JP2000307962A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

Info

Publication number
JP2000307962A
JP2000307962A JP11114397A JP11439799A JP2000307962A JP 2000307962 A JP2000307962 A JP 2000307962A JP 11114397 A JP11114397 A JP 11114397A JP 11439799 A JP11439799 A JP 11439799A JP 2000307962 A JP2000307962 A JP 2000307962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
solid
state imaging
imaging device
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11114397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takada
謙二 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP11114397A priority Critical patent/JP2000307962A/ja
Priority to US09/551,054 priority patent/US6630955B2/en
Publication of JP2000307962A publication Critical patent/JP2000307962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/61Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise the noise originating only from the lens unit, e.g. flare, shading, vignetting or "cos4"
    • H04N25/615Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise the noise originating only from the lens unit, e.g. flare, shading, vignetting or "cos4" involving a transfer function modelling the optical system, e.g. optical transfer function [OTF], phase transfer function [PhTF] or modulation transfer function [MTF]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】受光量に対して出力電圧が自然対数的に変化す
る特性を有する画素によって形成された固体撮像素子を
備えた固体撮像装置において、温度が変化しても、シェ
ーディングデータ用いた各画素間の感度の不均一性の補
正を良好に行える固体撮像装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】SENSOR1に均一光を照射したときの
シェーディングデータをメモリ3に記憶するとともに、
このときのSENSOR1の温度T0を温度検出器6で
検出して演算回路7に記憶する。画像撮像時では、SE
NSOR1の温度Tを温度検出器6で検出して、演算回
路7で記憶した温度T0との温度比T/T0を算出する。
このとき画像データを出力する画素のシェーディングデ
ータが温度補正回路41で温度比T/T0が乗算され
る。このように温度比T/T0が乗算されたシェーディ
ングデータが、COR4で画像データより減算されるこ
とによって、SENSOR1の各画素間における不均一
性を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関す
るもので、特に受光量に対してその出力電圧が自然対数
的に変化する特性を有する固体撮像素子を備えた固体撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている受光量に対して
その出力電圧が自然対数的に変化する特性を有する固体
撮像素子に使用される固体撮像エレメント(以下、「画
素」という。)を図1に示す。図1の画素は、そのカソ
ードに電圧VDD1が印加されたフォトダイオードPD
と、フォトダイオードPDのアノードにドレインとゲー
トが接続されるとともにソースに電圧VSS1が印加され
たNチャネル型のMOSトランジスタTr1と、該トラ
ンジスタTr1のゲートにゲートが接続されるとともに
ドレインに電圧VDD2が印加されたNチャネル型のMO
SトランジスタTr2と、一端がトランジスタTr2の
ソースと接続されるとともに他端に電圧VSS2が印加さ
れたコンデンサCとから構成され、トランジスタTr2
のソースとコンデンサCとの接続ノードに表れる電圧V
OUTを出力電圧とする。尚、それぞれに印加される電圧
は、VDD1>VSS1、VDD2>VSS2のような関係を持つ。
