JP2000306037A - バーコード解読方法 - Google Patents

バーコード解読方法

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JP2000306037A JP2000111450A JP2000111450A JP2000306037A JP 2000306037 A JP2000306037 A JP 2000306037A JP 2000111450 A JP2000111450 A JP 2000111450A JP 2000111450 A JP2000111450 A JP 2000111450A JP 2000306037 A JP2000306037 A JP 2000306037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像装置から受ける画像データが、バーコー
ドを構成するストライプの幅に変動のない正しいバーコ
ード・フォーマットを表現することを確保する。 【解決手段】 ここに開示するバーコード(130)を
解読する方法は、該バーコード(130)が、所定の仕
様を満たしているか否かを決定し、次いで、該バーコー
ド(130)の情報を文字グループに分類し、それぞれ
の文字グループが、前記所定の仕様を確実に満たすこと
を、個々に検討される。次に、検討された前記個々の文
字グループは、個々に復号される。前記方法は、バーコ
ード(130)の仕様に対し、前記バーコード(13
0)を解読するバーコードリーダ(400)に増加しそ
うな、前記個々の文字グループ間で変動する許容範囲を
有することを認めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードにコー
ド化された情報の解読方法に関するものであり、特に、
バーコードに表わされるデータが、所定のバーコード・
フォーマットであるか否かの判断に関する。
【0002】
【従来の技術】バーコードは、バーコードが貼付された
物を識別する種々の用途に用いられる。バーコードの応
用例として、小売品を識別するために用いられる同一規
格の値段コードや、トラック小包に用いられる種々の輸
送ラベル形式が含まれる。バーコードはコード化された
情報を含んだ光学的記号であり、そのシンボルは画像装
置によって画像化されることが可能である。画像装置は
バーコード像を生成し、その像を機械読取可能画像デー
タに変換する。ここでは、機械読取可能データを単に"
画像データ"という。画像データはプロセッサに出力
し、プロセッサは、バーコードを"読み取る"ために、バ
ーコードを表わす画像データを解読する。バーコードの
読み取りは、バーコードにコード化された情報を得るた
めのバーコードを解読する作業である。バーコードにコ
ード化された情報は、例えばバーコードが貼付された物
を識別する。
【0003】バーコードは、例えば、文字セットの表示
でもよい。文字セットは、例えば、2進数で表現された
ASCII文字である。バーコード・フォーマットの1つの
型式は、多数の反射面と不反射面が交互になったもので
構成された2進数で表現されており、その1つの面から
近接する面への移動は、2進数の1つのビットから、も
う1つのビットへの移動を表す。交互に存在する反射面
と不反射面は、例えば、交互に存在する、反射及び不反
射のストライプである。反射ストライプは、時々ここで
は"スペース"といい、不反射ストライプは、時々ここで
は"バー"という。バーは、例えば、黒ずんだ色に着色さ
れたストライプであり、スペースは、例えば、明るい色
で着色されたストライプである。各々のストライプは、
従って、2進数の1ビットを表現する。ストライプは、
例えば、広幅であったり狭幅であってもよい。広幅スト
ライプは、値1を表わし、狭幅ストライプは値0を表わ
す。バーコードで表現された2進数は、従って、交互に
存在するバーとスペースの幅で規定される。
【0004】バーコードフォーマットの1つの型式とし
て、コード39、又はコード9の3(Code 3 of 9)が
先行技術として知られている。コード39は、ストライ
プ列からなり、ストライプは交互に存在するバーとスペ
ースとからなる。バーとスペースは、広幅または狭幅で
ある。コード39フォーマットに準拠する文字は、10
本のストライプからなり、第1のストライプは狭幅スペ
ースが先行し、残りの9本のストライプは文字を構成す
る。この残りの9本のストライプのうち、3本は広幅
で、9個の用語のうちの3個を割り当てる。ひとつの文
字セットに対応する3本の広幅ストライプと6本の狭幅
ストライプの配置は、コード39フォーマットで規定さ
