JP2000307598A - 逆多重通信におけるフレーム分割送信回路 - Google Patents

逆多重通信におけるフレーム分割送信回路

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JP2000307598A
JP2000307598A JP11116096A JP11609699A JP2000307598A JP 2000307598 A JP2000307598 A JP 2000307598A JP 11116096 A JP11116096 A JP 11116096A JP 11609699 A JP11609699 A JP 11609699A JP 2000307598 A JP2000307598 A JP 2000307598A
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circuit
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transmission
monitor
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Koji Okumura
幸治 奥村
Ryohei Konuma
良平 小沼
Masaki Yamauchi
雅喜 山内
Akihiko Matsuo
明彦 松尾
Hiroshi Ishida
寛史 石田
Hidenori Nakazato
秀則 中里
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送容量の比が異なり、更には帯域が保証さ
れない回線でも無駄なく逆多重による高速通信を可能と
するフレーム分割送信回路を実現する。 【解決手段】 AAL処理回路103a−1〜103a
−3は、所定のフレーム処理を行うと共に、1フレーム
の処理が終了した場合に次の受付可能状態となる。AT
M処理回路104−1〜104−3は、AAL処理回路
103a−1〜103a−3からのフレームをATMセ
ルに分解して回線105−1〜105−3に送出する。
振り分け回路102は、AAL処理回路103a−1〜
103a−3の処理受付可否状態を監視し、受付可能状
態となったAAL処理回路103a−1〜103a−3
送信処理回路に対してフレームを振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ、特に可変
長のフレームで構成されるデータを、複数の回線、特に
均等でない複数の回線を用いて送信する場合において有
効な逆多重通信におけるフレーム分割送信回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】可変長のフレームで構成されるデータを
送信するATM(Asynchronous Transfer Mode)におい
て、複数の回線を束ねて並列伝送を行い、見かけ上より
大きな伝送容量の1回線として使用する技術(以下、こ
れを逆多重という)がある。このような並列伝送方法の
技術としては、例えば、「複数ATM回線並列利用にお
ける高速通信の実現法の一検討」(1996年電子情報通信
学会総合大会 B−778 NTT通信網研究所)等に
示されているものがあった。
【0003】従来では、この文献に示されているよう
に、次の2通りの手段が考えられていた。 (a)フレーム単位に並列送信、即ち、1フレームを1
回線で送信する方法 (b)セル単位に並列送信、即ち、1フレームを複数回
線で送信する方法
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の(a)の方法では、各回線の伝送容量の比が同じで
あっても、フレームの長さが可変であった場合には、各
回線で送信されるデータ量が不均等になってしまい無駄
が生じる。
【0005】一方、(b)の方法ではこのような問題は
生じないが、各回線の伝送容量が異なっている場合に
は、データ量/伝送容量が不均等になってしまい、やは
り無駄が生じる。更に、上述した文献にも示されている
ように、伝送効率が悪いという問題もあった。しかも、
これら(a)、(b)いずれの方法も伝送容量が可変な
回線には対応していないため、いずれかの回線の帯域が
減少しても同じデータ量を割り当ててしまう。
【0006】このような点から、伝送容量の比が異なる
回線であっても、更には帯域が保証されない回線ですら
