JP2000317520A - 丸棒材の矯正および冷却方法 - Google Patents

丸棒材の矯正および冷却方法

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JP2000317520A
JP2000317520A JP11127623A JP12762399A JP2000317520A JP 2000317520 A JP2000317520 A JP 2000317520A JP 11127623 A JP11127623 A JP 11127623A JP 12762399 A JP12762399 A JP 12762399A JP 2000317520 A JP2000317520 A JP 2000317520A
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JP
Japan
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straightening
cooling
substantially flat
flat surface
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JP11127623A
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Kenji Fuda
賢治 附田
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、矯正機および矯正工程を必要とす
ることなく、丸棒材を熱処理などの加熱後の冷却中に矯
正する方法及び矯正する必要がない冷却方法を提供する
こと。 【解決手段】 湾曲している丸棒材の矯正方法におい
て、加熱後の冷却中に丸棒材1を実質的平面2上に載置
し、棒材3などで繰り返し回転しながら冷却すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱後の冷却中に
丸棒材を矯正する方法および湾曲しない冷却方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属、合金の断面形状が円形の丸棒材を
高温に加熱して歪み除去、組織の調整などの熱処理を実
施する場合がある。この熱処理中およびその後の冷却に
おいて、加熱および冷却が均一になるように支持してい
るため、自重によって変形するとともに、歪み開放、熱
応力などによっても変形する場合がある。従来、このよ
うな変形が生じた場合、専用の矯正機によって矯正して
いるが、チタン合金、超合金などは矯正中に折れる場合
があり、さらに矯正機を設置する必要があるとともに、
矯正工程を設ける必要があるため、生産コストが高く、
かつ生産能率を低下させる要因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、矯正機およ
び矯正工程を必要とすることなく、丸棒材を熱処理後な
どの加熱後の冷却中に矯正する方法および矯正を必要と
しない冷却方法を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者は鋭意研究していたところ、加熱された丸
棒材が冷却中に自重によって変形することに着目し、自
重による変形を利用すれば、加熱中の歪み開放、加熱お
よび冷却中の熱応力、自重などによって発生する変形を
矯正することができるとの知見を得て本発明をなしたも
のである。すなわち、本発明の丸棒材の矯正方法におい
ては、加熱後すでに湾曲している丸棒材、すなわち加熱
前および加熱中に湾曲した丸棒材を実質的平面上に載置
し、繰り返し回転しながら冷却することである。また、
本発明の丸棒材の冷却方法においては、加熱後の冷却中
に丸棒材を実質的平面上に載置し、繰り返し回転しなが
ら冷却することである。
【0005】
【作用】本発明の丸棒材の矯正および冷却方法は、冷却
中に繰り返し回転するので、湾曲していても自重により
矯正され、さらに矯正が行き過ぎた場合、または冷却中
に湾曲しても、さらに上下が逆になるように回転すると
自重により矯正され、これを繰り返している間に変形が
矯正されるとともに、冷却されて自重では変形されなく
なるので、変形が矯正され、また冷却中の変形は解消さ
れる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の丸棒材の矯正およ
び冷却方法を図面を参照して説明する。図1は、本発明
の一実施例の丸棒材の矯正および冷却方法における丸棒
材の支持方法を説明するための正面図、図2は、本発明
の一実施例の丸棒材の矯正および冷却方法における丸棒
材に回転を与える方法の説明図である。本発明の丸棒材
の矯正および冷却方法における丸棒材1の支持方法は、
図1に示すように平らな床、簀の子状に多数の支持点を
有する平らな床などの実質的平面2上に両端などを拘束
することなく載置、すなわち、実質的平面2上に単に載
置された状態にすることである。
【0007】さらに、本発明の丸棒材の矯正および冷却
方法における丸棒材1の回転方法は、機械で回転する方
法、斜面において止め金をずらして回転する方法なども
考えられるが、丸棒材1であるので、図2に示すように
棒材3で矢印方向に力を加えることによって容易に回転
を与えることができるので、人力による方法が最も簡便
である。また、本発明の丸棒材1の矯正および冷却方法
を適用できる材料は、熱処理温度などにおいて変形する
材料であれば如何なる材料にも適用することができる
が、チタン、チタン合金、超耐熱合金などの矯正中に割
れやすい合金に特に適している。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。 実施例1 熱処理前に最高約20mm湾曲した直径約187mm、
長さ約3000mmのチタン合金の丸棒材1を熱処理
し、その熱処理によって約1000℃に加熱された丸棒
材を加熱炉から取り出し、床の平面2上に置き、図2で
示すよう方法で繰り返し回転させたところ約7分で矯正
され冷却された。
【0009】実施例2 熱処理によって約950℃に加熱された直径約150
m、長さ約3000mmのNi約70%の超耐熱合金の
丸棒材1を加熱炉から取り出し、床の平面2上に置き、
図2で示すような方法で繰り返し回転させたところ、約
10分で湾曲することなく冷却された。
【0010】
【発明の効果】本発明の丸棒材の矯正または冷却方法
は、上記構成にしたことにより、冷却中に矯正を行う
ことができ、または冷却中に湾曲することがないので、
能率的であり、さらに矯正するための専用設備を必要
としないのでその分コストを低くすることができ、また
矯正精度を高くすることができるという、優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の丸棒材の矯正および冷却方
法における丸棒材の支持方法を説明するための正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の丸棒材の矯正および冷却方
法における丸棒材に回転を与える方法の説明図である。
【符号の簡単な説明】
1 丸棒材 2 平面 3 棒材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲している丸棒材の矯正方法におい
    て、加熱後の冷却中に丸棒材(1)を実質的平面(2)
    上に載置し、繰り返し回転しながら冷却することを特徴
    とする丸棒材の矯正方法。
  2. 【請求項2】 加熱後の冷却中に丸棒材(1)を実質的
    平面(2)上に載置し、繰り返し回転しながら冷却する
    ことを特徴とする丸棒材の冷却方法。
JP11127623A 1999-05-07 1999-05-07 丸棒材の矯正および冷却方法 Pending JP2000317520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115976438A (zh) * 2022-12-28 2023-04-18 西安圣泰金属材料有限公司 超声手术刀用钛合金棒材的退火矫直设备及退火矫直方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115976438A (zh) * 2022-12-28 2023-04-18 西安圣泰金属材料有限公司 超声手术刀用钛合金棒材的退火矫直设备及退火矫直方法

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