JP2000307595A - 無線アドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

無線アドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000307595A
JP2000307595A JP11378199A JP11378199A JP2000307595A JP 2000307595 A JP2000307595 A JP 2000307595A JP 11378199 A JP11378199 A JP 11378199A JP 11378199 A JP11378199 A JP 11378199A JP 2000307595 A JP2000307595 A JP 2000307595A
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耕一 ▲高▼杉
Koichi Takasugi
Yasushi Kondo
靖 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線アドホック通信ネットワークにおいて、
配送完了率の向上を図るとともに、端末の通信時間を減
らし、ネットワーク内の通信資源を節約する。 【解決手段】 送信側の端末では、通信回線が確立する
と、自端末で保持している各種の通知情報を相手端末に
送信する(ステップ11,12)。受信側の端末では通
知情報を受信し(ステップ13)、受信した通知情報の
中で保持していなかった通知情報を保持し(ステップ1
4)、一定時間経過した通知情報は廃棄する(ステップ
15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線端末間で直接
通信を行うアドホックネットワークにおいてネットワー
クの構成方法を記憶した記憶媒体、ならびに電子ファイ
ルのマルチキャスト配送を行う方法を記憶した記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子ファイル配送システムは記憶
装置を有するコンピュータと無線データ通信手段を具備
し、特定の呼出番号を付与された複数の端末から構成さ
れる。
【0003】図23に従来の電子ファイル配送システム
の構成例、図24に中継配送のシーケンスを示す。ネッ
トワークの端末間の通信の可否情報はルーチングテーブ
ルとしてネットワーク内の特定の集中管理サーバ端末に
あらかじめ記憶させておく。各端末はこの集中管理サー
バ端末から配送先端末までの配送経路を得ることによ
り、電子ファイルの配送を行う。
【0004】手順1:すべての配送経路を把握している
集中管理サーバ端末に問い合わせ、配送先端末までの配
送経路リストを得る。
【0005】手順2:配送経路リストをもとに発呼し、
通信回線が接続できたら、電子ファイルを送信するとも
に配送経路リストの中で、通信相手端末から中継される
配送経路情報のみを記述した部分を配送経路リストとし
て送信し、中継処理を終了する。
【0006】中継端末、配送先端末の動作 手順1:他の端末から発呼され、電子ファイルと配送経
路リストを受信する。
【0007】手順2:配送経路リストをもとに発呼し、
通信回線が接続できたら、電子ファイルを送信するとと
もに配送経路リストの中で通信相手端末から中継してい
く配送経路情報のみを記述した部分を配送経路リストと
して送信して中継を依頼する。
【0008】手順3:配送経路リストで配送を指定され
ているすべての端末に対し電子ファイルと配送経路リス
トを送信したら処理を終了し、それ以外の場合は手順2
へ移る。
【0009】このような配送を行うことにより、集中管
理サーバ端末が正確なルーチングテーブルを持ち、かつ
端末が移動せずかつ呼損が起こらない場合には無駄のな
い確実な配送が行える。しかし、端末の移動に伴うルー
チングテーブルの変化には対応することができず、ネッ
トワークの初期状態や端末の位置が変化した場合には集
中管理サーバ端末のルーチングテーブルを手動にて書き
換えなくてはならない。また、端末のネットワークへの
追加、削除は集中管理サーバ端末のネットワーク構成端
末リストが書き換わらないと、電子ファイル配送の際考
慮されず、既にネットワークから削除された端末を用い
て中継を行うように配送経路リストを構築してしまう場
合がある。
【0010】次に、端末がネットワークに加わるときの
動作、ネットワークから離脱するときの動作、電子ファ
イルを配送するときの動作を示し、その問題点を指摘す
る。
【0011】1)ネットワークに端末が加わるときの動
作 ネットワークに加わる端末の動作 手順1:ネットワークを構成している端末に発呼する。
【0012】手順2:最初に通信回線を確立したネット
ワークを構成している端末からネットワーク構成端末リ
ストを受信する。
【0013】手順3:ネットワーク構成端末リストの情
報をもとに前述の電子ファイルの配送と同様の方法で自
端末がネットワークに加わったことをネットワークを構
成しているすべての端末に伝える。
【0014】ネットワークに加わったことを知らされた
端末の動作 手順1:ネットワーク構成端末リストにネットワークに
加わった端末を記述する。
【0015】2)ネットワークから端末が離脱するとき
の動作 手順1:前述の電子ファイルの配送と同様の方法で自端
末がネットワークから離脱することをネットワークを構
成しているすべての端末に伝える。
【0016】ネットワークに離脱することを知らされた
端末の動作 手順1:ネットワーク構成端末リストにネットワークか
ら離脱した端末を記述する。
【0017】各種通知を送信する動作 手順1:前述の電子ファイルの配送と同様の方法で各種
通知をネットワークを構成しているすべての端末に伝え
る。
【0018】ネットワークに端末が加わるときの動作、
ネットワークから端末が離脱するときの動作、各種通知
を送信するときの動作における従来のシステムの問題点
は、これらの情報をネットワーク内の端末に送信するた
めだけに、発呼、切断などの処理をする必要があり、電
子ファイルの配送と別個に処理すると発呼、切断の処理
時間だけ通信時間がかかり、ネットワーク全体での通信
量の増大を招くことである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既に
ネットワークから削除された端末を用いて中継を行うよ