れる。
【0005】バーコードリーダは光電装置であり、バー
コードの"読み取り"に使用される。バーコードの読み取
りは、バーコードにコード化された情報を解読するため
に、高低(強弱)の反射性の領域を分析するプロセスで
ある。バーコードリーダは、一般的に、発光体、画像装
置及びプロセッサからなる。発光体は、発光ビームでバ
ーコードを照射する役目をする。更に、発光体は、例え
ば、レーザまたは発光ダイオード列であってもよい。光
の画像ビームは、バーコードから反射したバーコード像
を構成する。画像装置は、画像ビームを受光し、バーコ
ード像を画像データに変換する。プロセッサは、画像デ
ータを低反射性領域から高反射性領域を区別するための
分析を行う。コード39フォーマットの場合、プロセッ
サは、反射スペースを表わす画像データを、不反射バー
を表わす画像データから区別する。更に、プロセッサ
は、バーとスペースの幅を決定するために画像データを
分析する。この画像データの分析に基いて、プロセッサ
は、バーコードにコード化された情報を解読することが
できる。従来のバーコードリーダは、バーコード全体に
亘ってストライプの幅を比較しており、そのため、狭幅
ストライプに対する広幅の比率は、バーコード全体に亘
って一定にする必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記画像装置は、前記
バーコードを画像ビームが横切るように走査して、全て
の対象物を表わす画像データを生成する。この画像ビー
ムが、バーコードでないものを横切って走査した場合、
該画像装置は対象物の画像を画像データに変換し、バー
コードリーダは、バーコード・フォーマットに準拠した
画像データの解読を試みる。該バーコードリーダは、こ
のようにしてユーザに誤ったデータを出力するという第
1の問題点がある。第2の問題点は、前記画像装置が、
誤ったバーコードの画像を生成したとき、すなわち、バ
ーコード内に多数のストライプを表示する画像データを
生成したとき、発生する。このことは、前記画像データ
を誤ったフォーマットにすることになる。バーコードリ
ーダが、誤った画像データの解読をしようとしたとき、
該バーコードリーダは、バーコード情報の誤った復号を
もたらす。それに関連して、第3の問題点は、前記画像
データで表わされたストライプの幅が、バーコード全体
に亘って変化したとき、発生する。このことは、バーコ
ードの走査中に変化する走査速度、走査中に動かされる
バーコード、バーコード内のプリント許容範囲、及び他
の要因に起因する。前記バーコードリーダは、広幅スト
ライプと狭幅ストライプを区別できず、そのため、バー
コードにコード化された情報を解読することができな
い。
【0007】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、画像装置から受ける画
像データが、バーコードを構成するストライプの幅に変
動のない正しいバーコード・フォーマットを表現するこ
とを確保する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】バーコードを読み取り、
解読する方法をここに開示する。特に、バーコードを表
わす画像データが、特定のバーコード・フォーマット、
例えば、コード39フォーマットに従っているか否かを
決定する。その方法は、バーコードが、バーコード・フ
ォーマットで規定された仕様に従っているか否かを決定
するのに、バーコードを表わす画像を分析する。例え
ば、その方法は、特定されたクワイエット・ゾーン(qui
et zone)がバーコードの最後尾に隣接するか否かを決定
してもよい。また、その方法は、バーコードが特定のス
タート文字と特定のストップ文字とを有しているか否か
も決定してもよい。
【0009】バーコード読み取り、解読方法は、また、
バーコードを構成するストライプが、バーコード・フォ
ーマットで規定された仕様を満たしているか否かを決定
する。該方法は、ストライプをグループに分類し、各々
のグループは、バーコードにコード化された文字を表現
する。次いで、本読み取り、解読方法は、各々の文字に
ついて、正しい数の広狭のバーとスペースが存在するか
否かを決定する。更に、各々のグループのストライプ
が、所定幅の仕様に従ったものであるか否かも決定す
る。前記の決定は、各々のグループにおいて独立して実
行される。従って、前記バーコードリーダは、画像デー
タで表現された一方の文字から、他方のの文字にかけ
て、狭幅ストライプの幅に対する広幅ストライプの幅の
比に、変化があっても、バーコードを解読することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を詳しく説明する。図1、図2、図3、