も無駄なく回線を用いて効率よく逆多重による高速通信
を可能とするフレーム分割送信回路の実現が望まれてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉仮想的な1回線として使用する複数の回線の
それぞれに接続され、各回線へのフレームの送信処理を
行い、かつ、1フレームの送信処理が終了した場合に次
の処理受付可能状態となる複数の送信処理回路と、それ
ぞれの送信処理回路の処理受付可否状態を監視し、受付
可能状態となった送信処理回路に対してフレームを振り
分ける振り分け回路とを備えたことを特徴とする逆多重
通信におけるフレーム分割送信回路。
【0008】〈構成2〉仮想的な1回線として使用する
複数の回線のそれぞれに接続され、各回線へのフレーム
の送信処理を行うと共に、1フレームの送信処理が終了
した場合にフレーム要求信号を出力する複数の送信処理
回路と、それぞれの送信処理回路のいずれかからフレー
ム要求信号を受け取った場合は、フレーム要求信号を受
け取った送信処理回路に対してフレームを振り分ける振
り分け回路とを備えたことを特徴とする逆多重通信にお
けるフレーム分割送信回路。
【0009】〈構成3〉仮想的な1回線として使用する
複数の回線のそれぞれに接続され、各回線へのフレーム
の送信処理を行う複数の送信処理回路と、それぞれの送
信処理回路の送信処理状態をモニタするモニタ回路と、
モニタ回路のモニタ結果を監視し、いずれかのモニタ回
路のモニタ結果が送信処理状態ではなかった場合、モニ
タ回路がモニタしている送信処理回路に対してフレーム
を振り分ける振り分け回路とを備えたことを特徴とする
逆多重通信におけるフレーム分割送信回路。
【0010】〈構成4〉仮想的な1回線として使用する
複数の回線のそれぞれに接続され、各回線へのフレーム
の送信処理を行う複数の送信処理回路と、それぞれの送
信処理回路の送信処理状態をモニタし、モニタ結果が送
信処理状態ではなかった場合はフレーム要求信号を送出
するモニタ回路と、いずれかのモニタ回路よりフレーム
要求信号を受け取った場合、モニタ回路がモニタしてい
る送信処理回路に対してフレームを振り分ける振り分け
回路とを備えたことを特徴とする逆多重通信におけるフ
レーム分割送信回路。
【0011】〈構成5〉仮想的な1回線として使用する
複数の回線のそれぞれに接続され、各回線へのフレーム
の送信処理を行う複数の送信処理回路と、それぞれの送
信処理回路の前段側に設けられ、各送信処理回路に入力
されるフレームを一時格納し、順次送信処理回路に供給
する一時格納部と、各一時格納部に対して順次フレーム
を振り分けると共に、各一時格納部のフレーム数を監視
し、いずれかの一時格納部のフレーム数が所定数を超え
ている場合は一時格納部へのフレームの振り分けをスキ
ップする振り分け回路とを備えたことを特徴とする逆多
重通信におけるフレーム分割送信回路。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて詳細に説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は、本発明の逆多重通信におけるフレーム
分割送信回路の具体例1を示す構成図である。図の装置
は、FIFO101、振り分け回路102、AAL処理
回路103a−1〜103a−3、ATM処理回路10
4−1〜104−3、回線105−1〜105−3から
なる。尚、本具体例および後述する具体例2〜5では、
逆多重のための回線数が3本の場合を示している。
【0013】FIFO101は、入力されたフレームを
受け取り、次の振り分け回路102から要求があった場
合に、古いものから順に振り分け回路102に対して送
る先入れ先出し回路である。
【0014】振り分け回路102は、いずれかのAAL
処理回路103a−1〜103a−3が受付可能になる
と、フレームをFIFO101から受け取り、AAL処
理回路103a−1〜103a−3に送る(フレームを
振り分ける)機能を有している。
【0015】AAL処理回路103a−1〜103a−
3は、ATMアダプテーションレイヤ(ATM Adaptation
Layer)の処理を行う回路であり、振り分け回路102
から受け取ったフレームをAAL5のフレーム形式に形
成してATM処理回路104−1〜104−3に送る機
能を有している。また、フレームの受付可否を示すフラ
グ(図示せず)を備え、処理したフレームをATM処理