【0003】このような画素の動作について簡単に説明
する。この素子は、トランジスタTr1のゲート・ソー
ス間電圧が閾値電圧より低いときのサブスレッショルド
特性を利用したものである。今、フォトダイオードPD
が受光して電流IPがトランジスタTr1に流れたと
き、トランジスタTr1のゲート電圧VGが電流IPに対
して対数比例する。このゲート電圧VGによって、トラ
ンジスタTr2にも電流が流れコンデンサCに電荷が蓄
積される。このようにコンデンサCに電荷が蓄積される
ことによって、(1)式のように表される出力電圧V
OUTが生じる。尚、(1)式において、qは電子電荷
量、kはボルツマン定数、nはトランジスタの構造で決
定する定数、Tは絶対温度、CはコンデンサCの容量で
ある。
【0004】
【数1】
【0005】固体撮像装置は、このような特性を有する
画素が複数配列されるとともに各画素からの出力電圧を
転送する転送手段が設けられた固体撮像素子を有する。
このような固体撮像素子において、複数配列された画素
は、それぞれ、その感度が異なっており、感度の違いに
よってたとえ均一光を照射したとしても各画素間の出力
電圧に差が生じる。このような各画素間の感度の差異に
よる出力電圧の差を補正した固体撮像装置が、特開平5
−30350号公報において、提案されている。
【0006】この特開平5−30350号公報において
提案されている固体撮像装置の構成について、図6のブ
ロック図を使用して簡単に説明する。図6の固体撮像装
置は、受光量に対してその出力電圧が自然対数的に変化
する複数の画素とこれら画素の出力を転送する手段を設
けた固体撮像素子(以下、「SENSOR」という。)
1と、SENSOR1より出力された電圧をデジタル変
換するためのアナログ・デジタル変換器(以下、「A/
D変換器」という。)2と、A/D変換器2で変換され
たデジタル値(「シェーディングデータ」という。)を
記憶するためのメモリ3と、実際の撮像時にA/D変換
器2より送出される画像データから予めメモリ3で記憶
したシェーディングデータを減算して画像データの補正
を行う補正演算回路(以下、「COR」という。)4
と、COR4で補正された画像データを受ける記憶装置
やプリンタなどの装置5とを有する。
【0007】このような構成の固体撮像装置では、ま
ず、SENSOR1に均一光を照射することによって得
た出力電圧のデジタルデータが、各画素毎にメモリ3内
に記憶される。そして、画像撮影時に、メモリ3内に記
憶された均一光照射時の前記デジタルデータであるシェ
ーディングデータによって画像データを補正し、この補
正した画像データを装置5に出力する。このような補正
を行うことによって、SENSOR1の各画素の感度の
不均一性を補正することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今、感度α
の画素に、入射光量Lの光が入射されたものとする。こ
のとき、出力電圧VOUT1は、(2)式のように光量Lと
SENSOR1の温度Tによって変化する。よって、メ
モリ3にシェーディングデータを記憶させるために、S
ENSOR1に入射光量L0の均一光を入射したとき、
感度αの画素の出力電圧VOUT2は、(3)式のようにな
る。(尚、このときのSENSOR1の温度をT0とす
る。)この(2)式と(3)式の各辺の差をとると、そ
の差は(4)式のV'OUTのようになる。
【0009】
【数2】
【数3】
【数4】
【0010】今、画像撮像時において、SENSOR1
の温度TがT0と等しいときは、(4)式の右辺第3項
が0となるので、画素の感度αに依存する項が消えるた
め、COR4において、SENSOR1の各画素から送
出される画像データに(4)式のような補正を行ったと
き、画素間の不均一性を抑えることができる。しかしな
がら、SENSOR1の温度TがT0と異なるときは、
画素の感度αに依存する項が残るため、SENSOR1
の各画素から送出される画像データに(4)式のような
補正を行ったとき、画素間の不均一性を抑えることがで
きない。
【0011】このように、撮像データを得るときとシェ
ーディングデータを得るときの温度が異なると、シェー
ディングデータを用いた画素間の不均一性の補正が良好
に行われない。よって、撮像毎に、シェーディングデー
タを取り込むように均一光を照射する必要がある。その
ため、均一光照射手段を設けるか、拡散キャップをレン
ズにはめてシェーディングを行わねばならないという問
題があった。
【0012】このような問題を鑑みて、本発明は、温度
が変化しても、シェーディングデータを用いた各画素間
の感度の不均一性の補正を良好に行える固体撮像装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固体撮
像装置は、受光量に対して出力電圧が自然対数的に変化
する特性を有する固体撮像素子に均一光を照射したとき
の出力電圧を記憶するとともに、撮像時における前記固
体撮像素子の出力電圧から前記記憶されている出力電圧
を減算処理して出力する固体撮像装置において、前記減
算処理の前に、前記均一光照射時における前記固体撮像
素子の温度と撮像時における前記固体撮像素子の温度の
比を、前記均一光照射時の前記固体撮像素子の出力電圧
又は撮像時の前記固体撮像素子の出力電圧に乗算する温
度補正手段を設けたことを特徴とする。
【0014】このような構成の固体撮像装置において、
