JP2000306004A - ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体 - Google Patents

ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体

Info

Publication number
JP2000306004A
JP2000306004A JP2000032611A JP2000032611A JP2000306004A JP 2000306004 A JP2000306004 A JP 2000306004A JP 2000032611 A JP2000032611 A JP 2000032611A JP 2000032611 A JP2000032611 A JP 2000032611A JP 2000306004 A JP2000306004 A JP 2000306004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital content
recording
copying
payment
control information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000032611A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Maezawa
一好 前澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000032611A priority Critical patent/JP2000306004A/ja
Publication of JP2000306004A publication Critical patent/JP2000306004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ディジタルコンテンツのコピー方
法、記録装置、記録媒体に関し、例えばミニディスク及
びミニディスク装置に適用して、配信されたコンテンツ
をユーザーの希望によりそっくりそのままコピーする場
合でも、著作権者の権利を有効に保護することができる
ようにする。 【解決手段】 ディジタルコンテンツに付加された課金
情報に基づいて、コピーに対する対価の支払いを要求
し、対価の支払いの有無によりコピー制御情報を更新し
てディジタルコンテンツをコピーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルコンテ
ンツのコピー方法、記録装置、記録媒体に関し、例えば
ミニディスク及びミニディスク装置に適用することがで
きる。本発明は、ディジタルコンテンツに付加された課
金情報に基づいて、コピーに対する対価の支払いを要求
し、対価の支払いの有無によりディジタルコンテンツを
コピーするかを判別することにより、配信されたコンテ
ンツをユーザーの希望によりそっくりそのままコピーす
る場合でも、著作権者の権利を有効に保護することがで
きるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽、コンピュータプログラム等
のディジタルコンテンツにおいては、光ディスク等のメ
ディアを介して、またインターネット等の通信回線を介
して配信するようになされている。
【0003】このようなディジタルコンテンツの配信の
うち例えばメディアによる配信においては、従来、例え
ばSCMS(Serial Copy Management System )により
違法コピーを防止するようになされ、SCMSにおいて
は、いわゆる第2世代のコピーを防止するようになされ
ている。
【0004】また通信回線による配信にあっては、ディ
ジタルコンテンツの使用を集計して、または使用の都
度、通信回線により課金システムに通知することによ
り、コンテンツの使用に応じて課金してコンテンツを利
用できるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでミニディスク
等のメディアにより配信されたディジタルコンテンツ
は、ユーザーにより1世代のコピーが繰り返される場合
がある。このような場合に、ユーザーにおいては、料金
を支払ってメディアにより配信されたコンテンツをコピ
ーしたい場合もあり、このような要求に対して既存のメ
ディアによるコンテンツの配信システムでは対応できな
い問題がある。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ユーザーの希望により配信されたコンテンツをそっ
くりそのままコピーする場合でも、著作権者の権利を有
効に保護することができるディジタルコンテンツのコピ
ー方法、記録装置及び記録媒体を提案しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項5に係る発明においては、ディジ
タルコンテンツのコピー方法又は記録装置に適用して、
ディジタルコンテンツに付加された課金情報に基づい
て、ディジタルコンテンツのコピーに対する対価の支払
いを要求し、この対価の支払いの有無に応じて、ディジ
タルコンテンツに設定されてなるディジタルコンテンツ
のコピーを制限するコピー制御情報を更新してディジタ
ルコンテンツと共に記録する。
【0008】また請求項9に係る発明においては、記録
媒体に適用して、課金情報を付加してディジタルコンテ
ンツを記録する。
【0009】また、請求項14又は請求項18に係る発
明においては、ディジタルコンテンツのコピーの方法又
は記録装置に適用して、ディジタルコンテンツに付加さ
れた課金情報に基づいて、ディジタルコンテンツのコピ
ーに対する対価の支払いを通知する。そして通知された
対価の支払いに応じたか否かを判別し、支払いに応じた
場合、記録媒体に記録されたディジタルコンテンツを記
録する。
【0010】また、請求項15及び請求項19に係る発
明においては、ディジタルコンテンツのコピーの方法又
は記録装置に適用して、課金情報に基づいた対価の支払
いに対して、支払いが無かった場合には、記録媒体に記
録されたコピー制御情報に基づいてディジタルコンテン
ツの記録を制御する。
【0011】また、請求項22又は請求項26に係る発
明においては、ディジタルコンテンツのコピーの方法又
は記録装置に適用して、ディジタルコンテンツに記録さ
れたコピー制御情報に基づいて、記録制御を行う。そし
てコピー制御情報によってコピーを行うことが禁止され
ている場合でも、ディジタルコンテンツに付加された課
金情報に基づいて、ディジタルコンテンツのコピーに対
する対価の支払いを通知し、通知された対価の支払いに
応じて記録を制御する。
【0012】請求項1又は請求項5に係る構成によれ
ば、ディジタルコンテンツに付加された課金情報に基づ
いて、ディジタルコンテンツのコピーに対する対価の支
払いを要求し、この対価の支払いの有無に応じて、ディ
ジタルコンテンツに設定されてなるディジタルコンテン
ツのコピーを制限するコピー制御情報を更新してディジ
タルコンテンツと共に記録することにより、ユーザーの
選択により課金情報に基づいて、コピーの都度、課金す
ることができ、課金の有無によりこのディジタルコンテ
ンツをそっくりそのまま、又は所望のコンテンツのみコ
ピーし、又はコピー制御情報に従ってコピーすることが
できる。
【0013】また請求項9に係る構成によれば、課金情
報を付加してディジタルコンテンツを記録することによ
り、コピー時、この課金情報に基づいて課金の処理を実
行することができ、これによりユーザーの希望により配
信されたコンテンツをそっくりそのまま、又は所望のコ
ンテンツのみコピーする場合でも、著作権者の権利を有
効に保護することができる。
【0014】請求項14又は請求項18に係る構成によ
れば、ユーザーの選択により課金情報に基づいて、コピ
ーの都度、課金することができ、課金の有無によりこの
ディジタルコンテンツをそっくりそのまま、若しくは所
望のコンテンツのみをコピーすることができる。
