JP2000307378A - ランガサイト単結晶ウェーハ及びその製造方法 - Google Patents
ランガサイト単結晶ウェーハ及びその製造方法Info
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- JP2000307378A JP2000307378A JP11505699A JP11505699A JP2000307378A JP 2000307378 A JP2000307378 A JP 2000307378A JP 11505699 A JP11505699 A JP 11505699A JP 11505699 A JP11505699 A JP 11505699A JP 2000307378 A JP2000307378 A JP 2000307378A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性表面波の伝搬損失を低下させる。
【解決手段】 弾性波の伝搬方向がオイラー角(φ,
θ,ψ)で表示されるランガサイト単結晶ウェーハを、
φ´=φ±12°、θ´=θ±12°の方向で育成され
たランガサイト単結晶より作製する。
θ,ψ)で表示されるランガサイト単結晶ウェーハを、
φ´=φ±12°、θ´=θ±12°の方向で育成され
たランガサイト単結晶より作製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性波が伝搬する
デバイス、特に弾性表面波デバイスの製造に使用される
ランガサイト(La3 Ga5 SiO14)単結晶ウェ
ーハ及びその製造方法に関する。
デバイス、特に弾性表面波デバイスの製造に使用される
ランガサイト(La3 Ga5 SiO14)単結晶ウェ
ーハ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波デバイスは、電気信号を弾性
表面波に変換して信号処理を行う回路素子であり、携帯
電話等の小型で軽量な無線通信装置のフィルタや共振器
に広く利用されている。この弾性表面波デバイスの製造
には、水晶、LiNbO3 、LiTaO3 等の圧電単
結晶からなる単結晶ウェーハが使用され、無線通信シス
テムの仕様に合わせて、適宜、適切な材料及び方位等が
選択されている(清水、信学論A、J76−A、129
−137(1993))。
表面波に変換して信号処理を行う回路素子であり、携帯
電話等の小型で軽量な無線通信装置のフィルタや共振器
に広く利用されている。この弾性表面波デバイスの製造
には、水晶、LiNbO3 、LiTaO3 等の圧電単
結晶からなる単結晶ウェーハが使用され、無線通信シス
テムの仕様に合わせて、適宜、適切な材料及び方位等が
選択されている(清水、信学論A、J76−A、129
−137(1993))。
【0003】弾性表面波デバイスの製造は、まず、適当
な単結晶育成法により育成された圧電単結晶を、所定の
形状、方位に切断して、研削加工を行い、さらに弾性表
面波が伝搬する面に鏡面研磨加工を施して、単結晶ウェ
ーハを作製する。次に、一般にアルミニウム膜を単結晶
ウェーハに成膜する。そして、フォトリソグラフィー等
の微細加工技術を利用して、所定形状を有する櫛形電極
を形成した後、チップ状に切り出すことにより、弾性表
面波デバイスが製造される。
な単結晶育成法により育成された圧電単結晶を、所定の
形状、方位に切断して、研削加工を行い、さらに弾性表
面波が伝搬する面に鏡面研磨加工を施して、単結晶ウェ
ーハを作製する。次に、一般にアルミニウム膜を単結晶
ウェーハに成膜する。そして、フォトリソグラフィー等
の微細加工技術を利用して、所定形状を有する櫛形電極
を形成した後、チップ状に切り出すことにより、弾性表
面波デバイスが製造される。
【0004】近年、単結晶ウェーハの原料として、ラン
ガサイト(La3 Ga5 SiO1 4)の圧電単結晶が
注目されている。ランガサイトは、当初、レーザ用結晶
として見出された公知の物質であるが(A.A.Kam
inskii et al.,Phys.Stat.S
ol.(a),80,387−398,(198
3))、大きな圧電定数を有することから、弾性バルク
波及び弾性表面波の特性が良好となる最適方位の探索が
精力的に行われてきた。その結果、一般に、弾性バルク
波では、Yカット(V.V.Bezdelkin et
al.,Jounal de Physique,
4,139−156,(1994))、弾性表面波で
は、Xカット(佐藤他、弾性波素子技術第150委員会
第51回研究会資料、21−27、(1997))、5
0°回転Yカット(井上他、第18回超音波エレクトロ
ニクスシンポジウム講演予行集、OE5、9−10、
(1997))等で良好な特性を有することが知られて
いる。また、ランガサイト単結晶の育成例については、
単結晶育成方向がZ軸、直径50mmで、チョクラルス
キー法により育成したものが多数報告されている(A.
