JP2000313162A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2000313162A
JP2000313162A JP11123293A JP12329399A JP2000313162A JP 2000313162 A JP2000313162 A JP 2000313162A JP 11123293 A JP11123293 A JP 11123293A JP 12329399 A JP12329399 A JP 12329399A JP 2000313162 A JP2000313162 A JP 2000313162A
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JP
Japan
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liquid
inks
ink jet
jet recording
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP11123293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Hosoe
良則 細江
Tatsuya Sakanashi
達也 坂梨
Yasushi Kawabe
靖史 川邊
Takeshi Takahashi
高橋  毅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のインクの吐出方向がずれたり、印字順
が不安定であったりした場合でも、各インクを安定して
混じり合わせることのできるインクジェット記録方法を
提供する。 【解決手段】 まず浸透性の低い液体6dを被記録媒体
20上に印字し、次に複数のインク2d,3d,4d,
5dを浸透性の低い液体6d上に吐出し、浸透性の低い
液体6d中で複数のインク2d,3d,4d,5dを混
合し、これらが混合した液体を被記録媒体20に浸透さ
せることによって印字させる。これより、安定して複数
のインク2d,3d,4d,5dを混合できて、高画質
な画像の印刷が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク等の液滴を
被記録媒体上に飛翔させて印刷を行うインクジェット記
録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、特開平10−315511号公
報に記載された従来のインクジェット記録装置の記録ヘ
ッドの構造を示している。図3に示すように、記録ヘッ
ド11には、複数のインク室12,13,14,15が
設けられ、各インク室12,13,14,15には発熱
体12b,13b,14b,15bが備えられていると
ともに、各インク室12,13,14,15に対応して
複数の液滴吐出孔12a、13a、14a、15aが形
成されている。そして、駆動用制御回路30により、こ
れらの液滴吐出孔12a、13a、14a、15aから
被記録媒体20上の実質的に同じ箇所21にインクから
なる液滴をほぼ同時に飛翔させて印刷を行わせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクジェット記録装置では、被記録媒体20上の
同じ箇所21に各液滴を飛翔させて、被記録媒体20上
でインクからなる各液滴を混合させているため、複数の
インクの吐出方向がずれたり、印字順が不安定であった
りした場合に、各インクの混じり合いが不安定となり、
例えば、各インクの色などが異なる場合には、発色が悪
くなるなど、印刷した際の画質が低下するという問題が
あった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、複数
のインクの吐出方向がずれたり、印字順が不安定であっ
たりした場合でも、各インクを安定して混じり合わせる
ことのできるインクジェット記録方法を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のインクジェット記録方法は、複数の液滴吐
出孔から液滴を被記録媒体上の同じ箇所に飛翔させて印
刷を行うインクジェット記録方法において、まず浸透性
の低い液体からなる液滴を前記液滴吐出孔より前記被記
録媒体へ吐出し、次にそれぞれインクからなる複数の液
滴を前記浸透性の低い液体上に吐出し、前記浸透性の低
い液体中で複数のインクを混合させて印刷することを特
徴とする。
【0006】この方法によれば、複数のインクの吐出方
向がずれたり、印字順が不安定であったりした場合で
も、各インクを安定して混じり合わせることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載のインクジ
ェット記録方法は、複数の液滴吐出孔から液滴を被記録
媒体上の同じ箇所に飛翔させて印刷を行うインクジェッ
ト記録方法において、まず浸透性の低い液体からなる液
滴を前記液滴吐出孔より前記被記録媒体へ吐出し、次に
それぞれインクからなる複数の液滴を前記浸透性の低い
液体上に吐出し、前記浸透性の低い液体中で複数のイン
クを混合させて印刷することを特徴としたものであり、
浸透性の低い液体中で複数のインクが一旦混合されるた
め、複数のインクの吐出方向がずれたり、印字順が不安
定な場合においても、安定して複数のインクを混合で
き、高画質な画像を印刷することを実現しうるものであ
る。
【0008】以下に、本発明にかかる発明の実施の形態
について、図1および図2(a)〜(c)を用いて説明
する。まず、本発明にかかるインクジェット記録装置に
ついて説明する。図1に示すように、記録ヘッドには、