まず、一度均一光を照射して固体撮像素子の出力電圧及
び温度を記憶する。そして、実際に撮像する際に、記憶
した均一光照射時における固体撮像素子の温度と撮像時
における固体撮像素子の温度の比を、記憶した均一光照
射時における固体撮像素子の出力電圧又は撮像時におけ
る固体撮像素子の出力電圧に乗算して温度補正を行う。
このように温度補正を行った後、撮像時における固体撮
像素子の出力電圧から均一光照射時における固体撮像素
子の出力電圧を減算して、撮像時における固体撮像素子
の出力電圧において、その感度による不均一性の補正を
行う。
【0015】請求項2に記載の固体撮像装置は、受光量
に対して出力電圧が自然対数的に変化する特性を有する
複数の固体撮像エレメントを備えた固体撮像素子と、前
記固体撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、均一
光照射時の画像データであるシェーディングデータを、
各固体撮像エレメント毎に記憶するデータ記憶手段と、
前記シェーディングデータを取り込む際に前記温度検出
手段で検出した前記固体撮像素子の第1温度を記憶する
とともに、撮像して画像データを取り込む際に前記温度
検出手段で検出した前記固体撮像素子の第2温度と前記
第1温度を用いて前記データ記憶手段から送出された前
記シェーディングデータの温度補正を行う温度補正手段
と、撮像時の前記画像データから、前記温度補正手段か
ら送出される温度補正された前記シェーディングデータ
を減算することにより前記各固体撮像エレメント間の不
均一性を補正する画像データ補正手段と、から構成され
ることを特徴とする。
【0016】このような構成の固体撮像装置において、
まず、一度均一光を照射して各固体撮像エレメントの出
力電圧及び固体撮像素子の温度を記憶する。そして、実
際に撮像する際に、記憶した均一光照射時における固体
撮像素子の温度と撮像時における固体撮像素子の温度の
比を、記憶した均一光照射時における固体撮像エレメン
トの出力電圧に乗算して温度補正を行う。このように温
度補正を行った後、撮像時における固体撮像エレメント
の出力電圧から温度補正を行った均一光照射時における
固体撮像エレメントの出力電圧を減算して、撮像時にお
ける固体撮像素子の出力電圧において、各固体撮像エレ
メント間の感度の差異による不均一性の補正を行う。
【0017】請求項3に記載の固体撮像装置は、請求項
2に記載の固体撮像装置において、前記温度補正手段
が、前記第1温度を記憶する温度記憶手段と、前記第2
温度と前記第1温度の温度比を算出する第1の演算手段
と、前記データ記憶手段から送出される前記シェーディ
ングデータに前記温度比を乗算することにより温度補正
を行うとともに、温度補正をした該シェーディングデー
タを前記画像データ補正手段に送出する第2の演算手段
と、から構成されることを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の固体撮像装置は、受光量
に対して出力電圧が自然対数的に変化する特性を有する
固体撮像エレメントを備えた固体撮像素子と、前記固体
撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、均一光照射
時の画像データであるシェーディングデータを、各固体
撮像エレメント毎に記憶するデータ記憶手段と、前記シ
ェーディングデータを取り込む際に前記温度検出手段で
検出した前記固体撮像素子の第1温度を記憶するととも
に、撮像して画像データを取り込む際に前記温度検出手
段で検出した前記固体撮像素子の第2温度と前記第1温
度を用いて取り込んだ前記画像データの温度補正を行う
温度補正手段と、前記温度補正手段から送出される温度
補正した前記画像データから、前記データ記憶手段から
送出される前記シェーディングデータを減算することに
より前記各固体撮像エレメント間の不均一性を補正する
画像データ補正手段と、から構成されることを特徴とす
る。
【0019】このような構成の固体撮像装置において、
まず、一度均一光を照射して各固体撮像エレメントの出
力電圧及び固体撮像素子の温度を記憶する。そして、実
際に撮像する際に、記憶した均一光照射時における固体
撮像素子の温度と撮像時における固体撮像素子の温度の
比を、撮像時における固体撮像エレメントの出力電圧に
乗算して温度補正を行う。このように温度補正を行った
後、温度補正を行った撮像時における固体撮像エレメン
トの出力電圧から記憶した均一光照射時における固体撮
像エレメントの出力電圧を減算して、撮像時における固
体撮像素子の出力電圧において、各固体撮像エレメント
間の感度の差異による不均一性の補正を行う。
【0020】請求項5に記載の固体撮像装置は、請求項
4に記載の画像撮像装置において、前記温度補正手段
が、前記第1温度を記憶する温度記憶手段と、前記第1
温度と前記第2温度の温度比を算出する第1の演算手段
と、取り込んだ前記画像データに前記温度比を乗算する
ことにより温度補正を行うとともに、温度補正をした該
画像データを前記画像データ補正手段に送出する第2の
演算手段と、から構成されることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態で使
用する固体撮像装置の内部構造を示すブロック図であ
る。尚、図2の固体撮像装置内部のブロックについて、
図6に示した固体撮像装置内部のブロックと同様の目的
