JP2000310574A - トルク感知装置 - Google Patents
トルク感知装置Info
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- sensor
- sensing device
- torque
- input shaft
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
- B62D6/08—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque
- B62D6/10—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque characterised by means for sensing or determining torque
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L3/00—Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
- G01L3/02—Rotary-transmission dynamometers
- G01L3/04—Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft
- G01L3/10—Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating
- G01L3/107—Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating involving potentiometric means
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L5/00—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
- G01L5/22—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring the force applied to control members, e.g. control members of vehicles, triggers
- G01L5/221—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring the force applied to control members, e.g. control members of vehicles, triggers to steering wheels, e.g. for power assisted steering
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力シャフトと出力シャフトとの間の非回転
トルクの影響を補償するように作動するトルク感知装置
を提供する。 【解決手段】 トルク感知装置(30)は、第1のセン
サー素子(62、70)と、第2のセンサー素子(6
6、74)とを有する。第1のセンサー素子と第2のセ
ンサー素子は、第1のセンサー素子と第2のセンサー素
子との間を伸長する中心軸線に対して実質的に直径方向
に対向して配置されている。第1及び第2のセンサー素
子の各々は、当該センサー素子の第1部分と第2の部分
との間の相対位置の関数として変化する電気信号(3
4)を提供するように作動する。第1のセンサー素子
(62、70)と第2のセンサー素子(66、74)の
電気信号(34)は、対応するセンサー素子の第1の部
分と第2の部分との間の非回転相対運動に応答して、逆
の関係で変化する。
トルクの影響を補償するように作動するトルク感知装置
を提供する。 【解決手段】 トルク感知装置(30)は、第1のセン
サー素子(62、70)と、第2のセンサー素子(6
6、74)とを有する。第1のセンサー素子と第2のセ
ンサー素子は、第1のセンサー素子と第2のセンサー素
子との間を伸長する中心軸線に対して実質的に直径方向
に対向して配置されている。第1及び第2のセンサー素
子の各々は、当該センサー素子の第1部分と第2の部分
との間の相対位置の関数として変化する電気信号(3
4)を提供するように作動する。第1のセンサー素子
(62、70)と第2のセンサー素子(66、74)の
電気信号(34)は、対応するセンサー素子の第1の部
分と第2の部分との間の非回転相対運動に応答して、逆
の関係で変化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、トルク感知装置
に関し、特に、入力シャフトと出力シャフトとの間の非
回転トルクの影響を補償するように作動するトルク感知
装置に関する。
に関し、特に、入力シャフトと出力シャフトとの間の非
回転トルクの影響を補償するように作動するトルク感知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルク感知装置が、ステアリングシステ
ムにおいて使用されている。前記ステアリングシステム
は、加えられた入力トルク、すなわち、ステアリングト
ルク(換言すれば、操舵トルク)を検出する、電気的に
制御されるパワーアシスト(補力装置)を有している。
そのようなパワーアシストステアリングシステムは、ア
シスト用の電動モーター(電気モーター)、電気的に駆
動されるポンプ、あるいは、電気的に制御されるソレノ
イドバルブのいずれかを有している。典型的に、前記ト
ルク感知装置は、ステアリングホイールに連結された入
力シャフトと、ピニオンシャフトまたは出力シャフトと
の間に、連結されている。車両のステアリングホイール
に加えられた運転手の入力トルクに応答して、検出され
たトルクを用いることにより、アシスト用の電動モータ
ー、電気的に駆動されるポンプ、あるいは、電気的に制
御されるソレノイドバルブを制御するようになってい
る。
ムにおいて使用されている。前記ステアリングシステム
は、加えられた入力トルク、すなわち、ステアリングト
ルク(換言すれば、操舵トルク)を検出する、電気的に
制御されるパワーアシスト(補力装置)を有している。
そのようなパワーアシストステアリングシステムは、ア
シスト用の電動モーター(電気モーター)、電気的に駆
動されるポンプ、あるいは、電気的に制御されるソレノ
イドバルブのいずれかを有している。典型的に、前記ト
ルク感知装置は、ステアリングホイールに連結された入
力シャフトと、ピニオンシャフトまたは出力シャフトと
の間に、連結されている。車両のステアリングホイール
に加えられた運転手の入力トルクに応答して、検出され
たトルクを用いることにより、アシスト用の電動モータ
ー、電気的に駆動されるポンプ、あるいは、電気的に制
御されるソレノイドバルブを制御するようになってい
る。
【0003】ステアリングホイールシステムにおいて使
用するための1つのタイプのトルクセンサーとして、D
rutchasに付与された米国特許第4,415,0
54に開示されたようなホール効果式のポジションセン
サー(位置検出器)が挙げられる。米国特許第4,41
5,054は、TRW社に譲渡された。磁石が、一方の
シャフトに位置決めされている。前記一方のシャフト
は、他方のシャフトに設けられたホール効果センサーに
隣接しており、前記ホール効果センサーに対して回転可
能になっている。前記ホール効果センサーは、入力シャ
フトとピニオンシャフトとの間の相対回転を測定し、さ
らに、入力シャフトとピニオンシャフトとの間に連結さ
れて作動するトーションバーのねじれ量を測定する。前
記ホール効果装置の出力電圧は、前記磁石の前記ホール
効果センサーに対する相対位置の関数として、すなわ
ち、加えられたステアリングトルク(入力トルク)に応
じて変化する。
用するための1つのタイプのトルクセンサーとして、D
rutchasに付与された米国特許第4,415,0
54に開示されたようなホール効果式のポジションセン
サー(位置検出器)が挙げられる。米国特許第4,41
5,054は、TRW社に譲渡された。磁石が、一方の
シャフトに位置決めされている。前記一方のシャフト
は、他方のシャフトに設けられたホール効果センサーに
隣接しており、前記ホール効果センサーに対して回転可
能になっている。前記ホール効果センサーは、入力シャ
フトとピニオンシャフトとの間の相対回転を測定し、さ
らに、入力シャフトとピニオンシャフトとの間に連結さ
れて作動するトーションバーのねじれ量を測定する。前
記ホール効果装置の出力電圧は、前記磁石の前記ホール
効果センサーに対する相対位置の関数として、すなわ
ち、加えられたステアリングトルク(入力トルク)に応
じて変化する。
【0004】別のタイプのトルクセンサーが、Pers
sonに付与され、TRW社に譲渡された米国特許第
5,442,956号に開示されている。このトルクセ
ンサーは、回転式の入力トランスを備えている。前記回
転式の入力トランスは、固定式の一次巻線と回転式の二
次巻線とを有している。前記入力シャフトと前記ピニオ
ンシャフトとの間の相対回転によって、前記一次巻線と
前記二次巻線との間に、対応する相対回転が引き起こさ
れる。前記一次巻線と前記二次巻線が、これらの相対回
転位置の関数として変化する出力信号を提供し、これに
よって、加えられた入力トルクを表示することができ
る。
sonに付与され、TRW社に譲渡された米国特許第
5,442,956号に開示されている。このトルクセ
ンサーは、回転式の入力トランスを備えている。前記回
転式の入力トランスは、固定式の一次巻線と回転式の二
次巻線とを有している。前記入力シャフトと前記ピニオ
ンシャフトとの間の相対回転によって、前記一次巻線と
前記二次巻線との間に、対応する相対回転が引き起こさ
れる。前記一次巻線と前記二次巻線が、これらの相対回
転位置の関数として変化する出力信号を提供し、これに
よって、加えられた入力トルクを表示することができ
る。
【0005】別のタイプのトルク感知装置が、米国特許
第5,039,926号に開示されている。この特許に
おいて、一対のセンサー素子の各々が、出力信号をトル
ク変位コンバーターに供給している。前記出力信号は、
ステアリングホイールに加えられるステアリングトルク
を表している。各出力信号は、監視されており、前記出
力信号の間に所定の差が検出されると、フェイルセーフ
リレーが作動して、ステアリングアシスト用の電動モー
ターを消勢する(非通電状態にする)。
第5,039,926号に開示されている。この特許に
おいて、一対のセンサー素子の各々が、出力信号をトル
ク変位コンバーターに供給している。前記出力信号は、
ステアリングホイールに加えられるステアリングトルク
を表している。各出力信号は、監視されており、前記出
力信号の間に所定の差が検出されると、フェイルセーフ
リレーが作動して、ステアリングアシスト用の電動モー
ターを消勢する(非通電状態にする)。
【0006】米国特許第4,986,380号は、右折
用のセンサー素子と左折用のセンサー素子とを有するト
ルクセンサーを開示している。前記右折用のセンサー素
子と左折用のセンサー素子は、右折の間または左折の間
にそれぞれステアリングトルクに対応する関係した出力
電圧を発生する。前記両方のセンサー素子が同時に出力
電圧を発生させたとき、モーター用のコントローラが、
モーターへの電流の流れを妨げる。
用のセンサー素子と左折用のセンサー素子とを有するト
ルクセンサーを開示している。前記右折用のセンサー素
子と左折用のセンサー素子は、右折の間または左折の間
にそれぞれステアリングトルクに対応する関係した出力
電圧を発生する。前記両方のセンサー素子が同時に出力
電圧を発生させたとき、モーター用のコントローラが、
モーターへの電流の流れを妨げる。
【0007】TRW社に譲渡された米国特許第4,59
8,787が、トルクセンサーを開示している。前記ト
ルクセンサーは、ピニオンシャフトに作動可能に連結さ
れた抵抗ストリップを有するセンサー素子と、入力シャ
フトと協働するアームとを含んでいる。所定量のステア
リング力が加えられると、前記センサー素子は、入力シ
ャフトとピニオンシャフトとの間の相対回転の関数とし
て変化する出力信号を供給する。
8,787が、トルクセンサーを開示している。前記ト
ルクセンサーは、ピニオンシャフトに作動可能に連結さ
れた抵抗ストリップを有するセンサー素子と、入力シャ
フトと協働するアームとを含んでいる。所定量のステア
リング力が加えられると、前記センサー素子は、入力シ
ャフトとピニオンシャフトとの間の相対回転の関数とし
て変化する出力信号を供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本願発明は、トルク感知装置に関するものであ
る。前記トルク感知装置は、第1のセンサー素子を備え
ている。前記第1のセンサー素子は、入力シャフトに連
結可能な第1の部分を有している。前記第1のセンサー
素子は、また、第2の部分を有している。前記第2の部
分は、前記第1のセンサー素子の第1の部分に隣接して
おり、前記第1のセンサー素子の第1の部分に対して移
動可能になっている。前記第2の部分は、出力シャフト
に連結可能になっている。前記第1のセンサー素子の作
動により、前記第1のセンサー素子の第1の部分と第2
の部分との間の相対位置の関数として変化する電気信号
が提供される。前記トルク感知装置は、また、第2のセ
ンサー素子を備えている。前記第2のセンサー素子は、
入力シャフトに連結可能な第1の部分と、第2の部分と
を有している。前記第2のセンサー素子の第2の部分
は、前記第2のセンサー素子の第1の部分に隣接してお
り、前記第2のセンサー素子の第1の部分に対して移動
可能になっている。また、前記第2のセンサー素子の第
2の部分は、出力シャフトに連結されている。前記第2
のセンサー素子は、中心軸線に対して前記第1のセンサ
ー素子から実質的に直径方向に離れて対向している。前
記中心軸線は、前記第1のセンサー素子と前記第2のセ
ンサー素子との間で伸長している。前記第2のセンサー
素子の作動により、前記第2のセンサー素子の第1の部
分と第2の部分との間の相対位置の関数として変化する
電気信号が提供される。前記第1のセンサー素子の電気
信号と前記第2のセンサー素子の電気信号は、第1のセ
ンサー素子の第1の部分と第2の部分との間の非回転相
対運動と第2のセンサー素子の第1の部分と第2の部分
との間の非回転相対運動とに応答して、逆の関係で変化
する。
の手段】本願発明は、トルク感知装置に関するものであ
る。前記トルク感知装置は、第1のセンサー素子を備え
ている。前記第1のセンサー素子は、入力シャフトに連
結可能な第1の部分を有している。前記第1のセンサー
素子は、また、第2の部分を有している。前記第2の部
分は、前記第1のセンサー素子の第1の部分に隣接して
おり、前記第1のセンサー素子の第1の部分に対して移
動可能になっている。前記第2の部分は、出力シャフト
に連結可能になっている。前記第1のセンサー素子の作
動により、前記第1のセンサー素子の第1の部分と第2
の部分との間の相対位置の関数として変化する電気信号
が提供される。前記トルク感知装置は、また、第2のセ
ンサー素子を備えている。前記第2のセンサー素子は、
入力シャフトに連結可能な第1の部分と、第2の部分と
を有している。前記第2のセンサー素子の第2の部分
は、前記第2のセンサー素子の第1の部分に隣接してお
り、前記第2のセンサー素子の第1の部分に対して移動
可能になっている。また、前記第2のセンサー素子の第
2の部分は、出力シャフトに連結されている。前記第2
