JP2000314888A - 液晶パネル及びその製造方法並びに投射型表示装置 - Google Patents
液晶パネル及びその製造方法並びに投射型表示装置Info
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Abstract
特性の方位依存性に起因してもたらされる、複数の画像
成分におけるコントラストや明るさのばらつきによって
生ずる色ムラを低減する。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板11と対向基
板12とその間に封止された液晶層とからなる液晶パネ
ル10の有効表示領域10a内に、相互に配向状態の異
なる複数のブロック10A,10Bを構成し、これらの
ブロックの明視方向が有効表示領域部10aを二分する
対称軸に対して線対称となるように構成する。
Description
製造方法並びに投射型表示装置に係り、特に、複数の液
晶パネルを用いて複数の画像成分を形成し、これら複数
の画像成分を合成して所望の画像、例えばカラー画像と
して投射するように構成された投射型表示装置に用いる
場合に好適な液晶パネルの構成に関する。
して用いた投射型表示装置、例えば液晶プロジェクタに
おいては、一般に、赤、青、緑の三原色の光をそれぞれ
別の液晶パネルに通してそれぞれの色毎に画像成分を形
成し、これらの画像成分を合成して所望のカラー画像を
作り出し、前方に投射するように構成されている。
ービック状のダイクロイックプリズムを用い、ダイクロ
イックプリズムの外周4面のうち、2つの側面及び正面
にそれぞれ液晶パネルを一つずつ隣接配置し、3つの液
晶パネルにそれぞれ3色の光を照射することによって、
3色のうちの2色の画像成分をダイクロイックプリズム
の側面から導入して選択的に反射させ、残りの1色の画
像成分を正面から導入して透過させることによって、ダ
イクロイックプリズムの背面から合成画像を射出させる
ように構成するものがある。
パネルとしては、TN型のアクティブマトリクスパネル
が一般的である。この液晶パネルは、2枚の透明基板の
間にTN型の液晶層を注入し、透明基板の外側に光透過
軸を相互に直交させた2枚の偏光板を配置して、マトリ
クス状に形成された画素毎に電界を印加することによっ
て光透過状態を変化させるように構成されている。透明
基板の一方にはTFT(薄膜トランジスタ)素子やMI
M(金属−絶縁体−)素子などのアクティブ素子が形成
され、画素電極毎に所望の映像信号を選択的に印加でき
るようになっている。
プロジェクタに用いられる液晶装置(液晶パネルモジュ
ール)の概略構成について図19を用いて説明する。液
晶パネル10は、透明な画素電極、配向膜、画素スイッ
チング用の薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)、
データ線、走査線および容量線などが形成されたアクテ
ィブマトリクス基板11と、透明な対向電極および配向
膜が形成された対向基板12と、これらの基板11,1
2間の有効表示領域10aに注入、挟持されている液晶
層13とから概略構成されている。ここに注入される液
晶としては、アクティブマトリクス基板11及び対向基
板12の内面上の配向膜によって基板間で90°に捩じ
れ配向したTN(ツイステッドネマティック)モードの
液晶が広く用いられている。このように構成した液晶パ
ネル10では、アクティブマトリクス基板11におい
て、TFTを介してデータ線から画素電極に印加した画
像信号によって、画素電極と対向電極との間において液
晶層13内の配向状態を制御することができる。画素電
極と対向電極の対向する液晶層13の部分は画素領域と
して個々に独立して液晶により実現された光学状態を制
御することができるようになっている。なお、対向基板
12の内面上には上記画素領域が配列された有効表示領
域と非表示領域とを区切るための遮光膜12aが形成さ
れている。
板11及び対向基板12の外面上には、ガラスなどから
なる対向基板12が図示しない透明接着剤によって面接
着されている。これらの対向基板12は、アクティブマ
トリクス基板11及び対向基板12の外面上に傷が付い
たり、塵埃が付着したりしていると液晶パネル10によ
って形成される画像の画質が悪化することを防止するた
めに設けられたものである。透明接着剤を介して面接着
された対向基板12によって、アクティブマトリクス基
板11及び対向基板12の外面上の傷が光学的に隠さ
れ、また、アクティブマトリクス基板11及び対向基板
12の外面上に塵埃が付着するのを防止することができ
る。対向基板12の外面上にも傷が形成されたり、塵埃
が付着したりする可能性はあるが、これらの外面は液晶
層13から距離が離れているため、デフォーカス効果に
よってこれらの外面上の傷や塵埃の画像への影響は低減
されている。
対向基板12、並びに、透明基板1及び2からなるパネ
ル組立体は、接着剤を塗布した状態で遮光性を有するケ
ース体20の内部に収容され、ケース体の係合部23に
係合させることによって保持具24を装着した状態で、
接着剤を硬化させることにより接着固定される。
投射型表示装置内の光源から発せられた光は集光系を通
って照射される。ここで、図示の入射光Iは、液晶層1
3に対して直交する方向から透明基板2に入射する。入
射光Iは透明基板2及び対向基板12を透過して、液晶
層13において所定の光変調を受け、アクティブマトリ
クス基板11及び透明基板1を透過して出射される。
晶パネル10において、液晶の配向状態を模式的に描い
た図20に示すように、液晶13LCは、アクティブマ
トリクス基板11と対向基板12との間で90°に捩じ
れ配向した状態にある。液晶13LCにこのような90
°の捩じれをもたせるには、アクティブマトリクス基板
11と対向基板12との表面に配向膜となるポリイミド
膜などを形成した後、矢印Aおよび矢印Bでそれぞれの
ラビング方向を示すように、一対の基板間で互いに直角
をなす方向にそれぞれラビング処理を施した後、アクテ
ィブマトリクス基板11と対向基板12を貼り合わせ、
その隙間に液晶13LCを充填する。その結果、液晶1
3LCは配向膜へのラビング方向に長軸方向を向けて配
向し、一対の基板11,12間において液晶13LCの
長軸方向は90°捩じれる。ここで、図20においては
アクティブマトリクス基板11の配向方向AをY軸の正
の方向に、対向基板12の配向方向BをX軸の負の方向
に、入射光Iの入射方向をZ軸の負の方向にとってあ
る。
LCを用いた液晶パネル10では、基板11,12間の
中央に位置する液晶13LCCの配向状態(長軸の方位
および長軸の傾き)によりコントラスト特性が方向性を
示す。すなわち、図20に示すように液晶13LCを配
向させたときは、液晶13LCCの長軸をパネル面に投
影した場合の方位をL軸と平行な方向とし、当該方位と
直交する方位をS軸と平行な方向とすると、L軸及びS
