JP2000312676A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2000312676A
JP2000312676A JP2000123275A JP2000123275A JP2000312676A JP 2000312676 A JP2000312676 A JP 2000312676A JP 2000123275 A JP2000123275 A JP 2000123275A JP 2000123275 A JP2000123275 A JP 2000123275A JP 2000312676 A JP2000312676 A JP 2000312676A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2次元アレイ構造の探触子で受信ビームを3次
元方向に集束して高分解能化を図り、回路の大規模化を
抑え、良好なリアルタイム性を保持する。 【構成】方位、レンズ方向に複数個の振動子Pを配列し
た2次元アレイ構造の探触子1を形成する。更に、探触
子1の各振動子を励振するための電気信号を出力し且つ
各振動子が変換した電気信号を入力可能な手段(2〜
4)と、方位方向に直交する複数の面それぞれに沿って
集束するように受信信号群を遅延させて加算する手段
(41a〜41f)と、レンズ方向に直交する面に沿っ
て集束するように1段目の遅延加算信号群を遅延させて
加算する手段(42a〜42f,43,44)と、この
演算信号に基づいて超音波画像を表示する表示手段
(6)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に超音波を
送受信する振動子として、微小な圧電振動子を方位方向
(走査方向)とレンズ方向との2次元状に配列した2次
元アレイ構造の探触子を用いる超音波診断装置に係り、
とくに、回路規模の増大を抑制し且つ超音波ビームの焦
点を空間的に制御可能な超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置の超音波探触子
(以下、単に探触子という)としては、診断目的や走査
性能の面から様々な構成のものが使われている。
【0003】この探触子の一種としては、図19に示し
た構造のものが知られている。この図19に示した探触
子101は、複数の単位振動子a,b,c,…を方位方
向xに配列した1次元アレイ構造を有する。この探触子
101をリニア電子走査で駆動させる場合、探触子10
1中の任意の複数個の振動子を1組として駆動させる。
この駆動に当たっては、例えば、走査方向の中心に位置
する振動子とその横方向の振動子との間で駆動タイミン
グをずらしてやることにより、各振動子の発生音波の位
相差を利用でき、振動子群の中心部に直交する被検体方
向に集束(フォーカス)した超音波ビームが形成され
る。そこで、駆動させる複数の振動子全体を、例えば1
振動子分ずつ方位方向xにずらしながら駆動させること
により、超音波ビームの送波点位置を電子的に方位方向
xに順次ずらすことができ、リニア走査がなされる。受
信に際しても、送信振動子と同一の振動子が超音波エコ
ー信号を受信し、電圧信号に変換する。この変換された
電圧信号は受信回路に送られて超音波画像データに再構
成され、その後、TVモニタなどのディスプレイに表示
される。
【0004】また、セクタ法であれば、駆動する1組の
振動子群に対して、超音波ビームの走査方向が超音波1
パルス毎に順次扇形に変わるように、各振動子の駆動タ
イミングを変化させる。これにより、リニア法と同様の
処理を経て、セクタ方式の超音波画像をディスプレイに
表示させることができる。
【0005】しかし、このような1次元アレイ構造の探
触子を用いた場合、超音波ビームは各振動子の配列方向
である方位方向x、即ち1次元の方向にしか走査できな
いという不便さがある。
【0006】そこで、走査方向を1次元に限定されず、
方位方向xに直交するレンズ方向yを加えた2次元方向
に走査できる2次元アレイ構造の探触子が開発された。
この2次元アレイ構造の探触子の例を図20に示す。こ
の図20に示した探触子102は、方位方向xのみなら
ずレンズ方向yにも複数の単位振動子1a,1b,1
c,…,2a,2b,2c,…,5d,5e,5fを配
列したものである。
【0007】この2次元アレイの探触子102を駆動さ
せ、方位方向及びレンズ方向に受信超音波ビームを偏向
させるには、全振動子と送受信部との間に個別にスイッ
チを設け、それらのスイッチを順番に切り換えてデータ
を得る構成が考えられる。
【0008】一方、レンズ方向の偏向には、従来周知で
ある、音響レンズを用いることもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2次元
アレイ構造の探触子を用いる場合、その2次元アレイを
