JP2000312722A - 非経口栄養剤投与用容器および非経口栄養剤投与セット - Google Patents
非経口栄養剤投与用容器および非経口栄養剤投与セットInfo
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- JP2000312722A JP2000312722A JP11123514A JP12351499A JP2000312722A JP 2000312722 A JP2000312722 A JP 2000312722A JP 11123514 A JP11123514 A JP 11123514A JP 12351499 A JP12351499 A JP 12351499A JP 2000312722 A JP2000312722 A JP 2000312722A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】在宅医療の現場においても、簡単かつ効率良く
非経口栄養剤投与が可能な容器および投与セットを提供
する。 【解決課題】上部に開口部を有する据え置き可能な容器
本体２と、チューブ４が差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップ３より構成される非経口栄養剤投与用
容器１と、前記チューブ４に装着されたペリスターポン
プ６および前記チューブに接続されたチャンバー５とか
らなる非経口栄養剤投与セット１０である。
非経口栄養剤投与が可能な容器および投与セットを提供
する。 【解決課題】上部に開口部を有する据え置き可能な容器
本体２と、チューブ４が差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップ３より構成される非経口栄養剤投与用
容器１と、前記チューブ４に装着されたペリスターポン
プ６および前記チューブに接続されたチャンバー５とか
らなる非経口栄養剤投与セット１０である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、栄養剤投与容器、
および栄養剤投与セットに関する。
および栄養剤投与セットに関する。
【０００２】
【従来の技術】栄養剤のチューブフィーディングには、
栄養剤を蓄えて置くための投与用容器（イルリガート
ル）、及び栄養剤を胃部、腸部へ送液するためのチュー
ブが必要である。この投与容器は容器底部に送液口（チ
ューブ接続部）、容器上部は栄養剤の入れるため大きく
開口した、いわゆる筒抜けの構造となっているのが通常
である。このような容器は使用の際、投与用容器を吊
すための掛け具（点滴スタンド、フック等）が必須であ
り在宅医療には向かないこと、投与用容器に栄養剤を
入れ込むためには、前もってチューブを底部送液口に接
続しなければならないこと（この操作をしないと、栄養
剤が漏れ出る。またチューブを接続したとしても、クレ
ンメ等のチューブ送液遮断具が止まっていないと直ちに
送液がされ、チューブ後端から漏れ出ることもある）、
粉末栄養剤を用いる場合には、調剤用に別の器具（シ
ェイキングボトル、ボールと泡立て器等）が必要である
こと、投与容器は投与のみの役割しかなく、作り置い
た栄養剤を保管することはできない（冷蔵庫等への保管
には、調剤時と同様、別容器が必要）ことなどの問題が
あった。
栄養剤を蓄えて置くための投与用容器（イルリガート
ル）、及び栄養剤を胃部、腸部へ送液するためのチュー
ブが必要である。この投与容器は容器底部に送液口（チ
ューブ接続部）、容器上部は栄養剤の入れるため大きく
開口した、いわゆる筒抜けの構造となっているのが通常
である。このような容器は使用の際、投与用容器を吊
すための掛け具（点滴スタンド、フック等）が必須であ
り在宅医療には向かないこと、投与用容器に栄養剤を
入れ込むためには、前もってチューブを底部送液口に接
続しなければならないこと（この操作をしないと、栄養
剤が漏れ出る。またチューブを接続したとしても、クレ
ンメ等のチューブ送液遮断具が止まっていないと直ちに
送液がされ、チューブ後端から漏れ出ることもある）、
粉末栄養剤を用いる場合には、調剤用に別の器具（シ
ェイキングボトル、ボールと泡立て器等）が必要である
こと、投与容器は投与のみの役割しかなく、作り置い
た栄養剤を保管することはできない（冷蔵庫等への保管
には、調剤時と同様、別容器が必要）ことなどの問題が
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した問題を解決した栄養剤投与用容器を提供することに
