JP2000317599A - 軽合金の射出成形装置とこれに用いる押出スクリュー - Google Patents
軽合金の射出成形装置とこれに用いる押出スクリューInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 押出スクリューにおける摩損又は溶損の発生
した部分だけを簡単に交換できるようにして、軽合金の
射出成形に際する材料コスト及びメンテナンスコストを
低減する。 【解決手段】 チャンバー2の内部に押出スクリュー3
を回転自在に有するスクリュー押出機4と、チャンバー
2内に供給された軽合金材料5を半凝固スラリー7とな
るように加熱又は冷却する温度制御手段8と、チャンバ
ー2の排出口から排出された半凝固スラリー7を射出成
形するための型締め装置9と、を備えている軽合金の射
出成形装置において、押出スクリュー3を、チャンバー
2内に回転自在に挿通される中心軸部41と、この中心
軸部41の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスク
リューセグメント42とから構成する。
した部分だけを簡単に交換できるようにして、軽合金の
射出成形に際する材料コスト及びメンテナンスコストを
低減する。 【解決手段】 チャンバー2の内部に押出スクリュー3
を回転自在に有するスクリュー押出機4と、チャンバー
2内に供給された軽合金材料5を半凝固スラリー7とな
るように加熱又は冷却する温度制御手段8と、チャンバ
ー2の排出口から排出された半凝固スラリー7を射出成
形するための型締め装置9と、を備えている軽合金の射
出成形装置において、押出スクリュー3を、チャンバー
2内に回転自在に挿通される中心軸部41と、この中心
軸部41の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスク
リューセグメント42とから構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマグネシウ
ムやアルミニウム等の軽合金を鋳造するための射出成形
方装置とこれに用いる押出スクリューに関するものであ
る。
ムやアルミニウム等の軽合金を鋳造するための射出成形
方装置とこれに用いる押出スクリューに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂の射出成形に近い形式で
軽合金材料を成形する方法として、軽合金材料を半凝固
スラリーにして成形金型内に射出する方法がある。この
種の軽合金の射出成形方法では、一般に、ペレット状の
原料をスクリュー押出機の内部で加熱したり(特表平3
─504830号公報参照)、あるいは、半溶融状態に
加熱されたインゴット原料を粉砕機で粒状にしたものを
スクリュー押出機の内部で加熱することにより(特許第
2832625号公報、特開平9─108805号公報
参照)、軽合金材料を半凝固状態にしている。
軽合金材料を成形する方法として、軽合金材料を半凝固
スラリーにして成形金型内に射出する方法がある。この
種の軽合金の射出成形方法では、一般に、ペレット状の
原料をスクリュー押出機の内部で加熱したり(特表平3
─504830号公報参照)、あるいは、半溶融状態に
加熱されたインゴット原料を粉砕機で粒状にしたものを
スクリュー押出機の内部で加熱することにより(特許第
2832625号公報、特開平9─108805号公報
参照)、軽合金材料を半凝固状態にしている。
【0003】しかるに、上記の方法では、いずれも出発
原料が固体金属であるため、押出スクリューの上流部の
摩耗や溶損が激しいという欠点がある。そこで、固体原
料を加熱して半凝固スラリーにすることに伴う上記不都
合を解消すべく、実質的に縦向きのチャンバー内におい
て金属溶湯を押出スクリューで剪断しながら冷却して半
凝固スラリーに遷移させたあと、チャンバーの下端排出
口から排出されてきた半凝固スラリーを成形金型に射出
する方法も提案されている(レオモールディング法:特
表平9─508859号公報参照)。
原料が固体金属であるため、押出スクリューの上流部の
摩耗や溶損が激しいという欠点がある。そこで、固体原
料を加熱して半凝固スラリーにすることに伴う上記不都
合を解消すべく、実質的に縦向きのチャンバー内におい
て金属溶湯を押出スクリューで剪断しながら冷却して半
凝固スラリーに遷移させたあと、チャンバーの下端排出
口から排出されてきた半凝固スラリーを成形金型に射出
する方法も提案されている(レオモールディング法:特
表平9─508859号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
スクリューフライトが軸方向全域において連続的に断面
形状が変化する一体型の押出スクリューを使用している
ため、材料コスト及びメンテナンスコストの両面で簡単
に押出スクリューを交換できない。このため、押出スク
リューの外表面が摩耗や溶損してチャンバー内面に対す
るクリアランスが広がり、計量の不安定化が増大したり
気泡の巻き込みが多くなるという欠点がある。
スクリューフライトが軸方向全域において連続的に断面
形状が変化する一体型の押出スクリューを使用している
ため、材料コスト及びメンテナンスコストの両面で簡単
に押出スクリューを交換できない。このため、押出スク
リューの外表面が摩耗や溶損してチャンバー内面に対す
るクリアランスが広がり、計量の不安定化が増大したり
気泡の巻き込みが多くなるという欠点がある。
【0005】特に、出発原料が固体金属である場合の射
出成形装置では、大きな剪断力を必要とするために、先
端部の方が空間容積が小さくなるような圧縮比の大きい
軸方向に断面形状の変化する一体型の押出スクリューを
使用しているが、比較的空間容積の大きいホッパー下部
においても固体金属との接触のため、上記の欠点が著し
い。また、Al合金の射出成形の場合には、鉄系スクリ
ューを使用すると溶湯又は半凝固スラリーによる溶損は
避けられず、その場合スクリュー全体を交換する必要が
あり、保守維持費も非常に高価になる。
出成形装置では、大きな剪断力を必要とするために、先
端部の方が空間容積が小さくなるような圧縮比の大きい
軸方向に断面形状の変化する一体型の押出スクリューを
使用しているが、比較的空間容積の大きいホッパー下部
においても固体金属との接触のため、上記の欠点が著し
い。また、Al合金の射出成形の場合には、鉄系スクリ
ューを使用すると溶湯又は半凝固スラリーによる溶損は
避けられず、その場合スクリュー全体を交換する必要が
あり、保守維持費も非常に高価になる。
【0006】一方、軽合金に対する押出スクリューの溶
損を防ぐには、押出スクリューの材質をAlあるいはM