で使用するブロックは、同じ記号を付して、その詳細な
説明は省略する。
【0022】図2に示す固体撮像装置は、CCD型固体
撮像素子やCMOS型固体撮像素子などの固体撮像素子
(以下、「SENSOR」という。)1と、A/D変換
器2と、メモリ3と、COR4と、装置5と、熱電対や
サーミスタといった温度センサでSENSOR1の温度
を検出する温度検出器(以下、「MES」という。)6
と、SENSOR1に均一光を照射してシェーディング
データを取り込む際にMES6で検出する基準温度T0
を記憶するとともに撮像時にMES6で検出するSEN
SOR1の温度Tと前記基準温度T0との比T/T0を算
出する演算回路7と、メモリ3から送出されるシェーデ
ィングデータに演算回路7から送出される比T/T0
乗算してCOR4に送出する温度補正回路41とを有す
る。
【0023】このような固体撮像装置の動作について、
説明する。まず、シェーディングデータを取り込むため
に、SENSOR1に光量L0の均一光を照射する。こ
のとき、SENSOR1を構成する各画素の出力電圧
が、A/D変換器2でデジタルデータに変換されてメモ
リ3に記憶される。又、同時に、MES6で検出したS
ENSOR1の温度T0を演算回路7に送出し、基準温
度として演算回路7内のメモリ(図示せず。)に記憶す
る。このようにして、各画素毎にシェーディングデータ
を取り込む。このとき取り込んだシェーディングデータ
の出力電圧は、式(5)で表されるV(T0)となる。
尚、式(5)は式(3)と同等の式である。
【0024】
【数5】
【0025】このシェーディングデータと基準温度T0
を記憶した固体撮像装置を使用して撮像したときの動作
について、説明する。撮像した画像データを各画素毎に
SENSOR1から送出し、この画像データをA/D変
換器2でデジタルデータに変換する。このとき同時に、
MES6でSENSOR1の温度Tを検出し、この検出
した温度Tと基準温度T0の温度比T/T0を演算回路7
で算出する。このとき得られる画像データの出力電圧
は、式(6)で表されるV(T)となる。尚、式(6)
は式(2)と同等の式である。
【0026】
【数6】
【0027】そして、画像データを出力した画素のシェ
ーディングデータ及び温度比T/T0が、それぞれ、メ
モリ3及び演算回路7から温度補正回路41に送出され
る。温度補正回路41は、シェーディングデータに温度
比T/T0を乗算する。即ち、シェーディングデータの
出力電圧が、式(7)で表されるV1(T0)となった
ことに相当する。
【0028】
【数7】
【0029】このように温度補正回路41で温度比が乗
算されたシェーディングデータがCOR4に送出される
とともに、A/D変換器2でデジタルデータに変換され
た画像データもCOR4に送出される。このとき、CO
R4にて、画像データからシェーディングデータが減算
される。即ち画像データの出力電圧が、式(8)で表さ
れるV1(T)となったことに相当する。
【0030】
【数8】
【0031】式(8)を見ても明らかなように、V1
(T)は、画素の感度αをパラメータとして含まないの
で、画像データは、各画素毎の感度による不均一性が完
全に補正される。このように補正された画像データを装
置5に出力する。
【0032】本発明の第2の実施形態について、図面を
参照して説明する。図3は、本実施形態で使用する固体
撮像装置の内部構造を示すブロック図である。尚、図3
の固体撮像装置内部のブロックについて、図2に示した
固体撮像装置内部のブロックと同様の目的で使用するブ
ロックは、同じ記号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0033】図3に示す固体撮像装置は、SENSOR
1と、A/D変換器2と、メモリ3と、温度補正回路4
1と、装置5と、MES6と、演算回路7と、温度補正
回路41で温度補正されたシェーディングデータをアナ
ログ変換するデジタル・アナログ変換器(以下、D/A
変換器とする。)8と、SENSOR1から直接得られ
る出力電圧からD/A変換器8から送出される温度補正
したシェーディングデータのアナログデータを減算して
画像データの補正を行うCOR42と、COR42から
出力される補正された画像データをデジタル変換するA
/D変換器21とを有する。
【0034】このような構成の固体撮像装置は、第1の
実施形態における固体撮像装置と同様に、SENSOR
1に均一光を照射してシェーディングデータをメモリ3
に記憶するとともに、基準温度T0を演算回路7に記憶
させる。このようにシェーディングデータと基準温度T
0を取り込んだ固体撮像装置の撮像時の動作について、
以下に説明する。
【0035】撮像時にSENSOR1内の画素から画像
データが送出されるとともに、SENSOR1の温度T
がMES6で検出されて、演算回路7で温度比T/T0
が温度補正回路41に送出される。このとき、温度補正
回路41では、画像データを出力した画素のシェーディ
ングデータがメモリ3より送出され、このシェーディン
グデータに温度比T/T0が乗算される。
【0036】そして、このように温度比T/T0が乗算
されたシェーディングデータがD/A変換器8でアナロ
グデータに変換されCOR42に送出される。このCO
R42では、SENSOR1より送出される画像データ
からD/A変換器8から送出されるシェーディングデー