回路104−1〜104−3に送った後は、そのフラグ
を次の受付可能とし、一方、振り分け回路102よりフ
レームを受け取った場合はそのフラグを受付不可とする
よう構成されている。
【0016】ATM処理回路104−1〜104−3
は、AAL処理回路103a−1〜103a−3にて処
理されたフレームのデータをATMセルに分解して各回
線105−1〜105−3に送出する機能を有してい
る。
【0017】また、上記のAAL処理回路103a−1
〜103a−3およびATM処理回路104−1〜10
4−3にて、振り分け回路102にて振り分けられたフ
レームの各回線105−1〜105−3への送信処理を
行う送信処理回路106−1〜106−3が機能構成さ
れている。
【0018】〈動作〉次に、上記構成のフレーム分割送
信回路の動作について説明する。本具体例は、後述する
ように、事実上AALの処理能力が伝送容量と同じにな
ることに着目し、振り分け回路102が接続されるAA
L処理回路103a−1〜103a−3の受付可否状態
を常に監視し、いずれかのAAL処理回路103a−1
〜103a−3が受付可能となった場合にFIFO10
1からのフレームを一つ受け取り、AAL処理回路10
3a−1〜103a−3に送ることによって、結果とし
て伝送容量の比に応じたフレームの振り分けを可能とす
ることを特徴とするものである。
【0019】先ず、入力されたフレームは、FIFO1
01に一時的に格納される。FIFO101では、次
に、振り分け回路102から要求があった場合に、格納
されている中で最も古いフレームを振り分け回路102
に送る。
【0020】振り分け回路102は、常に配下に接続さ
れているAAL処理回路103a−1〜103a−3の
受付可否状態、即ちフラグの状態を監視し、いずれかの
AAL処理回路103a−1〜103a−3が受付可能
になったならば、フレームをFIFO101から受け取
り、そのAAL処理回路103a−1〜103a−3に
送る。
【0021】AAL処理回路103a−1〜103a−
3は、フレームを受け取ると受付不可の状態になり、受
け取ったフレームをAAL5形式のフレームに形成し、
ATM処理回路104−1〜104−3に送った後、再
び受付可能となる。また、ATM処理回路104−1〜
104−3は、受け取ったフレームをセルに分解し、回
線105−1〜105−3で送信する。
【0022】ところで、回線容量を有効に利用するため
には、送信処理回路106−1〜106−3、即ち、A
AL処理回路103a−1〜103a−3およびATM
処理回路104−1〜104−3は、接続される回線容
量と同等の処理能力を持つ必要がある。例えば、回線容
量が「1セル/秒」であれば、それぞれの回路も「1セ
ル/秒」の性能を持たなければならない。もし、それ以
下であればその部分がネックとなる。
【0023】例えば、AAL処理回路103a−1〜1
03a−3の処理能力が「0.5セル/秒」とすると、
ATM処理回路104−1〜104−3はたとえ「1セ
ル/秒」の処理能力を持っていたとしても、データが入
力されないので、実際に処理できるのは「0.5セル/
秒」となってしまう。逆に、例えば、AAL処理回路1
03a−1〜103a−3の処理能力が「2セル/秒」
であるとしても、伝送容量が「1セル/秒」であれば、
それを送信することはできないため、送信待ち状態とな
り、結局のところAAL処理回路103a−1〜103
a−3の性能も「1セル/秒」となってしまう。
【0024】言い換えると、図1のような構成におい
て、AAL処理回路103a−1〜103a−3の能力
は、その配下に接続されている回線と同じになると言え
る。つまり、AAL処理回路103a−1〜103a−
3がデータを受け取った後、再び受付可能状態になる時
間は、そのフレームが回線105−1〜105−3で送
信される伝送時間と同じである。
【0025】あるフレームのデータ量をLi、送信する
回線の伝送容量をCiとすると、以上のことから、AA
L処理時間Diとの間に、 Di=Li/Ci …(1) が成り立つ。送信すべきデータ量が十分にあるとする
と、ある送信時間Ti中に送信されたデータ量Viは、 Vi=Li×Ti/Di …(2) となる。ここで、(2)式に(1)式を代入すると、 Vi=Ci×Ti …(3) となる。即ち、このメカニズムによって送信されるデー
タは、回線容量に比例することになるため、送信すべき
データ量が十分にあるとすると、各回線で伝送容量の比
