JP2000313588A - クレーン制御装置 - Google Patents
クレーン制御装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クレーンの旋回領域内の障害物や、旋回領域
が重なる複数のクレーン同士が衝突事故を起こさないク
レーンの制御装置を提供する。 【解決手段】 予め定められた旋回半径内の安全作業領
域と、定置式クレーンに設置した旋回角度計測器23と
起伏角度計測器22から制御用コンピュータ21が算出
した現在位置とを比較し、現在位置が安全作業領域側へ
移動しようとするときに警告灯25で警報を発し、オペ
レータに注意を与える。
が重なる複数のクレーン同士が衝突事故を起こさないク
レーンの制御装置を提供する。 【解決手段】 予め定められた旋回半径内の安全作業領
域と、定置式クレーンに設置した旋回角度計測器23と
起伏角度計測器22から制御用コンピュータ21が算出
した現在位置とを比較し、現在位置が安全作業領域側へ
移動しようとするときに警告灯25で警報を発し、オペ
レータに注意を与える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクレーンの制御装
置に関し、特に簡単にクレーンの移動範囲を制御できる
クレーン制御装置に関する。
置に関し、特に簡単にクレーンの移動範囲を制御できる
クレーン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設用の定置式クレーンにおい
て、ブームの位置を検出するには、ブームの旋回角度を
検出する旋回角度計測器とブームの起伏角を検出する起
伏角度計測器の2つが用いられていた。従来の旋回角度
計測器や起伏角度計測器においては、その角度を検出す
るためにエンコーダを用いている。
て、ブームの位置を検出するには、ブームの旋回角度を
検出する旋回角度計測器とブームの起伏角を検出する起
伏角度計測器の2つが用いられていた。従来の旋回角度
計測器や起伏角度計測器においては、その角度を検出す
るためにエンコーダを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーンのブー
ムの位置の検出は上記のように行われていた。位置検出
のためのエンコーダを用いるには、クレーンの機種によ
って回転量を検出するためのギアを個別に準備する必要
があったため、個別のギアの製作やその取付けに時間が
かかるという問題点があった。
ムの位置の検出は上記のように行われていた。位置検出
のためのエンコーダを用いるには、クレーンの機種によ
って回転量を検出するためのギアを個別に準備する必要
があったため、個別のギアの製作やその取付けに時間が
かかるという問題点があった。
【0004】また、そのようなクレーンが複数設けられ
ている場合は、ブームの移動範囲を規制するには、エン
コーダで旋回角度や起伏角度の可動範囲を規制する必要
があったが、それらの角度の設定に時間がかかるという
問題点があった。
ている場合は、ブームの移動範囲を規制するには、エン
コーダで旋回角度や起伏角度の可動範囲を規制する必要
があったが、それらの角度の設定に時間がかかるという
問題点があった。
【0005】そのため、せっかくのクレーンのブーム移
動範囲を制御するシステムが設けられているにもかかわ
らず、オペレータは現実にはスイッチを切って作業を行
なうという問題点があった。
動範囲を制御するシステムが設けられているにもかかわ
らず、オペレータは現実にはスイッチを切って作業を行
なうという問題点があった。
【0006】また、従来複数の建設用クレーンが同一作
業領域内に設けられている場合においては、複数のクレ
ーンのそれぞれが相手のクレーンとケーブル等の有線を
用いて信号の伝達を行なっていた。
業領域内に設けられている場合においては、複数のクレ
ーンのそれぞれが相手のクレーンとケーブル等の有線を
用いて信号の伝達を行なっていた。
【0007】このような場合においては、相互にケーブ
ルで接続されているため、一方のクレーンがクライミン
グを行なって上昇するときにケーブルの長さが不足した
り、ブームが旋回することに伴ってケーブルがねじ切れ
るといった問題点があった。
ルで接続されているため、一方のクレーンがクライミン