【0015】請求項15又は請求項19に係る構成によ
れば、課金情報に基づいた対価の支払いに対して、支払
いがなされなかった場合でも、記録媒体に記録されたコ
ピー制御情報に従って記録制御することができる。
【0016】請求項22又は請求項26に係る構成によ
れば、コピー制御情報によってコピーをすることが禁止
されている場合でも、ディジタルコンテンツに付加され
た課金情報に基づいて、ディジタルコンテンツのコピー
に対して対価を支払えばディジタルコンテンツのコピー
をすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0018】(1)実施の形態の構成 図2及び図3は、本発明の実施の形態に係るオーディオ
システムを示すブロック図である。このオーディオシス
テム1においては、ミニディスク装置2で再生したディ
ジタルオーディオ信号をミニディスク装置3により記録
する。
【0019】すなわちミニディスク装置2において(図
2)、ミニディスク4は、ディジタルオーディオ信号が
記録され、SCMSと同様の2ビットのフラグによるコ
ピー制御情報が最内周の管理領域に記録されるようにな
されている。
【0020】ここで図4に示すように、このミニディス
ク4に記録されてなるディジタルオーディオ信号による
ディジタルコンテンツは、4つの状態により区別される
ようになされ、第1の状態S0にあっては、コピー制御
情報に係る2つのフラグの何れもが論理「0」にセット
されて、コピーの禁止を示すようになされている。また
第2の状態S1にあっては、コピー制御情報に係る第1
及び第2のフラグがそれぞれ論理「0」及び論理「1」
にセットされて、1回のみコピー可能であることを示す
ようになされている。また第3の状態S2にあっては、
コピー制御情報に係る第1及び第2のフラグがそれぞれ
論理「1」及び論理「0」にセットされて、コピー可能
であることを示すようになされ、第4の状態S4にあっ
ては、コピー制御情報に係る2つのフラグが論理「1」
にセットされて、コピー可能であることを示すようにな
されている。
【0021】さらにこのミニディスク4に記録されてな
るディジタルオーディオ信号は、いわゆる電子透かしに
より課金情報が各音楽毎に付加されるようになされてい
る。ここでディジタルオーディオ信号は、振幅の変調に
より課金情報が付加され、これにより課金情報を検出困
難に、また課金情報を改変した場合には音質が劣化する
ようになされている。
【0022】ここで課金情報は、コピーに対する対価の
支払に必要な情報であり、この実施の形態では、各ディ
ジタルコンテンツである音楽毎に、少なくともコピーに
対する課金の金額、支払い先が割り当てられるようにな
されている。
【0023】ミニディスク装置2において、メカ部5
は、ドライバ6の駆動により光ピックアップをシークさ
せ、この光ピックアップよりミニディスク4にレーザー
ビームを照射すると共にその戻り光を受光し、受光結果
を出力する。
【0024】信号処理回路7は、このメカ部5より出力
される受光結果を処理することにより、ミニディスク4
に記録されたディジタルオーディオ信号D3を再生し、
再生したディジタルオーディオ信号D3をインターフェ
ース回路(I/F)50を介して出力する。すなわち信
号処理回路7において、EFM CIRCデコーダ8
は、メカ部5の出力信号を信号処理することにより、ミ
ニディスク4に形成されたマーク列に応じて信号レベル
が変化する再生信号等を生成する。さらにEFMCIR
Cデコーダ8は、この再生信号を2値識別して再生デー
タを生成し、この再生データをEFM(eight to fourt
een )復調する。さらにEFM CIRCデコーダ8
は、このEFM復調結果をデインターリーブ処理すると
共に誤り訂正処理して出力する。なおEFM CIRC
デコーダ8は、ディジタルオーディオ信号の再生に先立
ってミニディスクのリードインエリアをアクセスする場
合には、同様の処理によりこのリードインエリア、続く
管理領域より得られるコピー制御情報等の各種情報をシ
ステムコントローラ12に通知するようになされてい
る。
【0025】メモリコントローラ9は、ランダムアクセ
スメモリ(RAM)10の動作の制御により、このEF
M CIRCデコーダ8の出力データをランダムアクセ
スメモリ10に一時保持すると共に、続くATRAC
(Adaptive Transform Acoustic Coding)デコーダ11
の処理に対応して順次出力する。かくするにつきランダ
ムアクセスメモリ10は、データ圧縮されたオーディオ
データを一時保持する大容量のバッファメモリであり、
これによりミニディスク装置2は、外乱等により一時的
にオーディオデータの再生が途切れた場合でも、音切れ
を防止できるようになされている。ATRACデコーダ
11は、このメモリコントローラ9の出力データをデー
タ伸長してディジタルオーディオ信号D3を得、このデ
ィジタルオーディオ信号D3をインターフェース回路5
0に出力する。
【0026】システムコントローラ12は、マイクロコ
ンピュータであり、入力キー13の操作に応動して、ま
た記録側ミニディスク装置3の制御により、このミニデ
ィスク装置2全体の動作を制御し、また表示部14に種
々の情報を提供する。この制御において、システムコン
トローラ12は、メカコントローラ15を介してドライ
バ6を駆動することにより、ミニディスク4よりユーザ
ーの所望する音楽を選択的に再生する。またシステムコ
ントローラ12は、記録側ミニディスク装置3の要求に
よりミニディスク4に記録されたコピー制御情報を取得
し、ディジタルオーディオ信号D3の伝送路を介してミ
ニディスク装置3に通知する。
【0027】これに対して記録側のミニディスク装置3
は(図3)、このようにしてミニディスク装置2より出
力されるディジタルオーディオ信号D3をミニディスク
24に記録する。すなわちミニディスク装置3におい
て、電子透かし抽出回路25は、インターフェース回路
(I/F)51を介して入力されるディジタルオーディ
オ信号D3から電子透かしにより付加された課金情報を
抽出し、システムコントローラ26に通知する。
【0028】続くATRACエンコーダ27は、電子透
かし抽出回路25を介してミニディスク装置2より出力
されるディジタルオーディオ信号D3を入力し、このデ
ィジタルオーディオ信号D3をデータ圧縮して出力す
る。メモリコントローラ28は、このATRACエンコ
ーダ27の出力データをランダムアクセスメモリ29に
一時保持して間欠的に続くEFM CIRCエンコーダ
30に出力する。ここでランダムアクセスメモリ29
は、データ圧縮されたオーディオデータを一時保持する
大容量のバッファメモリであり、これによりミニディス
ク装置3は、外乱等により一時的にオーディオデータの
記録が困難になった場合でも、音切れを防止して記録で
きるようになされている。EFM CIRCエンコーダ
30は、このメモリコントローラ28の出力データに誤
り訂正符号を付加すると共にインターリーブ処理した
後、EFM変調して出力する。
【0029】メカ部31は、ドライバ33の駆動により
光ピックアップをシークさせ、この光ピックアップより
ミニディスク24にレーザービームを照射すると共に、
EFM CIRCエンコーダ30の出力データに応じて
レーザービーム照射位置に変調磁界を印加し、これによ
り熱磁気記録の手法を適用してミニディスク24にディ
ジタルオーディオ信号D3を記録する。
【0030】メカコントローラ36は、システムコント
ローラ26の制御によりドライバ33を駆動することに
よりメカ部31の動作を制御する。
【0031】システムコントローラ26は、マイクロコ
ンピュータであり、入力キー34の操作に応動して、ま
たパーソナルコンピュータ40の制御により、このミニ
ディスク装置2全体の動作を制御し、また必要に応じて
表示部14に種々の情報を表示する。またシステムコン
トローラ26は、これらの制御において、ユーザーより
例えばミニディスクのコピーが指示された場合、再生側
ミニディスク装置2のシステムコントローラ12とのデ