と同じ比でデータが送信されることになる。
【0026】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、AAL処理回路103a−1〜103a−3の受付
可否状態を監視し、受付可能なAAL処理回路103a
−1〜103a−3に対してフレームを振り分けるよう
にしたので、十分に多いフレームを伝送する場合におい
て、いかなる長さのフレームであっても、また、各回線
の伝送容量が異なっている場合であっても、十分に長い
時間での平均で、従来の問題点として挙げたような無駄
を生じることなく逆多重通信を行うことができる。更
に、フレームを再分割しないため、(b)の方法のよう
な伝送効率が悪いという問題も発生しない。
【0027】しかも、振り分け回路102は予め配下の
回線の伝送容量あるいはその比を知る必要がなく、ま
た、その値が動的に変化する場合であっても対応するこ
とができる。
【0028】《具体例2》具体例2は、振り分け回路に
対して、送信処理回路側から次の受付可能な状態を通知
するようにしたものである。
【0029】〈構成〉図2は、本発明の逆多重通信にお
けるフレーム分割送信回路の具体例2を示す構成図であ
る。本具体例が上記具体例1と異なる点は、振り分け回
路102aが送信処理回路106a−1〜106a−3
におけるAAL処理回路103b−1〜103b−3を
監視する代わりに、AAL処理回路103b−1〜10
3b−3が送信可能となった時に振り分け回路102a
にフレーム要求信号を送るよう構成されている点であ
る。
【0030】即ち、具体例2におけるAAL処理回路1
03b−1〜103b−3は、あるフレームをATM処
理回路104−1〜104−3に送り、次のフレームを
受付可能となった場合、振り分け回路102aに対して
フレーム要求信号を送るよう構成されている。尚、フレ
ーム要求信号は、振り分け回路102aに対して、例え
ば非同期の割込み信号として送出されるよう構成されて
いる。また、振り分け回路102aは、このフレーム要
求信号を受け取った場合、そのフレーム要求信号を送出
したAAL処理回路103b−1〜103b−3に対し
て、フレームを振り分けるよう構成されている。他の各
構成は具体例1と同様であるため、同一部分には同一符
号を付してその説明は省略する。
【0031】〈動作〉具体例1では、振り分け回路10
2が能動的にAAL処理回路103a−1〜103a−
3を監視し、フレームを振り分けていたが、本具体例で
は、AAL処理回路103b−1〜103b−3が送信
可能となった段階で振り分け回路102aにフレーム要
求信号を送る。これにより、振り分け回路102aは、
フレーム要求信号を出力したAAL処理回路103b−
1〜103b−3に対して、フレームを振り分ける。即
ち、具体例2では、振り分け回路102aは受動的な動
作を行う。AAL処理回路103b−1〜103b−3
以降のATM処理回路104−1〜104−3の動作は
具体例1と同様である。
【0032】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、AAL処理回路103b−1〜103b−3が送信
可能になった時点でフレーム要求信号を送り、振り分け
回路102aは、このフレーム要求信号を受け取った場
合にフレームを振り分けるようにしたので、基本的な効
果は具体例1と同様であるが、本具体例では振り分け回
路102aの負担が軽くなるため、特に回線数が多い場
合に有効である。
【0033】《具体例3》具体例3は、それぞれの回線
の送信状態をモニタするモニタ回路を設け、このモニタ
回路の状態により、振り分け回路がフレームを振り分け
るようにしたものである。
【0034】〈構成〉図3は、本発明の逆多重通信にお
けるフレーム分割送信回路の具体例3を示す構成図であ
る。本具体例が具体例1と異なる点は、ATM処理回路
104−1〜104−3の後段側にモニタ回路107−
1〜107−3を設け、振り分け回路102bがAAL
処理回路103−1〜103−3を監視する代わりに、
モニタ回路107−1〜107−3を監視するようにし
たものである。
【0035】即ち、モニタ回路107−1〜107−3
は、送信処理回路106b−1〜106b−3の送信処
理状態をモニタする回路であり、振り分け回路102b
は、モニタ回路107−1〜107−3のモニタ結果を
監視し、送信処理を行っていない送信処理回路106b
−1〜106b−3に対してフレームを振り分けるよう