のセンサー素子は、中心軸線に対して前記第1のセンサ
ー素子から実質的に直径方向に離れて対向している。前
記中心軸線は、前記第1のセンサー素子と前記第2のセ
ンサー素子との間で伸長している。前記第2のセンサー
素子の作動により、前記第2のセンサー素子の第1の部
分と第2の部分との間の相対位置の関数として変化する
電気信号が提供される。前記第1のセンサー素子の電気
信号と前記第2のセンサー素子の電気信号は、第1のセ
ンサー素子の第1の部分と第2の部分との間の非回転相
対運動と第2のセンサー素子の第1の部分と第2の部分
との間の非回転相対運動とに応答して、逆の関係で変化
する。
【0009】本願発明の前記及び他の特徴や効果は、添
付図面を参照して下記記述を読むことにより、本願発明
が関係する当業者にとって明らかとなるであろう。
付図面を参照して下記記述を読むことにより、本願発明
が関係する当業者にとって明らかとなるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、電気アシストステアリン
グシステム10を図示している。電気アシストステアリ
ングシステム10は、入力シャフト14に連結された車
両ステアリングホイール12と、ピニオンギヤ18に連
結されたピニオンシャフト16とを有している。入力シ
ャフト14は、当該技術において周知の態様で、トーシ
ョンバー20を介して、ピニオンシャフト16に連結さ
れている。トーションバー20は、車両ステアリングホ
イール12に加えられたトルクに応じてねじれ、それに
よって、入力シャフト14とピニオンシャフト16との
間が相対回転できるようになる。後述するストッパによ
って、入力シャフト14とピニオンシャフト16との間
の相対回転量が制限されている。
グシステム10を図示している。電気アシストステアリ
ングシステム10は、入力シャフト14に連結された車
両ステアリングホイール12と、ピニオンギヤ18に連
結されたピニオンシャフト16とを有している。入力シ
ャフト14は、当該技術において周知の態様で、トーシ
ョンバー20を介して、ピニオンシャフト16に連結さ
れている。トーションバー20は、車両ステアリングホ
イール12に加えられたトルクに応じてねじれ、それに
よって、入力シャフト14とピニオンシャフト16との
間が相対回転できるようになる。後述するストッパによ
って、入力シャフト14とピニオンシャフト16との間
の相対回転量が制限されている。
【0011】典型的に、ピニオンギヤ18は、線形状の
ステアリング部材すなわちラック22に設けられた(図
示しない)一セットのストレートカット(縦切り)のギ
ヤ歯に噛合する(図示しない)一セットのヘリカルギヤ
(はすば歯車)を有している。ラック22は、通常のス
テアリングリンク装置を介して、車両を操舵可能なホイ
ール(車輪)24及び26に連結されている。ピニオン
ギヤ18とラック22は、ひとまとめにして、一セット
のラックアンドピニオンギヤを形成している。車両ステ
アリングホイール12が回されたとき、一セットのラッ
クアンドピニオンギヤは、ステアリングホイールの回転
運動を、ラック22の直線運動に変換する。ラック22
が直線方向に移動したとき、操舵可能なホイール24及
び26は、それらの関係するステアリング軸線を中心と
して枢動し、車両は操舵される。
ステアリング部材すなわちラック22に設けられた(図
示しない)一セットのストレートカット(縦切り)のギ
ヤ歯に噛合する(図示しない)一セットのヘリカルギヤ
(はすば歯車)を有している。ラック22は、通常のス
テアリングリンク装置を介して、車両を操舵可能なホイ
ール(車輪)24及び26に連結されている。ピニオン
ギヤ18とラック22は、ひとまとめにして、一セット
のラックアンドピニオンギヤを形成している。車両ステ
アリングホイール12が回されたとき、一セットのラッ
クアンドピニオンギヤは、ステアリングホイールの回転
運動を、ラック22の直線運動に変換する。ラック22
が直線方向に移動したとき、操舵可能なホイール24及
び26は、それらの関係するステアリング軸線を中心と
して枢動し、車両は操舵される。
【0012】アシスト用の電動モーター28が、適切な
駆動装置を介して、例えば、ボールナットを介して、ラ
ック22を駆動できるように連結されている。アシスト
用の電動モーター28が励磁(換言すれば、通電または
付勢)されたとき、アシスト用の電動モーター28は、
ラック22の操舵運動を援助するように、さらには、車
両を操舵可能なホイール24及び26のステアリング
(すなわち、操舵)を援助するようにアシスト(すなわ
ち、助力)する。アシスト用の電動モーター28は、ブ
ラシレスDCモーターのようなモーターを用いることも
可能であるが、可変のリラクタンスモーター(すなわ
ち、反作用電動機)であることが好ましい。可変のリラ
クタンスモーターであることが好ましいのは、その寸法
が比較的に小さく、摩擦も低く、慣性トルクの割合が高
いからである。
駆動装置を介して、例えば、ボールナットを介して、ラ
ック22を駆動できるように連結されている。アシスト
用の電動モーター28が励磁(換言すれば、通電または
付勢)されたとき、アシスト用の電動モーター28は、
ラック22の操舵運動を援助するように、さらには、車
両を操舵可能なホイール24及び26のステアリング
(すなわち、操舵)を援助するようにアシスト(すなわ
ち、助力)する。アシスト用の電動モーター28は、ブ
ラシレスDCモーターのようなモーターを用いることも
可能であるが、可変のリラクタンスモーター(すなわ
ち、反作用電動機)であることが好ましい。可変のリラ
クタンスモーターであることが好ましいのは、その寸法
が比較的に小さく、摩擦も低く、慣性トルクの割合が高
いからである。
【0013】本願発明に係わるトルク感知装置30が、
入力シャフト14とピニオンシャフト16にまたがって
作動可能に連結されている。トルク感知装置30は、入
力シャフト14とピニオンシャフト16との間の相対回
転位置を示す、1またはそれ以上の電気信号34を電子
制御ユニット(ECU)36に供給する。本願発明に係
わるトルク感知装置30は、複数のトルクセンサー31
を備えている。各トルクセンサー31は、別体のトルク
センサー素子32及び33を備えている。各トルクセン
サー31のうち一方のトルクセンサー素子33は、入力
シャフト14に作動可能に連結されている。各トルクセ
ンサー31のうち他方のトルクセンサー素子32は、ピ
ニオンシャフト16に連結されている。トルクセンサー
31の各々のうち協働する第1のトルクセンサー素子3
3と第2のトルクセンサー素子32は、互いに隣接して
作動可能に設けられており、また、入力シャフト14と
ピニオンシャフト16との間の相対回転運動に比例し
て、互いに対して移動可能になっている。
入力シャフト14とピニオンシャフト16にまたがって
作動可能に連結されている。トルク感知装置30は、入
力シャフト14とピニオンシャフト16との間の相対回
転位置を示す、1またはそれ以上の電気信号34を電子
制御ユニット(ECU)36に供給する。本願発明に係
わるトルク感知装置30は、複数のトルクセンサー31
を備えている。各トルクセンサー31は、別体のトルク
センサー素子32及び33を備えている。各トルクセン
サー31のうち一方のトルクセンサー素子33は、入力
シャフト14に作動可能に連結されている。各トルクセ
ンサー31のうち他方のトルクセンサー素子32は、ピ
ニオンシャフト16に連結されている。トルクセンサー
31の各々のうち協働する第1のトルクセンサー素子3
3と第2のトルクセンサー素子32は、互いに隣接して
作動可能に設けられており、また、入力シャフト14と
ピニオンシャフト16との間の相対回転運動に比例し
て、互いに対して移動可能になっている。
【0014】上述したように、協働する第1のトルクセ
ンサー素子33と第2のトルクセンサー素子32の各々
は、複数の別体のトルクセンサー31のうちの1つを形
成している。好適な実施例によれば、トルク感知装置3
0は、円周方向に沿って間隔をあけられた4つのトルク
センサー31を備えている。好適な実施例において、ト
ルクセンサー電気信号34は、4つの別々のトルクセン
サー信号からなっており、1つは各トルクセンサー31
から出力される。各トルクセンサー31の出力(アウト
プット)は、トルク感知装置30の各トルクセンサー3
1の協働する第2のトルクセンサー素子32と第1のト
ルクセンサー素子33との間の相対回転運動を示してい
る。その相対回転運動は、さらに、トーションバー20
のねじれを示している。したがって、トルクセンサー電
気信号34は、各々、車両オペレーターによって、車両
ステアリングホイール12に加えられたステアリングト
ルク量を示す、電気的な特性(例えば、振幅、周波数、
パルス、及び/又は幅)を有している。
ンサー素子33と第2のトルクセンサー素子32の各々
は、複数の別体のトルクセンサー31のうちの1つを形
成している。好適な実施例によれば、トルク感知装置3
0は、円周方向に沿って間隔をあけられた4つのトルク
センサー31を備えている。好適な実施例において、ト
ルクセンサー電気信号34は、4つの別々のトルクセン
サー信号からなっており、1つは各トルクセンサー31
から出力される。各トルクセンサー31の出力(アウト
プット)は、トルク感知装置30の各トルクセンサー3
1の協働する第2のトルクセンサー素子32と第1のト
ルクセンサー素子33との間の相対回転運動を示してい
る。その相対回転運動は、さらに、トーションバー20
のねじれを示している。したがって、トルクセンサー電
気信号34は、各々、車両オペレーターによって、車両
ステアリングホイール12に加えられたステアリングト
ルク量を示す、電気的な特性(例えば、振幅、周波数、
パルス、及び/又は幅)を有している。
【0015】電子制御ユニット(ECU)36は、マイ
クロコンピューターであることが好ましい。前記マイク
ロコンピューターは、メモリーを有しており、少なくと
も、加えられるステアリングトルク電気信号34に応答
して、アシスト用の電動モーター28の作動を制御でき
るようにプログラムされている。あるいは、電子制御ユ
ニット(ECU)36は、所望の態様でアシスト用の電
動モーター28を制御できるように形成された、集積回
路(IC)、複数の別々の電気素子、又は集積回路と別
々の電気素子との組み合わせで構成してもよい。アシス
ト用の電動ステアリングシステムにおける可変のリラク
タンスモーター(すなわち、反作用電動機)を制御する
ための好適な態様が、TRW社に譲渡された米国特許第
5,257,828号に開示されている。なお、本願発
明のトルク感知装置30を組み込むことができる他の任
意の制御機構を受け入れることもできる。
クロコンピューターであることが好ましい。前記マイク
ロコンピューターは、メモリーを有しており、少なくと
も、加えられるステアリングトルク電気信号34に応答
して、アシスト用の電動モーター28の作動を制御でき
るようにプログラムされている。あるいは、電子制御ユ
ニット(ECU)36は、所望の態様でアシスト用の電
動モーター28を制御できるように形成された、集積回
路(IC)、複数の別々の電気素子、又は集積回路と別
々の電気素子との組み合わせで構成してもよい。アシス
ト用の電動ステアリングシステムにおける可変のリラク
タンスモーター(すなわち、反作用電動機)を制御する
ための好適な態様が、TRW社に譲渡された米国特許第
5,257,828号に開示されている。なお、本願発
明のトルク感知装置30を組み込むことができる他の任
意の制御機構を受け入れることもできる。
【0016】電子制御ユニット(ECU)36は、ま
た、他の入力40から信号38を受ける。そのような他
の入力40としては、例えば、車両速度センサー、モー
ター速度センサー、モジュール温度センサー、モーター
電流フィードバック信号、又は所望の態様でアシスト用
の電動モーター28の作動を制御するのに使用できる他
の入力源が挙げられる。
た、他の入力40から信号38を受ける。そのような他
の入力40としては、例えば、車両速度センサー、モー
ター速度センサー、モジュール温度センサー、モーター
電流フィードバック信号、又は所望の態様でアシスト用
の電動モーター28の作動を制御するのに使用できる他
の入力源が挙げられる。
【0017】モーターポジションセンサー42が、連結
部分43によって概略的に示されているように、モータ
ーローターとモーターステーターに作動可能に連結され
ている。モーターポジションセンサー42は、電動モー
ター28のモーターステーターに対するローターの瞬間
ポジション(瞬間位置)を示すモーターポジション信号
44を、電子制御ユニット(ECU)36に供給する。
前記米国特許第5,257,828号に開示されたもの
を含む、任意の公知のモーターポジションセンサーを用
いることができる。モーターポジション信号44は、電
子制御ユニット(ECU)36に供給され、これによっ
て、可変のリラクタンス電動モーター(すなわち、可変
の反作用電動機)28を制御できるようになっている。
ある別のタイプのアシスト用の電動モーターを使用した
場合、当該モーターを制御するために、モーターポジシ
ョンセンサー42は、必要な場合もあるし、必要でない
場合もあるということが理解できるであろう。モーター
制御の技術において、別体のセンサーを使用することな
く、モーターポジションを決定でき、しかも、モーター
を作動させる他のパラメーターの測定によって決定でき
るということもまた公知である。そのような構成も、ま
た、本願発明のトルクセンサーを有するアシスト用の電
動ステアリングシステムにおいて有用である。
部分43によって概略的に示されているように、モータ
ーローターとモーターステーターに作動可能に連結され
ている。モーターポジションセンサー42は、電動モー
ター28のモーターステーターに対するローターの瞬間
ポジション(瞬間位置)を示すモーターポジション信号
44を、電子制御ユニット(ECU)36に供給する。
前記米国特許第5,257,828号に開示されたもの
を含む、任意の公知のモーターポジションセンサーを用
いることができる。モーターポジション信号44は、電
子制御ユニット(ECU)36に供給され、これによっ
て、可変のリラクタンス電動モーター(すなわち、可変
の反作用電動機)28を制御できるようになっている。
ある別のタイプのアシスト用の電動モーターを使用した
場合、当該モーターを制御するために、モーターポジシ
ョンセンサー42は、必要な場合もあるし、必要でない
場合もあるということが理解できるであろう。モーター
制御の技術において、別体のセンサーを使用することな
く、モーターポジションを決定でき、しかも、モーター
を作動させる他のパラメーターの測定によって決定でき
るということもまた公知である。そのような構成も、ま
た、本願発明のトルクセンサーを有するアシスト用の電
動ステアリングシステムにおいて有用である。
【0018】モーターポジション信号44、他の入力と
しての他のセンサー40からの信号38、及びトルクセ
ンサー電気信号34に応答して、電子制御ユニット(E
CU)36は、モーターコントローラ48にトルクコマ
ンド信号46を供給する。モーターコントローラ48
は、トルクコマンド信号46に応答して、アシスト用の
電動モーター28の励磁(換言すれば、通電または付
勢)を制御する。電子制御ユニット(ECU)36とモ
ーターコントローラ48は、また、モーターポジション
センサー信号44から決定されたモーターローターの速
度に応答して、ステアリングの減衰を制御することが好
ましい。図示されているように、モーターコントローラ
48は、電子制御ユニット(ECU)36に連結された
別体のモジュールとすることができるということが理解