形成している複数の振動子夫々について、送受信回路を
個別に用意しなければならないので、必然的に送受信の
回路規模が増大し、装置が大形化するととともに、演算
処理も増えて、リアルタイム性が低下する。また、音響
レンズを用いる構成では、レンズ方向の指向性が予め決
められてしまい、それ以上、焦点を任意に変更できない
し、送受波面の開口面積を調整して、ビームの広がりを
変更できない。
【0010】本発明は、このような従来技術の様々の問
題に鑑みてなされたもので、2次元アレイの探触子を用
いて3次元の受信ビームを形成して方位方向、レンズ方
向に高い分解能を得ることができ、超音波送受信の回路
規模や受信信号を整相加算処理するときのトータルのメ
モリ容量の増大を抑制でき、超音波の送信回数を減らす
ことができ、且つ演算負荷も低減させることができる超
音波診断装置を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明によれば、 被検体に対して超
音波を送波し、受信された超音波エコー信号に基いて超
音波画像を再構成する超音波診断装置において、電気信
号と超音波信号とを双方向に変換可能な複数の振動子を
第1の方向及び第2の方向の2次元状に配列した探触子
と、この探触子の各振動子を励振するための電気信号を
出力し且つ各振動子が変換した電気信号を入力可能な送
受信手段と、前記第1の方向に直交する複数の面それぞ
れに沿って前記超音波エコー信号が集束するように前記
送受信手段が同時に得た電気信号群を遅延させて加算す
る第1の演算手段と、前記第2の方向に直交する面に沿
って前記超音波エコー信号が集束するように前記第1の
演算手段から出力される信号群を遅延させて加算する第
2の演算手段と、この第2の演算手段の演算信号に基づ
いて前記超音波画像を表示する表示手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】好適な一例として、前記第2の演算手段
は、前記第2の方向に直交する複数の面それぞれに沿っ
て前記超音波エコー信号が集束するように前記前記第1
の演算手段から出力される信号群を遅延させて加算する
手段として構成される。
【0013】また、別の好適な一例によれば、前記第1
の演算手段は、前記送受信手段が同時に得た前記電気信
号群を記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段
から出力される信号を加算する第1の加算手段とを備
え、前記第2の演算手段は、前記第1の演算手段が出力
する信号群を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記
憶手段から出力される信号を加算する第2の加算手段と
を備えるように構成してもよい。
【0014】
【作用】請求項1〜3記載の超音波診断装置によれば、
第1の演算手段によって、送受信手段が同時に得た電気
信号群が遅延されて加算されるので、第1の方向に直交
する複数の面それぞれに沿って超音波エコー信号が集束
する。この第1の演算手段から出力された信号群は次い
で第2の演算手段に送られ、同様に、第2の方向に直交
する面に関して遅延加算処理が実行される。これによ
り、その第2の方向に直交する面に沿って超音波エコー
信号が集束する。
【0015】このように第1の方向に直交する面に沿っ
て超音波エコー信号が集束され、次いで第2の方向に直
交する面に沿ってその超音波エコー信号が集束され、こ
れによって3次元的に、すなわち空間的にビーム焦点位
置を制御できる。
【0016】また、第1の方向に直交する面、次いで第
2の方向に直交する面と順次、2段階にわたって集束さ
せていくことから、受信処理回路は振動子全てに設ける
必要が無く、回路規模が抑制される。さらに、集束制御
のためのメモリ規模も、かかる2段階の集束によって抑
制される。
【0017】さらに、送受信手段により、遅延を掛けな
いで超音波を送信することで、複数の診断位置(ビーム
焦点)に対して1度の送信で済む。
【0018】さらにまた、ビーム焦点を生成する整相加
算に要する演算回数も、かかる2段階の集束処理によっ
て、全てのビーム焦点に対する集束処理を一括して行な
う場合に比べて、大幅に減らすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0020】(第1実施例)第1実施例を図1〜図4を
参照して説明する。この実施例は単一の診断位置αを焦
点にして超音波受信ビームを形成するものである。
【0021】図1に示す超音波診断装置は、2次元アレ
イ構造の探触子1と、この探触子1を介して超音波信号
の送受を行わせる、送受信手段としての送受信部2と、
この送受信部2と探触子1との接続状態を切り換え可能
な、切換手段としてのスイッチ回路群3と、このスイッ
チ回路群3の切換を指令する、切換指令手段としてのス
イッチング・コントローラ4と、送受信部2の受信信号
