JP2000311212A - 医用診断支援システム - Google Patents

医用診断支援システム

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JP2000311212A JP2000098022A JP2000098022A JP2000311212A JP 2000311212 A JP2000311212 A JP 2000311212A JP 2000098022 A JP2000098022 A JP 2000098022A JP 2000098022 A JP2000098022 A JP 2000098022A JP 2000311212 A JP2000311212 A JP 2000311212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、読影中に診断支援を要求したとき
に、精度の高い診断支援情報を使用者の労力が少なく、
かつ短時間で必要な情報のみを出力する医用診断支援シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】医用診断支援システムは、医用画像を入力
するモダリティ10と、医用画像の属性情報を入力する
検査オーダーシステム32と、複数の診断支援アルゴリ
ズムを記憶し、記憶しているアルゴリズムの中から医用
画像に最適なアルゴリズムを属性情報に基づいて選択
し、選択したアルゴリズムにより医用画像を診断支援
し、診断支援結果を表示するワークステーション14
と、これらを接続するネットワーク16からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いて医用画像に対する診断支援情報(以下、CADデー
タと称する)を出力する医用診断支援システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、医用画像データの特徴を定量化
し、医師の診断を支援するためのCADデータを得るコ
ンピュータを使用した医用診断支援システム(以下、C
ADシステムと称する)が開発されている。しかし、医
師にとって、医療の現場でコンピュータを操作して診断
支援情報を得る操作は煩雑であり、読影に対して時問
的、労力的に悪影響を与えていた。また、従来の診断支
援システムはそれ自体医療現場で使用するときには、期
待される診断能が得られないという欠点があった。
【0003】従来開発されているCADシステムが特開
平1−125675号公報、特開平2−185240号
公報に記載されている。これらは医用画像を入力する手
段と、医用画像を所定の診断支援アルゴリズムを用いて
解析する手段と、解析手段から出力された解析結果を表
示する手段とを具備する。
【0004】医師は医用画像を読影する際に、画像の異
常陰影の見落としを減らすために、CADシステムの出
力する結果を参照する。上記2公報の場合、CADシス
テムは胸部単純X線フィルム上のある1種類の異常陰影
(問質性肺疾患の異常陰影)の位置等を検出し、その結
果を出力する。
【0005】このような従来のCADシステムの技術は
以下の6つから構成される。
【0006】(1)フィルム(医用画像)をディジタイ
ズする。
【0007】(2)医用画像の中で肋骨を認識する。
【0008】(3)システムが解析の対象とする関心領
域(以下、ROIと称する)を決定する。
【0009】(4)ROIのデータに対して周波数領域
での解析を行ない、特徴量を抽出する。(5)特徴量を
用いて、ROIの陰影を分類する。
【0010】(6)表示装置にはディジタイズした医用
画像を表示する。表示装置の画像表示の上に、陰影のタ
イプ、程度、位置等を重ねて表示する。
【0011】医師の読影は、フィルム(画像)を見て所
見をレポートに記述する作業である。所見をレポートに
記述する前に、見落としを減らすために、CADシステ
ムの結果を参照する。医師が読影中に支援を必要とする
ときに、上述の従来システムの(1)〜(6)までの一
運の動作を実行する必要があった。つまり、CADシス
テムを使用するには、先ず医用画像をディジタル化(フ
ィルムの場合は、ディジタイザを用いる)する必要があ
った。システムは(1)でディジタイズしたデータにつ
いて、逐次ワークステーション等の計算機で(2)〜
(4)の解析を行なう。さらに、(5)で、逐次、付属
の表示装置にこの解析結果を出力していた。
【0012】医師はシステムにこれら一連の動作を実行
させた後、結果出力を見て読影を続行する。
【0013】しかしながら、このようなCADシステム
の従来例は次のような欠点を有する。
【0014】従来システムでは、システムに入力するデ
ィジタル画像が何であっても、全ての画像にCADシス
テムが持つ同じCADのアルゴリズムが適用されてしま
う。例えば、画像が胸部X線画像でなく、CT画像でも
同じアルゴリズムが適用されて、意図しない解析結果が
得られてしまう場合があり、著しくシステムの診断能を
低下させてしまう。
【0015】従来システムでは、1つのシステムに1つ
の疾患を診断支援するCADアルゴリズムが1種類であ
り、1つのシステムで複数の疾患の診断支援を行なって
いた。そのため、1画像に対して、例えば10種類の疾
患の診断支援を要求する場合は、画像を10の別々のシ
ステムに入力し、10回もそれぞれのシステムの出力を
見る必要があり、非常に労力を要した。
【0016】診断支援を要しない場合の読影時間は1検
査につき3分程度である。一方、従来システムでは、診
断支援の要求をしてから画像をディジタイズして解析結
果の出力を見るまでに2分程度かかる。そのため、読影
中に診断支援を得ようとすると、読影自体に多大な時間
がかかり、読影に支障をきたしてしまう。
【0017】従来システムでは、CAD結果が例えば複
数あって、かつ異常の位置、程度、種類が得られると、
その全てを一度に出力(表示)していた。ただし、医師
にとっては特に注目する疾患がある場合がある。異常の
程度や種類は見落としを減少する目的だけからすると、
出力不要の場合があり、かえって一度に出力されると煩
雑になってしまう。
【0018】従来システムでは、解析した結果を記憶し
ていないので、同じ画像に再度診断支援を要求すると、
最初から同じことを解析することになり、計算時間が無
駄になった。
【0019】一方、ディジタルの医用画像データを転
送、保存、表示するシステムとして、PACS(Pictur
e Archiving Communication System)と呼ばれる画像フ
ァイル通信保管システムが知られている。医用PACS
はモダリティ(ディジタイザを含む)で収集したディジ
タル医用画像データ、及び属性情報をネットワークを介
して転送し、光ディスク等大容量の記憶媒体に記憶す
る。必要なデータをデータベースを用いて検索する。画
像を見るためのワークステーションに記憶媒体からネッ
トワークを介してデータを転送し、ワークステーション
の表示装置に表示する。
【0020】このようなPACSにおいても、読影の見
落としを減少するために、CAD機能を付加する要求が
あるが、PACSにCAD機能を付加した具体例は実現
されていなかった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に対処すべくなされたもので、その目的は精度の高い診
断支援情報を医師の読影に影響を与えない簡単な操作で
得ることができる医用診断支援システムを提供すること
である。
【0022】また、本発明の他の目的は、本システムを
組み入れることで、診断精度が高いPACSを提供する
ことである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による医用診断支
援システムは医用画像を入力する手段と、医用画像を所
定の診断支援アルゴリズムにより診断支援し、異常を示
す診断支援情報を得る診断支援手段と、診断支援手段か
ら出力された診断支援情報に応じて異常の位置を表す単
語を含む位置情報を医用画像に関連付けて出力する手段
とを具備する。
【0024】本発明による医用診断支援システムによれ
ば、精度の高い診断支援情報を医師の読影に影響を与え
ない簡単な操作で得ることができる。また、診断精度が
高いPACSを提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明による
医用診断支援システムの実施例を説明する。診断支援シ
ステムは独立型のシステムとして実現することも可能で
あるが、ここでは、PACSに組み込んだ実施例を説明
する。図1はPACSを基に構成された第1実施例のブ
ロック図である。一般的に、PACSは1つ、もしくは
複数の病院で発生する多種のディジタル画像データの保
管、通信を行うシステムであり、画像データ発生装置
(以下、モダリティと称する)10、データベース1
2、表示装置としてのワークステーション14、及びそ
れらを接続するネットワーク16から構成される。
【0026】モダリティ10としては、X線撮影装置か
ら得られるX線写真の画像情報を読み取りディジタイザ
18、血管撮影装置20、CTスキャナ装置22、磁気
共鳴イメージング(MRI)装置24、核医学診断装置
26、超音波診断装置28、電子内視鏡装置30等の医
用ディジタル画像を発生する各種の診断装置がある。
【0027】また、ゲートウェイ34を介して検査オー
ダーシステム32がネットワーク16に接続される。検
査オーダーシステム32は各患者毎の検査の詳細を示す
検査情報をネットワーク16に与える。これにより、P
ACSはモダリティ10による検査で得られた画像デー
タと画像属性情報(検査情報、画像付随情報、及びワー
クステーション、データベースから入力されるこれらの
追加、修正情報)とを関連づけてデータの管理を行なっ
ている。なお、モダリティ10、データベース12、ワ
