JP2000309805A - 連続式焼結炉およびその運転方法 - Google Patents

連続式焼結炉およびその運転方法

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JP2000309805A
JP2000309805A JP11114249A JP11424999A JP2000309805A JP 2000309805 A JP2000309805 A JP 2000309805A JP 11114249 A JP11114249 A JP 11114249A JP 11424999 A JP11424999 A JP 11424999A JP 2000309805 A JP2000309805 A JP 2000309805A
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chamber
sintering furnace
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gas
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弘司 窪
Hidetoshi Ota
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結品の品質を高く維持することが可能な連
続式焼結炉およびその運転方法を提供する。 【解決手段】 被焼結品Sを焼結する焼結室4と被焼結
品搬出入用の搬出および搬入口2、8を備えた焼結炉本
体1と、被焼結品Sを焼結炉本体1内で搬入口2から搬
出口8に向けて搬送する搬送手段9を備えた連続式焼結
炉40を用い、被焼結品Sの表面酸化物を還元する水素
と、被焼結品などの酸化を防止する不活性ガスと、水素
により前記酸化物が還元される際に生成する水を低減さ
せる炭化水素ガスを焼結炉本体1内に供給しつつ被焼結
品を焼結室4内で焼結するに際し、焼結炉本体1内への
炭化水素の供給量を、焼結室4内の水分露点温度が、常
時−60〜−35℃となるように調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属を加熱処理し
焼結させる連続式焼結炉およびその運転方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】炭素鋼(Fe-C、Fe-C-Cu)の粉末冶金製
品であるタイミングベルトプーリ、カムシャフトプーリ
・スプロケットなどの輸送機械部品などは、例えば鉄
粉、炭素粉末、およびワックス(ステアリン酸亜鉛な
ど)を混合しプレス成形した後、焼結炉中で焼結する方
法によって製造されている。上記プレス成形品(被焼結
品)を焼結炉中で焼結する際には、炉内温度、炉内雰囲
気を最適化することによって、被焼結品からのワックス
の除去、被焼結品の表面酸化物の還元除去、炭素含有量
の調整、および硬さ等の品質調整が行われる。
【0003】図6は、上記被焼結品を焼結するために用
いられる連続式焼結炉の一例を示すもので、ここに示す
連続式焼結炉10は、被焼結品Sの搬入口2および搬出
口8を備えたマッフルを内蔵する焼結炉本体1と、被焼
結品Sを焼結炉本体1内で搬入口2から搬出口8に向け
て搬送する搬送手段9と、被焼結品S表面の酸化物を還
元する水素を焼結炉本体1内に供給する水素供給手段と
なる[水素+窒素]ガス供給管路23'と、水素により被焼
結品S表面の酸化物が還元される際に生成する水を低減
させるプロパンガスなどの炭化水素ガスを焼結炉本体1
内に供給する炭化水素供給手段となる[炭化水素+窒素]
ガス供給管路22'を備えて構成されている。
【0004】焼結炉本体1は、搬送手段9により搬送さ
れる被焼結品Sを予備的に加熱する予熱室3と、予熱室
3を経た被焼結品Sを焼結する焼結室4と、焼結室4を
経た被焼結品Sを冷却する第1および第2の水冷室5、
6と、カーテン室7を備えている。
【0005】[水素+窒素]ガス供給管路23'は、第1水
冷室5と第2水冷室6の間の位置に接続され、図示せぬ
供給源から供給された[水素+窒素]ガスを上記接続位置
から焼結炉本体1内に供給することができるようになっ
ている。[炭化水素+窒素]ガス供給管路22'は、焼結室
4と第1水冷室5の間の位置に接続され、図示せぬ供給
源から供給された[炭化水素+窒素]ガスを上記接続位置
から焼結炉本体1内に供給することができるようになっ