図4は、互いに接続される一連の流れ図(フローチャー
ト)であって、本発明のバーコード読取方法の一実施の
形態を説明する流れ図を示すものである。図1ないし図
4は、バーコードリーダに用いられる画像装置から得ら
れた画像データが、コード39のバーコードフォーマッ
トに対応するか否かを決定する方法を示した流れ図であ
る。特に、この方法は6個の大文字英数字に対応する画
像データが、コード39フォーマットに準拠しているか
否かを決定する。ここで述べる以下の方法は、コード3
9フォーマットに改良を加えたものを含んだ他のバーコ
ード・フォーマットに応用できることは言うまでもな
い。
【0011】コード39は、特定のバーコード・フォー
マットについての工業規格である。このコード39フォ
ーマットに準拠するバーコードは、隣接するストライプ
列で構成される。該ストライプは、ここでは、時々バー
という不反射ストライプと、スペースという反射ストラ
イプとが、互い違いに存在する。反射ストライプは、不
反射ストライプより光を多く反射するストライプであ
る。反射ストライプと不反射ストライプの反射性の差異
は、バーコードリーダが反射ストライプと不反射ストラ
イプを識別できるほど大きくなくてはならない。該スト
ライプは、幅が広いか狭いかのどちらかである。コード
39は、幅の広狭ストライプの配列に基いた文字集合を
規定する。各々の文字は、9本のストライプのグループ
で構成され、その各々の文字は、通常、狭幅の付加され
る先行スペースを有する。この先行スペースは、文字を
分離する役目をし、ここでは時々、交換ギャップ(inte
rchange gap)という。各々の文字について、9本のス
トライプのうち、3本は幅が広く、残りの6本のストラ
イプは幅が狭くなっている。
【0012】コード39フォーマットは、前記バーコー
ドを解読するため、前記バーコードリーダを補助する他
のしるしを規定する。該バーコードは、先行及び後続の
クワイエット・ゾーンを有してもよい。該クワイエット
・ゾーンは、非常に広いスペースと同様の反射領域であ
り、前記バーコードを構成するストライプの列の両端に
設けられる。前記クワイエット・ゾーンの間に位置する
前記バーコード情報は、スタート文字とストップ文字と
で、それぞれ開始及び終了する。アスタリスクは、通
常、スタート及びストップの文字の両方に用いられる。
従って、コード39フォーマットのバーコードは、アス
タリスクに相当するストライプ列が後に続く、先行クワ
イエット・ゾーンを有するものとする。各々が9本のス
トライプで表わされた複数の文字は、アスタリスクに続
き、各々の文字は交換ギャップで分離される。最後の文
字には、他のアスタリスクに相当するストライプの列が
後に続くものとし、そのあと後続クワイエット・ゾーン
が続く。
【0013】コード39フォーマットで規定された大文
字英数字の各々は、2本の広幅バーと1本の広幅スペー
スを有する。従って、残りのストライプは、3本の狭幅
スペースと3本の狭幅バーで構成される。コード39フ
ォーマットは、ストライプの寸法と、広幅ストライプと
狭幅ストライプ間の比率を規定する。ここに述べる方法
は、これらの仕様に拘束されず、それらの仕様は参考と
して述べるだけであることは言うまでもない。狭幅スト
ライプは、最小幅が0.0075インチであってもよ
い。広幅ストライプと狭幅ストライプの幅の比率は2.
0から3.0でよいが、最狭幅ストライプの幅が0.2
インチを超える場合はその比率は2.2を超える必要が
ある。前記交換ギャップは、最小幅が最狭幅ストライプ
の幅と同じであっても良い。最狭幅ストライプの幅が
0.01インチより細い場合には、前記交換ギャップ
は、最大幅が最狭幅ストライプの幅の5.3倍となる。
また、最狭幅ストライプの幅が0.01インチ以上の場
合には、前記交換ギャップの最大幅は、最狭幅ストライ
プの幅、または0.053インチの何れか大きい方の3
倍である。前記クワイエット・ゾーンの最小幅は、狭幅
ストライプの幅の10倍であってもよい。ここで述べる
方法は、コード39フォーマットによって、バーコード
を読んでもよいが、前記のように広い許容範囲を有して
いる。例えば、前記狭幅ストライプに対する前記広幅ス
トライプ幅の比率は1.5倍に減らしてもよく、前記交
換ギャップは、単に描くことができるスペースであって
もよい。また、前記ストライプは、実質的には描くこと
ができれば如何なる幅であってもよい。
【0014】以上は、コード39フォーマットについて
述べたが、以下にバーコードの読取方法について述べ