構成されている。尚、モニタ回路107−1〜107−
3におけるモニタ結果は送信状態の有無を示すフラグ等
で示され、振り分け回路102bはこのフラグの状態を
監視するよう構成されている。
【0036】他の各構成については、具体例1と同様で
あるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0037】〈動作〉具体例1では、振り分け回路10
2がAAL処理回路103a−1〜103a−3を監視
し、フレームを振り分けていたが、本具体例では、監視
対象を別に設けたモニタ回路107−1〜107−3に
している。ここで、モニタ回路107−1〜107−3
は、各ATM処理回路104−1〜104−3から回線
105−1〜105−3にセルが送信されているか否か
を検出するという簡単な動作を行うだけである。
【0038】振り分け回路102bは、具体例1のAA
L処理回路103a−1〜103a−3の監視と同様
に、モニタ回路107−1〜107−3を監視し、セル
が出力されていない回線を受付可能な回線と判断し、そ
の回線に接続されているAAL処理回路103−1〜1
03−3にフレームを送る。
【0039】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、送信処理回路106b−1〜106b−3からセル
が出力されているか否かをモニタするモニタ回路107
−1〜107−3を設け、このモニタ回路107−1〜
107−3のモニタ結果によってフレームを振り分ける
ようにしたので、基本的な効果は具体例1と同様であ
る。但し、本具体例では新たにモニタ回路107−1〜
107−3を設置する必要があるが、このモニタ回路1
07−1〜107−3は、単にセルが送信されているか
否かを検出するだけの簡単な回路であるため、これによ
るコスト増は最小限に抑えることができる。反面、AA
L処理回路103−1〜103−3は、既存の回路を用
いることができるため、開発コストは削減することがで
きる。
【0040】《具体例4》具体例4は、具体例3と同様
にモニタ回路を設けるが、振り分け回路102aがモニ
タ回路107a−1〜107a−3を監視する代わり
に、モニタ回路107a−1〜107a−3側から振り
分け回路102aに対してフレーム要求信号を送るよう
にしたものである。
【0041】〈構成〉図4は、本発明の逆多重通信にお
けるフレーム分割送信回路の具体例4を示す構成図であ
る。図において、モニタ回路107a−1〜107a−
3は、具体例3と同様にセルが送出されているか否かを
モニタすると共に、セルが送出されていない場合は、フ
レーム要求信号を振り分け回路102に対して送出する
よう構成されている。尚、フレーム要求信号は、具体例
2と同様、振り分け回路102aに対して、例えば非同
期の割込み信号として送出されるよう構成されている。
また、振り分け回路102aは、このフレーム要求信号
に基づき、AAL処理回路103−1〜103−3にフ
レームを振り分けるよう構成されている。他の各構成は
具体例3と同様であるため、対応する部分に同一符号を
付してその説明を省略する。
【0042】〈動作〉具体例3では、振り分け回路10
2bが能動的にモニタ回路107−1〜107−3を監
視し、フレームを振り分けていたが、本具体例では、モ
ニタ回路107a−1〜107a−3側からフレーム要
求信号を送る。即ち、ATM処理回路104−1〜10
4−3からセルが送信されていない場合、AAL処理回
路103−1〜103−3ではフレームの受付が可能な
状態であるため、振り分け回路102aに対してモニタ
回路107a−1〜107a−3よりフレーム要求信号
を送る。
【0043】これにより、振り分け回路102aは、フ
レーム要求信号を受け取った回線のAAL処理回路10
3−1〜103−3に対してフレームを送る。その他の
動作については具体例3と同様である。
【0044】〈効果〉以上のように、具体例4によれ
ば、モニタ回路からフレーム要求信号を送出するように
し、振り分け回路102aは、このフレーム要求信号に
基づきフレームを振り分けるようにしたので、基本的な
効果は具体例3と同様である。但し、本具体例では、振
り分け回路102aの負担が軽くなるため、特に、回線
数の多い場合において有効である。
【0045】《具体例5》具体例5は、送信処理回路の
前段側にFIFOを設け、このFIFOのキュー長に基
づき、フレームを振り分けるようにしたものである。