ている。
【0006】上記焼結炉10は、次のようにして使用す
ることができる。[水素+窒素]ガス供給管路23'を通し
て[水素+窒素]ガスを焼結炉本体1内に供給するととも
に、[炭化水素+窒素]ガス供給管路22'を通して[炭化
水素+窒素]ガスを一定流量で焼結炉本体1内に供給す
る。供給管路23'を通して焼結炉本体1内に供給され
た[水素+窒素]ガスの大部分は搬入口2方向に向かって
流れ、他部は搬出口8方向に向かって流れる。また供給
管路22'を通して焼結炉本体1内に供給された[炭化水
素+窒素]ガスは主に搬入口2方向に向かって流れる。
【0007】次いで、被焼結品Sを搬入口2を通して焼
結炉本体1内に搬入する。搬入された被焼結品Sは、搬
送手段9によって予熱室3内に搬入され、ここで加熱さ
れワックスが蒸発除去された後、焼結室4内に搬入さ
れ、さらに加熱され焼結処理される。このようにして得
られた焼結品は、第1および第2の水冷室5、6におい
て冷却され、カーテン室7を経て搬出口8から搬出され
る。続いて、搬入口2を通して順次新たな被焼結品を焼
結炉本体1内に搬入し、上記操作と同様にしてこれら被
焼結品に順次焼結処理を施す。
【0008】焼結室4における加熱処理の際には、被焼
結品Sの表面酸化物は、上記[水素+窒素]ガス供給管路
23'を通して焼結炉本体1内に供給された水素によっ
て還元される。この還元反応の際には酸化物中の酸素と
上記水素が化合し水が生成する。生成した水分は被焼結
品S中の炭素と反応して一酸化炭素と水素を生成する。
この際、被焼結品Sは脱炭され炭素含有量が低下する。
上記脱炭量は上記炭化水素(プロパンなど)ガスの供給
によって低く抑えられる。これは、炭化水素ガスと上記
水が反応し水の量が少なくなり、上記脱炭反応が抑制さ
れるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記操作によって複数
の被焼結品Sを連続的に焼結処理する際には、被焼結品
Sの形状、大きさ等によって、焼結炉本体1内において
上記表面酸化物の還元反応により生じる水分量が増減す
るため、上記脱炭量が増減し、得られる焼結品中の炭素
含有量が大きく変動し品質が不安定となることがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、焼結品の
品質を高く維持することが可能な連続式焼結炉およびそ
の運転方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、炉内の水
分濃度と、脱炭による被焼結品の炭素含有量減少量とを
比較検討することによって、この水分量が炭素含有量減
少に大きな影響を及ぼすことを見いだし、これに基づい
て本発明を完成するに至った。本発明では、被焼結品を
焼結する焼結室と被焼結品搬出入用の搬出および搬入口
を備えた焼結炉本体と、被焼結品を焼結炉本体内で搬入
口から搬出口に向けて搬送する搬送手段を備えた連続式
焼結炉を用い、被焼結品の表面酸化物を還元する水素
と、被焼結品などの酸化を防止する不活性ガスと、水素
により前記酸化物が還元される際に生成する水を低減さ
せる炭化水素ガスを焼結炉本体内に供給しつつ被焼結品
を焼結室内で焼結するに際し、焼結炉本体内への前記炭
化水素の供給量を、焼結室内の水分露点温度が、常時−
60〜−35℃となるように調節することを上記課題の
解決手段とした。焼結炉本体内への前記炭化水素の供給
量を調節するにあたっては、焼結室内の酸素濃度を検出
し、該酸素濃度に基づいて焼結室内の水分濃度を算出
し、該水分濃度に基づいて前記供給量の調節を行うこと
が可能である。また、焼結炉本体内への前記炭化水素の
供給量を調節するにあたっては、焼結室内の酸素濃度お
よび水素濃度を検出し、該酸素濃度および水素濃度に基
づいて焼結室内の水分濃度を算出し、該水分濃度に基づ
いて前記供給量の調節を行うことも可能である。また、
本発明の連続式焼結炉は、被焼結品を焼結する焼結室と
被焼結品搬出入用の搬出および搬入口を備えた焼結炉本
体と、被焼結品を焼結炉本体内で搬入口から搬出口に向
けて搬送する搬送手段と、被焼結品の表面酸化物を還元
する水素を焼結炉本体内に供給する水素供給手段と、水
素により前記酸化物が還元される際に生成する水を低減
させる炭化水素ガスを焼結炉本体内に供給する炭化水素
供給手段と、焼結室内の水分濃度を検出する水分濃度検
出手段と、この水分濃度検出手段によって検出された水