軸は、ほぼX軸及びY軸に対してXY平面上で45度の
角度を有する方向になる。この場合、S軸とZ軸とを含
む平面(SZ平面という。)内に含まれる方向から見た
場合のコントラスト特性は、図21に示すようにZ軸に
対して左右対称な特性となる。ここで、視角φは図23
に示すようにZ軸に対する上記SZ平面内に含まれる視
線方向の角度である。これに対して、L軸とZ軸とを含
む平面(LZ平面という。)内に含まれる方向から見た
場合のコントラスト特性は、図22に示すように、Z軸
方向からL軸の正側にややずれた方位においてコントラ
ストのピークがあり、それから外れるとコントラストは
大幅に低下する。たとえば、L軸の負側では著しくコン
トラストが低下する。このようなとき、L軸の正側の方
向を明視方向といい、それとは反対の方向を逆明視方向
という。ここで、視角θは図23に示すようにZ軸に対
する上記LZ平面に含まれる方向から見た視線方向の角
度である。また、明視角度θ0はコントラスト比のピー
クが得られる視角θの値であり、液晶パネル内の液晶分
子の特性や傾きなどによって変わるが、通常2〜8度程
度である。
ては、液晶パネルによって変調された各画像成分のう
ち、ダイクロイックプリズム内の選択反射面によって反
射される画像成分と、ダイクロイックプリズムを透過す
る画像成分とが、互いにミラー反転した状態で合成され
る。液晶プロジェクタにおいて、赤、青、緑用のそれぞ
れのパネルの画像成分のうち、例えば緑用パネルは、赤
用及び青用パネルに対してミラー反転した画像成分がダ
イクロイックプリズムで合成される。このとき、液晶プ
ロジェクタ内に設置される複数の液晶パネルは通常互い
に同じものが使用されるため、液晶パネルの光学特性に
方位依存性が存在すると、互いにミラー反転された異な
る色の画像成分を合成したときに、再生しようとする原
画像に対して色ムラが発生する場合があるという問題点
がある。
装置においては、一般の液晶表示パネルの場合とは異な
り、視認性の良好な視角範囲が限定されているなどの理
由により視角依存性自体はほとんど再生画像に影響を与
えないが、液晶パネルは、視野角自体ではなく、光学特
性の方位依存性、すなわち、視線の方位角によってコン
トラストや明るさが変化する特性も有しており、この方
位依存性によって画像成分のコントラストや明るさに特
有の面内分布が発生する。例えば、TN型液晶には、ラ
ビング方向と液晶分子のねじれ方向とによって定まる上
述の明視方向が存在し、明視方向から見た場合には、視
野角が低い領域では、他の方向はもちろんのこと液晶パ
ネルに対する法線方向よりもコントラストが増大する。
特に、この明視方向が画像成分のミラー反転の対称軸の
方向からずれている場合、ミラー反転によって画像成分
における明視方向に相当する方向が反転するため、合成
画像における色ムラの原因となる。
であり、その課題は、投射型表示装置において、液晶パ
ネルの光学特性の方位依存性に起因してもたらされる、
複数の画像成分におけるコントラストや明るさのばらつ
きによって生ずる色ムラを低減することの可能な液晶パ
ネルの構造を提供することにある。
に本発明の液晶パネルは、一対の基板間に液晶層が挟持
されてなり、前記一対の基板間には複数の画素が配列さ
れた液晶パネルにおいて、前記一対の基板の少なくとも
一方の基板の液晶層側には液晶の配向処理が施されてな
り、前記一方の基板の複数の画素からなる第1ブロック
と複数の画素からなる第2ブロックとは互いに液晶の配
向処理方向が異なることを特徴とする。
配向状態が異なるため、ブロック毎に明視方向が相互に
異なることになるため、液晶パネル全体として明視方向
が特定方向に偏りにくくなるので、当該液晶パネルにて
形成された画像をミラー反転させても明視方向の変化に
起因する画質への影響が少なくなる。従って、例えば複
数の液晶パネルによって形成された画像成分を合成して
合成画像を形成する場合、各画像成分間がミラー反転し
た状態で合成されたとしても明視方向の相違に起因する
色ムラなどを低減することができる。
間に液晶層が挟持されてなり、前記一対の基板間には複
数の画素が配列された有効表示領域を設けてなる液晶パ
ネルにおいて、前記一対の基板の少なくとも一方の基板
には液晶の配向処理が施されてなり、前記有効表示領域
内には、前記一方の基板の複数の画素からなる第1ブロ
ックと複数の画素からなる第2ブロックとは互いに液晶
の配向処理方向が異なり、前記第1及び第2ブロック
は、前記有効表示領域を略二分する対称軸に対して線対
称になるように形成されているとともに、前記対称軸の
両側の対称位置に配置された前記第1及び第2ブロック
の明視方向が前記対称軸に対して線対称になるように構
成されていることを特徴とする。
表示領域内に形成し、複数のブロックが有効表示領域を
略二分する対称軸に対して線対称になるように形成され
ているとともに、前記対称軸の両側の対称位置に配置さ
れた前記ブロック同士の明視方向が前記対称軸に対して
線対称になるように構成されていることにより、当該液
晶パネルにて形成された画像をミラー反転しても明視方
向の変化に起因する画質への影響がほとんど無くなるの
で、複数の液晶パネルによって形成された画像成分を合
成して合成画像を形成する場合、各画像成分間がミラー
反転した状態で合成されたとしても明視方向の相違に起
因する色ムラなどを低減することができる。
配列状態が対称軸に対して線対称でなくてもよい。ま
た、対称軸に跨るようにして配置されたブロックを含む
ように構成されていてもよい。
ロックは、前記一方の基板の前記液晶層に臨む表面に対
する配向処理条件を部分的に変えることにより形成され
ていることが好ましい。
件を部分的に変えることによって液晶分子の配向状態を
制御することができるので、従来の液晶パネルの構造を
変えることなく複数の明視方向の異なるブロックを形成
できる。
間に液晶層が挟持されてなり、前記一対の基板間には複
数の画素が配列された有効表示領域を設けてなる液晶パ
ネルにおいて、前記一対の基板の少なくとも一方の基板
には液晶の配向処理が施されてなり、前記有効表示領域
は上下の対称軸及び左右の対称軸に対してそれぞれ線対
称に分割することにより構成された4つのブロックを有
し、前記4つのブロックの明視方向は互いに異なるとと
もに、前記対称軸に対して線対称になるように構成され
ていることを特徴とする。
向は左右及び上下の両方の対称軸に対して、線対称にな
るように構成されているので、画像が左右に対するミラ
ー反転の場合だけでなく、上下のミラー反転に対しても
明視方向の変化に起因する画質への影響がほとんどなく
なるので、複数の液晶パネルによって形成された画像成
分を合成して合成画像を形成する場合、各画像成分間が
ミラー反転した状態で合成されたとしても明視方向の相
違に起因する色ムラを低減することができる。
間に液晶層が挟持されてなり、前記一対の基板間には複
数の画素が配列された有効表示領域を設けてなる液晶パ
ネルにおいて、前記一対の基板の少なくとも一方の基板
