JP2000310694A - 原子炉圧力容器アクセスホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極 - Google Patents

原子炉圧力容器アクセスホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極

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JP2000310694A
JP2000310694A JP11120219A JP12021999A JP2000310694A JP 2000310694 A JP2000310694 A JP 2000310694A JP 11120219 A JP11120219 A JP 11120219A JP 12021999 A JP12021999 A JP 12021999A JP 2000310694 A JP2000310694 A JP 2000310694A
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JP
Japan
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electric discharge
access hole
electrode
hole cover
pressure vessel
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JP11120219A
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English (en)
Inventor
Akio Okabe
彰夫 岡部
Michiko Narita
美智子 成田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電加工が進行しても、放電面積の広がりを
抑えて放電電流密度を高く保つことができるようにす
る。 【解決手段】 細長い板状の放電加工電極17におい
て、長手方向と直角な断面を、切断方向とは逆向きに細
くなる楔形状とする。放電加工機10のドライブユニッ
ト13の回動軸12下端に、電極17の一端部を取り付
ける。回動軸12と一体に電極17を回動させつつ、原
子炉圧力容器内にあるアクセスホールカバー7の吊り耳
8の根元位置を放電加工により切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉圧力容器のシ
ュラウドサポートプレートに取り付けられているアクセ
スホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントにおいて、たとえ
ば、沸騰水型原子炉では、図2に一例を示す如く、原子
炉圧力容器(RPV)1の内部に、炉心2、シュラウド
3、ジェットポンプ4、シュラウドサポートプレート5
等が配置される。上記シュラウドサポートプレート5に
は、原子炉圧力容器1の内部構造物の組立作業時におけ
る便を図るために、アクセスホール6が設けられ、該ア
クセスホール6は、各種作業が終了した後にアクセスホ
ールカバー7により閉塞させるようにしてある。
【0003】上記アクセスホール6を閉塞させるための
アクセスホールカバー7は、図3に示す如く、上面中心
部の吊り耳8を用いてシュラウドサポートプレート5上
に吊り込んで、シュラウドサポートプレート5に設けた
アクセスホール6の内側に落し込むように配置した後、
外周を全周に亘り溶接する(溶接部9)ようにしてアク
セスホール6に固定するようにしてある。
【0004】上記原子力発電プラントにおいては、定期
的、あるいは必要に応じて健全性を確認し、又、保全を
行う必要があり、このような保全の一環となる原子力圧
力容器1の予防保全工事の一つとして、上記溶接にて固
定する形式のアクセスホールカバー7を、ボルト締め形
式のアクセスホールカバーに取り替えるためのアクセス
ホールカバー取替工事が国内及び海外の原子力発電プラ
ントにおいて行われている。
【0005】上記アクセスホールカバー取替工事では、
アクセスホールカバー7の外周縁部に、アクセスホール
6の周縁部に係合させるためのL型ボルトの装着作業等
が行われるが、これに先立って、吊り耳8を切断して撤
去する作業が行われる。
【0006】吊り耳8を切断する際には、図4に一例を
示す如き放電加工機10が用いられている。すなわち、
左右の側板11a,11bと、該左右の側板11a,1
1bの上端間を連結する上面板11cと、左右の側板1
1a,11bよりも低い高さ寸法として左右の側板11
a,11b間に配置して上端を上面板11cに固定した
支持板11dとを備えたベース架台11の上記一方の側
板11aと支持板11dとの間に回動軸12が下向きに
貫通配置されるように上記上面板11c上にドライブユ
ニット13を設置すると共に、上記回動軸12の下端
に、細長い板状に形成した放電加工用電極14の一端部
を取り付け、更に、ロッド16a先端部に設けた錐状の
支持ブロック15が支持板11dへ向けて近接、離反で
きるように他方の側板11bの外側部に吊り耳用エアシ
リンダ16を配置してなる吊り耳切断用放電加工機10
を、支持板11dと側板11bとの間に吊り耳8が配置
されるようにアクセスホールカバー7上に吊り下ろし、
吊り耳用エアシリンダ16のロッド16aを突出させ
て、支持ブロック15を吊り耳8の目孔8aを通して支
持板11dに当接させた後、回動軸12の回転により電
極14を水平方向に回動させることにより、電極14で
吊り耳8の根元位置を切断し、切断された吊り耳8を、
支持ブロック15の部分で吊り下げるようにして撤去す
るようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来に
おける吊り耳8の切断方式の場合、放電加工機10の板
状の電極14を回動させることにより施工するものであ
るが、放電加工では、上記電極14と加工物となる吊り
耳8との隙間に発生する放電によって加工が進行して行
き、この際、吊り耳8が除去加工されると同時に電極1
4も徐々に消耗して行くため、図5において、一点鎖
線、実線、二点鎖線で示す如く、電極14の放電部の形
状が、加工が進行するに連れて回動方向(切断方向)へ