タが減算される。このようにして補正された画像データ
がA/D変換器21でデジタルデータに変換され、装置
5に出力される。
【0037】本発明の第3の実施形態について、図面を
参照して説明する。図4は、本実施形態で使用する固体
撮像装置の内部構造を示すブロック図である。尚、図4
の固体撮像装置内部のブロックについて、図2に示した
固体撮像装置内部のブロックと同様の目的で使用するブ
ロックは、同じ記号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0038】図4に示す固体撮像装置は、SENSOR
1と、A/D変換器2と、メモリ3と、COR4と、装
置5と、MES6と、SENSOR1に均一光を照射し
てシェーディングデータを取り込む際にMES6で検出
する基準温度T0を記憶するとともに撮像時にMES6
で検出するSENSOR1の温度Tと前記基準温度T0
との比T0/Tを算出する演算回路71と、A/D変換
器2から送出される画像データに演算回路71から送出
される比T0/Tを乗算してCOR4に送出する温度補
正回路43とを有する。
【0039】このような固体撮像装置の動作について、
説明する。まず、第1の実施形態における固体撮像装置
と同様に、SENSOR1に光量L0の均一光を照射し
てシェーディングデータをメモリ3に記憶するととも
に、基準温度T0を演算回路71に記憶させる。このと
き取り込んだシェーディングデータの出力電圧は、第1
の実施形態と同様に、式(5)で表されるV(T0)と
なる。
【0040】このように、シェーディングデータを記憶
した固体撮像装置を使用して撮像したときの動作につい
て、説明する。撮像した画像データを各画素毎にSEN
SOR1から送出し、この画像データをA/D変換器2
でデジタルデータに変換する。このとき同時に、MES
6でSENSOR1の温度Tを検出し、この検出した温
度Tと基準温度T0の温度比T0/Tを演算回路71で算
出する。このとき得られる画像データの出力電圧は、第
1の実施形態と同様に、式(6)で表されるV(T)と
なる。
【0041】そして、画像データ及び温度比T0/T
が、それぞれ、A/D変換器2及び演算回路71から温
度補正回路43に送出される。温度補正回路43は、画
像データに温度比T0/Tを乗算する。即ち、画像デー
タの出力電圧が、式(9)で表されるV2(T)となっ
たことに相当する。
【0042】
【数9】
【0043】このように温度補正回路43で温度比が乗
算された画像データがCOR4に送出されるとともに、
メモリ3より画像データを出力した画素のシェーディン
グデータもCOR4に送出される。このとき、COR4
にて、画像データからシェーディングデータが減算され
る。即ち画像データの出力電圧が、式(10)で表され
るV3(T)となったことに相当する。
【0044】
【数10】
【0045】式(10)を見ても明らかなように、V3
(T)は、画素の感度αをパラメータとして含まないの
で、画像データは、各画素毎の感度による不均一性が完
全に補正される。このように補正された画像データを装
置5に出力する。
【0046】本発明の第4の実施形態について、図面を
参照して説明する。図5は、本実施形態で使用する固体
撮像装置の内部構造を示すブロック図である。尚、図5
の固体撮像装置内部のブロックについて、図3及び図4
に示した固体撮像装置内部のブロックと同様の目的で使
用するブロックは、同じ記号を付して、その詳細な説明
は省略する。
【0047】図5に示す固体撮像装置は、SENSOR
1と、A/D変換器2,21と、メモリ3と、COR4
2と、装置5と、MES6と、演算回路71と、メモリ
3から送出されたシェーディングデータをアナログ変換
するD/A変換器81と、SENSOR1から直接得ら
れる画像データの出力電圧に演算回路71から送出され
る比T0/Tを乗算してCOR42に送出する温度補正
回路44とを有する。
【0048】このような構成の固体撮像装置は、第3の
実施形態における固体撮像装置と同様に、SENSOR
1に均一光を照射してシェーディングデータをメモリ3
に記憶するとともに、基準温度T0を演算回路71に記
憶させる。このようにシェーディングデータと基準温度
0を取り込んだ固体撮像装置の撮像時の動作につい
て、以下に説明する。
【0049】撮像時にSENSOR1内の画素から画像
データが送出されるとともに、SENSOR1の温度T
がMES6で検出されて、演算回路71で温度比T0
Tが温度補正回路44に送出される。このとき、温度補
正回路44では、SENSOR1から画像データが直接
送出され、この画像データに温度比T0/Tが乗算され
る。
【0050】そして、このように温度比T0/Tが乗算
された画像データがCOR42に送出される。このと
き、メモリ3より画像データを出力した画素のシェーデ
ィングデータがD/A変換器81でアナログデータに変
換され、COR42に送出される。このCOR42で
は、温度補正回路44より送出される画像データからD
/A変換器81から送出されるシェーディングデータが
減算される。このようにして補正された画像データがA
/D変換器21でデジタルデータに変換され、装置5に
出力される。
【0051】尚、本発明を実施するに際して、装置5以
外の回路及び部品を1チップ半導体装置として一体化し
ても良い。又、第1又は第2の実施形態のようにシェー
ディングデータに対して温度補正を行う場合、式(8)