ークステーション14の数は上述の例に限定されず、必
要に応じて増減可能である。
【0028】検査オーダーシステム32で扱われ、ネッ
トワーク16に与えられる検査情報の一例を図2に示
す。検査ID番号は、検査毎に発番される。検査オーダ
ーシステム32においては、検査の開始時にこのような
検査情報が医師、または担当者により入力され、検査依
頼を受けたモダリティの技師が患者の検査を行ない、画
像データを得る。画像データ1枚1枚には、画像付随情
報が関連付けられており、画像付随情報の一列を図5に
示す。
【0029】例えば、胸部単純X線撮影装置による撮影
検査が必要な場合は、図3に示すような検査情報が検査
オーダーシステム32から入力される。単純X線撮影装
置(図示せぬ)の撮影技師は、検査情報に従って単純X
線写真を撮影する。X線単純写真の場合にはそのディジ
タル画像データは、X線写真をフィルムディジタイザ1
8によってディジタル化することによって得られる。画
像データは、X線写真を、例えば1024×1024の
画素マトリックスに分割し各画素の濃度を10ビットの
ディジタル数値で表わしたデータ列からなる。
【0030】図4はフィルムディジタイザ18の構成を
示す。フィルムディジタイザ18は制御装置40、入力
装置42、表示部43、ROM44、検査情報・画像付
随情報記憶装置46、画像データ記憶装置48、半導体
メモリ50、フィルム濃度読取り装置52、CPU5
4、ネットワーク・インターフェース56を具備する。
制御装置40、入力装置42、表示部43、ROM4
4、検査情報・画像付随情報記憶装置46、画像データ
記憶装置48、半導体メモリ50、フィルム濃度読取り
装置52、CPU54、ネットワーク・インターフェー
ス56は制御バス58に接続され、ROM44、画像デ
ータ記憶装置48、半導体メモリ50、フィルム濃度読
取り装置52、ネットワーク・インターフェース56は
画像バス60にも接続され、ネットワーク・インターフ
ェース56はネットワーク16に接続される。
【0031】フィルム濃度読取り装置52はX線写真を
1024×1024の画素(ピクセル)マトリックスに
領域分割し、各画素のそれぞれの濃度をレーザ光でスキ
ャンし透過光を測定することによりX線写真の透過光強
度分布を得る。この強度分布がディジタル量の強度デー
タに変換され、画像データとして画像バス60を介して
画像データ記憶装置48に記憶される。同時に検査情報
が、画像付随情報と共に検査情報・画像付随情報記憶装
置46に記憶される。この時、表示部43は、撮影方向
が入力されていない場合、技師に撮影方向の入力を促す
メッセージを表示する。そして、キーボード等の入力装
置42から撮影方向を示すテキスト文字が入力される
と、記憶装置46の画像付随情報の撮影方向の項目にそ
の方向が書き込まれる。
【0032】図6は画像付随情報の具体例である。撮影
方向の定義としては、図7に示すように、患者の背面か
ら入射したX線を患者の前面においたフィルムで検出し
た像を正面像とする。同様に、右(左)側面像は、患者
の左(右)側面から入射したX線を患者の右(左)側面
においたフィルムで検出した像と定義する。1枚のX線
写真の画像データのディジタイズが終了すると、画像付
随情報の画像ID番号によって画像データと画像付随情
報が関連づけられる。検査ID番号によって、検査情報
と画像付随情報が関連づけられている。画像データとそ
れに対応する検査情報、画像付随情報とが一体として、
ネットワーク・インターフェース56を介してネットワ
ーク16に供給され、そこを流れるデータとしてデータ
ベース12、またはワークステーション14に転送され
る。
【0033】図8はデータベース12の構成を示す。デ
ータベース12はCPU62、ROM64、半導体メモ
リ66、制御装置68、検索装置(検査ディレクトリ合
む)70、データ圧縮回路71、画像データ記憶装置7
2、ネットワーク・インターフェース74を具備する。
CPU62、ROM64、半導体メモリ66、制御装置
68、検索装置70、データ圧縮回路71、画像データ
記憶装置72、ネットワーク・インターフェース74は
制御バス76に接続され、ROM64、半導体メモリ6
6、データ圧縮回路71、画像データ記憶装置72、ネ
ットワーク・インターフェース74は画像バス78にも
接続され、ネットワーク・インターフェース74はネッ
トワーク16に接続される。
【0034】ネットワーク16を流れてきた画像データ
とそれに対応する検査情報、画像付随情報とは、ネット
ワーク・インターフェース74を介して、データベース
12に入力され、画像データ記憶装置72に記憶され
る。必要に応じて、これらのデータ、特に画像データ
は、バッファとしての半導体メモリ66に一旦保存さ
れ、データ圧縮回路71でデータ量が1/2または、1/
10に圧縮されてから、画像データ記憶装置72に記憶
される。検査情報と画像付随情報は、検査IDから各情
報を検索し、また、情報の各項目からデータ実体を取り
出せるように、検索装置70の検査ディレクトリに登録
される。
【0035】データベース12の検索装置70の検査デ
ィレクトリに含まれる情報の例を図9に示す。ここで、
Nは1検査に含まれる画像の枚数である。検査ディレク
トリは検査データ(図2)、読影レポートの記憶アドレ
ス、読影レポートのデータ量、その1検査に含まれるN
枚の画像データとからなる。各枚の画像データは付随情
報の記憶アドレス、付随情報のデータ量、画像データの
記憶アドレス、画像データのデータ量、第1のCAD結
果(CADのIDとCAD結果の記憶アドレスからな
る)〜第nのCAD結果(CADのIDとCAD結果の
記憶アドレスからなる)からなる。
【0036】次に、ディジタル画像(その属性情報は以
上のようにしてデータベース12に記憶されている)に
対する医師の読影動作について説明する。病院において
は、医用画像から診断を行うという目的のために読影行
為が行われている。PACSにおける読影行為とは、医
師がワークステーション14上でCRT等の表示部に画
像を映し、その画像、または検査で得られたフィルムを
見て診断を下すことである。ワークステーション14の
電源が入っている状態で、入力登録された読影医師が自
分のID番号を入力すると、ワークステーション14が
読影受付状態となる。これは、一般の計算機システムヘ
のログインと同じ機構である。この時、ワークステーシ
ョン14は、医師が入力した検査ID、または図10に
示したように医師IDに応じて登録されている検査ID
に基づいてデータベース12に対して読影対象となる患
者の画像の転送要求を行う。患者に検査歴がある場合
は、未読影の画像のみでなく、既に読影済みであるが、
参照に必要な画像に対してもワークステーション14か
ら転送要求を出す場合がある。必要な画像は、例えば、
データベースで検索する。患者IDで関連する検査ID
を全て選び、一列として図11の論理(ROMに持つ)
で決定する。すなわち、この場合は先ず同じ患者で同じ
モダリティの検査をリストアップする。または、同じ患
者で同じ部位の検査をリストアップする。上記2つのリ
ストのうち、優先度の高い検査リストを検査1日の新し
い順でソートする。
【0037】データベース12では、検査IDを検索キ
ーとして転送すべき画像(検査毎)が選択される。選択
された検査毎の画像データ(記憶装置72から読み出さ
れて圧縮されている場合は圧縮されたままの画像デー
タ)と画像毎の画像付随情報、及び検査毎の検査情報の
各データがネットワーク・インターフェース74を介し
て、ネットワーク16に転送され、さらに、当該ワーク
ステーション14に逐次転送される。
【0038】次に、CADと呼ばれるコンピュータ支援
診断装置部分について説明する。CADとは、画像デー
タをコンピュータで解析して、例えば異常の位置等の診
断支援情報を得ることである。この実施例では、例え
ば、ワークステーション14にこの支援情報を得る手段
を持つ。
【0039】ワークステーション14の構成を図12に
示す。ワークステーション14は入力装置80、出力装
置82、警告情報作成装置83、ハードディスクインタ
ーフェース(HD I/F)84、半導体メモリ86、
CPU88、タイマ90、ROM92、ネットワークイ
ンターフェース(LAN I/F)94、複数のイメー
ジメモリ100、複数のCRT表示部102、ハードデ
ィスクユニット(HD)106、画像データ伸長回路1
08を具備する。入力装置80、出力装置82、警告情
報作成装置83、ハードディスクインターフェース8
4、半導体メモリ86、CPU88、タイマ90、RO
M92、ネットワークインターフェース94、データ伸
長回路108は制御バス96に接続され、出力装置8
2、警告情報作成装置83、ハードディスクインターフ
ェース84、半導体メモリ86、ROM92、ネットワ
ークインターフェース94、データ伸長回路108は高
速バス98にも接続され、ネットワークインターフェー
ス94はネットワーク94に接続される。
【0040】イメージメモリ100は1以上のCRT1
02(例えば、4つ)ごとに設けられ、それぞれがさら
に2〜3枚のオーバレイ画面(プレーンメモリ)を持
ち、出力装置82に接続される。イメージメモリ100
の出力はそれぞれCRT102で表示される。ハードデ
ィスクユニット106がハードディスクインターフェー
ス84に接続される。ワークステーション14では、ネ
ットワークインターフェース94を介して入力されて圧
縮されている場合は圧縮されたままの画像データと、関
連する画像付随情報、および検査毎の検査情報がハード
ディスク106に記憶される。
【0041】医師が読影を行なう時は、例えばハードデ
ィスク106から画像と属性情報を呼び出し、出力装置
82を介してCRT102の画面に表示する。1検査の
画像データの中でもCRTに表示する画像が医師が例え
