JP2000309783A - 粗ガスクーラの未燃炭素除去方法及びその装置 - Google Patents

粗ガスクーラの未燃炭素除去方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000309783A
JP2000309783A JP11118511A JP11851199A JP2000309783A JP 2000309783 A JP2000309783 A JP 2000309783A JP 11118511 A JP11118511 A JP 11118511A JP 11851199 A JP11851199 A JP 11851199A JP 2000309783 A JP2000309783 A JP 2000309783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unburned carbon
crude gas
heat transfer
gas cooler
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11118511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4288748B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Koyake
康博 小宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11851199A priority Critical patent/JP4288748B2/ja
Publication of JP2000309783A publication Critical patent/JP2000309783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4288748B2 publication Critical patent/JP4288748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗ガスクーラ内に付着する未燃炭素を除去す
るにおいて、スラグ中の未燃炭素を減少できる粗ガスク
ーラの未燃炭素除去方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 ガス化炉10で生成したガス化ガスを粗
ガスクーラ14に導入して冷却すると共にその粗ガスク
ーラ14の伝熱管17に付着した未燃炭素を除去する方
法において、伝熱管17に高温高圧の蒸気を吹き付けて
伝熱管17に付着した未燃炭素を還元して除去するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス化複合発電シ
ステムのガス化炉で生成された石炭ガス化ガスを冷却す
る粗ガスクーラの未燃炭素除去方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ガス化複合発電システム(IGCC)に
おいては、ガス化炉に、石炭スラリ等の燃料を供給する
と共に酸素を供給し、ガス化炉内で燃料を部分酸化させ
つつ水蒸気と反応させてガス化ガス(H2 ,CO2 )を
生成し、これを精製した後、コンバインドサイクルに供
給してガスタービンによる発電を行うと共にガスタービ
ンで発生した熱とガス化炉で回収した熱を排熱回収ボイ
ラで回収して発電を行う。
【0003】このIGCCにおいて、粗ガスクーラを設
置し、ガス化炉で生成された粗ガスの顕熱を有効に回収
してIGCCの効率を図ることがなされている。
【0004】この粗ガスクーラには、放射型と対流型が
あるが、どちらもすすや灰の付着による伝熱効率低下防
止のため、高圧窒素ガスによるスートブローを行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高圧窒素ガ
スによるスートブローで、伝熱管に付着したすすを払い
落とすと、伝熱効率の低下は防止できるものの、粗ガス
クーラからスラグと共に未燃炭素が排出されてしまう問
題がある。
【0006】また、高圧窒素ガスによりスートブローを
行うと、粗ガス中に燃焼反応に寄与しない窒素ガスが混
入するため、発生したガス化ガスの発熱量を低下させる
問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、冷却効率を向上させるべく、粗ガスクーラ内に付着
する未燃炭素を除去する方法において、スラグ中に混入
する未燃炭素を減少できる粗ガスクーラの未燃炭素除去
方法及びその装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ガス化炉で生成したガス化ガス
を粗ガスクーラに導入して冷却すると共にその粗ガスク
ーラの伝熱管に付着した未燃炭素を除去する方法におい
て、伝熱管に高温高圧の蒸気を吹き付けて伝熱管に付着
した未燃炭素をガス化して除去するようにした粗ガスク
ーラの未燃炭素除去方法である。
【0009】請求項2の発明は、ガス化炉に、そのガス
化炉で生成したガス化ガスを導入する粗ガスクーラを接