には液晶の配向処理が施されてなり、前記有効表示領域
は複数の画素からなるブロックを複数有し、前記複数の
ブロックは液晶の配向処理方向が異なるとともに、前記
複数のブロックの明視方向は、前記有効表示領域の対称
軸に対して線対称ではないことを特徴とする。
ぞれの明視方向が有効表示領域の対称軸に対して線対称
ではなく、例えばランダムに形成されていたとしてもブ
ロックの数を多ければ、例えば24個以上であれば、合
成画像の色ムラの発生は抑制され、目立たなくなる。
対の基板間に液晶層が挟持されてなり、前記一対の基板
間には複数の画素が配列された有効表示領域を設けてな
る液晶パネルの製造方法において、前記一対の基板の少
なくとも一方の基板の前記液晶層に臨む表面に対して複
数の画素からなる第1ブロックに所定の配向処理条件で
配向処理を行い、複数の画素からなる第2ブロックに第
1ブロックとは異なる所定の配向処理条件で配向処理を
行い、しかる後に、前記一対の基板を貼り合わせてその
間に液晶を注入して前記液晶層を形成することを特徴と
する。
のブロックが形成され、ブロック毎に配向状態が異なる
ため、有効表示領域内でブロック毎に明視方向が相互に
異なることになるため、液晶パネル全体として明視方向
が特定方向に偏りにくくなる。そのため、当該液晶パネ
ルにて形成された画像をミラー反転させても明視方向の
変化に起因する画質への影響が少なくなる。従って、複
数の液晶パネルによって形成された画像成分を合成して
合成画像を形成する場合、各画像成分間がミラー反転し
た状態で合成されたとしても明視方向の相違に起因する
色ムラなどを低減することができる。また、部分的に配
向処理条件を変えるだけでよいため、複雑な工程を有す
ることなく、異なる明視方向を備えた複数のブロックを
形成することができる。
クが前記有効表示領域を略二分する対称軸に対して線対
称になるように形成されるとともに、前記対称軸の両側
の対称位置に配置された前記第1ブロック及び第2ブロ
ックの明視方向が前記対称軸に対して線対称になるよう
に配向処理を施すことを特徴とする。
表示領域内に形成し、複数のブロックが有効表示領域を
略二分する対称軸に対して線対称になるように形成され
ているとともに、前記対称軸の両側の対称位置に配置さ
れた前記ブロック同士の明視方向が前記対称軸に対して
線対称になるように構成されていることにより、当該液
晶パネルにて形成された画像をミラー反転しても明視方
向の変化に起因する画質への影響がほとんど無くなるの
で、複数の液晶パネルによって形成された画像成分を合
成して合成画像を形成する場合、各画像成分間がミラー
反転した状態で合成されたとしても明視方向の相違に起
因する色ムラなどを低減することができる。
及び前記液晶のねじれ方向は、前記第1ブロック及び第
2ブロックにおいて互いに異なるようにし、前記一対の
基板の他方の基板に対する配向処理方向は前記第1及び
第2ブロックとも同じ方向とすることを特徴とする。
を共通にすることができるので、当該基板についてはブ
ロック毎に配向処理を行う必要がなくなる。
クには共通の液晶を注入し、前記第1ブロック及び第2
ブロックの前記一方の基板に対する配向処理方向を変え
ることによって前記第1及び第2ブロックの液晶の配向
状態を変えることを特徴とする。
液晶を注入することができるため、液晶の注入口を複数
設ける必要がなく、通常の液晶パネル構造によって容易
に複数のブロックを形成することができる。
記液晶層に臨む表面上に形成された配向膜に対してビー
ム照射によって配向処理を施すことが好ましい。
どのビームを配向膜に照射することによって配向処理を
施すことにより、複数のブロックを容易に形成でき、し
かも、表示品位の劣化を抑制することができる。レジス
トなどで覆う必要がないので、複雑な工程を必要としな
い。
ビーム照射であることが好ましい。
他のビーム照射に比べて、ビーム照射位置及び照射量を
コントロールしやすいため良好な配向状態が得られ、配
向不良を抑えることができる。 また、本発明におい
て、前記一方の基板の表面に前記イオンビームを斜めに
照射し、前記イオンビームの照射方位を部分的に変える
ことにより前記ブロックの液晶配向方向を制御すること
が好ましい。
ビーム照射の向きを変えるだけで配向方向を変えること
ができるので、複雑な製造工程を有することなく所定の
方向の配向処理を行うことができる。 また、上記各発
明において、前記基板の表面を部分的に被覆するマスク
を用いて前記ビーム照射を行うことにより前記ブロック
の液晶配向処理方向を制御する場合がある。
ロックが複数個所にまたがって存在したとしても一括で
処理することができるので、処理時間を短縮することが
できる。
リクス型液晶パネルにおけるアクティブマトリクス基板
を上記一方の基板とし、アクティブマトリクス基板上に
形成された配線の方向に合わせて配線方向に沿った配向
処理を行うことが好ましい。
状に配列された前記画素と、各画素毎に形成されたスイ
ッチング素子と、該スイッチング素子に電位を供給する
ための交差するデータ線と走査線とを設け、該データ線
と走査線のいずれかに沿った方向に前記ブロックの配向
処理を施すことによって前記ブロックの液晶の配向状態
を変える場合がある。
査線のいずれかに沿った方向に配向処理を施すことによ
って複数のブロックを形成することができるが、配向処
理の方向がデータ線あるいは走査線に沿った方向に設定
されているので、特に配向処理方法としてラビング処理
を行う場合に、データ線や走査線の配線層によって形成
された基板表面の段差による配向処理の不良を低減する
ことができる。
え、各液晶パネルによって光変調された複数の画像成分
を合成してなる合成画像を投射するように構成され、少
なくとも一の前記画像成分が他の前記画像成分に対して
前記液晶パネルの明視方向とは異なる方向に伸びる前記
対称軸に対してミラー反転した状態で合成されるように
構成されていることを特徴とする投射型表示装置であ
る。
ロックが設けられ、その隣接領域部で相互に異なる明視
方向を備え、或いは、明視方向が対称軸に対して線対称
に形成されているので、液晶パネルにより形成された画
像がミラー反転されても、明視方向に起因する画像に対
する影響を低減することができるため、合成画像の色ム
ラを低減することができ、高品位の合成画像を得ること
ができる。
に係る実施形態について説明する。
実施形態における投射型表示装置の全体構成について説
明する。図1は、投射型表示装置の光学系の構造を示す
ものである。図1に示されるように、投射型表示装置1
100は、上述した液晶パネル10を含む液晶装置であ
る液晶表示モジュールを3個用意し、各々R(赤)G
(緑)B(青)用のライトバルブ100R、100G及
び100Bとして用いたプロジェクタとして構成されて
いる。液晶プロジェクタ1100では、メタルハライド
ランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射