ータ通信により、併せてミニディスク装置2の動作を制
御する。
【0032】さらにシステムコントローラ26は、この
コピーの処理において、電子透かし抽出回路25で抽出
された課金情報をパーソナルコンピュータ40に通知
し、この通知によるパーソナルコンピュータ40の指示
により、コピー元のミニディスク4の内容をそっくりそ
のままコピーするように、又はコピー制御情報に従って
ミニディスク4の内容をコピーするように全体の動作を
制御する。
【0033】すなわちコピー元のミニディスク4の内容
をそっくりそのままコピーする場合には、ミニディスク
装置2より取得したコピー制御情報をそのままミニディ
スク24に記録し、またミニディスク装置2で再生され
たディジタルオーディオ信号D3をミニディスク24に
記録する。これに対してコピー制御情報に従ったコピー
においては、コピー制御情報によりコピーが禁止される
場合には、コピーを中止し、またコピー制御情報により
コピーが無制限に許される場合には、そっくりそのまま
コピーする場合と同様にミニディスク4の内容をミニデ
ィスク24に記録する。これに対してコピー制御情報に
よりコピーが1回に限り許される場合には、コピー制御
情報をコピー禁止の状態に変更してミニディスク24に
記録し、またディジタルオーディオ信号D3をミニディ
スク24に記録する。
【0034】インターフェース回路50及び51は、I
EEE (The Institute of Electrical and Electronic
s Engineers,Inc.) 1394により入出力回路であり、
伝送路70と一体にインターフェース装置を構成する。
【0035】図5は、このインターフェース装置70に
おけるデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IE
EE1394は、伝送に供するデータを時分割してパケ
ットにより伝送する。IEEE1394は、サイクルマ
スタ機能を有する電子機器(図2又は3に示すミニディ
スク装置2又は3の内のいずれか)から供給されるサイ
クルスタート信号を基準にして、このパケットが125
〔μsec〕の長さを基準にしたサイクルで伝送され
る。
【0036】このようにして作成されるパケットのう
ち、アイソクロナスパケットは、全てのサイクルの先頭
から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれ
る)を確保したものである。このためアイソクロナスパ
ケットによるデータ伝送であるアイソクロナスパケット
伝送では、データの一定時間内の伝送が保証されるよう
になされている。なおこの場合、伝送エラーが発生した
場合は、保護する仕組みが無く、データは失われること
になり、上述したディジタルオーディオ信号D3は、こ
のアイソクロナス伝送で伝送される。
【0037】IEEE1394では、各サイクルのアイ
ソクロナス伝送に使用されてない時間に、アシンクロナ
スパケットが伝送される。ここでアシンクロナスパケッ
トは、アーピトレーションの結果、パスを確保した電子
機器より送出される。このアシンクロナスパケットの伝
送であるアシンクロナス伝送では、アクノリッジ、リト
ライを機器間で送受することにより、確実な伝送を保証
するようになされている。なおこのアイソクロナス伝送
では、伝送のタイミングは一定とはならず、図2及び図
3で示したミニディスク装置2、ミニディスク装置3及
びパーソナルコンピュータ40間で制御を互いに行う制
御信号については、このアイソクロナス伝送が使用され
る。
【0038】なお、このアシンクロナス伝送を実行する
場合、データ伝送する機器がアシンクロナス伝送に対応
する機能であるアイソクロナス機能を有していることが
前提となる。このためミニディスク装置2、ミニディス
ク装置3及びパーソナルコンピュータ40は、インター
フェースにこのアイソクロナス機能を有するようになさ
れている。またアイソクロナス機能に対応した電子機器
の少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有していな
ければならず、さらにIEEE1394のシリアスバス
に接続された電子機器の中の少なくとも1つは、アイソ
クロナスリソースマネージャーの機能を有していなけれ
ばならない。この実施の形態では、これらサイクルマス
タ機能及びアイソクロナスリソースマネージャーは、パ
ーソナルコンピュータ40のインターフェースに備え付
けられるようになされている。因みにこれらサイクルマ
スタ機能及びアイソクロナスリソースマネージャーは、
パーソナルコンピュータ40に代えて、ミニディスク装
置2又はミニディスク装置3が備えるようにしてもよ
い。
【0039】IEEE1394は、ISO/IEC(In
ternational Organization for Standardization/Inte
rnational Electrotechnical Commission )13213
で規定されたCSR(Control&Status Register)アーキ
テクチャに準拠して、64ビットのアドレス空間が割り
当てられるようになされている。
【0040】図6は、このCSRアーキテクチャのアド
レス空間の構造を示す略線図である。CSRでは、64
ビットのアドレス空間のうち、上位16ビットが、各I
EEE1394の電子機器(ノード)を示すノードID
(図6においてはBusID、NodeIDである)に
割り当てられ、残り48ビットが各ノードに与えられた
アドレス空間の指定に使用される。なお上位16ビット
は、10ビットのバスIDと6ビット物理ID(狭義の
ノードID)に分けられる。これによりCSRでは、物
理IDが全て1の場合を除いて、物理IDにより63個
のノードを指定できるようになされている。なお物理I
Dが全て1の場合は、特別な意味で使用される。
【0041】下位48ビットにおいては、この48ビッ
トにより256テラバイトのアドレス空間を規定する。
このうちの上位20ビットで規定される空間は、204
8バイトのCSRに特有のレジスタやIEEE1394
に特有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジスタス
ペース(Initial Register Space) 、プライベートスペ
ース(Private Space)、及びイニシャルメモリスペース
(Initial Memory Space)等に分割される。これに対し
て下位28ビットで規定される空間は、上位20ビット
で規定される空間が、イニシャルレジスタスペースであ
る場合、コンフィギレーションROM(Configuration
read only memory)、ノード特有の用途に使用されるイ
ニシャルユニットスペース(Initial Unit Space) 、プ
ラグコントロールレジスタ(Plug Control Register(PC
Rs))等に使用される。
【0042】図7は、このように規定されるCSRの主
要なオフセットアドレス、名前を示す図である。ここで
図7におけるオフセットは、イニシャルレジスタスペー
スが始まるFFFFF0000000h番地からのオフセットアドレ
スを示すものである。これらのオフセットアドレスのう
ち、特にオフセットが220hであるバンドワイズアベ
イラブルレジスタ(Bandwidth Available Register)
は、アイソクロナス通信に割り当て可能な帯域を示し、
アイソクロナスリソースマネージャーとして動作してい
るノードの値が設定されている場合に限り有効とされ
る。すなわちバンドワイズアベイラブルレジスタは、ア
イソクロナスリソースマネージャーが設定したものだけ
が有効であり、換言すれば、バンドワイズアベイラブル
レジスタは、実質的に、アイソクロナスリソースマネー
ジャーだけが有することになる。なおアイソクロナス通
信に帯域を割り当てていない場合、バンドワイズアベイ
ラブルレジスタには最大値が設定され、帯域を割り当て
る毎にその値が減少される。
【0043】またオフセット224h〜228hのチャ