分濃度に基づいて、焼結炉本体内への前記炭化水素の供
給量を制御する制御部を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の連続式焼結炉の
一実施形態を示すもので、ここに示す連続式焼結炉40
は、被焼結品Sを焼結する焼結室4と搬入、搬出口2、
8を備えた筒状の焼結炉本体1と、被焼結品Sを焼結炉
本体1内で搬入口2から搬出口8に向けて搬送する搬送
手段9と、被焼結品Sの酸化を防止する不活性ガスであ
る窒素と被焼結品S表面の酸化物を還元する水素とを焼
結炉本体1内に供給する水素供給手段となる[水素+窒
素]ガス供給管路12と、水素により被焼結品S表面の
酸化物が還元される際に生成する水を還元するプロパン
ガスなどの炭化水素ガスを焼結炉本体1内に供給する炭
化水素供給手段となる[炭化水素+窒素]ガス供給管路1
1と、焼結室4内の水分濃度を検出する水分濃度検出手
段である酸素分圧計26と、この酸素分圧計26からの
信号に基づいて、前記炭化水素の焼結炉本体1内への供
給量を制御する制御部15を備えて構成されている。
【0012】焼結炉本体1は、搬送手段9により搬送さ
れる被焼結品Sを予備的に加熱する予熱室3と、予熱室
3を経た被焼結品Sを焼結する焼結室4と、焼結室4を
経た被焼結品Sを冷却する第1および第2の水冷室5、
6と、カーテン室7を備えている。
【0013】予熱室3は、電気ヒータ等のヒータを備
え、被焼結品を加熱することができるように構成されて
いる。また、予熱室3は、バーナの燃焼排ガスによる対
流型の加熱を行うことができるように構成することもで
きる。この場合、予熱室3は、[プロパン+空気]ガス等
の燃焼ガスを完全燃焼比率0.7前後の不完全燃焼域で
燃焼させ、燃焼排ガスにより予熱室3内を酸化が強く促
進されない雰囲気として加熱を行うことができるように
構成することができる。
【0014】[炭化水素+窒素]ガス供給管路11は、図
示せぬ供給源から供給されたプロパンなどの炭化水素ガ
スを導く管路16と、図示せぬ供給源から供給された窒
素ガスを導く管路17と、これら管路16、17からの
炭化水素と窒素を焼結炉本体1内に供給する管路22か
らなるものである。管路22は、焼結室4とその下流側
に位置する第1水冷室5の間に接続され、この接続位置
から焼結炉本体1内に[炭化水素+窒素]ガスを送り込む
ことができるようになっている。
【0015】[水素+窒素]ガス供給管路12は、第1供
給管路13と、第2供給管路14からなるものである。
第1供給管路13は、上記管路17内の窒素ガスを導く
管路18と、図示せぬ供給源から供給された水素ガスを
導く管路19と、これら管路18,19からの窒素ガス
および水素ガスを焼結炉本体1内に供給する管路23か
らなるものである。管路23は、第1水冷室5とその下
流側に位置する第2水冷室6の間に接続され、この接続
位置から焼結炉本体1内に[水素+窒素]ガスを送り込む
ことができるようになっている。
【0016】第2供給管路14は、図示せぬ供給源から
供給された窒素ガスを導く管路20と、図示せぬ供給源
から供給された水素ガスを導く管路21と、これら管路
20、21からの窒素ガスおよび水素ガスを焼結炉本体
1内に供給する管路24からなるものである。管路24
は、上記管路23に接続され、管路23を通して焼結炉
本体1内に[水素+窒素]ガスを送り込むことができるよ
うになっている。
【0017】管路16には、管路16内を流れるガスの
流量を調節する流量調節器16aが設けられている。ま
た、管路17,18、19には、流量調節器17a、1
8a、19aが設けられている。また管路20、21に
は電磁バルブ20a、21aが設けられている。流量調
節器16a、電磁バルブ20a,21aは制御部15に
接続されている。
【0018】酸素分圧計26は、焼結室4内のガス中に
含まれる水分量を検出するためのもので、管路25を通
して導かれた焼結室4内のガスの酸素分圧を測定し、測
定値に応じた検出信号を出力することができるようにさ
れている。なお符号25aは焼結室4内のガスを酸素分
圧計26に送り込むポンプを示す。
【0019】焼結室4内のガスを酸素分圧計26に導く
管路25の焼結室4への接続位置は、焼結室4の中央部
よりも搬入口側とするのが好ましい。これは、焼結室4
内の水分濃度が中央部より搬入口側において比較的高く
なると考えられるためである。焼結室4内の水分濃度が
中央部より搬入口側において高くなるのは、後述する焼