gなどに対して溶損性の低いセラミック系材料に切り替
えることが考えられるが、これでは押出スクリューの材
料コストが非常に高価になるとともに、押出スクリュー
を軸方向に移動させて射出するタイプのスクリュー押出
機の場合には、射出時の衝撃に耐えうるセラミック系材
料の選定及び加工が困難である。更に、押出スクリュー
の摩耗や溶損を防止する方法として、メッキ、CVD、
PVCやライニング等によるスクリュー表面の改質技術
があるが、特に、固体金属から出発して半凝固状態を作
り出す方法の場合には、高分子樹脂の可塑化の場合と同
様にある程度のL/D(スクリュー径に対するスクリュ
ー長さ)が必要になるため、一体型の押出スクリューで
はそのような表面改質をする装置も大きな装置が必要に
なり、実機レベルではその長大さゆえに押出スクリュー
の表面改質加工は事実上不可能である。
損を防ぐには、押出スクリューの材質をAlあるいはM
gなどに対して溶損性の低いセラミック系材料に切り替
えることが考えられるが、これでは押出スクリューの材
料コストが非常に高価になるとともに、押出スクリュー
を軸方向に移動させて射出するタイプのスクリュー押出
機の場合には、射出時の衝撃に耐えうるセラミック系材
料の選定及び加工が困難である。更に、押出スクリュー
の摩耗や溶損を防止する方法として、メッキ、CVD、
PVCやライニング等によるスクリュー表面の改質技術
があるが、特に、固体金属から出発して半凝固状態を作
り出す方法の場合には、高分子樹脂の可塑化の場合と同
様にある程度のL/D(スクリュー径に対するスクリュ
ー長さ)が必要になるため、一体型の押出スクリューで
はそのような表面改質をする装置も大きな装置が必要に
なり、実機レベルではその長大さゆえに押出スクリュー
の表面改質加工は事実上不可能である。
【0007】本発明は、このような実状に鑑み、押出ス
クリューにおける摩損又は溶損の発生した部分だけを簡
単に交換できるようにして、軽合金の射出成形に際する
材料コスト及びメンテナンスコストを低減することを目
的とする。
クリューにおける摩損又は溶損の発生した部分だけを簡
単に交換できるようにして、軽合金の射出成形に際する
材料コスト及びメンテナンスコストを低減することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、チャンバーの内部に押出スクリューを回転自在に有
するスクリュー押出機と、前記チャンバー内に供給され
た軽合金材料を溶湯又は半凝固スラリーとなるように加
熱又は冷却する温度制御手段と、前記チャンバーの排出
口から排出された前記溶湯又は半凝固スラリーを射出成
形するための型締め装置と、を備えている軽合金の射出
成形装置において、前記押出スクリューは、前記チャン
バー内に回転自在に挿通される中心軸部と、この中心軸
部の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリュー
セグメントと、を備えているものである。
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、チャンバーの内部に押出スクリューを回転自在に有
するスクリュー押出機と、前記チャンバー内に供給され
た軽合金材料を溶湯又は半凝固スラリーとなるように加
熱又は冷却する温度制御手段と、前記チャンバーの排出
口から排出された前記溶湯又は半凝固スラリーを射出成
形するための型締め装置と、を備えている軽合金の射出
成形装置において、前記押出スクリューは、前記チャン
バー内に回転自在に挿通される中心軸部と、この中心軸
部の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリュー
セグメントと、を備えているものである。
【0009】この場合、押出スクリューがその中心軸部
の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリューセ
グメントを備えているので、いずれかのスクリューセグ
メントが溶湯又は半凝固スラリーによって摩耗ないし溶
損しても、これを新しいスクリューセグメント又は既に
装着されている他の位置の同形状のスクリューセグメン
トと取り換えることにより、押出スクリューにおける摩
耗又は溶損の発生した部分だけを簡単に交換することが
でき、押出スクリューの全体を交換する必要がなくな
る。
の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリューセ
グメントを備えているので、いずれかのスクリューセグ
メントが溶湯又は半凝固スラリーによって摩耗ないし溶
損しても、これを新しいスクリューセグメント又は既に
装着されている他の位置の同形状のスクリューセグメン
トと取り換えることにより、押出スクリューにおける摩
耗又は溶損の発生した部分だけを簡単に交換することが
でき、押出スクリューの全体を交換する必要がなくな
る。
【0010】また、押出スクリューが複数のスクリュー
セグメントにより分割構成されているため、当該セグメ
ントを安価に表面改質することができ、射出成形すべき
軽合金の材質に応じた適切な材質に押出スクリューを改
質することができる。一方、本発明は、すべて圧縮比が
1.0でかつ同じ軸方向長さに形成された複数のスクリ
ューセグメントを使用することを推奨する。この場合、
一本の押出スクリューの軸方向で並設されている複数の
スクリューセグメントを任意に入れ換えられるので、軽
合金の射出成形に使用するスクリュー押出機のような押
出スクリューの摩耗や溶損ないし折損箇所がほぼ決まっ
ている装置の場合には、押出スクリューの寿命を低コス
トで大幅に増大することができる。
セグメントにより分割構成されているため、当該セグメ
ントを安価に表面改質することができ、射出成形すべき
軽合金の材質に応じた適切な材質に押出スクリューを改
質することができる。一方、本発明は、すべて圧縮比が
1.0でかつ同じ軸方向長さに形成された複数のスクリ
ューセグメントを使用することを推奨する。この場合、
一本の押出スクリューの軸方向で並設されている複数の
スクリューセグメントを任意に入れ換えられるので、軽
合金の射出成形に使用するスクリュー押出機のような押
出スクリューの摩耗や溶損ないし折損箇所がほぼ決まっ
ている装置の場合には、押出スクリューの寿命を低コス
トで大幅に増大することができる。
【0011】例えば、前記したように、固体原料を加熱
して溶湯又は半凝固スラリーにするスクリュー押出機の
場合には、固体原料に曝される押出スクリューの上流部
の方が下流部に比べて摩耗等が激しいので、一定以上の
摩耗等が発生した上流部のスクリューセグメントを摩耗