されるであろう。あるいは、モーターコントローラ48
は、電子制御ユニット(ECU)36の一部としてもよ
い。センサー信号に応答して電子制御ユニット(EC
U)36及びモーターコントローラ48によって行われ
るコントロールアルゴリズムは、当該技術における任意
の公知のコントロールアルゴリズムとすることができ
る。そのような許容できるコントロール構造は、上述し
た米国特許第5,257,828号に示されている。他
のコントロール構造は、米国特許第5,473,231
号、米国特許第5,475,289号、米国特許第5,
504,403号、米国特許第5,568,389号、
米国特許第5,263,409号、又は米国特許第5,
743,351号に開示されている。これらのコントロ
ール構造のうち任意のものやコントロール構造の任意の
組み合わせを、本願発明に係わるトルクセンサーとの組
み合わせで使用できる。
しての他のセンサー40からの信号38、及びトルクセ
ンサー電気信号34に応答して、電子制御ユニット(E
CU)36は、モーターコントローラ48にトルクコマ
ンド信号46を供給する。モーターコントローラ48
は、トルクコマンド信号46に応答して、アシスト用の
電動モーター28の励磁(換言すれば、通電または付
勢)を制御する。電子制御ユニット(ECU)36とモ
ーターコントローラ48は、また、モーターポジション
センサー信号44から決定されたモーターローターの速
度に応答して、ステアリングの減衰を制御することが好
ましい。図示されているように、モーターコントローラ
48は、電子制御ユニット(ECU)36に連結された
別体のモジュールとすることができるということが理解
されるであろう。あるいは、モーターコントローラ48
は、電子制御ユニット(ECU)36の一部としてもよ
い。センサー信号に応答して電子制御ユニット(EC
U)36及びモーターコントローラ48によって行われ
るコントロールアルゴリズムは、当該技術における任意
の公知のコントロールアルゴリズムとすることができ
る。そのような許容できるコントロール構造は、上述し
た米国特許第5,257,828号に示されている。他
のコントロール構造は、米国特許第5,473,231
号、米国特許第5,475,289号、米国特許第5,
504,403号、米国特許第5,568,389号、
米国特許第5,263,409号、又は米国特許第5,
743,351号に開示されている。これらのコントロ
ール構造のうち任意のものやコントロール構造の任意の
組み合わせを、本願発明に係わるトルクセンサーとの組
み合わせで使用できる。
【0019】モーターコントローラ48は、出力信号
(アウトプットシグナル)50をパワースイッチモジュ
ール(電力開閉器モジュール)52に供給する。パワー
スイッチモジュール52は、複数のパワースイッチ(電
力開閉器)を有している。その複数のパワースイッチ
は、モーター出力信号50に応答して、所望量の電流を
アシスト用の電動モーター28に供給できるように、構
成され且つ形成されている。パワースイッチモジュール
52のパワースイッチは、例えば、モーター出力信号5
0に応答して、適切な態様でパルス幅を調節(又は変
調)させ、これによって、アシスト用の電動モーター2
8を励磁する(換言すれば、通電するまたは付勢する)
ようにしてもよい。アシスト用の電動モーター28に供
給される電気エネルギーを制御することにより、アシス
ト用の電動モーター28によって提供されるステアリン
グアシスト量を当該技術における公知の態様で制御する
ことができる。
(アウトプットシグナル)50をパワースイッチモジュ
ール(電力開閉器モジュール)52に供給する。パワー
スイッチモジュール52は、複数のパワースイッチ(電
力開閉器)を有している。その複数のパワースイッチ
は、モーター出力信号50に応答して、所望量の電流を
アシスト用の電動モーター28に供給できるように、構
成され且つ形成されている。パワースイッチモジュール
52のパワースイッチは、例えば、モーター出力信号5
0に応答して、適切な態様でパルス幅を調節(又は変
調)させ、これによって、アシスト用の電動モーター2
8を励磁する(換言すれば、通電するまたは付勢する)
ようにしてもよい。アシスト用の電動モーター28に供
給される電気エネルギーを制御することにより、アシス
ト用の電動モーター28によって提供されるステアリン
グアシスト量を当該技術における公知の態様で制御する
ことができる。
【0020】図2は、中心軸線60を有するステアリン
グコラム56の一部を図示している。中心軸線60は、
ステアリングコラム56の中心を通って長手方向に伸長
している。ステアリングコラム56は、また、本願発明
の好適な実施例にしたがって形成されたトルク感知装置
30を有している。上述したように、トルク感知装置3
0は、組み立てられた状態で、複数のトルクセンサー3
1を形成する、隣接した複数の第1のトルクセンサー素
子33と第2のトルクセンサー素子32とを有してい
る。この好適な実施例にしたがって、4つのトルクセン
サー31が、ステアリングコラム56の周囲で円周方向
に沿って間隔をあけて設けられている。
グコラム56の一部を図示している。中心軸線60は、
ステアリングコラム56の中心を通って長手方向に伸長
している。ステアリングコラム56は、また、本願発明
の好適な実施例にしたがって形成されたトルク感知装置
30を有している。上述したように、トルク感知装置3
0は、組み立てられた状態で、複数のトルクセンサー3
1を形成する、隣接した複数の第1のトルクセンサー素
子33と第2のトルクセンサー素子32とを有してい
る。この好適な実施例にしたがって、4つのトルクセン
サー31が、ステアリングコラム56の周囲で円周方向
に沿って間隔をあけて設けられている。
【0021】第2のトルクセンサー素子32と第1のト
ルクセンサー素子33は、それぞれ、ピニオンシャフト
16と入力シャフト14に固定されている。当業者は、
第1のトルクセンサー素子33と第2のトルクセンサー
素子32を、それぞれ、ピニオンシャフト16と入力シ
ャフト14に固定できることを理解するであろう。第1
のトルクセンサー素子33と第2のトルクセンサー素子
32は、互いに対して移動可能になっており、入力シャ
フト14とピニオンシャフト16との間の相対回転に比
例して、中心軸線60を中心とした入力シャフト14と
ピニオンシャフト16の相対回転位置を示す信号を提供
できるようになっている。トーションバーが、入力シャ
フト14とピニオンシャフト16とを作動可能に連結し
ているので、入力シャフト14とピニオンシャフト16
との間の相対回転量が、加えられたステアリングトルク
を示している。
ルクセンサー素子33は、それぞれ、ピニオンシャフト
16と入力シャフト14に固定されている。当業者は、
第1のトルクセンサー素子33と第2のトルクセンサー
素子32を、それぞれ、ピニオンシャフト16と入力シ
ャフト14に固定できることを理解するであろう。第1
のトルクセンサー素子33と第2のトルクセンサー素子
32は、互いに対して移動可能になっており、入力シャ
フト14とピニオンシャフト16との間の相対回転に比
例して、中心軸線60を中心とした入力シャフト14と
ピニオンシャフト16の相対回転位置を示す信号を提供
できるようになっている。トーションバーが、入力シャ
フト14とピニオンシャフト16とを作動可能に連結し
ているので、入力シャフト14とピニオンシャフト16
との間の相対回転量が、加えられたステアリングトルク
を示している。
【0022】トルク感知装置30の第2のトルクセンサ
ー素子としての第2の部分32は、一セットのセンサー
部分62、64、66及び68を有している。一セット
のセンサー部分62、64、66及び68は、ピニオン
シャフト16に連結されている。一セットのセンサー部
分62、64、66及び68は、可変抵抗素子であるこ
とが好ましい。
ー素子としての第2の部分32は、一セットのセンサー
部分62、64、66及び68を有している。一セット
のセンサー部分62、64、66及び68は、ピニオン
シャフト16に連結されている。一セットのセンサー部
分62、64、66及び68は、可変抵抗素子であるこ
とが好ましい。
【0023】トルク感知装置30の第1のトルクセンサ
ー素子としての第1の部分33は、一セットのセンサー
部分70、72、74及び76を有している。一セット
のセンサー部分70、72、74及び76は、それぞ
れ、一セットのセンサー部分62、64、66及び68
に協働している。一セットのセンサー部分70、72、
74及び76の各々は、対応する抵抗素子62、64、
66及び68に摺動可能に接触する、指状部、ワイパ
ー、またはブラシのような接触素子であることが好まし
い。
ー素子としての第1の部分33は、一セットのセンサー
部分70、72、74及び76を有している。一セット
のセンサー部分70、72、74及び76は、それぞ
れ、一セットのセンサー部分62、64、66及び68
に協働している。一セットのセンサー部分70、72、
74及び76の各々は、対応する抵抗素子62、64、
66及び68に摺動可能に接触する、指状部、ワイパ
ー、またはブラシのような接触素子であることが好まし
い。
【0024】本願発明によれば、異なるタイプのセンサ
ーを用いる場合、一セットのセンサー部分70、72、
74及び76は、対応するセンサー部分62、64、6
6及び68に実際に接触する必要はないということを理
解できるであろう。例えば、前記センサー部分は、入力
シャフト14及びピニオンシャフト16に協働する、磁
石及びホール効果センサーまたは他の非接触タイプの回
転式ポジションセンサー装置から形成してもよい。
ーを用いる場合、一セットのセンサー部分70、72、
74及び76は、対応するセンサー部分62、64、6
6及び68に実際に接触する必要はないということを理
解できるであろう。例えば、前記センサー部分は、入力
シャフト14及びピニオンシャフト16に協働する、磁
石及びホール効果センサーまたは他の非接触タイプの回
転式ポジションセンサー装置から形成してもよい。
【0025】トルク感知装置30の好適な実施例の下記
説明を簡単にするために、センサー部分62、64、6
6及び68は、以下、抵抗素子62、64、66及び6
8として参照する。また、対応するセンサー部分70、
72、74及び76は、ワイパー70、72、74及び
76として参照する。本願発明が、この好適な実施例に
限定されないことは理解できるであろう。
説明を簡単にするために、センサー部分62、64、6
6及び68は、以下、抵抗素子62、64、66及び6
8として参照する。また、対応するセンサー部分70、
72、74及び76は、ワイパー70、72、74及び
76として参照する。本願発明が、この好適な実施例に
限定されないことは理解できるであろう。
【0026】図3及び図4を参照すると、各ワイパー7
0、72、74及び76は、その対応する抵抗素子6
2、64、66及び68に摺動可能に接触しており、こ
れによって、出力(アウトプット)信号が提供される。
前記出力信号は、各ワイパーとその対応する抵抗素子と
の間の相対位置の関数として変化する電気的な特性を有
している。各ワイパー70、72、74及び76と、そ
れと協働する抵抗素子62、64、66及び68との間
の摺動接触によって、それぞれのワイパーと抵抗素子と
の間の相対位置によって変化する可変抵抗値が提供され
る。
0、72、74及び76は、その対応する抵抗素子6
2、64、66及び68に摺動可能に接触しており、こ
れによって、出力(アウトプット)信号が提供される。
前記出力信号は、各ワイパーとその対応する抵抗素子と
の間の相対位置の関数として変化する電気的な特性を有
している。各ワイパー70、72、74及び76と、そ
れと協働する抵抗素子62、64、66及び68との間
の摺動接触によって、それぞれのワイパーと抵抗素子と
の間の相対位置によって変化する可変抵抗値が提供され
る。
【0027】上述したように、ワイパー70、72、7
4及び76の各々は、入力シャフト14やピニオンシャ
フト16のいずれにも固定することができる。図2−5
の好適な実施例を参照すると、ワイパー70、72、7
4及び76は、ワイパーアセンブリ78によって入力シ
ャフト14に対して固定されている。ワイパーアセンブ
リ78は、中空円筒形の本体部80から形成されてい
る。中空円筒形の本体部80は、入力シャフト14と同
心状に配置されている。ワイパーアセンブリ78は、直
径方向に対向した2対の支持アーム82、86と84、
88とを有している。直径方向に対向した2対の支持ア
ーム82、86と84、88は、中空円筒形の本体部8
0から径方向外側に伸長している。支持アーム82、8
4、86及び88は、中心軸線60に沿って見て、各支
持アームが、隣接する支持アームに対して+90°ある
いは−90°の位置に配置されるように、中空円筒形の
本体部80の周囲で円周方向に沿って間隔をあけて設け
られている。各支持アーム82、84、86及び88
は、対応するワイパー70、72、74及び76を支持
している。ワイパー70、72、74及び76の各々
は、それぞれ、その協働する支持アーム82、84、8
6及び88から、中空円筒形の本体部80を越えた位置
まで軸線方向に伸長している。
4及び76の各々は、入力シャフト14やピニオンシャ
フト16のいずれにも固定することができる。図2−5
の好適な実施例を参照すると、ワイパー70、72、7
4及び76は、ワイパーアセンブリ78によって入力シ
ャフト14に対して固定されている。ワイパーアセンブ
リ78は、中空円筒形の本体部80から形成されてい
る。中空円筒形の本体部80は、入力シャフト14と同
心状に配置されている。ワイパーアセンブリ78は、直
径方向に対向した2対の支持アーム82、86と84、
88とを有している。直径方向に対向した2対の支持ア
ーム82、86と84、88は、中空円筒形の本体部8
0から径方向外側に伸長している。支持アーム82、8
4、86及び88は、中心軸線60に沿って見て、各支
持アームが、隣接する支持アームに対して+90°ある
いは−90°の位置に配置されるように、中空円筒形の
本体部80の周囲で円周方向に沿って間隔をあけて設け
られている。各支持アーム82、84、86及び88
は、対応するワイパー70、72、74及び76を支持
している。ワイパー70、72、74及び76の各々
は、それぞれ、その協働する支持アーム82、84、8
6及び88から、中空円筒形の本体部80を越えた位置
まで軸線方向に伸長している。
【0028】各抵抗素子62、64、66及び68は、
非導電性材料から形成されたディスク92の表面90に
取り付けられる、所定長さの抵抗を有する材料から形成
されていることが好ましい。この実施例において、ディ
スク92は、出力シャフト16と共に回転するように、
出力シャフト16に固定されている。抵抗素子62、6
4、66及び68は、中心軸線60から径方向に間隔を
あけて設けられている。抵抗素子62、64、66及び
68は、円周方向に伸長する弧状の、抵抗を有する材料
から形成されていることが好ましく、また、中心軸線6
0を中心にして円周方向に隔置され、径方向距離が実質
的に等しくなるように形成されていることが好ましい。
ワイパー70、72、74及び76のように、各対の抵
抗素子62、66と64、68は、中心軸線60に対し
て実質的に直径方向に対向して配置されている。抵抗素
子62、64、66及び68の各々の中心は、隣接する
抵抗ストリップ(すなわち、抵抗素子)の中心からほぼ
+90°あるいは−90°だけ間隔をあけて設けられて
いる。
非導電性材料から形成されたディスク92の表面90に
取り付けられる、所定長さの抵抗を有する材料から形成