る。ここで述べる画像データは、コード39フォーマッ
トに準拠したバーコードに相当する。前記バーコード
は、6個のデータ文字、スタート文字として使われるア
スタリスク、及びストップ文字として使われるアスタリ
スクを有する。ここでの記述は、前記バーコードに相当
する画像データについて論点を集中させる。前記画像デ
ータは、当業者に公知の種々のバーコード画像化技術に
よって得られ、ストライプの幅及びストライプがバーか
スペースであるかのデータを提供する。そのような画像
化技術の応用例について、更にオートチェンジャーを用
いて以下に述べる。
【0015】バーコードリーダは、先行するクワイエッ
ト・ゾーンの存在を決定することによって、画像データ
の分析を始めることができる。このクワイエット・ゾー
ンが存在するとき、バーコードリーダは、前記先行クワ
イエット・ゾーンの幅を測定し、幅が所定の範囲(例え
ば、2.25mm)内にあるかを決定する。該先行クワ
イエット・ゾーンが存在しないとき、またはその幅が非
常に狭い場合、前記バーコードリーダは、前記バーコー
ドが正確に読まれなかったという結論を出す。前記バー
コードリーダは、次に画像データ内に後続のクワイエッ
ト・ゾーンが存在するか否かを決定する。該後続クワイ
エット・ゾーンが存在するとき、該バーコードリーダ
は、後続クワイエット・ゾーンの幅を測定し、幅が所定
の範囲(例えば、2.25mm)内にあるかを決定す
る。該後続クワイエット・ゾーンが存在しないとき、ま
たはその幅が非常に狭い場合、前記バーコードリーダ
は、前記バーコードが正確に読まれなかったという結論
を出す。
【0016】バーコードリーダは、次に、先行クワイエ
ット・ゾーンと後続クワイエット・ゾーンとの間のスト
ライプの数を数える。ここで述べる実施例では、6個の
データ文字、スタート文字及びストップ文字が存在す
る。コード39の各文字は、各文字の第1ストライプを
なす、通常狭いスペースである交換ギャップを含む10
本のストライプを有する。スタート文字の交換ギャップ
は、先行クワイエット・ゾーンの一部である。従って、
該バーコードは、先行クワイエット・ゾーンと後続クワ
イエット・ゾーンとの間に79本のストライプを有す
る。79本のストライプが、先行クワイエット・ゾーン
と後続クワイエット・ゾーンとの間に存在しない場合、
前記バーコードリーダは、該バーコードが正確に読まれ
なかったという結論を出す。
【0017】画像データは、バーコードからなるストラ
イプで表現された個々の文字に分割される。特に、スタ
ート文字を除いた全ての文字に対応する前記画像データ
は、10本のストライプからなる7個のグループに分割
される。スタート文字の交換ギャップは、先行するクワ
イエット・ゾーンの一部であるため、該スタート文字は
9本のストライプからなるグループを有する。バーコー
ドにコード化された1つの文字に対応する各々のグルー
プは、コード39フォーマットに準拠している。なお、
ここで述べる文字は、大文字英数字に限定される。コー
ド39フォーマットにより、各々の文字は、1本の広幅
スペース、4本の狭幅スペース(交換ギャップを含
む)、2本の広幅バー及び3本の狭幅バーを有する必要
がある。
【0018】各々の文字グループについて、前記バーコ
ードリーダは、交換ギャップを除いた最も幅の広いスペ
ースを測定し、記録する。交換ギャップを除いた残りの
スペースは、狭幅スペースとして区分される。該バーコ
ードリーダは、次に、最も広幅のスペースである交換ギ
ャップを除いた、2番目に幅の広いスペースを測定し、
記録する。次いで、プロセッサは、最も広幅のスペース
の幅を2番目に広幅のスペースの幅で割る。この比は、
最も幅の広い狭幅スペースに対する広幅スペースの比で
ある。この比は、前記バーコードを構成する8個の文字
の各々について測定される。それらの比は、その時に例
えば1.5といった所定の比と比較される。何れの比も
前記所定の比よりも大きくない場合、前記バーコードリ
ーダは、該バーコードが正確に読まれなかったという結
論を出す。
【0019】各々の文字グループについて、前記バーコ
ードリーダは、2番目に広幅のバーの幅を測定し、記録
する。該2番目に広幅のバーの幅は、広幅バー基準とし
て区分され、それは最も幅の狭い広幅バーの幅である。
広幅バー基準より幅の狭い残りのバーは、狭幅バーとし
て区分される。前記バーコードリーダは、次に、3番目
に幅の広いバーの幅を測定する。その幅は、最も幅の広
い狭幅バーの幅である。該バーコードリーダは、次に、
最も幅の広い狭幅バーに対する広幅バー基準の幅の比を
計算する。該バーコードリーダは、それから、残りの7
個の文字グループに対してもこの処理を繰り返す。該バ
ーコードリーダは、その時に、これらの比を、例えば
1.5といった所定の比と比較する。何れの比も所定の
比よりも大きくない場合、前記バーコードリーダは、該
バーコードが正確に読まれなかったという結論を出す。
【0020】前記バーコードリーダは、前記画像データ
を解読するための正しい順序を決定する。このことは、
前記バーコードが、先行クワイエット・ゾーンまたは後
続クワイエット・ゾーンを先頭にして描かれているので
必要である。該バーコードが、後続クワイエット・ゾー
ンから描かれている場合、該画像データは誤った順序で
解読され、誤ったバーコード情報の復号化が生じる。第
1文字グループを復号化することによって、前記画像デ
ータの正しい順序の決定がなされたとき、第1文字グル
ープはスタート文字である。コード39フォーマットに
おいて、アスタリスクは、通常、スタート文字として用
いられ、狭幅バー、広幅スペース、狭幅バー、狭幅スペ
ース、広幅バー、狭幅スペース、広幅バー、狭幅スペー
ス、及び狭幅バーのストライプによって表わされる。
【0021】第1文字グループが、アスタリスクに対応
していない場合は、ストライプの逆の順序がアスタリス
クに対応しているかどうかを決定するために、前記バー
コードリーダは、第1文字グループを構成するストライ
プの順序を反転させる。前記第1文字グループを構成す
るストライプの順序を反転させたものが、アスタリスク
に対応する場合は、前記バーコードは、逆さに描かれた
と決定され、更に該バーコードリーダは、前記バーコー
ドのこれからの分析の全部について全てのストライプの
順序を反転させる。
【0022】他方、もし、該第1文字グループを構成す
るストライプの逆の順序が、アスタリスクに対応してい
ない場合は、前記バーコードリーダは、該バーコードが
正確に読まれなかったと結論を出す。この結論は、第1
文字グループを構成するストライプを、前方から、また
は後方から読み取って、アスタリスクを解読するという
能力が、該バーコードリーダにないことによるものであ
る。
【0023】前記バーコードリーダは、次に、前記画像
データがストップ文字に対応するかを決定するために、
最後の文字グループを解読する。本実施例では、前記ア
スタリスクはスタート文字とストップ文字の両方に使わ
れる。最後の文字グループがアスタリスクに対応してい
ない場合は、前記バーコードリーダは、該バーコードが
正確に読まれなかったと結論を出す。
【0024】この時点で、前記バーコードリーダは、先
行及び後続クワイエット・ゾーンが存在し、全てのスト
ライプが広幅または狭幅であり、スタート文字とストッ
プ文字の両方が存在するということを決定する。更に、
前記バーコードリーダは、文字グループに含まれた前記
画像データを解読する適切な順序を決定する。前記バー
コードリーダは、それから、残りの6個の文字グループ
を解読する。これらのグループはここでは、時々、デー
タ文字という。本実施例では、前記データ文字は、大文
字英数字のみである。前記バーコードリーダが、大文字
英数字以外の文字を解読したとき、前記バーコードリー
ダは、該バーコードが正確に読まれなかったと結論を出
す。
【0025】前記データ文字の解読は、広、狭幅のバー
及びスペースの順序とコード39フォーマットに準拠す
る文字に対応するデータファイルとを比較することから
成っている。前記バーコードリーダは、どのストライプ
が広幅で、どのストライプが狭幅であるかを、予め決め
ている。従って、前記バーコードリーダは、ストライプ
の配置とデータファイルの比較のみが必要となる。前記
データ文字が、前記データファイルと比較されたとき、
前記バーコードリーダは、従来の方法でこれらの大文字
英数字を出力してもよい。しかし、何れの文字グループ
も、前記データファイルの文字に対応しない場合、前記
バーコードリーダは、該バーコードが正確に読まれなか
ったと結論を出す。
【0026】前述のバーコード読取方法は、アスタリス
クで境界をつけられた4個の大文字英数字を有するバー
コード上で使用される。前記方法は、他のバーコード・
フォーマットでも適用できることは言うまでもない。例
えば、前記バーコードは、どんな多くの大文字英数字を
有してもよく、アスタリスクで境界をつける必要もな
い。
【0027】ここで述べるバーコード読取方法は、欠陥
のあるバーコードまたは欠陥のある画像データによって
表現されたバーコードを読み、各々の文字グループのス
トライプを個別に解読する。これは、該バーコードを構
成する文字グループ間の、狭幅ストライプの幅に対する
広幅ストライプの幅の比において、画像データがいくら
かの許容範囲を有することを認めている。結局、前記バ