光が発せられると、3枚のミラー1106及び2枚のダ
イクロイックミラー1108によって、RGBの3原色
に対応する光成分R、G、Bに分けられ、各色に対応す
るライトバルブ100R、100G及び100Bに各々
導かれる。この際特にB光は、長い光路による光損失を
防ぐために、入射レンズ1122、リレーレンズ112
3及び出射レンズ1124からなるリレーレンズ系11
21を介して導かれる。そして、ライトバルブ100
R、100G及び100Bにより各々変調された3原色
に対応する光成分は、ダイクロイックプリズム1112
により再度合成された後、投射レンズ1114を介して
スクリーン1120にカラー画像として投射される。
は、図1が装置の横断面を表示するものである場合、各
液晶ライトバルブ100R,100G,100Bによっ
て変調形成された各画像成分のうち、液晶ライトバルブ
100Rと100Bによって形成された画像成分はダイ
クロイックプリズム1112内の選択的反射面にて反射
されるが、液晶ライトバルブ100Gによって形成され
た画像成分は反射されることなくそのままダイクロイッ
クプリズム1112を透過する。したがって、光束R,
Bに基づいて形成された画像成分と、光束Gに基づいて
形成された画像成分とは、左右方向に垂直軸を対称軸と
して互いにミラー反転された状態で合成され、前方に投
射されることになる。
ブ100R,100G,100Bを構成する液晶パネル
10は、図2及び図3に示すように、ガラスなどからな
るアクティブマトリクス基板11と対向基板12とがシ
ール材14を介して所定の間隙(セルギャップ)を有す
るように貼り合わせられ、シール材14の内側に構成さ
れた液晶注入領域10a内に液晶13を注入して構成さ
れている。液晶13はシール材14に設けられた液晶注
入口14aから注入され、液晶注入口14aはその後樹
脂などからなる封止剤15によって封鎖される。シール
材14としてはエポキシ樹脂、各種の光硬化性樹脂を用
いることができる。セルギャップを確保するには、シー
ル材14内にセルギャップに相当する粒径(約2〜10
μm)を備えた無機或いは有機質のファイバ若しくは球
体を混入する。
12よりも若干大きな表面積を備えており、その内面に
多数の画素に対応してデータ線と走査線等の配線層、透
明電極、TFT(薄膜トランジスタ)などのアクティブ
素子が形成されている。対向基板12の内面にも画素に
対応する透明電極が形成されている。対向基板12の内
面の画素対応領域の外側には、シール材14の形成領域
の内側にて周回状に形成された遮光膜12aが形成され
ている。
おけるシール材14の形成領域の外側には、アクティブ
マトリクス基板11及び対向基板12の内面上に形成さ
れた配線層に導電接続された配線パターン11aが形成
されており、この配線パターン11aに合わせて走査線
駆動回路17及びデータ線駆動回路18が形成される。
さらに、アクティブマトリクス基板11の一側の外縁部
は多数の外部端子19が配列した外部端子部11bが構
成されており、この外部端子部11bに対して異方性導
電膜などを介してフレキシブル配線基板16などの配線
部材が導電接続される。
S(in-plain switching)モード、VA(vertically a
ligned)モードなどの種々のモードの液晶パネルに適合
したものを用いることができる。上記液晶パネル10で
は、使用する液晶13の種類、動作モード、表示モード
(ノーマリーホワイト、ノーマリーブラック)等に応じ
て、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などを所定
方位に向けた姿勢にて取り付けられる。
リクス型の液晶パネルを構成する場合のアクティブマト
リクス基板11(素子基板)上の等価回路図を示し、図
5には、同じアクティブマトリクス基板11上の平面配
置を拡大して示し、また、図6には、図5のVI−VI線に
沿って切断した断面構造を模式的に示す。図4に示すよ
うに、アクティブマトリクス基板11上には走査線10
1とデータ線103が縦横にそれぞれ並列するように形
成され、走査線101は画素毎に形成されたTFT10
4のゲートに接続され、TFT104のソースはデータ
線103に接続されている。TFT104のドレインは
画素電極106に電気的に接続されているとともに蓄積
容量105にも電気的に接続されている。蓄積容量10
5は容量線102に接続されている。この蓄積容量10
5を形成する方法としては、容量線102の代わりに前
段の走査線101との間に形成しても良い。
に線順次で印加され、データ線103には画像信号Sn
が線順次に印加されるか、若しくは相隣接する複数のデ
ータ線をグループとするグループ毎に印加される。TF
T104は、走査信号Gnに従ってデータ信号Snに応
じた電位を適宜に画素電極106に書き込む。画素電極
106は図示しない液晶層を介して対向基板12の内面
上に形成された図示しない対向電極に対向し、所定電位
が供給される対向電極との間で液晶層に所望の電界を付
与する。図5は画素の平面図を示し、図6は図5のVI
−VI断面図である。
は図5に図示斜線にて示す領域に延在し、ソース104
1はデータ線103に対して開口部1041aにて導電
接続され、ゲート1042は走査線101と交差して図
示しない薄い絶縁膜を介して対向する。ドレイン104
3は開口部1043aを介して画素電極106と導電接
続される。これらの構造から延在した下電極1040は
容量線102と絶縁層を介して平面的に重なり、上記蓄
積容量105を構成している。蓄積容量105は、公知
のように電荷のリークに対して画素電極106の電位を
長時間保持するためのものである。
方向との関係]図7は、上記TN型のアクティブマトリ
クスタイプの液晶パネルを形成する場合のアクティブマ
トリクス基板11と対向基板12のそれぞれの基板表面
に対するラビング方向と、形成された液晶パネルの明視
方向との関係を示すものである。図7においては、液晶
パネル10を、入射側からアクティブマトリクス基板1
1と対向基板12とを重ねて見た状態を示している。図
中の縦横の白抜きラインは、アクティブマトリクス基板
11上の走査線とデータ線の延長方向を示すために、模
式的に配線構造(或いは画素の配列構造)を示したもの
である。一方の方向に伸びる白抜きラインが走査線だと
すると、もう一方の方向に伸びる白抜きラインがデータ
線を示す。
射画像は横長に設定されるため、液晶パネルは図7に示
されるように左右方向を長手方向にした状態で装置内に
設置される。上記の液晶パネル10においては、アクテ
ィブマトリクス基板11と対向基板12の内面上にポリ
イミドなどからなる配向膜を形成し、この配向膜の表面
を布などによって擦ることによってラビング処理を施
す。もっとも、ラビング処理としては、特に配向のため
にのみ用いる配向膜を形成せずに通常の絶縁膜の表面に
対して行ったり、有機膜以外の無機膜を用いたり、無機