ンネルスアベイラブルレジスタ(Channels Available R
egister)は、その各ビットが0〜63番のチャンネル番
号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そ
のチャンネルが既に割り当てられていることを示すよう
になされている。このチャンネルスアベイラブルレジス
タ(Channels Available Register)は、アイソクロナス
リソースマネージャーとして動作しているノードのチャ
ンネルスアベイラブルレジスタのみが有効とされる。
【0044】これに対してイニシャルレジスタスペース
内のアドレス200h〜400hには(図6)、ゼネラ
ルROM(read onLy memory)フォーマットに基づいた
コンフィギレーションROMが配置される。図8は、こ
のゼネラルROM(read only memory)フォーマットを
説明する図である。IEEE1394上のアクセス単位
であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使
用しつつ独立して動作をするユニットを複数固有するこ
とができる。ユニットディレクトリ(Unit directorie
s)は、このユニットに対応するソフトウェアのバージ
ョンや位置を示すようになされている。バスインフォブ
ロック(bus info block)とルートディレクトリ(root
directories)は、位置が固定され、その他のブロック
は、位置が変化し、オフセットアドレスによってその位
置が特定されるようになされている。
【0045】図9は、これらのうちのバスインフォブロ
ック、ルートディレクトリ及びユニットディレクトリの
詳細を示す図である。バスインフォブロック内のCompan
y IDには、機器の製造者を示すID番号が格納される。
Chip ID には、その機器固有の世界で唯一のIDが記憶
される。またユニットディレクトリには、IEC618
33の規格に従って、IEC61833を満たした機器
のユニットディレクトリのユニットスペックID(Unit sp
ec id)が記録され、具体的には、このユニットスペック
ID(Unit spec id)のファーストオクテットに00hが、
セカンドオクテットにA0hが、サードオクテットに2
Dhが、それぞれ書き込まれる。更に、ユニットスイッ
チバージョン(Unit sw version)のファーストオクテッ
トには、01hが、サードオクテットのLSB(Least Sign
ificant Bit)には、1が書き込まれる。
【0046】インターフェースを介して機器の入出力を
制御する為、ノードは、イニシャルユニットスペース内
のアドレス900h〜9FFhに、IEC61833に
規定されるPCR (Plug Control Register)が割り当て
られる(図5)。これは論理的にアナログインターフェ
ースに類似した信号経路を形成するためにプラグという
概念を実体化したものである。
【0047】図10はPCRの構成を示す図である。P
CRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Control R
egister)、入力プラグを表すiPCR(input Plug Control
Register) を有する。また、PCRは、各機器固有の出
力プラグ又は入力プラグの情報を示すレジスタoMPR(ou
tput Master Plug Register)とiMPR(input Master Plu
g Register) を有する。各機器は、oMPR及びiMPRをそれ
ぞれ複数持つことはないが、oPCR及びiPCRについては個
々のプラグに対応して機器の能力によって複数持つこと
が可能である。なお図10に示されるPCR は、それ
ぞれ31個のoPCR及びiPCR有することになる。アイソク
ロナスデータの流れは、これらプラグに対応するレジス
タを操作することによって制御される。
【0048】図11(A)〜(D)は、それぞれoMPR、
oPCR、iMPR及びiPCRの構成を示す図である。oMPR及びiM
PRは、MSB 側の2 ビットのデータレートケイパビリディ
(data rate capability)により、その機器が送信可能又
は受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度が示
される。oMPRは、ブロードキャストチャンネルベース
(broadcast channel base) により、ブロードキャスト
出力に使用されるチャンネルの番号が示される。
【0049】またoMPRは、LSB 側の5ビットのナンバー
オブアウトプットプラグス(numberof output plugs)に
より、その機器が有する出力プラグ数、すなわちoPCRの
数が示される。これに対してiMPRは、LSB 側の5ビット
のナンバーオブインプットプラグス(number of input p
lugs) により、その機器が有する入力プラグ数、すなわ
ちiPCRの数を示す。なお、non-persistent extension f
ield及びpersistent extension fieldは、将来の拡張の
為に定義された領域である。
【0050】oPCR及びiPCRは、MSB のオンライン(on-l
ine)によりプラグの使用状態を示すようになされてい
る。なおオンライン(on-line)は、値1の場合、そのプ
ラグがon-linであり、値0の場合、off-lineであること
を示す。oPCR及びiPCRは、さらにブロードキャストコネ
クションカウンタ(broadcast connection counter) に
より、ブロードキャストコネクションの有り(値1の場
合)、又は無し(値0の場合)を表すようになされてい
る。またoPCR及びiPCRは、6ビット幅を有するポイント
トウポイントコネクションカウンタ(point-to-point c
onnection counter)により、そのプラグが有するポイン
トトウポイントコネクション(point-to-point connect
ion ) の数を示すようになされている。
【0051】さらにoPCR及びiPCRは、6ビット幅を有す
るチャンネルナンバー(channel number) により、その
プラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を
示すようになされている。またoPCRは、2ビット幅を有
するデータレート(data rate)により、そのプラグから
出力されるアイソクロナスデータのパケットの現実の伝
送速度を示すようになされている。さらにoPCRは、4ビ
ット幅によるオーバーヘッドID(overhead ID) に格納さ
れるコードにより、アイソクロナス通信のオーバーヘッ
ドのバンド幅が表される。oPCRは、10ビット幅のペイ
ロード(payload)の値により、そのプラグが取り扱うこ
とができるアイソクロナスパケットに含まれるデータの
最大値が表される。
【0052】図12は、プラグ、プラグコントロールレ
ジスタ及びアイソクロナスチャンネルの関係を示す図で
ある。AVデバイス(AV-device)60〜62は、IEE
E1394シリアスバスによって接続されている。AV
デバイス62のoMPRによりoPCR(0)〜oPCR(2)の伝
送速度とoPCRの数が規定され、そのうちのoPCR(1)に
よりチャンネルが指定されてアイソクロナスデータがI
EEE1394シリアスバスチャンネル#1(channel
#1) に送出される。またAVデバイス60のiMPRによ
りiPCR(0)とiPCR(1)の伝送速度とiPCRの数が規定
され、そのうちの入力チャンネル#1が指定されたiPCR
(0)によりAVデバイス60がIEEE1394シリ
アスバスチャンネル#1に送出されたアイソクロナスデ
ータを読み込む。同様にAVデバイス60は、oPCR
(0)で指定されたチャンネル#2(channel #2) に
アイソクロナスデータを送出し、AVデバイス61がiP