続し、その粗ガスクーラの伝熱管に付着した未燃炭素を
除去する装置において、伝熱管に高温高圧の蒸気を吹き
付けるスチームスートブロー管を設けた粗ガスクーラの
未燃炭素除去装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図1において、10は、ガス化炉でその頂
部に重質油、石炭水スラリ等の燃料11と酸素等の酸化
剤12を吹き込むバーナ13が設けられる。
【0012】ガス化炉10の下部には、ガス化炉で生成
した石炭ガス化ガスを導入する粗ガスクーラ14が接続
されると共に下部に熱回収後の粗ガスを排出する排気口
15が設けられ、底部に、溶融スラグを排出する排出口
16が設けられる。
【0013】粗ガスクーラ14には、導入された粗ガス
からの輻射熱を吸収する伝熱管17が設けられ、その伝
熱管15に、排熱回収ボイラからのボイラ水が循環供給
されるようになっている。
【0014】この伝熱管17には、その伝熱管17に付
着した灰分を払い落とすと共に未燃炭素をガス化するた
め、高温高圧の蒸気を吹き付けるスチームスートブロー
管18が設けられる。このスチームスートブロー管18
は、伝熱管17にくまなく蒸気を噴射するように、その
噴射ノズル19が多数設けられる。
【0015】以上において、バーナ13から燃料11と
酸化剤12が、ガス化炉10に噴射され、ガス化炉10
内で燃料が部分酸化させつつ水蒸気と反応されてガス化
ガス(H2 ,CO2 )が生成される。
【0016】このガス化炉10で生成された粗ガスの温
度は、1300℃〜1500℃であり、この粗ガスが粗
ガスクーラ14内に導入され、伝熱管17でその粗ガス
からの輻射熱が回収されて、600〜800℃まで下げ
られて排気口15から排気される。
【0017】その後、粗ガスは、図示していないが、後
流の冷却器、除じん器を介して脱硫装置に移送されてガ
ス精製がなされ、その後、ガスタービンで燃焼されてガ
スタービンを駆動した後、その燃焼排ガスが排熱回収ボ
イラに供給されて熱回収された後、スタックから排気さ
れる。
【0018】さて、粗ガスクーラ14に導入された粗ガ
スには、灰分、未燃炭素が混入しており、これが伝熱管
17の面に付着する。
【0019】そこで、スチームスートブロー管18より
高温高圧の蒸気をノズル19を介して伝熱管17に吹き
付けることで、付着した灰分が払い落とされ、スラグと
共に底部の排出口16から排出される。一方未燃炭素
は、灰と共に払い落とされるが、粗ガスクーラ14内の
温度が約1000℃と高温であり、その蒸気と下式のよ
うに反応する。
【0020】C+H2 O→CO+H2 この反応は、吸熱反応であり、未燃炭素を水蒸気でガス
化させて除去することで、ガス転化率が向上する。
【0021】通常、粗ガス中に含まれる未燃炭素は、燃
料中の炭素に対して数wt%程度あるが、蒸気で伝熱管
17に付着した灰分と共に未燃炭素を払い出すと共にガ
ス化することで、排出口16から排出されるスラグ中に
混入する未燃炭素分が少なくなり、しかもこれをガスタ
ービンの燃料とすることが可能となる。
【0022】また、粗ガス中には、蒸気が混入するが、
この蒸気は、後流の冷却器や脱硫装置による冷却で凝縮
してドレン化するので、ガス発熱量が低下することはな
い。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のごと
き優れた効果を発揮する。
【0024】(1)従来のように高圧窒素圧縮機が不要
となり、所内動力費が低下し、送電端効率が向上する。
【0025】(2)通常より炭素転換率が向上し、IG
CC全体効率が向上する。
【0026】(3)未燃炭素の減少により、スラグの価
値が高まる。
【0027】(4)燃料として重質油を用いてガス化し
た場合、炭素析出を防止するため水蒸気を投入するが、
粗ガスクーラでスートブローする分については、この蒸
気量を減らすことができ、酸素消費量を減らすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 ガス化炉 14 粗ガスクーラ 17 伝熱管 18 スチームスートブロー管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス化炉で生成したガス化ガスを粗ガス
    クーラに導入して冷却すると共にその粗ガスクーラの伝
    熱管に付着した未燃炭素を除去する方法において、伝熱
    管に高温高圧の蒸気を吹き付けて伝熱管に付着した未燃
    炭素を還元して除去することを特徴とする粗ガスクーラ
    の未燃炭素除去方法。
  2. 【請求項2】 ガス化炉に、そのガス化炉で生成したガ
    ス化ガスを導入する粗ガスクーラを接続し、その粗ガス
    クーラの伝熱管に付着した未燃炭素を除去する装置にお
    いて、伝熱管に高温高圧の蒸気を吹き付けるスチームス
    ートブロー管を設けたことを特徴とする粗ガスクーラの
    未燃炭素除去装置。