素材の斜め蒸着法などを用いて被膜を形成することによ
って機械的ラビング処理を不要にしたりする場合もあ
る。
しては図示右下から左上へ向けたラビング方向R(1
1)にてラビング処理し、対向基板12に対しては図示
右上から左下へ向けたラビング方向R(12)にてラビ
ング処理し、液晶の90度のねじれ方向を図示のS方向
にすることによって、液晶パネルの明視方向は図示上方
となる。明視方向はアクティブマトリクス基板11と対
向基板12のラビング方向と液晶のねじれ方向とによっ
て決定され、図示のように配線方向に対して斜めにラビ
ング処理を施す場合には、明視方向は上下左右のいずれ
かの方向となる。
晶パネルを、図1に示す液晶プロジェクタ20内に液晶
ライトバルブ100R,100G,100Bとして図7
に示す姿勢で設置すると、3つの画像成分のうち、光束
R,Bの画像成分は光束Gの画像成分に対して左右方向
にミラー反転しているだけであるので、3つの画像成分
における明視方向は合成後においてもいずれも上方とな
り、明視方向が画像成分によって異なることはない。
ブマトリクス基板11のラビング方向を180度回転さ
せてAR(11)で示す方向にラビング方向を変え、液
晶のねじれ方向を図示のAS方向とすることによって、
明視方向は図示右側になる。この場合には、上記のよう
に光束R,Bの画像成分が光束Gの画像成分に対して左
右にミラー反転していると、明視方向もまた左右逆にな
り、合成画像において色ムラが発生する。
対して斜めに(例えば45度傾斜させて)して行う場合
には、明視方向を上下に設定することができ、通常の液
晶表示パネルなどにそのまま用いられている。しかし、
この場合、配線(走査線又はデータ線)の段差の存在に
よって配向不良が発生する可能性があり、表示品質を高
める上では好ましくない。特に、液晶プロジェクタなど
の投射型表示装置に用いる液晶パネルとしては、通常よ
りも小さなパネル面積内に高精細な画素構造を形成する
必要があるため、配線段差に起因する配向不良が発生し
やすいという問題点がある。そこで、本実施形態では、
ラビング方向を配線方向に沿って行うことによって配線
段差に起因する配向不良の発生を低減している。
て行う場合の状況を示す。アクティブマトリクス基板1
1のラビング方向R(11)を図示下から上へ向かう方
向とし、対向基板12のラビング方向R(12)を図示
右から左へ向かう方向とし、液晶のねじれ方向をS方向
にすると、明視方向は図示のように右上方向となる。こ
のように、ラビング方向を配線方向に設定すると、明視
方向は必ず配線方向に対して斜めの方向となる。したが
って、図8に示す姿勢でそのまま図1に示す液晶ライト
バルブとして液晶プロジェクタ内に設置すると、光束
R,Bに基づく画像成分と光束Gに基づく画像成分とは
左右にミラー反転した状態で合成されることから、合成
画像において光束R,Bの色調成分の明視方向と光束G
の色調成分の明視方向とが左右反転する(斜め右上と斜
め左上)ので、色ムラが発生することになる。なお、図
8に示す例において、対向基板12のラビング方向を上
記の反対方向である図示点線で示すラビング方向AR
(12)に設定し、しかも、液晶のねじれ方向を図示点
線で示すAS方向に設定すると、図示点線で示すように
明視方向は斜め左上方向となる。
処理を行う場合に、アクティブマトリクス基板11と対
向基板12の双方のラビング方向を変えてラビング方向
AR(11),AR(12)とし、液晶のねじれ方向S
は変えずに明視方向を変える場合の例を示すものであ
る。また、図10は、図8のように配線方向にラビング
処理を行う場合に、アクティブマトリクス基板11,1
2の双方のラビング方向を変えてラビング方向AR(1
1),AR(12)とし、液晶のねじれ方向Sは変えず
に明視方向を変える場合の例を示すものである。
ようなラビング処理による配向処理方法とは異なる別の
方法としてイオン照射法を用いた配向処理方法を示すも
のである。この方法においては、まず、アクティブマト
リクス基板110の表面に配線、電極、アクティブ素子
などの所要の表面構造111を形成した後に、配向素材
をスピンコート法などによってアクティブマトリクス基
板110の内面上に全面的に塗布する。配向素材として
は、可溶性タイプのポリイミド素材、重合硬化を必要と
するポリイミド素材、ポリアミック酸タイプのポリイミ
ド素材などを用いることができる。可溶性タイプのポリ
イミド素材は塗布したまま配向処理を施すことができ
る。その他の配向素材は通常、乾燥や焼成によって硬化
させる。
率、均一な液晶配向及び高いプレチルト角を実現するた
めに特に適している。
素材としては、
形成したアクティブマトリクス基板110をイオン照射
装置のチャンバー内に導入した。そして、チャンバー内
部を真空にして、イオン源121からArイオンを放出
させ、加速電極122によって加速して照射した。
を施すためのものである。このときの真空度は5×10
−3torrであり、イオン照射角度はψ=45°であ
り、加速電圧100V、電流密度20μA/cm2 の
条件でArイオンを照射した。また、この照射条件で、
アクティブマトリクス基板110を図示矢印の方向(す
なわち、透明基板10のパネル面に平行な(含まれる)
方向であって、イオン源121がパネル面に対して傾斜
している方位に向かう方向)に1cm/秒の速度で移動
(走査)させながら配向処理を実施した。もちろん、ア
クティブマトリクス基板110の代わりにイオン源12
1を走査してもよい。
電圧と液晶分子のプレチルト角及び配向秩序度との関
係、照射角度とプレチルト角及び配向秩序度との関係、
真空度と配向秩序度との関係などに依存することから、
これらの関係を予めデータとして取得しておき、これら
のデータから配向処理におけるイオン照射の条件を最適
化することが好ましい。
高く、配向秩序度を高くするために、100V以上、2
00V以下であることが好ましい。また同様に、プレチ
ルト角と配向秩序度の観点から、イオンの照射角度ψは
40〜50°、特に45〜50°であることが好まし
い。さらに、イオン照射時の真空度が10−1〜10
−4torrであり、しかも、イオン照射口から配向膜11
2までの距離Lが1mm以上300mm以下であること
が好ましい。
2の配向処理後の厚さが10〜100nmの範囲内であ
ることが、配向膜による電圧降下の影響を少なくし、し
かも、充分な配向規制力を確保するために好ましい。
ように、アクティブマトリクス基板11の表面上に部分
的に異なる配向処理条件で配向処理を施す場合には、配
向膜112に対して、図11(b)に示すように金属製
のマスク113をセットしてイオン照射を行い、マスク
113に覆われた領域112aに対しては配向処理を行
わないようにする。次に、上記の領域112に対して
は、イオンビームの照射角度ψを異なる方位に向けて設
定し、既に配向処理された配向膜112の表面をマスク
113によって覆った状態で配向処理を行う。このよう
にすることによって、アクティブマトリクス基板11上