CR(1)にて指定されたチャンネル#2からそのアイソ
クロナスデータを読み込む。なお、AVデバイス61
(若しくはAVデバイス62)とAVデバイス60は、
それぞれ図2のミニディスク装置2と図3のミニディス
ク装置3とに対応する。オーディオシステム1では、こ
のようなIEEE1394によるデータ伝送により制御
信号を機器間で送受し、さらにはディジタルオーディオ
信号D3を送受する。
【0053】パーソナルコンピュータ40は(図2及び
図3)、電話回線を介して課金センタ41とデータ交換
可能に、また上述したIEEE1394のインターフェ
ースを介してミニディスク装置3とデータ交換可能に構
成され、図示しない表示部を介して実行されるユーザー
の操作に応動してこのオーディオシステム1の動作を制
御する。なお、ミニディスク装置3等の間のインターフ
ェースにおいては、RS−232C等のインターフェー
スを適用することもできる。この制御において、ユーザ
ーがミニディスクのコピーを指示すると、パーソナルコ
ンピュータ40は、内蔵の課金処理ソフトウエアの処理
により、ミニディスク装置3より課金情報を取得し、こ
の課金情報よりコピーに対する支払い金額、支払い先を
ユーザーに提示すると共に、コピーに対する金額の支払
いに応じるか否かの入力を受け付ける。
【0054】パーソナルコンピュータ40は、この提示
に対して、コピーに対する金額の支払いに応じる旨の操
作がユーザーにより入力されると、課金センタ41との
間で回線を接続して支払い先、支払い金額、ユーザID
等を通知し、この通知により課金センタ41より支払い
が正常に実行された旨の通知が得られると、ミニディス
ク装置3に対してそっくりそのままのコピーを指示す
る。
【0055】これに対してユーザーよりコピーに対する
金額の支払いが拒否された場合、さらには課金センタ4
1より支払いが正常に実行された旨の通知が得られない
場合、パーソナルコンピュータ40は、コピー制御情報
に従ったコピーをミニディスク装置3に指示する。
【0056】課金センタ41は、コピー元であるミニデ
ィスク4に記録されたディジタルコンテンツを管理する
管理センタであり、パーソナルコンピュータ40とのデ
ータ交換により、オーディオシステム1のユーザに対し
て、ミニディスク4に記録されたディジタルコンテンツ
毎にコピーに対する課金の処理を実行する。具体的に、
課金センタ41は、パーソナルコンピュータ40からの
支払い先、支払い金額の通知により、各ユーザー、支払
い先毎に、コピーに対する支払い金額を集計し、このユ
ーザーの銀行口座からのこれらの金額を引き落とす処理
等を実行する。この処理において、金額を引き落とすこ
とが困難なユーザーについては、パーソナルコンピュー
タ40からの支払い先、支払い金額の通知に対して、支
払いが正常に実行されない旨通知する。なおこのように
金額を引き落とすことが困難なユーザーは、例えば過去
の銀行口座からの引き落としにおいて引き落としを拒否
されたユーザー、さらには口座が登録されていないユー
ザー等である。
【0057】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、このオーディオシステム1におい
て(図2及び図3)、ユーザーによりミニディスク4の
コピーが指示されると、コピー元であるミニディスク4
に記録されたコピー制御情報がシステムコントローラ1
2により取得されて記録側ミニディスク装置3のシステ
ムコントローラ26に通知される。
【0058】この状態でオーディオシステム1は、図1
に示すように、ユーザーの操作に応動してステップSP
1からステップSP2に移り、再生側ミニディスク装置
2よりコピー元ミニディスク(MD)4のディジタルオ
ーディオコンテンツの出力が開始される。すなわちミニ
ディスク装置2においては、メカ部5に配置された光ピ
ックアップの出力信号が信号処理回路7により再生され
てディジタルオーディオ信号D3が再生され、このディ
ジタルオーディオ信号D3がミニディスク装置3に入力
される。
【0059】オーディオシステム1は、ステップSP3
に移り、電子透かし抽出回路25において、電子透かし
によりこのディジタルオーディオ信号D3に付加された
課金情報が検出される。続いてオーディオシステム1
は、ステップSP4に移り、この課金情報がパーソナル
コンピュータ40に通知される。
【0060】これによりオーディオシステム1では、続
くステップSP5において、この課金情報によりユーザ
ーにコピーに対する金額、支払い先等が提示され、続く
ステップSP6において、支払に応じるか否か、ユーザ
ーの入力を受け付ける。ここでユーザーが支払いを拒否
した場合、オーディオシステム1は、ステップSP7に
移り、システムコントローラ26によりコピー制御情報
が判定される。ここでコピー制御情報がコピーの禁止を
示す場合、すなわち図4について上述した第1の状態S
0の場合、オーディオシステム1は、ステップSP7か
らステップSP8に移り、ディジタルオーディオ信号D
3をコピーすることなく、動作を停止する。
【0061】これに対してコピー制御情報が1回のみの
コピーを許可する第2の状態S1の場合、オーディオシ
ステム1は、ステップSP7からステップSP9に移
り、ここでコピー制御情報をコピー禁止の状態に変更し
てミニディスク24に記録する。さらにオーディオシス
テム1は、順次ミニディスク装置2より出力されるディ
ジタルオーディオ信号D3をミニディスク装置3により
ミニディスク24に記録し、記録が完了すると、ステッ
プSP8に移って動作を停止する。
【0062】これに対してコピー制御情報がコピーを許
可する第3又は第4の状態S2又はS3の場合、オーデ
ィオシステム1は、ステップSP7から直接ステップS
P10に移り、コピー制御情報については変更すること
なくミニディスク24に記録し、またミニディスク装置
2より出力されるディジタルオーディオ信号D3をミニ
ディスク24に記録する。
【0063】これによりオーディオシステム1は、ユー
ザーによりコピーに対する対価の支払いが拒否された場
合、従来の記録媒体によるディジタルコンテンツの配信
と同様に、コピー制御情報に従ってディジタルコンテン
ツをコピーするようになされている。
【0064】これに対してステップSP6においてユー
ザーによりコピーに対する支払いが了承された場合、オ
ーディオシステム1は、ステップSP11に移り、パー
ソナルコンピュータ40より課金センタ41をアクセス
し、支払い先、支払い金額、ユーザーID等が通知され
る。この課金センタ41において、これらの通知により
ユーザー毎、支払い先毎に支払い金額が集計され、この
集計に従ってユーザーの口座よりこの支払い金額が引き
落とされる。またこのパーソナルコンピュータ40から
の通知に対して課金センタ41により正常に支払い金額
を処理することが困難なユーザーか否か判断され、この
判断結果がパーソナルコンピュータ40に通知される。
【0065】これによりオーディオシステム1では、続
くステップSP12において、正常に支払いの処理が実
行されたか否か判断され、支払い金額を処理することが
困難なユーザーについては、ユーザーがコピーに対する
支払いを了承した場合であっても、ステップSP12か
らステップSP7に移り、コピー制御情報に従ったコピ
ーの処理を実行する。
【0066】これに対して正常に支払いの処理が実行さ
れた場合、オーディオシステム1は、ステップSP12
からステップSP10に移る。ここでオーディオシステ
ム1は、コピー制御情報については変更することなくミ
ニディスク24に記録し、またミニディスク装置2より
出力されるディジタルオーディオ信号D3をミニディス
ク24に記録する。
【0067】これによりこのオーディオシステム1は、
ユーザーによりコピーに対して相当の対価が支払われた
場合、コピー元のミニディスク4をそっくりそのままコ
ピーしてなるミニディスク24を作成できるようになさ
れている。これによりこのオーディオシステム1では、
著作権者に対してはコピーに対する対価の支払いにより
著作権者の権利を保護することができ、また配信された