ある。すなわち、投与用容器を吊すための掛け具は必
要でなく、据え置いて使用ができ、投与用容器に栄養
剤を入れ込む操作は、前もってチューブを接続する必要
がなく直ちにでき、粉末栄養剤を用いる場合にも、調
剤用シェイキングボトルとしても利用でき、作り置い
た栄養剤は投与用容器に入れた状態で、冷蔵庫等に保管
することができる栄養剤投与用容器を提供することにあ
る。
した問題を解決した栄養剤投与用容器を提供することに
ある。すなわち、投与用容器を吊すための掛け具は必
要でなく、据え置いて使用ができ、投与用容器に栄養
剤を入れ込む操作は、前もってチューブを接続する必要
がなく直ちにでき、粉末栄養剤を用いる場合にも、調
剤用シェイキングボトルとしても利用でき、作り置い
た栄養剤は投与用容器に入れた状態で、冷蔵庫等に保管
することができる栄養剤投与用容器を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により達成される。 （１）本発明は、上部に開口部を有する据え置き可能な
容器本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容
器である。 （２）本発明は、上部に開口部を有する据え置き可能な
容器本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容
器と、前記チューブに装着されたチャンバーとからなる
非経口栄養剤投与セットである。
明により達成される。 （１）本発明は、上部に開口部を有する据え置き可能な
容器本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容
器である。 （２）本発明は、上部に開口部を有する据え置き可能な
容器本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容
器と、前記チューブに装着されたチャンバーとからなる
非経口栄養剤投与セットである。
【０００５】（３）本発明は、前記栄養剤投与用容器に
封入された栄養剤を、前記チャンバーのポンピング操作
によって排出する上記（２）に記載の非経口栄養剤投与
セットである。 （４）本発明は、上部に開口部を有する据え置き可能な
容器本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容
器と、前記チューブに装着されたペリスターポンプとか
らなる非経口栄養剤投与セットである。 （５）本発明は、前記栄養剤投与用容器に封入された栄
養剤を、前記ペリスターポンプによって排出する上記
（４）に記載の非経口栄養剤投与セットである。
封入された栄養剤を、前記チャンバーのポンピング操作
によって排出する上記（２）に記載の非経口栄養剤投与
セットである。 （４）本発明は、上部に開口部を有する据え置き可能な
容器本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封
止可能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容
器と、前記チューブに装着されたペリスターポンプとか
らなる非経口栄養剤投与セットである。 （５）本発明は、前記栄養剤投与用容器に封入された栄
養剤を、前記ペリスターポンプによって排出する上記
（４）に記載の非経口栄養剤投与セットである。
【０００６】（６）本発明は、上部に開口部を有する据
え置き可能な容器本体と、チューブが差し込まれかつ前
記開口部を封止可能なキャップより構成される非経口栄
養剤投与用容器と、前記チューブに装着されたペリスタ
ーポンプおよび前記チューブに接続されたチャンバーと
からなる非経口栄養剤投与セットである。 （７）本発明は、前記栄養剤投与用容器に封入された栄
養剤を、前記チャンバーのポンピング操作および／また
は前記ペリスターポンプによって排出する上記（６）に
記載の非経口栄養剤投与セットである。
え置き可能な容器本体と、チューブが差し込まれかつ前
記開口部を封止可能なキャップより構成される非経口栄
養剤投与用容器と、前記チューブに装着されたペリスタ
ーポンプおよび前記チューブに接続されたチャンバーと
からなる非経口栄養剤投与セットである。 （７）本発明は、前記栄養剤投与用容器に封入された栄
養剤を、前記チャンバーのポンピング操作および／また
は前記ペリスターポンプによって排出する上記（６）に
記載の非経口栄養剤投与セットである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の非経口栄養剤投与用容器