の第2項の(nkT)/qが温度の変化によって変化す
るので、コントラストが変化するが、第3又は第4の実
施形態のように画像データに対して温度補正を行う場
合、式(10)の第2項の(nkT0)/qが温度によ
らず一定なので、コントラストに対しても補正が反映さ
れる。更に、第2又は第4の実施形態のように、画像デ
ータをシェーディングデータを用いた補正を行った後に
デジタルデータに変換するので、そのデータの分解能が
低くなることなく、フルレンジのデータがデジタル信号
として得られる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像素子の出力に温度補正が成されているので、均
一光照射時と撮像時とで固体撮像素子の温度が異なって
いても、温度による誤差が発生しない。そのため、撮像
出力の品質が向上する。又、撮像する度にシェーディン
グデータを取り込む必要が無くなるので、シェーディン
グデータを撮像する度に得るための均一光照射手段を省
略することができるとともに、撮像時のデータ処理が迅
速にでき、応答性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体撮像素子を形成する画素の回路構造を示し
た図。
【図2】本発明の第1の実施形態で使用する固体撮像装
置の内部構造を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施形態で使用する固体撮像装
置の内部構造を示すブロック図。
【図4】本発明の第3の実施形態で使用する固体撮像装
置の内部構造を示すブロック図。
【図5】本発明の第4の実施形態で使用する固体撮像装
置の内部構造を示すブロック図。
【図6】従来の固体撮像装置の内部構造を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 固体撮像素子(SENSOR) 2,21 アナログ・デジタル変換器(A/D変換
器) 3 メモリ 4,42 補正演算回路(COR) 5 装置 6 温度検出器(MES) 7,71 演算回路 8,81 デジタル・アナログ変換器(D/A変換
器) 41,43,44 温度補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AA06 AB01 BA10 BA14 BA30 CA02 FA06 FA50 5C022 AA00 AB38 AB51 AC42 AC69 5C024 AA01 BA00 CA14 DA07 FA01 GA01 GA11 GA31 HA14 HA18 HA19 HA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光量に対して出力電圧が自然対数的に
    変化する特性を有する固体撮像素子に均一光を照射した
    ときの出力電圧を記憶するとともに、撮像時における前
    記固体撮像素子の出力電圧から前記記憶されている出力
    電圧を減算処理して出力する固体撮像装置において、 前記減算処理の前に、前記均一光照射時における前記固
    体撮像素子の温度と撮像時における前記固体撮像素子の
    温度の比を、前記均一光照射時の前記固体撮像素子の出
    力電圧又は撮像時の前記固体撮像素子の出力電圧に乗算
    する温度補正手段を設けたことを特徴とする固体撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 受光量に対して出力電圧が自然対数的に
    変化する特性を有する複数の固体撮像エレメントを備え
    た固体撮像素子と、 前記固体撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、 均一光照射時の画像データであるシェーディングデータ
    を、各固体撮像エレメント毎に記憶するデータ記憶手段
    と、 前記シェーディングデータを取り込む際に前記温度検出
    手段で検出した前記固体撮像素子の第1温度を記憶する
    とともに、撮像して画像データを取り込む際に前記温度
    検出手段で検出した前記固体撮像素子の第2温度と前記
    第1温度を用いて前記データ記憶手段から送出された前
    記シェーディングデータの温度補正を行う温度補正手段
    と、 撮像時の前記画像データから、前記温度補正手段から送
    出される温度補正された前記シェーディングデータを減
    算することにより前記各固体撮像エレメント間の不均一
    性を補正する画像データ補正手段と、 から構成されることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記温度補正手段が、 前記第1温度を記憶する温度記憶手段と、 前記第2温度と前記第1温度の温度比を算出する第1の
    演算手段と、 前記データ記憶手段から送出される前記シェーディング
    データに前記温度比を乗算することにより温度補正を行
    うとともに、温度補正をした該シェーディングデータを
    前記画像データ補正手段に送出する第2の演算手段と、 から構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 受光量に対して出力電圧が自然対数的に
    変化する特性を有する固体撮像エレメントを備えた固体