されていることが好ましい。この実施例において、ディ
スク92は、出力シャフト16と共に回転するように、
出力シャフト16に固定されている。抵抗素子62、6
4、66及び68は、中心軸線60から径方向に間隔を
あけて設けられている。抵抗素子62、64、66及び
68は、円周方向に伸長する弧状の、抵抗を有する材料
から形成されていることが好ましく、また、中心軸線6
0を中心にして円周方向に隔置され、径方向距離が実質
的に等しくなるように形成されていることが好ましい。
ワイパー70、72、74及び76のように、各対の抵
抗素子62、66と64、68は、中心軸線60に対し
て実質的に直径方向に対向して配置されている。抵抗素
子62、64、66及び68の各々の中心は、隣接する
抵抗ストリップ(すなわち、抵抗素子)の中心からほぼ
+90°あるいは−90°だけ間隔をあけて設けられて
いる。
【0029】抵抗素子62、64、66及び68は、可
変抵抗ストリップのような任意の適切な抵抗材料から形
成することができる。トルク感知装置30の摩滅寿命を
高めるために、前記抵抗材料は、ポリマーフィルムから
なる抵抗ストリップの形態になっていることが好まし
い。さらに、接触部品の摩滅は、個々のワイパー70、
72、74及び76の端に丸みをつけ又は前記端を鈍く
することによって、さらに減らすことができる。
変抵抗ストリップのような任意の適切な抵抗材料から形
成することができる。トルク感知装置30の摩滅寿命を
高めるために、前記抵抗材料は、ポリマーフィルムから
なる抵抗ストリップの形態になっていることが好まし
い。さらに、接触部品の摩滅は、個々のワイパー70、
72、74及び76の端に丸みをつけ又は前記端を鈍く
することによって、さらに減らすことができる。
【0030】入力シャフト14とピニオンシャフト16
との間の相対運動に応答して、トルク感知装置30の第
1の部分33と第2の部分32との間を相対運動できる
ようにするために、第1の部分33と第2の部分32の
各々は、単に、入力シャフト14とピニオンシャフト1
6のうちの異なる一方に作動可能に協働している必要が
あるということを理解できるであろう。すなわち、第1
の部分33及び第2の部分32のための特別の支持アセ
ンブリ及び取付け手段は、設計変更の問題である。前記
特別の支持アセンブリ及び取付け手段は、種々の要因、
例えば、トルク感知装置30の対応する第1の部分33
及び第2の部分32のタイプや形状により選択される。
との間の相対運動に応答して、トルク感知装置30の第
1の部分33と第2の部分32との間を相対運動できる
ようにするために、第1の部分33と第2の部分32の
各々は、単に、入力シャフト14とピニオンシャフト1
6のうちの異なる一方に作動可能に協働している必要が
あるということを理解できるであろう。すなわち、第1
の部分33及び第2の部分32のための特別の支持アセ
ンブリ及び取付け手段は、設計変更の問題である。前記
特別の支持アセンブリ及び取付け手段は、種々の要因、
例えば、トルク感知装置30の対応する第1の部分33
及び第2の部分32のタイプや形状により選択される。
【0031】図4及び図8に示されているように、抵抗
素子62、64、66及び68は、ディスク92の表面
90に配置されていることが好ましい。上述されたよう
に、ディスク92は、通常のプリント回路基板(PC
board)材料のような非導電性材料から形成されて
いる。ディスク92は、入力シャフト14又はピニオン
シャフト16のうちの一方に適切な態様で固定されてい
る。好適な実施例において、ディスク92は、ピニオン
シャフト16に対して固定されている。ディスク92
は、概ね平坦な対向する第1の面90と第2の面93と
を有していることが好ましい。ディスク92は、また、
中心孔を有している。当該中心孔は、ピニオンシャフト
16に外接しており、また、ピニオンシャフト16に同
軸上に固定されている。
素子62、64、66及び68は、ディスク92の表面
90に配置されていることが好ましい。上述されたよう
に、ディスク92は、通常のプリント回路基板(PC
board)材料のような非導電性材料から形成されて
いる。ディスク92は、入力シャフト14又はピニオン
シャフト16のうちの一方に適切な態様で固定されてい
る。好適な実施例において、ディスク92は、ピニオン
シャフト16に対して固定されている。ディスク92
は、概ね平坦な対向する第1の面90と第2の面93と
を有していることが好ましい。ディスク92は、また、
中心孔を有している。当該中心孔は、ピニオンシャフト
16に外接しており、また、ピニオンシャフト16に同
軸上に固定されている。
【0032】図4と図8に図示されたように、各可変の
抵抗素子62、64、66及び68は、それぞれ、隔置
された一対の端子94と96、98と100、102と
104、及び106と108を有している。隣接する端
子96と98、100と102、104と106、及び
108と94は、同じ電圧、すなわちV+またはV−の
どちらかに電気的に接続されていることが好ましい。図
4の好適な実施例において、端子96及び98と、これ
らと直径方向に対向した端子104及び106とは、V
−に電気的に接続されている。同様に、端子94及び1
08と、これらと直径方向に対向した端子100及び1
02とは、V+に電気的に接続されている。これによっ
て、交流電圧V+とV−が、隣接する各対の抵抗素子6
2と64、64と66、66と68、及び68と62の
間に加えられる。
抵抗素子62、64、66及び68は、それぞれ、隔置
された一対の端子94と96、98と100、102と
104、及び106と108を有している。隣接する端
子96と98、100と102、104と106、及び
108と94は、同じ電圧、すなわちV+またはV−の
どちらかに電気的に接続されていることが好ましい。図
4の好適な実施例において、端子96及び98と、これ
らと直径方向に対向した端子104及び106とは、V
−に電気的に接続されている。同様に、端子94及び1
08と、これらと直径方向に対向した端子100及び1
02とは、V+に電気的に接続されている。これによっ
て、交流電圧V+とV−が、隣接する各対の抵抗素子6
2と64、64と66、66と68、及び68と62の
間に加えられる。
【0033】そのような電気的な接続は、隣接する端子
96と98を導電性材料からなるストリップ110に電
気的に接続し、隣接する端子100と102を導電性材
料からなるストリップ112に電気的に接続し、隣接す
る端子104と106を導電性材料からなるストリップ
114に電気的に接続し、隣接する端子108と94を
導電性材料からなるストリップ116に電気的に接続す
ることによって形成されることが好ましい。このように
して、ストリップ110と114は、V−に電気的に接
続され、一方、ストリップ112と116は、V+に電
気的に接続される。導電性のストリップ110、11
2、114及び116は、ディスク92の表面90に配
置され且つ中心軸線60から径方向に隔置された、円周
方向に沿って伸長するストリップから形成されることが
好ましい。導電性のストリップ110、112、114
及び116は、抵抗素子62、64、66及び68の各
々と同じように、中心軸線60から径方向にほぼ同じ距
離だけ離れて位置決めされている。導電性のストリップ
110、112、114及び116は、導電性のフィー
ドスルー素子(feed−through eleme
nt:すなわち、貫通接続素子)118、120、12
2及び124を介して、それぞれの電位(又は電圧)に
電気的に接続されていることが好ましい。フィードスル
ー素子118、120、122及び124は、ディスク
92の表面側90に設けられたそれぞれの導電性のスト
リップ110、112、114及び116から、径方向
外側に伸長している。導電性のストリップ110、11
2、114及び116の他の端は、ディスク92を通っ
て、反対側93に設けられた協働する導電性のリングま
で伸長している。
96と98を導電性材料からなるストリップ110に電
気的に接続し、隣接する端子100と102を導電性材
料からなるストリップ112に電気的に接続し、隣接す
る端子104と106を導電性材料からなるストリップ
114に電気的に接続し、隣接する端子108と94を
導電性材料からなるストリップ116に電気的に接続す
ることによって形成されることが好ましい。このように
して、ストリップ110と114は、V−に電気的に接
続され、一方、ストリップ112と116は、V+に電
気的に接続される。導電性のストリップ110、11
2、114及び116は、ディスク92の表面90に配
置され且つ中心軸線60から径方向に隔置された、円周
方向に沿って伸長するストリップから形成されることが
好ましい。導電性のストリップ110、112、114
及び116は、抵抗素子62、64、66及び68の各
々と同じように、中心軸線60から径方向にほぼ同じ距
離だけ離れて位置決めされている。導電性のストリップ
110、112、114及び116は、導電性のフィー
ドスルー素子(feed−through eleme
nt:すなわち、貫通接続素子)118、120、12
2及び124を介して、それぞれの電位(又は電圧)に
電気的に接続されていることが好ましい。フィードスル
ー素子118、120、122及び124は、ディスク
92の表面側90に設けられたそれぞれの導電性のスト
リップ110、112、114及び116から、径方向
外側に伸長している。導電性のストリップ110、11
2、114及び116の他の端は、ディスク92を通っ
て、反対側93に設けられた協働する導電性のリングま
で伸長している。
【0034】導電性のフィードスルー素子118と12
2は、ディスク92の他の面93に設けられた導電性の
リング119に電気的に接続されていることが好まし
い。同様に、導電性のフィードスルー素子120と12
4は、ディスク92の他の面93に配置された導電性の
リング121に電気的に接続されていることが好まし
い。導電性のリング119には電圧V−が供給されてお
り、導電性のリング121には電圧V+が供給されてい
る。
2は、ディスク92の他の面93に設けられた導電性の
リング119に電気的に接続されていることが好まし
い。同様に、導電性のフィードスルー素子120と12
4は、ディスク92の他の面93に配置された導電性の
リング121に電気的に接続されていることが好まし
い。導電性のリング119には電圧V−が供給されてお
り、導電性のリング121には電圧V+が供給されてい
る。
【0035】各ワイパー70、72、74及び76は、
その協働する抵抗素子62、64、66及び68に沿っ
た接触地点に従って、電圧V62、V64、V66及びV68を
検出する。各検出された電圧V62、V64、V66及びV68
は、各ワイパー70、72、74及び76とそれと協働
する抵抗素子62、64、66及び68との間の、相対
的な回転位置を示している。そのため、トルク感知装置
30が、本願明細書に述べられているように、入力シャ
フト14とピニオンシャフト16に連結されるとき、検
出された電圧V62、V64、V66及びV68は、加えられた
ステアリングトルクを示している。
その協働する抵抗素子62、64、66及び68に沿っ
た接触地点に従って、電圧V62、V64、V66及びV68を
検出する。各検出された電圧V62、V64、V66及びV68
は、各ワイパー70、72、74及び76とそれと協働
する抵抗素子62、64、66及び68との間の、相対
的な回転位置を示している。そのため、トルク感知装置
30が、本願明細書に述べられているように、入力シャ
フト14とピニオンシャフト16に連結されるとき、検
出された電圧V62、V64、V66及びV68は、加えられた
ステアリングトルクを示している。
【0036】V+信号及びV−信号はもちろん、それぞ
れのワイパー70、72、74及び76によって検出さ
れた電気信号V62、V64、V66及びV68は、電子制御ユ
ニット(ECU)36に供給され、これによって、加え
られているステアリングトルクが決定される。電気信号
V62、V64、V66、V68、V+、及びV−は、ひとまと
めにして、本願明細書に述べられているトルクセンサー
電気信号34を画定する。
れのワイパー70、72、74及び76によって検出さ
れた電気信号V62、V64、V66及びV68は、電子制御ユ
ニット(ECU)36に供給され、これによって、加え
られているステアリングトルクが決定される。電気信号
V62、V64、V66、V68、V+、及びV−は、ひとまと
めにして、本願明細書に述べられているトルクセンサー
電気信号34を画定する。
【0037】電圧V62、V64、V66及びV68の検出及び
伝達を容易にするために、周方向に伸長する弧状の、導
電性材料からなる別の素子126、128、130及び
132が、ディスク92の表面90に配置されているこ
とが好ましい。導電性材料からなる素子126、12
8、130及び132は、各それぞれの抵抗素子62、
64、66及び68に隣接しており、また、各それぞれ
の抵抗素子62、64、66及び68と実質的に同一の
広がりをもって伸長している。各ワイパー70、72、
74及び76の接触面は、中心軸線60に対して径方向
に伸長しており、協働する可変抵抗素子62、64、6
6及び68と、協働する導電性の素子126、128、
130及び132の両方に、摺動可能に接触する。前記
抵抗ストリップは、協働するワイパー70、72、74
及び76によって提供される電気的な接続によることを
除いては、協働する導電性のストリップから電気的に絶
縁されている。そのため、導電性の素子に加えられる電
圧は、ワイパーの電圧に等しくなっている。
伝達を容易にするために、周方向に伸長する弧状の、導
電性材料からなる別の素子126、128、130及び
132が、ディスク92の表面90に配置されているこ
とが好ましい。導電性材料からなる素子126、12
8、130及び132は、各それぞれの抵抗素子62、
64、66及び68に隣接しており、また、各それぞれ
の抵抗素子62、64、66及び68と実質的に同一の
広がりをもって伸長している。各ワイパー70、72、
74及び76の接触面は、中心軸線60に対して径方向
に伸長しており、協働する可変抵抗素子62、64、6
6及び68と、協働する導電性の素子126、128、
130及び132の両方に、摺動可能に接触する。前記
抵抗ストリップは、協働するワイパー70、72、74
及び76によって提供される電気的な接続によることを
除いては、協働する導電性のストリップから電気的に絶
縁されている。そのため、導電性の素子に加えられる電
圧は、ワイパーの電圧に等しくなっている。
【0038】検出された電圧を電子制御ユニット(EC
U)36に供給する手段として、隣接する導電性の素子
126、128、130及び132を用いるというより
むしろ他の手段を用いることもできるということが理解
される。例えば、各ワイパー70、72、74及び76
は、任意の適切な導電性の構造体を介して、電子制御ユ
ニット(ECU)36に直接的に又は間接的に連結する
ことができる。さらに、各ワイパー70、72、74及
び76は、電圧V62、V64、V66及びV68を、ECU3
6のようなトルクを決定する適切な電気回路に伝達す
る、1以上の導電性の指状部を備えるように形成するこ
とができる。
U)36に供給する手段として、隣接する導電性の素子
126、128、130及び132を用いるというより
むしろ他の手段を用いることもできるということが理解
される。例えば、各ワイパー70、72、74及び76
は、任意の適切な導電性の構造体を介して、電子制御ユ
ニット(ECU)36に直接的に又は間接的に連結する
