JP2000315920A - 音声ミュート回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時に発生するノイズ音を除去するこ
とを目的とする。 【解決手段】 電源投入検出部１２は電源端子１０の投
入を検出し、ミュート部１３は電源投入検出の結果に応
答してアンプ９の音声出力をミュートする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受像機
の音声ミュート回路に関し、特に電源投入時の音声ミュ
ート回路に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の音声ミュート回路として例えば、
特開平６−３１７３６８号公報に示すように、ミュート
信号及びリセット信号用いた音声ミュート回路が使用さ
れていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】テレビジョン受信機の
音声出力回路では、電源投入時に音声アンプが不安定な
動作をするためノイズ音が発生することがあり、それが
スピーカーから出力されてしまう。従来の技術ではこの
課題の解決のために、ミュート信号及びリセット信号を
必要とする回路を用いているが、そのため別途ミュート
信号及びリセット信号を出力する回路ブロックが必要で
あった。本発明は音声出力回路の電源投入の検出のみに
よって動作し他の制御が不要な、電源投入時のノイズ音
を除去する音声ミュート回路を提供することを目的とす
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明では音声ミュート
回路において、音声出力回路の電源投入を検出する手段
と、前記電源投入検出結果に応答してミュートを行う手
段を備えた音声ミュート回路が得られる。本発明によれ
ば、音声出力回路の電源投入の検出のみによって動作し
他の制御が不要な、電源投入時のノイズ音を除去する音
声ミュート回路を提供することができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図１を用いて説明する。図１は本発明による音声ミ
ュート回路の実施例回路図である。電源投入検出部１２
は、抵抗１、コンデンサ２、トランジスタ３から構成さ
れている。ミュート部１３は、抵抗５，６、コンデンサ
４，８、トランジスタ７から構成されている。

【０００６】電源投入時、電源端子１０から電源が供給
されコンデンサ２は抵抗１を介して充電され、同時にト
ランジスタ３はべースに接続された抵抗１とコンデンサ
２のＣＲ時定数に基づく所有時間ＯＮする。トランジス
タ３がＯＮしている間、コンデンサ４は充電され、トラ
ンジスタ７はオンしてコンデンサ８をアースに接続す
る。またトランジスタ３がＯＦＦした後も、トランジス
タ７は抵抗５，６とコンデンサ４のＣＲ時定数に基づく
所有時間ＯＮする。これによって音声出力がコンデンサ
８によりアースに接続され、電源投入時の音声アンプの
不安定な動作により出力されるノイズはスピーカに出力
されない。

【０００７】

【発明の効果】以上のように本発明の音声ミュート回路
によれば、音声出力回路の電源投入の検出のみによって
動作し他の制御が不要な、電源投入時のノイズ音を除去
する音声ミュート回路を提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態による音声ミュート回路の回
路図

【符号の説明】

１，５，６ 抵抗 ２，４，８ コンデンサ ３，７ トランジスタ ９ アンプ １０ 電源端子 １１ スピーカー １２ 電源投入検出部 １３ ミュート部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 音声ミュート回路において、音声出力回
   路の電源投入を検出する手段と、前記電源投入検出結果
   に応答してミュートを行う手段を備えた音声ミュート回
   路。
2. 【請求項２】 音声ミュート回路において、音声出力回
   路の電源とアース間に直列接続した抵抗とコンデンサと
   これらのＣＲ時定数によりスイッチング動作を行うトラ
   ンジスタで構成される電源投入を検出する回路と、前記
   電源投入検出回路の結果に応答してアース間に接続した
   抵抗とコンデンサとこれらのＣＲ時定数によりスイッチ
   ング動作を行うトランジスタで構成される音声ミュート
   を行う回路を備えた音声ミュート回路。