からエコーデータを形成する信号処理部5と、この信号
処理部5の処理データを表示する表示部6とを備えてい
る。なお、図中、符号7はシステム全体の動作タイミン
グを制御するタイミング・コントローラであり、符号8
は被検体である。また、被検体8の深さ方向をzで表
す。
【0022】探触子1は、電圧信号と超音波信号とを双
方向に変換可能な複数個の圧電素子を振動子としてお
り、方位方向(即ち走査方向;本発明の第1の方向に相
当する)xの各並びに複数個の同一特性の振動子
1y,P2y,P3y,P4y,P 5y,P6y(y
=1〜5)を配列し、方位方向xに直交するレンズ方向
y(本発明の第2の方向に相当する)の各並びに複数個
の同一特性の振動子Px1,P x2,Px3,Px4
x5(x=1〜6)を配列し、2次元アレイを構成し
ている。
【0023】送受信部2は、基準信号発生源11、パル
サ群12、及びプリアンプ群13を備えている。基準信
号発生源11は、nチャンネル(ここでは6チャンネ
ル)の出力回路を有し、その各出力端がパルサ群12の
各パルサ12a,…,12fに接続されている。パルサ
12a,…,12fは、夫々、基準信号発生源11から
の基準パルス信号を増幅する。パルサ12a,…,12
fの出力端は、スイッチ回路群3の各スイッチ回路3
a,…,3fの一方の1個の入出力端に夫々接続され、
その入出力端はプリアンプ群13の各プリアンプ13
a,…,13fにも接続されている。
【0024】スイッチ回路3a,…,3fは、夫々、探
触子1のy方向の振動子数と同じm個(ここでは5個)
のスイッチング素子a,…,eを、図2に示すように内
臓している。これらのスイッチング素子a,…,eは例
えばMOS型FETで成る。それらのスイッチング素子
a,…,eの一方の端子は並列接続されて前記パルサ1
2a(…,12f)の出力端に各々接続され、他方の端
子は、対応するレンズ方向yの振動子Px1,…,P
x5に個別に接続されている。スイッチ回路3a,…,
3fの各々には、予め設定したタイミングでスイッチン
グ・コントローラ4からの切換信号が供給される。これ
により、スイッチング素子a,…,eは切換信号に応じ
て選択的に導通状態(オン)に設定される。スイッチン
グ・コントローラ4は例えばコンピュータで構成され、
予め設定したタイミングでスイッチ回路3a,…,3f
の切換を制御する。
【0025】信号処理部5は図示のように、A/D変換
器群15、メモリ16、及び整相加算器17を備えてい
る。この内、A/D変換器群15及びメモリ16が発明
の記憶手段を構成し、整相加算器17が演算手段を構成
している。A/D変換器群15は、プリアンプ13a,
…,13fの各アナログ出力信号をデジタル信号に変換
してメモリ16に出力する。メモリ16は、A/D変換
器群15からのデジタル受信信号を全振動子の所定時間
分、一時的に記憶する。整相加算器17は例えばデジタ
ル処理回路で構成され、メモリ16の記憶データを所定
タイミングで読み出し、被検体8内の診断位置αを焦点
として、この焦点から全振動子P11,P21,…,P
55,P65までの伝搬時間に相当した遅延を掛けた整
相加算を行う。この整相加算は遅延と加算によってなさ
れる。
【0026】表示部6は発明の表示手段を成すもので、
検波回路21、フレームメモリ22、D/A変換器2
3、及びTVモニタ24を備える。検波回路21はデジ
タル信号のまま高周波信号を検波し、検波した信号をフ
レームメモリ22に記憶させる。このフレームメモリ2
2の記憶データはTVモニタ24の表示タイミングで読
み出され、D/A変換器23によりアナログ信号に変換
される。この変換信号はTVモニタ24に供給され、表
示される。
【0027】次に、本第1実施例の動作を図3を用いて
説明する。
【0028】基準信号発生源11から出力された基準パ
ルス信号は、パルサ12a,…、12fで夫々増幅され
た後、スイッチ回路3a,…,3fを介して探触子1に
送られる。このとき、例えば、スイッチング・コントロ
ーラ4によって各スイッチ回路3a,…,3fのスイッ
チング素子aが一定時間T(図3中の(a1)参照)だ
け共にオン状態に設定されたとする。これにより、パル
サ12a,…,12fの出力信号は各スイッチ回路3
a,…,3fの各スイッチング素子aを通って探触子1
の内、方位方向xに沿った1番目の並びの振動子
11,P21,P31,P41,P51,P61を一
度に励振する(図3中の(a2)参照)。これにより、
各振動子P11,…,P61から超音波信号が被検体8
に向けて送信される。この送信ビームは診断位置αを含
み、しかもある広がりを有する。
【0029】一方、被検体内で反射された超音波信号は
探触子1に戻り、各振動子P11,…,P61にて超音
波エコー信号が電圧信号に変換される(図3中の(a
3)参照)。しかし、いま各スイッチ回路3a,…,3
fの各スイッチング素子aのみがオン状態になっている
