JP2000317332A - チッパーのホッパー - Google Patents

チッパーのホッパー

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JP2000317332A
JP2000317332A JP11134354A JP13435499A JP2000317332A JP 2000317332 A JP2000317332 A JP 2000317332A JP 11134354 A JP11134354 A JP 11134354A JP 13435499 A JP13435499 A JP 13435499A JP 2000317332 A JP2000317332 A JP 2000317332A
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JP
Japan
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hopper
blade
edge
rotary
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP11134354A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiko Sasanuma
清彦 笹沼
Hiroyuki Saeki
裕行 佐伯
Masayoshi Saeki
政義 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Inc
Original Assignee
SK Holdings Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000317332A publication Critical patent/JP2000317332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チッパーにいて、被細砕物の送り込み性能を
高め、安全性を向上させる。 【解決手段】 ベース上に水平回転可能に設けられる回
転刃を囲包してベースに立設される筒状をしたホッパー
において、ホッパーの内周に、内側に張り出して回転刃
の回転方向側ほど下方に下がる誘導刃を、少なくとも、
3個以上配設したことを特徴とするチッパーのホッパ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剪定した小枝を始
めとして穀稈、野菜屑といった処理に困る塊・長状物等
を細砕するのに適したチッパーにおいて、その細砕室の
室壁を構成するホッパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】庭木を剪定して出た小枝等は処理に困
る。昔なら薪にしていたが、現在ではかまど等を設備し
ている家庭はほとんどない。そこで、燃やしたりしてい
るが、それには細砕する手間が必要であるし、又、最近
では、公害等の問題もあってむやみに燃やせない。一
方、処理を専門業者に頼めば、それだけ経費がかさむ。
この他、家庭から出る穀稈や野菜屑も処理に困るは同様
である。
【0003】このため、本発明者等は、このような塊・
長状物を処理し易いように細片化するチッパーを特願平
10−235215号並びに特願平10−323358
号として提案している。このチッパーは、被細砕物を投
入するホッパーの下部に水平回転する回転刃とその上方
に送り刃を設けたものであり、送り刃で被細砕物を切砕
しながら回転刃に送るものであるから、細砕が強力で確
実である特徴を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加えて、ホッパーの内
周には、回転刃の回転方向側ほど内側に張り出し、且
つ、下方に下がる誘導刃を設けて被細砕物を回転刃へ誘
導していた。ところが、先の提案のものでは、この誘導
刃を円周上に2個配置しただけであり、誘導性に不満を
残していた。本発明は、このような課題を解決するもの
であり、被細砕物の一層の誘導を可能にしたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、ベース上に水平回転可能に設けられる回転刃を囲包
してベースに立設される筒状をしたホッパーにおいて、
ホッパーの内周に、内側に張り出して回転刃の回転方向
側ほど下方に下がる誘導刃を、少なくとも、3個以上配
設したことを特徴とするチッパーのホッパーを提供した
ものである。
【0006】以上の手段をとることにより、誘導刃の誘
導性が高まり、細砕性能は向上する。このことは、ホッ
パーの上部からの細砕物の跳び出しを防ぐことになり、
安全性も向上する。尚、誘導刃は、3個以上設けること
が必要であるが、中でも、4個〜6個程度が適する。あ
まり多いと、誘導刃間の間隔が狭まり却って詰まりを起
こすことが予想される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係るチッパーの一
例を示す一部断面側面図、図2は図1のA−A断面図、
図5は側面図、図6は平面図、図7は正面図であるが、
このチッパーは、脚10を取り付けた水平なベース12
の上にホッパー14を立設したものである。
【0008】本例におけるホッパー14は、下部がスト
レートで、上部が上方ほど大径となるテーパ形をしてい
るものであり、内周の下部には、内方に向かって突起す
る誘導刃16が設けられている。本例における誘導刃1
6は、ホッパー14の内周から板状に突起しており、そ
の形状は、後述する回転刃の回転方向前側ほど内側に張
り出し、且つ、下方に下がる螺旋形をしている。この場
合、誘導刃16を3個以上設けるのが条件であり、本例
では、円周上に4個等配置している。
【0009】ホッパー14の側壁の下部は一部が切り欠
かれており、この下方でホッパー14内の位置を始端と
する下り傾斜に形成されたベース12との隙間を切砕後
の細砕物を排出する排出口18としている。ベース12
の下り傾斜部12aの上にはカバー20が被せられ、細
砕物の排出ダクト20aに形成されている。
【0010】ホッパー14の上部には安全のために円形
の規制蓋22が装着される。規制蓋22の中央には被細
砕物を投入するための溝22aが形成されており、この
溝22aはゴム垂れ24で覆われている。ホッパー14
の上部はテーパ形をしているから、規制蓋22は置いた
だけでその径以下のところまでは落ちない。
【0011】この場合、切砕中に規制蓋22が外れては
具合が悪いので、規制蓋22が止まる箇所の上方でホッ
パー14の内周にストッパ14aを取り付けておき、規
制蓋22の外周にこのストッパ14aを通過する切欠2
2bを形成しておく。そして、切欠22bによってスト
ッパ14aをかわして規制蓋22を装着した後は、切欠
22bの位置を変えて下からの荷重では外れないように
しておく。外すときには、切欠22bとストッパ14a
との位置を合わせて規制蓋22を上方に抜き取ればよ
い。
【0012】ホッパー14の下部には、駆動源26によ
って強制回転させられる駆動軸28がベース12を貫通
して垂直に上延しており、この駆動軸28には、誘導刃
16よりも下方に在ってその内端よりも大きな外径を有
する回転刃30が取り付けられている。この回転刃30
は、誘導刃16で誘導されて来た被細砕物を後述する送
り刃や誘導刃16とともに切砕・破断するためのもので
ある。
【0013】本例における回転刃30は、ホッパー14
のストレート部(下部)の内径に近い外径を有する円盤
体32の外周の一部を切り欠き、その切欠部32aの回
転方向後端に、前縁にエッジ30aを有する別体の回転
刃30を取り付けて構成している。更に、エッジ30a
は、刃体の下面側に傾斜を設けて先鋭化したもので形成
しているが、直角等の鈍角のものでもよい。被細砕物を
切砕した細砕物を下方に送り出し、排出口18から積極
的に排出させるためである。
【0014】円盤体32に切欠部32aを設けたのは、
切断後の細砕物をここから通過させて下方に送り出すた
めであり、この意味から、切欠部32aの面積はできる
だけ大きい方が好ましい。この回転刃30(切欠部32
a)の数も幾らでもよいが、一般には、対称位置に二つ
設けるのが適する。
【0015】回転刃30の上方には駆動軸28が延長さ
れており、これに送り刃34が取り付けられている。こ
の送り刃34は、複数(本例では二個であるが、それ以
上であってもよい)の刃腕34aを有するもので構成さ
れている。尚、本例の各刃腕34aは、外周側に向かっ
て下り勾配を有するものであるが、一方は上り勾配を有
するものであってもよい。ホッパー14に投入された被
細砕物は、送り刃34によって下方に叩き付けられ、下
方への送りが促進される。
【0016】加えて、本例における刃腕34aの前縁に
は、下面側に傾斜を付けて先鋭化するエッジ34bが形
成してある。これにより、切断作用も発生するから、切
断と下方送りの機能が更に高まる。図4は送り刃34の
他の例を示す正面図であるが、本例のものは、刃腕34
aを回転方向前方が高くなるように捩じってあるもので
ある。これにより、下方への送り作用がより高くなる。
【0017】この場合、送り刃34は、誘導刃16の内
方位置に設置されるのが好ましい。両者の協働作用によ
って送り効果が高まるからである。尚、本例の送り刃3
4は、刃腕34aの部分が平面視で先細になっている
が、これは切断作用を高めるためであって、勿論、スト
レートな形状をしているものであってもよい。
【0018】以上の回転刃30と送り刃34は、駆動軸
28のフランジ部28aの上に回転刃30を載せ、その
上にスペーサ46を置いて送り刃34を載せ、その上か
らボルト48を駆動軸28にねじ込んで止めている。回
転刃30、送り刃34に過大なトルクがかかったときに
は滑るようにして安全を図っている。この場合、回転切
砕刃30と送り刃34との取付け位相は問わないし、そ
の変更も可能である。
【0019】駆動軸28は、駆動源26によって駆動さ
れる。本例の駆動源26は、モータを採用したが(この
他、内燃機関エンジンであってもよい)、ベース12の
裏面に取付金具36を介して取り付けてある。この場
合、駆動源26の出力軸26aと駆動軸28との間には
ケース38に収容されたギアによる減速機構40を介在
させている。
【0020】排出口10を形成するベース12の下り傾
斜部12aの始端をホッパー14内に設定することは前
述したが、本例では、この始端位置を回転刃30の半径
内に設定する。そして、下り傾斜部12aの傾斜度は水
平面に対して20°以上、好ましくは30〜60°に設
定する。
【0021】次に、以上の構成のチッパーの作動につい
て説明する。細砕しようとする被細砕物42を規制蓋2
2の孔22aからホッパー14内に押し込むと、被細砕
物42は円盤体32の上に落ちるが、その一部は切欠部
32aの中に落ち込む。この状態のときに回転刃30が
被細砕物42に作用すると、被細砕物42は、回転刃3
0や固定刃16の箇所で切砕・破断される。切欠部32
aとホッパー14との隙間以下に切砕された細砕物44
は、排出口18から排出ダクト20aを通って外部に排
出される。
【0022】この場合、排出口18及び排出ダクト20
aを形成するベース12の下り傾斜部12aの始端位置
が、回転刃30の半径内に設定され、且つ、20°以上
の急勾配に設定してあると、回転刃30で細砕物44を
排出口18に導く役割を果たし、その結果、排出が良好
になり、細砕性能及び能率が向上する。
【0023】一方、送り刃34は切砕も行うが、主たる
作用は、細砕物44を誘導刃16をガイドにして下方の
回転刃30に送り込む役目を果たすものである。回転刃
30を水平回転させるチッパーにおいては、被細砕物4
2及び細砕物44を如何に下方の排出口18側に送り込
めるかで、その処理能力が決まってしまう。従って、誘
導刃16を内側に張り出して回転刃30の回転方向側ほ
ど下方に下がる螺旋形にしておくことで、この送り作用
が強化される。
【0024】加えて、誘導刃16の数も問題となり、従
来の2個では送り力が十分でない。これを補うには、少
なくとも、3個以上が必要であり、本例では、円周上に
4個等配置しているものを示した。誘導刃16の大きさ
(周方向の長さ)にもよるが、その適切な数は4〜6個
程度である。こうすることにより、被細砕物42の下方
への送り力は高められ、投入した被細砕物42が上方へ
飛び出そうとする事態が防げる。実際問題、被細砕物4
2を規制蓋22の溝22aから投入するだけで、後はこ
の送り作用で自然に下方に引っ張られて切砕される位で
ある。
【0025】図3は以上の誘導刃16の他の実施例を示
すホッパー14の断面平面図、図4は一部断面側面図で
あるが、上例の誘導刃16は、すべて同じ形状をしてい
るものであるが、本例における誘導刃16は、異なる形
状をしているものである。即ち、4個の内の2個のもの
は、中央部が最大に内周側に張出する形状をしているも
のである(回転刃30の回転方向側ほど下方に下がる螺
旋形である点は変わらない)。
【0026】加えて、その張出量は、他の2個の誘導刃
16の下端の最大張出量よりも大きく設定され、且つ、
最大に張出する部分が他の誘導刃16の始点付近と全体
に高い位置に取り付けられている。これにより、2個ず
つが対になって相互に協働し合い、被細砕物42の下方
への送り込みが一層促進されるものとなる。尚、以上
は、一例であり、回転刃30の回転方向側が下方に下が
る形態の誘導刃16がホッパー14の内周に3個以上設
けられことを除いては、その形状や数は種々の態様をと
ることはいうまでもない。
【0027】ところで、このようなチッパーで細砕され
る細砕物としては、前記したような剪定後の小枝は勿論
のこと、穀稈や野菜屑或いは不要になった日用品等、細
砕化を必要とするあらゆる塊・長状物が対象となる。こ
のような細砕物はゴミに出してもよいし、燃やしてもよ
い。更に、肥料、土壌散布材、建材等の二次的利用も図
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上、本発明によれば、誘導刃の誘導性
が高まり、細砕性能は向上する。このことは、ホッパー
の上部からの細砕物の跳び出しを防ぐことになり、安全
性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すチッパーの断面側面図であ
る。
【図2】本発明の一例を示すホッパー部分の断面平面図
である。
【図3】本発明の他の一例を示すチッパーの断面平面図
である。
【図4】本発明の他の一例を示すホッパー部分の断面側
面図である。
【図5】本発明の一例を示すチッパーの側面図である。
【図6】本発明の一例を示すチッパーの平面図である。
【図7】本発明の一例を示すチッパーの正面図である。
【符号の説明】
12 ベース 14 ホッパー 16 誘導刃 30 回転刃 34 送り刃 42 被細砕物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 政義 岡山県総社市真壁1463番地 株式会社エス ケー内 Fターム(参考) 4D065 CA16 CC04 DD18 EB11 EC07 ED06 ED16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に水平回転可能に設けられる回
    転刃を囲包してベースに立設される筒状をしたホッパー
    において、ホッパーの内周に、内側に張り出して回転刃
    の回転方向側ほど下方に下がる誘導刃を、少なくとも、
    3個以上配設したことを特徴とするチッパーのホッパ
    ー。
  2. 【請求項2】 同一形状をしている誘導刃が円周上に等
    配置される請求項1に記載のチッパーのホッパー。
  3. 【請求項3】 誘導刃が下方ほど内側に張り出す請求項
    2に記載のチッパーのホッパー。
  4. 【請求項4】 異なる形状をしている誘導刃が円周上に
    等配置される請求項1に記載のチッパーのホッパー。
  5. 【請求項5】 回転刃の上方に、誘導刃と側面視で重合
    して水平回転する送り刃を設けた請求項1〜4いずれか
    に記載のチッパーのホッパー。
JP11134354A 1999-05-14 1999-05-14 チッパーのホッパー Pending JP2000317332A (ja)

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