うに配送経路リストを構築してしまうことがなく、ネッ
トワークの初期状態や端末の位置が変化した場合に集中
管理サーバ端末のルーチングテーブルを手動にて書き換
えなくともルーチングテーブルの変化には対応すること
ができ、さらに指定された配送経路に基づいて配送でき
ない場合でも新たな配送経路を発見し配送することがで
きる無線アドホック通信ネットワーク通信制御プログラ
ムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の、無線ア
ドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記録し
た記録媒体は、無線データ通信装置が、他の無線データ
通信装置と通信を確立する度に自装置で保持する各種の
通知情報を相手装置に送信する手順と、相手装置が保持
する各種の通知情報を受信して保持する手順を有するプ
ログラムを記録している。
【0021】本発明の第2の無線アドホック通信ネット
ワーク通信制御プログラムを記録した記録媒体は、無線
データ通信装置が、新たに無線アドホック通信ネットワ
ークに加わる場合、あるいは無線アドホック通信ネット
ワークから抜ける場合に、既に無線アドホック通信ネッ
トワークにに加わっている任意の無線データ通信装置に
発信する手順と、前記発信した通信が確立した場合に、
新たに無線アドホック通信ネットワークに加わることを
通知するネットワークへの追加通知情報を、あるいは無
線アドホック通信ネットワークから抜けることを通知す
る削除通知情報を発信先無線データ通信装置に送信する
手順を有する無線アドホック通信ネットワーク通信制御
プログラムを記録している。
【0022】本発明の第3の無線アドホック通信ネット
ワーク通信制御プログラムを記録した記録媒体では、任
意の無線データ通信装置と通信を確立する度に自装置で
保持するネットワーク構成端末リストを該無線データ通
信装置に送信する手順と、前記任意の無線データ通信装
置が保持するネットワーク構成端末リストを受信して、
自装置で保持するネットワーク構成端末リストを更新す
る手順を有する無線アドホック通信ネットワーク通信制
御プログラムを記録している。
【0023】本発明の第4の無線アドホック通信ネット
ワーク通信制御プログラムを記録した記録媒体は、通信
を確立した発信元無線データ通信装置から送られてきた
追加通知情報あるいは削除通知情報を受信する手順と、
受信した追加通知情報あるいは削除通知情報をもとにネ
ットワーク構成端末リストを更新する手順を有する無線
アドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記録
している。
【0024】本発明の第5の、無線アドホック通信ネッ
トワーク通信制御プログラムを記録した記録媒体は、配
送経路リストおよび配送未完了リストに含まれる無線デ
ータ通信装置を選び、リトライ限界値まで該無線データ
通信装置に発信する手順と、発信回数がリトライ限界値
に達する前に発信先無線データ通信装置と通信回線を確
立できなかったとき、該発信先無線データ通信装置を、
前記配送未完了リストに記載がなければ、前記配送未完
了リストに記載する手順と、発信回数がリトライ限界値
に達する前に発信先データ通信装置と通信回線を確立で
きたとき、該発信先無線データ通信装置が既に電子ファ
イルを受信していなければ電子ファイルを送信する手順
と、前記配送経路リストのうち該発信先無線データ通信
装置から配送していく部分を取り出し、該発信無線デー
タ通信装置に送信する手順と、前記発信先無線データ通
信装置が前記配送未完了リストに記載されていれば、該
発信先無線データ通信装置を前記配送未完了リストから
削除する手順と、前記配送未完了リストを発信先無線デ
ータ通信装置に送信するとともに、前記ルーチングテー
ブルを発信先無線データ通信装置と送受信しあう手順
と、該発信先無線データ通信装置との通信回線を切断す
る手順と、電子ファイルを配送できた無線データ通信装
置に対する通信可否情報を通信可とし、配送できなかっ
た無線データ通信装置に対する通信可否情報を通信否と
して、前記送受信し合った前記ルーチングテーブルの情
報を含めて、ルーチングテーブルを更新する手順とを有
する無線アドホック通信ネットワーク通信制御プログラ
ムを記録している。
【0025】本発明の第6の、無線アドホック通信ネッ
トワーク通信制御プログラムを記録した記録媒体は、配
送経路リストおよび配送未完了リストに含まれる無線デ
ータ通信装置を選び、リトライ限界値まで該無線データ
通信装置に発信する手順と、発信回数がリトライ限界値
に達する前に発信先無線データ通信装置と通信回線を確
立できなかったとき、発信先無線データ通信装置を、前
記配送未完了リストに記載がなければ、前記配送未完了
リストに記載する手順と、発信回数がリトライ限界値に
達する前に該発信先無線データ通信装置と通信回線を確
立できたとき発信先無線データ通信装置が既に電子ファ
イルを受信していなければ電子ファイルを送信する手順
と、前記配送経路リストのうち該発信無線データ通信装
置かが配送していく部分を取り出し、該発信無線データ
通信装置に送信する手順と、前記発信先無線データ通信
装置が前記配送未完了リストに記載されていれば、該発
信先無線データ通信装置を前記配送未完了リストから削
除する手順と、配送できた発信先無線データ通信装置を
配送完了リストに記述し、該配送完了リストを発信先無
線データ通信装置に送信する手順と、発信先無線データ
通信装置から該無線データ通信装置の配送完了リストを
受信した場合に、自装置の前記配送完了リストを、受信
した配送完了リストを基に更新する手順と、前記更新し
た配送完了リストで配送済みになっている端末で前記配
送未完了リストに記載されている端末があれば、前記配
送未完了リストから削除する手順と、前記配送未完了リ
ストを発信先無線データ通信装置に送信するとともに、
前記ルーチングテーブルを発信先無線データ通信装置と
送受信し合う手順と、発信先無線データ通信装置との通
信回線を切断する手順と、電子ファイルを配送できた無
線データ通信装置に対する通信可否情報を通信可とし、
配送できなかった無線データ通信装置に対する通信可否
情報を通信否として、前記送受信し合った前記ルーチン
グテーブルの情報を含めて、ルーチングテーブルを更新
する手順とを有する無線アドホック通信ネットワーク通
信制御プログラムを記録している。
