JP2000309283A - 車両のフロントウインド雨垂れ防止構造 - Google Patents

車両のフロントウインド雨垂れ防止構造

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JP2000309283A
JP2000309283A JP11120144A JP12014499A JP2000309283A JP 2000309283 A JP2000309283 A JP 2000309283A JP 11120144 A JP11120144 A JP 11120144A JP 12014499 A JP12014499 A JP 12014499A JP 2000309283 A JP2000309283 A JP 2000309283A
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Japan
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vehicle
roof
bead
roof panel
beads
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JP11120144A
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English (en)
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Kazuhiro Funaki
和広 船木
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Araco Co Ltd
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフパネルの面剛性の向上効果を損なうこ
となく、フロントウインドへの雨垂れ防止を効果的に行
うことができる車両のフロントウインド雨垂れ防止構造
を提供する。 【解決手段】 ルーフパネル1の上面に前後方向に伸び
る複数本の凸形のルーフビード2を車幅方向に適宜間隔
で設定するとともに、それら各ルーフビード2には長手
方向の適宜位置に切れ目3を設ける。また、車両サイド
側のルーフビード2の切れ目3が車両中央側のルーフビ
ード2の切れ目3よりも車両前側に設けられている構造
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、バン型
車両やワンボックス車あるいはバス等のような比較的ル
ーフパネルの表面積が大きい車両に適用される車両のフ
ロントウインド雨垂れ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、薄肉の鉄板から構成される車両
のルーフパネルは、そのパネル面が大きくなるほど、面
剛性が低下する。このため、ルーフパネル面が大きな車
両においては、図4及び図5に示すように、ルーフパネ
ル101の外面側に前後方向に延びる複数本の凸形ルー
フビード102を車幅方向に適宜間隔で設定することに
よってルーフパネル101の面剛性を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、上述したルー
フビード102を利用した構造によると、ルーフパネル
自体を用いた補強であり、またプレスによるルーフパネ
ル101の外形成形時にルーフビード102を同時に成
形できるため、部品点数が少なく成形工数も少なくて済
むなどの有利さを有する。ところで、一般に車両姿勢
は、車両後部が車両前部よりもやや高く設定されてい
る。このため、雨天時の停車中においては、ルーフパネ
ル101上面の雨水がルーフビード102によってサイ
ド方向への流れを堰き止められる結果、ルーフビード1
02間の雨水が車両前方へと流れ、フロントウインド1
03に流下し、前方視界を妨げるという問題があった。
なお、車両走行中においては、ルーフパネル101上面
の雨水の多くは、風速によって後方へ流されるため、殆
ど問題にならない。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、ルーフ
パネルの面剛性の向上効果を損なうことなく、フロント
ウインドへの雨垂れ防止を効果的に行うことができる車
両のフロントウインド雨垂れ防止構造を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る車両のフロントウインド雨垂れ防止構
造は、各請求項に記載の通りの構成を備えた。従って、
請求項1記載の発明によれば、雨天時における車両の停
車中において、ルーフパネル上面のルーフビード間の雨
水は、車両後部側から車両前方へ流れる際に、その一部
がルーフビードの分割部位である切れ目を通って車両側
方へと流れる。これは、一般に、車両のルーフパネルの
上面が中央部を頂点として両サイドに掛けて滑らかな曲
面で傾斜しているからである。かくして、ルーフビード
間の雨水は、ルーフビート毎で設定されている切れ目を
通って車両の両サイド側に流下することになり、その結
果、ルーフパネル上面に降り注いだ雨水のフロントウイ
ンドへの流量を減少して前方視界を確保することができ
る。即ち、請求項1の発明によれば、車両前後方向に延
びるルーフビードに切れ目を設定する、つまりルーフビ
ードの一部にビードレス部を設定するといった簡単な構
造でフロントウインドへの雨水の流量を減少することが
でき、しかもルーフパネルの面剛性を低下する虞もな
い。
【0006】また、請求項2記載の発明は、ルーフビー
ドの分割部位は、各ルーフビード毎で前後方向に位置ず
れを有する構成としたものであり、このような構成を採
用したときは、例えば分割部位を車両幅方向の一直線上
に設定した場合であれば起こり得るルーフパネルの局部
的な面剛性の低下問題を防止できる。
【0007】また、この場合、請求項3記載の発明のよ
うに、車両サイド側の分割部位を車両中央部のルーフビ
ードの分割部よりも車両前側に設けることが望ましい。
分割部位である切れ目を通って車両側方へ流れる雨水
は、その後、側方又は前方、特に斜め前方へと流れるた
め、上記のような構成を採用したときは、中央部から側
方部に掛けて流れる雨水を効率的に車両側方へ導くこと