１は、模式図１に示すとおり、容器本体２と、チューブ
４の差し込まれた第一キャップ３とから構成される。容
器本体２は、材質としては、ガラス、ゴム、金属、また
はプラスチック樹脂（ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリカーボネート、ＡＢＳ等）等があげられるが、軽量
かつ割れにくいなどから、プラスチック樹脂製が望まし
い。また、色は、入れた栄養剤の残量や状態が確認でき
るようにするため透明であることが望ましい。
１は、模式図１に示すとおり、容器本体２と、チューブ
４の差し込まれた第一キャップ３とから構成される。容
器本体２は、材質としては、ガラス、ゴム、金属、また
はプラスチック樹脂（ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリカーボネート、ＡＢＳ等）等があげられるが、軽量
かつ割れにくいなどから、プラスチック樹脂製が望まし
い。また、色は、入れた栄養剤の残量や状態が確認でき
るようにするため透明であることが望ましい。
【０００８】形状としては、平らな底部を有する筒状の
ものなど、下部に底面があり上部の開口部があるもので
あれば良い。なお、据え置いた場合に安定であることが
必要である。開口部は、衛生面及び容器本体が転倒した
際に封入されている栄養剤の漏出を防止することから、
螺着や押し込みなどにより第一キャップ３および後述す
る第二キャップ（図示しない）が液密に装着できるもの
が望ましい。また、容器本体の開口部とキャップとの接
合部分の液密性を保つためＯリングなどを設けてもよ
い。
ものなど、下部に底面があり上部の開口部があるもので
あれば良い。なお、据え置いた場合に安定であることが
必要である。開口部は、衛生面及び容器本体が転倒した
際に封入されている栄養剤の漏出を防止することから、
螺着や押し込みなどにより第一キャップ３および後述す
る第二キャップ（図示しない）が液密に装着できるもの
が望ましい。また、容器本体の開口部とキャップとの接
合部分の液密性を保つためＯリングなどを設けてもよ
い。
【０００９】チューブ４が差し込まれた第一キャップ３
は、チューブ４の外径よりも大きな孔にチューブ４を差
し込む形態、または別途通気孔を設置した形態などの通
気性を有するものであればよい。また、非経口栄養剤投
与用容器１を使用する際には、チューブ４、チューブ４
を差し込む孔および通気孔のない第二キャップを用意す
ることが望ましい。それぞれのキャップは上述したとお
り、容器本体２の開口部に螺着や押し込みなどが可能で
あることが望ましい。それぞれのキャップの材質は、容
器本体２と同様なものがあげられる。
は、チューブ４の外径よりも大きな孔にチューブ４を差
し込む形態、または別途通気孔を設置した形態などの通
気性を有するものであればよい。また、非経口栄養剤投
与用容器１を使用する際には、チューブ４、チューブ４
を差し込む孔および通気孔のない第二キャップを用意す
ることが望ましい。それぞれのキャップは上述したとお
り、容器本体２の開口部に螺着や押し込みなどが可能で
あることが望ましい。それぞれのキャップの材質は、容
器本体２と同様なものがあげられる。
【００１０】チューブ４は、材質として、プラスチック
樹脂（ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ＡＢＳ等）等が使用できるが、特にペリスターポン
プを装着する場合には、その使用ができる柔軟性を有す
るものが望ましい。チューブ４の内径は、栄養剤をスム
ーズに投与するため１〜１０ｍｍであることが望まし
く、これ以下ではチューブ閉塞の危険性がある。チュー
ブ４の一端は、容器本体２内の栄養剤の残量をなくすた
め容器本体の底部まで至っていることが望ましく、他端
は被投与者の胃や腸などから延びる投与用ラインに接続
可能である必要がある。なお、前記投与用ラインは市販
のものでよい。
樹脂（ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ＡＢＳ等）等が使用できるが、特にペリスターポン
プを装着する場合には、その使用ができる柔軟性を有す
るものが望ましい。チューブ４の内径は、栄養剤をスム
ーズに投与するため１〜１０ｍｍであることが望まし
く、これ以下ではチューブ閉塞の危険性がある。チュー
ブ４の一端は、容器本体２内の栄養剤の残量をなくすた
め容器本体の底部まで至っていることが望ましく、他端
は被投与者の胃や腸などから延びる投与用ラインに接続
可能である必要がある。なお、前記投与用ラインは市販