【0026】本発明の第7の、無線アドホック通信ネッ
トワーク通信制御プログラムを記録した記録媒体は、ル
ーチングテーブルを用いて配送経路リストを再構築する
手順と、前記配送経路リストに含まれる無線データ通信
装置を選び、該無線データ通信装置とリトライ限界値ま
で該無線データ通信装置に発信する手順と、発信回数が
リトライ限界値に達する前に発信先無線データ通信装置
と通信回線を確立できたとき、該発信先無線データ通信
装置が既に電子ファイルを受信していなければ、電子フ
ァイルを送信する手順と、前記配送経路リストのうち該
発信先データ通信装置から配送した部分を取り出し、該
発信先無線データ通信装置に送信し、この部分を配送経
路リストから削除する手順と、発信先無線データ通信装
置が配送済みであることを前記配送完了リストに記述
し、配送完了リストを発信先無線データ通信装置に送信
する手順と、発信先無線データ通信装置から該無線デー
タ通信装置の配送完了リストを受信した場合に、自装置
の配送完了リストを、受信した配送完了リストを基に更
新する手順と、前記ルーチングテーブルを発信先無線デ
ータ通信装置と送受信し合う手順と、発信先無線データ
通信装置との通信回線を切断する手順と、電子ファイル
を配送できた無線データ通信装置に対する通信可否情報
を通信可とし、配送できなかった無線データ通信装置に
対する通信可否情報を通信否として、前記送受信し合っ
た前記ルーチングテーブルの情報を含めて、ルーチング
テーブルを更新する手順とを有する、無線アドホック通
信ネットワーク通信制御プログラムを記録している。
【0027】本発明は、各無線データ通信装置が配送経
路を作成しこれに基づいて配送を行うとともに、中継無
線データ通信装置は未完了リストまたは配送経路の再構
築を行うことで、指定された配送経路に基づいて配送で
きない場合でも新たな配送経路を発見することができれ
ば配送できるようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0029】図1は本発明の一実施形態の無線アドホッ
ク通信ネットワークシステムの構成図である。本発明の
一実施形態のシステム構成は従来技術と同一であり、コ
ンピュータと無線データ通信手段を具備した複数の端末
(無線データ通信装置)のセットで構成される。
【0030】このようなハードウェアの構成をとる場合
の通信手順は図24に示す通りである。本発明では端末
が保持している電子ファイルを複数の端末に配送する場
合、端末間の距離が遠く電波が届かなかったり、通信途
中であったりといった理由から配送先の端末と直接通信
できなかったり、同時に複数の配送先端末と直接通信で
きないため、配送が完了するのに時間がかかるといった
問題を解決するため、ネットワークを構成している端末
を中継端末として利用する。また、電子ファイルの配送
を開始する端末を配送元端末、電子ファイルが配送され
る端末を配送先端末と呼ぶ。ここで、配送先端末は中継
端末に含まれ、電子ファイルの中継配送も行う。
【0031】図2は通信回線を確立した端末間で各種通
知を交換する手順を示すフローチャートである。送信側
の端末では、通信回線が確立すると、自端末で保持して
いる各種の通知情報を相手端末に送信する(ステップ1
1,12)。受信側の端末では通知情報を受信し(ステ
ップ13)、受信した通知情報の中で保持していなかっ
た通知情報を保持し(ステップ14)、一定時間経過し
た通知情報は廃棄する(ステップ15)。
【0032】このような通知の例として配送完了通知が
あげられる。配送完了通知は電子ファイルの配送先端末
が当該電子ファイルを受信したことを配送元端末に知ら
せるものである。このような受信完了通知を通信回線が
確立されるごとに端末間で交換していくことにより、結
果として、配送元端末に配送完了通知を配送することが
できる。
【0033】次に、ネットワークへ新たな端末が追加さ
れた場合やネットワークからの端末が削除された場合
に、各端末でネットワークを構成している端末の情報を
共有する実施形態を説明する。ネットワークを構成して
いる端末の情報はネットワーク構成端末リストとして管
理される。
【0034】また、各端末で保持しているルーチングテ
ーブルをもとに電子ファイルを中継配送する手順につい
て、述べる。ここでは、ルーチングテーブルに基づいて
構築した配送経路にしたがって配送できなかった場合、
配送未完了リストを用いて異なる端末から異なるタイミ
ングで再送を試みる方法と、各中継端末で最新のルーチ
ングテーブルを用いて配送経路を再構築する方法につい
て述べる。
【0035】最初に、ネットワーク構成端末リスト、ル
ーチングテーブル、配送経路リストの形式について説明
する。ネットワーク構成端末リストの作成例を図3に示
す。このネットワーク構成端末リストはネットワークを
構成している端末の呼出番号と、その端末がネットワー
クに加わった時刻、ネットワークから離脱した時刻をリ
ストにしたものを全ての端末に対して作成し、列記した
ものである。次にルーチングテーブルの作成例を図4に
示す。ルーチングテーブルは各端末の過去の通信履歴を
記憶したもので、通信を行った2つの端末、通信回線を
確立した時刻、通信回線確立に失敗した時刻をリストに
した通信履歴を全ての端末間に対して列記したものであ
る。配送経路リストは配送経路をリスト形式で列記した
ものである。また、配送ツリーから配送経路リストの作
成例を図5に示す。配送経路リストの最初の項は配送を
行う端末を記載し、二項目からは配送される端末または
配送される端末以下の配送ツリーを配送経路リストの形
式に変換したリストが記述されている。このように配送
経路リストは配送ツリーの各サブツリーの配送経路リス
トから再帰的に構成される。
【0036】図6(1)は無線アドホック通信ネットワ
ークに新たに加わる端末の処理手順を示すフローチャー
ト、図6(2)は追加通知情報を受信する端末の処理手
順を示すフローチャートである。
【0037】無線アドホック通信ネットワークに加わっ
ている任意の端末に発呼し、相手端末との通信回線の確
立に成功すると、新たに無線アドホック通信ネットワー
クに加わることを通知する追加通知情報を端末に送信し
(ステップ22〜24)、その後相手側端末からネット
ワーク端末リストを受信する(ステップ25)。以上を
一定数の端末について繰り返す、相手側端末は、追加通
知情報を受信し(ステップ26)、通信ネットワークに