ことができる。さらに、各ワイパー70、72、74及
び76は、電圧V62、V64、V66及びV68を、ECU3
6のようなトルクを決定する適切な電気回路に伝達す
る、1以上の導電性の指状部を備えるように形成するこ
とができる。
【0039】好適な実施例において、ワイパー70は、
端子94と96の間で、抵抗素子62に摺動可能に接触
し、ワイパー72は、端子98と100の間で、抵抗素
子64に摺動可能に接触し、ワイパー74は、端子10
2と104の間で、抵抗素子66に摺動可能に接触し、
ワイパー76は、端子106と108の間で、抵抗素子
68に摺動可能に接触するので、電圧V62、V64、V66
及びV68は、その対応する端子間でのワイパーの相対的
な接触位置の関数として変化する。前記相対的な接触位
置は、前記センサー素子が連結された、入力シャフト1
4とピニオンシャフト16との間の相対的な位置に対応
する。この実施例に係わるトルク感知装置30は、加え
られたステアリングトルクと相関関係にある電圧値を提
供する4つのポテンシオメーターから形成すると効果的
である。
端子94と96の間で、抵抗素子62に摺動可能に接触
し、ワイパー72は、端子98と100の間で、抵抗素
子64に摺動可能に接触し、ワイパー74は、端子10
2と104の間で、抵抗素子66に摺動可能に接触し、
ワイパー76は、端子106と108の間で、抵抗素子
68に摺動可能に接触するので、電圧V62、V64、V66
及びV68は、その対応する端子間でのワイパーの相対的
な接触位置の関数として変化する。前記相対的な接触位
置は、前記センサー素子が連結された、入力シャフト1
4とピニオンシャフト16との間の相対的な位置に対応
する。この実施例に係わるトルク感知装置30は、加え
られたステアリングトルクと相関関係にある電圧値を提
供する4つのポテンシオメーターから形成すると効果的
である。
【0040】ワイパー70、72、74及び76によっ
て検出された電圧V62、V64、V66及びV68は、それぞ
れ、隣接する導電性の素子126、128、130及び
132に電気的に提供される。導電性の素子126は、
導電性のリング134に電気的に接続されており、導電
性の素子128は、導電性のリング136に電気的に接
続されており、導電性の素子130は、導電性のリング
138に電気的に接続されており、導電性の素子132
は、導電性のリング140に電気的に接続されている。
導電性のリング134、136、138及び140は、
ディスク92の第2の面93に配置された同心の導電性
リングの形態になっていることが好ましい。導電性の素
子126は、導電性のフィードスルー素子(貫通接続素
子)142を通して対応する導電性のリング134に接
続されており、導電性の素子128は、導電性のフィー
ドスルー素子144を通して対応する導電性のリング1
36に接続されており、導電性の素子130は、導電性
のフィードスルー素子146を通して対応する導電性の
リング138に接続されており、導電性の素子132
は、導電性のフィードスルー素子148を通して対応す
る導電性のリング140に接続されている。導電性のフ
ィードスルー素子142、144、146及び148
は、上述した導電性のフィードスルー素子118、12
0、122及び124と実質的に同一である。
て検出された電圧V62、V64、V66及びV68は、それぞ
れ、隣接する導電性の素子126、128、130及び
132に電気的に提供される。導電性の素子126は、
導電性のリング134に電気的に接続されており、導電
性の素子128は、導電性のリング136に電気的に接
続されており、導電性の素子130は、導電性のリング
138に電気的に接続されており、導電性の素子132
は、導電性のリング140に電気的に接続されている。
導電性のリング134、136、138及び140は、
ディスク92の第2の面93に配置された同心の導電性
リングの形態になっていることが好ましい。導電性の素
子126は、導電性のフィードスルー素子(貫通接続素
子)142を通して対応する導電性のリング134に接
続されており、導電性の素子128は、導電性のフィー
ドスルー素子144を通して対応する導電性のリング1
36に接続されており、導電性の素子130は、導電性
のフィードスルー素子146を通して対応する導電性の
リング138に接続されており、導電性の素子132
は、導電性のフィードスルー素子148を通して対応す
る導電性のリング140に接続されている。導電性のフ
ィードスルー素子142、144、146及び148
は、上述した導電性のフィードスルー素子118、12
0、122及び124と実質的に同一である。
【0041】導電性のリング134は、協働するワイパ
ー70の電圧すなわちV62に接続されており、導電性の
リング136は、協働するワイパー72の電圧すなわち
V64に接続されており、導電性のリング138は、協働
するワイパー74の電圧すなわちV66に接続されてお
り、導電性のリング140は、協働するワイパー76の
電圧すなわちV68に接続されている。したがって、導電
性のリング134の電圧は、抵抗素子62に沿ったワイ
パー70の相対的な位置の関数として変化し、導電性の
リング136の電圧は、抵抗素子64に沿ったワイパー
72の相対的な位置の関数として変化し、導電性のリン
グ138の電圧は、抵抗素子66に沿ったワイパー74
の相対的な位置の関数として変化し、導電性のリング1
40の電圧は、抵抗素子68に沿ったワイパー76の相
対的な位置の関数として変化する。
ー70の電圧すなわちV62に接続されており、導電性の
リング136は、協働するワイパー72の電圧すなわち
V64に接続されており、導電性のリング138は、協働
するワイパー74の電圧すなわちV66に接続されてお
り、導電性のリング140は、協働するワイパー76の
電圧すなわちV68に接続されている。したがって、導電
性のリング134の電圧は、抵抗素子62に沿ったワイ
パー70の相対的な位置の関数として変化し、導電性の
リング136の電圧は、抵抗素子64に沿ったワイパー
72の相対的な位置の関数として変化し、導電性のリン
グ138の電圧は、抵抗素子66に沿ったワイパー74
の相対的な位置の関数として変化し、導電性のリング1
40の電圧は、抵抗素子68に沿ったワイパー76の相
対的な位置の関数として変化する。
【0042】図3−8の好適な実施例に示されているよ
うに、導電性のリング134の電圧V62は、電気信号3
4としてECU36に提供され、導電性のリング136
の電圧V64は、電気信号34としてECU36に提供さ
れ、導電性のリング138の電圧V66は、電気信号34
としてECU36に提供され、導電性のリング140の
電圧V68は、電気信号34としてECU36に提供さ
れ、導電性のリング119の電圧V−は、電気信号34
としてECU36に提供され、導電性のリング121の
電圧V+は、電気信号34としてECU36に提供され
る。協働する抵抗素子62上のワイパー70の相対位置
を決定するために、また、協働する抵抗素子64上のワ
イパー72の相対位置を決定するために、また、協働す
る抵抗素子66上のワイパー74の相対位置を決定する
ために、さらに、協働する抵抗素子68上のワイパー7
6の相対位置を決定するために、ECU36は、それぞ
れの電圧V62、V64、V66、V68、V−及びV+を監視
する(すなわち、モニターする)。上述したように、ワ
イパー70、72、74及び76と、それらと協働する
抵抗素子62、64、66及び68との間の相対運動
は、入力シャフト14とピニオンシャフト16との間の
相対回転運動に対応しており、それによって、加えられ
たステアリングトルクが表示される。ECU36は、こ
れらの電気信号34に応答して、ルックアップ表や数学
的な決定などによって、加えられたステアリングトルク
の大きさ及び方向を決定する。
うに、導電性のリング134の電圧V62は、電気信号3
4としてECU36に提供され、導電性のリング136
の電圧V64は、電気信号34としてECU36に提供さ
れ、導電性のリング138の電圧V66は、電気信号34
としてECU36に提供され、導電性のリング140の
電圧V68は、電気信号34としてECU36に提供さ
れ、導電性のリング119の電圧V−は、電気信号34
としてECU36に提供され、導電性のリング121の
電圧V+は、電気信号34としてECU36に提供され
る。協働する抵抗素子62上のワイパー70の相対位置
を決定するために、また、協働する抵抗素子64上のワ
イパー72の相対位置を決定するために、また、協働す
る抵抗素子66上のワイパー74の相対位置を決定する
ために、さらに、協働する抵抗素子68上のワイパー7
6の相対位置を決定するために、ECU36は、それぞ
れの電圧V62、V64、V66、V68、V−及びV+を監視
する(すなわち、モニターする)。上述したように、ワ
イパー70、72、74及び76と、それらと協働する
抵抗素子62、64、66及び68との間の相対運動
は、入力シャフト14とピニオンシャフト16との間の
相対回転運動に対応しており、それによって、加えられ
たステアリングトルクが表示される。ECU36は、こ
れらの電気信号34に応答して、ルックアップ表や数学
的な決定などによって、加えられたステアリングトルク
の大きさ及び方向を決定する。
【0043】入力シャフト14とピニオンシャフト16
は、当該技術において公知の態様で車両に回転可能に取
り付けられたステアリングコラムアセンブリ151の一
部となっている。ステーターコネクターアセンブリ15
0が、ディスク92の第2の面93に隣接するように、
また、ディスク92の第2の面93に実質的に平行にな
るように、方向決めされている。ステーターコネクター
アセンブリ150は、中心軸線60に対して径方向に伸
長しており、ハウジング151の固定部分に取り付けら
れている。ハウジング151の前記固定部分は、シャフ
ト14、15やディスク92と一緒に回転しないことが
好ましい。複数の指状部152、154、156、15
8、160及び162が、ステーターコネクターアセン
ブリ150から軸線方向に伸長しており、指状部152
は、対応する導電性のリング119に摺動可能に接触し
ており、指状部154は、対応する導電性のリング12
1に摺動可能に接触しており、指状部156は、対応す
る導電性のリング140に摺動可能に接触しており、指
状部158は、対応する導電性のリング136に摺動可
能に接触しており、指状部160は、対応する導電性の
リング138に摺動可能に接触しており、指状部162
は、対応する導電性のリング134に摺動可能に接触し
ている。指状部152、154、156、158、16
0及び162は、当該指状部がその協働する導電性リン
グにのみ電気的に接触できるような幅を有している。ス
テーターコネクターアセンブリとしてのステーター部材
150は、また、指状部152、154、156、15
8、160及び162とそれらと協働する導電性のリン
グ119、121、140、136、138及び134
との間の電気的な接触が、中心軸線60を中心としてデ
ィスク92が回転する間に維持されるように、ディスク
92に対して相対的に固定することができる。あるい
は、指状部152、154、156、158、160及
び162を用いて電圧V62、V64、V66、V68、V−及
びV+を監視する(すなわち、モニターする)というよ
りむしろ、他のタイプの電気的な接続を用いて、対応す
る電圧を検出することもできる。
は、当該技術において公知の態様で車両に回転可能に取
り付けられたステアリングコラムアセンブリ151の一
部となっている。ステーターコネクターアセンブリ15
0が、ディスク92の第2の面93に隣接するように、
また、ディスク92の第2の面93に実質的に平行にな
るように、方向決めされている。ステーターコネクター
アセンブリ150は、中心軸線60に対して径方向に伸
長しており、ハウジング151の固定部分に取り付けら
れている。ハウジング151の前記固定部分は、シャフ
ト14、15やディスク92と一緒に回転しないことが
好ましい。複数の指状部152、154、156、15
8、160及び162が、ステーターコネクターアセン
ブリ150から軸線方向に伸長しており、指状部152
は、対応する導電性のリング119に摺動可能に接触し
ており、指状部154は、対応する導電性のリング12
1に摺動可能に接触しており、指状部156は、対応す
る導電性のリング140に摺動可能に接触しており、指
状部158は、対応する導電性のリング136に摺動可
能に接触しており、指状部160は、対応する導電性の
リング138に摺動可能に接触しており、指状部162
は、対応する導電性のリング134に摺動可能に接触し
ている。指状部152、154、156、158、16
0及び162は、当該指状部がその協働する導電性リン
グにのみ電気的に接触できるような幅を有している。ス
テーターコネクターアセンブリとしてのステーター部材
150は、また、指状部152、154、156、15
8、160及び162とそれらと協働する導電性のリン
グ119、121、140、136、138及び134
との間の電気的な接触が、中心軸線60を中心としてデ
ィスク92が回転する間に維持されるように、ディスク
92に対して相対的に固定することができる。あるい
は、指状部152、154、156、158、160及
び162を用いて電圧V62、V64、V66、V68、V−及
びV+を監視する(すなわち、モニターする)というよ
りむしろ、他のタイプの電気的な接続を用いて、対応す
る電圧を検出することもできる。
【0044】各それぞれの指状部156、158、16
0及び162によって監視される電気信号V62、V64、
V66、及びV68は、センサー信号34としてECU36
に供給される。信号V−及びV+は、車両バッテリーや
ボルテージレギュレータ(電圧調整器)のような適切な
電圧源から、指状部152及び154に供給される。E
CU36は、これらの信号34に応答して、加えられた
入力トルクの値を決定する。
0及び162によって監視される電気信号V62、V64、
V66、及びV68は、センサー信号34としてECU36
に供給される。信号V−及びV+は、車両バッテリーや
ボルテージレギュレータ(電圧調整器)のような適切な
電圧源から、指状部152及び154に供給される。E
CU36は、これらの信号34に応答して、加えられた
入力トルクの値を決定する。
【0045】好適な実施例に係わるトルク感知装置30
は、加えられた入力トルクの2つの測定値を提供する。
より詳細に説明すると、加えられた入力トルクの1つの
測定値は、対向した各対のワイパー70、74及び7
2、76によって検出された電気信号に応答する。前記
対のワイパー70、74又は72、76によって供給さ
れた電気信号V62、V66又はV64、V68は、ECU36
が加えられたステアリングトルクを決定するのに十分で
あるということが理解できるであろう。というのは、E
CU36は、V+及びV−の値と、前記連結用のトーシ
ョンバーの強度とを「知っている」からである。
は、加えられた入力トルクの2つの測定値を提供する。
より詳細に説明すると、加えられた入力トルクの1つの
測定値は、対向した各対のワイパー70、74及び7
2、76によって検出された電気信号に応答する。前記
対のワイパー70、74又は72、76によって供給さ
れた電気信号V62、V66又はV64、V68は、ECU36
が加えられたステアリングトルクを決定するのに十分で
あるということが理解できるであろう。というのは、E
CU36は、V+及びV−の値と、前記連結用のトーシ
ョンバーの強度とを「知っている」からである。