のものでよい。
【００１１】本発明の非経口栄養剤投与セット１０は、
模式図２に示すとおり、栄養剤投与用容器１と、チャン
バー５および／またはペリスターポンプ６とがチューブ
４を介して一連に設けられている。チャンバー５として
は、通常の輸液剤の投与などに使用されポンピング操作
が可能であるものであれば使用できる。なお、投与速度
確認のために透明であることが望ましい。また、ペリス
ターポンプ６も同様に通常の輸液剤の投与などに使用さ
れるものが使用できる。
模式図２に示すとおり、栄養剤投与用容器１と、チャン
バー５および／またはペリスターポンプ６とがチューブ
４を介して一連に設けられている。チャンバー５として
は、通常の輸液剤の投与などに使用されポンピング操作
が可能であるものであれば使用できる。なお、投与速度
確認のために透明であることが望ましい。また、ペリス
ターポンプ６も同様に通常の輸液剤の投与などに使用さ
れるものが使用できる。
【００１２】非経口栄養剤投与セット１０は、チャンバ
ー５および／またはペリスターポンプ６を第一キャップ
３より下方向に位置させる使用する場合が多く、この場
合にチューブが折れ曲がることを防ぐため、チューブ４
の第一キャップ３から突出した部分、あるいは第一キャ
ップ３からチャンバー５および／またはペリスターポン
プ６までの間を形状安定性を確保できる程度の硬質材料
で構成し、逆Ｕ字状などの下方に向いた形状で固定させ
ることが望ましい。
ー５および／またはペリスターポンプ６を第一キャップ
３より下方向に位置させる使用する場合が多く、この場
合にチューブが折れ曲がることを防ぐため、チューブ４
の第一キャップ３から突出した部分、あるいは第一キャ
ップ３からチャンバー５および／またはペリスターポン
プ６までの間を形状安定性を確保できる程度の硬質材料
で構成し、逆Ｕ字状などの下方に向いた形状で固定させ
ることが望ましい。
【００１３】以下、非経口栄養剤投与用容器１および非
経口栄養剤投与セット１０の使用方法について説明す
る。容器本体２に栄養剤７を入れる。粉末の栄養剤で
ある場合は、粉末の栄養剤と微温湯を入れ、第二キャッ
プを締めて、十分にシェイキングしながら溶解する。ま
た、直ちに投与しない場合には、第二キャップを締め冷
蔵庫等に保管する。第一キャップ３を容器本体２の開
口部に嵌め、チューブ４にチャンバー５を接続、および
／またはペリスターポンプ６を装着する。
経口栄養剤投与セット１０の使用方法について説明す
る。容器本体２に栄養剤７を入れる。粉末の栄養剤で
ある場合は、粉末の栄養剤と微温湯を入れ、第二キャッ
プを締めて、十分にシェイキングしながら溶解する。ま
た、直ちに投与しない場合には、第二キャップを締め冷
蔵庫等に保管する。第一キャップ３を容器本体２の開
口部に嵌め、チューブ４にチャンバー５を接続、および
／またはペリスターポンプ６を装着する。
【００１４】チューブ４をクレンメ等により遮断し、
チャンバー５をポンピング操作することにより、チャン
バー５内を適量の栄養剤７で満たす。ペリスターポンプ
６を使用する場合は、チューブ４を遮断することなくペ
リスターポンプ６の流速を最大にしてチューブ４内の空
気を抜き去り（プライミング操作）、投与速度を調整す
る。チューブ４に被投与者の胃や腸などから延びる投
与用ラインを接続して投与を開始する。
チャンバー５をポンピング操作することにより、チャン
バー５内を適量の栄養剤７で満たす。ペリスターポンプ
６を使用する場合は、チューブ４を遮断することなくペ
リスターポンプ６の流速を最大にしてチューブ４内の空
気を抜き去り（プライミング操作）、投与速度を調整す
る。チューブ４に被投与者の胃や腸などから延びる投
与用ラインを接続して投与を開始する。
【００１５】本発明は、ペリスターポンプ６を用いた投
与に適しているが、ペリスターポンプ６を非使用の場合
には、非経口栄養剤投与用容器１を投与部位よりも高所
に設置しサイホンの原理により、ポンピング操作後重力
落下を利用して投与することが可能である。この時、ク
レンメ等を操作し、チャンバー５内の滴下数から投与速
度を調整する。以下、実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
与に適しているが、ペリスターポンプ６を非使用の場合
には、非経口栄養剤投与用容器１を投与部位よりも高所
に設置しサイホンの原理により、ポンピング操作後重力
落下を利用して投与することが可能である。この時、ク
レンメ等を操作し、チャンバー５内の滴下数から投与速
度を調整する。以下、実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