グを行なって上昇するときにケーブルの長さが不足した
り、ブームが旋回することに伴ってケーブルがねじ切れ
るといった問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単にクレーンのブームの移動
範囲を設定できるクレーン制御装置を提供することを目
的とする。
ためになされたもので、簡単にクレーンのブームの移動
範囲を設定できるクレーン制御装置を提供することを目
的とする。
【0009】この発明の他の目的は、複数のクレーンが
同一作業領域内で作業を行なう場合において、相互のク
レーンの衝突防止を簡単に行なうことができるクレーン
制御装置を提供することである。
同一作業領域内で作業を行なう場合において、相互のク
レーンの衝突防止を簡単に行なうことができるクレーン
制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る、定置式
クレーンのブームの移動範囲を制御するクレーン制御装
置は、クレーンの据付位置を入力する入力手段と、入力
手段上に、クレーンの作業領域を入力する手段と、入力
された作業領域に基づいてブームの移動範囲を制御する
手段とを含む。
クレーンのブームの移動範囲を制御するクレーン制御装
置は、クレーンの据付位置を入力する入力手段と、入力
手段上に、クレーンの作業領域を入力する手段と、入力
された作業領域に基づいてブームの移動範囲を制御する
手段とを含む。
【0011】入力手段上でクレーンの作業領域を入力す
るとその作業領域内でブームが移動するよう制御手段が
ブームの移動範囲を制御する。簡単なクレーンの作業領
域を入力するだけでブームの移動範囲が制御される。
るとその作業領域内でブームが移動するよう制御手段が
ブームの移動範囲を制御する。簡単なクレーンの作業領
域を入力するだけでブームの移動範囲が制御される。
【0012】その結果、簡単にブームの移動範囲の設定
ができるクレーン制御装置が提供できる。
ができるクレーン制御装置が提供できる。
【0013】好ましくは、入力手段はタブレットとタブ
レット上の所望の位置を指示するペンである。
レット上の所望の位置を指示するペンである。
【0014】ペン入力タブレットを用いてクレーンのブ
ームの移動範囲を入力するだけでブームの移動範囲が設
定される。その結果、簡単な装置を用いてクレーンの移
動範囲が設定できる。
ームの移動範囲を入力するだけでブームの移動範囲が設
定される。その結果、簡単な装置を用いてクレーンの移
動範囲が設定できる。
【0015】この発明の他の局面においては、第1のク
レーンと、第1のクレーンと別に設けられた第2のクレ
ーンとの衝突防止装置においては、第1および第2のク
レーンの各々は相互にそれぞれのブームの位置データを
交信するための無線交信機と、交信データに基づいて衝
突防止を行なう手段とを含む。
レーンと、第1のクレーンと別に設けられた第2のクレ
ーンとの衝突防止装置においては、第1および第2のク
レーンの各々は相互にそれぞれのブームの位置データを
交信するための無線交信機と、交信データに基づいて衝
突防止を行なう手段とを含む。
【0016】第1および第2のクレーンが相互に無線で
交信してそのデータに基づいて衝突防止を行なうため、
従来のようにケーブルによるトラブルが生じない。
交信してそのデータに基づいて衝突防止を行なうため、
従来のようにケーブルによるトラブルが生じない。
【0017】好ましくは、第1および第2のクレーンの
それぞれは旋回角度計測器を有し、旋回角度計測器はフ
ァイバオプティカルジャイロである。
それぞれは旋回角度計測器を有し、旋回角度計測器はフ
ァイバオプティカルジャイロである。
【0018】ファイバオプティカルジャイロを用いて旋
回角度のデータを検出するため、従来のようにエンコー
ダ用の個別のギアを準備する必要がなくなる。その結
果、安いコストで複数のクレーンの衝突防止が可能にな
る。
回角度のデータを検出するため、従来のようにエンコー
ダ用の個別のギアを準備する必要がなくなる。その結
果、安いコストで複数のクレーンの衝突防止が可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0020】図1はこの発明に係るクレーン制御装置の