ーコードは、許容範囲をもってプリントされ、または前
記画像データが汚染されたとき、ここで述べた方法はや
はり前記バーコードを解読する。
【0028】前記では、バーコードを表わす画像データ
を解読する方法を述べたので、以下に、バーコードから
画像データを生成する方法を述べる。画像データは、種
々の方法を経て生成される。画像データを生成するひと
つの方法を、図5のオートチェンジャー100で図示す
る。該オートチェンジャー100は、メディア部品を保
管する装置である。メディア部品の一態様であるディジ
タル・線状テープ・カートリッジ120は、マガジン20
0に保管される。特定のメディア部品に記憶された情報
がユーザによって要求されたとき、前記オートチェンジ
ャー100は、ピッカー300を用いてメディア部品を
前記マガジン200から図示しないメディア・プレイヤ
ーに移動させる。更に、ユーザが特定のメディア部品に
記憶された情報を必要としなくなったとき、前記オート
チェンジャー100は、ピッカー300を用いて前記メ
ディア部品を前記メディア・プレイヤーから前記マガジ
ン200へ移動させる。
【0029】オートチェンジャーは、その構成要素およ
び動作を含み、一部が、以下の米国特許出願に開示され
ている。それらの特許出願は、本出願と同日に出願され
た出願番号09/290,842の"光軸からオフセッ
トしたレンズを有する光学組立体"(発明者:Gardnerほ
か、代理人事件整理番号:10971597-1)、本出願と同日
に出願された出願番号09/291,242の"自動化
メディア交換機の案内システムと方法"(発明者:Gardn
erほか、代理人事件整理番号:10971595-1)、本出願と
同日に出願された出願番号09/290,429の"画
像装置位置合わせシステムと方法"(発明者:Gardnerほ
か、代理人事件整理番号:10971594-1)、本出願と同日
に出願された出願番号09/290,807の"画像装
置用校正システムと校正方法"(発明者:Gardnerほか、
代理人事件整理番号:10971593-1)、本出願と同日に出
願された出願番号09/290,926の"自動化光学
検出システムと方法"(発明者:Gardnerほか、代理人事
件整理番号:10971596-1)、本出願と同日に出願された
出願番号09/290,216の"画像システム用調整
装置と調整方法"(発明者:Gardner、代理人事件整理番
号:10982315-1)、本出願と同日に出願された出願番号
09/292,781の"低出力発光体"(発明者:Gard
ner、代理人事件整理番号:10982311-1)、及び本出願
と同日に出願された出願番号09/290,949の"
画像装置焦点調節方法と装置"(発明者:Gardner、代理
人事件整理番号:10982313-1)である。これらは全てそ
こに開示された内容を参照して本出願に組み込まれる。
【0030】前記では、前記オートチェンジャー100
の要約について述べたので、次にその詳細について述べ
る。バーコード130を読み取る前記オートチェンジャ
ー100を説明するのに必要な構成要素だけが、図5に
図示されている。特に、前記オートチェンジャー100
は、マガジン200、ピッカー300及びバーコードリ
ーダ400を有している。前記マガジン200は、前面
210を有する一般的には平行六面体構造であってもよ
い。前記前面210は、ディジタル・線状テープ・カート
リッジ120を保持するのに適するスロット220の列
を有してもよい。1つのスロット222には、前記ディ
ジタル・線状テープ・カートリッジ120が保持されてい
る状態が示されている。該ディジタル・線状テープ・カー
トリッジ120は前辺122をを有してもよい。バーコ
ード130は、前記ディジタル・線状テープ・カートリッ
ジ120の前辺122に貼られている。前記バーコード
130は頂辺132及び底辺134を有してもよい。情
報は、前記バーコード130の頂辺132から底辺13
4にかけて該バーコード130上にコード化されてい
る。従って、先行するクワイエット・ゾーンは前記頂辺
132の近傍にあってもよく、後続するクワイエット・
ゾーンは前記底辺134の近傍にあってもよい。前記バ
ーコード130は、前述のとおり、コード39フォーマ
ットに準拠してもよい。
【0031】前記ピッカー300は、一般的には平行六
面体構造であってもよく、前記オートチェンジャー10
0内のディジタル・線状テープ・カートリッジ120を運
ぶ役目をする。該ピッカー300は、従来の方法で、図
示しないサーボシステムに作用的に取り付けられてもよ
い。前記サーボシステムは、ピッカー300を垂直方向
110、はめ込み方向112及び横方向114に移動さ