等の少ない下流部のスクリューセグメントと入れ換えて
使用することにより、押出スクリューの寿命を増大する
ことができる。他方、金属溶湯を冷却して半凝固スラリ
ーにするスクリュー押出機の場合には、押出スクリュー
における樹脂状晶が成長し始める部分が最も摩耗等が激
しいので、一定以上の摩耗等が発生したその部分に対応
するスクリューセグメントを摩耗や溶損の少ない他の部
分のスクリューセグメントと入れ換えて使用することに
より、押出スクリューの寿命を増大することができる。
して溶湯又は半凝固スラリーにするスクリュー押出機の
場合には、固体原料に曝される押出スクリューの上流部
の方が下流部に比べて摩耗等が激しいので、一定以上の
摩耗等が発生した上流部のスクリューセグメントを摩耗
等の少ない下流部のスクリューセグメントと入れ換えて
使用することにより、押出スクリューの寿命を増大する
ことができる。他方、金属溶湯を冷却して半凝固スラリ
ーにするスクリュー押出機の場合には、押出スクリュー
における樹脂状晶が成長し始める部分が最も摩耗等が激
しいので、一定以上の摩耗等が発生したその部分に対応
するスクリューセグメントを摩耗や溶損の少ない他の部
分のスクリューセグメントと入れ換えて使用することに
より、押出スクリューの寿命を増大することができる。
【0012】また、本発明では、中心軸部とこの外周部
に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリューセグメント
とから押出スクリューを構成したので、種々の押出条件
に対応した高性能な押出スクリューの設計が可能とな
る。例えば、中心軸部として高温クリープ強度の高い金
属材料を採用し、かつ、複数のスクリューセグメントを
溶湯又は半凝固スラリーに対して耐溶損性に優れた材料
を採用するようにすれば、それらの両性能に優れた押出
スクリューを得ることができる。
に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリューセグメント
とから押出スクリューを構成したので、種々の押出条件
に対応した高性能な押出スクリューの設計が可能とな
る。例えば、中心軸部として高温クリープ強度の高い金
属材料を採用し、かつ、複数のスクリューセグメントを
溶湯又は半凝固スラリーに対して耐溶損性に優れた材料
を採用するようにすれば、それらの両性能に優れた押出
スクリューを得ることができる。
【0013】すなわち、Fe系のステンレス鋼(Cr1
2%等)やインコロイ800(Fe−Ni−Cr系)等
は、600°C前後の高温下では、工具鋼よりも高温ク
リープ特性が優れているので、中心軸部としてはこれら
の材料を使用することが好ましい。一方、Al合金の溶
湯又は半凝固スラリーは上記のような鉄系材料をかなり
激しく溶損させる性質があり、スクリューセグメントに
ついてもそのような鉄系材料をそのまま採用すると一週
間程度で同セグメントを交換する必要が生じる。
2%等)やインコロイ800(Fe−Ni−Cr系)等
は、600°C前後の高温下では、工具鋼よりも高温ク
リープ特性が優れているので、中心軸部としてはこれら
の材料を使用することが好ましい。一方、Al合金の溶
湯又は半凝固スラリーは上記のような鉄系材料をかなり
激しく溶損させる性質があり、スクリューセグメントに
ついてもそのような鉄系材料をそのまま採用すると一週
間程度で同セグメントを交換する必要が生じる。
【0014】そこで、中心軸部を外嵌する複数のスクリ
ューセグメントについては、それ自体が耐溶損性のはる
材料や、その表面部分をセラミックコーティング等して
なる耐溶損性に優れた材料を使用することにより、その
交換頻度を低減させることが好ましい。
ューセグメントについては、それ自体が耐溶損性のはる
材料や、その表面部分をセラミックコーティング等して
なる耐溶損性に優れた材料を使用することにより、その
交換頻度を低減させることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は、本発明の第一の実
施形態を示している。この実施形態に係る軽合金の射出
成形装置1は、チャンバー2の内部に押出スクリュー3
を回転自在に有する垂直に配置されたスクリュー押出機
4と、チャンバー2の上端部に接続された金属溶湯5を
貯溜するための貯溜ホッパー6と、を備えている。
施の形態を説明する。図1〜図3は、本発明の第一の実
施形態を示している。この実施形態に係る軽合金の射出
成形装置1は、チャンバー2の内部に押出スクリュー3
を回転自在に有する垂直に配置されたスクリュー押出機
4と、チャンバー2の上端部に接続された金属溶湯5を
貯溜するための貯溜ホッパー6と、を備えている。
【0016】また、この射出成形装置1は、貯溜ホッパ
ー6からチャンバー2内に供給された金属溶湯5が半凝
固スラリー7となるように冷却する冷却手段(温度制御
手段)8と、チャンバー2の下端排出口から排出された
半凝固スラリー7が射出される型締め装置9と、を備え
ている。この射出成形装置1の構成部材のうち、貯溜ホ
ッパー6は、溶解炉10で溶解された軽合金材料よりな
る金属溶湯5を受け入れてこれを溶融状態で貯溜するも
のであり、このホッパー6の下端開口部はチャンバー2
の上端部に接続されている。
ー6からチャンバー2内に供給された金属溶湯5が半凝
固スラリー7となるように冷却する冷却手段(温度制御
手段)8と、チャンバー2の下端排出口から排出された
半凝固スラリー7が射出される型締め装置9と、を備え
ている。この射出成形装置1の構成部材のうち、貯溜ホ
ッパー6は、溶解炉10で溶解された軽合金材料よりな
る金属溶湯5を受け入れてこれを溶融状態で貯溜するも
のであり、このホッパー6の下端開口部はチャンバー2
の上端部に接続されている。
【0017】また、貯溜ホッパー6の下部には、アルゴ
ン等の不活性ガスを当該ホッパー6の下部から吹き込む
シール手段(図示せず)が接続されており、このシール
手段からの不活性ガスにより貯溜ホッパー6内の金属溶
湯5をバブリングして不純物を除去するとともに、金属
溶湯5の湯面を不活性ガスでシールするようにしてい
る。チャンバー2の上端には駆動モーター11が直結さ
れ、この駆動モーター11の駆動軸には、チャンバー2
の内部に回転自在に挿通された押出スクリュー3の上端
が連結されていて、この押出スクリュー3は、その下端
がチャンバー2内で自由端となるように片持ち状に配置
されている。
ン等の不活性ガスを当該ホッパー6の下部から吹き込む
シール手段(図示せず)が接続されており、このシール
手段からの不活性ガスにより貯溜ホッパー6内の金属溶
湯5をバブリングして不純物を除去するとともに、金属