コンテンツをそっくりそのままコピーしたいというユー
ザーの希望をも満足することができる。
【0068】これに対してコピーに対して相当の対価が
支払われない場合には、コピー制御情報によりコピーし
て、これにより著作権者の権利を保護することができ
る。
【0069】さらにこれらの対価の支払い基準である課
金情報を改変して、例えば少ない支払い金額により不当
にコピーするような場合にあっては、この課金情報が電
子透かしによりディジタルオーディオ信号に付加されて
いることにより、ディジタルオーディオ信号の音質劣化
を招き、これによりこの種の不正行為を有効に回避する
ことができる。
【0070】なおオーディオシステム1では、ディジタ
ルオーディオ信号D3より課金情報を取得した後、ステ
ップSP10によりディジタルオーディオ信号D3の記
録を開始するまでの時間がランダムアクセスメモリ29
の容量により決まる時間以上に長くなった場合、必要に
応じてミニディスク4の再生を一時停止し、またミニデ
ィスク4を再生し直し、これによりユーザーより支払い
に応じるか否かの指示が迅速に入力されない場合、さら
には課金センタ41からの通知に時間を要する場合で
も、ディジタルオーディオ信号を連続して記録するよう
になされている。
【0071】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、コンテンツに付加された課金情報
に基づいて、コピーに対する対価の支払いを要求し、対
価の支払いに応じてディジタルコンテンツをコピーする
ことにより、配信されたコンテンツをユーザーの希望に
よりそっくりそのままコピーする場合でも、又は所望の
コンテンツのみをコピーする場合でも、著作権者の権利
を有効に保護することができる。またデジタルコンテン
ツの配送、課金処理を共にオンラインで実行する場合に
比して、通信コストを低減することもでき、さらにコピ
ー時に限って課金することにより例えばユーザーが単に
音楽を試聴する場合には余分な処理を実行することなく
音楽を試聴することができる。
【0072】また課金しない場合にはコピー制御情報に
基づいてコピーすることにより、従来と同様に著作権者
の権利を保護することができる。
【0073】またこのときこの課金情報を電子透かしに
より付加したことにより、この課金情報の改変等による
無断コピーを防止することができる。
【0074】(4)第2の実施の形態 図13は、本発明の第2の実施の形態に係るオーディオ
システムの処理手順を示すフローチャートである。この
実施の形態に係るオーディオシステムでは、この処理手
順及び関連する構成が異なる点を除いて、第1の実施の
形態に係るオーディオシステム1と同一に構成されるこ
とにより、ここでは相違する構成のみを説明し、重複し
た説明は省略する。
【0075】このオーディオシステムでは、ユーザーに
よりミニディスク4のコピーが指示されると、ユーザー
の操作に応動してステップSP13からステップSP3
2に移り、コピー元であるミニディスク4に記録された
コピー制御情報がシステムコントローラ12より取得さ
れて記録側ミニディスク装置3のシステムコントローラ
26に通知される。
【0076】続いてオーディオシステムは、ステップS
P33に移り、このコピー制御情報に基づいて、ミニデ
ィスク4に記録されているコンテンツをコピー可能か否
かシステムコントローラ26により判定される。ここで
コピー制御情報がコピーを許可するものの場合、オーデ
ィオシステムは、ステップSP34に移り、コピーの回
数が制限されたものか否か判断する。
【0077】ここでコピーの回数が制限されたものとの
判定結果が得られると、オーディオシステムは、ステッ
プSP34からステップSP35に移り、今回のコピー
分だけ制限の回数を差し引いてコピー制限情報を変更
し、ステップSP36に移る。これに対してコピーの回
数が制限されたものでない場合、オーディオシステム
は、直接ステップSP36に移る。
【0078】オーディオシステムは、このステップSP
36において、ミニディスク装置2においてミニディス
ク4の再生を開始し、その結果得られるディジタルオー
ディオ信号D3をミニディスク装置3のミニディスク2
4に記録する。オーディオシステムは、ミニディスク装
置2におけるディジタルオーディオ信号D3の再生が完
了すると、ステップSP37において、再生したディジ
タルオーディオ信号D3を漏らすことなくミニディスク
24に記録できたか否か判断し、ここで否定結果が得ら
れると、ステップSP36に戻るのに対し、肯定結果が
得られると、ステップSP38に移ってこの処理手順を
終了する。
【0079】これに対してミニディスク4から得られた
コピー制御情報がコピーを禁止するものの場合、オーデ
ィオシステムは、ステップSP39に移り、ミニディス
ク装置2においてディジタルオーディオ信号D3を再生
し、電子透かし抽出回路25において、電子透かしによ
る課金情報を検出する。続いてオーディオシステムは、
ステップSP40に移り、この課金情報をIEEE13
94のアシンクロナス伝送によりパーソナルコンピュー
タ40に伝送する。
【0080】これによりオーディオシステムでは、続く
ステップSP41において、この課金情報によりユーザ
ーにコピーに対する金額、支払い先等が提示され、続く
ステップSP42において、支払いに応じるか否か、ユ
ーザーの入力を受け付ける。ここでユーザーが支払いを
拒否した場合、オーディオシステムは、図38に移って
コピーの処理を終了する。
【0081】これに対してステップSP42においてユ
ーザーによりコピーに対する支払いが了承された場合、
オーディオシステムは、ステップSP43に移り、パー
ソナルコンピュータ40より課金センタ41をアクセス
し、支払い先、支払い金額、ユーザーID等を通知す
る。これにより課金センタ41において、これらの通知
によりユーザー毎、支払い先毎に支払い金額が集計さ
れ、この集計に従ってユーザーの口座よりこの支払い金
額が引き落とされる。またこのパーソナルコンピュータ
40からの通知に対して課金センタ41により正常に支
払い金額を処理することが困難なユーザーか否か判断さ
れ、この判断結果がパーソナルコンピュータ40に通知
される。
【0082】これによりオーディオシステムは、続くス
テップSP44において、正常に支払いの処理が実行さ
れたか否か判断され、支払い金額を処理することが困難
なユーザーについては、ユーザーがコピーに対する支払
いを了承した場合であっても、ステップSP38に移っ
てコピー動作を終了する。
【0083】これに対して正常に支払いの処理が実行さ
れた場合、オーディオシステムは、ステップSP44か
らステップSP36に移る。ここでオーディオシステム
は、コピー制御情報とミニディスク装置2より出力され
るディジタルオーディオ信号D3をミニディスク24に
記録する。なおこの実施の形態では、ディジタルオーデ
ィオ信号D3をIEEE1394のアイソクロナス伝送
で伝送する場合について述べたが、これに代えてアシン
クロナス伝送で伝送してもよい。またコピー制御情報を
IEEE1394のアシンクロナス伝送で伝送する場合
について述べたが、これに代えてアイソクロナス伝送で
伝送してもよい。
【0084】これによりこのオーディオシステムは、コ
ピー制御情報がコピーを禁止しているコンテンツであっ
ても、相当の対価が支払われた場合、コピー元のミニデ
ィスク4をそっくりそのままコピーして、又は所望のコ
ンテンツよりなるミニディスク24を作成できるように
なされている。これによりこのオーディオシステムで
は、著作権者に対してはコピーに対する対価の支払いに
より著作権者の権利を保護することができ、また配信さ
れたコンテンツをそっくりそのまま、若しくは所望のコ
ンテンツのみをコピーしたいというユーザーの希望をも
満足することができるようになされている。
【0085】これに対して、コピー情報によりコピーが
禁止されており、かつ、コピーに対して相当の対価が支
払われない場合には、コピーを禁止して、著作権者の権
利を保護することができる。
【0086】以上の動作によれば、コンテンツに付加さ