が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るフロン
トウインド雨垂れ防止構造を説明するための斜視図、図
2はルーフビードの切れ目に沿った断面図、図3はルー
フビードを横切る断面図である。なお、図1において、
矢印Frは車両前方を示し、矢印Cは車両側方を示す。
図示のように、車両の屋根を構成するルーフパネル1
は、薄板の鉄板をプレス加工することによって車両前後
方向に長い略長方形状に成形されている。そして、車両
の通常の状態ではルーフパネル1の上面は、車両後部か
ら車両前方に掛けてやや前下がりの傾斜面とされ、また
車両中央部を頂点として両サイドに掛けて滑らかな曲面
で傾斜している。ルーフパネル1には、パネル上面側に
突出する断面略矩形の複数個(本実施の形態では4個)
の凸形ルーフビード2が一体的に形成されている。4個
のルーフビード2は互いに前後方向に平行に延在されて
おり、その長手方向(前後方向)の適宜位置に所定長さ
の切れ目(ビードレス部)3が設定されることによって
前後方向に分割された構造とされている。
【0009】本実施の形態においては、各ルーフビード
2毎に前後2個ずつの切れ目3が設定されており、各切
れ目3のうち、左右2個のルーフビード2の切れ目3
は、中央2個のルーフビード2に設けられる切れ目3の
位置よりも車両前側に設定されている。即ち、中央側の
ルーフビード2の切れ目3と、左右のルーフビード2の
切れ目3とに前後方向の位置ずれ(以下、段差という)
Lを設定してあり、この前後方向の段差Lの大きさは、
前述したルーフパネル1上面の前下がりの傾斜と、サイ
ド下がりの傾斜とのバランスを考慮して設定される。な
お、図1において、符号4はフロントウインドを示し、
5はサイドウインドを示す。
【0010】本実施の形態に係るフロントウインド雨垂
れ防止構造は、上記のように構成したものである。従っ
て、雨天時において停車中にルーフパネル1上に降り注
いだ雨水は、各ルーフビード2間を通って前方へ流れ
る。そして、ルーフパネル1の上面がサイド方向にやや
傾斜していることから、その多くは図示矢印の如く、ル
ーフビード2に沿って流れた後、切れ目3を通って車両
側方へと流れ落ちる。このため、ルーフパネル1からフ
ロントウインド4へと流れる雨量は少量となり、前方視
界を確保することができる。
【0011】この場合、本実施の形態においては、左右
のルーフビード2の切れ目3を、中央側のルーフビード
2の切れ目3よりも前側に位置ずれLをもって設定して
あるため、中央側のルーフビード2の切れ目3を通って
車両側方へ流れる雨水は、その後、側方から斜め前方へ
と流れ、さらに左右のルーフビード2の切れ目3を通っ
て側方へ流れ落ちることになる。即ち、雨水を効率的に
車両側方へ導くことができる。
【0012】また、本実施の形態においては、ルーフビ
ード2の一部に切れ目3を設けてビードレス部を設定す
る構成であり、プレスによるルーフパネル1の外形成形
時にルーフビード2を同時に成形できるため、従来と同
様に部品点数が少なく成形工数も少なくて済む等の有利
さを有するものであり、しかもルーフパネル1の面剛性
を低下する虞もない。また、例えば切れ目3を車両幅方
向の一直線上に設定した場合では、ルーフパネル1の切
れ目設定部位に関する面剛性が低下する虞があるが、本
実施の形態によれば、切れ目3を各ルーフビード2毎で
前後方向に段差Lを有する構成としたので、上記の面剛
性の低下といった問題が生じない。
【0013】なお、本発明は実施の形態に限定されるも
のではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し
てもよい。例えばルーフビード2の断面形状、設定個数
や切れ目3の設定位置や個数等は自由に変更できる。ま
た、適用範囲についてもバン型車両やワンボックス車あ
るいはバスに限られるものではなく、これら以外の車両
であってもルーフパネル上面の雨水がフロントウインド
に流れ落ちるような車両であれば有効である。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ルーフパネルの面剛性の向上効果を損なうことなく、フ
ロントウインドへの雨垂れ防止を効果的に行うことがで
きる車両のフロントウインド雨垂れ防止構造を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るフロントウインド雨垂れ防
止構造を説明するための斜視図である。
【図2】ルーフビードの切れ目に沿った断面図である。
【図3】ルーフビードを横切る断面図である。
【図4】従来のルーフパネル上面形状を示す斜視図であ
る。
【図5】同じく断面図である。
【符号の説明】
1…ルーフパネル 2…ルーフビード 3…切れ目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨水がルーフパネル上面を通ってフロン
    トウインドへ流下することを防止するための車両のフロ
    ントウインド雨垂れ防止構造であって、 前記ルーフパネル上面に前後方向に伸びる複数本の凸形
    のルーフビードが車幅方向に適宜間隔で設定されてお
    り、しかもそれら各ルーフビードは長手方向における適
    宜位置に設定された切れ目によって分割されている車両
    のフロントウインド雨垂れ防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両のフロントウインド
    雨垂れ防止構造であって、前記ルーフビードの分割部位
    は、各ルーフビード毎で前後方向に位置ずれを有する車
    両のフロントウインド雨垂れ防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両のフロントウインド
    雨垂れ防止構造であって、車両サイド側のルーフビード
    の分割部位が車両中央部のルーフビードの分割部よりも
    車両前側に設けられている車両のフロントウインド雨垂
    れ防止構造。
JP11120144A 1999-04-27 1999-04-27 車両のフロントウインド雨垂れ防止構造 Pending JP2000309283A (ja)

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