ば画像番号を入力すること等により選択されてハードデ
ィスク106から圧縮されている場合は圧縮されたまま
の画像データを読み出し、圧縮されている場合は一旦伸
張した後、半導体メモリ86に書き込まれる。画像付随
情報、検査情報も半導体メモリ86に書込む。画像デー
タを半導体メモリ86から読み出して、CRT102の
画面に表示して読影を行う。例えば、読影対象が単純X
線写真の場合は、正面像と側面像を表示し、検査歴があ
る場合は未読影画像と過去の画像(未読影以外、参照画
像のこと)を表示し、比較読影を行なうことが一般的で
ある。胸部単純X線写真の場合の4つのCRT102の
表示例を図13に示す。
【0042】これらCRT画面への画像表示は、図14
に示す形式のCRT表示画像管理テーブルに登録され
る。このテーブルは各CRTに表示する画像の検査ID
と、画像IDを関係づけるものである。図14のテーブ
ルは半導体メモリ86上に作成される。
【0043】転送される順番で各画像に対して所定のア
ルゴリズムを適用する。
【0044】以下、CADの演算を開始する契機につい
て説明する。1患者分の画像データと検査情報と画像付
随情報とがワークステーション14のハードディスク1
06に転送されてきた時、逐次、検査情報と画像付随情
報がCPU88によってハードディスク106から半導
体メモリ86に読み出される。
【0045】CAD演算は解析のための複数のアルゴリ
ズムの中から画像毎に適したアルゴリズムが選択されて
画像に適用されるので、ROM92は図15に示すよう
な複数のCADアルゴリズム名とそれに対応するアルゴ
リズムに適用可能な画像の属性情報を示すテーブルを有
する。例えば、問質性肺疾患のCADアルゴリズムは、
画像データの属性情報の項目のうち、比較項目はモダリ
ティが単純X線写真、検査対象部位が胸部、撮影方向が
正面、CAD結果の有無が無し(Nothing)の時のみ適
用される。つまり、半導体メモリ86に読み出されてい
る検査情報(図2)と付随情報(図6)のうち、検査情
報からはモダリティ名と検査部位名を読み出し、付随情
報からは撮影方向とCAD結果の有無(Nothingの場合
はCAD結果が存在せず、Nothingでない場合はCAD
結果が存在することを示す)を取り出す。そして、これ
らの各項目を図15のテーブルの各CADアルゴリズム
について順次各対象画像の項目と比較する。ROM92
から図15のテーブルを半導体メモリ86に読み込んで
項目毎に比較する。比較項目のデータが等しいCADア
ルゴリズムがあれば当該対象画像はそのCADアルゴリ
ズム適用対象であると判断して、対象画像に合ったCA
Dアルゴリズムの演算を開始する。
【0046】先ず、CADの適用対象と判断された画像
データが半導体メモリ86に読み出される。CPU88
は、ROM92に書き込まれているCAD演算プログラ
ムを実行し、その結果を半導体メモリ86に保存し、半
導体メモリ86上の付随情報(図6)のCAD結果ID
の項目に、演算結果を検索するためのIDを連番で発番
し書込む。また、半導体メモリの上での結果データのあ
るアドレスを書込む。記入されない場合は、デフォルト
データとしてのNothingを示すテキスト文字が書き込ま
れている。1つのアルゴリズムが終了すると、テーブル
の次のCADアルゴリズムが画像に適用できるか比較す
る。
【0047】ROM92には複数のCADアルゴリズム
が書き込まれている。例えば、乳房X線像微小石灰化検
出アルゴリズムは特開平02−152443号公報「デ
ィジタルX線画像における解剖学異常部位の自動検出表
示方法、システム、及び装置」に、心臓、肺のサイズ測
定アルゴリズムは特願平1−304542号「ディジタ
ル胸部X線写真の心臓、及び肺のサイズの自動算出分析
方法及び装置」に記載されている。例えば、問質性肺疾
患検出CADアルゴリズムは、 #1:1枚の画像データの中でのCAD演算の対象領域
(ROI)(図16の正方形)を設定するアルゴリズム
(図17にその概略を、図18に図17の詳細を示す)
と、 #2:ROIにおけるテクスチャの物理量(テクスチャ
パターンにおける濃度変動の大きさと周期の短さを示す
指標)を導出するアルゴリズム(図19にその概略を示
す)と、 #3::#2で導出された物理量にスレッシュホルドを
適用して異常か正常かを判断するアルゴリズム(図20
にフローチャートを、図21にそのアルゴリズムを実行
するための構成のブロック図を示す)との3つのアルゴ
リズムからなる。
【0048】これらのアルゴリズムのうち#1と#2
は、特開平1−125675号公報(特願平1−115
973号)「ディジタルX線画像における自動化分析の
ための方法および装置」に記載されているので詳細な説
明は省略する。また、アルゴリズム#3は、特開平2−
185240号(特願昭63−330724号)「ディ
ジタル胸部X線写真における正常肺と問質性疾患のある
異常肺を区別する自動分類方法およびそのシステム」に
記載されているので詳細な説明は省略する。
【0049】CAD演算及び分類の結果は、半導体メモ
リ86に一旦記憶される。例えば、問質性肺疾患CAD
の結果について以下に説明する。なお、この演算ではク
ラスタ(集合した異常ROI)があるために異常と分類
されたもの(図20のフローチャートで集合した異常R
OIであると判断されたもの)に対しては広がりのある
所見とし、それ以外の異常は局所的な所見とし、これら
を異常のパターンと称する。異常のパターンは項目の1
つとして図22に示すCAD結果データ(図23に詳細
を示す)に含まれており、パターンの種類がLOCAL等の
テキスト文字で記憶される。ここで、TPF、FPFは
それぞれtrue positive fraction, falsepositive frac
tionの略である。異常の場合のCAD結果データの具体
例を図23に示した。このCAD演算結果のIDと半導
体メモリ上でのアドレスが画像付随情報(図5)に書き
加えられる。データベース12に格納する時は、IDと
格納場所を図9のようにディレクトリに登録する。以上
のアルゴリズムの適用はその画像に適用できるアルゴリ
ズムが複数ある場合、その数だけ行なわれる。結果が複
数ある場合、結果ID及び結果アドレスをその数だけ書
き加える。
【0050】CAD演算の結果は出力要求トリガが与え
られてから、出力されるので、読影(問質性肺疾患の場
合は胸部単純X線写真の読影)を行っている時に、この
要求も含んだ種々のコマンドをワークステーション14
の入力装置80から入力する必要がある。この実施例で
は、入力装置80としては、タッチパネル形式の装置を
用いて説明する。ただし、入力装置はキーボード等のよ
うな一般的な入力装置でもよい。
【0051】入力装置80の一例を図24に示す。タッ
チパネルは、コマンド名が表示されるコマンド表示部1
10と、コマンド表示部110が配置されているパネル
112と、コマンド表示部110上に置かれ、コマンド
名に対応する位置が選択的に指で接触されると、接触位
置を検出する透明なセンサボード114から構成されて
いる。
【0052】例えば、出力装置にいくつかのコマンドボ
タンが表示されている時にオペレータは、センサボード
の上からコマンド表示を認識することができ、オペレー
タがセンサボードを触れてコマンドを選択することでコ
マンドの実行がなされる。タッチパネル上に、CADの
出力を要求するボタン(図25のCADボタン)を用意
(表示)する。タッチパネル上のCADのボタンが押さ
れたことを検知することが、CADの演算結果の出力を
要求するトリガとなる。
【0053】CADの演算結果は多数の様態で出力可能
であり、次に、どのような様態で出力するかを決定す
る。CPU88は、CRT表示画像管理テーブル(図1
4)の検査ID、画像番号から画像付随情報(図6)を
読み出す。また、この画像付随情報からCAD結果ID
及びアドレスを読み出すことにより、CAD演算結果情
報(図22)を読み出す(または、検索する)。
【0054】以下、結果出力の一例を示す。CPU88
はROM92のプログラムを起動して、CAD結果(図
23)の中で異常のあるものは、異常のパターン(図2
3)によって異なる出力装置に出力する。このプログラ
ムは、半導体メモリ86からCAD演算結果情報(図2
3)のうち、異常のあるもののパターンの項目の結果を
読み出し、異常のパターンが広がりのある所見ならば異
常警告をテキスト文にて出力するのでテキスト文作成装
置を起動し、異常のパターンが局所的な所見ならばマー
カーにて異常位置を示すので警告情報(マーカー)作成
装置83を起動する。
【0055】このテキスト文とは、画像上での異常位置
を言葉で表し、警告を行うためのものである。そのた
め、例えば図26に示すように、予め、画面を6つの領
域に等分して、それぞれの領域に名前をつけ、名前と
x、yの位置座標とを対応させたテーブル(図27)を
ROM92に格納しておく。ここで、左右の定義は患者
にとっての左右である。CPU88は、ROM92のプ
ログラムを起動する。プログラムは、CAD演算の結果
から異常の位置座標を読み出し、異常の位置によって図
28に示すようなROM92に書き込まれたテーブルを
半導体メモリ86に読み出して異常部位の表現を選択し
てテキスト文中に挿入する。結果が複数ある場合は、そ
の数だけ上述の動作を行なう。テキスト文は、例えば、
「問質性肺疾患、“右上肺野”異常」といったテキスト
文である。ここで、異常部位によって“…”の表現が変
わる。次に、テキスト文の文字列データが、文字ごとに
ドットパターンに変換される。そして、CRT画像表示
管理テーブル(図14)を参照して、画像が表示されて
いるCRTに対応するイメージメモリ100(オーバー
レイ画面)の最も上段にテキストライン(白地)を一行
設け、図29に示すように黒文字のドットパターンをイ
メージメモリ100に記憶させる。