【0046】例えば、それぞれのワイパー70及び74
によって供給された電気信号V62及びV66から決定され
るトルク信号TAは、 TA=2V+ −(V62+V66) (式1) として表すことができる。
によって供給された電気信号V62及びV66から決定され
るトルク信号TAは、 TA=2V+ −(V62+V66) (式1) として表すことができる。
【0047】同様に、それぞれのワイパー72及び76
によって検出された電気信号V64及びV68に関する加え
られたトルク入力信号TBは、 TB=2V+ −(V64+V68) (式2) として表すことができる。
によって検出された電気信号V64及びV68に関する加え
られたトルク入力信号TBは、 TB=2V+ −(V64+V68) (式2) として表すことができる。
【0048】車両のステアリングコラムに設けられたト
ルクセンサーが、側方負荷を受けるかもしれない。車両
のタイヤが実質的な側方負荷を受けたとき、ラックアン
ドピニオンを通った力によって、側方負荷による力がト
ルクセンサー内に伝わる。加えられたステアリングトル
クが変化しないときでも、前記側方負荷は、加えられた
ステアリングトルクのセンサー出力の変動に影響を与え
る可能性がある。
ルクセンサーが、側方負荷を受けるかもしれない。車両
のタイヤが実質的な側方負荷を受けたとき、ラックアン
ドピニオンを通った力によって、側方負荷による力がト
ルクセンサー内に伝わる。加えられたステアリングトル
クが変化しないときでも、前記側方負荷は、加えられた
ステアリングトルクのセンサー出力の変動に影響を与え
る可能性がある。
【0049】この好適な実施例において、ワイパー7
0、72、74及び76と、対応する抵抗素子62、6
4、66及び68とによって形成された、直径方向に対
向したセンサー素子の配置によって、トルクセンサー自
身に加えられる側方負荷トルクによる影響を実質的に除
去できるという効果を奏する。換言すれば、加えられた
トルク信号TA及びTBは、入力シャフト14とピニオ
ンシャフト16との間の相対回転に応答した、加えられ
た回転トルクを表示している。側方負荷や径方向トルク
による影響は、複数対のセンサーの空間的な配置(すな
わち、複数対のセンサーの直径方向に対向した配置)に
よって、補償あるいは相殺される。
0、72、74及び76と、対応する抵抗素子62、6
4、66及び68とによって形成された、直径方向に対
向したセンサー素子の配置によって、トルクセンサー自
身に加えられる側方負荷トルクによる影響を実質的に除
去できるという効果を奏する。換言すれば、加えられた
トルク信号TA及びTBは、入力シャフト14とピニオ
ンシャフト16との間の相対回転に応答した、加えられ
た回転トルクを表示している。側方負荷や径方向トルク
による影響は、複数対のセンサーの空間的な配置(すな
わち、複数対のセンサーの直径方向に対向した配置)に
よって、補償あるいは相殺される。
【0050】側方負荷トルク状態が存在するとき、電気
信号V62及びV66が対応して変化する。その変化は、Δ
V62及び−ΔV66として示される。したがって、式1の
加えられた入力トルク信号TAは、 TA=2V+−[(V62+ΔV62)+(V66−ΔV66)] (式3) となる。
信号V62及びV66が対応して変化する。その変化は、Δ
V62及び−ΔV66として示される。したがって、式1の
加えられた入力トルク信号TAは、 TA=2V+−[(V62+ΔV62)+(V66−ΔV66)] (式3) となる。
【0051】抵抗素子62及び66は、実質的に直径方
向に対向して配置された空間的な関係になっているの
で、ΔV62−ΔV66≒0となる。そのため、入力シャフ
ト14とピニオンシャフト16との間の非回転相対運動
による電気信号V62及びV66の変化、すなわち、ΔV62
及び−ΔV66は、実質的に相殺され、加えられたトルク
入力信号TAは、式(1)のものにまで減少する。
向に対向して配置された空間的な関係になっているの
で、ΔV62−ΔV66≒0となる。そのため、入力シャフ
ト14とピニオンシャフト16との間の非回転相対運動
による電気信号V62及びV66の変化、すなわち、ΔV62
及び−ΔV66は、実質的に相殺され、加えられたトルク
入力信号TAは、式(1)のものにまで減少する。
【0052】直径方向に対向して配置されたワイパー7
0及び74によってそれぞれ提供される電気信号V62及
びV66の部分は、ワイパー70及び74とそれらと協働
する抵抗素子62及び66との間の非回転相対運動に応
答して、逆の関係で変化する。
0及び74によってそれぞれ提供される電気信号V62及
びV66の部分は、ワイパー70及び74とそれらと協働
する抵抗素子62及び66との間の非回転相対運動に応
答して、逆の関係で変化する。
【0053】側方負荷トルク状態が発生することによっ
て、また、電気信号V64及びV68が対応して変化する。
その変化は、ΔV64及び−ΔV68として示される。した
がって、側方負荷がある状態では、式2の加えられた入
力トルク信号TBは、 TB=2V+−[(V64+ΔV64)+(V68−ΔV68)] (式4) となる。
て、また、電気信号V64及びV68が対応して変化する。
その変化は、ΔV64及び−ΔV68として示される。した
がって、側方負荷がある状態では、式2の加えられた入
力トルク信号TBは、 TB=2V+−[(V64+ΔV64)+(V68−ΔV68)] (式4) となる。
【0054】上述したのと同じ理由により、入力シャフ
ト14とピニオンシャフト16との間の非回転相対運動
による信号VR64及びVR68の変化は、たとえ反対の符号
であっても、大きさにおいて実質的に同じなる、すなわ
ち|ΔV64|≒|ΔV68|となる。このようにして、加
えられたトルク入力信号TBは、側方負荷の下でさえ
も、式2の状態のままとなる。したがって、ワイパー7
2及び76とそれらと協働する抵抗素子64及び68と
の間の非回転相対運動に応答して、それぞれの電気信号
V64及びV68の非回転成分、すなわちΔV64及びΔV68
が、逆の関係で変化する。
ト14とピニオンシャフト16との間の非回転相対運動
による信号VR64及びVR68の変化は、たとえ反対の符号
であっても、大きさにおいて実質的に同じなる、すなわ
ち|ΔV64|≒|ΔV68|となる。このようにして、加
えられたトルク入力信号TBは、側方負荷の下でさえ
も、式2の状態のままとなる。したがって、ワイパー7
2及び76とそれらと協働する抵抗素子64及び68と
の間の非回転相対運動に応答して、それぞれの電気信号
V64及びV68の非回転成分、すなわちΔV64及びΔV68
が、逆の関係で変化する。
【0055】図4及び図6に示されたトルク感知装置の
その特定の方向決めは、加えられたステアリングトルク
状態がゼロになっていることを表している。ワイパー7
0は、端子94と96の間の実質的に中心において抵抗
素子62に接触しており、ワイパー72は、端子98と
100の間の実質的に中心において抵抗素子64に接触
しており、ワイパー74は、端子102と104の間の
実質的に中心において抵抗素子66に接触しており、ワ
イパー76は、端子106と108の間の実質的に中心
において抵抗素子68に接触している。一実施例によれ
ば、抵抗素子62、64、66及び68の抵抗値は、前
記ストリップの長さの端から端において,実質的に線形
になっている。したがって、ゼロトルク電圧値は、約1
/2(V+ − V−)に等しく、それは、V−がアー
ス電位(0v)に接続されている状態で、約1/2V+
となる。
その特定の方向決めは、加えられたステアリングトルク
状態がゼロになっていることを表している。ワイパー7
0は、端子94と96の間の実質的に中心において抵抗
素子62に接触しており、ワイパー72は、端子98と
100の間の実質的に中心において抵抗素子64に接触
しており、ワイパー74は、端子102と104の間の
実質的に中心において抵抗素子66に接触しており、ワ
イパー76は、端子106と108の間の実質的に中心
において抵抗素子68に接触している。一実施例によれ
ば、抵抗素子62、64、66及び68の抵抗値は、前
記ストリップの長さの端から端において,実質的に線形
になっている。したがって、ゼロトルク電圧値は、約1
/2(V+ − V−)に等しく、それは、V−がアー
ス電位(0v)に接続されている状態で、約1/2V+
となる。
【0056】図7は、入力シャフト14とピニオンシャ
フト16との間で矢印167の方向において相対回転が
あった場合の、加えられたトルク状態を図示している。
この実施例によれば、入力シャフト14とピニオンシャ
フト16との間の角度方向の回転の最大量は、中心軸線
60を中心にしてほぼ4.25°になっている。上述し
たように、相対回転量は、ピニオンシャフト16の機械
的なストッパ168によって制限される。機械的なスト
ッパ168は、最大回転で入力シャフト14に係合す
る。
フト16との間で矢印167の方向において相対回転が
あった場合の、加えられたトルク状態を図示している。
この実施例によれば、入力シャフト14とピニオンシャ
フト16との間の角度方向の回転の最大量は、中心軸線
60を中心にしてほぼ4.25°になっている。上述し
たように、相対回転量は、ピニオンシャフト16の機械
的なストッパ168によって制限される。機械的なスト
ッパ168は、最大回転で入力シャフト14に係合す
る。
【0057】しかしながら、アシスト用の電動モーター
28が制御されて、実質的にゼロトルク状態が維持され
ているときは、入力シャフト14は典型的にはピニオン
シャフト16のストッパ168に係合しないということ
が当業者によって理解されるであろう。加えられたトル
クがゼロの状態が図4及び図6に示されている。トルク
入力信号TA及びTBが、加えられたトルクを示すことに
よって、ECU36は、アシスト用の電動モーター28
を作動させ、ホイール24及び26を動かして操舵し、
これによって、入力シャフト14とピニオンシャフト1
6との間の相対回転量を最小限度にしている。これによ
って、トルク状態がゼロになるまで、アシスト用の電動
モーター28が励磁(換言すれば、通電または付勢)さ
れる。入力シャフト14がピニオンシャフト16のスト
ッパ168に係合した場合、トルクセンサーの第2の部
分32と第1の部分33の間の相対運動が停止する。さ
らに任意のステアリングトルクを加えると、車両オペレ
ーターにより機械的な力が直接的に加えられることにな
る。ストッパ168と入力シャフト14との間の係合
は、また、ECU36によるアシスト用の電動モーター
28への通電に影響を与える機械的なスイッチを構成す
ることができる。
28が制御されて、実質的にゼロトルク状態が維持され
ているときは、入力シャフト14は典型的にはピニオン
シャフト16のストッパ168に係合しないということ
が当業者によって理解されるであろう。加えられたトル
クがゼロの状態が図4及び図6に示されている。トルク
入力信号TA及びTBが、加えられたトルクを示すことに
よって、ECU36は、アシスト用の電動モーター28
を作動させ、ホイール24及び26を動かして操舵し、
これによって、入力シャフト14とピニオンシャフト1
6との間の相対回転量を最小限度にしている。これによ
って、トルク状態がゼロになるまで、アシスト用の電動
モーター28が励磁(換言すれば、通電または付勢)さ
れる。入力シャフト14がピニオンシャフト16のスト
ッパ168に係合した場合、トルクセンサーの第2の部
分32と第1の部分33の間の相対運動が停止する。さ
らに任意のステアリングトルクを加えると、車両オペレ
ーターにより機械的な力が直接的に加えられることにな
る。ストッパ168と入力シャフト14との間の係合
は、また、ECU36によるアシスト用の電動モーター
28への通電に影響を与える機械的なスイッチを構成す
ることができる。
【0058】図8は、側方負荷トルク状態の結果を図示
している。その状態においては、非回転すなわち径方向
のトルクが、入力シャフト14とピニオンシャフト16
のうちの少なくとも一方に加えられている。この状態に
おいて、全てのワイパー70、72、74及び76は、
概ね矢印170の方向に付勢されている。矢印170の
方向は、図8において、左側になっている。加えられた
ステアリングトルクが通常の状態の下では、全てのワイ
パーは、加えられたトルクにしたがって、中心軸線60
を中心として、時計回りの方向に又は反時計回りの方向
に移動する。ステアリングコラムが、1セットのワイパ
ーに平行な方向においてサイドボディフォース(側方の
力)を受けたとき、他方のセットの1つのワイパーが時
計回りの方向に移動するのが明らかであり、一方、その
他方のセットうち直径方向に対向したもつう一つのワイ
パーが、反時計回りの方向に移動することが明らかであ
る。
している。その状態においては、非回転すなわち径方向
のトルクが、入力シャフト14とピニオンシャフト16
のうちの少なくとも一方に加えられている。この状態に
おいて、全てのワイパー70、72、74及び76は、
概ね矢印170の方向に付勢されている。矢印170の
方向は、図8において、左側になっている。加えられた
ステアリングトルクが通常の状態の下では、全てのワイ
パーは、加えられたトルクにしたがって、中心軸線60
を中心として、時計回りの方向に又は反時計回りの方向
に移動する。ステアリングコラムが、1セットのワイパ
ーに平行な方向においてサイドボディフォース(側方の
力)を受けたとき、他方のセットの1つのワイパーが時
計回りの方向に移動するのが明らかであり、一方、その
他方のセットうち直径方向に対向したもつう一つのワイ
パーが、反時計回りの方向に移動することが明らかであ
る。
【0059】図8に示された特定の側方負荷トルク状態
によって、ワイパー72及び76は、ゼロトルク状態を
示す信号を提供する。というのは、前記側方負荷は、ワ
イパー72、76に平行だからである。この状態の下
で、ワイパー72及び76と、対応する抵抗素子64及
び68との間に中心軸線60を中心とした相対回転運動
は発生していない。しかしながら、ワイパー70及び7
4は、径方向の力170の方向に移動する。中心軸線6
0に対する抵抗素子62の位置からわかるように、ワイ
パー70は概ね反時計回りの方向に移動している。一
方、中心軸線60に対する抵抗素子66の位置からわか
るように、ワイパー74は概ね時計回りの方向に移動し
ている。したがって、ワイパー70及び74によって検
出される電圧値(ΔV62及びΔV66)の変化は、逆の関
係で変わり、それによって、式3に示されているよう
に、非回転の側方負荷トルクによる電圧値の変化ΔV62
及びΔV 66は、実質的に相殺される。
によって、ワイパー72及び76は、ゼロトルク状態を
示す信号を提供する。というのは、前記側方負荷は、ワ
イパー72、76に平行だからである。この状態の下
で、ワイパー72及び76と、対応する抵抗素子64及
び68との間に中心軸線60を中心とした相対回転運動
は発生していない。しかしながら、ワイパー70及び7
4は、径方向の力170の方向に移動する。中心軸線6
0に対する抵抗素子62の位置からわかるように、ワイ
パー70は概ね反時計回りの方向に移動している。一
方、中心軸線60に対する抵抗素子66の位置からわか
るように、ワイパー74は概ね時計回りの方向に移動し
ている。したがって、ワイパー70及び74によって検
出される電圧値(ΔV62及びΔV66)の変化は、逆の関
係で変わり、それによって、式3に示されているよう
に、非回転の側方負荷トルクによる電圧値の変化ΔV62
及びΔV 66は、実質的に相殺される。
【0060】当業者は、他の相対的な方向からの非回転
側方負荷トルクの影響が、その方向にかかわらず、実質