れた課金情報に基づいて、コピーすることにより、著作
権者の権利を保護することができる。
【0087】また、コンテンツに付加されたコピー制御
情報がコピーを禁止している場合であっても、コピーに
対する対価の支払いを要求し、対価の支払いの有無に応
じてディジタルコンテンツの記録を制御することによ
り、配信されたコンテンツをユーザーの希望によりそっ
くりそのままコピーする場合や所望のコンテンツのみを
コピーする場合でも、著作権者の権利を有効に保護する
ことができる。またディジタルコンテンツの配送、課金
処理を、共にオンラインで実行する場合に比して、通信
コストを低減することもでき、さらにコピー時に限って
課金することにより例えばユーザーが単に音楽を試聴す
る場合には余分な処理を実行することなく音楽を試聴す
ることができる。
【0088】(5)他の実施の形態 なお、上述の実施の形態においては、振幅の変調による
電子透かしにより課金情報を付加する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、周波数解析して得られる
解析結果の変調による電子透かしにより課金情報を付加
する場合等に広く適用することができる。
【0089】また上述の実施の形態においては、電子透
かしにより課金情報を付加する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、暗号化して課金情報を記録して
も良く、さらには実用上十分な場合には、何ら検出困難
とすることなく課金情報を記録してもよい。
【0090】また上述の実施の形態においては、再生側
ミニディスク装置、記録側ミニディスク装置、パーソナ
ルコンピュータによりオーディオシステムを構成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生手
段、記録手段、課金センタへの通知手段を一体に構成し
てもよい。
【0091】また上述の実施の形態においては、課金セ
ンタへの通知によりコピーの対価を支払う場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばプリペイドカ
ードの処理により対価を支払う場合等に広く適用するこ
とができる。
【0092】また上述の実施の形態においては、ミニデ
ィスクにより配信されたディジタルオーディオコンテン
ツをミニディスクに記録する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、コンパクトディスク等の種々の光
ディスクにより記録されたディジタルコンテンツを種々
の記録媒体に記録する場合、さらにはフロッピーディス
ク、メモリカード等の記録媒体に記録されたディジタル
コンテンツを各種記録媒体に記録する場合に広く適用す
ることができる。
【0093】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ディジタ
ルコンテンツに付加された課金情報に基づいて、コピー
に対する対価の支払いを要求し、対価の支払いの有無に
よりコピー制御情報を更新してディジタルコンテンツを
コピーすることにより、配信されたコンテンツをユーザ
ーの希望によりそっくりそのままコピーする場合でも、
著作権者の権利を有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーディオシステム
の動作の説明に供するフローチャートである。
【図2】オーディオシステムの全体構成を示すブロック
図である。
【図3】図2のオーディオシステムの記録側を詳細に示
すブロック図である。
【図4】コピー制御情報を示す図表である。
【図5】図5は、IEEE1394のサイクル構造を示
す図である。
【図6】図6は、CSRアーキテクチャのアドレス空間
の構造を示す図である。
【図7】図7は、主要なCSRの位置、名前を説明する
図である。
【図8】図8は、ゼネラルROMフォーマットを示す図
である。
【図9】図9は、バスインフォブロック、ルートディレ
クトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す図で
ある。
【図10】図10は、PCRの構造を説明する図であ
る。
【図11】図11は、oMPR、oPCR、iMPR、及びiPCRの構
造を示す図である。
【図12】図12は、プラグ、プラグコントロールレジ
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。
【図13】図13は、本発明の第2の実施の形態に係る
オーディオシステムの動作の説明に供するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1……オーディオシステム、2、3……光ディスク装
置、4、24……光ディスク、12、26……システム
コントローラ、25……電子透かし抽出回路、40……
パーソナルコンピュータ、41……課金センタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録したディジタルコンテンツ
    をコピーするディジタルコンテンツのコピー方法におい
    て、 前記ディジタルコンテンツに付加された課金情報に基づ
    いて、前記ディジタルコンテンツのコピーに対する対価
    の支払いを要求し、 前記対価の支払いの有無に応じて、前記ディジタルコン
    テンツに設定されてなる前記ディジタルコンテンツのコ
    ピーを制限するコピー制御情報を更新して前記ディジタ
    ルコンテンツと共に記録することを特徴とするディジタ
    ルコンテンツのコピー方法。
  2. 【請求項2】前記課金情報が、 暗号化されて前記ディジタルコンテンツに付加されてな
    ることを特徴とする請求項1に記載のディジタルコンテ
    ンツのコピー方法。
  3. 【請求項3】前記課金情報が、 電子透かしにより前記ディジタルコンテンツに付加され
    てなることを特徴とする請求項1に記載のディジタルコ
    ンテンツのコピー方法。
  4. 【請求項4】前記課金情報が、 少なくとも料金の支払い先と、金額とを有してなること
    を特徴とする請求項1に記載のディジタルコンテンツの
    コピー方法。
  5. 【請求項5】第1の記録媒体に記録したディジタルコン
    テンツを第2の記録媒体に記録する記録装置において、 前記ディジタルコンテンツに付加された課金情報に基づ
    いて、前記ディジタルコンテンツの記録に対する対価の
    支払いを要求し、 前記対価の支払いの有無に応じて、前記ディジタルコン
    テンツに設定されてなる前記ディジタルコンテンツのコ
    ピーを制限するコピー制御情報を更新して前記ディジタ
    ルコンテンツと共に記録することを特徴とする記録装
    置。
  6. 【請求項6】前記課金情報が、 暗号化されて前記ディジタルコンテンツに付加されてな
    ることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】前記課金情報が、 電子透かしにより前記ディジタルコンテンツに付加され
    てなることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】前記課金情報が、 少なくとも料金の支払い先と、金額とを有してなること
    を特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】課金情報を付加してディジタルコンテンツ
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】前記ディジタルコンテンツのコピー制御
    情報を併せて記録したことを特徴とする請求項9に記載
    の記録媒体。
  11. 【請求項11】前記課金情報が、 暗号化されて前記ディジタルコンテンツに付加されてな
    ることを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】前記課金情報が、 電子透かしにより前記ディジタルコンテンツに付加され