向けて細くなる如き楔形となることにより、電極14の
上下面(側面)でも放電が発生してしまい、電極14と
吊り耳8との放電面積が広くなって放電電流密度が低く
なってしまうことから、加工屑の除去が円滑に行われな
くなってしまう。その結果、吊り耳8の加工部表面に不
動態被膜が形成されて放電が停止してしまう事態が発生
することがある。このような事態が発生すると、たとえ
ば、電極14を新しいものと交換して反対側から放電加
工を行う等の対策を構じなければならず、工事全体の日
程に支障を来す問題が惹起される。
【0008】そこで、本発明は、吊り耳の切断に際し、
放電加工が進行しても放電面積の広がりを抑えて放電電
流密度を高く保つことができるような原子炉圧力容器ア
クセスホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極を提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、細長い板状として長手方向の一端部を放
電加工機の回動軸に取り付けて該回動軸とともに回動さ
せて切断を行わせるようにしてある原子炉圧力容器アク
セスホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極におい
て、長手方向と直角方向の断面形状を、回動方向とは逆
向きに細くなる楔形状としてなる構成とする。
【0010】放電加工が進行しても放電面積の広がりが
抑えられるため、放電電流密度を高く保つことができて
加工屑の滞留を防ぐことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、図4に示したと同様に、細長い板状とし
て長手方向の一端部を放電加工機10の回動軸12の下
端に取り付けるようにしてある原子炉圧力容器アクセス
ホールカバー7の吊り耳8用放電加工電極において、長
手方向と直角方向の断面形状を、切断方向、すなわち、
上記回動軸12による回動方向とは逆方向に細くなる楔
形状とした放電加工電極17とし、且つ該電極17の楔
形状は、上下面17a,17bに、切断方向の先端面1
7cの上下端を通る水平線Hに対してそれぞれ内向きの
傾斜角θが形成してあるようにする。
【0013】本発明の電極17を、図1(ロ)に示す如
く、放電加工機10の回動軸12の下端に取り付けて、
アクセスホールカバー7の吊り耳8の切断に用いると、
長手方向と直角方向の断面形状が切断方向とは逆向きに
細くなる楔形状となっているため、放電加工が進行して
も放電面積の広がりが抑えられる。したがって、放電電
流密度が継続して高く保たれることになり、加工屑の除
去が円滑に行われることから、健全な放電状態を保つこ
とができ、従来の電極14による場合に比して加工速度
を向上させることができる。
【0014】なお、図1(イ)では、電極17の後端面
は先端面17cと平行なフラット面としてあるが、上下
面17a,17bが直接交わるように尖らせてもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、細長
い板状として長手方向の一端部を放電加工機の回動軸に
取り付けて該回動軸とともに回動させて切断を行わせる
ようにしてある原子炉圧力容器アクセスホールカバーの
吊り耳切断用放電加工電極において、長手方向と直角方
向の断面形状を、回動方向とは逆向きに細くなる楔形状
としてなる構成としてあるので、吊り耳の切断時に、放
電加工が進行しても放電面積の広がりを抑えることがで
き、これにより、放電電流密度を高く保つことができ
て、加工屑の滞留を防ぐことができるようになることか
ら、健全な放電を保つことができ、加工速度を向上する
ことができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子炉圧力容器アクセスホールカバー
の吊り耳切断用放電加工電極の実施の一形態を示すもの
で、(イ)は基本構成を示す斜視図、(ロ)は放電加工
機に取り付けて吊り耳を切断している状態を示す概要図
である。
【図2】原子炉圧力容器の内部構造の一例を示す一部切
断斜視図である。
【図3】アクセスホールカバー部分の構造を示す拡大断
面図である。
【図4】吊り耳の切断加工方式を示す概要図である。
【図5】従来の電極が消耗して行く状況を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 7 アクセスホールカバー 8 吊り耳 10 放電加工機 12 回動軸 17 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い板状として長手方向の一端部を放
    電加工機の回動軸に取り付けて該回動軸とともに回動さ
    せて切断を行わせるようにしてある原子炉圧力容器アク
    セスホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極におい
    て、長手方向と直角方向の断面形状を、回動方向とは逆
    向きに細くなる楔形状としてなることを特徴とする原子
    炉圧力容器アクセスホールカバーの吊り耳切断用放電加
    工電極。
JP11120219A 1999-04-27 1999-04-27 原子炉圧力容器アクセスホールカバーの吊り耳切断用放電加工電極 Pending JP2000310694A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111258A1 (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Showa Shinku Co., Ltd. 冷却手段を備えた装置及び冷却方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111258A1 (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Showa Shinku Co., Ltd. 冷却手段を備えた装置及び冷却方法
KR100884161B1 (ko) * 2004-05-14 2009-02-17 가부시키가이샤 쇼와 신쿠 냉각 수단을 구비한 진공 장치

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