N.Gotalskaya et al.,IEEE
Freq.Ctrl.Symp.,339−347,
(1993)等参照)。
ガサイト(La3 Ga5 SiO1 4)の圧電単結晶が
注目されている。ランガサイトは、当初、レーザ用結晶
として見出された公知の物質であるが(A.A.Kam
inskii et al.,Phys.Stat.S
ol.(a),80,387−398,(198
3))、大きな圧電定数を有することから、弾性バルク
波及び弾性表面波の特性が良好となる最適方位の探索が
精力的に行われてきた。その結果、一般に、弾性バルク
波では、Yカット(V.V.Bezdelkin et
al.,Jounal de Physique,
4,139−156,(1994))、弾性表面波で
は、Xカット(佐藤他、弾性波素子技術第150委員会
第51回研究会資料、21−27、(1997))、5
0°回転Yカット(井上他、第18回超音波エレクトロ
ニクスシンポジウム講演予行集、OE5、9−10、
(1997))等で良好な特性を有することが知られて
いる。また、ランガサイト単結晶の育成例については、
単結晶育成方向がZ軸、直径50mmで、チョクラルス
キー法により育成したものが多数報告されている(A.
N.Gotalskaya et al.,IEEE
Freq.Ctrl.Symp.,339−347,
(1993)等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランガ
サイト単結晶からなるウェーハを使用した弾性表面波フ
ィルタは、弾性表面波の伝搬損失が大きくなるという問
題があった。弾性表面波の伝搬損失は、櫛形電極の設計
や製作技術に大きく依存するため、詳細にそれらを検討
して、上記問題の原因を調べたが、それでも、なお原因
不明の大きな伝搬損失が存在していた。
サイト単結晶からなるウェーハを使用した弾性表面波フ
ィルタは、弾性表面波の伝搬損失が大きくなるという問
題があった。弾性表面波の伝搬損失は、櫛形電極の設計
や製作技術に大きく依存するため、詳細にそれらを検討
して、上記問題の原因を調べたが、それでも、なお原因
不明の大きな伝搬損失が存在していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
伝搬損失の原因が育成された単結晶にあると考え、詳細
に解析したところ、弾性表面波の伝搬方向とランガサイ
ト単結晶の育成方向が平行な場合に、弾性表面波の伝搬
損失が最も大きくなることが判明した。この原因は、単
結晶育成中の微小な温度揺らぎによるものと推察され
た。そこで、弾性表面波の伝搬方向とランガサイト単結
晶の育成方向が垂直の場合における弾性表面波の伝搬損
失を調べたところ、伝搬損失が最も小さくなることを見
出し、この知見に基づき、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、弾性波の伝搬方向がオイラー角
(φ,θ,ψ)で表示されるランガサイト単結晶ウェー
ハを、φ´=φ±12°、θ´=θ±12°の方向で育
成されたランガサイト単結晶より作製することを特徴と
するランガサイト単結晶ウェーハの製造方法及びこの製
造方法により得られるランガサイト単結晶ウェーハであ
る。
伝搬損失の原因が育成された単結晶にあると考え、詳細
に解析したところ、弾性表面波の伝搬方向とランガサイ
ト単結晶の育成方向が平行な場合に、弾性表面波の伝搬
損失が最も大きくなることが判明した。この原因は、単
結晶育成中の微小な温度揺らぎによるものと推察され
た。そこで、弾性表面波の伝搬方向とランガサイト単結
晶の育成方向が垂直の場合における弾性表面波の伝搬損
失を調べたところ、伝搬損失が最も小さくなることを見
出し、この知見に基づき、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、弾性波の伝搬方向がオイラー角
(φ,θ,ψ)で表示されるランガサイト単結晶ウェー
ハを、φ´=φ±12°、θ´=θ±12°の方向で育
成されたランガサイト単結晶より作製することを特徴と
するランガサイト単結晶ウェーハの製造方法及びこの製
造方法により得られるランガサイト単結晶ウェーハであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、上記したよう
に、弾性波の伝搬方向がオイラー角(φ,θ,ψ)で表
