JPH0515592A - 流動性栄養物の点滴方法、装置及び用具 - Google Patents

流動性栄養物の点滴方法、装置及び用具

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Publication number
JPH0515592A
JPH0515592A JP3192577A JP19257791A JPH0515592A JP H0515592 A JPH0515592 A JP H0515592A JP 3192577 A JP3192577 A JP 3192577A JP 19257791 A JP19257791 A JP 19257791A JP H0515592 A JPH0515592 A JP H0515592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
siphon
drip
tube
stand
Prior art date
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Pending
Application number
JP3192577A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoko Okahara
直子 岡原
Noboru Okahara
昇 岡原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORISHITA ROUSSEL KK
Morishita Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
MORISHITA ROUSSEL KK
Morishita Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by MORISHITA ROUSSEL KK, Morishita Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical MORISHITA ROUSSEL KK
Priority to JP3192577A priority Critical patent/JPH0515592A/ja
Publication of JPH0515592A publication Critical patent/JPH0515592A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動性栄養物を簡便に点滴する方法、装置及
び用具を提供する。 【構成】 本発明はサイホンを利用した流動性栄養物の
点滴方法、装置及び用具に関し、その装置は、点滴用ス
タンドに取り付けられた容器保持具、これに保持された
流動性栄養物入り容器、この容器にサイホン部が挿入さ
れた点滴チューブから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食物を経口的に摂取す
ることが困難な患者に対し、流動性の栄養物を経腸経管
的に投与する際の点滴方法、装置及び用具に関する。
【0002】
【従来の技術】経腸経管栄養法は、粘性の低い流動性栄
養物を柔軟な細いチューブを介して経鼻胃腸的に、ある
いは胃瘻又は空腸瘻等から投与する栄養補給法であり、
経静脈的に投与する輸液の場合と類似の点滴用器具類及
び装置が用いられている。すなわち、スタンドに吊り下
げられたイリルガートル、シェーキングボトル又は軟質
バッグ、それら容器の底部に設けられた栄養物流出口と
患者に施されたゾンデ又はカテーテル等に接続する点滴
セットが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の点滴方法は、前
記の如く点滴専用の容器が必要である。その専用容器が
イリルガートル又はシェーキングボトルの場合は、使用
後、洗浄し滅菌して乾燥させるなどの手間を要する。ま
た、軟質バッグの場合は使い捨てであり、高価であるの
が難点である。
【0004】本発明の課題は、点滴専用の容器を使用す
ることなく簡便に点滴する方法、装置及び用具を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、近年、紙
製パックの流動性栄養物が種々市販されていることに鑑
み、これをそのまま点滴容器として使用すれば上記課題
を解決できると考えた。そこで紙製パックの底部に点滴
セットを接続する方法について試みたところ、接続部位
での液漏れが問題となり、その防止手段を種々検討する
過程においてサイホンの利用に気付いた。サイホンを利
用すれば、液漏れの問題はなく、紙製のパックのみなら
ず、粉末状栄養物の場合の溶解調製容器等種々の容器が
滴下用容器として利用できる。本発明はこのアイディア
に基づき完成したものである。
【0006】すなわち、本発明の第一は、経腸経管栄養
法における流動性栄養物の点滴方法において、サイホン
を利用することを特徴とする流動性栄養物の点滴方法に
関し、その第二は、点滴用スタンドに取り付けられた容
器保持具に流動性栄養物入り容器が保持され、前記容器
内にサイホンが挿入され、これに連続又は結合して可撓
性チューブが繋がっていることを特徴とする流動性栄養
物の点滴装置に関し、その第三は、点滴用スタンドに取
り付けて用いる容器保持具であって、スタンド取り付け
部と容器保持部とからなり、前記容器保持部が容器挿入
式又は挟持式であることを特徴とする容器保持具に関
し、その第四は、細管の一端から一定の長さをサイホン
部とし、これに連続又は結合して繋がる可撓性チューブ
の中間に、膨らみ部が形成されるか、又は弾性素材から
なる点滴筒が連結されていることを特徴とする点滴チュ
ーブに関する。
【0007】前記流動性栄養物は、細いチューブを通過
できる粘性の流動物であれば特に制限がなく、種々の飲
料、水に溶かすかコロイド溶液にして使用する成分栄養
剤や消化態栄養剤、あるいは裏ごしをして用いるミキサ
ー食等のいずれでもよい。
【0008】前記容器保持具のスタンド取り付け部は、
スタンドの支柱に沿って上下任意に移動させ固定できる
ことが望ましく、容器保持部は、サイホンを容器底部ま
で挿入し栄養物の流出残量を最小にするため、容器を数
度から15度前後傾けた状態で保持することが好まし