【００１６】
【実施例】（実施例１）以下の構成を有する図２の模式
図に示した非経口栄養剤投与用容器１および非経口栄養
剤投与セット１０を作製した。 非経口栄養剤投与用容器１：市販１.５リットル容ペ
ットボトル（ポリエチレンテレフタレート） 第一キャップ３：上記ペットボトル用キャップ（ポリ
プロピレン）に中央に径８mmの孔を開けたもの
図に示した非経口栄養剤投与用容器１および非経口栄養
剤投与セット１０を作製した。 非経口栄養剤投与用容器１：市販１.５リットル容ペ
ットボトル（ポリエチレンテレフタレート） 第一キャップ３：上記ペットボトル用キャップ（ポリ
プロピレン）に中央に径８mmの孔を開けたもの
【００１７】チューブ４及びチャンバー５：非経口栄
養剤投与用容器から延びる図２に示すような逆Ｕ字状に
加熱加工した内径５ｍｍ、外径７ｍｍのポリエチレン製
硬質チューブに、チャンバーが付いた軟質チューブ（テ
ルフィードＥＮポンプチューブセット ＦＥ−ＰＡ２２
Ｒ（テルモ(株)）を接続したもの ペリスターポンプ６：ＥＮ用ポンプＦ５０１（テルモ
(株)）
養剤投与用容器から延びる図２に示すような逆Ｕ字状に
加熱加工した内径５ｍｍ、外径７ｍｍのポリエチレン製
硬質チューブに、チャンバーが付いた軟質チューブ（テ
ルフィードＥＮポンプチューブセット ＦＥ−ＰＡ２２
Ｒ（テルモ(株)）を接続したもの ペリスターポンプ６：ＥＮ用ポンプＦ５０１（テルモ
(株)）
【００１８】非経口栄養剤投与用容器１に液状栄養剤テ
ルミール２.０（テルモ(株)）を５００ｍｌ入れ、ペリ
スターポンプ６で１５０ｍｌ／時間で１時間送液した際
の総量を測定した。５回の送液量測定結果は、１４０ｍ
ｌ、１５５ｍｌ、１５０ｍｌ、１４５ｍｌ、１４５ｍｌ
であり、いずれもポンプ精度である±１０％（１３５ｍ
ｌ〜１６５ｍｌ）の範囲内であり、安定して投与できる
ことがわかった。
ルミール２.０（テルモ(株)）を５００ｍｌ入れ、ペリ
スターポンプ６で１５０ｍｌ／時間で１時間送液した際
の総量を測定した。５回の送液量測定結果は、１４０ｍ
ｌ、１５５ｍｌ、１５０ｍｌ、１４５ｍｌ、１４５ｍｌ
であり、いずれもポンプ精度である±１０％（１３５ｍ
ｌ〜１６５ｍｌ）の範囲内であり、安定して投与できる
ことがわかった。
【００１９】（実施例２）ペリスターポンプ６を装着し
ない以外は、実施例１と同様な非経口栄養剤投与用容器
および非経口栄養剤投与セットを作製した。非経口栄養
剤投与用容器に液状栄養剤テルミール２.０（テルモ
(株)）を５００ｍｌ入れ、チューブ４の非経口栄養剤投
与用容器と反対側端部から５０ｃｍ高い位置に据え置い
た。チャンバー５をポンピングした後、クレンメ（図示
しない）操作でチャンバー５内の滴下数を調節し１分間
に１５滴（約１ｍｌ）の速度で１時間送液して総量を測
定した。５回の送液量測定結果は、５５ｍｌ、５８ｍ
ｌ、５０ｍｌ、５３ｍｌ、６０ｍｌと良好な結果であ
り、安定して投与できることがわかった。
ない以外は、実施例１と同様な非経口栄養剤投与用容器
および非経口栄養剤投与セットを作製した。非経口栄養
剤投与用容器に液状栄養剤テルミール２.０（テルモ
(株)）を５００ｍｌ入れ、チューブ４の非経口栄養剤投
与用容器と反対側端部から５０ｃｍ高い位置に据え置い
た。チャンバー５をポンピングした後、クレンメ（図示
しない）操作でチャンバー５内の滴下数を調節し１分間
に１５滴（約１ｍｌ）の速度で１時間送液して総量を測
定した。５回の送液量測定結果は、５５ｍｌ、５８ｍ
ｌ、５０ｍｌ、５３ｍｌ、６０ｍｌと良好な結果であ
り、安定して投与できることがわかった。
【００２０】（実施例３）以下の構成を有する図３の模
式図に示した非経口栄養剤投与用容器１および非経口栄
養剤投与セット１０を作製した。 非経口栄養剤投与用容器１：縦１０cm、横１０cm、高
さ２０cmの容器（厚さ１ｍｍのポリプロピレン） 第一キャップ３：径４０ｍｍのキャップ（ポリエチレ
ン）に中央に径８mmの孔を開けたもの
式図に示した非経口栄養剤投与用容器１および非経口栄
養剤投与セット１０を作製した。 非経口栄養剤投与用容器１：縦１０cm、横１０cm、高
さ２０cmの容器（厚さ１ｍｍのポリプロピレン） 第一キャップ３：径４０ｍｍのキャップ（ポリエチレ
ン）に中央に径８mmの孔を開けたもの
【００２１】チューブ４及びチャンバー５：非経口栄
養剤投与用容器から延びる図２に示すような逆Ｕ字状に
加熱加工した内径５ｍｍ、外径７ｍｍのポリエチレン製
硬質チューブに、チャンバーが付いた軟質チューブ（テ
ルフィードＥＮポンプチューブセット ＦＥ−ＰＡ２２