示されるランガサイト単結晶ウェーハが、φ´=φ±1
2°、θ´=θ±12°の方向で育成されたランガサイ
ト単結晶より作製される点にある。ここで、オイラー角
表示による弾性表面波の伝搬方向とランガサイト単結晶
の育成方向について説明する。オイラー角表示は、弾性
表面波の伝搬方向を記載する場合に広く利用され、図4
に示すように(φ,θ,ψ)で表示される(弾性波素子
技術ハンドブック、549−550、オーム社参照)。
この表示に従えば、Xカット−21°伝搬の場合には
(90°,90°,21°)、50°回転Yカット−ψ
伝搬の場合には(0°,140°,ψ)、Zカット−ψ
伝搬の場合には(0°,0°,ψ)と表される。伝搬方
向(φ,θ,ψ)の弾性表面波を得るためには、表面波
であることから必然的に平板状の表面を必要とする。例
えば、図4によれば、X1 X2 平面がウェーハ面とな
り、ψがウェーハ面内における伝搬方向を示し、また、
φ、θがウェーハ面の垂線方向であるX3 軸を示すこ
とになる。そして、ウェーハ面の垂線方向であるX3
軸と単結晶の育成方向φ´、θ´とを同一、すなわち単
結晶の育成方向φ´、θ´をφ´=φ、θ´=θとした
ときに、弾性表面波の伝搬方向と単結晶の育成方向とが
垂直となり、伝搬損失を非常に小さくすることが可能と
なる。
に、弾性波の伝搬方向がオイラー角(φ,θ,ψ)で表
示されるランガサイト単結晶ウェーハが、φ´=φ±1
2°、θ´=θ±12°の方向で育成されたランガサイ
ト単結晶より作製される点にある。ここで、オイラー角
表示による弾性表面波の伝搬方向とランガサイト単結晶
の育成方向について説明する。オイラー角表示は、弾性
表面波の伝搬方向を記載する場合に広く利用され、図4
に示すように(φ,θ,ψ)で表示される(弾性波素子
技術ハンドブック、549−550、オーム社参照)。
この表示に従えば、Xカット−21°伝搬の場合には
(90°,90°,21°)、50°回転Yカット−ψ
伝搬の場合には(0°,140°,ψ)、Zカット−ψ
伝搬の場合には(0°,0°,ψ)と表される。伝搬方
向(φ,θ,ψ)の弾性表面波を得るためには、表面波
であることから必然的に平板状の表面を必要とする。例
えば、図4によれば、X1 X2 平面がウェーハ面とな
り、ψがウェーハ面内における伝搬方向を示し、また、
φ、θがウェーハ面の垂線方向であるX3 軸を示すこ
とになる。そして、ウェーハ面の垂線方向であるX3
軸と単結晶の育成方向φ´、θ´とを同一、すなわち単
結晶の育成方向φ´、θ´をφ´=φ、θ´=θとした
ときに、弾性表面波の伝搬方向と単結晶の育成方向とが
垂直となり、伝搬損失を非常に小さくすることが可能と
なる。
【0008】単結晶の育成方向φ´、θ´は、上記した
ように、それぞれφ、θとするのが最も望ましいが、単
結晶育成の容易度は単結晶の育成方向に大きく依存する
場合がある。また、単結晶の育成方向が不適切であると
クラック等の不良が発生する場合もある。そこで、伝搬
損失と単結晶の育成方向との関係を詳細に調査した結
果、単結晶の育成方向がφ´=φ±12°、θ´=θ±
12°の範囲にあれば、その単結晶から作製されたラン
ガサイト単結晶ウェーハは伝搬損失が非常に小さくなる
ことがわかった。したがって、チョクラルスキー法によ
り単結晶の育成方向をφ´=φ±12°、θ´=θ±1
2°の範囲でランガサイト単結晶を育成して、スライス
することにより、弾性表面波の伝搬損失が小さいオイラ
ー角(φ,θ,ψ)で表示される本発明のランガサイト
単結晶ウェーハが得られる。
ように、それぞれφ、θとするのが最も望ましいが、単
結晶育成の容易度は単結晶の育成方向に大きく依存する
場合がある。また、単結晶の育成方向が不適切であると
クラック等の不良が発生する場合もある。そこで、伝搬
損失と単結晶の育成方向との関係を詳細に調査した結
果、単結晶の育成方向がφ´=φ±12°、θ´=θ±
12°の範囲にあれば、その単結晶から作製されたラン
ガサイト単結晶ウェーハは伝搬損失が非常に小さくなる
ことがわかった。したがって、チョクラルスキー法によ
り単結晶の育成方向をφ´=φ±12°、θ´=θ±1
2°の範囲でランガサイト単結晶を育成して、スライス
することにより、弾性表面波の伝搬損失が小さいオイラ
ー角(φ,θ,ψ)で表示される本発明のランガサイト
単結晶ウェーハが得られる。
【0009】次に、実施例を挙げて、本発明をさらに詳