溶湯5の湯面を不活性ガスでシールするようにしてい
る。チャンバー2の上端には駆動モーター11が直結さ
れ、この駆動モーター11の駆動軸には、チャンバー2
の内部に回転自在に挿通された押出スクリュー3の上端
が連結されていて、この押出スクリュー3は、その下端
がチャンバー2内で自由端となるように片持ち状に配置
されている。
【0018】駆動モーター11の上部には上下方向に出
退するシリンダロッドを有する射出シリンダ12が接続
され、この射出シリンダ12のシリンダロッドに前記駆
動モーター11が直結されている。このため、本実施形
態のスクリュー押出機4では、射出シリンダ12のシリ
ンダロッドを下方に突出することにより駆動モーター1
1を介して押出スクリュー3を軸方向下方に移動させ、
これにより、チャンバー2内の下端部に溜まっている半
凝固スラリー7を外部に射出できるようになっている。
退するシリンダロッドを有する射出シリンダ12が接続
され、この射出シリンダ12のシリンダロッドに前記駆
動モーター11が直結されている。このため、本実施形
態のスクリュー押出機4では、射出シリンダ12のシリ
ンダロッドを下方に突出することにより駆動モーター1
1を介して押出スクリュー3を軸方向下方に移動させ、
これにより、チャンバー2内の下端部に溜まっている半
凝固スラリー7を外部に射出できるようになっている。
【0019】チャンバー2の外周面は前記冷却手段8で
覆われており、この冷却手段8は、上下方向に分離され
た複数の温度制御ジャケット13よりなる。そして、こ
のジャケット13内に金属溶湯5の温度よりも低い油等
の熱媒体を流通させることにより、チャンバー2内の金
属溶湯5が液相温度以下でかつ固相温度以上の温度範囲
になるように冷却できるようになっている。なお、チャ
ンバー2内の金属溶湯5を高精度に温度制御するため
に、各温度制御ジャケット13は加熱機能も兼ね備えて
いる。
覆われており、この冷却手段8は、上下方向に分離され
た複数の温度制御ジャケット13よりなる。そして、こ
のジャケット13内に金属溶湯5の温度よりも低い油等
の熱媒体を流通させることにより、チャンバー2内の金
属溶湯5が液相温度以下でかつ固相温度以上の温度範囲
になるように冷却できるようになっている。なお、チャ
ンバー2内の金属溶湯5を高精度に温度制御するため
に、各温度制御ジャケット13は加熱機能も兼ね備えて
いる。
【0020】チャンバー2の下端排出口には、ほぼL字
形に形成された接続管路(接続部材)14が接続され、
この接続管路14は、垂直方向の第一流路15とこの流
路15の下端から水平方向に延びる第二流路16とから
なる射出流路17を内部に備えている。このうち、第一
流路15の上端はチャンバー2の下端排出口に接続さ
れ、第二流路16の出口は、後述する型締め装置9の固
定盤23に固定された固定金型24に接続されている。
本実施形態では、上記第一流路15と第二流路16の交
差部分に半凝固スラリー7を滑らかに方向転換させるた
めのアール部17Rが形成されており、これにより、押
出スクリュー3の下方移動により半凝固スラリー7をス
ムーズに水平方向に射出できるようにしている。
形に形成された接続管路(接続部材)14が接続され、
この接続管路14は、垂直方向の第一流路15とこの流
路15の下端から水平方向に延びる第二流路16とから
なる射出流路17を内部に備えている。このうち、第一
流路15の上端はチャンバー2の下端排出口に接続さ
れ、第二流路16の出口は、後述する型締め装置9の固
定盤23に固定された固定金型24に接続されている。
本実施形態では、上記第一流路15と第二流路16の交
差部分に半凝固スラリー7を滑らかに方向転換させるた
めのアール部17Rが形成されており、これにより、押
出スクリュー3の下方移動により半凝固スラリー7をス
ムーズに水平方向に射出できるようにしている。
【0021】なお、接続管路14の外周面にも、その内
部の半凝固スラリー7を一定温度に保つための温度制御
ジャケット13が設けられている。第二流路16の出口
内には、射出するとき以外は閉じた状態になっているノ
ズル18が設けられている。このノズル18は、その外
周部に設けた温度制御ジャケット13等よりなる温度制
御手段によりノズル先端に金属固体栓を形成してノズル
封鎖するものや、ノズル先端に設けた機械式又はばね式
のシャットオフバルブによりノズル封鎖するものを使用
できるもっとも、金属固体栓を形成する際にノズル先端
付近に固相率の高い部分が生じない点、及び、固体栓が
製品に混入する可能性がない点で、シャットオフバルブ
を用いる後者タイプのノズルの方が好ましい。
部の半凝固スラリー7を一定温度に保つための温度制御
ジャケット13が設けられている。第二流路16の出口
内には、射出するとき以外は閉じた状態になっているノ
ズル18が設けられている。このノズル18は、その外
周部に設けた温度制御ジャケット13等よりなる温度制
御手段によりノズル先端に金属固体栓を形成してノズル
封鎖するものや、ノズル先端に設けた機械式又はばね式
のシャットオフバルブによりノズル封鎖するものを使用
できるもっとも、金属固体栓を形成する際にノズル先端
付近に固相率の高い部分が生じない点、及び、固体栓が
製品に混入する可能性がない点で、シャットオフバルブ
を用いる後者タイプのノズルの方が好ましい。
【0022】図2及び図3に示すように、本実施形態の
押出スクリュー3は、前記チャンバー2内に回転自在に
挿通される中心軸部41と、この中心軸部41の外周部
に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリューセグメント
42と、を備えている。このうち、中心軸部41は、イ
ンボリュートスプライン43が外周面に形成された円筒
状の軸部材よりなる。この中心軸部41は、例えば、F
e系のステンレス鋼(Cr12%等)やインコロイ80
0(Fe−Ni−Cr系)等よりなる、工具鋼よりも高
温クリープ特性が優れた金属材料より構成されている。
押出スクリュー3は、前記チャンバー2内に回転自在に
挿通される中心軸部41と、この中心軸部41の外周部
に外嵌された軸方向に並ぶ複数のスクリューセグメント
42と、を備えている。このうち、中心軸部41は、イ
ンボリュートスプライン43が外周面に形成された円筒
状の軸部材よりなる。この中心軸部41は、例えば、F
e系のステンレス鋼(Cr12%等)やインコロイ80
0(Fe−Ni−Cr系)等よりなる、工具鋼よりも高
温クリープ特性が優れた金属材料より構成されている。
【0023】当該中心軸部41の先端面には同軸部41
よりも大径でかつ円錐状の先端セグメント44が螺合さ
れ、同軸部41の基端面には駆動モーター11の駆動軸