結過程において、焼結室4の搬出口側から導入された水
素が焼結室4中央の被焼結品中の酸化物と化合すること
で水が生成し、この水が上記管路23、24から供給さ
れたガスとともに焼結室4の搬入口側に向かって流れる
ためである。
【0020】制御部15は、演算器27と、調節計28
を有するものである。演算器27は、酸素分圧計26か
らの信号と、予め入力された焼結室4内の水素濃度の予
想値を用い、化学平衡式[2H2+O2=2H2O]に基
づいて焼結室4内の水分濃度を算出し、さらにこの水分
濃度に基づいて当該温度における水分露点温度を算出
し、この水分露点温度に基づいた信号を調節計28に出
力することができるようになっている。調節計28は、
演算器27からの信号に基づいて、上記流量調節器16
aを調節し、管路16内における炭化水素の流量を任意
の値に調節することができるようになっている。また調
節計28は電磁バルブ20a,21aを開閉することが
できるようになっている。
【0021】なお、焼結室4に酸素分圧計26のセンサ
部を取り付けることにより焼結室4内ガスの酸素分圧を
測定することもでき、この場合、管路25は不要とな
る。
【0022】上記連続式焼結炉を使用するには、例えば
次のようにする。制御部15の調節計28を、酸素分圧
計26からの信号によって算出された焼結室4内の水分
露点温度が予め定められた設定範囲上限値を越えた場合
に信号を流量調節器16aに出力し、管路16,22を
通して焼結炉本体1内に供給される炭化水素流量を増加
させ、かつ上記水分露点温度が設定範囲下限値未満とな
った場合に炭化水素流量を減少させるように設定してお
く。また、調節計28は、流量調節器16aが管路16
内の炭化水素ガスの流量を最大限に高めてもなお焼結室
4内水分露点温度が上記上限値を越える場合に、バルブ
20a,21aを開き、[水素+窒素]ガスを第2供給管
路14から焼結炉本体1内に供給し、かつ水分露点温度
が上記設定範囲下限値未満となったときに電磁バルブ2
0a,21aを閉じ[水素+窒素]ガスの供給を停止する
ように設定しておく。上記設定範囲は、被焼結品に要求
される炭素濃度に応じて焼結室4内の水分露点温度が常
時−60〜−35℃の範囲内となるように適宜選択され
る。
【0023】この方法では、[水素+窒素]ガスを第1供
給管路13を通して一定流量で焼結炉本体1内に供給す
るとともに、焼結室4内の水分露点温度を調節する[炭
化水素+窒素]ガスを供給管路11を通して焼結炉本体1
内に供給する。
【0024】ここで用いる水素は、焼結室4内を還元性
雰囲気に維持し、焼結接合を阻害する被焼結品Sの金属
粉末表面の酸化物を還元し、高品質、高強度の焼結品を
得るためのものである。また、炭化水素は、上記水素に
よって、被焼結品Sや、炉壁、搬送手段等の炉材の表面
酸化物が還元される際に生成した水分(生成水)を分解
除去し、炉内雰囲気の立ち上げ時間を短縮するととも
に、被焼結品Sの脱炭反応を抑え焼結品の品質低下を防
ぐためのものである。また供給管路11、12から供給
される窒素ガスは、焼結炉本体1内に流入するガスの焼
結炉本体1内における拡散を促し、上記生成水の分解を
効率的に行わせるために使用されるものである。
【0025】[水素+窒素]ガス供給管路13を通して炉
内に供給された[水素+窒素]ガスの大部分は搬入口2の
方向へ流れ、残りの部分は搬出口8の方向へ流れる。
[炭化水素+窒素]ガス供給管路11を通して炉内に供給
された[炭化水素+窒素]ガスは、主として搬入口2方向
へ流れる。
【0026】次いで、被焼結品Sを搬入口2を通して焼
結炉本体1内に搬入する。被焼結品Sとしては、鉄粉等
の金属粉末、炭素粉末、およびワックス(ステアリン酸
亜鉛など)等を混合しプレス成形したものを用いること
ができる。焼結炉本体1内に搬入された被焼結品Sは、
予熱室3内で例えば500〜700℃まで加熱され、こ
こでワックスが蒸発除去される。
【0027】予熱室3として、輻射加熱式のものを使用
した場合には、[水素+窒素]ガスなどを室内に導入し予
熱室3内を還元性雰囲気としつつヒータにより被焼結品
を加熱する。予熱室3として、バーナの燃焼排ガスによ
る対流型加熱式のものを使用した場合には、[プロパン+
空気]ガス等の燃焼ガスを完全燃焼比率0.7前後の不
完全燃焼域で燃焼させ、燃焼排ガスにより予熱室3内を
酸化が進行しにくい雰囲気として被焼結品を加熱する。
【0028】予熱室3内でワックスが蒸発除去された被
焼結品Sは焼結室4に送られ、例えば1100〜115
0℃の温度条件下で、上記[水素+窒素]ガスに由来する
水素を含む雰囲気中に30〜60分間置かれ、焼結され
る。この際、被焼結品表面の酸化物は、焼結室4内の水
素によって還元され、上記酸化物と水素との反応により
水が生成する。
【0029】焼結室4を経た被焼結品Sは、水冷室5、
6内に搬入され、ここで冷却された後、カーテン室7を
経て搬出口8を通して外部に搬出される。次いで、搬入
口2を通して順次新たな被焼結品を炉内に導入し、上記
操作と同様にしてこれら被焼結品に焼結処理を施す。焼
結炉本体1内において上記還元反応に関与する表面酸化
物量は、被焼結品の形状、大きさ等に応じたものとなる
ため、還元反応によって生じる水分量は被焼結品ごとに
大きく異なる。
【0030】本実施形態の運転方法では、制御部15に
よって、次に示すガス流量調節が行われ、前記炭化水
素、窒素、水素の焼結炉本体内への供給量が、焼結室内
の水分露点温度が常時−60〜−35℃となるように調
節される。炭化水素、窒素、水素の焼結炉本体内への供
給量を、焼結室4内の水分露点温度が、常時−60〜−
35℃となるように調節するのは、この水分露点温度が
−60℃未満となると、すす発生等により焼結品の品質
低下を招き、−35℃を越えると、上記脱炭反応が促進
され焼結品の炭素含有量低下による品質低下が起こりや
すくなるためである。焼結室4内の水分露点温度は−5
5〜−40℃とするのが好ましい。
【0031】演算器27において算出された焼結室4内
水分露点温度が上記設定範囲上限値を越えると、流量調
節器16aによって管路16、22から焼結炉本体1内
に供給される炭化水素ガスの流量が高められる。流量調
節器16aが炭化水素ガスの流量を最大に高めてもなお
焼結室4内水分露点温度が上記上限値を越える場合に
は、バルブ20a,21aが開状態となり、第2供給管
路14からの[水素+窒素]ガス供給が加わり、これによ
って第1供給管路13のみの場合に比較して[水素+窒
素]ガスの供給量が高められる。
【0032】焼結炉本体1内に供給される炭化水素、窒
素、水素ガスの流量が高められることによって、焼結室
4内において、多量の水分、二酸化炭素を含むガスが搬
入口側に押し流される。また炭化水素による水の還元反
応が促進される。このため、焼結室4内の水分濃度は低
下する。焼結室4内の水分濃度の低下により上記脱炭反
応が抑制され、被焼結品の炭素含有量の低下が抑止さ
れ、焼結品の品質低下が防止される。
【0033】また、演算器27において算出された焼結
室4内水分露点温度が上記設定範囲下限値未満となった
場合には、電磁バルブ20a,21aが閉止し、第1供
給管路13のみによって[水素+窒素]ガス供給が行われ
るようになり、これによって[水素+窒素]ガス流量が低
下する。また流量調節器16aによって管路16を通し
て焼結炉本体1内に供給される炭化水素の流量が低下す
る。このため、炭化水素による上記生成水の還元量が減
少し焼結室4内の水分濃度が上昇する。
【0034】なお、一般に、炭化水素濃度がある程度以
上に高まると、炭化水素の自己熱分解によるすすの発生
が起こりやすくなるが、本実施形態の方法では、調節計
28を、上記炭化水素ガス供給量が一定以上にならない
ように最大流量を設定しておくことで、焼結室4内にお
ける炭化水素濃度を減少させ、すす発生を防ぐことがで
きる。
【0035】また、予熱室3として、バーナの燃焼排ガ
スによる対流型加熱式のものを使用した場合には、異な
る形状、大きさの複数の被焼結品を連続的に焼結させる
際に、これら被焼結品の熱容量の違いによって、予熱室
3内の被焼結品に与えられる熱量が変動し、予熱室3内
の酸化性ガスの流れに乱れが生じ、その一部が焼結室4
内に流入し、焼結室4内のガス組成に影響を与えること
がある。本実施形態の方法では、このように焼結室4内
に酸化性ガスが流入したときにおいても、酸素分圧計2
6がこれを検出し、検出信号を制御部15に出力し、こ
れに基づいてバルブ20a,21aが開状態となり第2
供給管路14から[水素+窒素]ガスが焼結室4内に導入
され、上記予熱室3からの流入ガスが搬入口方向に押し
流され、焼結室4内雰囲気が適正に保たれる。
【0036】また、本実施形態の運転方法の具体例とし
ては、次の方法を挙げることができる。以下の説明で
は、第1供給管路13をL系統13、第2供給管路14
をH系統14という。また以下の例では、炭化水素とし