【0056】次に、マーカーとは、画像上での異常位置
を矢印で表すものである。ワークステーション14のC
PU88は、ROM92のプログラムを起動して、CA
D演算結果情報(図22)から異常の位置座標を読み出
し、ROM92のフォントに基づいて図30に示すよう
なマーカーの形状を作成する。ここで、正方形マーカの
対角線d=1.5cmが好ましいが、これに限定されず
変更可能である。画面を左右に二分割して異常の位置座
標(正方形の中心×で示すROI座標)が向かって右側
にあるならば、図30の矢印をそのままビットパターン
に変換する。逆に、位置座標が向かって左側にあるなら
ば、図30の矢印を異常の位置座標を含む縦線(図示一
点鎖線)を中心に線対称となるようにミラー反転した図
示破線で示すような矢印をビットパターンに変換する。
【0057】また、結果を表示する画像が表示されてい
るCRTに対応するイメージメモリ100(オーバーレ
イメモリ)の異常位置に対応する座標にビットパターン
データを書き込む。結果が複数ある場合は、結果の数だ
け結果を読み出し、オーバーレイメモリに書込む動作を
繰り返し行なう。そして、イメージメモリ100(オー
バーレイメモリ)をCRTに表示されている検査画像と
ともに重ねて表示する。この時、タイマ90で同期をと
りながらマーカーのビットパターンデータの表示の色を
自と黒で点滅させて表示する。これにより、マーカーに
よる警告の効果が上がる。なお、点滅の周期は2Hzと
する。
【0058】この時、CRT上には全てのCADアルゴ
リズムの結果が表示されているが、複数の結果のうち、
いくつかを選択的に表示させる場合を次に説明する。タ
ッチパネルのボタンはオペレータがパネルを使用する場
合によって準備されるものが決定される。例えば、画像
に次のアルゴリズムが適用される場合、ボタンはそれら
のアルゴリズムが診断を支援する異常名が表示される。
例えば、問質性疾患検出CADの場合は“ID”、乳房
微小石灰化検出CADの場合は“MC”、心サイズ測定
CADの場合は“BH”というラベルがボタンにつけら
れている。あるアルゴリズムが選択された時は、そのア
ルゴリズムの結果のみオーバーレイ画面に表示し、残り
の結果はオーバーレイ画面から消し、このオーバーレイ
をCRTに重ねて表示する。
【0059】CAD演算結果は出力の一方法で階層的に
なっていて、先ずは、上述したようなテキスト文、マー
カー等により概略が出力され、次いで、詳細が出力され
るようになっている。そのため、ワークステーション1
4の入力装置(タッチパネル)80上に、CADの詳細
出力を要求するボタンを用意しておく(図25参照)。
つまり、タッチパネルのボタンは、オペレータが使用す
る場面によって用意するものが決定される。そして、テ
キスト文、マーカーが表示されている時に、タッチパネ
ル上のCAD詳細のボタンが押されたことが検知される
と、CADの詳細結果の出力を要求するトリガが発生さ
れる。
【0060】次に、このCAD詳細結果の出力を説明す
る。テキスト文の作成は既に行なわれており、図29に
示すように白地に黒文字の形でイメージメモリ100
(オーバーレイ画面)に記憶されているとする。CPU
88は、ROM92のプログラムを起動して、半導体メ
モリ86からCAD演算結果情報(図22)を読み出
し、異常のあるものは異常のパターンに関係なく矢印マ
ーカーを作成する。マーカーは、画像上での異常位置を
矢印で表すものである。
【0061】CPU88は、異常の位置座標を読み出
し、ROM92のフォントに基づいて図31に示すよう
なマーカーの形状を作成する。ここでも、画面を左右に
二分割して異常位置座標が向かって右側にあるならば、
図31の矢印をそのままビットパターンに変換する。異
常位置座標が向かって左側にあるならば、図31の矢印
を異常の位置座標を含む縦線(図示一点鎖線)を中心に
して線対称となるようにミラー反転した図示破線で示す
ような矢印をビットパターンに変換する。さらに、矢印
だけでなく分類の結果から異常の種類(例えば、Nodula
r)とその程度(71%)を読み出し、それらを図31
に示すようにビットパターンに変換する。これら種類と
程度の文字のビットパターンは矢印とは異なり、異常位
置座標が左側でも右側でも、ミラー反転表示は行なわれ
ない。
【0062】そして、イメージメモリ100(オーバー
レイ画面)の異常位置に対応する座標にこのビットパタ
ーンデータを書き込む。これにより、画面上には、図2
9に示すテキスト文とともに、図31に示すような異常
の種類と程度を示す文字が付随されている矢印マーカー
が表示される。
【0063】そして、イメージメモリ100(オーバー
レイ画面)をCRTに表示されている検査画像とともに
重ねて表示する。この時タイマで同期をとりながらオー
バーレイ画面のデータ表示の色を白と黒で点滅表示す
る。点滅の周期は2Hzとする。
【0064】次に、CAD詳細結果のあるオプション出
力例を説明する。オプション出力のトリガも、詳細出力
のトリガと同様に、ワークステーション14の入力装置
(タッチパネル)80上に、CADの詳細オプション出
力を要求するボタンを用意しておく。そして、詳細出力
が行なわれている時に、タッチパネル上のCAD詳細の
オプション出力ボタンが押されたことが検知されると、
CADの詳細オプションの出力を要求するトリガが得ら
れる。
【0065】テキスト文の作成は既に行なわれており、
図29のように白地に黒文字の形でイメージメモリ10
0(オーバーレイ画面)に記憶されているとする。CP
U88は、ROM92のプログラムを起動して、半導体
メモリ86からCAD演算結果情報(図22)を読み出
し、異常のあるものは異常のパターンに関係なく矢印マ
ーカーを作成する。このマーカーは、画像上での異常位
置を矢印で表すものである。
【0066】CPU88は、異常の位置座標を読み出
し、ROM92のフォントに基づいて図32に示すよう
な矢印マーカーと方形のROIマーカーを作成する。こ
こでも、画面を左右に二分割して異常位置座標が向かっ
て右側にあるならば、図32の矢印とROIをそのまま
ビットパターンに変換する。座標が向かって左側にある
ならば、図32の矢印を異常の位置座標を含む縦線(図
示一点鎖線)を中心として線対称となるようにミラー反
転した図示破線で示す矢印とROIをビットパターンに
変換する。また、CRT表示画像管理テーブル(図1
4)で画像が表示されているCRTに対応するイメージ
メモリ100(オーバーレイ画面)の異常位置に対応す
る座標にこのビットパターンデータを書き込む。
【0067】オーバーレイ画面をCRTに表示されてい
る対応する検査画像とともに表示する。この時タイマで
同期をとりながらオーバーレイ画面のデータ表示の色を
白と黒で点滅表示する。なお、点滅の周期は2Hzとす
る。
【0068】オプション出力の他の一例を説明する。他
のオプション出力が要求されると、CPU88は、RO
M92のあるプログラムを起動して、例えば半導体メモ
リ86からCAD演算の結果に含まれるROC(Receiv
er Operator Curve)データを読み出し、ROC曲線を
作成する。ROC曲線とはFPFの値を横軸に、TPF
の値を縦軸に記した曲線であり、CADの能力を示す一
方法である。図33に示すように、画像の向かって右下
にはめ込まれるように作成され、ビットパターンに変換
される。画像が表示されているCRTに対応するイメー
ジメモリ100(オーバーレイ画面)にビットパターン
データが書き込まれる。イメージメモリ100のオーバ
ーレイ画面をCRTに表示されている検査画像とともに
表示する。
【0069】次に、CAD結果の出力を終了させるため
の要求トリガについて説明する。例えば、胸部単純X線
写真の読影を行っている時、画像とCAD結果が表示さ
れているCRT画面において、別の画像を表示するため
に画像の表示を止めることを、CADの結果出力を終了
する1つのトリガとする。出力終了の際には、画像の表
示は続行し、オーバーレイ画面のみの表示を消す。付け
加えて、CRTの各表示画像に対して読影終了を示すボ
タンをタッチパネル上に持っており、そのボタンが押さ
れると、その画像は読影済みとして半導体メモリ86の
画像付随情報の項目に書き込まれる。
【0070】このCAD出力の終了を要求するコマンド
もタッチパネル形式の入力装置80から与えられる。
【0071】なお、診断支援情報は出力(表示)を中止
しても、情報は保存しておくことが好ましく、CAD結
果情報は、図34に示すように、更新された画像付随情
報につけ加えられて、データベース12に送られ、再保
管される。データベースでは、画像付随情報の全ての結
果IDと結果のアドレスを検索ディレクトリ(図9)に
登録する。そして、次回の読影においては、データベー
ス12に対して画像の読み出しが要求されると、画像デ
ータと関連する検査情報と画像付随情報とがネットワー
ク16を介して転送され、ワークステーション14の半
導体メモリ86に読み込まれた時に、結果IDも同時に
読み出し、検索して全てのCAD結果も同じように読み
込まれる。ここで、図35に示すように画像付随情報中
に記されたCAD結果情報のアドレスは、半導体メモリ
86上でのアドレスに変更され、半導体メモリ86上の
画像付随情報に記憶される。
【0072】以上説明したように、第1実施例によれ
ば、以下のような効果がある。
【0073】医用画像の表示とともに、その画像に関す
る診断支援情報が表示されるので、医用画像診断におい
て疾患の見落とし誤診を防ぐことができ、診断精度をあ
げることができる。医師(オペレータ)の診断行為にお
いて、労力を削減することができる。医用画像診断、特
に読影行為において、疾患の見落とし誤診を防ぎ、診断
精度をあげる。コンピュータにより医用画像を処理して
診断支援情報を得ているので、客観的、定量的な結果を