から、方位方向xに沿った1番目の並びの振動子
11,…,P61の電圧信号のみが送受信部2に取り
出され、プリアンプ13a,…,13fで個別に増幅さ
れる。この増幅されたエコー信号は、信号処理部5にて
A/D変換器群15にて個別にデジタル信号に変換され
た後、メモリ16の所定領域に記憶される。
【0030】このようにして、1番目の並びの振動子群
に対する導通時間Tが経過すると、スイッチング・コン
トローラ4は今度は、各スイッチ回路3a,…,3fの
各スイッチング素子bのみを所定時間Tだけ同時にオン
にする(図3中の(b1)参照)。このため、今度は方
位方向xに沿った2番目の並びの振動子P12,…,P
62が一度に励振され(図3中の(b2)参照)、これ
らの振動子P12,…,P62を通してエコー信号が受
信される(図3中の(b3)参照)。
【0031】以下、同様にして方位方向xに沿った5番
目の並びの振動子P15,…,P まで繰り返される
と、信号処理部5内の整相加算器17は、メモリ16内
の記憶データを読み出して、単独の診断位置αを焦点と
する整相加算を行う。つまり、受信後の演算によって、
図4に示すように焦点αに受信ビームを収束させるよう
各データに遅延を掛け、加算する。このようにして得ら
れた加算値は、診断位置αのある時間における画像デー
タであり、この画像データが表示部6の検波器21を介
してフレームメモリ22に記憶された後、所定タイミン
グで読み出されてTVモニタ24に表示される。
【0032】上述のように探触子1の全振動子P11
…,P65の駆動が終わると、スイッチング・コントロ
ーラ4は再び方位方向xの1番目の並びの振動子
11,…,P61を駆動させるべく、次の駆動サイク
ルに移行する。これにより、上述した動作が繰り返され
る。
【0033】このように探触子1の全振動子P11
…,P65を、方位方向xの並びを一つの群として分割
し、その群毎に駆動させることにより、送受信部2の送
受信チャンネル数が方位方向xの振動子数分だけあれば
よい。このため、2次元アレイ構造の探触子2を駆動さ
せる場合でも、全振動子分の送受信チャンネル数だけ持
たせる場合に比べて全体の回路規模が著しく小さくな
る。
【0034】なお、上記実施例の構成をドプラ断層を含
むドプラ計測に適用する場合、計測位置は固定点となる
ため、又は、スライス厚を薄くする必要はないため、探
触子1の被検体8側にレンズ方向の集束を行う音響レン
ズを設置し、整相加算器17は方位方向のみの集束を行
うように設定し、スイッチング・コントローラ4はスイ
ッチ回路3a,…,3fの各スイッチング素子a,…,
eを同時に導通させ、全振動子P11,…,P65を作
動させる。これにより、全振動子P11,…,P65
らの音響エネルギーが計測位置に集中し、エコー信号の
エネルギーも大きくなって、良好なS/N比で計測でき
る。
【0035】また、上記実施例において、送信時に遅延
を掛けていないが、基準信号発生源11とパルサ12
a,…,12eの間に遅延回路を個別に挿入し、それら
の回路の遅延時間を送信超音波信号が診断位置αを含み
且つ方位方向xに垂直な面に沿って集束するように設定
してもよい。これにより、診断位置αから反射する超音
波のエネルギーが上がり、サイドローブが減少して、S
/N比が良くなる。
【0036】(第2実施例)続いて、図5〜図9に基づ
き第2実施例を説明する。この第2実施例は、単独の診
断位置αに対する整相加算の信号処理を方位方向xとレ
ンズ方向yに分けて行うものである。ここで、前述した
第1実施例と同一の構成要素には同一符号を付して、そ
の説明を簡略化又は省略する。
【0037】図5に示す超音波診断装置の信号処理部3
0は、その入力側に第1の演算手段としての方位方向整
相加算器31が設けられ、この整相加算器31の出力側
にA/D変換器32、メモリ33、及び第2の演算手段
としてのレンズ方向整相加算器34を備えている。つま
り、第1実施例で示した整相加算器を方位方向及びレン
ズ方向の2段に分けた構成となっている。A/D変換器
32及びメモリ33が記憶手段を成す。
【0038】方位方向整相加算器31は、図6に示すよ
うに、送受信部2のプリアンプ13a,…,13fの出
力信号を個別に入力する一組(6個)の遅延回路36
a,…,36fと、この遅延回路36a,…,36fの
各出力信号を加算し、A/D変換器32に供給する加算
器37とを備えている。遅延回路36a,…,36fの
各遅延時間は図7(A)の曲線上の所定点の値に設定さ
れており、これにより、方位方向xの振動子P1y,P
2y,P3y,P4y,P5y,P6y(y=1〜5)
の受信超音波ビームは図8(A)のように、演算上、方
位方向xに垂直な面であって診断位置αを含む面に沿っ
た指向性を有する。
【0039】また、メモリ33は、図9に示すように、
単一の診断位置αに対して方位方向xに1列、レンズ方
向yに5行、及び走査時間tの3次元のマトリクスを有
