JP2000316969A - 脈動式搾乳器 - Google Patents

脈動式搾乳器

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JP2000316969A
JP2000316969A JP11125524A JP12552499A JP2000316969A JP 2000316969 A JP2000316969 A JP 2000316969A JP 11125524 A JP11125524 A JP 11125524A JP 12552499 A JP12552499 A JP 12552499A JP 2000316969 A JP2000316969 A JP 2000316969A
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JP
Japan
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section
milking
negative pressure
breast
breast milk
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JP11125524A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Takano
和彦 高野
Kaoru Seki
薫 関
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Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型且つ簡易構造の脈動式搾乳器を提供する
ことを目的とし、また、洗浄容易な搾乳器を提供するこ
とを目的とする。更に、乳児の母乳吸引状態により近い
形で脈動し得る脈動式搾乳器を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 負圧により母乳を搾り出す脈動式搾乳器
に関する。この搾乳器は、乳房に当てる搾乳部と、搾乳
部からの母乳を溜める貯留部と、駆動手段と、駆動手段
の働きによって、搾乳部内に負圧を発生させる負圧発生
手段と、負圧発生手段による負圧の発生中に、駆動手段
の働きによって、搾乳部内に発生された負圧の一部をあ
る時間間隔で開放する負圧開放手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負圧によって母乳
を搾り出す脈動式搾乳器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平1−317448号公報や
米国特許第4,929,229号に、従来公知の脈動式
搾乳器が開示されている。これらの従来公知の搾乳器
は、ピストンポンプ方式を採用したピストンポンプ搾乳
器である。この搾乳器は、乳房に当てる搾乳部と、搾乳
部からの母乳を溜める貯留部と、負圧を発生させるため
のピストンポンプ駆動部を備える。ピストンポンプのピ
ストンは、搾乳部内を往復運動して負圧を脈動的に発生
させる。こうして発生された負圧によって母乳が搾り出
される。
【0003】これらの従来搾乳器には、大きな圧力差の
負圧を発生させるため、搾乳部と貯留部の間、更に言え
ば、搾乳部内に設けられた一時蓄乳部と貯留部との間に
仕切り(ディスク)が設けられている。仕切りを設ける
ことにより、搾乳部内の圧力を、小さな負圧(ほぼ0
(−mmHg))と大きな負圧(ほぼ250(−mmH
g))の間で変化させることが可能とされている。即
ち、仕切りを設けない場合には、搾乳部内と貯留部内の
双方に負圧を発生させる、換言すれば、搾乳部内と貯留
部内の双方から空気を吸引することが必要とされること
から、大きな圧力差の負圧を発生させることはできない
のに対して、仕切りを設けた場合には、搾乳部内だけに
負圧を発生させる、換言すれば、搾乳部内だけから空気
を吸引するだけでよいから、大きな圧力差の負圧を発生
させることができる。仕切りは、搾乳部内に設けた一時
蓄乳部に母乳がある程度溜まった時点で、母乳の重みに
よって開放され母乳が貯留部へ自然に落下し、この結
果、貯留部に母乳が溜まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来公知のピストンポンプ方式搾乳器にあっては、搾
乳部内における比較的大きなピストン運動が必要とされ
るため、装置が大型且つ大掛かりなものとなるという欠
点がある。また、従来公知の搾乳器にあっては、一時蓄
乳部や仕切り等を設けるとしているため、構造が複雑と
なり、洗浄も困難で衛生的でないという問題もある。
【0005】本発明は、これら従来技術における問題を
解決するためになされたものであり、小型且つ簡易構造
の脈動式搾乳器を提供することを目的とし、また、洗浄
容易な搾乳器を提供することを目的とする。更に、本発
明は、乳児の母乳吸引状態に近い形で擬似脈動し得る脈
動式搾乳器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの観点によ
れば、負圧により母乳を搾り出す脈動式搾乳器におい
て、乳房に当てる搾乳部と、前記搾乳部からの母乳を溜
める貯留部と、前記搾乳部内に負圧を発生させる負圧発
生手段と、前記負圧発生手段による負圧の発生中に、前
記搾乳部内に発生された負圧の一部をある時間間隔で開
放する負圧開放手段とを備える。
【0007】本発明の一つの実施形態によれば、前記負
圧発生手段と前記負圧開放手段は、同じ駆動手段によっ
て駆動される。
【0008】本発明の別の実施形態によれば、前記負圧
発生手段は、前記搾乳部外に配置されたダイヤフラムポ
ンプである。
【0009】本発明のさらに別の実施形態によれば、前
記負圧開放手段は、前記搾乳部外に配置され、前記ダイ
ヤフラムポンプと前記搾乳部の間に位置付けられた圧力
開放弁を備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
好適な実施形態を説明する。図1に、本発明による脈動
式搾乳器の中心線断面図を示す。この搾乳器1は、ダイ
ヤフラムポンプ方式を採用したダイヤフラムポンプ搾乳
器であり、乳房に当てる搾乳部2と、この搾乳部からの
母乳を溜める貯留部3と、負圧の発生及び一部開放を行
う駆動部4を備える。
【0011】搾乳部2は、更に、ラッパ状部分22と、
ラッパ状部分に連結された筒状部分24と、筒状部分に
連結された蓋部分26から成る。これらの部分は全て一
体成形品である搾乳部2の一部として形成されている。
母乳を搾り出す際、乳房はラッパ状部分22に直接当て
られる。したがって、ラッパ状部分22の形状は乳房の
形状に対応する。
【0012】搾乳器1のスイッチ41を入れることによ
り、以下に詳述する駆動部4の働きによって、搾乳部
内、正確には、搾乳部2と貯留部3内に、脈動的に負圧
が発生される。発生された負圧は、ラッパ状部分22の
乳房をマッサージして、母乳を搾り出す。搾り出された
母乳は、ラッパ状部分22から筒状部分24を経て蓋部
分26へ導かれる。蓋部分26は、例えばボトルである
貯留部3に着脱自在に取り付けられており、この結果、
母乳は最終的にこの貯留部3に溜まる。貯留部3に溜ま
った母乳は、搾乳部2の蓋部分26を取り外すことによ
って貯留部3から簡単に取り出すことができる。
【0013】次に、図1、図2を参照して、駆動部4の
働きを説明する。図2は、図1の円Aにおける拡大部分
断面図である。この図は、駆動部4の他、搾乳部2の一
部をも含む。駆動部4は、以下に述べるように、駆動手
段と、この駆動手段の働きによって搾乳部内に負圧を発
生させる負圧発生手段と、この駆動手段の働きによって
搾乳部内に発生された負圧の一部を開放する負圧開放手
段と、更に、これらの手段を外部から覆って保護するハ
ウジング42を含む。
【0014】駆動手段として、本実施形態では比較的低
いコストで得られるモータ43を用いる。勿論、モータ
を用いず、手動その他の駆動手段を用いてもよい。モー
タ43の電力は、その上部に配置された電池44から得
ることができる。スイッチ41をオン状態として電力を
与えることにより、モータ43が駆動される。駆動され
たモータは2つの動作を行う。一つは負圧の発生であ
り、もう一つは負圧の一部開放である。負圧の発生は、
ダイヤフラム46のポンピング動作による。このポンピ
ング動作はよく知られているため、詳細は省略する。
【0015】次に、負圧の一部開放について説明する。
【0016】負圧の一部開放は、負圧の発生に用いたモ
ータ43と同じモータを用いて行う。この場合、搾乳器
の構造は簡易化され、コストも低くなる。勿論、別のモ
ータを用いてもよいし、手動その他の駆動手段を用いて
もよい。以下の説明から明らかなように、負圧の一部開
放は、負圧が発生されている間中常に行われるわけでは
なく、負圧発生手段による負圧の発生中にある時間間隔
で行われる。ある時間間隔で負圧の開放を行わせること
により、脈動的な搾乳が可能とされる。
【0017】負圧開放手段として、本発明は圧力開放弁
55を備える。この圧力開放弁55は、負圧連絡部53
の中間位置から、図面右横方向、即ち、モータ43に向
かう方向に延びる筒状の開放連絡部56内に設けられて
いる。開放連絡部56、及びその内部に含まれる圧力開
放弁55等の負圧開放手段は、負圧発生手段と同様に搾
乳部外に配置され、また、負圧発生手段のダイヤフラム
ポンプ(46)と搾乳部2の間に位置付けられる。開放
連絡部56の外部は、保護のためにカバー59によって
覆われている。開放連絡部56の内部には、圧力開放弁
55に加え、更に、圧力開放弁55を常時付勢する例え
ばバネのような付勢手段57と、圧力開放弁55を横方
向に反復運動が可能な状態で支持する例えばゴムのよう
な支持体58も設けられている。圧力開放弁55は、通
常は、付勢手段57によって支持体58に対して右横方
向に付勢されているため、負圧連絡部53は、閉じた状
態、即ち、外気から遮断された状態にある。
【0018】この圧力開放弁55を、一時的に開いた状
態、即ち、外気と連絡させた状態にさせるため、圧力開
放弁55の隣接に円板状のカム60が配置されている。
カム60は複数のギヤ63を介してモータの回転軸50