【0046】〈構成〉図5は、本発明の逆多重通信にお
けるフレーム分割送信回路の具体例5を示す構成図であ
る。図示のフレーム分割送信回路では、振り分け回路1
02cとAAL処理回路103−1〜103−3との間
に、FIFO108−1〜108−3が設けられてい
る。このFIFO108−1〜108−3は、送信処理
回路106b−1〜106b−3に入力されるデータを
一時的に格納し、順次、送信処理回路106b−1〜1
06b−3に供給する先入れ先出しの一時格納部であ
る。
【0047】また、振り分け回路102cは、基本的に
ラウンドロビンで各FIFO108−1〜108−3に
フレームを振り分けるが、振り分けの際にFIFO10
8−1〜108−3のキュー長をチェックし、予め設定
した閾値を超えている場合は、そのFIFO108−1
〜108−3への振り分けをスキップするよう構成され
ている。
【0048】他の各構成は具体例1または具体例3、4
と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0049】〈動作〉具体例1では、振り分け回路10
2がAAL処理回路103a−1〜103a−3を監視
し、フレームを振り分けていたが、具体例5では、振り
分け回路102cは、基本的にラウンドロビンで各FI
FO108−1〜108−3にフレームを振り分ける。
但し、振り分けの際に、各FIFO108−1〜108
−3のキュー長をチェックし、予め設定した閾値を超え
るようであれば、そのFIFO108−1〜108−3
への振り分けをスキップする。これにより、各回線10
5−1〜105−3および送信処理回路106b−1〜
106b−3に適したフレームの振り分けを自動的に行
うことができる。その他の動作は具体例1と同様である
ため、その説明は省略する。
【0050】〈効果〉以上のように、具体例5によれ
ば、送信処理回路106b−1〜106b−3の前段側
にFIFO108−1〜108−3を設け、このFIF
O108−1〜108−3のキュー長が一定になるよう
フレームを振り分けるようにしたので、基本的な効果は
具体例1と同様であるが、具体例1と比べて振り分け回
路102cの機能が簡単となる。即ち、具体例5では、
FIFO108−1〜108−3が送信処理回路106
b−1〜106b−3への緩衝材の役目を果たすため、
振り分け回路102cでは、送信処理回路106b−1
〜106b−3の処理能力とは独立してフレームを転送
することができ、その機能を簡素化することができる。
また、具体例5では、AAL処理回路103−1〜10
3−3も既存のものが使えるため実装が容易であるとい
う効果がある。
【0051】《利用形態》 ・各具体例では、回線105−1〜105−3の本数を
3本として説明したが、これは2本以上の任意の回線数
で適用可能である。
【0052】・各具体例では、送信するフレームのプロ
トコルをAAL5を用いるATMとして説明したが、こ
れに限定されるものではなく、可変長のフレームを送信
可能ないずれのプロトコルにも適用可能である。即ち、
送信処理回路106−1〜106−3がATM以外のプ
ロトコルの送信処理を行うものであってもよい。
【0053】・各具体例では、コネクションについては
特に説明しなかったが、各コネクションは必ずしも物理
的に複数の回線である必要はなく、1本の回線上に論理
的に複数のコネクションを確保するような場合にも適用
することができる。
【0054】・各具体例では、コネクションの媒体につ
いては特に説明しなかったが、これに関しては有線、無
線を問わない。また、有線と無線とが混在していてもよ
い。
【0055】各具体例では、AAL処理回路103−1
〜103−3等、各機能部はハードウェアで構成されて
いるとして説明したが、各機能部に対応したソフトウェ
アとこれを実行するプロセッサによって機能構成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆多重通信におけるフレーム分割送信
回路の具体例1を示す構成図である。
【図2】本発明の逆多重通信におけるフレーム分割送信
回路の具体例2を示す構成図である。
【図3】本発明の逆多重通信におけるフレーム分割送信
回路の具体例3を示す構成図である。
【図4】本発明の逆多重通信におけるフレーム分割送信
回路の具体例4を示す構成図である。
【図5】本発明の逆多重通信におけるフレーム分割送信
回路の具体例5を示す構成図である。