に同軸心状に連結される大径の基端セグメント45が螺
合されていて、これらの各セグメント44,45により
軸方向に並ぶ複数のスクリューセグメント42を互いに
密着するように軸方向に締め付けることにより、各スク
リューセグメント42が中心軸部41に対して相対移動
しないように固定されるようになっている。図2に示す
ように、各スクリューセグメント42は、外周面にスク
リュー翼46を有しかつ中心軸部41のインボリュート
スプライン43に嵌合する内周面を有する軸方向両端が
開放された短筒状に形成されており、これらの各スクリ
ューセグメント42は隣接するセグメント42同士のス
クリュー翼46が互いに連続するように軸方向に並設さ
れている。
よりも大径でかつ円錐状の先端セグメント44が螺合さ
れ、同軸部41の基端面には駆動モーター11の駆動軸
に同軸心状に連結される大径の基端セグメント45が螺
合されていて、これらの各セグメント44,45により
軸方向に並ぶ複数のスクリューセグメント42を互いに
密着するように軸方向に締め付けることにより、各スク
リューセグメント42が中心軸部41に対して相対移動
しないように固定されるようになっている。図2に示す
ように、各スクリューセグメント42は、外周面にスク
リュー翼46を有しかつ中心軸部41のインボリュート
スプライン43に嵌合する内周面を有する軸方向両端が
開放された短筒状に形成されており、これらの各スクリ
ューセグメント42は隣接するセグメント42同士のス
クリュー翼46が互いに連続するように軸方向に並設さ
れている。
【0024】また、この各スクリューセグメント42
は、すべて圧縮比が1.0で軸方向の任意の位置での断
面形状が同じになっていて、しかも、軸方向長さも同じ
寸法に形成されており、このため、一本の押出スクリュ
ー3の軸方向で並設されている複数のスクリューセグメ
ント42を相互に入れ換えられるようになっている。な
お、この各スクリューセグメント42には、その表面部
分をセラミックコーティング等してなる耐溶損性に優れ
た材料が使用されており、これによってその交換頻度を
低減させるようにしている。
は、すべて圧縮比が1.0で軸方向の任意の位置での断
面形状が同じになっていて、しかも、軸方向長さも同じ
寸法に形成されており、このため、一本の押出スクリュ
ー3の軸方向で並設されている複数のスクリューセグメ
ント42を相互に入れ換えられるようになっている。な
お、この各スクリューセグメント42には、その表面部
分をセラミックコーティング等してなる耐溶損性に優れ
た材料が使用されており、これによってその交換頻度を
低減させるようにしている。
【0025】また、各スクリューセグメント42の軸方
向端面には、隣りのスクリューセグメント42の凹イン
ロー部48に対して挿入される凸インロー部47が形成
されていて、このインロー部47,48同士の嵌め合い
により、各セグメント42間から軽合金が中心軸部41
へ漏れるのを防止している。なお、各スクリューセグメ
ント42の中心軸部41に対する回り止めは、キー及び
キー溝で行うこともできる。前記型締め装置9は、基台
20上に立設されたリンクハウジング21と、このハウ
ジング21に水平方向のタイバー22を介して固定され
た固定盤23と、この固定盤23に固定された固定金型
24と、タイバー22に対して摺動自在に貫通支持され
た可動盤25と、固定金型24に対して水平方向に開閉
自在となるよう可動盤25に固定された移動金型26
と、を備えている。
向端面には、隣りのスクリューセグメント42の凹イン
ロー部48に対して挿入される凸インロー部47が形成
されていて、このインロー部47,48同士の嵌め合い
により、各セグメント42間から軽合金が中心軸部41
へ漏れるのを防止している。なお、各スクリューセグメ
ント42の中心軸部41に対する回り止めは、キー及び
キー溝で行うこともできる。前記型締め装置9は、基台
20上に立設されたリンクハウジング21と、このハウ
ジング21に水平方向のタイバー22を介して固定され
た固定盤23と、この固定盤23に固定された固定金型
24と、タイバー22に対して摺動自在に貫通支持され
た可動盤25と、固定金型24に対して水平方向に開閉
自在となるよう可動盤25に固定された移動金型26
と、を備えている。
【0026】リンクハウジング21の外面中央部には型
締めシリンダ27が固定され、この型締めシリンダ28
のシリンダロッド28の先端は可動盤25の中央部に連
結されている。このリンクハウジング21と可動盤25
同士は、これらが接近したときに折り畳まれかつ離反し
たときに水平方向にほぼ一直線に並ぶ複数のリンク29
で連結されている。可動盤25のリンクハウジング21
側の側面には押出シリンダ30が設けられ、この押出シ
リンダ30の押出ロッド31は可動盤25を貫通して移
動金型26に連結されている。
締めシリンダ27が固定され、この型締めシリンダ28
のシリンダロッド28の先端は可動盤25の中央部に連
結されている。このリンクハウジング21と可動盤25
同士は、これらが接近したときに折り畳まれかつ離反し
たときに水平方向にほぼ一直線に並ぶ複数のリンク29
で連結されている。可動盤25のリンクハウジング21
側の側面には押出シリンダ30が設けられ、この押出シ
リンダ30の押出ロッド31は可動盤25を貫通して移
動金型26に連結されている。
【0027】従って、この型締め装置9では、型締めシ
リンダ27のシリンダロッド28を突出させてリンク2
9を一直線上に伸びた状態にし、このリンク29の突っ
張り状態において押出シリンダ30の押出ロッド31を
突出させることにより、移動金型26を可動金型24に
対して強力に押圧できるようになっている。次に、上記
射出成形装置1の作用とそれによる軽合金の射出成形方
法について説明する。まず、溶解炉10から機械式ある
いは電磁ポンプ等の手段で貯溜ホッパー6内に投入され
た金属溶湯5は、ガスシールされた状態でスクリュー押
出機4のチャンバー2の上部に供給され、各温度制御ジ
ャケット13によって液相温度以下でかつ固相温度以上
に冷却されて樹枝状晶に成長する。この樹枝状晶は回転
する押出スクリュー3の剪断作用によって破砕し、微細
な結晶粒が生成されて半凝固スラリー7に遷移する。
リンダ27のシリンダロッド28を突出させてリンク2
9を一直線上に伸びた状態にし、このリンク29の突っ
張り状態において押出シリンダ30の押出ロッド31を
突出させることにより、移動金型26を可動金型24に
対して強力に押圧できるようになっている。次に、上記
射出成形装置1の作用とそれによる軽合金の射出成形方
法について説明する。まず、溶解炉10から機械式ある