い。それらの素材は金属、木材、剛性のプラスチック等
いずれでもよい。また、容器保持部の形状は、上部開放
の底の浅いボックス型、一対の側板が容器の大きさに対
応して左右に伸縮できるブックエンド式である上部開放
ボックス型等、種々の形態が可能である。
【0009】前記点滴チューブは、一般に使用されてい
る点滴セットの一端をサイホンにして代用することも可
能であるが、サイホン部の一端から一定の長さ、例えば
流動性栄養物入り容器が直方体の紙製パックの場合を想
定し、その最長対角線に沿って挿入するに充分な長さを
剛性又は準剛性素材の細管で形成することが望ましい。
サイホン部は必ずしも最初から曲がっている必要はない
が、安定したサイホンを形成するため、サイホンの最高
部位を過ぎ下向きのところまで剛性の細管で形成し、ゴ
ム製又はプラスチック製の可撓性チューブを結合しても
よい。可撓性チューブの中間に設けられた膨らみ部又は
弾性素材からなる点滴筒は、これを圧迫し開放すること
によって行う流動性栄養物の吸い込みに利用できる。さ
らに可撓性チューブの中間に点滴止め具や点滴速度調節
具を取り付けてもよい。
【0010】なお、点滴速度の調節は、容器保持具を上
下させることによっても充分可能であることを実験によ
り確認している。
【0011】
【実施例】本発明の流動性栄養物の点滴方法は、例えば
図1の点滴装置を用いて実施できる。すなわち、点滴チ
ューブ(6)の一端を経鼻胃腸チューブに接続し、ロー
ルクランプ(9)を締めた後、弾力性のあるプラスチッ
ク製点滴筒(8)を指で圧迫したままサイホン部(7)
を流動性栄養物入り容器(5)の底まで挿入し、圧迫を
開放すると流動性栄養物が点滴筒(8)まで吸い込ま
れ、ロールクランプを緩めることによって点滴が開始さ
れる。点滴速度は、ロールクランプにより、あるいは容
器保持具(2)の位置を上下させることによって調節で
きる。
【0012】図2及び図3は、それぞれ一実施例として
の容器保持具(2)及び点滴チューブ(6)を示す斜視
図である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、市販の流動性栄養物収
納パック又は流動性栄養物調製容器を直接点滴に使用で
きることから、 1.点滴後、従来必要だった点滴専用容器の洗浄、滅
菌、乾燥などの手間が省ける。 2.流動性栄養物収納パックの場合、パックの上部に小
さな孔をあけ、サイホンを挿入するだけで点滴できるた
め、汚染の機会が少なく、より衛生的である。 などの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明点滴装置に関する一実施例の斜視図。
【図2】本発明容器保持具に関する一実施例の斜視図。
【図3】本発明点滴チューブに関する一実施例の斜視
図。
【符号の説明】
1 点滴用スタンド 2 容器保持具 3 スタンド取り付け部 4 容器保持部 5 流動性栄養物入り容器 6 点滴チューブ 7 サイホン部 8 点滴筒 9 ロールクランプ 10 経鼻胃腸チューブ接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経腸経管栄養法における流動性栄養物の
    点滴方法において、サイホンを利用することを特徴とす
    る流動性栄養物の点滴方法。
  2. 【請求項2】 点滴用スタンドに取り付けられた容器保
    持具に流動性栄養物入り容器が保持され、前記容器内に
    サイホンが挿入され、これに連続又は結合して可撓性チ
    ューブが繋がっていることを特徴とする流動性栄養物の
    点滴装置。
  3. 【請求項3】 点滴用スタンドに取り付けて用いる容器
    保持具であって、スタンド取り付け部と容器保持部とか
    らなり、前記容器保持部が容器挿入式又は挟持式である
    ことを特徴とする容器保持具。
  4. 【請求項4】 細管の一端から一定の長さをサイホン部
    とし、これに連続又は結合して繋がる可撓性チューブの
    中間に、膨らみ部が形成されるか、又は弾性素材からな
    る点滴筒が連結されていることを特徴とする点滴チュー
    ブ。
JP3192577A 1991-07-05 1991-07-05 流動性栄養物の点滴方法、装置及び用具 Pending JPH0515592A (ja)

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JP3192577A JPH0515592A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 流動性栄養物の点滴方法、装置及び用具

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JPH0515592A true JPH0515592A (ja) 1993-01-26

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ID=16293599

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JP3192577A Pending JPH0515592A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 流動性栄養物の点滴方法、装置及び用具

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JP (1) JPH0515592A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8981065B2 (en) 2004-07-01 2015-03-17 Novo Nordisk A/S—Novo Alle Human anti-KIR antibodies

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US8981065B2 (en) 2004-07-01 2015-03-17 Novo Nordisk A/S—Novo Alle Human anti-KIR antibodies

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