的に同様な態様で相殺されるということが理解できるで
あろう。側方負荷状態の間に一方のセンサーによって
「検出される」オフセット(片寄り)の大きさは、それ
に対して直径方向に対向して配置された協働する他方の
センサーによって「検出される」大きさが等しく反対の
方向のオフセットにより、相殺される。例えば、側方負
荷状態の間のセンサー素子62、70によって検出され
る任意のオフセットは、センサー素子66、74によっ
て検出されるオフセットによって相殺される。
側方負荷トルクの影響が、その方向にかかわらず、実質
的に同様な態様で相殺されるということが理解できるで
あろう。側方負荷状態の間に一方のセンサーによって
「検出される」オフセット(片寄り)の大きさは、それ
に対して直径方向に対向して配置された協働する他方の
センサーによって「検出される」大きさが等しく反対の
方向のオフセットにより、相殺される。例えば、側方負
荷状態の間のセンサー素子62、70によって検出され
る任意のオフセットは、センサー素子66、74によっ
て検出されるオフセットによって相殺される。
【0061】本願発明の上記説明から、当業者は、改
善、変形、及び変更を理解するであろう。例えば、開示
されたセンサーは抵抗を有するタイプであるが、ホール
効果センサーや容量型センサーなどの他のタイプのセン
サーを用いることもできる。直径方向に対向して配置さ
れたセンサーは、側方負荷によって、センサーに対して
実質的に等しく且つ反対の影響を与えるように配置され
ている。当業者が行う範囲内の改善、変形、及び変更
は、請求の範囲が及ぶように意図されている。
善、変形、及び変更を理解するであろう。例えば、開示
されたセンサーは抵抗を有するタイプであるが、ホール
効果センサーや容量型センサーなどの他のタイプのセン
サーを用いることもできる。直径方向に対向して配置さ
れたセンサーは、側方負荷によって、センサーに対して
実質的に等しく且つ反対の影響を与えるように配置され
ている。当業者が行う範囲内の改善、変形、及び変更
は、請求の範囲が及ぶように意図されている。
【図1】図1は、本願発明に係わるトルクセンサーを有
する電気アシストステアリングシステムの略図である。
する電気アシストステアリングシステムの略図である。
【図2】図2は、トルクセンサーを有する図1のステア
リングシステム一部の等角図である。
リングシステム一部の等角図である。
【図3】図3は、本願発明の好適な実施例に係わる図2
示されたトルクセンサー装置の分解図である。
示されたトルクセンサー装置の分解図である。
【図4】図4は、図2の線4−4に沿って取った略断面
図である。
図である。
【図5】図5は、図1のステアリングシステムの一部を
図示する、図2と同様で異なった角度の等角図である。
図示する、図2と同様で異なった角度の等角図である。
【図6】図6は、第1の状態を図示する、図5の線6−
6に沿って取った断面図である。
6に沿って取った断面図である。
【図7】図7は、第2の状態を図示する、図6と同様な
断面図である。
断面図である。
【図8】図8は、第3の状態を図示する、図4と同様な
断面図である。
断面図である。
10 電気アシストステアリングシステム 12 車両ステアリングホイール 14 入力シャフト 16 ピニオンシ
ャフト(出力シャフト) 18 ピニオンギヤ 20 トーション
バー 22 線形状のステアリング部材すなわちラック 24 車両を操舵可能なホイール(車輪) 26 車両を操舵可能なホイール(車輪) 28 アシスト用の電動モーター(可変のリラクタンス
電動モーター、すなわち、可変の反作用電動機) 30 トルク感知装置 31 トルクセン
サー 32 第2の部分(第2のトルクセンサー素子) 33 第1の部分(第1のトルクセンサー素子) 34 電気信号(トルクセンサー電気信号) 36 ECU(電子制御ユニット) 38 信号 40 他の入力としての他のセンサー 42 モーター
ポジションセンサー 43 連結部分 44 モーター
ポジション信号 46 トルクコマンド信号 48 モーター
コントローラ 50 モーター出力信号 50 出力信号(アウトプットシグナル) 52 パワースイッチモジュール 56 ステアリ
ングコラム 60 中心軸線 62 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 64 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 66 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 68 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 70 ワイパー(一セットのセンサー部分) 72 ワイパー(一セットのセンサー部分) 74 ワイパー(一セットのセンサー部分) 76 ワイパー(一セットのセンサー部分) 78 ワイパーアセンブリ 80 中空円筒
形の本体部 82 支持アーム 84 支持アー
ム 86 支持アーム 88 支持アー
ム 90 表面(第1の面) 92 ディスク 93 第2の面(他の面、反対側) 94 端子 96 端子 98 端子 100 端子 102 端子 104 端子 106 端子 108 端子 110 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 112 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 114 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 116 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 118 導電性のフィードスルー素子 119 導電性
のリング 120 導電性のフィードスルー素子 121 導電性
のリング 122 導電性のフィードスルー素子 124 導電性
のフィードスルー素子 126 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 128 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 130 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 132 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 134 導電性のリング 136 導電性
のリング 138 導電性のリング 140 導電性
のリング 142 導電性のフィードスルー素子(貫通接続素子) 144 導電性のフィードスルー素子 148 導電性のフィードスルー素子 150 ステーターコネクターアセンブリ 151 ステアリングコラムアセンブリ 152 指状部 154 指状部 156 指状部 158 指状部 160 指状部 162 指状部 167 矢印 168 機械的
なストッパ 170 矢印
ャフト(出力シャフト) 18 ピニオンギヤ 20 トーション
バー 22 線形状のステアリング部材すなわちラック 24 車両を操舵可能なホイール(車輪) 26 車両を操舵可能なホイール(車輪) 28 アシスト用の電動モーター(可変のリラクタンス
電動モーター、すなわち、可変の反作用電動機) 30 トルク感知装置 31 トルクセン
サー 32 第2の部分(第2のトルクセンサー素子) 33 第1の部分(第1のトルクセンサー素子) 34 電気信号(トルクセンサー電気信号) 36 ECU(電子制御ユニット) 38 信号 40 他の入力としての他のセンサー 42 モーター
ポジションセンサー 43 連結部分 44 モーター
ポジション信号 46 トルクコマンド信号 48 モーター
コントローラ 50 モーター出力信号 50 出力信号(アウトプットシグナル) 52 パワースイッチモジュール 56 ステアリ
ングコラム 60 中心軸線 62 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 64 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 66 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 68 抵抗素子(一セットのセンサー部分) 70 ワイパー(一セットのセンサー部分) 72 ワイパー(一セットのセンサー部分) 74 ワイパー(一セットのセンサー部分) 76 ワイパー(一セットのセンサー部分) 78 ワイパーアセンブリ 80 中空円筒
形の本体部 82 支持アーム 84 支持アー
ム 86 支持アーム 88 支持アー
ム 90 表面(第1の面) 92 ディスク 93 第2の面(他の面、反対側) 94 端子 96 端子 98 端子 100 端子 102 端子 104 端子 106 端子 108 端子 110 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 112 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 114 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 116 導電性のストリップ(導電性材料からなるスト
リップ) 118 導電性のフィードスルー素子 119 導電性
のリング 120 導電性のフィードスルー素子 121 導電性
のリング 122 導電性のフィードスルー素子 124 導電性
のフィードスルー素子 126 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 128 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 130 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 132 導電性の素子(周方向に伸長する弧状の、導電
性材料からなる素子) 134 導電性のリング 136 導電性
のリング 138 導電性のリング 140 導電性
のリング 142 導電性のフィードスルー素子(貫通接続素子) 144 導電性のフィードスルー素子 148 導電性のフィードスルー素子 150 ステーターコネクターアセンブリ 151 ステアリングコラムアセンブリ 152 指状部 154 指状部 156 指状部 158 指状部 160 指状部 162 指状部 167 矢印 168 機械的
なストッパ 170 矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドン・ブランディーノ アメリカ合衆国ミシガン州48313,スター リング・ハイツ,コロンビア・コート 42253 (72)発明者 マイケル・ジェイ・メドラ アメリカ合衆国ミシガン州48312,スター リング・ハイツ,ベルクレスト 37224
Claims (25)
- 【請求項1】 アシスト用の電動ステアリングシステム
のためのトルク感知装置であって、前記トルク感知装置
は、 入力シャフトであって、当該入力シャフトを通って長手
方向に伸長する中心軸線を有する入力シャフトと、 前記入力シャフトと実質的に同軸の出力シャフトとを備
え、前記入力シャフトは、トルクが加えられることによ
って、前記中心軸線を中心として前記出力シャフトに対
して回転可能になっており、 前記トルク感知装置は、また、 前記入力シャフトと前記出力シャフトとに連結され、前
記入力シャフトと前記出力シャフトとの間の相対回転に
抵抗するトーションバーと、 前記中心軸線から隔置され、前記入力シャフトと前記出
力シャフトに作動可能に連結された第1のセンサー素子
と、 前記入力シャフトと前記出力シャフトとに作動可能に連
結された第2のセンサー素子とを備えており、 前記第1のセンサー素子は、前記入力シャフトと前記出
力シャフトとの間の相対運動の関数として変化する出力
信号を提供できるように作動可能であり、 前記第2のセンサー素子は、前記中心軸線から隔置さ
れ、前記第1のセンサー素子から実質的に直径方向に対
向して配置されており、 前記第2のセンサー素子は、前記入力シャフトと前記出
力シャフトとの間の相対運動の関数として変化する出力
信号を提供できるように作動可能であり、 前記第1のセンサー素子の出力信号と前記第2のセンサ
ー素子の出力信号とは、前記入力シャフトと前記出力シ
ャフトとの間の非回転相対運動に応答して、逆の関係で
変化することを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のトルク感知装置におい
て、 さらに、前記第1のセンサー素子の出力と前記第2のセ
ンサー素子の出力に電気的に連結されたコントローラを
備えており、 前記コントローラは、前記第1のセンサー素子の出力信
号と前記第2のセンサー素子の出力信号の関数としてト
ルク値を決定するように作動し、それによって、前記入
力シャフトと前記出力シャフトとの間の非回転相対運動
に対応する、前記第1のセンサー素子の出力信号の変化
が、前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間の非回
転相対運動に対応する、前記第2のセンサー素子の出力
信号の変化を実質的に相殺することを特徴とするトルク
感知装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のトルク感知装置におい
て、 前記第1のセンサー素子と前記第2のセンサー素子は、
それぞれ、第1のポテンシオメーターと第2のポテンシ
オメーターとを備えており、 前記第1のポテンシオメーターと前記第2のポテンシオ
メーターは、各々、前記入力シャフトと前記出力シャフ
トとの間の相対回転運動に関数的に関係する抵抗値を有
していることを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のトルク感知装置におい
て、 前記第1のポテンシオメーターは、さらに、周方向に沿
って伸長する抵抗材料からなるストリップを有してお
り、前記ストリップは、前記中心軸線から径方向に隔置
されており、 前記第2のポテンシオメーターは、さらに、周方向に沿
って伸長する抵抗材料からなるストリップを有してお
り、第2のポテンシオメーターの前記ストリップは、前
記中心軸線から径方向に隔置されており、また、前記第
1のポテンシオメーターの前記抵抗材料から実質的に直
径方向に対向して配置されており、 抵抗材料からなる、第1のポテンシオメーターの前記ス
トリップと第2のポテンシオメーターの前記ストリップ
は、前記出力シャフトに連結されており、 抵抗材料からなる前記ストリップの各々は、協働するワ
イパーを有しており、 前記ワイパーは、前記入力シャフトに連結されており、
また、抵抗材料からなる協働する前記ストリップに摺動
可能に接触しており、 それによって、トルクが加えられることにより、指状部
と、抵抗材料からなる協働するストリップとの間に相対
運動が生じることを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載のトルク感知装置におい
て、 さらに、実質的にディスク形状の支持体を備えており、
前記支持体は、前記入力シャフト及び前記出力シャフト
の一方の周囲を実質的に囲んでおり、 前記第1のセンサー素子及び前記第2のセンサー素子の
各々は、さらに、前記支持体に配置された第1の抵抗部
分を有することを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載のトルク感知装置におい