Ｒ（テルモ(株)）を接続したもの ペリスターポンプ６：ＥＮ用ポンプＦ５０１（テルモ
(株)）
養剤投与用容器から延びる図２に示すような逆Ｕ字状に
加熱加工した内径５ｍｍ、外径７ｍｍのポリエチレン製
硬質チューブに、チャンバーが付いた軟質チューブ（テ
ルフィードＥＮポンプチューブセット ＦＥ−ＰＡ２２
Ｒ（テルモ(株)）を接続したもの ペリスターポンプ６：ＥＮ用ポンプＦ５０１（テルモ
(株)）
【００２２】非経口栄養剤投与用容器１に液状栄養剤テ
ルミール２.０（テルモ(株)）を５００ｍｌ入れ、ペリ
スターポンプ６で１５０ｍｌ／時間で１時間送液した際
の総量を測定した。５回の送液量測定結果は、１３８ｍ
ｌ、１４０ｍｌ、１４５ｍｌ、１４５ｍｌ、１４０ｍｌ
であり、いずれもポンプ精度である±１０％（１３５ｍ
ｌ〜１６５ｍｌ）の範囲内であり、安定して投与できる
ことがわかった。
ルミール２.０（テルモ(株)）を５００ｍｌ入れ、ペリ
スターポンプ６で１５０ｍｌ／時間で１時間送液した際
の総量を測定した。５回の送液量測定結果は、１３８ｍ
ｌ、１４０ｍｌ、１４５ｍｌ、１４５ｍｌ、１４０ｍｌ
であり、いずれもポンプ精度である±１０％（１３５ｍ
ｌ〜１６５ｍｌ）の範囲内であり、安定して投与できる
ことがわかった。
【００２３】（実施例４）ペリスターポンプ６を装着し
ない以外は、実施例３と同様な非経口栄養剤投与用容器
および非経口栄養剤投与セットを作製した。非経口栄養
剤投与用容器に液状栄養剤テルミール２.０（テルモ
(株)）を５００ｍｌ入れ、チューブ４の非経口栄養剤投
与用容器と反対側端部から５０ｃｍ高い位置に据え置い
た。チャンバー５をポンピングした後、クレンメ（図示
しない）操作でチャンバー５内の滴下数を調節し１分間
に１５滴（約１ｍｌ）の速度で１時間送液して総量を測
定した。５回の送液量測定結果は、５６ｍｌ、５２ｍ
ｌ、５０ｍｌ、５３ｍｌ、５８ｍｌと良好な結果であ
り、安定して投与できることがわかった。
ない以外は、実施例３と同様な非経口栄養剤投与用容器
および非経口栄養剤投与セットを作製した。非経口栄養
剤投与用容器に液状栄養剤テルミール２.０（テルモ
(株)）を５００ｍｌ入れ、チューブ４の非経口栄養剤投
与用容器と反対側端部から５０ｃｍ高い位置に据え置い
た。チャンバー５をポンピングした後、クレンメ（図示
しない）操作でチャンバー５内の滴下数を調節し１分間
に１５滴（約１ｍｌ）の速度で１時間送液して総量を測
定した。５回の送液量測定結果は、５６ｍｌ、５２ｍ
ｌ、５０ｍｌ、５３ｍｌ、５８ｍｌと良好な結果であ
り、安定して投与できることがわかった。
【００２４】（実施例５）非経口栄養剤投与用容器１
に、液状栄養剤に代えて粉末栄養剤エンテルード（テル
モ(株)）及び微温湯７００ｍｌを入れ、第二キャップを
して十分にシェイキングして溶解した後、実施例１から
４までと同様な操作を行ったところ、実施例１から４ま
でと同様に安定して投与できることがわかった。溶解液
を３号濾紙で濾過したが、不溶物は確認できなかった。
に、液状栄養剤に代えて粉末栄養剤エンテルード（テル
モ(株)）及び微温湯７００ｍｌを入れ、第二キャップを
して十分にシェイキングして溶解した後、実施例１から
４までと同様な操作を行ったところ、実施例１から４ま
でと同様に安定して投与できることがわかった。溶解液
を３号濾紙で濾過したが、不溶物は確認できなかった。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、非経口栄養剤投与用容器およ
び非経口栄養剤投与セットは、吊り下げ具を使用するこ
となく栄養剤を投与することができ、また栄養剤の調
剤、保管も一つの容器で行うことができる。したがっ
て、従来よりも簡単かつ効率良く栄養剤投与が可能とな
り、被投与者が自ら操作を行う在宅医療の際に効果的に
使用できる。
び非経口栄養剤投与セットは、吊り下げ具を使用するこ
となく栄養剤を投与することができ、また栄養剤の調
剤、保管も一つの容器で行うことができる。したがっ
て、従来よりも簡単かつ効率良く栄養剤投与が可能とな
り、被投与者が自ら操作を行う在宅医療の際に効果的に
使用できる。
【図１】本発明の非経口栄養剤投与用容器１の模式図で
ある。
ある。
【図２】本発明の非経口栄養剤投与セット１０の一実施
形態を示す模式図である。
形態を示す模式図である。
【図３】本発明の非経口栄養剤投与セット１０の一実施
形態を示す模式図である。
形態を示す模式図である。