し、各方向のデータ記憶できる。
【0040】レンズ方向整相加算器34は、図6と同等
の回路構成をデジタル処理によって行うものである。つ
まり、デジタル処理に係る遅延回路の各遅延時間は図7
(B)の曲線上の所定点の値に設定され、その指向性は
図8(B)のように、演算上、レンズ方向yに垂直な面
であって診断位置αを含む面に沿った指向性を有する。
【0041】その他の構成及びその動作は第1実施例と
同一である。
【0042】この超音波診断装置において、探触子1の
方位方向xの振動子P1y,…,P 6y(y=1〜5)
毎の受信信号が送受信部2から各々出力されると、それ
らの受信信号は最初に方位方向整相加算器31で異なる
遅延時間の遅延が掛けられ、加算される。これにより、
振動子P1y,…,P6yの並び毎に診断位置αを焦点
として演算上、超音波受信ビームが方位方向xで絞ら
れ、診断位置αの画像データが演算される。この画像デ
ータはA/D変換器32でアナログ信号からデジタル信
号に変換され、メモリ33の1番目の位置に格納され
る。以下、これを振動子P1y,…,P6yの並び毎に
繰り返し、1巡目の走査が終わると、メモリ33の1列
のデータが埋まる。これらの1列の記憶データは今度は
レンズ方向整相加算器34によって一度に読み出され、
デジタル的に遅延及び加算される。つまり、一度、方位
方向整相加算器31により診断位置αを焦点として方位
方向xで絞られた超音波の各ビームは、今度は、演算
上、合算されてレンズ方向yで絞られる。このため、レ
ンズ方向整相加算器34の演算値に相当するビームは、
図4と同様に診断位置αを焦点とした3次元の形状を成
し、その診断位置αのエコーデータが高いS/N比で得
られ、このエコーデータが表示部に送られる。
【0043】このように、方位方向xには振動子の並び
毎の走査を行い、レンズ方向yには開口合成を行うこと
により、メモリ33の容量が少なくて済む。
【0044】なお、各整相加算器31、34の遅延時間
パターンを変更することにより、診断位置、即ち受信超
音波ビームの焦点位置を、被検体8の表面から任意の深
さ及び角度の位置に設定できる。
【0045】(第3実施例)第3実施例を図10に基づ
き説明する。この第3実施例は、診断位置のレンズ方向
yの位置は常に中心位置とする、即ちレンズ方向yには
偏向をかけない場合の例である。ここで、前述した第2
実施例と同一の構成要素には同一符号を付して、その説
明を簡略化又は省略する。
【0046】このために、切換手段としてのスイッチ群
38の各スイッチ回路38a,…,38fの夫々は、図
10のように接続している。即ち、各スイッチ回路38
a(…,38f)の探触子1側の端子数は3つとし、送
受信部2側の共通端子との間で任意に選択切換できるよ
うになっている。そして、レンズ方向yの並びの複数且
つ奇数個の振動子Px1,Px2,Px3,Px4,P
x5(x=1〜6)の内、中心位置の振動子Px3を単
独に引き出し、その両側の振動子Px2,P を並列
に接続し、さらに、その両側の振動子Px1,Px5
並列に接続し、それらの3つの引き出し端子をスイッチ
回路の3つの入出力端に接続したものである。なお、本
第3実施例における信号処理部30のレンズ方向整相加
算器34は、y方向の中心位置にビームが集束する遅延
時間パターンとしている。その他は第2実施例と同一の
構成である。
【0047】このように構成して、前述した各実施例と
同様に方位方向xの振動子毎に走査させる。これによ
り、1番目(y=1)の並びの振動子P1y,…,P
6yを駆動させるときは、5番目(y=5)の並びの振
動子P1y,…,P6yも同時に駆動し、2番目(y=
2)の並びの振動子P1y,…,P6yを駆動させると
きは、4番目(y=4)の並びの振動子P1y,…,P
6yも同時に駆動する。このため、方位方向xに対して
は任意に偏向し、レンズ方向yに対しては常に中心位置
に集束させた、3次元の受信ビームを得ることができ
る。この場合には、超音波の送受信回数を前記各実施例
の場合に比べて全体で3/5に減るから、リアルタイム
性が向上する。
【0048】(第4実施例)第4実施例を図11〜図1
4に基づき説明する。この第4実施例は、被検体内の任
意のスライス面、即ち2次元配置の診断位置αxy(こ
こでは、x=3,y=2とする)に対する整相加算の信
号処理を方位方向xとレンズ方向yに分けて行うもので
ある。ここで、前述した第1実施例と同一の構成要素に
は同一符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
【0049】図11に示す超音波診断装置の信号処理部
40は、その入力側に第1の演算手段としての6個の方
位方向整相加算器41a,…,41fを備え、その出力
側に、第2の演算手段としてのA/D変換器42a,
…,42f、メモリ43、及びレンズ方向整相加算器4
4を備えている。