いは電磁ポンプ等の手段で貯溜ホッパー6内に投入され
た金属溶湯5は、ガスシールされた状態でスクリュー押
出機4のチャンバー2の上部に供給され、各温度制御ジ
ャケット13によって液相温度以下でかつ固相温度以上
に冷却されて樹枝状晶に成長する。この樹枝状晶は回転
する押出スクリュー3の剪断作用によって破砕し、微細
な結晶粒が生成されて半凝固スラリー7に遷移する。
【0028】その後、この半凝固スラリー7は、押出ス
クリュー3によってスラリーポンプと同じように温度制
御されながら下方へ押し出される。この際、接続管路1
4のノズル18は閉鎖されているので、押出スクリュー
3には自らの回転に伴う押出力によって軸方向上方に負
荷がかかる。一方、スクリュー押出機4の射出シリンダ
12には一定の背圧が設定されており、この背圧に打ち
勝つ内圧がチャンバー2内に発生すると、押出スクリュ
ー3が軸方向上方に移動し、チャンバー2の下端部に半
凝固スラリー7が溜まり、所定量に計量される。
クリュー3によってスラリーポンプと同じように温度制
御されながら下方へ押し出される。この際、接続管路1
4のノズル18は閉鎖されているので、押出スクリュー
3には自らの回転に伴う押出力によって軸方向上方に負
荷がかかる。一方、スクリュー押出機4の射出シリンダ
12には一定の背圧が設定されており、この背圧に打ち
勝つ内圧がチャンバー2内に発生すると、押出スクリュ
ー3が軸方向上方に移動し、チャンバー2の下端部に半
凝固スラリー7が溜まり、所定量に計量される。
【0029】なお、このとき、半凝固スラリー7と言え
ども合成樹脂等に比べると非常に低粘度であるため、そ
のスラリー7の粘度によっては、射出シリンダ12への
逆背圧によって押出スクリュー3を強制的に上方へ移動
させて所定量の計量を行わねばならないこともある。こ
のようにして、半凝固スラリー7の計量が行われると、
押出スクリュー3の上方移動と回転が停止し、射出シリ
ンダ12が押出スクリュー3を下方に一気に移動させ
る。この押出スクリュー3の下方移動により、チャンバ
ー2の下端部に溜まっていた計量済みの半凝固スラリー
7が接続管路14の射出流路17を介して成形金型(固
定金型24及び移動金型26)のキャビティ内に射出さ
れ、一定形状に成形される。
ども合成樹脂等に比べると非常に低粘度であるため、そ
のスラリー7の粘度によっては、射出シリンダ12への
逆背圧によって押出スクリュー3を強制的に上方へ移動
させて所定量の計量を行わねばならないこともある。こ
のようにして、半凝固スラリー7の計量が行われると、
押出スクリュー3の上方移動と回転が停止し、射出シリ
ンダ12が押出スクリュー3を下方に一気に移動させ
る。この押出スクリュー3の下方移動により、チャンバ
ー2の下端部に溜まっていた計量済みの半凝固スラリー
7が接続管路14の射出流路17を介して成形金型(固
定金型24及び移動金型26)のキャビティ内に射出さ
れ、一定形状に成形される。
【0030】上記した本実施形態の射出成形方法によれ
ば、金属溶湯5から出発して半凝固スラリー7を生成し
ているので、微細な結晶粒が均一に分散された組織にな
り、機械的特性に優れかつバリの少ない高品質な成形品
を得ることができる。すなわち、本実施形態の射出成形
方法では、垂直なチャンバー2内において金属溶湯5を
半凝固スラリー7に遷移させているので、金属溶湯5に
含まれている不活性ガスを浮力によって抜き出してか
ら、同溶湯5が半凝固スラリー7に遷移することにな
る。このため、射出時の計量を正確に行えるとともに、
不活性ガスの巻き込みによって成形品に気泡が混じるの
も防止でき、不良品の発生が極力防止されることにな
る。
ば、金属溶湯5から出発して半凝固スラリー7を生成し
ているので、微細な結晶粒が均一に分散された組織にな
り、機械的特性に優れかつバリの少ない高品質な成形品
を得ることができる。すなわち、本実施形態の射出成形
方法では、垂直なチャンバー2内において金属溶湯5を
半凝固スラリー7に遷移させているので、金属溶湯5に
含まれている不活性ガスを浮力によって抜き出してか
ら、同溶湯5が半凝固スラリー7に遷移することにな
る。このため、射出時の計量を正確に行えるとともに、
不活性ガスの巻き込みによって成形品に気泡が混じるの
も防止でき、不良品の発生が極力防止されることにな
る。
【0031】また、出発原料が金属溶湯5でありこれを
半凝固スラリー7に冷却しながら下方に搬送しているの
で、押出スクリュー3の上流部の磨損や折損を低減でき
るとともに、スクリュー押出機3の負荷トルクや攪拌経
路をそれほど大きく取る必要がなくなり、装置のコンパ
クト化が可能になる。更に、チャンバー2の下端排出口
から射出される半凝固スラリー7をいったん水平方向に
向きを変えたあと水平方向に型開閉する成形金型24,
26に射出しているので、成形金型24,26やそのス
トローク量の大きさとは関係なく、スクリュー押出機4
を必要以上に高く配置する必要がなくなる。このため、
装置全体の高さ寸法を過大に設定しなくても、気泡や引
けの少ない高品質な軽金属成形品を射出成形することが
できる。
半凝固スラリー7に冷却しながら下方に搬送しているの
で、押出スクリュー3の上流部の磨損や折損を低減でき
るとともに、スクリュー押出機3の負荷トルクや攪拌経
路をそれほど大きく取る必要がなくなり、装置のコンパ
クト化が可能になる。更に、チャンバー2の下端排出口
から射出される半凝固スラリー7をいったん水平方向に
向きを変えたあと水平方向に型開閉する成形金型24,
26に射出しているので、成形金型24,26やそのス
トローク量の大きさとは関係なく、スクリュー押出機4
を必要以上に高く配置する必要がなくなる。このため、
装置全体の高さ寸法を過大に設定しなくても、気泡や引
けの少ない高品質な軽金属成形品を射出成形することが
できる。
【0032】ところで、本実施形態では金属溶湯5を冷
却して半凝固スラリー7にするスクリュー押出機4を使
用した場合、押出スクリュー3における樹脂状晶が成長
し始める部分が最も磨損や溶損が発生しやすいと考えら
れる。そこで、その部分に対応するスクリューセグメン
ト42に一定以上の摩耗等が発生した場合には、摩耗等
の少ない他の部分のスクリューセグメント42と交換す
ることにより、押出スクリュー3の寿命を大幅に増大す
ることができる。もっとも、損傷したスクリューセグメ
ント42だけを全く新しいセグメントと交換することに
してもよい。
却して半凝固スラリー7にするスクリュー押出機4を使
用した場合、押出スクリュー3における樹脂状晶が成長
し始める部分が最も磨損や溶損が発生しやすいと考えら
れる。そこで、その部分に対応するスクリューセグメン