の配向膜112に対して異なる方向に液晶分子を配向さ
せる液晶配向領域を形成することができる。
照して、さらに異なる配向処理方法について説明する。
後述するように高精細な液晶パネルにおいて分割配向パ
ネル構造を形成するには、ラビングローラやバフなどの
接触により行うラビング処理は問題が多い。このため、
配向膜に紫外線などを照射することによって行う光配向
処理を行うことが好ましい。この光配向処理は、例え
ば、以下に示す方法によって行われる。まず、透明基板
71の表面上に有機高分子等の配向膜材料を塗布した
後、図12(a)に示すように、焼成して配向膜72を
形成する。その後、図12(b)に示すように、配向膜
72上に所定パターンの光マスク73を配置し、例えば
紙面と直交する方向に偏光した紫外線74を、透明基板
71の表面にほぼ垂直に照射し、複数の画素からなる配
向く処理領域部(ブロック)72aを形成する。次に、
図12(c)に示すように、上記のマスク73とは異な
る配向膜72の表面部分を露出させる所定の光マスク7
5を用いて配向膜72に選択的に紫外線76を照射し、
複数の画素からなる配向処理領域部(ブロック)72b
を形成する。この紫外線76は図12(b)に示す紫外
線74の偏光方向に対して90度回転した方向(図示左
右方向)に偏光したものである。このようにして処理し
た透明基板71を、同様に紫外線露光を行い、同様に、
異なる配向処理を施した複数のブロックを形成するよう
に処理した配向膜78を有する対向基板77と貼り合わ
せることによって、図12(d)に示すように液晶パネ
ル70を形成することができる。ここで、配向膜72,
78の素材としては、特定方向に偏光した紫外線を照射
することによって特定方向に配向した配向膜分子が分解
され、特定方向と直交する方向に配向処理(ラビング処
理)した場合と類似の液晶配向性能を有するもの(光配
向性を有するもの)などが用いられる。この特性によっ
て、異なる偏光方位の紫外線によって照射された複数の
ブロックにより、互いに異なる方位に液晶分子が配向さ
れた液晶配向領域部79a,79bが形成される。ここ
で、上記のような光配向性を有する有機材料としては、
例えば、PVCi(アルドリッチ社製)、s610(日
産化学社製)などを用いることができる。
て、本発明に係る液晶パネルの第1実施形態について説
明する。図13は、第1実施形態の液晶パネルの有効表
示領域の明視方向を模式的に示す説明図である。本実施
形態では、図13に示されているように、アクティブマ
トリクス基板11と対向基板12に挟持された液晶を収
容した有効表示領域10a内に、当該有効表示領域10
aを二分する対称軸10Xの両側に一つずつブロック
(液晶配向領域部)10A及び10Bを形成する。これ
らのブロック10Aと10Bは、相互に配向処理の条件
を異ならせることによって液晶分子の配向状態が異なる
ように形成されている。また、ブロック10Aと10B
は対称軸10Xの両側において相互に対称な平面形状に
なるように構成されている。
状態を異ならせる方法としては、上記の第1の配向処理
方法を用いる場合、ブロック10Aにおいてはアクティ
ブマトリクス基板11に図8に示すラビング方向R(1
1)のラビング処理を施し、対向基板12に図8に点線
で示すラビング方向AR(12)のラビング処理を実施
し、液晶が図8に点線で示すねじれ方向ASを備えるよ
うにして液晶パネルが図示左斜め上方の明視方向を有す
るように構成する。一方、ブロック10Bにおいては、
図8に示すようにアクティブマトリクス基板11にラビ
ング方向R(11)のラビング処理を施し、対向基板1
2にラビング方向R(12)のラビング処理を実施し、
液晶がねじれ方向Sを備えるようにして液晶パネルが図
示右斜め上の明視方向を有するように構成する。この場
合、一方のブロックにラビング処理を施す場合には他方
のブロックの基板表面をレジスト層などによって被覆し
た状態として実施する。
図示矢印で示すように、その明視方向が対称軸10Xに
対して相互に線対称(ミラー反転状態)となる。したが
って、上述の液晶プロジェクタなどの投射型表示装置に
ライトバルブとして複数の液晶パネル10を用い、液晶
パネル10の一つによって形成される画像成分が他の液
晶パネルによって形成される画像成分に対してミラー反
転された状態で合成される場合、本実施形態では画像が
ミラー反転しても明視方向は反転しない場合と何ら変わ
らないこととなるので、明視方向の画像に対する方向が
異なることに起因する色ムラなどを低減することができ
る。
ス基板11のラビング方向R(11)を変えることな
く、対向基板12(対向基板)のラビング方向と液晶の
ねじれ方向とを変えることによって明視方向を変えてい
る。このため、アクティブマトリクス基板11に対して
は配向膜に異なる配向方向を設定する必要がないため、
製造処理を容易にすることができる。
ブマトリクス基板11にラビング方向R(11)のラビ
ング処理を施し、対向基板12にラビング方向R(1
2)のラビング処理を施す場合には、液晶パネルの明視
方向は図示右上方向となるのに対して、アクティブマト
リクス基板11のラビング方向を上記ラビング方向R
(11)の反対方向に変え、対向基板12のラビング方
向は変えずに、液晶のねじれ方向をAS方向とした場合
には、明視方向は図示右下方向となる。この場合、図示
右上方向の明視方向を有する液晶パネルと、図示右下方
向の明視方向を有する液晶パネルとを用いることによ
り、画像成分の合成時に複数の画像成分間の関係が上下
にミラー反転する液晶プロジェクタの構成であれば同様
にミラー反転による明視方向の不一致を回避することが
できる。
おいて異なるねじれ方向を有する液晶を用いる必要があ
るので液晶層をも分割して形成する必要がある。このよ
うに液晶層を分割形成する方法としては、例えば以下の
ような方法がある。まず、アクティブマトリクス基板1
1と対向基板12との間にシール材等によってブロック
間を仕切る仕切り部分を形成しておき、各ブロック毎に
液晶注入口を設けて、アクティブマトリクス基板11と
対向基板12とを貼り合わせる。その後、上記液晶注入
口から各ブロック毎に液晶を注入する。このとき、各ブ
ロックの配向処理状態に合わせて所望のねじれ方向が得
られる液晶を選択して注入する。この方法では、各ブロ
ックがそれぞれ液晶注入口を供えている必要があるの
で、各ブロックは基本的に液晶パネルの外周部に面して
いなければならない。
の数が少ない場合に構成可能ではあるが、ブロックの数
が多くなると製造が困難若しくは不可能になる。このた
め、液晶のねじれ方向を変えることなく、明視方向を変
えるために、図10に示すように、アクティブマトリク
ス基板11,12の双方のラビング方向を変える方法を
用いることが好ましい。
処理は、上記のように図8及び図10に示す方法でなく
とも、図7又は図9に示す方法によって実施することも
できる。このとき、ミラー反転するときの対称軸10X