細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。
細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。
【0010】
【実施例】(ウェーハの作製)La2 O3 、Ga2
O3 及びSiO2 を、モル比で3:5:2となるよう
に秤量、混合して、原料を作製した。この原料を白金ル
ツボに充填して高周波加熱を行い、原料を融解した後、
種結晶を融液に接触させた。その後、種結晶を回転数1
0rpmに一定させたまま、1mm/hの速度で上方に
移動させ、直径54mm、長さ100mmの円筒状のラ
ンガサイト単結晶をチョクラルスキー法により育成し
た。表1に育成方向を示した。育成した単結晶から表1
のカットとなるウェーハを採取し、ウェーハ表面を鏡面
研磨加工、裏面を粗面研磨加工し、厚さ0.45mmの
ランガサイト単結晶ウェーハを作製した。なお、図1に
(90°,90°,21°)の伝搬方向を必要とするX
カットランガサイト単結晶ウェーハと育成方向との関係
を表す説明図(実施例1〜3、比較例1〜3)、図2に
(0°,140°,30°)の伝搬方向を必要とする5
0°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハと育成方
向との関係を表す説明図(実施例6、比較例7)を示し
た。図中、1はXカットランガサイト単結晶ウェーハ、
2は50°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハ、
太線矢印はランガサイト単結晶の育成方向を示す。
O3 及びSiO2 を、モル比で3:5:2となるよう
に秤量、混合して、原料を作製した。この原料を白金ル
ツボに充填して高周波加熱を行い、原料を融解した後、
種結晶を融液に接触させた。その後、種結晶を回転数1
0rpmに一定させたまま、1mm/hの速度で上方に
移動させ、直径54mm、長さ100mmの円筒状のラ
ンガサイト単結晶をチョクラルスキー法により育成し
た。表1に育成方向を示した。育成した単結晶から表1
のカットとなるウェーハを採取し、ウェーハ表面を鏡面
研磨加工、裏面を粗面研磨加工し、厚さ0.45mmの
ランガサイト単結晶ウェーハを作製した。なお、図1に
(90°,90°,21°)の伝搬方向を必要とするX
カットランガサイト単結晶ウェーハと育成方向との関係
を表す説明図(実施例1〜3、比較例1〜3)、図2に
(0°,140°,30°)の伝搬方向を必要とする5
0°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハと育成方
向との関係を表す説明図(実施例6、比較例7)を示し
た。図中、1はXカットランガサイト単結晶ウェーハ、
2は50°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハ、
太線矢印はランガサイト単結晶の育成方向を示す。
【0011】(伝搬損失の評価)弾性表面波の伝搬損失
の評価は、三電極法(弾性波素子技術ハンドブック、3
37−338、オーム社参照)で減衰定数を求めること
により行った。具体的には以下の通りである。ランガサ
イト単結晶ウェーハ表面に、図3に示す形状の櫛形電極
を形成した。中央部の櫛形電極3を入力用、左右両端部
の2個の櫛形電極4を出力用とし、左右両端部の櫛形電
極4での出力電圧の比V1 /V2 を測定し、次式の関
係を用いて減衰定数αを算出した。 V1 /V2 =exp[−α(Z1 −Z2 )] ここで、Z1 、Z2 は入力用櫛形電極3と出力用櫛形
電極4の距離を示し、Z1 ≠Z2 である。その結果、
本発明の伝搬損失は非常に小さかった。
の評価は、三電極法(弾性波素子技術ハンドブック、3
37−338、オーム社参照)で減衰定数を求めること
により行った。具体的には以下の通りである。ランガサ
イト単結晶ウェーハ表面に、図3に示す形状の櫛形電極
を形成した。中央部の櫛形電極3を入力用、左右両端部
の2個の櫛形電極4を出力用とし、左右両端部の櫛形電
極4での出力電圧の比V1 /V2 を測定し、次式の関
係を用いて減衰定数αを算出した。 V1 /V2 =exp[−α(Z1 −Z2 )] ここで、Z1 、Z2 は入力用櫛形電極3と出力用櫛形
電極4の距離を示し、Z1 ≠Z2 である。その結果、
本発明の伝搬損失は非常に小さかった。
【0012】(単結晶育成難易度の評価)表1の条件に