せる役目をする。図示しない位置方向付けシステムは、
従来の方法で前記ピッカー300に作用的に取り付けら
れてもよい。位置方向付けシステムはピッカー300の
位置に関係する情報を提供してもよく、該ピッカー30
0の増分移動を決定するのにすぐに用いられる。
【0032】前記ピッカー300は、頂面310を有し
てもよい。前記バーコードリーダ400は、従来の方法
で頂面310に固着されていてもよい。前記バーコード
リーダ400は、例えば、当業者に公知なビーム固定バ
ーコードリーダであってもよい。該バーコードリーダ4
00は、画像ビーム410からの光を受光する。前記画
像ビーム410は、前記バーコードリーダ400に関し
て固定位置に位置付けられる。市販のバーコードリーダ
の一例として、Welch Allyn 社 (所在地:アメリカ合
衆国New York州, Skaneateles Falls)製のModel 6500
が入手することができる。
【0033】以上、前記オートチェンジャー100につ
いて述べたが、次に、前記バーコード130を読み取る
ために、前記ピッカー300と前記バーコードリーダ4
00とを組み合わせたものの使用について、述べる。前
記バーコード130は、前記オートチェンジャー100
内に位置決めされ、前記バーコード130上にコード化
された情報は、頂辺132から底辺134にかけて垂直
方向110に延びる軸上で読み取られる。図示しない前
記サーボシステムは、前記ピッカー300を垂直方向1
10、はめ込み方向112及び横方向114に動かし
て、前記画像ビーム410を前記バーコード130の頂
辺132と交差する位置に移動させる。次に、前記ピッ
カー300は垂直方向110に移動して、前記画像ビー
ム410が前記バーコード130の頂辺132から底辺
134にかけて走査するようにする。前記画像ビーム4
10が、前記バーコード130を走査するので、図示し
ない位置方向付けシステムは、前記ピッカー300の垂
直位置110に対応するデータを出力する。前記バーコ
ードリーダ400は、前記位置方向付けシステムから情
報を得て、前記バーコード130を構成するストライプ
の幅を決定するために位置付け情報を使用する。前記バ
ーコードリーダ400が、前記バーコード130を表わ
す画像情報を生成したとき、該バーコードリーダ400
は、次に、前述の方法により前記バーコードを解読す
る。
【0034】前記バーコードリーダ400の一態様は、
前記画像データを生成するため、CCD(電荷結合素子)
を使用する。CCDは、前記ピッカー300を垂直方向1
10に移動する必要が無い画像ビーム、すなわち、バー
コード130全体の画像を生成するために適当である一
定の大きさにされた画像ビームを有してもよい。前記バ
ーコードリーダ400の他の実施例は、走査画像ビーム
を使用する。この画像ビームは、前記バーコード130
全体を含めるために、適当な一定の大きさに作られた距
離に亘って垂直方向110に走査する。従って、前記ピ
ッカー300は、前記バーコード130の画像を生成す
るのに、前記バーコードリーダ400を垂直方向110
に移動させる必要がない。前記両実施例は、ここで述べ
たようなバーコード読取方法を使用してもよい。
【0035】ここに述べた発明の概念は、種々の別な方
法で具体化できることが考えられ、添付した特許請求の
範囲は、先行技術によって限定される権利範囲を除い
た、発明の選択可能な実施例を含むように組み立てられ
たことを意図している。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
バーコード解読方法によれば、画像装置から受ける画像
データが、バーコードを構成するストライプの幅に変動
のない正しいバーコード・フォーマットを表現すること
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2、図3、図4とともに、本発明のバーコー
ド読取方法の一実施の形態を説明する流れ図で、図2の
流れ図に接続する流れ図である。
【図2】図1の流れ図と図3の流れ図との間を接続する
流れ図である。
【図3】図2の流れ図と図4の流れ図との間を接続する
流れ図である。
【図4】図3の流れ図に接続する流れ図である。
【図5】バーコードリーダを組込むオートチェンジャー
の側部斜視図である。
【符号の説明】
100 オートチェンジャー 120 ディジタル・線状テープ・カートリッジ 130 バーコード 200 マガジン 300 ピッカー 400 バーコードリーダ
フロントページの続き (72)発明者 ケリー・ジョン・リーゾナー アメリカ合衆国コロラド州80526, フォ ート・コリンズ, ヨークシャー・ストリ ート 2442