ト42に一定以上の摩耗等が発生した場合には、摩耗等
の少ない他の部分のスクリューセグメント42と交換す
ることにより、押出スクリュー3の寿命を大幅に増大す
ることができる。もっとも、損傷したスクリューセグメ
ント42だけを全く新しいセグメントと交換することに
してもよい。
【0033】図4は、本発明の第二の実施形態を示して
いる。この実施形態の射出成形装置1では、スクリュー
押出機4のチャンバー2が型締め装置9の反対側にやや
倒れた状態に傾斜して設けられており、これにより、第
一実施形態の場合に比べて、装置全体の高さをより低く
抑えるようにしている。なお、このスクリュー押出機4
の傾斜度合いは、押出スクリュー3のヘリカル角とほぼ
同程度になるように設定されており、この程度の傾斜度
合いであれば、チャンバー2の内部での気泡の除去や半
凝固スラリー7の軸上部への付着が発生することがな
く、良好な安定運転が行える。
いる。この実施形態の射出成形装置1では、スクリュー
押出機4のチャンバー2が型締め装置9の反対側にやや
倒れた状態に傾斜して設けられており、これにより、第
一実施形態の場合に比べて、装置全体の高さをより低く
抑えるようにしている。なお、このスクリュー押出機4
の傾斜度合いは、押出スクリュー3のヘリカル角とほぼ
同程度になるように設定されており、この程度の傾斜度
合いであれば、チャンバー2の内部での気泡の除去や半
凝固スラリー7の軸上部への付着が発生することがな
く、良好な安定運転が行える。
【0034】しかして、本発明は、チャンバー2が垂直
に立設されている場合だけでなく、チャンバー2の内部
での気泡の除去や半凝固スラリー7の軸上部への付着が
発生しない程度に傾いた状態のものであってもよい。な
お、押出スクリュー3が複数のスクリューセグメント4
2で分割構成されている点等、その他の構成及び作用は
第一実施形態の場合と同様であるので、図面に同一符号
を付して詳細説明を省略する。図5は、本発明の第三の
実施形態を示している。
に立設されている場合だけでなく、チャンバー2の内部
での気泡の除去や半凝固スラリー7の軸上部への付着が
発生しない程度に傾いた状態のものであってもよい。な
お、押出スクリュー3が複数のスクリューセグメント4
2で分割構成されている点等、その他の構成及び作用は
第一実施形態の場合と同様であるので、図面に同一符号
を付して詳細説明を省略する。図5は、本発明の第三の
実施形態を示している。
【0035】この実施形態の射出成形装置1では、押出
スクリュー3は軸方向に移動しないようにチャンバー2
内に挿通され、このため、駆動モーター11の上端には
前記射出シリンダ12は設けられていない。その代わり
に、チャンバー2の下端排出口は、水平方向に出退する
射出プランジャ33が内部に挿通された計量シリンダ
(接続部材)34の前端上部に接続されている。この計
量シリンダ34の前端部には、垂直方向の第一流路15
と水平方向の第二流路16よりなる射出流路17が構成
されていて、第二流路16内の半凝固スラリー7がチャ
ンバー2側に逆流するのを防止する逆止弁(図示せず)
が第一流路15に設けられている。
スクリュー3は軸方向に移動しないようにチャンバー2
内に挿通され、このため、駆動モーター11の上端には
前記射出シリンダ12は設けられていない。その代わり
に、チャンバー2の下端排出口は、水平方向に出退する
射出プランジャ33が内部に挿通された計量シリンダ
(接続部材)34の前端上部に接続されている。この計
量シリンダ34の前端部には、垂直方向の第一流路15
と水平方向の第二流路16よりなる射出流路17が構成
されていて、第二流路16内の半凝固スラリー7がチャ
ンバー2側に逆流するのを防止する逆止弁(図示せず)
が第一流路15に設けられている。
【0036】また、計量シリンダ34の後端には、射出
プランジャ33を固定金型24側へ突出させるための射
出シリンダ36が設けられている。このため、この射出
成形装置1では、計量シリンダ34の第二流路16内に
一定量の半凝固スラリー7を溜めたあと、射出プランジ
ャ33を一気に突出させることにより、その半凝固スラ
リー7を成形金型24,26内に射出することができ
る。このように、本実施形態によれば、水平方向に射出
する射出プランジャ33で第二通路16内の半凝固スラ
リー33を水平方向に射出するようにしているので、ス
クリュー押出機4の上部に射出シリンダ12を設ける必
要がなくなり、第一実施形態の場合に比べて装置全体の
高さをより低く抑えることができる。
プランジャ33を固定金型24側へ突出させるための射
出シリンダ36が設けられている。このため、この射出
成形装置1では、計量シリンダ34の第二流路16内に
一定量の半凝固スラリー7を溜めたあと、射出プランジ
ャ33を一気に突出させることにより、その半凝固スラ
リー7を成形金型24,26内に射出することができ
る。このように、本実施形態によれば、水平方向に射出
する射出プランジャ33で第二通路16内の半凝固スラ
リー33を水平方向に射出するようにしているので、ス
クリュー押出機4の上部に射出シリンダ12を設ける必
要がなくなり、第一実施形態の場合に比べて装置全体の
高さをより低く抑えることができる。
【0037】また、図3に示すように、本実施形態で
は、型締め装置9の固定盤23の中央部を切り欠いて形
成した内空部35にスクリュー押出機4のチャンバー2
が埋め込まれており、これにより、水平方向の射出プラ
ンジャ33を採用したことに伴う装置長さの増大を極力
防止するようにしている。更に、本実施形態の射出成形
装置1によれば、第一及び第二実施形態の場合では得ら
れない次の作用効果を奏することができる。すなわち、
本実施形態では、押出スクリュー3とは別の射出プラン
ジャ33で半凝固スラリー33を射出しているので、第
一及び第二実施形態の場合のように半凝固スラリー33
を射出するために押出スクリュー3を高速移動させる必
要がない。このため、押出スクリュー3を高速移動する
ことに伴う同スクリュー3の先端部の摩耗を防止できる
し、仮に射出プランジャ33が摩耗しても安価な当該プ
ランジャ33のみを交換するだけで済む。
は、型締め装置9の固定盤23の中央部を切り欠いて形
成した内空部35にスクリュー押出機4のチャンバー2
が埋め込まれており、これにより、水平方向の射出プラ
ンジャ33を採用したことに伴う装置長さの増大を極力
防止するようにしている。更に、本実施形態の射出成形
装置1によれば、第一及び第二実施形態の場合では得ら
れない次の作用効果を奏することができる。すなわち、
本実施形態では、押出スクリュー3とは別の射出プラン
ジャ33で半凝固スラリー33を射出しているので、第
一及び第二実施形態の場合のように半凝固スラリー33