てプロパンを使用した場合を想定した。またL系統13
の管路18を流れる窒素ガス流量をL2とし、管路19
を流れる水素ガス流量をL3とする。またH系統14の
管路20を流れる窒素ガス流量をH2とし、管路21を
流れる水素ガス流量をH3とする。(L2<H2、L3
<L3とする。)
【0037】図2は、本具体例に用いられる焼結炉本体
1へのガス供給量を調節するプログラムのフローチャー
トを示すものである。上記過程で焼結処理を行うに際し
て、管路16を通して供給される炭化水素の流量Q1が
予め定められた上限値(HH1)と下限値(LL1)と
の間にある場合には、演算器27において、酸素分圧計
26からの信号に基づいて算出された焼結室4内の酸素
分圧O1と、予め入力された焼結室4内の水素濃度の予
想値とから上記化学平衡式を用いて焼結室4内の水分量
W1を算出する。
【0038】得られた結果に基づいて、上述の過程に従
い、流量調節器16aを用いて管路16内を流れる炭化
水素の流量を、焼結室4内の水分量W1と、予め定めら
れた設定値水分量WSとの差が所定の値以下となるよう
にPID制御することによって、焼結室4内の水分露点
温度が常時−60〜−35℃となるように[炭化水素+窒
素]ガス、[水素+窒素]ガスの供給を行う。なお電磁バル
ブ20a,21aは閉止しH系統14からのガス供給を
停止しておく。
【0039】炭化水素の流量Q1が上記上限値HH1を
越えてもなお水分量W1が降下しない場合には、調節計
28からの信号により電磁バルブ20a,21aを開
き、H系統14を通して[水素+窒素]ガスを焼結炉本体
1内に導入する。これによって、焼結炉本体1内に供給
される窒素ガス流量は、H2だけ増加する。また焼結炉
本体1内に供給される水素ガス流量は、H3だけ増加す
る。この際、水分、炭化水素、二酸化炭素を含む焼結室
4内ガスは予熱室3方向に押し流され、焼結室4内の水
分濃度が低下するとともに、炭化水素濃度が低下し炭化
水素の自己熱分解によるすすの発生が抑止される。
【0040】また、炭化水素の流量Q1が下限値LL1
未満となった場合には、電磁バルブ20a,21aを閉
じ、H系統14からの[水素+窒素]ガス供給を停止し、
L系統13を用いて[水素+窒素]ガスの供給を行うよう
にする。
【0041】本実施形態の運転方法では、炭化水素の焼
結炉本体内への供給量を、焼結室4内の水分露点温度
が、常時−60〜−35℃となるように調節するので、
焼結室4内の水分が関与して起こる脱炭反応により被焼
結品中の炭素含有量が低下するのを防ぐことができる。
また、予熱室3内の酸化性ガスの一部が焼結室4内に流
入した場合には、焼結室4に流入するガス流量を大きく
し、この酸化性ガスを押し流し、焼結室4内を還元性雰
囲気に保ち、被焼結品の表面酸化物の還元反応の効率を
高く維持することができる。従って、焼結品の品質低下
を防止することができる。
【0042】また、一般に、焼結炉の運転休止中には、
焼結炉本体1内壁をなす炉材が空気に晒された状態とさ
れるため炉材表面が酸化する。このため、運転再開に先
立って、シーズニング操作、すなわち被焼結品を投入せ
ず炭化水素、水素等の雰囲気ガスのみを焼結炉本体1に
流して空運転を行ない、炉材表面の酸化物除去を行う必
要があった。これに対し本実施形態の運転方法では、運
転再開時に炉材表面に多量の酸化物が存在し、この酸化
物を原料として焼結炉本体1内に多量の水分が生成した
場合でも、上記過程に従って直ちに焼結室4内の水分濃
度が低下するため、シーズニング操作を行うことなく焼
結品の品質低下を防ぐことができる。従って、生産効率
の向上を図ることができる。
【0043】図3は、本発明の連続式焼結炉の他の実施
形態を示すもので、ここに示す焼結炉50は、水素分圧
計30を有する点で図1に示す焼結炉と異なる。水素分
圧計30は、焼結室4内のガス中の水素濃度を検出する
ためのもので、管路29を通して導入された焼結室4内
ガスの水素濃度に応じた信号を演算器27に出力できる
ようになっている。水素分圧計30としては、気体熱伝
導式、熱線型半導体式分圧計を用いることができる。本
実施形態の連続式焼結炉では、酸素分圧計26および水
素分圧計30が水分濃度検出手段に相当する。
【0044】この焼結炉50では、酸素分圧計26,水
素分圧計30によって、焼結室4内の酸素濃度および水
素濃度が算出される。次いで、演算器27において、こ
れら酸素濃度および水素濃度を用い、化学平衡式[2H