【0050】方位方向整相加算器41a,…,41fの
夫々は、図12に示すように、プリアンプ13a,…,
13fの出力信号を個別に入力する遅延回路46a,
…,46fと、この遅延回路46a,…,46fの出力
信号を加算する加算器47とを備えている。この内、遅
延回路46a,…,46fの遅延時間は、受け持ちの診
断位置αxyを含み且つに方位方向xに垂直な面に沿っ
て受信ビームを集束させるように設定されている。この
遅延時間のパターンとしては、例えば図13(A)のよ
うである。
【0051】この方位方向整相加算器41a,…,41
fの各出力信号は、対応するA/D変換器42a(…,
42f)によりデジタル信号に変換され、メモリ43に
記憶される。メモリ43は、診断位置αxyの数、レン
ズ方向の振動子数、及び時間軸の3次元のエコーデータ
を格納できる。
【0052】さらに、レンズ方向整相加算器44は、図
12と同等の遅延、加算の回路構成をデジタル処理によ
って行うものである。つまり、このデジタル処理に係る
遅延回路の遅延時間も設定され、診断位置αxyを含み
且つにレンズ方向yに垂直な面に沿って受信ビームを集
束させるように設定されている。図13(B)に遅延時
間パターンの例を示す。
【0053】その他の構成は、第1実施例と同一であ
る。
【0054】このため、送受信部2を駆動して得られる
受信信号は、まず、方位方向整相加算器41a,…,4
1fにて個別に整相加算され、図14(A)に示すよう
な受信ビームが演算上、形成される。このビーム形成に
伴うエコーデータはデジタル信号に変換されてメモリ4
3の所定位置に各々格納される。探触子1を所定時間駆
動し、メモリ43の全領域が埋まると、それらの格納デ
ータはレンズ方向整相加算器44から読み出され、診断
位置αxyに個別に対応して整相加算が実施される。こ
れにより、既に方位方向xに垂直な面に沿って絞られた
受信ビームは、図14(B)に示す如くレンズ方向yに
垂直な面に沿って受信ビームが絞られるから、各診断位
置αxyに対する受信ビームは3次元に絞られる。これ
により、被検体内の2次元スライス面を高いリアルタイ
ム性を保持した状態で走査できる。
【0055】また、この実施例では送信時に遅延を掛け
ていないから、送信超音波信号は探触子1の方位方向x
に広がったビームとなり、一回の送信で複数の診断位置
α 全部に超音波が到達する。このため、送信に要す
る時間を節約でき、リアルタイム性を向上させる。
【0056】なお、上述した第4実施例では、整相加算
器の数を変えることにより、スライス面内の診断位置α
xyの数を容易に変えることができる。また、同一の整
相加算器を用いた場合でも、遅延時間パターンを変える
ことにより、診断したい位置を容易に変更できる。さら
に、方位方向x又はレンズ方向yに複数個の診断位置が
並んだ場合にも整相加算器の数を変更するのみで容易に
対処できる。
【0057】一方、上述した第4実施例の信号処理部4
0を全てデジタル化すると、図15のようになる。つま
り、このデジタル化に係る信号処理部50は、送受信部
2のプリアンプ13a,…,13fの出力信号を個別に
デジタル信号に変換するA/D変換器51a,…,51
fと、このA/D変換器51a,…,51fの変換信号
を格納する第1のメモリ52と、このメモリ52の格納
データを読み出して方位方向の整相加算を行う方位方向
整相加算器53と、この加算器53の加算データを記憶
する第2のメモリ54と、このメモリ54の格納データ
を読みだしてレンズ方向の整相加算を行うレンズ方向整
相加算器55とを備えている。両方の整相加算器53、
55は、複数の診断位置に応じて整相加算を時分割によ
り行うことにより、第4実施例と同等の作用を得る。こ
こで、A/D変換器51a,…,51f、第1のメモリ
52、及び方位方向整相加算器53が第1の演算手段を
成し、第2のメモリ54が記憶手段を形成し、さらにレ
ンズ方向整相加算器55が第2の演算手段を形成する。
【0058】なお、前記各実施例における方位方向及び
レンズ方向の整相加算器は、遅延回路と加算器のみで構
成する場合を示したが、この構成に被検体内の診断深さ
に応じて開口面積を経時的に変える構成を付加してもよ
い。つまり、図16に示すように、整相加算器60は受
信エコー信号を入力する複数の遅延回路61a,…,6
1fと、この遅延回路61a,…,61fの出力側に個
別に設けられた重み付け回路62a,…,62fと、こ
の重み付け回路62a,…,62fの出力信号を加算す
る加算器63とを備えている。遅延回路61a,…,6
1fは、深さ設定回路65から出力される制御信号DR
に応じて遅延時間を変更できる。また、重み付け回路6
2a,…,62fは、制御信号DRに応じて重み係数を
変更でき、それらの重み係数は方位方向x又はレンズ方
向yの各振動子位置に対応している。深さ設定回路65
は深さ情報発生手段を成すもので、基準信号発生器66