JP11851199A 1999-04-26 1999-04-26 粗ガスクーラの未燃炭素除去方法 Expired - Fee Related JP4288748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11851199A JP4288748B2 (ja) 1999-04-26 1999-04-26 粗ガスクーラの未燃炭素除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11851199A JP4288748B2 (ja) 1999-04-26 1999-04-26 粗ガスクーラの未燃炭素除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000309783A true JP2000309783A (ja) 2000-11-07
JP4288748B2 JP4288748B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=14738455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11851199A Expired - Fee Related JP4288748B2 (ja) 1999-04-26 1999-04-26 粗ガスクーラの未燃炭素除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4288748B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144906A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 壁面に付着した炭素質物の除去方法
KR101777512B1 (ko) * 2016-05-04 2017-09-11 한국기초과학지원연구원 애쉬트레이-프리 가스화기
CN114634828A (zh) * 2022-04-28 2022-06-17 广西大学 利用黑液水煤浆制备气化气的气化系统及其气化工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144906A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 壁面に付着した炭素質物の除去方法
KR101777512B1 (ko) * 2016-05-04 2017-09-11 한국기초과학지원연구원 애쉬트레이-프리 가스화기
CN114634828A (zh) * 2022-04-28 2022-06-17 广西大学 利用黑液水煤浆制备气化气的气化系统及其气化工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP4288748B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5627777B2 (ja) 水蒸気を用いるバイオマスの間接ガス化方法および装置
JP5606623B2 (ja) 2個の相互連結炉を介するバイオマス熱分解ガス化方法および装置
JP2954972B2 (ja) ガス化ガス燃焼ガスタービン発電プラント
US6588212B1 (en) Combustion turbine fuel inlet temperature management for maximum power outlet
WO2013097535A1 (zh) 一种高温常压生物质气化岛工艺
JP2008291081A (ja) ガス化設備
US8551213B2 (en) Method of coal gasification and direct ironmaking and system therefor
JP3976888B2 (ja) 石炭の気流床ガス化方法および装置
JP4288748B2 (ja) 粗ガスクーラの未燃炭素除去方法
JP3831588B2 (ja) 廃棄物のガス化処理設備及びこれを利用したガス化発電設備
JP4220811B2 (ja) 廃棄物ガス化方法および装置
JP3185411B2 (ja) 発電装置
JP2001220584A (ja) コークス炉ガスの改質並びに顕熱回収方法
JP2000355693A (ja) 石炭ガス化設備
JP2006037012A (ja) ガス化発電システムとガス化発電方法
JP3924172B2 (ja) 廃棄物熱分解ガス化システム
JP3149561B2 (ja) ガス化複合発電システム
CN115245951B (zh) 提高等离子体气化熔融炉处理危废物热效率的方法
JP2684339B2 (ja) 石炭ガス化複合発電プラントの石炭ガス化装置
JP3185410B2 (ja) タービン排気処理装置
KR20120074061A (ko) 기동/정지과정 중 우드칩 가스화기에서 생산된 타르합성가스 처리장치 및 처리방법
JP2729759B2 (ja) 加圧ガス化複合発電プラントの補助ガス供給装置
JPH11116974A (ja) 燃料ガス化装置
JPH05222383A (ja) 石炭ガス化ガスの急冷方法
JP4519338B2 (ja) アンモニア含有ガスの処理方法及び石炭ガス化複合発電プラント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees