JP2000306688A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置

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JP2000306688A
JP2000306688A JP32654599A JP32654599A JP2000306688A JP 2000306688 A JP2000306688 A JP 2000306688A JP 32654599 A JP32654599 A JP 32654599A JP 32654599 A JP32654599 A JP 32654599A JP 2000306688 A JP2000306688 A JP 2000306688A
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広康 私市
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正臣 淺山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧放電灯の始動性をよくし、安価で小型
で、寿命の長い高圧放電灯点灯装置を得る。 【解決手段】 インバータ5の交流出力の半周期に同期
して、複数のパルスを500μ秒以下の周期で出力する
制御回路13と、パルス信号に基づいてオン・オフを繰
り返すスイッチング素子6d、スイッチング素子6dの
オン・オフに同期してアクティブフィルタ3の出力を充
放電するコンデンサ6c、及びコンデンサ6cの充放電
に基づいて複数の高電圧パルスを上記500μ秒以下の
周期で発生し、インバータ5の交流出力に重畳させるパ
ルストランス6eを有する高電圧パルス発生回路6とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯を点灯
する高圧放電灯点灯装置に関し、特に高圧放電灯を始動
させるための高電圧パルス発生回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平5−21181号公
報に示された従来の放電灯点灯装置の回路構成図であ
る。図において、Eは第1の直流電源、C1、C2は第
1の直流電源Eの両端に直列に接続されたコンデンサ、
Q1、Q2は第1の直流電源Eの両端に直列に接続され
たスイッチング素子(トランジスタ)、D1、D2は各
スイッチング素子Q1、Q2にそれぞれ並列に接続され
たダイオード、DLは高圧放電灯、PTはパルストラン
スで、高圧放電灯DL側に接続された巻線n1とトライ
アック等のスイッチング素子Q3側に接続された巻線n
2とからなっている。その巻線n1の巻き数は巻線n2
のN倍である。C3は高圧放電灯DLとパルストランス
PTに並列に接続されたコンデンサ、L1はチョークコ
イル、C4は第1の直流電源Eの両端に抵抗R1を介し
て接続されたコンデンサで、第2の直流電源として用い
られている。
【0003】このように構成された従来の放電灯点灯装
置においては、第1の直流電源Eの電圧は抵抗R1を介
してコンデンサC4を充電し、この充電電圧が第1の直
流電源Eの電圧と略等しい値まで上昇したときスイッチ
ング素子Q3がオンして、コンデンサC4の電荷をパル
ストランスPTの巻線n2に流す。パルストランスPT
の巻線n1は上述したように巻線n2のN倍の巻き数で
あるので、パルストランスPTの巻線n1には、コンデ
ンサC4の充電電圧のN倍の高電圧パルスが発生して、
高圧放電灯DLの絶縁破壊を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
放電灯点灯装置には、次の問題点があった。高電圧パル
スの幅を広げれば、高圧放電灯DLの始動性が良くなる
が、高電圧パルスの幅を広げる為には、コンデンサC4
の容量を増し、パルストランスPTの巻線n2の巻き数
を増やして、巻線n2に電流が流れる時間を長くする必
要がある。このため、始動性を向上させようとすると、
コンデンサC4およびパルストランスPTのサイズが大
きくなり、また、価格も高価なものになってしまう。
【0005】本発明は、上述のような課題を解決する為
になされたものであり、高圧放電灯の始動性をよくし、
安価で小型で、寿命の長い高圧放電灯点灯装置を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
高圧放電灯点灯装置は、直流電源装置の出力を交流に変
換して高圧放電灯に供給するインバータと、該インバー
タの交流出力の半周期に同期して、複数のパルスを50
0μ秒以下の周期で出力する制御回路と、上記パルス信
号に基づいてオン・オフを繰り返すスイッチング素子、
該スイッチング素子のオン・オフに同期して上記直流電
源装置の出力を充放電するコンデンサ、及び該コンデン
サの充放電に基づいて複数の高電圧パルスを上記500
μ秒以下の周期で発生し、上記インバータの交流出力に
重畳させるトランスを有する高電圧パルス発生回路とを
備えたものである。
【0007】本発明の請求項2に係る高圧放電灯点灯装
置は、上記制御回路は、上記インバータの交流出力の半
周期に同期してパルスを出力し、予め定められた時間経
過する毎にそのパルス数を増加させるものである。
【0008】本発明の請求項3に係る高圧放電灯点灯装
置は、上記高電圧パルス発生回路は、上記直流電源装置
とコンデンサとの間に挿入されたインダクタンスと、該
インダクタンスに並列に接続され、スイッチング素子の
オフ時にインダクタンスに蓄えられるエネルギーを上記
直流電源装置側に回生させるダイオードとを有するもの
である。
【0009】本発明の請求項4に係る高圧放電灯点灯装
置は、直流電源装置の一部である昇圧回路及び限流回路
にそれぞれ設けられたチョークコイルのうち何れか一方
のチョークコイルのコア上に巻線を巻いて形成され、上
記高電圧パルス発生回路のスイッチング素子のオフ時に
その高電圧パルス発生回路のコンデンサを充電するイン
ダクタンスと、該インダクタンスの両端間に設けられた
ダイオードとを有するものである。
【0010】本発明の請求項5に係る高圧放電灯点灯装
置は、上記高電圧パルス発生回路のトランスのコア上に
巻線を巻いて形成され、その高電圧パルス発生回路のス
イッチング素子のオフ時にコンデンサを充電するインダ
クタンスと、該インダクタンスの両端間に設けられたダ
イオードとを有するものである。
【0011】本発明の請求項6に係る高圧放電灯点灯装
置は、上記スイッチング素子に、上記パルス信号により
オン/オフ可能な自己消弧型のものを用いたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る高圧放電灯点灯装置の構成を示すブロ
ック図、図2は高圧放電灯の始動時間特性図、図3は高
電圧パルス発生回路の動作波形図である。図1におい
て、1は交流電源、2は交流電圧を全波整流するダイオ
ードブリッジ、3はダイオードブリッジ2の出力電圧を
高力率で直流電圧に変換するアクティブフィルタ、4は
高圧放電灯7の電力が一定になるように高圧放電灯7に
流す電流を制御する限流回路、5は限流回路4の出力の
直流電圧を低周波の交流電圧に変換するインバータであ
る。6は高圧放電灯7を始動するための高電圧パルスを
発生させる高電圧パルス発生回路で、パルストランス6
e、外部制御信号によりオン/オフ可能な自己消弧型の
MOS−FET(スイッチング素子)6d、アクティブ
フィルタ3の出力電圧がダイオード6aと抵抗6bを介
して充電されるコンデンサ6c、及びパルストランス6
eに発生した高電圧パルスがインバータ5に回り込まな
いようにブロックするコンデンサ6fから構成されてい
る。なお、自己消弧型のMOS−FETを使用するの
は、高電圧パルスの発生回数を多くできるからである。
【0013】13は放電灯電圧検出回路12で検出され
た放電灯電圧に基づいて高圧放電灯7に流す目標電流を
演算するとともに、アクティブフィルタ3、限流回路
4、インバータ5及び高電圧パルス発生回路6をそれぞ
れ制御する制御回路である。
【0014】8は制御回路13の電源を生成する制御電
源回路、9はアクティブフィルタ出力電圧検出回路、1
2は前述した放電灯電圧検出回路、10は放電灯電流検
出抵抗11にて検出された放電灯電流と制御回路13か
ら出力される目標電流とが一致するように制御する差動
増幅器である。
【0015】次に、図1により動作を説明する。交流電
源1が投入されると、まず制御電源回路8が制御電源を
生成し、制御回路13に印加する。この時、制御回路1
3はアクティブフィルタ3の動作を開始して、アクティ
ブフィルタ3の出力電圧が予め定められた直流電圧にな
るように制御する。また、初期値の目標電流を差動増幅
器10に出力し、さらに、インバータ5の駆動を開始し
て高圧放電灯7の両端に交流電圧を印加させるととも
に、高電圧パルス発生回路6を駆動させて高電圧パルス
をその交流電圧に重畳させて高圧放電灯7に印加し、高
圧放電灯7の絶縁破壊を行う。
【0016】また、制御回路13は、放電灯電流検出抵
抗11を通じて高圧放電灯7に流れる電流を検出すると
高圧放電灯7が点灯したと判断して、高電圧パルス発生
回路6の動作を停止させる。電流が検出されない場合
は、引き続き高電圧パルス発生回路6の駆動を行う。
【0017】高圧放電灯7の点灯後は、制御回路13が
予め定められた時間毎に放電灯電圧を放電灯電圧検出回
路12から読み込み、放電灯電力が予め定められた電力
となるように目標電流を演算し、これを差動増幅器10
に出力する。差動増幅器10は、制御回路13からの目
標電流と放電灯電流検出抵抗11が検出した放電灯電流
とを比較し、放電灯電流が目標電流と一致するように限
流回路4を制御する。
【0018】次に、図1、図2及び図3により高電圧パ
ルス発生回路の動作について更に詳しく説明する。高圧
放電灯7の始動時間は高圧放電灯7に印加する高電圧パ
ルスの種類によって変わるので、そのパルス幅を変えて
いった場合のパルス幅と始動時間の相関、及周期(50
0μ秒以下)の非常に短い高電圧パルスのパルス数を変
化させた場合のパルス数と始動時間の相関を調べた。そ
の結果は図2に示すようにパルス幅−始動時間特性
(A)では、高電圧パルスのパルス幅を広くするに従っ
て、交流電源投入から高圧放電灯7が点灯するまでの始
動時間が短くなり、また、パルス数−始動時間特性
(B)では、パルス数が多くなるに従って始動時間が短
くなり、パルス幅−始動時間特性(A)と同様の始動性
となった。また、図示してないがパルスの周期が500
μ秒を越えると高電圧パルスの発生数も少なくなり、高
圧放電灯7の始動性が悪くなった。本実施の形態はこの
特性に基づいてパルス数を多くして始動時間を短くする
ものである。
【0019】図3(c)は制御回路13から出力された
MOS−FET6dの駆動信号の波形、図3(d)は高
電圧パルス発生回路6のダイオード6aと抵抗6bを介
してコンデンサ6cに充電される充電電圧の波形、図3
(b)はインバータ5から出力される低周波の交流電圧
の波形を示す。上記駆動信号は、インバータ5から出力
される低周波の交流電圧の半周期に例えば7個づつのパ
ルスが繰り返し同期するパルス信号で、そのパルスの周
期は500μ秒以下となっている。
【0020】高電圧パルス発生回路6の動作は、まず、
MOS−FET6dがオンされるとコンデンサ6cに充
電された電荷は、パルストランス6eを介してそのMO
S−FET6dに流れる。パルストランス6eの高圧放
電灯7側の巻線は、MOS−FET6d側の巻線のn倍
の巻数で構成されているため、コンデンサ6cの充電電
圧のn倍の高電圧がパルストランス6eの高圧放電灯7
側の巻線に発生し、これが高圧放電灯7に印加される。
【0021】制御回路13から出力されたMOS−FE
T6dの駆動信号は、前述したように、インバータ5の
低周波の交流電圧(図3(b))の極性切り換えに同期
して、半周期に周期500μ秒以下のパルスを7回繰り
返すので、高圧放電灯7には、図3(a)に示すように
低周波の交流電圧の半周期の間にパルス周期が500μ
秒以下の高電圧パルスが7個発生してその低周波の交流
電圧に重畳し、高圧放電灯7に印加される。この高電圧
パルスの印加により、高圧放電灯7の絶縁破壊が行われ
て高圧放電灯7に電流が流れ始めると、高圧放電灯7が
点灯する。
【0022】以上のように、インバータ5の低周波の交
流電圧の半周期に同期して、MOS−FET6dを50
0μ秒以下の周期でオン・オフしてコンデンサ6cの充
放電を繰り返し、その周期でパルストランス6eに高電
圧パルスを発生させるようにしたので、コンデンサ6c
の容量を大きくする必要がなくなり、また、パルストラ
ンス6eの巻数を増やす必要がなくなり、このため、小
型で安価で、しかも、高圧放電灯7の始動性がよくなる
という効果がある。
【0023】実施の形態2.実施の形態1では交流電圧
の半周期にパルス周期が500μ秒以下の高電圧パルス
を複数発生させているが、パルス数を増加させてゆくと
始動時間も短くなるが、短時間に多くの高電圧パルスを
高圧放電灯7に印加すると、高圧放電灯7の電極が摩耗
し、寿命が短くなる恐れがある。そこで、実施の形態2
では電極の摩耗を最小限に抑え、高圧放電灯7の寿命を
損なうことがないように、一定の時間毎に高電圧パルス
の発生数を増加させてゆくものである。図4は本発明の
実施の形態2の動作を説明する説明図である。また、高
圧放電灯点灯装置の構成については、実施の形態1で示
した図1と同じなので説明を省略し、高電圧パルス発生
回路の動作について図4により説明する。
【0024】図4に示すように、制御回路13から出力
されるMOS−FET6dの駆動信号により、最初の1
0秒間はインバータ5の出力の交流電圧の半周期毎に1
発の高電圧パルスを発生させる。この間に、制御回路1
3が放電灯電流検出抵抗11に電流が流れ始めたことを
検出すれば高圧放電灯7が点灯したと判断して、高電圧
パルス発生回路6を停止させる。電流が検出されない場
合は、次の10秒間は前記交流電圧の半周期毎に3発の
高電圧パルスを発生させる。この間でも、高圧放電灯7
が点灯しない場合は、さらに10秒の間、前記交流電圧
の半周期毎に5発というように、高電圧パルスの発生数
を増加させてゆく。そして、高圧放電灯7の絶縁破壊が
行われて高圧放電灯7に電流が流れ始めると、高圧放電
灯7が点灯する。
【0025】以上のように、始動時間とともに高圧放電
灯7に印加する高電圧パルスの数を増加させるようにし
たので、電極の摩耗が最小限に抑えられ、高圧放電灯7
の寿命を損なうことがないという効果がある。
【0026】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3に係る高圧放電灯点灯装置の構成を示すブロック図で
あり、なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相
当部分には同じ符号を付し説明を省略する。本実施の形
態においては、実施の形態1の高電圧パルス発生回路6
に設けられた抵抗6bに代えてインダクタンス6gを挿
入し、ダイオード6aをそのインダクタンス6gに並列
に接続した高電圧パルス発生回路6を備えたものであ
る。そのコンデンサ6cには、限流回路4の出力電圧が
インダクタンス6gを介して印加(充電)されるように
なっている。
【0027】上記ダイオード6aは、MOS−FET6
dのオフ時、インダクタンス6gに蓄えられたエネルギ
ーを限流回路4側へ回生させるためのものであり、これ
は、上記エネルギーによってコンデンサ6cの充電電圧
が限流回路4の出力電圧以上にならないようにするため
である。また、上記MOS−FET6dをオン・オフす
る駆動信号は、実施の形態1と同様にインバータ5から
出力される低周波の交流電圧の半周期に7個づつのパル
スが繰り返し同期するパルス信号で、パルスの周期は5
00μ秒以下となっている。
【0028】上記のように構成された高圧放電灯点灯装
置においては、高電圧パルス発生回路6のコンデンサ6
cが限流回路4の出力電圧によって充電され、高電圧パ
ルス発生回路6のMOS−FET6dが制御回路13か
らの駆動信号に基づいてオン・オフを繰り返し、コンデ
ンサ6cを充放電させる。MOS−FET6dがオンし
たときは充電された電荷がパルストランス6eを介して
そのMOS−FET6dに流れ、MOS−FET6dが
オフしたときはコンデンサ6cが充電される。この繰り
返しにより、パルストランス6eの高圧放電灯7側の巻
線には、前述したようにコンデンサ6cの充電電圧のn
倍の高電圧パルスが発生し、インバータ5の低周波の交
流電圧に重畳して高圧放電灯7に印加する。そして、そ
の低周波の交流電圧に重畳した高電圧パルスにより高圧
放電灯7の絶縁破壊が行われて電流が流れ始めると、高
圧放電灯7が点灯する。
【0029】以上のように、パルストランス6eに発生
させる高電圧パルスの周期を500μ以下とし、しか
も、一つ一つのパルス幅を狭くしているので、コンデン
サ6cの容量を大きくする必要がなくなり、パルストラ
ンス6eの巻数を増やす必要もなくなり、このため、小
型で安価で、高圧放電灯7の始動性が向上するという効
果がある。
【0030】また、コンデンサ6cを充電する際、発熱
の少ないインダクタンス6gを介して行うようにしたの
で、発熱の大きい抵抗6bを用いた実施の形態1と比べ
高電圧パルス発生回路6をさらに小型にできるという効
果がある。
【0031】また、コンデンサ6cを充電する際にイン
ダクタンス6gに蓄えられたエネルギーを、MOS−F
ET6dのオフ時にダイオード6aを介して限流回路4
側に回生させるようにしたので、コンデンサ6cとMO
S−FET6dに耐圧の高い部品を使用しなくても済む
という効果がある。
【0032】実施の形態4.本実施の形態は、図5に示
す高圧放電灯点灯装置において、実施の形態2と同じよ
うにパルストランス6eに発生させる高電圧パルスの数
を一定時間毎に増加させるようにしたものである。図4
に示すように、制御回路13から出力されるMOS−F
ET6dの駆動信号により、最初の10秒間はインバー
タ5の出力の交流電圧の半周期毎に1発の高電圧パルス
を発生させる。この間に、制御回路13が放電灯電流検
出抵抗11に電流が流れ始めたことを検出すれば高圧放
電灯7が点灯したと判断して、高電圧パルス発生回路6
を停止させる。電流が検出されない場合は、次の10秒
間は前記交流電圧の半周期毎に3発の高電圧パルスを発
生させる。この間でも、高圧放電灯7が点灯しない場合
は、さらに10秒の間、前記交流電圧の半周期毎に5発
というように、高電圧パルスの発生数を増加させてゆ
く。そして、高圧放電灯7の絶縁破壊が行われて高圧放
電灯7に電流が流れ始めると、高圧放電灯7が点灯す
る。
【0033】以上のように、始動時間とともに高圧放電
灯7に印加する高電圧パルスの数を増加させるので、電
極の摩耗が最小限に抑えられ、高圧放電灯7の寿命を損
なうことがない。
【0034】また、実施の形態3と同様にコンデンサ6
cを充電する際、発熱の少ないインダクタンス6gを介
して行うようにしたので、発熱の大きい抵抗6bを用い
た実施の形態1と比べ高電圧パルス発生回路6をさらに
小型にできるという効果がある。
【0035】また、コンデンサ6cを充電する際にイン
ダクタンス6gに蓄えられたエネルギーを、MOS−F
ET6dのオフ時にダイオード6aを介して限流回路4
側に回生させるようにしたので、コンデンサ6cとMO
S−FET6dに耐圧の高い部品を使用しなくても済む
という効果がある。
【0036】実施の形態5.図6は本発明の実施の形態
5に係る高圧放電灯点灯装置の構成を示すブロック図で
あり、なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相
当部分には同じ符号を付し説明を省略する。本実施の形
態においては、限流回路4に設けられたチョークコイル
4bのコア上に2次巻線を設けてインダクタンス6gを
形成し、このインダクタンス6gに発生する電圧を高電
圧パルス発生回路6のコンデンサ6cに充電するように
したものである。また、前記インダクタンス6gの両端
間にはダイオード6aが設けられており、これは、上述
したようにMOS−FET6dのオフ時、インダクタン
ス6gに蓄えられたエネルギーを限流回路4の出力側へ
回生させるためのものである。
【0037】このように、コンデンサ6cの充電用とし
てのインダクタンス6gを限流回路4のチョークコイル
4bと一体に形成したので、高電圧パルス発生回路6を
さらに小さくできるという効果がある。
【0038】実施の形態6.本実施の形態は、図示して
いないがアクティブフィルタ3に設けられたチョークコ
イルのコア上に2次巻線を設けてインダクタンス6gを
形成し、このインダクタンス6gに発生する電圧を高電
圧パルス発生回路6のコンデンサ6cに充電するように
したものである。また、この場合もインダクタンス6g
の両端間にはダイオード6aが設けられている。
【0039】このように、コンデンサ6cの充電用とし
てのインダクタンス6gをアクティブフィルタ3のチョ
ークコイルと一体に形成したので、高電圧パルス発生回
路6をさらに小さくできるという効果がある。
【0040】実施の形態7.本実施の形態は、図示して
いないが高電圧パルス発生回路6のパルストランス6e
のコア上に巻線を設けてインダクタンス6gを形成し、
このインダクタンス6gに発生する電圧をコンデンサ6
cに充電するようにしたものである。また、この場合も
インダクタンス6gの両端間にはダイオード6aが設け
られている。
【0041】このように、コンデンサ6cの充電用とし
てのインダクタンス6gを高電圧パルス発生回路6のパ
ルストランス6eと一体に形成したので、高電圧パルス
発生回路6をさらに小さくできるという効果がある。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の発明に
よれば、インバータの交流出力の半周期に同期して、ス
イッチング手段を500μ秒以下の周期でオン・オフし
てコンデンサの充放電を繰り返し、その周期でトランス
に高電圧パルスを発生させるようにしたので、コンデン
サの容量を大きくする必要がなくなり、また、トランス
の巻数を増やす必要がなくなり、このため、小型で安価
で、しかも、高圧放電灯の始動性がよくなるという効果
がある。
【0043】本発明の請求項2の発明によれば、インバ
ータの交流出力の半周期に同期してパルスを出力してト
ランスに高電圧パルスを発生させ、予め定められた時間
経過する毎にそのパルス数を増加させて高電圧パルスの
発生回数を増加させるようにしたので、高圧放電灯の電
極の摩耗が最小限に抑えられ、高圧放電灯の寿命を損な
うことがないという効果がある。
【0044】本発明の請求項3の発明によれば、スイッ
チング素子のオフ時に直流電源装置の出力をインダクタ
ンスを介してコンデンサに充電するようにしたので、イ
ンダクタンスからの発熱が少なくて済み、そのため、高
電圧パルス発生回路をさらに小型にでき、また、インダ
クタンスに蓄えられたエネルギーをダイオードを介して
直流電源装置側に回生させるようにしたので、コンデン
サとスイッチング素子に耐圧の高い部品を使用しなくて
も済むという効果がある。
【0045】本発明の請求項4の発明によれば、直流電
源装置の一部である昇圧回路及び限流回路にそれぞれ設
けられたチョークコイルのうち何れか一方のチョークコ
イルのコア上に巻線を巻いて形成されるインダクタンス
を高電圧パルス発生回路のコンデンサの充電用として用
いたので、高電圧パルス発生回路をさらに小型にでき、
また、インダクタンスに蓄えられたエネルギーを回生さ
せるようにそのインダクタンスの両端間にダイオードを
設けているので、コンデンサとスイッチング素子に耐圧
の高い部品を使用しなくても済むという効果がある。
【0046】本発明の請求項5の発明によれば、コンデ
ンサの充電用としてのインダクタンスを高電圧パルス発
生回路のトランスと一体に形成したので、高電圧パルス
発生回路をさらに小さくできるという効果がある。
【0047】本発明の請求項6の発明によれば、スイッ
チング素子に自己消弧型のものを用いているので、高電
圧パルスの発生回数を多くでき、高圧放電灯の始動性を
よりよくし、安価で小型できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る高圧放電灯点灯
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 高圧放電灯の始動時間特性図である。
【図3】 高電圧パルス発生回路の動作波形図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の動作を説明する説明
図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る高圧放電灯点灯
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態5に係る高圧放電灯点灯
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来の放電灯点灯装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 交流電源、2 ダイオードブリッジ、3 アクティ
ブフィルタ、4 限流回路、5 インバータ、6 高電
圧パルス発生回路、7 高圧放電灯、8 制御電源回
路、9 アクティブフィルタ出力電圧検出回路、10
差動増幅器、11 放電灯電流検出抵抗、12 放電灯
電圧検出回路、13 制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 私市 広康 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 淺山 正臣 神奈川県横浜市西区北幸2丁目8番29号 オスラム・メルコ株式会社内 (72)発明者 大和田 文武 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機照明株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA11 BA05 BB01 DD08 EB05 EB07 GB01 3K083 AA02 AA46 AA92 BA05 BA25 BC13 BC34 BC42 BC47 BD03 BD04 BD16 BD22 CA32 EA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源装置の出力を交流に変換して高
    圧放電灯に供給するインバータと、 該インバータの交流出力の半周期に同期して、複数のパ
    ルスを500μ秒以下の周期で出力する制御回路と、 上記パルス信号に基づいてオン・オフを繰り返すスイッ
    チング素子、該スイッチング素子のオン・オフに同期し
    て上記直流電源装置の出力を充放電するコンデンサ、及
    び該コンデンサの充放電に基づいて複数の高電圧パルス
    を上記500μ秒以下の周期で発生し、上記インバータ
    の交流出力に重畳させるトランスを有する高電圧パルス
    発生回路とを備えたことを特徴とする高圧放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 上記制御回路は、上記インバータの交流
    出力の半周期に同期してパルスを出力し、予め定められ
    た時間経過する毎にそのパルス数を増加させることを特
    徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 上記高電圧パルス発生回路は、上記直流
    電源装置とコンデンサとの間に挿入されたインダクタン
    スと、該インダクタンスに並列に接続され、スイッチン
    グ素子のオフ時にインダクタンスに蓄えられるエネルギ
    ーを上記直流電源装置側に回生させるダイオードとを有
    することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の
    高圧放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 直流電源装置の一部である昇圧回路及び
    限流回路にそれぞれ設けられたチョークコイルのうち何
    れか一方のチョークコイルのコア上に巻線を巻いて形成
    され、上記高電圧パルス発生回路のスイッチング素子の
    オフ時にその高電圧パルス発生回路のコンデンサを充電
    するインダクタンスと、該インダクタンスの両端間に設
    けられたダイオードとを有することを特徴とする請求項
    1又は2の何れかに記載の高圧放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 上記高電圧パルス発生回路のトランスの
    コア上に巻線を巻いて形成され、その高電圧パルス発生
    回路のスイッチング素子のオフ時にコンデンサを充電す
    るインダクタンスと、該インダクタンスの両端間に設け
    られたダイオードとを有することを特徴とする請求項1
    又は2の何れかに記載の高圧放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 上記スイッチング素子に、上記パルス信
    号によりオン/オフ可能な自己消弧型のものを用いたこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の高圧放電
    灯点灯装置。
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