が出力する基準パルス信号を利用して制御信号を形成
し、その制御信号DRを出力すると共に、送受信部に励
振用のパルス信号を送る。そこで、診断深さが深い場合
には、重み付け回路62a,…,62fの重み係数を例
えば図17中の曲線CAのように設定することにより開
口面積を広く設定できる。また、診断深さが浅い場合に
は、それらの重み係数を例えば図17中の曲線CBのよ
うに設定することにより開口面積を狭くできる。これに
より、受信ビームの焦点位置に応じて開口面積を制御
し、受信ビームのサイドローブを抑圧できると共に、診
断時には、診断したい深さが異なっても常に良好な指向
性をもった受信領域を設定できる。
【0059】なおまた、前記実施例において整相加算の
処理を行う場合、最初に方位方向xについて実施し、そ
の後、レンズ方向yについて実施する構成としたが、反
対の順序で実施するようにしてもよい。
【0060】(第5実施例)さらに、図18に基づき第
5実施例を説明する。図18は本発明に係る超音波診断
装置の第5実施例を示す構成図である。図中、振動子7
0はレンズ方向yに配列された複数の単位振動子ya,
yb,yc…及び方位方向xに配列された複数の単位振
動子xa,xb,xc…から成る2次元アレイから構成
されている。各振動子にはスイッチSW,SW,S
…が接続され、各スイッチは共通の1つのラインに
接続されている。これら各スイッチはコントローラ71
の制御の基に常にいずれか1つのみが選択的にオンする
ように制御される。
【0061】図中、符号72は基準信号発生源、符号7
3は基準信号を増幅してスイッチを介して1つの振動子
を選択的に駆動するパルサである。符号74は駆動され
た振動子から被検体に対して超音波が送波され、同一振
動子で受波されたエコー信号を増幅するプリアンプ、符
号75はエコー信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器、符号76は受信エコー信号に対応したデジタルの
エコーデータを順次記憶するメモリである。符号77は
全ての振動子による送受波が行われた後、各々得られた
エコーデータに遅延を掛けて整相加算を行って画像を再
構成する画像再構成回路、符号78は画像再構成回路7
7から出力されるRF信号を検波する画像検波回路、符
号79は再構成画像を表示するディスプレイである。
【0062】次に本実施例の作用を説明する。
【0063】予めコントローラ71の制御に基いて各ス
イッチが選択的にオンされることにより、2次元アレイ
を構成しているx列及びy列の各振動子は順次パルサ7
3によって駆動され、被検体に対して超音波の送受波が
行われる。順次受波されたエコー信号はデジタル信号に
変換された後、メモリ76にエコーデータとして記憶さ
れる。このようにして記憶されたエコーデータは画像再
構成回路77によって取り出され、整相加算により画像
再構成が行われる。再構成画像は画像検波回路78によ
って検波された後、ディスプレイ79に表示される。
【0064】この実施例によれば、各振動子に駆動電圧
を印加し且つ受信されたエコー信号を処理する送受信回
路を1系統設けるだけで画像再構成を行うことができ
る。このため、回路規模を増大させることなく画像再構
成の高分解能化を図ることができる。
【0065】また本実施例では、振動子によって得られ
る画像の全てを得るのに要する超音波の送受信回数は振
動子の数だけ行えばよい。一般に画像の滑らかさを確保
することから、画像の走査線は振動子数よりも多いた
め、これによってリアルタイム性を向上させることがで
きる。特に、本実施例は体表付近の部位の診断に適用し
て効果的である。
【0066】なお、上記各実施例はリニア走査法、セク
タ走査法、コンベックス走査法のいずれにも適用でき
る。
【0067】
【発明の効果】請求項記載の発明に係る超音波診断装置
によれば、第1の方向に直交する面に沿って超音波エコ
ー信号が集束され、次いで第2の方向に直交する面に沿
ってその超音波エコー信号が集束される2段階の集束制
御であることから、3次元的に、すなわち空間的にビー
ム焦点位置を制御することができ、より細いビームに拠
る良好な指向性を得て、第1の方向(例えば方位方向)
及び第2の方向(例えばレンズ方向)の分解能を向上さ
せることができる。
【0068】また、この2段階の集束制御によって受信
処理回路の回路規模を抑制でき、2次元アレイ構造の探
触子を用いた場合でも、装置の小形化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る超音波診断装置のブ
ロック図。
【図2】スイッチ回路の構成を示す機能回路図。
【図3】方位方向の振動子群毎の送受信タイミングを示
すタイミングチャート。
【図4】3次元の方向に集束した受信ビームの形状を示
す説明図。
【図5】本発明の第2実施例に係る超音波診断装置のブ
ロック図。
【図6】整相加算器の構成を示すブロック図。