2+O2=2H2O]に基づいて焼結室4内の水分濃度が
算出され、さらにこの水分濃度に基づいて当該温度にお
ける水分露点温度が算出され、この水分露点温度に応じ
た信号が調節計28に出力される。調節計28は、炭化
水素、窒素、水素の焼結炉本体内への供給量を、焼結室
内の水分露点温度が、常時−60〜−35℃となるよう
に調節する。
【0045】本実施形態の運転方法では、焼結室4内の
酸素濃度および水素濃度を実測し、これに基づいて焼結
室4内の水分濃度を算出するので、より正確な水分量測
定が可能となる。従って、焼結室4内の水分濃度を高い
精度で所定の範囲内に維持することができ、焼結品の品
質低下を確実に防ぐことができる。
【0046】なお、上記実施形態では、水分濃度検出手
段として、酸素分圧計26、または酸素分圧計26と水
素分圧計30を用いたが、これに限らず、露点計を用い
ることもできる。この場合には、焼結室4内ガスの水分
露点温度を直接測定し、測定値に基づいて、上述のよう
に調節計28によって炭化水素、窒素、水素の焼結炉本
体内への供給量を、焼結室内の水分露点温度が常時−6
0〜−35℃となるように調節する。
【0047】また、水分濃度検出手段としては、O2
ンサを用いることもできる。O2センサとしては、ジル
コニアO2センサ等の固体電解質センサや、半導体セン
サなどを用いることができる。O2センサは水分濃度変
動が速い場合でも比較的高精度の検出が可能となるた
め、焼結室4内においてガス組成が頻繁に変動する場合
でも検出精度を高めることができる。またこのほか、水
分濃度検出手段としては、H2Oセンサを用いることも
可能である。H2Oセンサとしては、鏡面式センサ、セ
ラミック湿度センサなどを用いることができる。また、
上記実施形態では、不活性ガスとして窒素を用いたが、
これに限らず、アルゴン等を使用することもできる。
【0048】
【実施例】(実施例1)図1に示す焼結炉を用いて焼結
処理を行った。焼結炉としては、下記諸元のものを使用
した。 タイプ : メッシュベルトコンベア型連続式焼結炉 全長 : 9,590mmコンヘ゛ア 幅: 200mm 予熱室 : 電気加熱方式(平均室内温度700℃) 焼結室 : 電気加熱方式(平均室内温度1100℃) [炭化水素+窒素]ガス供給管路からの窒素供給量(一
定): N256L/min [水素+窒素]ガス供給管路からの窒素および水素供給量
(一定): N2100L/min+H24L/min 炭化水素: 工業用プロパン(C38) 最大流量30
0ml/min
【0049】焼結炉本体、1内の水分濃度を変動させる
ため、図示せぬ供給管路から2〜3%の水分を含む窒素
ガスを焼結炉本体1内に供給し、その供給量を2〜4L
/minの範囲で増減させた。この際、焼結室4内の酸
素濃度を酸素分圧計26によって検出し、これに基づい
てガス供給量を調節した。すなわち、酸素分圧計26か
らの信号に基づいて演算器27において算出された焼結
室4内水分露点温度が−42±0.3℃となるように炭
化水素供給量を調節した。図示せぬ水分濃度測定装置を
用いて焼結室4内ガスの露点温度を実測した結果を図4
中実線で示す。
【0050】(実施例2)酸素分圧計26に代えて露点
計を用いた連続式焼結炉を用い、ガス供給量調節を、こ
の露点計の測定値に基づいて行うこと以外は実施例1と
同様にして焼結処理を行った。図示せぬ水分濃度測定装
置を用いて焼結室4内ガスの露点温度を実測した結果を
図4中破線で示す。
【0051】(比較例)プロパンガス添加量を一定量と
すること以外は実施例1と同様にして焼結処理を行っ
た。図示せぬ水分濃度測定装置を用いて焼結室4内ガス
の露点温度を実測した結果を図5に示す。
【0052】図4および図5に示すように、上記各試験
の結果、比較例の方法では、焼結室4内の水分露点温度
がおよそ−10〜−50℃の間で変動した。これに対
し、実施例1の方法では、およそ±0.3℃の範囲で焼
結室4内露点温度を保つことができた。また実施例2の
方法では、およそ±3℃の範囲で焼結室4内露点温度を
保つことができた。従って、実施例の方法は、比較例に
比べ焼結室4内の水分露点温度を狭い範囲に保つことが
できたことがわかる。特に、焼結室4内の酸素分圧を測
定しこれに基づいてガス供給量を調節する実施例1の方
法では、より精度の高い水分量調節を行うことができた
ことがわかる。
【0053】(実施例3)実施例1に示した方法に準じ
て、鉄粉と、炭素粉末と、ステアリン酸亜鉛を98.
