイクロコンピュータ
のブロック図である。
【図7】図7は従来の連想メモリの構成を示すブロック
図である。
【図8】図8はタスクの状態遷移を示す図である。
【図9】図9は連想メモリに記憶されるレコードの一例
を示す図である。
【図10】図10は連想メモリの動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
11 書込み読出しアドレシング回路 12 連想制御インタフェース 13,15 ワード線ドライバ 14 連想記憶部 16 非選択・重複検出回路 17 データバスインタフェース 31 連想ワード線 33 メモリセル 36 インタフェース部 37 バッファ回路 41 連想入力データレジスタ 42 連想マスクデータレジスタ 43,44 アンドゲート 62 CPU 65 データバス 66 アドレスバス 67 連想メモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが所定の長さを有する複数の記
    憶フィールドを有し、各記憶フィールドにデータを保持
    する記憶回路と、 前記記憶フィールドのなかの所定のフィールドを連想動
    作に寄与する連想フィールドとして指定するフィールド
    指定手段と、 連想のための連想データを入力して、保持する保持手段
    と、 前記フィールド指定手段によって指定された連想フィー
    ルドの内容と前記保持手段に保持された連想データとが
    所定の関係を満たすか否かを検出し、上記所定の関係を
    満たす所定のフィールドを有する記憶フィールドを選択
    する選択手段と、 前記選択手段により選択された記憶フィールドの保持内
    容の少なくとも一部を出力する出力手段と、 を含んで、一つの半導体基板に形成されて成る連想メモ
    リ。
  2. 【請求項2】 前記複数の記憶フィールドのそれぞれ
    は、複数のメモリセルを有し、 各メモリセルは、情報を保持するための保持部と、保持
    部に保持された情報と連想データとを比較し、一致した
    ときに所定の信号を出力する比較部とを有する、請求項
    1記載の連想メモリ。
  3. 【請求項3】 前記フィールド指定手段と前記連想デー
    タ保持手段とに結合され、前記フィールド指定手段によ
    って指定される前記連想フィールドに対応する前記連想
    データ保持手段の領域に保持されている連想データを上
    記各記憶フィールドに供給する供給手段を設けた、請求
    項2記載の連想メモリ。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、記憶フィールドに含ま
    れている複数のメモリセルの前記比較部からの信号が供
    給されることによって、供給されている比較部からの信
    号のそれぞれが所定の信号であるときに一致信号を出力
    して、前記所定の関係を満たす記憶フィールドを検出す
    る検出手段と、 記憶フィールドに含まれる複数のメモリセルに結合され
    たドライバーを有し、検出された記憶フィールドを駆動
    する駆動手段と、 を備えた、請求項3記載の連想メモリ。
  5. 【請求項5】 一つの半導体基板に形成され、記憶情報
    と連想のために入力した連想データとの照合により、そ
    の連想データに対応する記憶情報の全部又は一部を出力
    する連想メモリであって、 前記記憶情報の1レコードにおいて前記連想データにつ
    いての連想動作に寄与するフィールドの位置及びその大
    きさの外部設定を可能とする連想制御インタフェース手
    段と、 前記連想制御インタフェース手段によって設定されたフ
    ィールドが連想動作に寄与される連想部として、それ以
    外のフィールドが連想情報の記憶部として機能される連
    想記憶部と、 を含む連想メモリ。
  6. 【請求項6】 前記連想制御インタフェース手段は、 連想データを保持する第1レジスタと、 連想データについての連想動作に寄与するフィールド
    の、1レコードにおける位置及びその大きさを指示する
    連想マスクデータを保持する第2レジスタと、 前記第1及び第2レジスタの保持情報を入力して、前記
    連想記憶部における連想部と記憶部とを区別するための
    制御信号を生成する論理手段と、 を含む、請求項5記載の連想メモリ。
  7. 【請求項7】 それぞれが所定の長さを有する複数の記
    憶フィールドを有し、各記憶フィールドにデータを保持
    する記憶回路と、 連想のための連想データを保持する保持手段と、 上記記憶フィールドにおける、連想動作に寄与する連想
    フィールドとその他の記憶データフィールドとの比率を
    指示する指定手段と、 上記指定手段よって指定された、各記憶フィールド内の
    連想フィールドの内容と上記保持手段保持された連想デ
    ータとが所定の関係を満たすか否かを検出し、前記所定
    の関係を満たす連想フィールドを有する記憶フィールド
    を選択する選択手段と、 選択された記憶フィールドのうち、少なくとも前記記憶
    データフィールドを出力する出力手段と、 を含む連想メモリ。
  8. 【請求項8】 中央処理装置と、 この中央処理装置に結合され、該中央処理装置からのア
    ドレスが供給されるアドレスバスと、 前記中央処理装置に結合されたデータバスと、 前記アドレスバス及びデータバスに結合された連想メモ
    リとを含んで、一つの半導体基板に形成されたマイクロ
    コンピュータであって、 前記連想メモリは、 それぞれが所定の長さを有する複数の記憶フィールドを
    有し、各記憶フィールドにデータを保持する記憶回路
    と、 前記記憶フィールドのなかの所定のフィールドを連想動
    作に寄与する連想フィールドとして指定するフィールド
    指定手段と、 連想のための連想データを入力して、保持する保持手段
    と、 前記フィールド指定手段によって指定された連想フィー
    ルドの内容と前記保持手段に保持された連想データとが
    所定の関係を満たすか否かを検出し、上記所定の関係を
    満たす所定のフィールドを有する記憶フィールドを選択
    する選択手段と、 前記選択手段により選択された記憶フィールドの保持内
    容の少なくとも一部を出力する出力手段とを有して、 成るものであるマイクロコンピュータ。
  9. 【請求項9】 前記連想メモリは、中央処理装置によっ
    て管理されるアドレス空間に配置され、 前記フィールド指定手段は、前記中央処理装置によって
    その値が設定されるレジスタを有するものである、請求
    項8記載のマイクロコンピュータ。
  10. 【請求項10】 前記連想メモリには、リアルタイムO
    Sにおけるタスク管理情報のデータベースが形成される
    ものである請求項9記載のマイクロコンピュータ。
JP4070383A 1991-02-28 1992-02-20 連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ Withdrawn JPH0594697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4070383A JPH0594697A (ja) 1991-02-28 1992-02-20 連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-57826 1991-02-28
JP5782691 1991-02-28
JP4070383A JPH0594697A (ja) 1991-02-28 1992-02-20 連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594697A true JPH0594697A (ja) 1993-04-16