    撮像素子と、 前記固体撮像素子の温度を検出する温度検出手段と、 均一光照射時の画像データであるシェーディングデータ
    を、各固体撮像エレメント毎に記憶するデータ記憶手段
    と、 前記シェーディングデータを取り込む際に前記温度検出
    手段で検出した前記固体撮像素子の第1温度を記憶する
    とともに、撮像して画像データを取り込む際に前記温度
    検出手段で検出した前記固体撮像素子の第2温度と前記
    第1温度を用いて取り込んだ前記画像データの温度補正
    を行う温度補正手段と、 前記温度補正手段から送出される温度補正した前記画像
    データから、前記データ記憶手段から送出される前記シ
    ェーディングデータを減算することにより前記各固体撮
    像エレメント間の不均一性を補正する画像データ補正手
    段と、 から構成されることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記温度補正手段が、 前記第1温度を記憶する温度記憶手段と、 前記第1温度と前記第2温度の温度比を算出する第1の
    演算手段と、 取り込んだ前記画像データに前記温度比を乗算すること
    により温度補正を行うとともに、温度補正をした該画像
    データを前記画像データ補正手段に送出する第2の演算
    手段と、 から構成されることを特徴とする請求項4に記載の画像
    撮像装置。
JP11114397A 1999-04-22 1999-04-22 固体撮像装置 Pending JP2000307962A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114397A JP2000307962A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 固体撮像装置
US09/551,054 US6630955B2 (en) 1999-04-22 2000-04-18 Solid-state image-sensing apparatus with temperature correction and method of calibrating the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114397A JP2000307962A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 固体撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000307962A true JP2000307962A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14636667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11114397A Pending JP2000307962A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 固体撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6630955B2 (ja)
JP (1) JP2000307962A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781178B2 (en) * 2001-03-22 2004-08-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Non-volatile solid state image pickup device and its drive
JP2006060292A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Konica Minolta Holdings Inc 撮像装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7280139B2 (en) * 2001-07-20 2007-10-09 Micron Technology, Inc. Double sampling active pixel sensor with double sampling temperature sensor
US20060125945A1 (en) * 2001-08-07 2006-06-15 Satoshi Suzuki Solid-state imaging device and electronic camera and shading compensaton method
US7233350B2 (en) * 2002-01-05 2007-06-19 Candela Microsystems, Inc. Image sensor with interleaved image output
US7015960B2 (en) * 2003-03-18 2006-03-21 Candela Microsystems, Inc. Image sensor that uses a temperature sensor to compensate for dark current