に連結されており、モータの駆動力はこれらの複数のギ
ヤ63を介してカム60に伝達される。これら複数のギ
ヤ63間のギヤ比は、例えば、モータ43の回転軸が1
00回転したときにカム60が1回転するように設定し
てある。
【0019】モータ43の回転によってカム60が回転
すると、カム60の表面に設けられた、図面左横方向、
即ち、圧力開放弁55に向かう方向、に突出する突起6
1が、圧力開放弁55の後端部と接触し、圧力開放弁5
5を付勢手段に抗して右横方向(図示矢印b方向)に押
しやる。この結果、圧力開放弁55と支持体58の間に
隙間が形成され、この隙間を通じて搾乳部内の空気と外
気が連絡されて搾乳部2内の負圧が開放される。この負
圧の一部開放は、カム60の突起61と圧力開放弁55
とが接触している間にのみ、換言すれば、モータ43が
所定回数回転した後にのみ行われることから、負圧発生
中の一部の時間においてのみ行われる。尚、通常、モー
タ43の回転はほぼ一定であることから、負圧の一部開
放もほぼ一定の時間間隔で行われることになる。ただ
し、開放時間とその間隔の時間は必ずしも一定でなくて
もよい。
【0020】上の記載から明らかなように、本発明で
は、従来搾乳器のように搾乳部2と貯留部3の間に仕切
り(図示されていない)が設けられていない。したがっ
て、仕切りが設けられている場合より、より小さな負圧
しか開放されず、従来の脈動に比べて、より小さな圧力
差しか発生させない、擬似脈動である。また、従来搾乳
器のように一時蓄乳部や仕切りが設けられていないこと
から、洗浄も容易であり清潔である。
【0021】最後に、図3を参照して、本発明の脈動式
搾乳器と従来の脈動式搾乳器を圧力−時間特性に関して
比較する。図面中、横軸は時間(秒)を、縦軸は発生さ
れた負圧の圧力値(−mmHg)をそれぞれ表す。ま
た、この図において、本発明の搾乳器による圧力−時間
特性は実線で、従来の搾乳器による圧力−時間特性は点
線で、それぞれ表されている。この図から明らかなよう
に、従来の搾乳器では、負圧が発生されたときと負圧が
開放されたときの圧力差が約250mmHg/秒に達す
るのに対し、本発明の搾乳器では、比較的小さな圧力変
化となっているため、搾乳時に痛みも少なく、ここちよ
いマッサージ効果により効果的な搾乳ができる。尚、図
3では、脈動の間隔を1秒としているが、この間隔は、
モータの回転の速さやギヤ比によって自由に調節するこ
とが可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、小型且つ簡易構造の脈
動式搾乳器を提供することができ、また、清掃容易な搾
乳器を提供することができる。更に、本発明によれば、
乳児の母乳吸引状態に近い形で脈動し得る脈動式搾乳器
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脈動式搾乳器の中心線断面図。
【図2】図1の円Aにおける一部拡大中心線断面図。
【図3】本発明の脈動式搾乳器と従来の脈動式搾乳器を
圧力−時間特性に関して比較した図。
【符号の説明】
2 搾乳部 3 貯留部 4 駆動部 43 モータ 44 電池 46 ダイヤフラム 53 負圧連絡部 55 圧力開放弁 56 開放連絡部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧により母乳を搾り出す脈動式搾乳器
    において、 乳房に当てる搾乳部と、 前記搾乳部からの母乳を溜める貯留部と、 前記搾乳部内に負圧を発生させる負圧発生手段と、 前記負圧発生手段による負圧の発生中に、前記搾乳部内
    に発生された負圧の一部をある時間間隔で開放する負圧
    開放手段と、を備えることを特徴とする脈動式搾乳器。
  2. 【請求項2】 前記負圧発生手段と前記負圧開放手段
    は、同じ駆動手段によって駆動される請求項1記載の搾
    乳器。
  3. 【請求項3】 前記負圧発生手段は、前記搾乳部外に配
    置されたダイヤフラムポンプである請求項1記載の搾乳
    器。
  4. 【請求項4】 前記負圧開放手段は、前記搾乳部外に配
    置され、前記ダイヤフラムポンプと前記搾乳部の間に位
    置付けられた圧力開放弁を備える請求項3記載の搾乳
    器。
JP11125524A 1999-05-06 1999-05-06 脈動式搾乳器 Pending JP2000316969A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4851460B2 (ja) * 2004-09-20 2012-01-11 メデラ ホールディング アーゲー サクション・ポンプを作動する方法及び排気弁を備えたサクション・ポンプ
WO2020178737A1 (en) * 2019-03-07 2020-09-10 Medela Holding Ag Breastpump with functional vacuum pulses

Cited By (3)

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