追加される端末をネットワーク端末構成リストに加え
(ステップ27)、このネットワーク構成端末リストを
使い追加通知情報を送信した端末に送信する(ステップ
28)。
【0038】図7は通信回線を確立した端末間でネット
ワーク構成端末リストを交換する処理手順を示すフロー
チャートである。
【0039】任意の端末との通信回線が確立すると(ス
テップ91)、該端末にネットワーク構成端末リストを
送信する(ステップ92)。該端末から該端末が保持す
るネットワーク構成端末リストを受信し(ステップ9
3)、該リストを基に自己が保有するネットワーク構成
端末リストを更新する(ステップ94)。
【0040】図8(1)は無線アドホック通信ネットワ
ークから離脱する端末の処理手順を示すフローチャー
ト、図8(2)は削除通知情報を受信する端末の処理手
順を示すフローチャートである。
【0041】無線アドホック通信ネットワークから離脱
する端末は、ネットワーク構成端末リストに記載の端末
に発呼し、通信回線の確立に成功すると、削除通知情報
を端末に送信することを(ステップ32〜34)、一定
数の端末について繰り返す(ステップ31)。受信側端
末は、削除通知情報を受信し(ステップ35)、ネット
ワーク構成端末リストにネットワークから当該端末が削
除されること記述する(ステップ36)。
【0042】図9は配送未完了リストを用いた中継処理
を示すフローチャートである。
【0043】配送経路リストに記載の自端末が発呼すべ
き端末にリトライ限界値まで発呼し(ステップ41
A)、かつ配送未完了リストに記載の端末にも発呼した
ら処理を終了する。配送未完了リストに記載されていて
まだ発呼していない端末または配送経路リストで自端末
が配送を行うべき端末でリトライ限界値まで発呼してい
ない端末から1つ選び発呼する(ステップ42A)。
【0044】通信回線の確立に成功したか判断し(ステ
ップ43)、失敗したら、該端末が配送未完了リストに
記載がなければ、記載し、ステップ41Aに戻る(ステ
ップ44)。通信回線の確立に成功したならば、通信相
手端末が既に電子ファイルを受信しているかどうか判断
し(ステップ45)、未だ受信していなければ電子ファ
イルを送信する(ステップ46)。次に、配送経路リス
トのうち通信相手端末から配送していく部分を取り出し
送信する(ステップ47A)。通信相手端末が配送未完
了リストに記載されているかどうか判定し(ステップ4
8)、記載されていれば配送未完了リストから該通信相
手端末を削除する(ステップ49)。配送未完了リスト
を通信相手端末に送信し(ステップ50)、通信相手端
末とルーチングテーブルを送受信する(ステップ51,
52)。該通信相手端末との通信回線を切断する(ステ
ップ53)。電子ファイルを配送できた端末に対する通
信可否情報を通信可とし、配送できなかった端末に対す
る通信可否情報を通信否としてルーチングテーブルを更
新し、ステップ41Aに戻る(ステップ54)。
【0045】ルーチングテーブルの更新例を図10に示
す。
【0046】配送未完了リストを用いることで、ファイ
ルの配送が行えなかった端末にも、異なる端末から異な
るタイミングで再送することが可能となり、配送経路リ
ストの指示にしたがって配送できなかった場合でも、復
帰できる可能性が高まる。
【0047】図11は配送未完了リストを用いた中継処
理の他の例を示す図である。本例は図9に示した例を一
部変更したもので、図9中と同じ番号は同じ手順を示
す。図9の例と異なる手順のみ説明する。
【0048】本例では、ステップ48で「No」の場合
に、配送完了リストに電子ファイルが配送済みであるこ
とを記述し(ステップ55)、配送完了リストを通信相
手端末に送信する(ステップ56)。その後、配送完了
リストを通信相手端末から受信したか判定し(ステップ
57)、「Yes」であれば自端末の配送完了リスト
を、受信した配送完了リストを基に更新し(ステップ5
8)、配送完了リストで配送済みになっている端末を配
送未完了リストから削除する(ステップ59)。
【0049】配送完了リストの更新例を図12に示す。
【0050】図13は電子ファイルの配送を受ける端末
の処理を示すフローチャートである。
【0051】自端末が既に電子ファイルを受信している
かどうか判断する(ステップ61)。受信していなけれ
ば電子ファイルを受信する(ステップ62)。配送経路
リストのうち自端末から配送していく部分を受信する
(ステップ63)。受信した電子ファイルに対応する配
送未完了リストを受信する(ステップ64)。ルーチン
グテーブルを発信元端末と送受信する(ステップ65、
66)。発信元端末との通信回線を切断する(ステップ
67)。ルーチングテーブルを更新する(ステップ6
8)。
【0052】図14は図11の実施形態において配送経
路リストを再構築する場合の処理手順を示すフローチャ
ートである。図11中と同じ部分には同じ参照番号を付
している。
【0053】配送経路リストを再構築する(ステップ4
0)、配送経路リストで自端末が配送を行うべき端末で
リトライ限界値まで発呼していない端末から1つ選び発
呼する(ステップ42B)。ステップ45で、通信相手
端末が電子ファイルを既に取り出していれば、配送経路
リストのうち通信相手端末から配送していく部分を取り
出し、この部分を配送経路リストから削除する(ステッ
プ47B)。そして配送経路リストに記載の自端末が発
呼すべき端末にリトライ限界値まで発呼したならば、処
理を終了する(ステップ41B)。
【0054】各端末が中継処理を行う前に配送経路リス
トを再構築することで、最新のルーチングテーブルを用
いて最も適切な経路を用いて配送することが可能であ
る。
【0055】しかしながら、中継処理の途中で新たな配
送経路が発見された場合は配送経路リストには反映され
ない。
【0056】図15は中継処理を行うごとに配送経路リ
ストの再構築を行うようにしたもので、これにより直近
の通信によって得た新たなルーチングテーブルを用いて
配送経路を構築することができる。
【0057】図16は図13、図15の処理手順で、電
子ファイルの転送を受ける端末の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0058】自端末が既に電子ファイルを受信していれ
ば、配送経路リストのうち自端末から配送していく部分
を受信する(ステップ61,63)。受信していなけれ