複数の液室2,3,4,5,6が配設され、各液室2,
3,4,5,6には発熱体2b,3b,4b,5b,6
bおよび液供給口2c,3c,4c,5c,6cが対応
して設けられている。そして、各液供給口2c,3c,
4c,5c,6cは液収容室2t,3t,4t,5t,
6tに接続されている。ここで、液収容室2t,3t,
4t,5tには、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラッ
ク等のインク2d、3d、4d、5d(図2参照)が溜
められ、液収容室6tには、浸透性の低い液体6d(図
2参照)が溜められている。そして、シアン、イエロ
ー、マゼンタ、ブラック等のインク2d、3d、4d、
5dおよび浸透性の低い液体6dは、液供給口2c,3
c,4c,5c,6cを経て、液収容室2t,3t,4
t,5t,6tから供給される。例えば、シアンのイン
ク2dを吐出して記録を行う場合には、シアンのインク
2dに対応する液室2の内部に設けられた発熱体2bに
対してパルス信号が印加され、これにより発熱体2bが
発熱して、シアンのインク2dが沸騰される。そしてそ
の圧力で、シアンのインク2dが液滴吐出孔2aより被
記録媒体20上に飛翔する。
【0009】吐出用電気パルスを発熱体2b,3b,4
b,5b,6bに印加し、液滴吐出の制御を行うこと等
の制御は駆動制御回路10により行われる。また、各液
室2,3,4,5,6に対応して液滴吐出孔2a,3
a,4a,5a,6aが形成されており、液滴吐出孔2
a、3a、4a、5aは、それぞれ所定の色の染料や顔
料等を溶媒中に溶解させたシアン、イエロー、マゼン
タ、ブラック等の色のインク2d、3d、4d、5dを
吐出し、また、液滴吐出孔6aは、浸透性の低い液体6
dを吐出する。これらの液滴吐出孔2a、3a、4a、
5a、6aは、紙、OHP、布等の被記録媒体20上の
実質的に同じ箇所21に記録液(インク2d、3d、4
d、5dおよび浸透性の低い液体6d)を飛翔させるよ
うに形成されている。
【0010】次に、図2(a)〜(c)を用いて本発明
のインクジェット記録方法を説明する。まず、図2
(a)に示すように、液滴吐出孔6aより浸透性の低い
液体6dを被記録媒体20上の1箇所21に印字する。
次に、図2(b)で示すように、液滴吐出孔2a、3
a、4a、5aより各色のインク2d、3d、4d、5
dを同様に被記録媒体20上の1箇所21に印字する。
この結果、図2(c)で示すように、吐出された各色の
インク2d、3d、4d、5dは、先に吐出された浸透
性の低い液体6d上に着弾し、この液体6d中で混合さ
れる。そして、液体6dに各色のインク2d、3d、4
d、5dが混合した混合液体が被記録媒体20に浸透す
ることによって印字される。
【0011】このインクジェット記録方法によれば、上
述のように、浸透性の低い液体6d中で複数のインク2
d、3d、4d、5dが一旦混合されるため、例えば、
複数のインク2d、3d、4d、5dの吐出方向がずれ
たり、印字順が不安定な場合においても、複数のインク
2d、3d、4d、5dを安定して混合でき、高画質な
画像を印刷することができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、まず浸透
性の低い液体からなる液滴を液滴吐出孔より被記録媒体
へ吐出し、次にそれぞれインクからなる複数の液滴を浸
透性の低い液体上に吐出し、浸透性の低い液体中で複数
のインクを混合させて印刷することで、確実に複数のイ
ンクを混合できて、高画質な画像の印刷が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録方法を行うインク
ジェット記録装置を概略的に示す図
【図2】(a)〜(c)はそれぞれ本発明のインクジェ
ット記録方法の各工程を概略的に示す図
【図3】従来のインクジェット記録装置ならびにインク
ジェット記録方法を概略的に示す図
【符号の説明】
2,3,4,5,6 液室 2a,3a,4a,5a,6a 液滴吐出孔 2b,3b,4b,5b,6b 発熱体 2c,3c,4c,5c,6c 液供給口 2d,3d,4d,5d インク(液滴) 6d 浸透性の低い液体
(液滴) 2t,3t,4t,5t,6t 液収容室 20 被記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川邊 靖史 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 (72)発明者 高橋 毅 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA11 EE10 2H086 BA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液滴吐出孔から液滴を被記録媒体
    上の同じ箇所に飛翔させて印刷を行うインクジェット記
    録方法において、まず浸透性の低い液体からなる液滴を
    前記液滴吐出孔より前記被記録媒体へ吐出し、次にそれ
    ぞれインクからなる複数の液滴を前記浸透性の低い液体
    上に吐出し、前記浸透性の低い液体中で複数のインクを
    混合させて印刷することを特徴とするインクジェット記
    録方法。
JP11123293A 1999-04-30 1999-04-30 インクジェット記録方法 Pending JP2000313162A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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