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読み取られたバーコードの画像を表わすデ
    ータを得て、 前記バーコードが反射性を有する領域によって境界をつ
    けられたか否かを決定する、前記データについての第1
    の分析を行うステップと、 前記反射性を有する領域間の前記バーコード上のストラ
    イプの数を数える、前記データについての第2の分析を
    行うステップと、 前記バーコード上の最も広幅の反射ストライプの幅と、
    前記バーコード上の2番目に幅の広い反射ストライプの
    幅とを比較する、前記データについての第3の分析を行
    うステップと、 前記バーコード上の2番目に広い不反射ストライプの幅
    と、前記バーコード上の3番目に広い不反射ストライプ
    の幅とを比較する、前記データについての第4の分析を
    行うステップと、 前記データを解読する、前記データについての第5の分
    析を行うステップとからなることを特徴とするバーコー
    ド解読方法。
  2. 【請求項2】前記第2の分析は、前記反射性を有する領
    域間の前記バーコード上に9本の前記ストライプが存在
    するか否かを決定するステップを含むことを特徴とする
    請求項1に記載のバーコード解読方法。
  3. 【請求項3】前記バーコードが、メディア部品に貼付さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のバーコード
    解読方法。
  4. 【請求項4】データ部分列からなると共に、各々のデー
    タ部分がバーコード上にストライプを表わす、前記バー
    コードの画像を表わすデータを得て、 前記バーコードが反射性を有する領域によって境界をつ
    けられたか否かを決定する、前記データについての第1
    の分析を行うステップと、 前記データ部分の数を数える、前記データについての第
    2の分析を行うステップと、 各々が所定数のデータ部分を有する前記データ部分を、
    連続的なデータ部分のグループに分類するステップと、 前記連続するデータ部分のグループの第1グループ内の
    データ部分によって表わされた最も広幅の反射ストライ
    プの幅と、前記データ部分の第1グループ内のデータ部
    分によって表わされた2番目に幅の広い反射ストライプ
    の幅とを比較する、前記連続するデータ部分のグループ
    の前記第1グループについての第3の分析を行うステッ
    プと、 前記データ部分の第1グループ内のデータ部分によって
    表わされた2番目に広い不反射ストライプの幅と、前記
    データ部分の第1グループ内のデータ部分によって表わ
    された3番目に広い不反射ストライプの幅とを比較す
    る、前記連続するデータ部分のグループの前記第1グル
    ープについての第4の分析を行うステップとからなるこ
    とを特徴とするバーコード解読方法。
  5. 【請求項5】前記データ部分の全グループについて、前
    記第3の分析を行うステップを更に含むことを特徴とす
    る請求項4に記載のバーコード解読方法。
  6. 【請求項6】前記データ部分の全グループについて、前
    記第4の分析を行うステップを更に含むことを特徴とす
    る請求項4に記載のバーコード解読方法。
  7. 【請求項7】前記データ部分のグループの各々を解読す
    る、前記データについての第5の分析を行うステップを
    更に含むことを特徴とする請求項4に記載のバーコード
    解読方法。
  8. 【請求項8】スタート文字を与える前記データ部分の第
    1グループを解読し、前記スタート文字と所定文字を比
    較することを含む前記データについての第6の分析を行
    うステップを更に含むことを特徴とする請求項4に記載
    のバーコード解読方法。
  9. 【請求項9】前記分析結果に基いて前記データ部分の順
    序を反転させるステップを更に含むことを特徴とする請
    求項8に記載のバーコード解読方法。
  10. 【請求項10】ストップ文字を与えるデータ部分の最後
    のグループを解読し、前記ストップ文字と所定文字を比
    較することを含む前記データについての第7の分析を行
    うステップを更に含むことを特徴とする請求項4に記載
    のバーコード解読方法。
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