ば電子ファイルを受信する(ステップ62)。配送完了
リストを受信する(ステップ69)。当該ファイルの配
送完了リストを保持していなかったらば受信した配送完
了リストを保持し、保持していた配送完了リストを送信
し(ステップ71)、受信した配送完了リストを基に保
持していた配送完了リストを更新する(ステップ7
2)。ルーチングテーブルを送信する(ステップ6
5)。ルーチングテーブルを受信する(ステップ6
6)。通信相手端末との通信回線を切断をする(ステッ
プ67)。最後に、ルーチングテーブルを更新する(ス
テップ68)。
【0059】図17〜図21は配送経路リストの再構築
の処理例を示している。
【0060】図17の例では、配送経路リストに記載の
端末へ至る経路を導き出す。この際、中継に用いる端末
は配送経路リストに記載の端末とし、ルーチングテーブ
ルを用いコスト最小の経路を選択し(ステップ81
A)、次に導き出した経路を配送経路リストの形式にま
とめあげ、新しい配送経路とする(ステップ82)。
【0061】配送経路リストに記載されている範囲内で
配送経路リストを再構築するので、他の中継端末と経路
に重複がなく効率よく電子ファイルを配送できる。
【0062】図18の例では、配送経路リストに記載の
端末へ至る経路を導き出す。この際、中継に用いる端末
はネットワーク構成端末リストに記載の端末で配送完了
リストに記載のない端末とし、ルーチングテーブルを用
いコスト最小の経路を選択し(ステップ81B)、導き
出した経路を配送経路リストの形式にまとめあげ、新し
い配送経路とする(ステップ82)。
【0063】ネットワーク構成端末リストに記述があり
配送完了リストに記述がない端末は配送経路リストの端
末を包含しているので、配送経路リストの範囲内で経路
が発見できない場合でも経路を発見できる可能性が高
い。また、図17の例よりもコストの低い経路で電子フ
ァイルを配送することが可能である。
【0064】図19の例では、配送経路リストに記載の
端末へ至る経路を導き出す。この際、中継に用いる端末
はネットワーク構成端末リストに記載の端末とし、ルー
チングテーブルを用いコスト最小の経路を選択する(ス
テップ81C)。導き出した経路を配送経路リストの形
式にまとめあげ、新しい配送経路とする(ステップ8
2)。
【0065】ネットワーク構成端末リストはネットワー
クを構成している全ての端末を含んでいるため、図18
の例よりもさらに経路を発見できる可能性が高まる。ま
た、図18の例よりコストの低い経路で電子ファイルを
配送することが可能である。
【0066】図20の例では、ネットワーク構成端末リ
ストに記載があり、配送完了リストに記載のない端末へ
至る経路を導き出す。この際、中継に用いる端末はネッ
トワーク構成端末リストに記載の端末で配送完了リスト
に記載のない端末とし、ルーチングテーブルを用いコス
ト最小の経路を選択し(ステップ81D)、導き出した
経路を配送経路リストの形式にまとめあげ、新しい配送
経路とする(ステップ82)。
【0067】ネットワーク構成端末リストに記述があり
配送完了リストに記述がない端末は配送経路リストの端
末を包含しているので、配送経路リストの範囲内で経路
が発見できない場合でも経路を発見できる可能性が高
い。
【0068】図21の例では、ネットワーク構成端末リ
ストに記載があり、配送完了リストに送信済みの記載の
ある端末へ至る経路を導き出す。この際、中継に用いる
端末はネットワーク構成リストに記載の端末とし、ルー
チングテーブルを用いコスト最小の経路を選択し(ステ
ップ81E)、導き出した経路を配送経路リストの形式
にまとめあげ、新しい配送経路とする(ステップ8
2)。
【0069】ネットワーク構成端末リストに記載の端末
を用いて経路を導き出すため、再構築した経路には図1
7の再構築した経路に比べさらに各端末間で重複が生じ
その分配送効率は落ちる。しかしながら、ネットワーク
構成端末リストはネットワークを構成している全ての端
末を含んでいるため、図20の方法よりもさらに経路を
発見できる可能性が高まる。また、図20の例よりもコ
ストの低い経路で配送することが可能である。
【0070】なお、図9、図11、図14、図15の中
継処理で、ルーチングテーブルの通信可否情報に、通信
可否情報が通信可と判断された時点から経過時間に比例
して減少する一定の重み情報を持たせ、この重み情報が
「0」になった時点で通信可否情報を通信否とするよう
にしてもよい。
【0071】以上説明した方法は無線アドホック通信ネ
ットワーク通信制御プログラムとして、FD(フロッピ
ィ・ディスク)、CD−ROM、MO(光磁気ディス
ク)などの記録媒体に記録しておき、パソコンなどで実
行することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電子
ファイルの配送に伴う通信回線の接続の際、追加通知、
削除通知、各種通知を交換することにより、通知を送信
するためだけに発呼、切断の処理をする必要はなく、こ
れにより発呼、切断の処理時間分、端末の通信時間が減
り、ネットワーク内の通信資源を節約できる。
【0073】また、従来方法、請求項5で示した配送方
法、請求項7および13で示した配送方法のそれぞれで
電子ファイルを配送した場合の配送完了率を計算機シミ
ュレーションした結果が図21である。また、計算機シ
ミュレーションを行ったときのシミュレーション諸元を
表1に示す。
【0074】
【表1】 図22から本発明により配送完了率が向上していること
を確認できる。請求項5で示した未完了リストを用いた
電子ファイルの中継方法と、請求項7および13で示し
た中継端末で配線経路リストを再構築することによって
電子ファイルを中継する方法においては、配送元端末に
おいて作成した配送経路に不備があってもこれを補い、
配送完了率を向上させることができる。従来方法では配
送に伴って、端末間の接続の可否が変化しても、経路を
再構築する仕組みはなく、この場合配送が完了しない可
能性がある。しかしながら、本発明では配送未完了リス
トを用いる方法、中継端末にて最新ルーチングテーブル
を用いて経路を再構築する方法を用いることにより、配
送先端末への電子ファイルの配送において、配送完了率
を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子ファイル配送例を示す模式図
である。
【図2】通信回線を確立した端末間で各種通知を交換す
