JP2000308760A - 通信ゲーム環境の安価なシステム構築の方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信回線に対応したゲーム機器を利用して、非
常に安価に、各ゲームソフトの基本ルールに則った公式
性の高い、通信ゲームのシステムを構築、運営、管理す
る方法。 【解決手段】通信回線に対応したゲーム機器を利用した
通信ゲームソフトを開発する際、通常のゲームソフト
（子ソフト）とは別に、子ソフトの不特定多数のユーザ
ーのデータ管理運営を楽しめるソフト（親ソフト）を開
発し、ユーザーに提供する事。通信回線に対応した同規
格の（又は互換性のある）ゲーム機器において起動可能
な、親ソフトと子ソフトと言うデータ上の互換性を持た
せた目的の違う二つのソフトを用意する方法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、公式性の高い通
信ゲームソフトの環境を非常に安価に構築する方法に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の通信ゲームでは、ユーザー（消費
者）が使用するゲーム機器やパソコンとは別に、非常に
高価で高性能な運営管理用のサーバー等をソフトメーカ
ーなどの企業が準備し、インターネット等を介して接続
して遊ばせる必要があった。又、ユーザーを納得させる
環境を維持する為、運営管理費も莫大なものになる結果
となる。さらに同時に多くの回線を用意する必要があ
り、さらに設置費などが莫大な金額となっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この莫大な設置費及び
運営管理費の為に、通信ゲームの環境が簡単には整わな
い状況になってしまっている。本発明は、その運営管理
サーバーの部分を親ソフトを開発し市場に提供する事
で、ユーザー（消費者）に自由に行わせる（遊ばせる）
システムを提供する事となり、安価に公式性の高い通信
ゲームの環境を整え、通信ゲームの娯楽性と市場を普及
させる物である。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】本発明は、非常に安価に各
ゲームソフトの基本ルールに則った公式性の高い通信ゲ
ームの環境を構築提供する為の方法を、同規格の（又は
互換性ある）ゲーム機器に対して、データ上の互換性を
有した親ソフトと子ソフトと言う関係を構築、市場提供
すると言う考え方で、解決出来る事を発見した。通信回
線を利用可能なゲーム機器において、通信プレイ可能な
子ソフトを開発する際、そのゲーム機器（又は互換性の
ある機器）で起動可能で、通信によって送られてくる子
ソフトのデータを運営管理出来るデータの互換性を有す
る親ソフトを開発、市場投入する。つまり、同じゲーム
機器を、子ソフト起動の場合は端末機として、親ソフト
起動の場合は運営管理サーバーとして、遊ぶ目的と機能
を分担させる方法である。

【０００５】

【発明の実施の形態】親ソフト起動ユーザーは、運営管
理を楽しむ為に親ソフトのフォーマットに則って開設さ
れたインターネットのホームページを介して、不特定多
数の子ソフトユーザーから送られるデータを、親ソフト
のゲームルールに則った、様々な処理（例えば競走やコ
ンテストなど）を行い、その結果データをさらにホーム
ページを介して、子ソフト各ユーザーに戻して運営管理
を行なう。次に競馬のサラブレッドを育てるゲームを例
に説明する。 （１）親ソフト起動ユーザーは、仮想ＪＲＡ（日本中央
競馬会）を運営して遊ぶと言う部分を担い、子ソフト起
動ユーザーは、仮想調教師として、サラブレッドの育成
を楽しむ立場を担う、と言う形態をとるとする。 （２）子ソフト起動ユーザーは、親ソフト起動ユーザー
の運営するレースプログラムの情報をもとに、自身が育
てたサラブレッドを条件の合うレースに出走させる登録
を行なう為、サラブレッドのデータを、親ソフト起動ユ
ーザーが開設しているインターネットのホームページを
介して送信する。 （３）上記（２）の形式で多数のサラブレッドのデータ
が、親ソフト起動ユーザーのゲーム機器（サーバーの代
用）上に集められる結果となり、そのデータを使って、
親ソフトのフォーマット及びルールに沿った、公式性の
高いレースを開催出来る事となる。 （４）その結果得られたレース着順などの情報や各種デ
ータを、今度は逆にホームページを介して、子ソフトの
各ユーザーに、例えばダウンロードさせる形式で返す事
などで、双方向性に富んだ、公式性の高い通信競馬ゲー
ムの環境が安価に構築される事となる。

【０００６】

【発明の効果】この発明によれば、ユーザー（消費者）
が親ソフトによって運営管理サーバーを運営（プレイ）
している事になり、どのような運営管理が行なわれても
ソフトメーカー側が責任を追求されるリスクが回避出来
る効果がある。又、親ソフトで運営管理を楽しんでいる
ユーザー（消費者）の数だけ様々な運営方式やルールな
どが存在し、本ソフトユーザーが好みに応じたサーバー
を選べるという選択の自由度が広がる。結果、非常に安
価に、個々のゲームソフトのルールに基づいた、公式性
の高い通信ゲーム環境の構築が可能となる。又、親ソフ
トは子ソフトとのデータの運営管理を中心に行なうもの
で良い為開発も容易である。又、同一ゲーム機器で起動
可能な親ソフト子ソフトの通信ゲームシステムの方法
は、シミュレーション、ロールプレイング、スポーツな
ど多様なジャンルでも利用可能で、汎用性ある発明であ
る。さらに親ソフトのユーザーの数だけ、運営管理サー
バーが存在する事となり、回線の数を多量に確保する事
も容易に可能で、回線数不足から来る接続不良と言う問
題解決にも効果が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム構築を図にしたものである。

【符号の説明】 親ソフト起動ユーザー 子ソフト起動ユーザー 各ユーザーがプロバイダー契約するネット上のサーバ
ー 通信回線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通信回線対応テレビゲーム機器を、端末と
   して遊ぶ通信ゲームソフト（以下「子ソフト」と言う）
   において、子ソフトとデータ上の互換性を持たせた仕様
   で、その子ソフトが起動する同じ規格の（又は互換性の
   ある）ゲーム機器を運営管理サーバーとして遊ぶソフト
   （以下「親ソフト」と言う）を開発する事で、非常に安
   価に、各ゲームソフトの基本ルールに則った公式性の高
   い通信ゲーム、ソフトの環境を整え、運営管理出来る方
   法。