要部を示す模式図である。図1を指して、クレーン制御
装置1は、データ入力部10とデータ入力部10に接続
された制御部20とを含む。データ入力部10はたとえ
ばクレーンのオペレータのいるクレーン操作室に置か
れ、制御部20はクレーン本体の近傍に置かれる。
要部を示す模式図である。図1を指して、クレーン制御
装置1は、データ入力部10とデータ入力部10に接続
された制御部20とを含む。データ入力部10はたとえ
ばクレーンのオペレータのいるクレーン操作室に置か
れ、制御部20はクレーン本体の近傍に置かれる。
【0021】データ入力部10は、データ入力部全体を
制御するデータ入力装置としてのパソコン11と、パソ
コン11に接続されたタブレット12とを含み、タブレ
ット12はデータ入力面13を有する。データ入力面1
3へはタブレット12に付属したペン14を用いて行な
う。
制御するデータ入力装置としてのパソコン11と、パソ
コン11に接続されたタブレット12とを含み、タブレ
ット12はデータ入力面13を有する。データ入力面1
3へはタブレット12に付属したペン14を用いて行な
う。
【0022】制御部20は、データ入力部10に接続さ
れた、制御部20全体を制御する制御用コンピュータ2
1と、制御用コンピュータ21に接続されたブームの起
伏角度計測器22と、ブームの旋回角度計測器23と、
無線モデム24と、警告灯25とを含む。
れた、制御部20全体を制御する制御用コンピュータ2
1と、制御用コンピュータ21に接続されたブームの起
伏角度計測器22と、ブームの旋回角度計測器23と、
無線モデム24と、警告灯25とを含む。
【0023】起伏角度計測器22は、ポテンショメータ
であり、クレーンのブームの起伏角度(図4のαで表わ
す)を検出する。
であり、クレーンのブームの起伏角度(図4のαで表わ
す)を検出する。
【0024】旋回角度計測器23は、ブーム52の旋回
角度(図3のβ)を計測する。ここで旋回角度計測器2
3には、ファイバオプティカルジャイロを用いている。
ファイバオプティカルジャイロは、機械式ではなく、光
学式なので可動部がないため寿命が長い。ファイバオプ
ティカルジャイロはブーム52の任意の場所に取付ける
ことができるため、従来のようにエンコーダ用のギアを
個別に準備する必要がない。そのため、設置の煩雑さが
解消できる。また、ファイバオプティカルジャイロの地
球自転によって生じる誤差はジャイロの検出レベルに不
感帯を設定して解消する。すなわち、ファイバオプティ
カルジャイロの感度として、クレーンの最低移動速度よ
りも敏感で、地球の自転より鈍感な感度を設定する。
角度(図3のβ)を計測する。ここで旋回角度計測器2
3には、ファイバオプティカルジャイロを用いている。
ファイバオプティカルジャイロは、機械式ではなく、光
学式なので可動部がないため寿命が長い。ファイバオプ
ティカルジャイロはブーム52の任意の場所に取付ける
ことができるため、従来のようにエンコーダ用のギアを
個別に準備する必要がない。そのため、設置の煩雑さが
解消できる。また、ファイバオプティカルジャイロの地
球自転によって生じる誤差はジャイロの検出レベルに不
感帯を設定して解消する。すなわち、ファイバオプティ
カルジャイロの感度として、クレーンの最低移動速度よ
りも敏感で、地球の自転より鈍感な感度を設定する。
【0025】図2は図1に示したクレーン制御装置1の
要部を示すブロック図である。図1と基本的に同じ構成
要素で構成されているため、同一部分に同一符号を設定
してその説明は省略する。
要部を示すブロック図である。図1と基本的に同じ構成
要素で構成されているため、同一部分に同一符号を設定
してその説明は省略する。
【0026】図3は図1に示したタブレット12のデー
タ入力面13を示す図である。図3を参照して、データ
入力面13には定置式クレーンのマスト51の中心座標
を入力する。
タ入力面13を示す図である。図3を参照して、データ
入力面13には定置式クレーンのマスト51の中心座標
を入力する。
【0027】パソコン11への他のデータの入力は、次
のようにして行なう。すなわち、入力項目の種別は図示
のないマウスを用いて行なう。入力項目としては、クレ
ーンの設置台数、マスト中心からブームの支点までの長
さ、マストの長さ、図面の縮尺等をテンキーおよびマウ
スを用いて入力する。一方、マスト中心位置、ブームの
規制範囲をタブレット12のデータ入力画面13を用い
て入力する。
のようにして行なう。すなわち、入力項目の種別は図示
のないマウスを用いて行なう。入力項目としては、クレ
ーンの設置台数、マスト中心からブームの支点までの長
さ、マストの長さ、図面の縮尺等をテンキーおよびマウ
スを用いて入力する。一方、マスト中心位置、ブームの
規制範囲をタブレット12のデータ入力画面13を用い
て入力する。
【0028】なお、動作規制時のメッセージを音声で行
なうための音声案内を設けてもよい。
なうための音声案内を設けてもよい。
【0029】図3には、ブーム52の絵も表示されてい
る。この状態でオペレータはペン14を用いてデータ入
力面13に対してクレーン50のブーム52が移動して
もよい範囲を設定する。今たとえばクレーン50の作業
範囲が敷地境界線53で規定される範囲内である場合
は、オペレータはペン14を用いて点54a、54b、
54cおよび54dを入力する。入力されたデータはパ
ソコン11を介して制御用コンピュータ21へ送られ
る。このようにしてクレーン50のブーム52の移動範
囲を簡単に設定することができる。
る。この状態でオペレータはペン14を用いてデータ入
力面13に対してクレーン50のブーム52が移動して
もよい範囲を設定する。今たとえばクレーン50の作業
範囲が敷地境界線53で規定される範囲内である場合
は、オペレータはペン14を用いて点54a、54b、
54cおよび54dを入力する。入力されたデータはパ
ソコン11を介して制御用コンピュータ21へ送られ
る。このようにしてクレーン50のブーム52の移動範
囲を簡単に設定することができる。
【0030】なお、データ入力面14には、パソコン1
1を介して予め所定の縮尺が設定されたクレーン50の
据付けられた近傍の図がデータとして入力されていても
よい。
1を介して予め所定の縮尺が設定されたクレーン50の
据付けられた近傍の図がデータとして入力されていても
よい。
【0031】図3においては、クレーンのマスト51を
中心として、そのX方向およびY方向において移動可能
な範囲を所定の縮尺で表わされた座標で入力している。
中心として、そのX方向およびY方向において移動可能
な範囲を所定の縮尺で表わされた座標で入力している。
【0032】なお、図3においては、敷地境界線53が
直線で表わされたが、曲線の場合は任意の曲線をペン1
4を用いて設定できる。
直線で表わされたが、曲線の場合は任意の曲線をペン1
4を用いて設定できる。
【0033】図4はクレーン50のブーム52の垂直方
向における移動範囲を設定する状態を示す図である。垂
直方向に特に問題がない場合は図3に示した水平方向の
みの移動範囲の設定で特に問題はない。しかしながら、
たとえば図4に示すように垂直方向において作業領域に
隣接して建物73のような障害物が存在する場合は、垂
直方向においてもその作業範囲を設定する必要がある。
この場合は、図4に示すように、オペレータがペン14
を用いて作業領域として75a、75b、75cおよび
75dをタブレット12のデータ入力面13に入力す
る。
向における移動範囲を設定する状態を示す図である。垂
直方向に特に問題がない場合は図3に示した水平方向の
みの移動範囲の設定で特に問題はない。しかしながら、
たとえば図4に示すように垂直方向において作業領域に
隣接して建物73のような障害物が存在する場合は、垂
直方向においてもその作業範囲を設定する必要がある。
この場合は、図4に示すように、オペレータがペン14
を用いて作業領域として75a、75b、75cおよび
75dをタブレット12のデータ入力面13に入力す
る。
【0034】これによって、入力されたデータは制御用
コンピュータ21へ送られ所定の処理が行なわれる。
コンピュータ21へ送られ所定の処理が行なわれる。
【0035】また、計測データとしては、起伏角度、旋
回角度および巻上げ量を計測する。なお、安全性を考慮
して、ブームは設定された移動範囲内のクレーン停止特
性や作業環境に応じた任意の距離で警報が発せられるよ
う設定される。また、複数のクレーンが設けられたとき
に、相互のブームの衝突についても、クレーン停止特性
や作業環境に応じた任意の距離になれば警報を発するよ
うに設定する。
回角度および巻上げ量を計測する。なお、安全性を考慮
して、ブームは設定された移動範囲内のクレーン停止特
性や作業環境に応じた任意の距離で警報が発せられるよ
う設定される。また、複数のクレーンが設けられたとき
に、相互のブームの衝突についても、クレーン停止特性
や作業環境に応じた任意の距離になれば警報を発するよ
うに設定する。
【0036】図5は制御用コンピュータ21の行なう制
御内容を示すフローチャートである。まず、パソコン1
1により、ペン入力タブレット12を介して移動範囲の
設定が行なわれたかどうかを判断する(ステップS1
1、以下ステップを略す)。
御内容を示すフローチャートである。まず、パソコン1
1により、ペン入力タブレット12を介して移動範囲の
設定が行なわれたかどうかを判断する(ステップS1
1、以下ステップを略す)。
【0037】移動範囲の設定が行なわれたならば(S1
1でYES)、制御用コンピュータ21へその旨のデー
タが送信される(S12)。制御用コンピュータ21の
管理の下でブーム52が移動される(S13)。
1でYES)、制御用コンピュータ21へその旨のデー
タが送信される(S12)。制御用コンピュータ21の
管理の下でブーム52が移動される(S13)。
【0038】ブーム52の移動のたびに旋回角が設定さ
れた移動範囲内かどうかが判断される(S14)。旋回
角が移動範囲内であれば(S14でYES)、次に起伏
角の範囲がチェックされる(S15)。
れた移動範囲内かどうかが判断される(S14)。旋回
角が移動範囲内であれば(S14でYES)、次に起伏
角の範囲がチェックされる(S15)。
【0039】起伏角も所定の移動範囲内であれば(S1
5でYES)、プログラムはS13のブーム移動へ移行
する。
5でYES)、プログラムはS13のブーム移動へ移行
する。
【0040】旋回角または起伏角のいずれかが所定の移
動範囲内でなければ(S14,S15でNO)、警告灯
25または警報等によって警告が発せられ(S16)、
ブーム52が設定された所定の移動範囲内になるまで移
動される(S17)。
動範囲内でなければ(S14,S15でNO)、警告灯
25または警報等によって警告が発せられ(S16)、
ブーム52が設定された所定の移動範囲内になるまで移
動される(S17)。
【0041】次に複数のクレーンが同一敷地内で移動さ
れる場合について説明する。図6はそのような状態を示
す図である。図6を参照して、図3に示したのと同様の
クレーン61、71がそれぞれのブーム62、72を有
している。これらクレーン61、71は旋回時に重複す
る部分を有する。なお、これら2つのクレーン61,7
1の移動範囲は所定の敷地境界63内であるとする。
れる場合について説明する。図6はそのような状態を示
す図である。図6を参照して、図3に示したのと同様の
クレーン61、71がそれぞれのブーム62、72を有
している。これらクレーン61、71は旋回時に重複す
る部分を有する。なお、これら2つのクレーン61,7
1の移動範囲は所定の敷地境界63内であるとする。
【0042】この場合のクレーン61,71の要部を示
すブロック図を図7に示す。クレーン61、71の要部
は基本的に図1および図2に示した内容と同じである。
異なる点は、クレーン61およびクレーン71が相互に
無線モデム24a,24bを介して交信する点である。
すブロック図を図7に示す。クレーン61、71の要部
は基本的に図1および図2に示した内容と同じである。
異なる点は、クレーン61およびクレーン71が相互に
無線モデム24a,24bを介して交信する点である。
【0043】すなわち、クレーン61、71はそれぞれ
相互に無線モデム24a,24bを介して相互のブーム
62、63の位置を交信する。そしてこのブーム62,
72が衝突し得る範囲内にあるときは、後に説明するよ
うに相互に警告を発する。
相互に無線モデム24a,24bを介して相互のブーム
62、63の位置を交信する。そしてこのブーム62,
72が衝突し得る範囲内にあるときは、後に説明するよ
うに相互に警告を発する。
【0044】図8は図6に示した2つのクレーン61、
71の立面図である。図8を参照して、率面方向におい
てもそれぞれのブーム62、72が衝突し得るか否かの
判断を行なう。
71の立面図である。図8を参照して、率面方向におい
てもそれぞれのブーム62、72が衝突し得るか否かの
判断を行なう。
【0045】図9は2つのクレーン61、71がブーム
の重複領域を有して稼動している場合のそれぞれの制御
用コンピュータ21a,21bの動作態様を示すフロー
チャートである。
の重複領域を有して稼動している場合のそれぞれの制御
用コンピュータ21a,21bの動作態様を示すフロー
チャートである。
【0046】図9を参照して、まず、先の実施の形態と
同様に移動範囲の設定が行なわれたかどうかを判断する
(S21)。移動範囲の設定が行なわれると(S21で
YES)、制御用コンピュータ21a、21bへそのデ
ータが送信される(S22)。
同様に移動範囲の設定が行なわれたかどうかを判断する
(S21)。移動範囲の設定が行なわれると(S21で
YES)、制御用コンピュータ21a、21bへそのデ
ータが送信される(S22)。
【0047】この状態でそれぞれのブーム62、72が
移動され、それぞれの自己位置を旋回角度計測器22お
よび起伏角度計測器23を用いて認識する(S23)。
そして認識したブームの自己位置を他方側の制御用コン
ピュータ21a、21bに送信する(S24)。
移動され、それぞれの自己位置を旋回角度計測器22お
よび起伏角度計測器23を用いて認識する(S23)。
そして認識したブームの自己位置を他方側の制御用コン
ピュータ21a、21bに送信する(S24)。
【0048】ブーム62、72が旋回され、旋回方向に
おける衝突の可能性が判断される(S25)。旋回方向
における衝突の可能性がなければ(S25で無し)、次
に起伏方向での衝突の可能性が判断される(S26)。
起伏方向でも衝突の可能性がなければ(S26で無
し)、プログラムはS23へ戻る。
おける衝突の可能性が判断される(S25)。旋回方向
における衝突の可能性がなければ(S25で無し)、次
に起伏方向での衝突の可能性が判断される(S26)。
起伏方向でも衝突の可能性がなければ(S26で無
し)、プログラムはS23へ戻る。
【0049】S25およびS26で旋回方向または起伏
方向のいずれか一方ででも衝突の可能性があるときは
(S25、S26で有り)、警告が発せられ(S2
7)、ブームの移動が促される。ブームが移動されたと
きは(S28でYES)、プログラムはS23に戻り、
再び衝突の可否が判断される。
方向のいずれか一方ででも衝突の可能性があるときは
(S25、S26で有り)、警告が発せられ(S2
7)、ブームの移動が促される。ブームが移動されたと
きは(S28でYES)、プログラムはS23に戻り、
再び衝突の可否が判断される。
【0050】なお、上記実施の形態においては、クレー
ンが1台または2台の場合についてのみ説明したが、こ
れに限らず、3台以上の台数があっても同様の制御が可
能であることは言うまでもない。
ンが1台または2台の場合についてのみ説明したが、こ
れに限らず、3台以上の台数があっても同様の制御が可
能であることは言うまでもない。
【0051】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図1】この発明に係るクレーン制御装置の要部を示す
模式図である。
模式図である。
【図2】この発明に係るクレーン制御装置の要部を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】この発明に係るクレーン制御装置のタブレット
におけるデータ入力状態を示す図である。
におけるデータ入力状態を示す図である。
【図4】垂直方向におけるブームの移動範囲を設定する
タブレット上の表示状態を示す図である。
タブレット上の表示状態を示す図である。
【図5】クレーンが1台の場合のクレーン制御装置の動
作内容を示すフローチャートである。
作内容を示すフローチャートである。
【図6】クレーンが2台の場合のタブレットにおける移
動範囲設定状態を示す図である。
動範囲設定状態を示す図である。
【図7】クレーンが2台ある場合のそれぞれのクレーン
の要部を示すブロック図である。
の要部を示すブロック図である。
【図8】クレーンが2台ある場合の垂直方向の移動範囲
