JP2000314250A - 2ウェイ型サイドバー式シリンダー錠装置 - Google Patents

2ウェイ型サイドバー式シリンダー錠装置

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JP2000314250A
JP2000314250A JP11123310A JP12331099A JP2000314250A JP 2000314250 A JP2000314250 A JP 2000314250A JP 11123310 A JP11123310 A JP 11123310A JP 12331099 A JP12331099 A JP 12331099A JP 2000314250 A JP2000314250 A JP 2000314250A
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JP
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key
side bar
plug
sidebar
pin
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JP11123310A
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English (en)
Inventor
Haruo Mochida
晴雄 持田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暴力破壊に対する強度が倍増し、耐ピッキン
グ性能が向上し、キーの不正複製が困難であり、隣接キ
ーコードのキーによる誤作動の危険性なく豊富な鍵違い
数が取れるサイドバー式シリンダー錠装置を提供する。 【解決手段】 プラグ2に左右一対のサイドバー収容孔
3,3を設け、左右2列のピン収容孔5,5をキー挿入
孔4の反対側に設け、左右一対のサイドバー8,8の基
端プレート部9をサイドバー収容孔3の底壁部6のスリ
ット7に嵌め入れ、キー13を抜取った状態において、
板バネ12の付勢によってサイドバー8の先端部を固定
ケース1の錠止凹部15に係合させ、固定ケース1に対
するプラグ2の回転拘束が左右2箇所において行なわれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、各種建物や部屋
あるいは機器、乗り物等の開閉や運転制御等に使用され
るサイドバー方式のシリンダ錠装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 窃盗事犯の粗暴化に伴い、盗犯侵入の
第一段階である部屋の出入り口や機器の開閉扉のシリン
ダー錠装置に対する窃盗企図者の不正アクセスには、在
来のピッキング用具による不正解錠に加えてトルクレン
チなどによる暴力破壊のケースが増加して来ている。従
来のサイドバー式シリンダー錠装置では、固定ケースに
対してプラグを回転不能に拘束する箇所は一箇所だけで
あるため、増加傾向の暴力力破壊に対して比較的弱いも
のであった。
【0003】ロックピンの組み込み数を増加させれば、
耐ピッキング性能は向上するのであるが、これにはシリ
ンダー錠装置の奥行き寸法を長くする必要がある。しか
し、シリンダー錠装置の奥行き寸法には錠装置の用途や
使用箇所に対応して一定の制約があり、いたずらに奥行
き寸法を増大させることは許されない。
【0004】また、シリンダー錠装置の奥行き寸法とロ
ックピンの配列数が同じである条件下で、互いに異なる
キーコードを有するキーの数、いわゆる鍵違い数を増や
すには、ロックピンやキーの凹凸部や溝部に付している
段差の単位寸法を小さくする必要があるが、この段差設
定があまり小さい場合には、本来の正規キーとキーコー
ドが近接している別のキーによってシリンダー錠装置が
解錠されてしまう誤作動の危険性が増加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、暴力破壊に対する強度が倍増し、耐ピッキング
性能が向上し、キーの不正複製が困難であるとともに、
隣接キーコードのキーによる誤作動の危険性なく豊富な
鍵違い数が取れる、2ウェイ型サイドバー式シリンダー
錠装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の2ウェイ型サイド
バー式シリンダー錠装置では、固定ケース1に収容され
るプラグ2に左右一対のサイドバー収容孔3、3をキー
挿入孔4と平行に設け、サイドバー収容孔3,3に関し
てキー挿入孔4と反対側において左右2列のピン収容孔
5,5をプラグ2にキー挿入孔4に交差させて設け、サ
イドバー収容孔3の底壁部6にピン収容孔5に連通した
スリット7を設け、サイドバー収容孔3,3に収容した
左右一対のサイドバー8,8の基端プレート部9を前記
スリット7に嵌め入れ、サイドバー8のアンダーカット