3:0.8:0.9(重量比)の割合で混合し円板状
(厚さ10mm、直径27mm)にプレス成形して得た
被焼結品を焼結処理した。得られた焼結品の各特性を測
定した結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1より、焼結室4内露点温度を−60〜
−35℃とすることによって、炭素含有量が高く、引張
強度、硬度等の特性に優れた焼結品を得ることができた
ことがわかる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
炭化水素の焼結炉本体内への供給量を、焼結室内の水分
露点温度が、常時−60〜−35℃となるように調節す
るので、焼結室内の水分が関与して起こる脱炭反応によ
り被焼結品中の炭素含有量が低下するのを防ぎ、焼結品
の品質低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連続式焼結炉の一実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】 焼結炉本体1へのガス供給量を調節するプロ
グラムの一例のフローチャートである。
【図3】 本発明の連続式焼結炉の他の実施形態を示す
概略構成図である。
【図4】 試験結果を示すグラフである。
【図5】 試験結果を示すグラフである。
【図6】 従来の連続式焼結炉の一例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1・・・焼結炉本体、2・・・搬入口、8・・・搬出口、9・・・搬
送手段 11・・・[炭化水素+窒素]ガス供給管路(炭化水素供給手
段) 12・・・[水素+窒素]ガス供給管路(水素供給手段) 15・・・制御部 26・・・酸素分圧計(水分濃度検出手段) 30・・・水素分圧計(水分濃度検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被焼結品を焼結する焼結室と被焼結品搬
    出入用の搬出および搬入口を備えた焼結炉本体と、被焼
    結品を焼結炉本体内で搬入口から搬出口に向けて搬送す
    る搬送手段を備えた連続式焼結炉を用い、 被焼結品の表面酸化物を還元する水素と、被焼結品など
    の酸化を防止する不活性ガスと、水素により前記酸化物
    が還元される際に生成する水を低減させる炭化水素ガス
    を焼結炉本体内に供給しつつ被焼結品を焼結室内で焼結
    するに際し、 焼結炉本体内への前記炭化水素の供給量を、焼結室内の
    水分露点温度が、常時−60〜−35℃となるように調
    節することを特徴とする連続式焼結炉の運転方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の連続式焼結炉の運転方法
    において、焼結炉本体内への前記炭化水素の供給量を調
    節するにあたり、焼結室内の酸素濃度を検出し、該酸素
    濃度に基づいて焼結室内の水分濃度を算出し、該水分濃
    度に基づいて前記供給量の調節を行うことを特徴とする
    連続式焼結炉の運転方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の連続式焼結炉の運転方法
    において、焼結炉本体内への前記炭化水素の供給量を調
    節するにあたり、焼結室内の酸素濃度および水素濃度を
    検出し、該酸素濃度および水素濃度に基づいて焼結室内
    の水分濃度を算出し、該水分濃度に基づいて前記供給量
    の調節を行うことを特徴とする連続式焼結炉の運転方
    法。
  4. 【請求項4】 被焼結品を焼結する焼結室と被焼結品搬
    出入用の搬出および搬入口を備えた焼結炉本体と、被焼
    結品を焼結炉本体内で搬入口から搬出口に向けて搬送す
    る搬送手段と、被焼結品の表面酸化物を還元する水素を
    焼結炉本体内に供給する水素供給手段と、水素により前
    記酸化物が還元される際に生成する水を低減させる炭化
    水素ガスを焼結炉本体内に供給する炭化水素供給手段
    と、焼結室内の水分濃度を検出する水分濃度検出手段
    と、この水分濃度検出手段によって検出された水分濃度
    に基づいて、焼結炉本体内への前記炭化水素の供給量を
    制御する制御部を備えたことを特徴とする連続式焼結
    炉。
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