る手順を示すフローチャートである。
【図3】ネットワーク端末構成リストの例を示す図であ
る。
【図4】ルーチングテーブルの例を示す図である。
【図5】配送ツリーから配送経路リストへの変換例を示
す図である。
【図6】無線アドホック通信ネットワークに新たに端末
が加わる場合の端末の処理手順と追加通知情報を受信す
る端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】通信回線を確立した端末間でネットワーク構成
端末リストを交換する処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】無線アドホック通信ネットワークから端末が離
脱する場合の端末の処理手順と削除通知情報を受信する
端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】配送未完了リストを用いた中継処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】ルーチングテーブルの更新例を示す図であ
る。
【図11】配送完了リストを用いた中継処理の他の例を
示す図である。
【図12】配送完了リストの更新例を示す図である。
【図13】電子ファイルの配送を受ける端末の処理を示
すフローチャートである。
【図14】図10の実施形態において配送経路リストを
再構築する場合の処理手順を示すフローチャートであ
り。
【図15】図10の実施形態において配送経路リストを
再構築する場合の他の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図16】電子ファイルの転送を受ける端末の処理手順
を示すフローチャートである。
【図17】配送経路の再構築の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図18】配送経路の再構築の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図19】配送経路の再構築の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図20】配送経路の再構築の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図21】配送経路の再構築の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図22】本発明の効果を従来例と比較して示すグラフ
である。
【図23】従来方法による配送例を示す図である。
【図24】回線接続による中継配送の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11〜15,21〜28,31〜38,41A〜59,
81A〜81E、82,91〜94 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HB16 HB19 JL01 JT06 JT09 KA05 LB03 LB05 MD06 5K033 AA07 BA13 CB06 DA17 DB12 DB16 EC02 EC04 5K067 AA21 BB21 CC08 DD23 DD24 EE02 EE10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置で働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記無線データ通信装置が、他の無線データ通信装置と
    通信を確立する度に自装置で保持する各種の通知情報を
    相手装置に送信する手順と、 相手装置が保持する各種の通知情報を受信して保持する
    手順を有する無線アドホック通信ネットワーク通信制御
    プログラムを記憶した記憶媒体。
  2. 【請求項2】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置で働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記無線データ通信装置が、新たに無線アドホック通信
    ネットワークに加わる場合、あるいは無線アドホック通
    信ネットワークから抜ける場合に、 既に無線アドホック通信ネットワークにに加わっている
    任意の無線データ通信装置に発信する手順と、 前記発信した通信が確立した場合に、新たに無線アドホ
    ック通信ネットワークに加わることを通知するネットワ
    ークへの追加通知情報を、あるいは無線アドホック通信
    ネットワークから抜けることを通知する削除通知情報を
    発信先無線データ通信装置に送信する手順を有する無線
    アドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記録
    した記録媒体。
  3. 【請求項3】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置で働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御
    プログラムを記録した記録媒体であって、 通信を確立した請求項2記載の発信元無線データ通信装
    置から送られてきた前記追加通知情報あるいは前記削除
    通知情報を受信する手順と、 受信した前記追加通知情報あるいは前記削除通知情報を
    もとにネットワーク構成端末リストを更新する手順を有
    する無線アドホック通信ネットワーク通信制御プログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
  4. 【請求項4】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置で働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御
    プログラムを記録した記録媒体であって、 任意の無線データ通信装置と通信を確立する度に自装置
    で保持するネットワーク構成端末リストを該無線データ
    通信装置に送信する手順と、 前記任意の無線データ通信装置が保持するネットワーク
    構成端末リストを受信して、自装置で保持するネットワ