部10に収容されてアンダーカット部10の内壁面11
と前記底壁部6間に圧縮された板バネ12によって、サ
イドバー8を突出方向に移動付勢する。
【0007】そして、キー挿入孔4からキー13を抜取
った状態において、サイドバー8の先端部を固定ケース
1の内壁面14の錠止凹部15に係合させ、ピン収容孔
3、3に収容した左右2列のロックピン16,16をバ
ネ17,、17によってキー挿入孔4の方向に移動付勢
し、ロックピン16の先端部をキー挿入孔4内に臨在さ
せ、キー13側面のコード凹部18にロックピン16の
先端部が係合したとき、ロックピン16の中間部周面の
コード溝19が前記スリット7に連通した位置に来るよ
うに形成し、プラグ2の回転操作時に錠止凹部15の壁
面に押されてサイドバー8がプラグ2内に押し込まれる
とき、基端プレート部9がロックピン16の前記コード
溝19に逃げ込むように形成する。
【0008】このように構成されたシリンダー錠装置に
おいては、プラグ2のキー挿入孔4に所定の深さのコー
ド凹部18,18が2列に形成された正規のキー13を
挿入すると、左右2列のロックピン16,16がバネ1
7の付勢に抗して左右2列のピン収容孔5,5内を押し
上げられ、各ロックピン16のコード溝19がピン収容
孔5とサイドバー収容孔3間のスリット7に対面する位
置に来る(図1に示した状態)。この状態においてキー1
3によってプラグ2に回転力を与えると、左右2列のサ
イドバー8,8の先端部斜面が固定ケース1の錠止凹部
15の傾斜した壁面に押されるため、各サイドバー8は
板バネ12の付勢に抗して求心方向に移動し、スリット
7に係合していた各サイドバー8の基端プレート部9が
各ロックピン16のコード溝19に入り込む。このよう
に基端プレート部9がコード溝19に逃げ込むことによ
って、サイドバー8の先端部が錠止凹部15から完全に
脱出してプラグ2の外周面内に没入するので、プラグ2
は固定ケース1に対して回転する。このプラグ2の回転
によって、プラグ2の先端部に連結された止め金板が固
定枠体側の受金から離脱し、シリンダー錠装置が装着さ
れている扉は固定枠体に対する施錠を解除され、開放可
能となる。
【0009】プラグ2を元の位置に逆転させると、板バ
ネ12の付勢によって左右2列のサイドバー8,8が固
定ケース1の内壁面14に向かって移動し、各サイドバ
ー8の先端部が内壁面14の錠止凹部15に突入したと
き、基端プレート部9がロックピン16のコード溝18
から脱出する。このようにサイドバー8の基端プレート
部9がコード溝19から脱出した状態においてキー13
をプラグ2のキー挿入孔4から抜き取ると、ロックピン
16はコード凹部18の深さに応じて上下動した後、先
端部がキー挿入孔4内に突出する。この段階では、サイ
ドバー8の基端プレート部9がロックピン16の側面に
対面しているため、サイドバー8の求心方向への移動は
不可能であり、プラグ2は左右2個のサイドバー8,8
によって固定ケース1に対して回転不能に拘束される。
プラグ2が当初位置に逆回転することによって、止め金
板が固定枠体側の受金と再び係合し、扉は固定枠体に対
して開放不能に施錠される。
【0010】ロックピンの配列本数が同じである場合、
キーコードの変更は、キー13のコード凹部18の深さ
に応じてロックピン16のコード溝19の高さ位置を変
更することによって行なわれる。
【0011】
【発明の実施の形態】 図示の実施例においては、サイ
ドバー8の先端部の上下面部は互いに逆向きの斜面に形
成され、先端に向かうほど幅が狭くなっている。固定ケ
ース1の錠止凹部15の対向壁面も互いに逆向きの斜面
に形成され、開口端に向かうほど幅が広くなっている。
ロックピン16の付勢用バネ17は圧縮コイルバネで構
成され、ロックピン16の基端部と固定バネ受け板20
との間で圧縮されている。左右2列のピン収容孔5,5
はシリンダー錠装置の直径を減じるためにオフセット状
に配列されている。サイドバー8のアンダーカット部1
0は全長にわたって形成されており、内向きに凸となる
ように初期設定されている板バネ12が収容されてい
る。キー13の両側面にコード凹部18を形成することに
よってリバーシブル型のキーとすることもできる。
【0012】
【発明の効果】 以上のように本発明のサイドバー式シ
リンダー錠装置では、 プラグ2に左右一対のサイド
バー収容孔3,3を設け、左右2列のピン収容孔5,5
をキー挿入孔4の反対側に設け、左右一対のサイドバー
8,8の基端プレート部9をサイドバー収容孔3の底壁
部6のスリット7に嵌め入れ、キー13を抜取った状態
において、板バネ12の付勢によってサイドバー8の先
端部を固定ケース1の錠止凹部15に係合させるもので
あり、固定ケース1に対するプラグ2の回転拘束が左右
2箇所において行なわれているため、回転拘束が1箇所
でしか行なわれていない従来のサイドバー式シリンダー
錠装置と比較して、暴力破壊に対する強度が倍増してい
る。
【0013】左右2列に形成したキー13の所定深さの