得ることができ、人問の主観的な判断による疾患の見落
とし誤診を防ぎ、診断精度をあげることができる。医用
画像診断において、対象画像専門外の医師にとっては、
診断が十分下せない場合があるが、診断精度をあげるこ
とができる。
【0074】診断支援情報としては、異常の位置、種
類、程度等が示されるので、異常を認識しやすくなり、
その結果、疾患の見落とし誤診を防ぎ、診断精度をあげ
ることができる。
【0075】診断支援情報の出力要求の以前に、コンピ
ュータによる診断支援情報の演算処理を始めるので、出
力要求があってから診断支援情報を表示するまでの時間
が短くなる。
【0076】診断支援情報を得る手段がいくつかある
時、手段ごとに対象画像を対応させないと画像に不適切
な処理が行われて誤った診断支援情報を導出するが、本
実施例によれば、手段ごとに対象画像を対応させたため
に、誤った診断支援情報を導出することを防ぎ、診断精
度をあげることができる。
【0077】CAD結果がデータベースに保存されるの
で、一度処理をした画像に対しては、再び処理をする必
要がない。
【0078】対象となる診断毎にCADアルゴリズムが
決められていて、検査部位名毎にアルゴリズムが選択さ
れて実行されるので、処理ができないものに対しても処
理が適用された場合に、かえって誤診の原因になる診断
支援情報を提供することを防ぐことができる。さらに、
画像の属性としてモダリティ名、検査部位名、撮影方向
等を有し、それらが処理の対象の属性と一致した時に、
アルゴリズムの実行を開始するので、不適切なアルゴリ
ズムを適用することがない。
【0079】異常を出力する手段として、注意を強く喚
起する出力手段を使うため、見落とし誤診を防ぎ、診断
精度をあげることができる。異常の種類によって、最適
な出力手段を選択し、注意を強く喚起するため、見落と
し誤診を防ぎ、診断精度をあげることができる。出力手
段として表示手段を用いる場合、表示を点滅することに
より、注意を強く喚起し、見落とし誤診を防ぎ、診断精
度をあげることができる。
【0080】診断支援膚報は階層的に構成され、概略か
ら徐々に詳細を出力するので、一度に多くの種類の異な
った情報が提示され煩雑になることがなく、誤診を防
ぎ、診断精度をあげることができる。例えば、支援情報
として、まず異常の位置のみを出力し、異常がよくわか
らない場合はさらに異常の程度、種類、または範囲など
の出力要求を医師が自由に行なうことにより、煩雑さを
避け、診断精度をあげることができる。この時、診断支
援情報を出力する内容のレベル(階層)ごとに、使用で
きるコマンド(ボタン)が用意される。使用者は、用意
されたコマンドの中から目的のコマンドを選択するだけ
でよく、多くのコマンドの中から選択するという労力が
削減されている。
【0081】CADを行なう前に、対象とする画像の属
性情報によってCADアルゴリズムが適応可能か否かを
判断し、可能な場合のみCADアルゴリズムを画像に対
して適用するので、適しないアルゴリズムが画像に適用
されることによる解析結果の質の低下を防ぐことととも
に、全体的な診断の質を向上できる。
【0082】本発明のシステムは独立型のシステムとし
て実現もできるし、PACSに組み込んだシステムとし
ても実現できる。
【0083】1つのシステム内に複数のCADアルゴリ
ズムを用意しておく場合、対象画像の付随情報によっ
て、適切なアルゴリズムが選択されて対象画像に適用さ
れるので、医師(ユーザ)がアルゴリズムごとにシステ
ムを選択し、画像の入力、結果の出力を個別に行なう労
力が削減される。
【0084】CAD情報の出力要求前にコンピュータに
よるCAD結果を得るための解析を始めておくので、出
力要求があってからCAD情報を表示するまでの時間が
短い。
【0085】CAD結果の数値データは非常に多く、そ
のまま全て出力すると、煩雑であるが、本発明ではテー
ブルの形で整理して記憶しており、所望の条件に合致す
るデータを検索して、必要な結果のみを出力することが
できるので、煩雑にならない画像属性情報の一部に未読
影か否かを記憶し、読影済み画像の診断支援結果は表示
しないようにしているので、読影済み画像に対して既に
診断がついている結果と異なる出力による診断の混乱を
防ぐことができる。また、この属性情報に基づいて未読
影画像のみ解析を行なうので、出力要求があってからC
AD結果を表示するまでの時間が全ての画像を解析する
より早くなる。さらに、属性情報には、CAD結果が書
き込まれており、結果が一度計算されているものを再計
算しないので、出力要求があってから結果を表示するま
での時間が短くなる。
【0086】以下、本発明の他の実施例を説明する。
【0087】第2実施例は、図12に示した表示のため
のワークステーション14に加えて、図36に示すよう
なCAD専用装置120を有するワークステーション1
4aを有することが第1実施例と異なる。この診断支援
情報を得るためのワークステーション14aは、図12
に示したワークステーション14に対して、タイマ90
の代わりに制御部90aを設けた点のみが異なる。ま
た、動作の上では、CADの演算を始める契機が第1実
施例と異なる。
【0088】ここでは、1患者分の画像データと検査情
報と画像付随情報がワークステーション14aのハード
ディスク106に転送されてきた時に、逐次、検査情報
と画像付随情報がCPU88によってハードディスク1
06から半導体メモリ86に読み出される。ROM92
内のCADアルゴリズムとそれに対応した適用対象画像
情報のテーブル(図15)を持つ。半導体メモリ86に
読み出されている検査情報(図2)と付随情報(図6)
のうち、検査情報からはモダリティ名と検査部位名を読
み出し、付随情報からは撮影方向を読み出し、半導体メ
モリ86に読み出す。そして、ROM92内の適用対象
画像情報テーブルのうち対象画像情報(図15)の項目
について比較をする。
【0089】比較して、等しければ、例えば、問質性肺
疾患のCAD適用対象画像であるという具合いに判断し
て、CADの演算を始める。この時、ワークステーショ
ン14a内のCPU88はCAD演算専用装置120
(図36)の起動を指示し、CAD演算専用装置120
に入力データを与える。CAD演算専用装置120に与
える入力データは、画像データと検査情報と画像付随情
報である。CAD演算専用装置120では、独自のCP
Uをもち、前述したCAD演算を行い、結果を出力す
る。CAD演算の結果は、図22の形式の情報として一
旦メモリに記憶される。また、CAD結果情報のIDと
アドレスを画像付随情報(図6)に書き加える。
【0090】このように、第2実施例によれば、表示と
CADとを別々のワークステーションで行なうので、処
理の時間が短くなる。モダリティ、ワークステーショ
ン、データベース等の装置で処理をすると、CPUを共
有するために処理時間がかかるが、専用装置120は処
理専用のCPU88を持つために処理時間が短くなる。
【0091】第3実施例は、CAD演算結果を音声とし
て出力する点が第1実施例と異なる。そのため、この実
施例のワークステーションは、図12に示す構成に対し
て、さらに図37に示すような音声発生装置を有する。
ワークステーションのCPU88は、CRT表示画像管
理テーブル(図14)を用いて画像付随情報を読み出
す。また、付随情報から結果IDまたはアドレスを読み
出し、さらにCAD結果(図22)を読み出す。以下、
出力の例について記述する。CPU88はROM92の
プログラムを起動して結果の中で異常のあるものは、異
常のパターンによって異なる出力装置に振り分ける。プ
ログラムは、半導体メモリ86からCAD演算及び分類
の結果を読み出し、異常のタイプが広がりのある所見な
らば異常警告をテキスト文にて出力するのでテキスト文
作成装置を起動、また、局所的な所見ならマーカーにて
異常位置を示すのでマーカー作成装置を起動する。さら
に、異常の注意を喚起する目的で、図37に示す音声発
生装置を起動する。
【0092】半導体メモリ86からCAD演算の結果を
読み出した時に、異常のパターンが局所的ならば、単に
「異常有り」の音声を発生する。異常のパターンが広が
りがあるものならばテキスト文として作成される文章を
自動的に読み上げる。テキスト文は例えば、「問質性肺
疾患、“右上肺野”異常」といったテキスト文である。
異常部位によって“…”部の表現が変わる。次に、テキ
スト文の文字列データをCPU88がROM122内の
プログラムを起動して音声に変換する。「問質性肺疾
患、“右上肺野”異常」は、問質性肺疾患、右上肺野、
異常という3つの単語の発生を行う。上述したように異
常位置によって下線部の表現が変わるので、そのための
単語が発生できるように音声データベース124を有す
る。
【0093】このように第3実施例によれば、文書、あ
るいは音声で異常の位置を特定する際に、位置を表す単
語を用いるので、異常を認識しやすくなるために疾患の
見落とし、誤診を防ぎ診断精度をあげる。
【0094】第4実施例として、CAD結果を自動的に
出力する実施例を説明する。ワークステーション14の
構成は、図12に示したものと同一である。しかし、こ
の実施例では、例えば胸部単純写真の読影を行っている
時、CADの結果要求が無くても自動的に結果表示をす
る。
【0095】そのため、先ず、画像が表示される毎に、
CPU88は、CRT表示画像管理テーブル(図14)
を参照して、表示画像の付随情報のCAD演算結果のI
Dが記されているか否か、すなわち、Nothingでないか
否かを調べ、その画像がCAD対象画像であるか否かを
チェックする。対象画像であると判断された場合は、画
像の表示開始から一定時問をタイマ90で計測し、一定
時問後にCADの結果出力を要求するトリガを自動的に
発生する。この一定時問は任意に変更可能である。
【0096】これにより、支援情報の出力要求の手間が