設定状態を示す図である。
設定状態を示す図である。
【図9】クレーンが2台ある場合のクレーン制御装置の
動作内容を示すフローチャートである。
動作内容を示すフローチャートである。
1 クレーン制御装置 10 データ入力部 11 パソコン 12 タブレット 13 データ入力面 14 ペン 20 制御部 21 制御用コンピュータ 22 起伏角度計測器 23 旋回角度計測器 24 無線モデム 25 警告灯 50 クレーン 51 マスト 52 ブーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F205 AA03 BA01 HA03 HB02 HB10 HC02 KA10 5H215 AA17 BB09 BB11 CC07 CX06 GG02 JJ04 JJ10 JJ12 JJ15 JJ23 KK03 9A001 BB01 BB04 CC05 HH15 HH19 HH34 KK16 KK37
Claims (6)
- 【請求項1】 定置式クレーンのブームの移動範囲を制
御するクレーン制御装置であって、 前記クレーンの据付位置を入力する入力手段と、 前記入力手段上に、前記ブームの作業領域を入力する手
段と、 前記入力された作業領域に基づいて、前記ブームの移動
範囲を制御する手段とを含む、クレーン制御装置。 - 【請求項2】 前記入力手段はタブレットと前記タブレ
ット上の所望の作業領域を指示するペンである、請求項
1に記載のクレーン制御装置。 - 【請求項3】 前記ブームが前記作業領域の境界に近づ
いたとき、警告を発する警告手段を含む、請求項1に記
載のクレーン制御装置。 - 【請求項4】 前記クレーンは複数設けられ、 前記制御手段は前記複数のクレーンの作業領域が重複す
るときは、前記複数のクレーンの各々が相互に交信して
衝突防止を行なう、請求項1に記載のクレーン制御装
置。 - 【請求項5】 第1のクレーンと、前記第1のクレーン
とは別に設けられた第2のクレーンの衝突防止装置であ
って、 前記第1および第2のクレーンの各々は、 それぞれのブームの位置データを相互に交信するための
無線交信機と、 前記交信データに基づいて衝突防止を行なう手段とを含
む、クレーン制御装置。 - 【請求項6】 前記第1および第2のクレーンの各々は
さらに、旋回角度計測器を有し、 前記旋回角度計測器はファイバオプティカルジャイロで
ある、請求項5に記載のクレーン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11121112A JP2000313588A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | クレーン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11121112A JP2000313588A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | クレーン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000313588A true JP2000313588A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14803189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11121112A Withdrawn JP2000313588A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | クレーン制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2000313588A (ja) |
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- 1999-04-28 JP JP11121112A patent/JP2000313588A/ja not_active Withdrawn
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