て、 前記支持体は、前記入力シャフト及び前記出力シャフト
の一方に作動可能に連結されており、 前記第1のセンサー素子と前記第2のセンサー素子の各
々は、さらに、前記入力シャフトと前記出力シャフトの
他方に連結されたワイパー部分を有しており、 前記ワイパー部分は、協働する抵抗部分に摺動可能に係
合しており、 それによって、前記入力シャフトと前記出力シャフトと
の間に相対運動が生じることによって、各ワイパー部分
と、前記第1のセンサー素子及び前記第2のセンサー素
子の協働する抵抗部分との間に相対運動が生じることを
特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載のトルク感知装置におい
て、 さらに、前記入力シャフトと前記出力シャフトとに作動
可能に連結された第3のセンサー素子を備えており、 前記第3のセンサー素子は、前記第1のセンサー素子と
前記第2のセンサー素子との概ね中間にあって前記中心
軸線から径方向に隔置されており、 前記第3のセンサー素子は、前記入力シャフト前記出力
シャフトとの間の相対運動の関数として変化する出力信
号を提供することができ、 前記トルク感知装置は、さらに、前記入力シャフトと前
記出力シャフトとに作動可能に連結された第4のセンサ
ー素子を備えており、 前記第4のセンサー素子は、前記第1のセンサー素子と
前記第2のセンサー素子との概ね中間にあって前記中心
軸線から径方向に隔置されており、また、前記第4のセ
ンサー素子は、前記第3のセンサー素子から実質的に直
径方向に対向して配置されており、 前記第4のセンサー素子は、前記入力シャフト前記出力
シャフトとの間の相対運動の関数として変化する出力信
号を提供することができ、 前記第3のセンサー素子の出力信号と前記第4のセンサ
ー素子の出力信号とは、前記入力シャフト前記出力シャ
フトとの間の非回転相対運動に応答して、逆の関係で変
化することを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載のトルク感知装置におい
て、 前記第1のセンサー素子、前記第2のセンサー素子、前
記第3のセンサー素子、及び前記第4のセンサー素子の
各々は、それぞれ、センサーポテンシオメーターである
ことを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項9】 トルク感知装置であって、 第1の部分と第2の部分とを有する第1のセンサー素子
を備えており、 前記第1の部分は入力シャフトに連結可能であり、 前記第2の部分は、前記第1のセンサー素子の前記第1
の部分に隣接しており、また、前記第1の部分に対して
回転可能になっており、さらに、前記出力シャフトに連
結可能になっており、 前記第1のセンサー素子の前記第1の部分及び前記第2
の部分のうちの少なくとも一方は、前記第1のセンサー
素子の前記第1の部分及び前記第2の部分の他方から電
気信号を受信でき、 前記電気信号は、前記第1のセンサー素子の前記第1の
部分と前記第2の部分との間の相対位置の関数として変
化し、 前記トルク感知装置は、また、第1の部分と第2の部分
とを有する第2のセンサー素子を備えており、 前記第2のセンサー素子の前記第1の部分は前記入力シ
ャフトに連結可能であり、 前記第2のセンサー素子の前記第2の部分は、前記第2
のセンサー素子の前記第1の部分に隣接しており、ま
た、前記第2のセンサー素子の前記第1の部分に対して
回転可能になっており、さらに、前記出力シャフトに連
結可能になっており、 前記第2のセンサー素子は、前記第1のセンサー素子か
ら隔置されており、 また、前記第2のセンサー素子は、前記第1のセンサー
素子と前記第2のセンサー素子との間を伸長する中心軸
線に対して、前記第1のセンサー素子から実質的に直径
方向に対向して配置されており、 前記第2のセンサー素子の前記第1の部分及び前記第2
の部分のうちの少なくとも一方は、前記第2のセンサー
素子の前記第1の部分及び前記第2の部分の他方から電
気信号を受信でき、 前記電気信号は、前記第2のセンサー素子の前記第1の
部分と前記第2の部分との間の相対位置の関数として変
化し、 前記第1のセンサー素子の電気信号と前記第2のセンサ
ー素子の電気信号は、前記第1及び第2のセンサー素子
の前記第1の部分と、前記第1及び第2のセンサー素子
の対応する前記第2の部分との間の非回転相対運動に応
答して、逆の関係で変化することを特徴とするトルク感
知装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載のトルク感知装置にお
いて、 さらに、前記第1のセンサー素子と前記第2のセンサー
素子とに電気的に連結されたトルク決定手段を備えてお
り、 前記トルク決定手段は、前記第1のセンサー素子と前記
第2のセンサー素子の電気信号に応答して、前記中心軸
線を中心として加えられたトルクを示すトルク信号を提
供でき、 前記トルク決定手段は、前記第1のセンサー素子の出力
信号と第2のセンサー素子の出力信号とを結合し、それ
によって、前記第1及び第2のセンサー素子の前記第1
の部分と、前記第1及び第2のセンサー素子の対応する
前記第2の部分と、の間の非回転相対運動に対応する出
力信号の部分が、実質的に相殺されることを特徴とする
トルク感知装置。 - 【請求項11】 請求項9に記載のトルク感知装置にお
いて、 前記第1のセンサー素子及び前記第2のセンサー素子の
各々の前記第1及び第2の部分が、センサーポテンシオ
メーターを形成していることを特徴とするトルク感知装
置。 - 【請求項12】 請求項11に記載のトルク感知装置に
おいて、 前記第1のセンサー素子の前記ポテンシオメーターは、
さらに、前記中心軸線から径方向に隔置された抵抗材料
のストリップを有しており、 前記第2のセンサー素子の前記ポテンシオメーターは、
さらに、前記中心軸線から径方向に隔置された抵抗材料
のストリップを有しており、 前記第2のセンサー素子の前記ポテンシオメーターは、
前記第1のセンサー素子の前記抵抗材料から、実質的に
直径方向に対向して配置されていることを特徴とするト
ルク感知装置。 - 【請求項13】 請求項9に記載のトルク感知装置にお
いて、 さらに、ディスク形状の支持体を備えており、 前記支持体は、実質的に平坦な面を有しており、前記平
坦な面は、前記中心軸線と実質的に交差するように方向
決めされており、 前記第1及び第2のセンサー素子の各第1の部分は、前
記支持体の第1の面に配置された第1の電気抵抗部分を
有することを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載のトルク感知装置に
おいて、 前記支持体は、入力シャフト及び出力シャフトの一方に
作動可能に連結することができ、 前記第1のセンサー素子と前記第2のセンサー素子の各
々は、さらに、前記入力シャフト及び前記出力シャフト
の他方に連結可能なワイパー部材を有しており、 前記ワイパー部材は、前記抵抗部分のうち対応する一方
に摺動可能に接触し、それによって、各ワイパー部材
と、前記第1のセンサー素子及び前記第2のセンサー素
子のうちの前記対応する抵抗部分と、の間の相対回転運
動によって、前記第1及び第2のセンサー素子のそれぞ
れの電気信号が変化することを特徴とするトルク感知装
置。 - 【請求項15】 請求項14に記載のトルク感知装置に
おいて、 さらに、前記支持体の第2の面に配置された第1の導電
性のストリップと第2の導電性のストリップとを備えて
おり、 前記第1の導電性のストリップと前記第2の導電性のス
トリップの各々は、前記ワイパー部材の1つに電気的に
接続されており、それによって、前記第1のセンサー素
子と前記第2のセンサー素子のそれぞれの電気信号を提
供できることを特徴とするトルク感知装置。 - 【請求項16】 請求項9に記載のトルク感知装置にお
いて、 さらに、第1の部分と第2の部分とを有する第3のセン
サー素子を備えており、 前記第1の部分は前記入力シャフトに連結可能であり、 前記第2の部分は、前記第3のセンサー素子の前記第1
の部分に隣接しており、また、前記第3のセンサー素子
の前記第1の部分に対して移動可能になっており、さら
に、前記出力シャフトに連結可能になっており、 前記第3のセンサー素子は、前記第1のセンサー素子と
前記第2のセンサー素子との概ね中間にあって前記中心
軸線から径方向に隔置されており、 前記第3のセンサー素子は、当該第3のセンサー素子の
前記第1の部分と当該第3のセンサー素子の前記第2の
部分との間の相対位置の関数として変化する出力信号を
提供でき、 前記トルク感知装置は、また、第1の部分と第2の部分
とを有する第4のセンサー素子を備えており、 前記第4のセンサー素子の前記第1の部分は、前記入力
シャフトに連結可能であり、 前記第4のセンサー素子の前記第2の部分は、前記第4
のセンサー素子の前記第1の部分に隣接しており、ま
た、前記第4のセンサー素子の前記第1の部分に対して
移動可能になっており、さらに、前記出力シャフトに連
結可能になっており、 前記第4のセンサー素子は、前記第1のセンサー素子と
前記第2のセンサー素子との概ね中間にあって前記中心
軸線から径方向に隔置されており、また、前記第3のセ
ンサー素子から実質的に直径方向に対向して配置されて
おり、 前記第4のセンサー素子は、当該第4のセンサー素子の
前記第1の部分と当該第4のセンサー素子の前記第2の
部分との間の相対位置の関数として変化する出力信号を
提供でき、 前記第3のセンサー素子の電気信号と、前記第4のセン
サー素子の電気信号とは、前記第3及び前記第4のセン
サー素子の前記第1の部分と、前記第3及び前記第4の
センサー素子の対応する前記第2の部分と、の間の非回
転相対運動に応答して、逆の関係で変化することを特徴
とするトルク感知装置。 - 【請求項17】 請求項16に記載のトルク感知装置に
おいて、 前記第1のセンサー素子、前記第2のセンサー素子、前
記第3のセンサー素子、及び前記第4のセンサー素子の
各々は、センサーポテンシオメーターであることを特徴
とするトルク感知装置。 - 【請求項18】 センサーアセンブリであって、 実質的にディスク状に形成された支持体を備えており、
前記支持体は、当該支持体を通って伸長する中心軸線を
有しており、前記支持体は、入力シャフト及び出力シャ
フトの一方に作動可能に連結でき、 前記センサーアセンブリは、また、第1の部分と第2の
部分とを有する第1のセンサー素子を備えており、 前記第1の部分は前記支持体に連結されており、 前記第2の部分は、前記第1のセンサー素子の前記第1
の部分に隣接しており、また、前記第1の部分に対して
回転可能になっており、 前記第1のセンサー素子の前記第2の部分は、前記入力
シャフト及び前記出力シャフトの他方に連結可能になっ
ており、 前記第1のセンサー素子は、当該第1のセンサー素子の
前記第1の部分と前記第2の部分との間の相対位置の関
数として変化する電気信号を提供でき、 前記センサーアセンブリは、また、第1の部分と第2の
部分とを有する第2のセンサー素子を備えており、 前記第2のセンサー素子の前記第1の部分は前記支持体
に連結されており、 前記第2のセンサー素子の前記第2の部分は、前記第2
のセンサー素子の前記第1の部分に隣接しており、ま
た、前記第2のセンサー素子の前記第1の部分に対して
回転可能になっており、 前記第2のセンサー素子の前記第2の部分は、また、前
記入力シャフト及び前記出力シャフトの他方に連結可能
であり、 前記第2のセンサー素子は、前記第1のセンサー素子か
ら実質的に直径方向に対向して配置されており、 前記第2のセンサー素子は、当該第2のセンサー素子の
前記第1の部分と前記第2の部分との間の相対位置の関
数として変化する電気信号を提供でき、 前記第1のセンサー素子の電気信号と、前記第2のセン
サー素子の電気信号とは、前記1及び前記第2のセンサ
ー素子の前記第1の部分と、前記第1及び前記第2のセ
ンサー素子の前記対応する第2の部分との間の非回転相
対運動に応答して、逆の関係で変化することを特徴とす
るセンサーアセンブリ。 - 【請求項19】 請求項18に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 さらに、前記第1のセンサー素子と前記第2のセンサー
素子とに電気的に連結されたトルク決定手段を備えてお
り、 前記トルク決定手段は、前記第1のセンサー素子の電気
信号と前記第2のセンサー素子の電気信号に応答して、
前記中心軸線を中心として加えられたトルクを示すトル
ク値を決定するように作動しており、 前記第1のセンサー素子の前記第1の部分と、前記第1
のセンサー素子の前記第2の部分との間の非回転相対運
動に対応する前記第1のセンサー素子の前記電気信号の
変化は、 前記第2のセンサー素子の前記第1の部分と、前記第2
のセンサー素子の前記第2の部分との間の非回転相対運
動に対応する、前記第2のセンサー素子の前記電気信号
の変化によって、実質的に相殺されることを特徴とする
センサーアセンブリ。 - 【請求項20】 請求項18に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 前記第1のセンサー素子と前記第2のセンサー素子の各
々は、ポテンシオメーターであることを特徴とするセン
サーアセンブリ。 - 【請求項21】 請求項20に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 前記第1及び第2のセンサー素子の前記第1の部分の各
々は、抵抗素子を有しており、 前記抵抗素子は、前記中心軸線に対して実質的に直径方
向に対向した関係で、前記支持体の第1の面に配置され
ていることを特徴とするセンサーアセンブリ。 - 【請求項22】 請求項21に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 前記抵抗素子の各々は、さらに、隔置された端子を有し
ており、 前記第1及び第2のセンサー素子の前記抵抗素子のうち
直径方向に対向して配置された第1の端子が、第1の電
圧に電気的に接続可能であり、 前記第1及び第2のセンサー素子の前記第1の部分のう
ち直径方向に対向して配置された第2の端子が、前記第
1の電圧とは異なった第2の電圧に電気的に接続可能で
あることを特徴とするセンサーアセンブリ。 - 【請求項23】 請求項22に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 前記第1及び第2のセンサー素子の前記第2の部分の各
々は、ワイパーを有しており、 前記ワイパーは、前記抵抗素子のうち対応する一方に摺
動可能に接触し、前記抵抗素子のうち対応する一方の前
記第1及び第2の端子の間を移動できることを特徴とす
るセンサーアセンブリ。 - 【請求項24】 請求項23に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 さらに、前記支持体の第2の面に配置された複数の導電
性のリングを備えており、 前記複数のリングの各々は、前記第1及び第2のセンサ
ー素子の前記第2の部分の一方に電気的に接続されてい
ることを特徴とするセンサーアセンブリ。 - 【請求項25】 請求項24に記載のセンサーアセンブ
リにおいて、 さらに、複数の指状部を備えており、前記指状部の各々
は、前記複数のリングのうちの1つに電気的に接触し、
これによって、前記第1のセンサー素子と前記第2のセ
ンサー素子に存在する電気信号を検出できることを特徴
とするセンサーアセンブリ。
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