１ 非経口栄養剤投与用容器 ２ 容器本体 ３ 第一キャップ ４ チューブ ５ チャンバー ６ ペリスターポンプ ７ 栄養剤 １０ 非経口栄養剤投与セット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E084 AA04 AA12 AA22 AA24 AA32 AB05 BA02 CA01 CB02 DA01 DB12 FA09 GA04 GA08 GB04 GB12 KB01 LB02 LB07 LC02 LC06 LD21 4C066 AA05 BB01 CC01 DD15 EE12 FF01 GG03 HH24 JJ10 QQ25 QQ32
Claims (4)
- 【請求項１】上部に開口部を有する据え置き可能な容器
本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封止可
能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容器。 - 【請求項２】上部に開口部を有する据え置き可能な容器
本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封止可
能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容器
と、前記チューブに設けられたチャンバーとからなる非
経口栄養剤投与セット。 - 【請求項３】上部に開口部を有する据え置き可能な容器
本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封止可
能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容器
と、前記チューブに装着されたペリスターポンプとから
なる非経口栄養剤投与セット。 - 【請求項４】上部に開口部を有する据え置き可能な容器
本体と、チューブが差し込まれかつ前記開口部を封止可
能なキャップより構成される非経口栄養剤投与用容器
と、前記チューブに装着されたペリスターポンプおよび
前記チューブに接続されたチャンバーとからなる非経口
栄養剤投与セット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123514A JP2000312722A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 非経口栄養剤投与用容器および非経口栄養剤投与セット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123514A JP2000312722A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 非経口栄養剤投与用容器および非経口栄養剤投与セット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000312722A true JP2000312722A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14862506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11123514A Pending JP2000312722A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 非経口栄養剤投与用容器および非経口栄養剤投与セット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000312722A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011067640A (ja) * | 2010-11-08 | 2011-04-07 | Ajinomoto Co Inc | 容器 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11123514A patent/JP2000312722A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011067640A (ja) * | 2010-11-08 | 2011-04-07 | Ajinomoto Co Inc | 容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060411 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060808 |