US7230552B2 (en) * 2005-04-08 2007-06-12 Halliburton Energy Services, Inc. Temperature compensation apparatus, systems, and methods
JP4809189B2 (ja) * 2006-11-02 2011-11-09 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 撮像装置及び固体撮像素子の制御方法
KR20080064031A (ko) * 2007-01-03 2008-07-08 삼성전자주식회사 온도센서를 구비한 이미지 센서 및 그것의 구동 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4703442A (en) * 1985-09-25 1987-10-27 Rca Corporation Temperature tracking defect corrector for a solid-state imager
US5289286A (en) * 1991-07-18 1994-02-22 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Solid state sensor having logarithmic photovoltaic response, with pixel uniformity correction and white balance circuitry therefor
JP3014895B2 (ja) * 1993-06-02 2000-02-28 株式会社日立製作所 ビデオカメラ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781178B2 (en) * 2001-03-22 2004-08-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Non-volatile solid state image pickup device and its drive
JP2006060292A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Konica Minolta Holdings Inc 撮像装置
JP4725052B2 (ja) * 2004-08-17 2011-07-13 コニカミノルタホールディングス株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6630955B2 (en) 2003-10-07
US20020085102A1 (en) 2002-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7468501B2 (en) Linear dynamic range enhancement in a CMOS imager
EP2612492B1 (en) High dynamic range image sensor
US7986363B2 (en) High dynamic range imager with a rolling shutter
TWI507036B (zh) 用於修正成像像素之黑色位準
US20060176519A1 (en) Black out correction device
JPH07236093A (ja) 撮像装置
US8130288B2 (en) Image processing apparatus
US20100141819A1 (en) Imaging Array with Non-Linear Light Response
US20090059039A1 (en) Method and apparatus for combining multi-exposure image data
US5027148A (en) Autofocus chip with reference level determination circuit
JP2000307962A (ja) 固体撮像装置
JP3882594B2 (ja) 固体撮像装置
JP2004356866A (ja) 撮像装置
JP2003259234A (ja) Cmosイメージセンサ
JP2020057883A (ja) 撮像装置
JP2001197369A (ja) 固体撮像装置
JP4320693B2 (ja) 固体撮像装置
JP2009278149A (ja) 固体撮像装置
EP2137959B1 (en) Long exposure digital image sensor system
JP2003259223A (ja) 撮像システム
JP3212858B2 (ja) 固体撮像装置
JP4345175B2 (ja) 固体撮像装置
CN113491108A (zh) 图像传感器及其控制方法、搭载图像传感器的成像装置
JPH11177891A (ja) 撮像出力の補正方法、補正装置、撮像装置、及び撮像システム
US20230078758A1 (en) Apparatus, image processing method to combine images based on flicker, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613