に対して線対称な明視方向が設定されていればよい。特
に、本実施形態では、アクティブマトリクス基板11上
に配線構造を有するため、配向処理としてラビング処理
を行う場合には、配線に沿ったラビング処理を行うこと
によって、配線部の厚さに起因するラビング不良を低減
することができる。
しては上記の第1の配向処理方法(ラビング処理)に限
らず、上記の第2の配向処理方法(イオン照射法)や第
3の配向処理方法(紫外線照射法)など、種々の配向処
理方法を用いることができる。特に、複数のブロックを
形成する場合には、製造の容易性を向上させ、配向処理
の品位を高め、或いは、液晶への悪影響を低減するため
にも、光、電子線、イオン線などのビーム照射による配
向処理であることが好ましい。
合、同一の配向方向で処理する1又は複数のブロックを
まとめて処理するようにマスクを形成して一括して処理
し、この処理を異なる配向方向に処理する1又は複数の
ブロック毎に順次実施していくことが望ましい。
であり、液晶パネルの有効表示領域の明視方向を模式的
に説明する図である。有効表示領域10aは対称軸10
Xに加えて、上下の対称軸に対して二つずつ合計4つの
ブロック10C,10D,10E,10Fを備えてい
る。この場合、図示のように、ブロック10Cと10D
とは、対称軸10Xに対して線対称となる位置に配置さ
れているとともに線対称となる平面パターンで構成され
ており、さらに、ブロック10Cの明視方向と、ブロッ
ク10Dの明視方向とは、対称軸10Xを挟んで相互に
線対称な方向に設定されている。また、ブロック10E
と10Fとは、対称軸10Xに対して線対称となる位置
に配置されているとともに線対称となる平面パターンで
構成されており、さらに、ブロック10Eの明視方向と
ブロック10Fの明視方向とが対称軸10Xを挟んで線
対称な方向に設定されている。このような構成を有する
ことにより、ミラー反転だけではなく、画像が上下反転
しても明視方向は反転しない場合と何ら変わらないこと
となるので、明視方向の画像に対する方向が異なること
に起因する色ムラなどを低減することができる。
であり、4つのブロック10G,10H,10I,10
Jは図14に示すものと同様に区画されている。各ブロ
ックは図14に示すものと異なる明視方向を備えている
が、対称軸10Xに対して左右のブロックの配置及び平
面パターン並びに明視方向が線対称に構成されている点
は全く同様である。
に細分化した場合を示すものである。この変形例におい
ては、対称軸10Xの両側にそれぞれ12個ずつの合計
24個のブロック10k(k=1,2,・・,24)が
配列されており、その配列構造(配置及び平面パター
ン)及び各ブロックの明視方向は、共に対称軸10Xに
対して左右に線対称(ミラー反転)になるように構成さ
れている。
て、本発明に係る液晶パネルの第2実施形態について説
明する。この実施形態では、有効表示領域10a内が対
称軸10Xの両側にそれぞれ12個ずつの合計24個の
ブロック10n(n=1,2,・・,24)に分割され
ている。ブロック10nの配列状態は、対称軸10Xの
両側に線対称に構成されている。
視方向は、上記の第1実施形態のように対称軸10Xに
対して線対称ではなく、対称軸10Xの左右においてそ
れぞれランダムに分布している。ここで、各ブロック
は、隣接するブロックに対して異なる明視方向を備えて
いる。したがって、投射型表示装置として複数のこの液
晶パネル10を用い、各液晶パネルのうち一つの液晶パ
ネルにより形成される画像を他の液晶パネルにより形成
される画像に対してミラー反転した状態で合成する場
合、完全に明視方向の分布が両画像で一致することはな
い。しかし、対称軸10Xの両側で複数のブロック10
nが設けられ、それぞれの明視方向がランダムに形成さ
れているので、画像を合成した際の合成画像の色ムラの
発生は抑制され、目立たなくなる。特に、ブロック10
nの数を多く形成することによって、合成画像の色ムラ
を充分に低減することができる。上述のように明視方向
の分布が一画像とミラー反転した画像とで一致しない場
合であっても、少なくとも24個以上のブロックに分け
れば、色ムラの発生を抑えることができる。
本発明に係る液晶パネルの第3実施形態について説明す
る。この実施形態では、有効表示領域10a内に複数の
ブロック10m(m=1,2,・・,32)が形成され
ている。この実施形態では、ブロック10mが対称軸1
0Xの両側に線対称に配置されていない。また、対称軸
10Xはブロック10mの境界にも合致していない。す
なわち、対称軸10Xに跨るように配置されたブロック
が存在する。さらに、各ブロック10mの明視方向は対
称軸10Xに対して線対称に設定されておらず、対称軸
10Xの両側でそれぞれランダムに配向している。この
実施形態でも、隣接するブロックは相互に異なる明視方
向を備えている。
0mの数を多くすることによって、各液晶パネル10に
て形成された画像成分を合成した合成画像の色ムラを充
分に低減することができる。
効表示領域内に複数の画素からなるブロックが形成さ
れ、各ブロックは配向処理状態が異なり、有効表示領域
内でブロック毎に明視方向が相互に異なることになるた
め、液晶パネル全体として明視方向が特定方向に偏りに
くくなる。従って、当該液晶パネルにて形成された画像
をミラー反転させても明視方向の変化に起因する画質へ
の影響が少なくなる。また、複数の液晶パネルによって
形成された画像成分を合成して合成画像を形成する場
合、各画像成分間がミラー反転した状態で合成されたと
しても明視方向の相違に起因する色ムラなどを低減する
ことができる。
の液晶プロジェクタの光学系の構造を示す概略構成図で
ある。
示す模式的な概略平面図である。
示す模式的な概略断面図である。
ティブマトリクス基板の表面構造の等価回路を示す等価
回路図である。
ティブマトリクス基板の表面構造の平面構造を示す拡大
平面図である。
ティブマトリクス基板の表面構造の断面(図5のVI−VI
線に沿って切断した状態)を示す概略拡大断面図であ
る。
方向と明視方向との関係を示す説明図である。
方向と明視方向との関係を示す説明図である。
明基板のラビング方向のみの変更によって実現する方法
を示す説明図である。
透明基板のラビング方向のみの変更によって実現する方
法を示す説明図である。
(a)及び(b)である。
の紫外線照射による配向処理方法を示す工程説明図
(a)〜(d)である。
成を示す概略説明図である。
形例の構成を示す概略説明図である。
形例の構成を示す概略説明図である。
形例の構成を示す概略説明図である。
成を示す概略説明図である。
成を示す概略説明図である。
ての液晶パネルジュールの構造を模式的に示す概略断面
図である。
向及び光学特性の方向を示す説明図である。
の視角φに対するコントラスト比の変化を示すグラフで
ある。
の視角θに対するコントラスト比の変化を示すグラフで
ある。
との関係を示す説明図である。