Family

ID=26398912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4070383A Withdrawn JPH0594697A (ja) 1991-02-28 1992-02-20 連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594697A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000318544A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Nec Corp 車載機器制御装置
US6275431B1 (en) * 2000-08-24 2001-08-14 Fujitsu Limited Semiconductor memory device having bit line precharge circuits activated by separate control signals and control method for the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000318544A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Nec Corp 車載機器制御装置
US6275431B1 (en) * 2000-08-24 2001-08-14 Fujitsu Limited Semiconductor memory device having bit line precharge circuits activated by separate control signals and control method for the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6539500B1 (en) System and method for tracing
US4325116A (en) Parallel storage access by multiprocessors
US6260150B1 (en) Foreground and background context controller setting processor to power saving mode when all contexts are inactive
EP0243892B1 (en) System for guaranteeing the logical integrity of data
US5630096A (en) Controller for a synchronous DRAM that maximizes throughput by allowing memory requests and commands to be issued out of order
US4821185A (en) I/O interface system using plural buffers sized smaller than non-overlapping contiguous computer memory portions dedicated to each buffer
EP1582980B1 (en) Context switching method, device, program, recording medium, and central processing unit
US6212611B1 (en) Method and apparatus for providing a pipelined memory controller
US6662253B1 (en) Shared peripheral architecture
US7865696B2 (en) Interface including task page mechanism with index register between host and an intelligent memory interfacing multitask controller
US6986141B1 (en) Context controller having instruction-based time slice task switching capability and processor employing the same
US3611306A (en) Mechanism to control the sequencing of partially ordered instructions in a parallel data processing system
JPH05204674A (ja) マルチタスキングデータ処理システム
US6243736B1 (en) Context controller having status-based background functional task resource allocation capability and processor employing the same
JPH0778738B2 (ja) ディジタル・コンピュータ・システム
US5440717A (en) Computer pipeline including dual-ported, content-addressable writebuffer
CN102934102A (zh) 多处理器系统、执行控制方法和执行控制程序
US9910801B2 (en) Processor model using a single large linear registers, with new interfacing signals supporting FIFO-base I/O ports, and interrupt-driven burst transfers eliminating DMA, bridges, and external I/O bus
US7882504B2 (en) Intelligent memory device with wakeup feature
US7444641B1 (en) Context controller having context-specific event selection mechanism and processor employing the same
JPH11296388A (ja) プロセッサでマルチタスキングを管理するコンテキスト・コントロ―ラ
GB2412767A (en) Processor with at least two buses between a read/write port and an associated memory with at least two portions
JPH0594697A (ja) 連想メモリ及びそれを含むマイクロコンピユータ
US7823159B2 (en) Intelligent memory device clock distribution architecture
US6708259B1 (en) Programmable wake up of memory transfer controllers in a memory transfer engine

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518