省けるために労力の削減になる。また、画像が表示され
てからすぐに支援情報の出力を行うと先入観念が入る。
よって、画像が表示されてある程度時間がたってから支
援情報の出力を行うため、見落とし誤診を防ぎ、診断精
度をあげる。
【0097】CAD結果を自動的に出力する他の例とし
ての第5実施例を説明する。この実施例のワークステー
ションの構成も図12に示したものと同一である。先
ず、画像が表示される毎に、CPU88は、CRT表示
画像管理テーブル(図14)を参照して表示画像の付随
情報のCAD演算結果IDが記されているか否か、すな
わちNothingでないか否かを調べることにより、その画
像がCAD対象画像であるか否かをチェックする。CA
D対象画像と判断した場合は、1患者の読影が始まって
から、その画像が表示された回数(参照回数)を付随情
報(図6)に書き込む。1度も表示されていない画像の
参照回数を0回として、1回表示される毎に1加えて参
照回数の項目を更新する。そして、参照回数が任意に設
定可能な所定回数に達したならば、CADの結果出力を
要求するトリガを自動的に発生する。
【0098】このため、支援情報の出力要求の手間が省
け、労力の削減になる。また、画像が表示されてからす
ぐに支援情報の出力を行うと先入観念が入る。よって、
1回目に画像が表示されて読影が行われる問には、表示
をせずに画像が表示または、入れ替えられた時に支援情
報の出力を行うため、見落とし誤診を防ぎ、診断精度を
あげる。
【0099】第4、第5実施例は、CAD結果を自動的
に出力する実施例であったが、次に、CAD結果の出力
を自動的に終了する第6実施例を説明する。ワークステ
ーションの構成は図12に示したものと同一である。例
えば、胸部単純写真の読影を行っている時、CADの結
果要求が無くても自動的に結果表示を止める。そのた
め、先ず、画像が表示される毎に、CPU88は、CR
T表示画像管理テーブル(図14)を参照して表示画像
の付随情報にCAD演算結果IDが記されているか否
か、すなわちNothingでないか否かを調べることによ
り、その画像がCAD対象画像であるか否かをチェック
する。CAD対象画像の場合は、CAD結果の表示開始
時から一定時問をタイマ90で計測し、一定時問後にC
ADの結果出力の終了を要求するトリガを自動的に発生
する。この一定時問は任意に変更可能である。出力終了
の際は、CRTに表示されている全てのオーバーレイ画
面を消す。
【0100】この実施例によれば、支援情報の出力終了
要求の手間が省けるために労力の削減になる。また、画
像上にいつまでも支援情報が残っていると画像を詳細に
見ようとするときの障害になる。この実施例のように、
支援情報の表示を一定時間行い、自動的に表示をやめる
と、誤診を防ぎ、診断精度をあげることができる。
【0101】本発明では種々の指令を入力する必要があ
るが、入力装置の変形に関する第7実施例を説明する。
胸部単純写真の読影を行っている時、CRT画面に表示
されているアイコンをマウス等のポインティングデバイ
スで指示(クリック)すると、図38(a)に示すよう
なメニューウィンドウが画面の隅、ここでは、右上に現
われる。なお、メニューウインドウには、クリックした
場面でオペレータが使用できるボタンのみが示されてい
る。画面のメニューウインドウ上のCADボタンがポイ
ンティングデバイスで指示されたことが電気的に検知さ
れると、CADの結果出力を要求するトリガが発生され
る。
【0102】以下、同様に、CAD出力が行なわれてい
る時、図38(b)に示すようにCRT画面に表示され
ているアイコンをマウスなどポインティングデバイス指
示(クリック)すると、メニューウィンドウが現われ、
メニューウィンドウ上のCADの詳細結果出力を要求す
るボタンが指示されると、CADの詳細結果出力を要求
するトリガが発生される。CAD出力が行なわれている
時、CRT画面に表示されているアイコンをマウスなど
ポインティングデバイス指示(クリック)すると、メニ
ューウィンドウが現われ、メニューウィンドウ上のオプ
ション出力を要求するボタンが指示されると、CADの
オプション出力を要求するトリガが発生される。CAD
出力が行なわれている時、CRT画面に表示されている
アイコンをマウスなどポインティングデバイス指示(ク
リック)すると、メニューウィンドウが現われ、メニュ
ーウィンドウ上のCADの診断能力出力を要求するボタ
ンが指示されると、CADの診断能力出力を要求するト
リガが発生される。CAD出力が行なわれている時、C
RT画面に表示されているアイコンをマウスなどポイン
ティングデバイス指示(クリック)すると、メニューウ
ィンドウが現われ、メニューウィンドウ上のCADの結
果出力終了を要求するボタンが指示されると、CADの
詳細出力終了を要求するトリガが発生される。出力終了
にあったてはオーバーレイ画面を消す。
【0103】このようにこの実施例によれば、CRT画
面上にコマンド名を記したボタンを含むメニュー画面を
表示し、マウス等のポインティングデバイスでコマンド
を指定することにより、診断支援情報を出力する指令を
入力することができる。また、メニュー画面は常時表示
されているのではなく、選択的に表示可能であるので、
オペレータ(医師)は要求を感じた時のみコマンドを表
示でき、頻繁に表示されるコマンドが変わる煩雑さを軽
減することができる。この時、診断支援情報を出力する
内容のレベル(階層)ごとに、使用できるメニューが用
意される。使用者は、用意されたメニューの中から目的
のメニューを選択するだけでよく、多くのメニューの中
から選択するという労力が削減されている。
【0104】次に、マーカー、テキスト文の着色に関す
る第8実施例を説明する。ワークステーションの構成は
図12に示したものと同一である。CRT表示画像管理
テーブル(図14)を参照して、表示画像の付随情報の
CAD結果IDがNothingでないCRTに対応するオー
バーレイ画面をCRTに表示されている検査画像ととも
に重ねて表示する。この時、タイマで同期をとりながら
オーバーレイ画面のデータ表示の色を任意のカラー、例
えば赤色で点滅表示する。点滅の周期は2Hzとする。
【0105】第8実施例によれば、表示に色をつけるた
め、注意を強く喚起することができ、見落とし誤診を防
ぎ、診断精度をあげることができる。さらに、表示を点
滅すると、より効果が上がる。
【0106】CADの演算を始める契機として、フィル
ムディジタイザ18(図4)等モダリティによりCAD
の演算を開始させる第9実施例を説明する。ワークステ
ーションの構成は図12と同一である。ここでは、1患
者分の画像データをフィルムディジタイザ18でディジ
タイズし、撮影方向を入力した時、逐次、検査情報と画
像付随情報がCPU88によってハードディスク106
から半導体メモリ86に読み出される。CADアルゴリ
ズムとそれに対応した適用対象画像情報のテーブル(図
15)を参照するために、半導体メモリ86に読み出さ
れている検査情報(図2)と付随情報(図6)のうち、
検査情報からはモダリティ名と検査部位名を読み出し、
付随情報からは撮影方向と結果アドレスを読み出し、半
導体メモリ86に読み出す。そして、図15に示すCA
Dアルゴリズム毒に読み出された項目を比較をする。等
しいCADアルゴリズムがあれば、CAD適用対象とし
てCADの演算を始める。
【0107】CADの演算を始めるにあたって、CAD
適用対象と判別された画像データを半導体メモリ86に
読み出す。CPU88は、ROM92に書き込まれたC
AD演算プログラムを実行し、結果を半導体メモリ86
に保存する。画像データと画像付随情報とCAD演算結
果及び検査ごとに検査情報を、ネットワーク・インター
フェース94を介してネットワーク16を流れるデータ
としてデータベース12に転送する。データベース12
では、図34に示すように、CAD演算結果を画像付随
情報の一部として扱う。
【0108】読影時、ワークステーション14にデータ
が転送されると、一旦ハードディスク106にデータが
保存されるが、CAD演算結果は、CADの出力要求を
トリガとしてハードディスク106から半導体メモリ8
6に取り出される。このとき、ワークステーション14
においては、CADに関係する演算は行わず結果表示の
み行う。画像表示装置(ワークステーション)に画像が
表示されている時は、診断支援の処理結果を必ず半導体
メモリ86に一緒に持つので、出力要求があってから表
示するまでの時間が短くなる。
【0109】第10実施例では、CADの演算を始める
契機は、1患者分の画像データがデータベース12に転
送された時、逐次、検査情報と画像付随情報がCPU8
8によってハードディスク106から半導体メモリ86
に読み出される。CADアルゴリズムとそれに対応した
適用対象画像情報のテーブル(図15参照)を参照する
ために、半導体メモリ86に読み出されている検査情報
(図2)と付随情報(図6)のうち、検査情報からはモ
ダリティ名と検査部位名を読み出し、付随情報からは撮
影方向と結果アドレスを読み出し、半導体メモリ86に
読み出す。例えば、図15に示すCADアルゴリズム毎
に読み出した項目を比較をする。等しいCADアルゴリ
ズムがあれば、CAD適用対象画像としてCADの演算
を始める。
【0110】CADの演算を始めるにあたって、CAD
適用対象と判別された画像データを半導体メモリ86に
読み出す。CPU88は、ROM92に書き込まれたC
AD演算プログラムを実行し、結果を半導体メモリ86
に保存する。画像データと画像付随情報とCAD演算結
果及び検査ごとに検査情報をネットワーク・インターフ
ェース94を介してネットワーク16を流れるデータと
してワークステーション14に転送する。ワークステー
ション14では、CAD演算結果を画像付随情報の一部
として扱う(図34参照)。
【0111】読影時、ワークステーションにデータが転