【符号の説明】
102、102a、102b、102c 振り分け回路 105−1〜105−3 回線 106−1〜106−3、106a−1〜106a−
3、106b−1〜106b−3 送信処理回路 107−1〜107−3、107a−1〜107a−3
モニタ回路 108 FIFO(一時格納部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 雅喜 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 松尾 明彦 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 石田 寛史 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 中里 秀則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 GA13 HA10 HB28 KA02 LA00 LE03 MB12 MC08 5K034 AA01 AA07 EE07 FF02 HH01 JJ19 MM25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想的な1回線として使用する複数の回
    線のそれぞれに接続され、各回線へのフレームの送信処
    理を行い、かつ、1フレームの送信処理が終了した場合
    に次の処理受付可能状態となる複数の送信処理回路と、 前記それぞれの送信処理回路の処理受付可否状態を監視
    し、受付可能状態となった送信処理回路に対してフレー
    ムを振り分ける振り分け回路とを備えたことを特徴とす
    る逆多重通信におけるフレーム分割送信回路。
  2. 【請求項2】 仮想的な1回線として使用する複数の回
    線のそれぞれに接続され、各回線へのフレームの送信処
    理を行うと共に、1フレームの送信処理が終了した場合
    にフレーム要求信号を出力する複数の送信処理回路と、 前記それぞれの送信処理回路のいずれかからフレーム要
    求信号を受け取った場合は、当該フレーム要求信号を受
    け取った送信処理回路に対してフレームを振り分ける振
    り分け回路とを備えたことを特徴とする逆多重通信にお
    けるフレーム分割送信回路。
  3. 【請求項3】 仮想的な1回線として使用する複数の回
    線のそれぞれに接続され、各回線へのフレームの送信処
    理を行う複数の送信処理回路と、 前記それぞれの送信処理回路の送信処理状態をモニタす
    るモニタ回路と、 前記モニタ回路のモニタ結果を監視し、いずれかのモニ
    タ回路のモニタ結果が送信処理状態ではなかった場合、
    当該モニタ回路がモニタしている送信処理回路に対して
    フレームを振り分ける振り分け回路とを備えたことを特
    徴とする逆多重通信におけるフレーム分割送信回路。
  4. 【請求項4】 仮想的な1回線として使用する複数の回
    線のそれぞれに接続され、各回線へのフレームの送信処
    理を行う複数の送信処理回路と、 前記それぞれの送信処理回路の送信処理状態をモニタ
    し、当該モニタ結果が送信処理状態ではなかった場合は
    フレーム要求信号を送出するモニタ回路と、 前記いずれかのモニタ回路よりフレーム要求信号を受け
    取った場合、当該モニタ回路がモニタしている送信処理
    回路に対してフレームを振り分ける振り分け回路とを備
    えたことを特徴とする逆多重通信におけるフレーム分割
    送信回路。
  5. 【請求項5】 仮想的な1回線として使用する複数の回
    線のそれぞれに接続され、各回線へのフレームの送信処
    理を行う複数の送信処理回路と、 前記それぞれの送信処理回路の前段側に設けられ、各送
    信処理回路に入力されるフレームを一時格納し、順次送
    信処理回路に供給する一時格納部と、 前記各一時格納部に対して順次フレームを振り分けると
    共に、前記各一時格納部のフレーム数を監視し、いずれ
    かの一時格納部のフレーム数が所定数を超えている場合
    は当該一時格納部へのフレームの振り分けをスキップす
    る振り分け回路とを備えたことを特徴とする逆多重通信
    におけるフレーム分割送信回路。
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