を射出するために押出スクリュー3を高速移動させる必
要がない。このため、押出スクリュー3を高速移動する
ことに伴う同スクリュー3の先端部の摩耗を防止できる
し、仮に射出プランジャ33が摩耗しても安価な当該プ
ランジャ33のみを交換するだけで済む。
【0038】また、インライン方式の場合、例えチャン
バー2を縦型に配置しても、押出スクリュー3の軸方向
移動によって多少は軸シール部へのスラリーの侵入は避
けられない。この点、本実施形態では、押出スクリュー
3を軸方向移動させる必要がないので、金属溶湯5の湯
面高さよりそれほど高くない位置に軸シール部を配置す
ることができる。このため、本実施形態では、駆動モー
ター11の設置高さそのものを低く設定することがで
き、併せてその上に射出シリンダ12を配置する必要が
ないので、装置全体の高さをより低く抑えることができ
る。従って、第一及び第二実施形態の場合に比べて、設
備の安全性を向上できかつメンテナンスの容易化を図る
ことができる。
バー2を縦型に配置しても、押出スクリュー3の軸方向
移動によって多少は軸シール部へのスラリーの侵入は避
けられない。この点、本実施形態では、押出スクリュー
3を軸方向移動させる必要がないので、金属溶湯5の湯
面高さよりそれほど高くない位置に軸シール部を配置す
ることができる。このため、本実施形態では、駆動モー
ター11の設置高さそのものを低く設定することがで
き、併せてその上に射出シリンダ12を配置する必要が
ないので、装置全体の高さをより低く抑えることができ
る。従って、第一及び第二実施形態の場合に比べて、設
備の安全性を向上できかつメンテナンスの容易化を図る
ことができる。
【0039】なお、本発明の各実施の形態を説明した
が、これらの実施の形態は例示的なものであって限定的
なものではない。本発明の技術的範囲は冒頭の特許請求
の範囲により決定され、その意味に入るすべての態様は
本発明の範囲に含まれる。例えば、前記各実施形態で
は、金属溶湯5を冷却して半凝固スラリーにする実質的
に縦向きのスクリュー押出機4を有する射出成形装置1
に本発明を適用した場合を示したが、本発明は、固体原
料を加熱して溶湯又は半凝固スラリーにするスクリュー
押出機を有する射出成形装置にも採用することができ
る。
が、これらの実施の形態は例示的なものであって限定的
なものではない。本発明の技術的範囲は冒頭の特許請求
の範囲により決定され、その意味に入るすべての態様は
本発明の範囲に含まれる。例えば、前記各実施形態で
は、金属溶湯5を冷却して半凝固スラリーにする実質的
に縦向きのスクリュー押出機4を有する射出成形装置1
に本発明を適用した場合を示したが、本発明は、固体原
料を加熱して溶湯又は半凝固スラリーにするスクリュー
押出機を有する射出成形装置にも採用することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押出スクリューにおける摩耗又は溶損の発生した部分だ
けを簡単に交換できるので、軽合金の射出成形に際する
材料コスト及びメンテナンスコストを低減することでき
る。
押出スクリューにおける摩耗又は溶損の発生した部分だ
けを簡単に交換できるので、軽合金の射出成形に際する
材料コスト及びメンテナンスコストを低減することでき
る。
【図1】第一実施形態に係る軽合金の射出成形装置の全
体側面図である。
体側面図である。
【図2】(a)は押出スクリューの軸方向中途部を拡大
した側面図であり、(b)はそのA−A線断面図であ
る。
した側面図であり、(b)はそのA−A線断面図であ
る。
【図3】(a)は押出スクリューの中心軸部の側面図で
あり、(b)はその横断面図である。
あり、(b)はその横断面図である。
【図4】第二実施形態に係る軽合金の射出成形装置の全
体側面図である。
体側面図である。
【図5】第三実施形態に係る軽合金の射出成形装置の全
体側面図である。
体側面図である。
1 射出成形装置 2 チャンバー 3 押出スクリュー 4 スクリュー押出機 5 軽合金材料(金属溶湯) 7 半凝固スラリー 8 温度制御手段(冷却手段) 9 型締め装置 41 中心軸部 42 スクリューセグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29C 45/60 B29C 45/60
Claims (6)
- 【請求項1】 チャンバー(2)の内部に押出スクリュ
ー(3)を回転自在に有するスクリュー押出機(4)
と、前記チャンバー(2)内に供給された軽合金材料
(5)を溶湯又は半凝固スラリー(7)となるように加
熱又は冷却する温度制御手段(8)と、前記チャンバー
(2)の排出口から排出された前記溶湯又は半凝固スラ
リー(7)を射出成形するための型締め装置(9)と、
を備えている軽合金の射出成形装置において、 前記押出スクリュー(3)は、前記チャンバー(2)内
に回転自在に挿通される中心軸部(41)と、この中心
軸部(41)の外周部に外嵌された軸方向に並ぶ複数の
スクリューセグメント(42)と、を備えていることを
特徴とする軽合金の射出成形装置。 - 【請求項2】 複数のスクリューセグメント(42)
は、すべて圧縮比が1.0でかつ同じ軸方向長さに形成
されている請求項1に記載の軽合金の射出成形装置。 - 【請求項3】 中心軸部(41)は高温クリープ強度の
高い金属材料よりなり、複数のスクリューセグメント
(42)は溶湯又は半凝固スラリー(7)に対する耐溶
損性に優れた材料よりなる請求項1又は2に記載の軽合
金の射出成形装置。 - 【請求項4】 軽合金材料(5)が溶湯又は半凝固スラ
リー(7)となるように加熱又は冷却する温度制御手段
(8)を有するチャンバー(2)の内部に回転自在に挿
通される軽合金の押出に使用する押出スクリューにおい
て、 前記チャンバー(2)内に回転自在に挿通される中心軸
部(41)と、この中心軸部(41)の外周部に外嵌さ
れた複数のスクリューセグメント(42)と、を備えて
いることを特徴とする押出スクリュー。 - 【請求項5】 複数のスクリューセグメント(42)
は、すべて圧縮比が1.0でかつ同じ軸方向長さに形成
されている請求項4に記載の押出スクリュー。 - 【請求項6】 中心軸部(41)は高温クリープ強度の
高い金属材料よりなり、複数のスクリューセグメント
(42)は溶湯又は半凝固スラリー(7)に対して溶損
性の低い金属材料よりなる請求項4又は5に記載の押出
スクリュー。
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1999
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