送されると一旦ハードディスク106にデータが保存さ
れるが、CAD演算結果は、CADの出力要求をトリガ
としてハードディスク106から半導体メモリ86に取
り出される。このときワークステーション14において
CADに関係する演算は行わず結果表示のみ行う。
【0112】このように、この実施例によれば、画像表
示装置(ワークステーション)に画像が表示されている
時は、診断支援の処理結果を必ず半導体メモリに一緒に
持つので、出力要求があってから表示するまでの時間が
短くなる。
【0113】第11実施例の構成を示すブロック図を図
39に示す。第11実施例は、図1に示すPACSの構
成に加えて図36に示すようなCAD専用処理装置14
aが接続される。CAD専用処理装置14aは、ワーク
ステーションにおいてCADの演算を始める要求を得た
ときに、高速にCAD演算のみを行わせる目的で使用さ
れる。よって、ワークステーション14から演算に必要
なデータがCAD専用処理装置14aに転送されて、結
果のみワークステーション14に返される。
【0114】CADの演算を始める契機は第10実施例
と同様であるが、上述の実施例とは異なり、CAD演算
は専用処理装置14aで行なわれる。ワークステーショ
ン14は、CAD専用処理装置14aにネットワーク1
6を介して画像データと検査情報と画像付随情報からな
る入力データを与える。CAD専用処理装置14aは、
図36に示すように、独自のCPUをもち、前述したC
AD演算を行い、結果を出力する。CAD演算の結果
は、図22の形式の結果情報として、結果情報のみをネ
ットワーク16を介してワークステーション14に転送
する。ワークステーション14、またはデータベース1
2では、図34に示すように、CAD演算結果を画像付
随情報の一部として扱う。
【0115】読影時、ワークステーション14にデータ
が転送されると一旦ハードディスク106にデータが保
存されるが、CAD演算結果は、CADの出力要求をト
リガとしてハードディスク106から半導体メモリ86
に取り出される。この時、ワークステーション14にお
いて、CADに関係する演算は行わず結果表示のみ行
う。
【0116】モダリティ、ワークステーション、データ
ベース等の装置で処理をすると、CPUを共有するため
に処理時間がかかった。しかし、この実施例では、処理
専用のCPUを有する専用装置で処理を行なうので、処
理の時間が短くなる。
【0117】第12実施例として、マーカーの変形に関
する実施例を説明する。図40(a)〜(e)はROI
を指し示すマーカーの変形例であり、図41(a)〜
(f)はROIを囲むマーカーの変形例である。ROI
を指し示す場合は、図42(a)に示すように矢印の方
向がROIの中心を指す場合と、同図(b)に示すよう
に中心以外の点を指す場合が含まれる。
【0118】この実施例によれば、異常を出力するため
に、注意を強く喚起する出力手段を使うため、見落と
し、誤診を防ぎ診断精度をあげる。
【0119】第13実施例として、上述の実施例におい
てCAD結果出力のオン/オフをCRT毎に設定できる
実施例を説明する。このために、1つのCRTに対して
対応するCAD結果表示ボタンをタッチパネル上に用意
する。例えば、CRT1のCAD結果を表示させる場合
は、CRT1CADのボタンを押す。ボタンが押されて
ことが検知されると、CRT表示画像管理テーブルから
CRT1に表示している画像番号を取出し、その画像の
付随情報からCADの結果アドレスを得て、結果をCR
T1のオーバーレイに書き込み、CRT1に画像に重ね
て表示する。このように画像番号を取出す点を除いて
は、動作は第1実施例と同じである。ただし、CAD結
果アドレスが無い場合、(CAD結果IDがNothingの
場合)は、対象画像に対して適切なCADアルゴリズム
を適用するところから始め、結果アドレスを書込むまで
の一連の第1実施例の動作を実行する。
【0120】第13実施例によれば、PACSでの読影
時に、複数の表示画像の中から必要な画像に対してCA
D結果を出力し、不要な結果は出力されないので、煩雑
でなくなる。
【0121】第14実施例として、第13実施例の変形
例を説明する。この実施例では、CRT表示画像管理テ
ーブルの各CRTに表示している画像番号に、表示画像
が変わったことにより再書込みが行なわれるとき、同時
にその画像番号の付随情報からCADの結果アドレスを
得て、結果を表示CRTのオーバーレイに書込み、CR
Tに画像を重ねて表示する。すなわち、画像番号を指定
することにより自動的にCAD結果の表示が行なわれ
る。CAD結果は未読影、読影済みに係わらず、表示さ
れる。CAD結果アドレス、またはIDが無い場合、
(CAD結果IDがNothingの場合)は、対象画像に対
して適切なCADアルゴリズムを適用するところから始
め、結果アドレスを書込むまでの一連の第1実施例の動
作が実行される。また、参照用画像(未読影画像以外の
画像)CAD表示ボタンが押されたことを検知すると、
CRT表示画像管理テーブルからそれぞれのCRTに表
示している画像番号を取出し、その画像の付随情報から
その画像が未読影画像か否かを読出し、未読影画像でな
いならば、CADの結果アドレスを得て、結果をそのC
RTのオーバーレイに書込み、CRTに画像を重ねて表
示する。全てのCRTに対して逐次画像番号を読み出
し、上述の動作を行なう。ただし、オーバーレイに書込
む前にそのオーバーレイのデータは全て消去する。
【0122】第14実施例によれば、全てのCRT表示
画像に対して表示画像が変わったときにCAD結果が表
示されるので、CAD結果開始のための指示をする手間
が省ける。未読影でない読影済みの参照画像に対してC
ADを用いた比較読影を行なうことができ、比較読影に
おける診断精度を高めることができる。
【0123】第13実施例の変形例としての第15実施
例を説明する。ここでは、全てのCRTに対する1つの
CAD結果表示ボタンをタッチパネル上に用意する。ボ
タンが押されたことを検知すると、CRT表示画像管理
テーブルからそれぞれのCRTに表示している画像番号
を取出し、その画像の付随情報からCADの結果アドレ
スを得て、結果を全てのCRTのオーバーレイに書込
み、CRT上に画像に重ねて表示する。CAD結果は未
読影、読影済みに係わらず、表示される。CAD結果ア
ドレスが無い場合、(CAD結果IDがNothingの場
合)は、対象画像に対して適切なCADアルゴリズムを
適用するところから始め、結果アドレスを書込むまでの
一連の第1実施例の動作を実行する。
【0124】第15実施例によれば、未読影でない読影
済みの参照画像に対して、CADを用いた比較読影を行
なうことができるので、比較読影における診断精度を高
める。CADの表示が必要な場合のみ、1ボタン操作で
全てのCAD結果を得ることができるので、煩雑でなく
なる。
【0125】第13実施例のさらなる変形例としての第
16実施例を説明する。ここでは、未読影画像CAD表
示ボタンと参照用画像CAD表示ボタンをタッチパネル
上に用意する。未読影画像CAD表示ボタンが押された
ことを検知すると、CRT表示画像管理テーブルからそ
れぞれのCRTに表示している画像番号を取出し、その
画像の付随情報からその画像が未読影画像か否かを読出
し、未読影画像ならば、CADの結果アドレスを得て、
結果をそのCRTに対して逐次画像番号を読み出し、上
述の動作を行なう。ただし、オーバーレイに書込む前に
そのオーバーレイデータはすべて消去する。また、参照
用画像(未読影画像以外の画像)CAD表示ボタンが押
されたことを検知すると、CRT表示画像管理テーブル
からそれぞれのCRTに表示している画像番号を取出
し、その画像の付随情報からその画像が未読影画像か否
かを読出し、未読影画像でないならば、CADの結果ア
ドレスを得て、結果をそのCRTのオーバーレイに書込
み、CRTに画像を重ねて表示する。全てのCRTに対
して逐次画像番号を読み出し、上述の動作を行なう。た
だし、オーバーレイに書込む前にそのオーバーレイのデ
ータは全て消去する。CAD結果アドレス、またはID
が無い場合、(CAD結果IDがNothingの場合)は、
対象画像に対して適切なCADアルゴリズムを適用する
ところから始め、結果アドレスを書込むまでの一連の第
1実施例の動作を追加する。
【0126】第16実施例によれば、未読影でない読影
済みの参照画像に対してCADを用いた比較読影を行な
うことができるので、比較読影における診断精度を高め
る。参照画像(未読影画像以外の画像)のみCAD結果
を表示することができるので、特に参照画像に注目した
読影の際、煩雑な表示がなくなる。
【0127】第17実施例を説明する。ここでは、医師
が画像に対して適用するCADのアルゴリズムを予め指
定する。読影前に検査IDを入力する時に、同時にタッ
チパネル等からアルゴリズムを選択する。選択されたア
ルゴリズム名の並びはメモリに図43に示すようなテー
ブルとして記憶され、画像がワークステーションに入っ
てくると、逐次そのテーブルの順でアルゴリズムを適用
する。これらの点のみ第1実施例と異なる。
【0128】第17実施例によれば、医師が必要とする
CAD結果のみを選択できるので、全体の演算時間が短
く、表示の煩雑さもない。
【0129】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、発明の要旨を変えない範囲で種々変更して実施可能
である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
影中に診断支援を要求したときに、精度の高い診断支援
情報を使用者の労力が少なく、かつ短時問で必要な情報
のみを出力する医用診断支援システムを提供することが
できる。また、未読影の画像を優先的に解析表示するC