    ーク構成端末リストを更新する手順を有する無線アドホ
    ック通信ネットワーク通信制御プログラムを記録した記
    憶媒体。
  5. 【請求項5】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置であって、前記無線アドホック通信ネットワーク
    を構成する全ての無線データ通信装置間の通信可否情報
    を記載したルーチングテーブルと、電子ファイルの配送
    経路を示す、発信元無線データ通信装置が作成した配送
    経路リストと、該配送経路リストに基づいて配送処理を
    実施した結果、配送できなかった無線データ通信装置が
    記載される配送未完了リストを有する無線データ通信装
    置で働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御プロ
    グラムを記録した記録媒体であって、 前記配送経路リストおよび配送未完了リストに含まれる
    無線データ通信装置を選び、リトライ限界値まで該無線
    データ通信装置に発信する手順と、 発信回数がリトライ限界値に達する前に発信先無線デー
    タ通信装置と通信回線を確立できなかったとき、該発信
    先無線データ通信装置を、前記配送未完了リストに記載
    がなければ、前記配送未完了リストに記載する手順と、 発信回数が前記リトライ限界値に達する前に発信先無線
    データ通信装置と通信回線を確立できたとき、該発信先
    無線データ通信装置が既に電子ファイルを受信していな
    ければ電子ファイルを送信する手順と、 前記配送経路リストのうち、該発信先無線データ通信装
    置から配送していく部分を取り出し、該発信無線データ
    通信装置に送信する手順と、 前記発信先無線データ通信装置が前記配送未完了リスト
    に記載されていれば、該発信先無線データ通信装置を前
    記配送未完了リストから削除する手順と、 前記配送未完了リストを発信先無線データ通信装置に送
    信するとともに、前記ルーチングテーブルを発信先無線
    データ通信装置と送受信しあう手順と、 該発信先無線データ通信装置との通信回線を切断する手
    順と、 電子ファイルを配送できた無線データ通信装置に対する
    通信可否情報を通信可とし、配送できなかった無線デー
    タ通信装置に対する通信可否情報を通信否として、前記
    送受信し合った前記ルーチングテーブルの情報を含め
    て、ルーチングテーブルを更新する手順とを有する無線
    アドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記憶
    した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置であって、前記無線アドホック通信ネットワーク
    を構成する全ての無線データ通信装置間の通信可否情報
    を記載したルーチングテーブルと、電子ファイルの配送
    経路を示す、発信元無線データ通信装置が作成した配送
    経路リストと、該配送経路リストに基づいて配送処理を
    実施した結果、配送できなかった無線データ通信装置、
    配送できた無線データ通信装置がそれぞれ記載される配
    送未完了リスト、配送完了リストを有する無電データ通
    信装置で働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記配送経路リストおよび配送未完了リストに含まれる
    無線データ通信装置を選び、リトライ限界値まで該無線
    データ通信装置に発信する手順と、 発信回数が前記リトライ限界値に達する前に発信先無線
    データ通信装置と通信回線を確立できなかったとき、該
    発信先無線データ通信装置を、前記配送未完了リストに
    記載がなければ、前記配送未完了リストに記載する手順
    と、 発信回数が前記リトライ限界値に達する前に発信先無線
    データ通信装置と通信回線を確立できたとき該発信先無
    線データ通信装置が既に電子ファイルを受信していなけ
    れば電子ファイルを送信する手順と、 前記配送経路リストのうち該発信先無線データ通信装置
    から配送していく部分を取り出し、該発信先無線データ
    通信装置に送信する手順と、 前記発信先無線データ通信装置が前記配送未完了リスト
    に記載されていれば、該発信先無線データ通信装置を前
    記配送未完了リストから削除する手順と、 配送できた発信先無線データ通信装置を配送完了リスト
    に記述し、該配送完了リストを発信先無線データ通信装
    置に送信する手順と、 発信先無線データ通信装置から該無線データ通信装置の
    配送完了リストを受信した場合に、自装置の前記配送完
    了リストを、受信した配送完了リストを基に更新する手
    順と、 前記更新した配送完了リストで配送済みになっている端
    末で前記配送未完了リストに記載されている端末があれ
    ば、前記配送未完了リストから削除する手順と、 前記配送未完了リストを発信先無線データ通信装置に送
    信するとともに、前記ルーチングテーブルを発信先無線
    データ通信装置と送受信し合う手順と、 発信先無線データ通信装置との通信回線を切断する手順
    と、 電子ファイルを配送できた無線データ通信装置に対する
    通信可否情報を通信可とし、配送できなかった無線デー
    タ通信装置に対する通信可否情報を通信否として、前記
    送受信し合った前記ルーチングテーブルの情報を含め
    て、ルーチングテーブルを更新する手順を有する無線ア
    ドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記憶し
    た記憶媒体。
  7. 【請求項7】 無線アドホック通信ネットワークシステ
    ムを構成し、記憶装置付きのコンピュータを有し、個々
    に特定の呼び出し番号を付与された複数の無線データ通
    信装置であって、前記無線アドホック通信ネットワーク
    を構成する全ての無線データ通信装置に対する通信可否
    情報を記載したルーチングテーブルと、電子ファイルの
    配送経路を示す、発信元無線データ通信装置が作成した
    配送経路リストと、該配送経路リストに基づいて配送処