コード凹部18に左右2列のロックピン16の先端部が
係合したときに、所定高さに形成した各ロックピン16
のコード溝19が前記スリット7に連通し、これによっ
て左右2個のサイドバー8の基端プレート部9が対応す
るコード溝19に逃げ込める、という2ウェイ型に構成
されているため、在来のピッキング用具による不正解錠
操作が非常に困難である。これによって、シリンダー錠
装置の奥行き寸法をいたずらに長くする必要なしに、耐
ピッキング性能を飛躍的に向上させることができる。ま
た、キーの不正複製も困難である。
【0014】また、ロックピン16は左右2列に配列さ
れるものであるから、シリンダー錠装置の奥行き寸法を
同じでピンの配列間隔が同じである条件下においても、
ロックピン16の総配列数を倍増することができる。そ
のため、キー13のコード凹部18とロックピン16の
コード溝19における段差の単位寸法を大きくして、互
いに異なるキーコードを有するキーを数多く作製するこ
とができる。このように豊富な鍵違い数が取れるだけで
なく、コードの段差設定が大きくとれるため、正規キー
とキーコードが近接している別のキーによってシリンダ
ー錠装置が解錠されてしまう誤作動の危険性がなく、ピ
ッキングもより困難となり安全性が高い。
【0015】また、左右2個のサイドバー8はアンダー
カット部10に収容されてた板バネ12によって付勢さ
れるものであり、複数の圧縮コイルバネを使用して付勢
する従来装置と比較して、組立作業が簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る2ウェイ型サイドバ
ーしきシリンダー錠装置の横断面図であり、キー挿入状
態を示している。
【図2】 該サイドバー式シリンダー錠装置のロックピ
ンの配列状態を示す斜視図である。
【図3】 該サイドバー式シリンダー錠装置のサイドバ
ーの配列状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定ケース 2 プラグ 3 サイドバー収容孔 4 キー挿入孔 5 ピン収容孔 6 サイドバー収容孔の底壁部 7 底壁部のスリット 8 サイドバー 9 サイドバーの基端プレート部 10 サイドバーのアンダーカット部 11 アンダーカット部の内壁面 12 板バネ 13 キー 14 固定ケースの内壁面 15 内壁面の錠止凹部 16 ロックピン 17 バネ 18 キーのコード凹部 19 ロックピンのコード溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1に収容されるプラグ2に左右
    一対のサイドバー収容孔3,3をキー挿入孔4と平行に
    設け、サイドバー収容孔3,3に関してキー挿入孔4と
    反対側において左右2列のピン収容孔5,5をプラグ2
    にキー挿入孔4に交差させて設け、サイドバー収容孔3
    の底壁部6にピン収容孔5に連通したスリット7を設
    け、サイドバー収容孔3,3に収容した左右一対のサイ
    ドバー8,8の基端プレート部9を前記スリット7に嵌
    め入れ、サイドバー8のアンダーカット部10に収容さ
    れてアンダーカット部10の内壁面11と前記底壁部6
    間に圧縮された板バネ12によって、サイドバー8を突
    出方向に移動付勢し、キー挿入孔4からキー13を抜取
    った状態において、サイドバー8の先端部を固定ケース
    1の内壁面14の錠止凹部15に係合させ、ピン収容孔
    3、3に収容した左右2列のロックピン16,16をバ
    ネ17,17によってキー挿入孔4の方向に移動付勢
    し、ロックピン16の先端部をキー挿入孔4内に臨在さ
    せ、キー13側面のコード凹部18にロックピン16の
    先端部が係合したとき、ロックピン16の中間部周面の
    コード溝19が前記スリット7に連通した位置に来るよ
    うに形成し、プラグ2の回転操作時に錠止凹部15の壁
    面に押されてサイドバー8がプラグ2内に押し込まれる
    とき、基端プレート部9がロックピン16の前記コード
    溝19に逃げ込むように形成した2ウェイ型サイドバー
    式シリンダ錠装置。
JP11123310A 1999-04-30 1999-04-30 2ウェイ型サイドバー式シリンダー錠装置 Pending JP2000314250A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132107A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Takigen Mfg Co Ltd 扉用ロックハンドル装置の交換用サイドバー式シリンダー錠
CN101871278A (zh) * 2010-06-17 2010-10-27 余义伦 一种高安全锁

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