AD機能を加え持つPACSを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医用診断支援システムの第1実施
例の構成を示すブロック図。
【図2】検査情報の項目を示す図。
【図3】胸部単純X線写真の場合の検査情報の具体例を
示す図。
【図4】図1中のフィルムディジタイザの構成を示すブ
ロック図。
【図5】画像付随情報の項目を示す図。
【図6】画像付随情報の具体例を示す図。
【図7】単純X線撮影における撮影方向を定義するため
の図。
【図8】図1中のデータベースの構成を示すブロック
図。
【図9】図8中の検索装置の検査ディレクトリを示す
図。
【図10】読影の際にワークステーションヘ画像を転送
する時に用いられる医師IDと検査IDとの関係を示す
図。
【図11】読影の際に検査歴がある画像をワークステー
ションヘ転送する動作を示す図。
【図12】図1中のワークステーションの構成を示すブ
ロック図。
【図13】単純X線写真の読影時にPACSのワークス
テーションに表示される画像の一例を示す図。
【図14】ワークステーションの表示を管理するCRT
表示画像管理テーブルを説明するための図。
【図15】各CADアルゴリズムとそれらの対象画像の
属性情報との関係を登録したテーブルを説明する図。
【図16】肺野におけるROI設定の例を示す図。
【図17】ROIを自動的に設定するアルゴリズムの概
略を示す図。
【図18】図17の詳細を示す図。
【図19】ROIにおけるテクスチャの物理量を導出す
るアルゴリズムの概略を示す図。
【図20】テクスチャの物理量からROIが正常である
か。異常であるかを判断するアルゴリズムの概略を示す
図。
【図21】図20のアルゴリズムを実行するための構成
を示すブロック図。
【図22】CAD演算結果のデータ構造の一例を示す
図。
【図23】CAD演算結果の具体的なデータ例を示す
図。
【図24】ワークステーション内の入力装置の一例とし
てのタッチパネルを示す図。
【図25】タッチパネルの表示例を示す図。
【図26】異常位置の概略ネーミングの一例を説明する
図。
【図27】異常位置の座標と領域との対応関係の凹凸を
示す図。
【図28】異常位置の詳細なネーミングの一例を説明す
る図。
【図29】テキスト文表示の一例を示す図。
【図30】マーカー表示の一例を示す図。
【図31】マーカーによるCAD詳細表示の一例を示す
図。
【図32】マーカー表示の他の例を示す図。
【図33】CADオプション出力としてのROC曲線表
示を示す図。
【図34】CAD結果情報のデータ構造を示す図。
【図35】CAD結果情報の具体例を示す図。
【図36】第2実施例のCAD専用処理装置の構成を示
すブロック図。
【図37】第3実施例の主要部である音声出力装置の構
成を示すフロック図。
【図38】第7実施例にかかるメニューウインドウの表
示例を示す図。
【図39】第11実施例にかかる医用診断支援システム
の構成を示すブロック図。
【図40】第12実施例にかかるマーカー表示の一変形
例を示す図。
【図41】第12実施例にかかるマーカー表示の他の変
形例を示す図。
【図42】第12実施例にかかるマーカー表示のさらに
他の変形例を示す図。
【図43】第17実施例におけるメモリに格納されたア
ルゴリズム名のテーブルの一例を示す図。
【符号の説明】
10…モダリティ 12…データベース 14…ワークステーション 16…ネットワーク 18…フィルムディジタイザ 32…検査オーダシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 研一 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 江馬 武博 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝メ ディカルエンジニアリング株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医用画像を入力する手段と、 前記医用画像を所定の診断支援アルゴリズムにより診断
    支援し、異常を示す診断支援情報を得る診断支援手段
    と、 前記診断支援手段から出力された診断支援情報に応じて
    異常の位置を表す単語を含む位置情報を前記医用画像に
    関連付けて出力する手段とを具備する医用診断システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は局所的な異常については
    異常位置を表すマーカを医用画像とともに表示し、局所
    的ではない異常については異常位置を表すテキスト文を
    前記医用画像とともに表示することを特徴とする請求項
    1に記載の医用診断支援システム。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は局所的な異常については
    異常位置を表すマーカと異常の種類を示すテキスト文を
    医用画像とともに表示し、局所的ではない異常について
    は異常位置と異常の種類を示すテキスト文を前記医用画
    像とともに表示することを特徴とする請求項1に記載の
    医用診断支援システム。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は局所的な異常については
    異常位置を表すマーカを医用画像とともに表示し、局所
    的ではない異常については前記医用画像の表示とともに
    異常位置を表す音声を出力することを特徴とする請求項
    1に記載の医用診断支援システム。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は局所的な異常については
    異常位置を表すマーカを医用画像とともに表示するとと
    もに異常の種類を示す音声を出力し、局所的ではない異
    常については前記医用画像の表示とともに異常位置と異
    常の種類を示す音声を出力することを特徴とする請求項
    1に記載の医用診断支援システム。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は少なくとも上下左右を含
    む所定の単語の組み合わせにより異常位置を表すことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載
    の医用診断支援システム。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は医用画像とこの医用画像
    の属性情報を入力し、 前記診断支援手段は、前記所定の診断支援アルゴリズム
    が前記医用画像に適応可能か否かを前記属性情報に基づ
    いて判定する手段を具備し、前記判定手段が適応可能と
    判定すると、前記医用画像を前記所定の診断支援アルゴ
    リズムにより診断支援することを特徴とする請求項1に
    記載の医用診断支援システム。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は医用画像とこの医用画像
    の属性情報を入力し、 前記診断支援手段は、複数の診断支援アルゴリズムを記
    憶する手段と、前記記憶手段に記憶されているアルゴリ
    ズムの中から前記医用画像に適したアルゴリズムを選択
    する手段を具備し、前記選択手段により選択されたアル
    ゴリズムにより前記医用画像を診断支援することを特徴
    とする請求項1に記載の医用診断支援システム。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は複数の異なる医用画像と
    これらの医用画像の属性情報とを入力し、 前記診断支援手段は、診断支援情報を対応する医用画像
    と関連づけて記憶する手段を具備し、 前記表示手段は前記記憶手段から所望の医用画像と対応
    する診断支援情報とを選択的に読みだして前記位置情報
    を前記医用画像に関連付けて出力することを特徴とする
    請求項7または請求項8記載の医用診断支援システム。
  10. 【請求項10】 前記診断支援手段は、各々が適応可能
    な医用画像の属性を規定している複数の診断支援アルゴ
    リズムを記憶する手段と、各医用画像の属性情報に基づ
    いて前記記憶手段に記憶されているアルゴリズムの中か
    ら各医用画像に適したアルゴリズムを選択する手段とを
    具備することを特徴とする請求項9に記載の医用診断支
    援システム。
  11. 【請求項11】 前記入力手段は複数の異なる医用画像
    とこれらの医用画像の属性情報とを入力し、 前記診断支援手段は、複数の医用画像が未読影か否かを
    前記属性情報から判定し、いずれか一方を選択的に抽出
    する手段を具備し、前記抽出された医用画像を診断支援
    することを特徴とする請求項7または請求項8記載の医
    用診断支援システム。
  12. 【請求項12】 前記入力手段を具備するモダリティ
    と、前記モダリティと前記診断支援手段を接続するネッ
    トワーク手段とをさらに具備することを特徴とする請求
    項1乃至請求項11のいずれかに記載の医用診断支援シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記診断支援手段は前記ネットワーク
    手段を介して前記モダリティから医用画像と属性情報が
    供給されると診断支援を開始し、診断支援情報を保存し
    ておき、出力要求を受けると保存しておいた診断支援情
    報を出力することを特徴とする請求項13に記載の医用
    診断支援システム。
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