    理を実施した結果、配送できた無線データ通信装置が記
    載される配送完了リストを有する無線データ通信装置で
    働く無線アドホック通信ネットワーク通信制御プログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 前記ルーチングテーブルを用いて前記配送経路リストを
    再構築する手順と、 前記配送経路リストに含まれる無線データ通信装置を選
    び、該無線データ通信装置とリトライ限界値まで該無線
    データ通信装置に発信する手順と、 発信回数が前記リトライ限界値までに達する前に発信先
    無線データ通信装置と通信回線を確立できたとき、該発
    信先無線データ通信装置が既に電子ファイルを受信して
    いなければ、電子ファイルを送信する手順と、 前記配送経路リストのうち該発信先データ通信装置から
    配送していく部分を取り出し、該発信先無線データ通信
    装置に送信し、この部分を前記配送経路リストから削除
    する手順と、 発信先無線データ通信装置が配送済みであることを前記
    配送完了リストに記述し、配送完了リストを前記発信先
    無線データ通信装置に送信する手順と、 発信先無線データ通信装置から該無線データ通信装置の
    配送完了リストを受信した場合に、自装置の配送完了リ
    ストを、受信した配送完了リストを基に更新する手順
    と、 前記ルーチングテーブルを発信先無線データ通信装置と
    送受信し合う手順と、 前記発信先無線データ通信装置との通信回線を切断する
    手順と、 電子ファイルを配送できた無線データ通信装置に対する
    通信可否情報を通信可とし、配送できなかった無線デー
    タ通信装置に対する通信可否情報を通信否として、前記
    送受信し合った前記ルーチングテーブルの情報を含め
    て、ルーチングテーブルを更新する手順を有する無線ア
    ドホック通信ネットワーク通信制御プログラムを記憶し
    た記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記配送経路リストを再構築する手順が
    電子ファイルの送信処理に先だって一度だけ行われる、
    請求項7記載の記録媒体
  9. 【請求項9】 前記配送経路リストを再構築する手順が
    電子ファイルの送信処理を行う毎に行われる、請求項7
    記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記配送経路リストを再構築する手順
    が、前記配送経路リストに記載されている無線データ通
    信装置を中継端末として限定した条件で、前記ルーチン
    グテーブルを用いて前記配送経路リストに記載された無
    線データ通信装置への、コストが最小となる配送経路を
    算出する手順と、算出された配送経路を配送経路リスト
    の形式に変換して、前記配送経路リストを作成する手順
    を含む、請求項8または9記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記配送経路リストを再構築する手順
    が、前記ネットワーク構成端末リストに記載され、か
    つ、前記配送完了リストに記載されていない無線データ
    通信装置のみを中継装置として限定した条件で、前記ル
    ーチングテーブルを用いて前記配送経路リストに記載さ
    れた無線データ通信装置への、コストが最小となる配送
    経路を算出する手順と、算出された配送経路を配送経路
    リストの形式に変換して、配送経路リストを作成する手
    順を含む、請求項8または9記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記配送経路リストを再構築する手順
    が、前記ネットワーク構成端末リストに記載された無線
    データ通信装置のみを中継装置として限定した条件で、
    前記ルーチングテーブルを用いて前記配送経路リストに
    記載された無線データ通信装置への、コストが最小とな
    る配送経路を算出する手順と、算出された配送経路を配
    送経路リストの形式に変換して、配送経路リストを作成
    する手順を含む、請求項8または9記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記配送経路リストを再構築する手順
    が、前記ネットワーク構成端末リストに記載され、かつ
    前記配送完了リストに記載されていない無線データ通信
    装置のみを中継装置として限定した条件で、前記ルーチ
    ングテーブルを用いて、前記ネットワーク構成端末リス
    トに記載され、かつ配送完了リストに記載されていない
    無線データ通信装置への、コストが最小となる配送経路
    を算出する手順と、算出された配送経路を配送経路リス
    トの形式に変換して、配送経路リストを作成する手順を
    含む、請求項8または9記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記配送経路リストを再構築する手順
    が、前記ネットワーク構成端末リストに記載された無線
    データ通信装置のみを中継装置として限定した条件で、
    前記ルーチングテーブルを用いて、前記ネットワーク構
    成端末リストに記載され、かつ配送完了リストに記載さ
    れている無線データ通信装置への、コストが最小となる
    配送経路を算出する手順と、算出された配送経路を配送
    経路リストの形式に変換して、配送経路リストを作成す
    る手順を含む、請求項8または9記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記無線データ通信装置を有するルー
    チングテーブルの通信可否情報に、通信可否情報が通信
    可と判断された時点から経過時間に比例して減少する一
    定の重み情報を持ち、この重み情報が「0」になった時
    点で前記通信可否情報を通信否とする手順をさらに有す
    る請求項5から14のいずれか1項に記載の記録媒体。
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