【図7】(A),(B)は夫々、単一診断位置に対する
方位方向、レンズ方向の遅延時間パターンを示すパター
ン図。
【図8】(A),(B)は夫々、単一診断位置に対する
方位方向、レンズ方向の受信ビームの形状を示す形状
図。
【図9】メモリの構成例を示す概念図。
【図10】本発明の第3実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図11】本発明の第4実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図12】整相加算器の構成を示すブロック図。
【図13】(A),(B)は夫々、複数診断位置に対す
る方位方向、レンズ方向の遅延時間パターンを示すパタ
ーン図。
【図14】(A),(B)は夫々、複数診断位置に対す
る方位方向、レンズ方向の受信ビームの形状を示す形状
図。
【図15】第4実施例の変形例に係る超音波診断装置の
信号処理部のブロック図。
【図16】本発明の応用実施例に係る整相加算器のブロ
ック図。
【図17】診断深さの大小に対応した重み係数の違いを
説明する説明図。
【図18】本発明の第5実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図19】1次元アレイ構造の従来の探触子の概略を示
す斜視図。
【図20】2次元アレイ構造の従来の探触子の概略を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 探触子 Pxy 振動子 2 送受信部 3 スイッチ回路群 3a,…,3f スイッチ回路 4 スイッチング・コントローラ 5 信号処理部 6 表示部 15 A/D変換器群 16 メモリ 17 整相加算器 30 信号処理部 31 方位方向整相加算器 32 A/D変換器 33 メモリ 34 レンズ方向整相加算器 36a,…,36f 遅延回路 37 加算器 38 スイッチ回路群 38a,…,38f スイッチ回路 40 信号処理部 41a,…,41f 方位方向整相加算器 42a,…,42f A/D変換器 43 メモリ 44 レンズ方向整相加算器 46a,…,46f 遅延回路 47 加算器 50 信号処理部 51a,…,51f A/D変換器 52 第1のメモリ 53 方位方向整相加算器 54 第2のメモリ 55 レンズ方向整相加算器 60 信号処理部 61a,…,61f 遅延回路 62a,…,62f 重み付け回路 63 加算器 65 深さ設定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対して超音波を送波し、受信さ
    れた超音波エコー信号に基いて超音波画像を再構成する
    超音波診断装置において、 電気信号と超音波信号とを双方向に変換可能な複数の振
    動子を第1の方向及び第2の方向の2次元状に配列した
    探触子と、 この探触子の各振動子を励振するための電気信号を出力
    し且つ各振動子が変換した電気信号を入力可能な送受信
    手段と、 前記第1の方向に直交する複数の面それぞれに沿って前
    記超音波エコー信号が集束するように前記送受信手段が
    同時に得た電気信号群を遅延させて加算する第1の演算
    手段と、 前記第2の方向に直交する面に沿って前記超音波エコー
    信号が集束するように前記第1の演算手段から出力され
    る信号群を遅延させて加算する第2の演算手段と、 この第2の演算手段の演算信号に基づいて前記超音波画
    像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする超音
    波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の演算手段は、前記第2の方向
    に直交する複数の面それぞれに沿って前記超音波エコー
    信号が集束するように前記前記第1の演算手段から出力
    される信号群を遅延させて加算する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の演算手段は、前記送受信手段
    が同時に得た前記電気信号群を記憶する第1の記憶手段
    と、この第1の記憶手段から出力される信号を加算する
    第1の加算手段とを備え、 前記第2の演算手段は、前記第1の演算手段が出力する
    信号群を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手
    段から出力される信号を加算する第2の加算手段とを備
    えることを特徴とする請求項2記載の超音波診断装置。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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