より10体のランガサイト単結晶を育成し、その不良率
により評価した。クラックが発生した場合を不良とし
た。その結果、本発明の不良率は0%であった。
より10体のランガサイト単結晶を育成し、その不良率
により評価した。クラックが発生した場合を不良とし
た。その結果、本発明の不良率は0%であった。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、弾性表面波の伝搬損失
が非常に小さいランガサイト単結晶ウェーハを容易に得
ることができる。したがって、高品質かつ安価なフィル
タ等の弾性表面波デバイスを提供することができる。
が非常に小さいランガサイト単結晶ウェーハを容易に得
ることができる。したがって、高品質かつ安価なフィル
タ等の弾性表面波デバイスを提供することができる。
【図1】(90°,90°,21°)の伝搬方向を必要
とするXカットランガサイト単結晶ウェーハと育成方向
との関係を表す説明図である。
とするXカットランガサイト単結晶ウェーハと育成方向
との関係を表す説明図である。
【図2】(0°,140°,30°)の伝搬方向を必要
とする50°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハ
と育成方向との関係を表す説明図である。
とする50°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハ
と育成方向との関係を表す説明図である。
【図3】弾性表面波の伝搬損失の評価の際に使用した櫛
形電極の説明図である。
形電極の説明図である。
【図4】座標軸(X、Y、Z)と右手系のオイラー角の
関係を表す説明図である。
関係を表す説明図である。
1 Xカットランガサイト単結晶ウェーハ 2 50°回転Yカットランガサイト単結晶ウェーハ 3 入力用櫛形電極 4 出力用櫛形電極
Claims (2)
- 【請求項1】 弾性波の伝搬方向がオイラー角(φ,
θ,ψ)で表示されるランガサイト単結晶ウェーハを、
φ´=φ±12°、θ´=θ±12°の方向で育成され
たランガサイト単結晶より作製することを特徴とするラ
ンガサイト単結晶ウェーハの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の製造方法で得られるラン
ガサイト単結晶ウェーハ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11505699A JP2000307378A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | ランガサイト単結晶ウェーハ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11505699A JP2000307378A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | ランガサイト単結晶ウェーハ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000307378A true JP2000307378A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14653091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11505699A Pending JP2000307378A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | ランガサイト単結晶ウェーハ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000307378A (ja) |
-
1999
- 1999-04-22 JP JP11505699A patent/JP2000307378A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070625 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070702 |
|
A02 | Decision of refusal |
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