液晶配向領域部 11 アクティブマトリクス基板 12 対向基板 R(11),R(12),AR(11),AR(12)
ラビング方向 S,AS 液晶のねじれ方向 1100 液晶プロジェクタ 100R,100B,100G 液晶ライトバルブ 1112 プリズムユニット(ダイクロイックプリズ
ム)
Claims (15)
- 【請求項1】 一対の基板間に液晶層が挟持されてな
り、前記一対の基板間には複数の画素が配列された液晶
パネルにおいて、前記一対の基板の少なくとも一方の基
板の液晶層側には液晶の配向処理が施されてなり、前記
一方の基板の複数の画素からなる第1ブロックと複数の
画素からなる第2ブロックとは互いに液晶の配向処理方
向が異なることを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項2】 一対の基板間に液晶層が挟持されてな
り、前記一対の基板間には複数の画素が配列された有効
表示領域を設けてなる液晶パネルにおいて、前記一対の
基板の少なくとも一方の基板には液晶の配向処理が施さ
れてなり、前記有効表示領域内には、前記一方の基板の
複数の画素からなる第1ブロックと複数の画素からなる
第2ブロックとは互いに液晶の配向処理方向が異なり、 前記第1及び第2ブロックは、前記有効表示領域を略二
分する対称軸に対して線対称になるように形成されてい
るとともに、前記対称軸の両側の対称位置に配置された
前記第1及び第2ブロックの明視方向が前記対称軸に対
して線対称になるように構成されていることを特徴とす
る液晶パネル。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記第
1及び第2ブロックは、前記一方の基板の前記液晶層に
臨む表面に対する配向処理条件を部分的に変えることに
より形成されていることを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項4】 一対の基板間に液晶層が挟持されてな
り、前記一対の基板間には複数の画素が配列された有効
表示領域を設けてなる液晶パネルにおいて、前記一対の
基板の少なくとも一方の基板には液晶の配向処理が施さ
れてなり、前記有効表示領域は上下の対称軸及び左右の
対称軸に対してそれぞれ線対称に分割することにより構
成された4つのブロックを有し、前記4つのブロックの
明視方向は互いに異なるとともに、前記対称軸に対して
線対称になるように構成されていることを特徴とする液
晶パネル。 - 【請求項5】 一対の基板間に液晶層が挟持されてな
り、前記一対の基板間には複数の画素が配列された有効
表示領域を設けてなる液晶パネルにおいて、前記一対の
基板の少なくとも一方の基板には液晶の配向処理が施さ
れてなり、前記有効表示領域は複数の画素からなるブロ
ックを複数有し、前記複数のブロックは液晶の配向処理
方向が異なるとともに、前記複数のブロックの明視方向
は、前記有効表示領域の対称軸に対して線対称ではない
ことを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項6】 一対の基板間に液晶層が挟持されてな
り、前記一対の基板間には複数の画素が配列された有効
表示領域を設けてなる液晶パネルの製造方法において、
前記一対の基板の少なくとも一方の基板の前記液晶層に
臨む表面に対して複数の画素からなる第1ブロックに所
定の配向処理条件で配向処理を行い、複数の画素からな
る第2ブロックに第1ブロックとは異なる所定の配向処
理条件で配向処理を行い、しかる後に、前記一対の基板
を貼り合わせてその間に液晶を注入して前記液晶層を形
成することを特徴とする液晶パネルの製造方法。 - 【請求項7】 請求項6において、前記第1及び第2ブ
ロックが前記有効表示領域を略二分する対称軸に対して
線対称になるように形成されるとともに、前記対称軸の
両側の対称位置に配置された前記第1ブロック及び第2
ブロックの明視方向が前記対称軸に対して線対称になる
ように配向処理を施すことを特徴とする液晶パネルの製
造方法。 - 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、前記一
方の基板の配向処理方向及び前記液晶のねじれ方向は、
前記第1ブロック及び第2ブロックにおいて互いに異な
るようにし、前記一対の基板の他方の基板に対する配向
処理方向は前記第1及び第2ブロックとも同じ方向とす
ることを特徴とする液晶パネルの製造方法。 - 【請求項9】 請求項6又は請求項7において、前記第
1及び第2ブロックには共通の液晶を注入し、前記第1
ブロック及び第2ブロックの前記一方の基板に対する配
向処理方向を変えることによって前記第1及び第2ブロ
ックの液晶の配向状態を変えることを特徴とする液晶パ
ネルの製造方法。 - 【請求項10】 請求項6又は請求項7において、前記
一方の基板の前記液晶層に臨む表面上に形成された配向
膜に対してビーム照射を行うことによって配向処理を施
すことを特徴とする液晶パネルの製造方法。 - 【請求項11】 請求項10において、前記ビーム照射
はイオンビーム照射であることを特徴とする液晶パネル
の製造方法。 - 【請求項12】 請求項10において、前記一方の基板
の表面に前記イオンビームを斜めに照射し、前記イオン
ビームの照射方位を部分的に変えることにより前記第1
及び第2ブロックの液晶の配向処理方向を制御すること
を特徴とする液晶パネルの製造方法。 - 【請求項13】 請求項10又は請求項11において、
前記基板の表面を部分的に被覆するマスクを用いて前記
ビーム照射を行うことにより前記第1及び第2ブロック
の液晶の配向処理方向を制御することを特徴とする液晶
パネルの製造方法。 - 【請求項14】 請求項6、請求項7、請求項10又は
請求項11において、マトリクス状に配列された前記画
素と、各画素毎に形成されたスイッチング素子と、該ス
イッチング素子に電位を供給するために交差するデータ
線と走査線とを設け、該データ線及び走査線のいずれか
に沿った方向に前記第1及び第2ブロックの配向処理を
施すことを特徴とする液晶パネルの製造方法。 - 【請求項15】 請求項1から請求項5までのいずれか
一項に記載された複数の液晶パネルを備え、各液晶パネ
ルによって光変調された複数の画像成分を合成してなる
合成画像を投射するように構成され、少なくとも一の前
記画像成分が他の前記画像成分に対して前記液晶パネル
の明視方向とは異なる方向に伸びる前記対称軸に対して
ミラー反転した状態で合成されるように構成されている
ことを特徴とする投射型表示装置。
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- 1999-04-30 JP JP12507399A patent/JP3750415B2/ja not_active Expired - Fee Related
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