    てなることを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】前記課金情報が、 少なくとも料金の支払い先と、金額とを有してなること
    を特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】記録媒体に記録したディジタルコンテン
    ツをコピーするディジタルコンテンツのコピー方法にお
    いて、 前記ディジタルコンテンツに付加された課金情報を抽出
    する抽出ステップと、前記課金情報に基づいて、前記デ
    ィジタルコンテンツのコピーに対する対価の支払いを通
    知する通知ステップと、 該通知された前記対価の支払いに応じたか否かを判別す
    る判別ステップと、前記判別ステップで支払いに応じた
    場合、前記記録媒体に記録された前記ディジタルコンテ
    ンツを記録する記録ステップとを有することを特徴とす
    るディジタルコンテンツのコピー方法。
  15. 【請求項15】前記判別ステップにおいて、支払いに応
    じないと判別された場合、前記記録媒体に記録されたコ
    ピー制御情報に基づいて、前記ディジタルコンテンツの
    記録を制御する記録制御ステップを有することを特徴と
    する請求項14に記載のディジタルコンテンツのコピー
    方法。
  16. 【請求項16】前記記録制御ステップは、 前記コピー制御情報が、コピーを許可するものであるか
    否かを判別する判別ステップと、 前記コピー制御情報がコピーを許可するものである場
    合、前記記録媒体に記録された前記ディジタルコンテン
    ツを記録する記録ステップとを有することを特徴とする
    請求項15に記載のディジタルコンテンツのコピー方
    法。
  17. 【請求項17】前記記録制御ステップは、 前記コピー制御情報が、所定回数のみコピーを許可する
    ものであるか、無制限回数自由にコピーを許可するもの
    であるかを判別する判別ステップと、 前記コピー制御情報が、所定回数のみコピーを許可する
    ものである場合、前記コピー制御情報を書き換える書換
    ステップと、 前記記録媒体に記録された前記ディジタルコンテンツ
    と、該書き換えられた前記コピー制御情報とを記録する
    記録ステップとを有することを特徴とする請求項15に
    記載のディジタルコンテンツのコピー方法。
  18. 【請求項18】第1の記録媒体に記録したディジタルコ
    ンテンツを第2の記録媒体に記録する記録装置におい
    て、 前記ディジタルコンテンツに付加された課金情報を抽出
    する抽出手段と、 前記課金情報に基づいて、前記ディジタルコンテンツの
    コピーに対する対価の支払いを通知する通知手段と、 通知された前記対価の支払いに応じたか否かを判別する
    判別手段と、 前記判別手段で支払いに応じたと判別された場合に、前
    記記録媒体に記録された前記ディジタルコンテンツを記
    録する記録手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  19. 【請求項19】前記判別手段で支払いに応じないと判別
    された場合、前記記録媒体に記録されたコピー制御情報
    に基づいて、前記ディジタルコンテンツの記録を制御す
    る記録制御手段を有することを特徴とする請求項18に
    記載の記録装置。
  20. 【請求項20】前記記録制御手段は、 前記コピー制御情報が、コピーを許可するものである場
    合、前記記録媒体に記録された前記ディジタルコンテン
    ツを記録する記録手段を有することを特徴とする請求項
    19に記載の記録装置。
  21. 【請求項21】前記記録制御手段は、 前記コピー制御情報が、所定回数のみコピーを許可する
    ものであるか、無制限回数自由にコピーを許可するもの
    であるかを判別する判別手段と、 前記コピー制御情報が所定回数のみコピーを許可するも
    のである場合、前記コピー制御情報を書き換える書換手
    段と、 前記記録媒体に記録された前記ディジタルコンテンツ
    と、該書き換えられた前記コピー制御情報とを記録する
    記録手段とを有することを特徴とする請求項19に記載
    の記録装置。
  22. 【請求項22】記録媒体に記録したディジタルコンテン
    ツをコピーするディジタルコンテンツのコピー方法にお
    いて、 前記記録媒体に記録されたコピー制御情報に基づいて、
    前記ディジタルコンテンツのコピーをすることが可能か
    を判別する判別ステップと、 前記判別ステップでコピーできないと判別された場合、
    前記ディジタルコンテンツに付加された課金情報に基づ
    いて、前記ディジタルコンテンツのコピーに対する対価
    の支払いを通知する通知ステップと、 前記対価の支払いの有無に応じて、前記ディジタルコン
    テンツの記録を制御する制御ステップとを有することを
    特徴とするディジタルコンテンツのコピー方法。
  23. 【請求項23】前記課金情報が、 暗号化されて前記ディジタルコンテンツに付加されるこ
    とを特徴とする請求項22に記載のディジタルコンテン
    ツのコピー方法。
  24. 【請求項24】前記課金情報が、 電子透かしにより前記ディジタルコンテンツに付加され
    ることを特徴とする請求項22に記載のディジタルコン
    テンツのコピー方法。
  25. 【請求項25】前記課金情報は、 少なくとも料金の支払い先と、金額とを有してなること
    を特徴とする請求項22に記載のディジタルコンテンツ
    のコピー方法。
  26. 【請求項26】第1の記録媒体に記録したディジタルコ
    ンテンツを第2の記録媒体に記録する記録装置におい
    て、 前記記録媒体に記録されたコピー制御情報を読み出す読
    出手段と、 前記記録媒体より読み出されたコピー制御情報に基づい
    て、前記ディジタルコンテンツのコピーをすることが可
    能かを判別する判別手段と、 前記判別手段でコピーできないと判別された場合に、前
    記ディジタルコンテンツに付加された課金情報に基づい
    て、前記ディジタルコンテンツのコピーに対する対価の
    支払いを通知する通知手段と、 前記対価の支払いの有無に応じて、前記ディジタルコン
    テンツの記録を制御する記録制御手段とを備えたことを
    特徴とする記録装置。
  27. 【請求項27】前記課金情報は、 暗号化されて前記ディジタルコンテンツに付加されたこ
    とを特徴とする請求項26に記載の記録装置。
  28. 【請求項28】前記課金情報は、 電子透かしにより前記ディジタルコンテンツに付加され
    たことを特徴とする請求項26に記載の記録装置。
  29. 【請求項29】前記課金情報は、 少なくとも料金の支払い先と、金額とを有してなること
    を特徴とする請求項26に記載の記録装置。
JP2000032611A 1999-02-16 2000-02-03 ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体 Pending JP2000306004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032611A JP2000306004A (ja) 1999-02-16 2000-02-03 ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3680099 1999-02-16
JP11-36800 1999-02-16
JP2000032611A JP2000306004A (ja) 1999-02-16 2000-02-03 ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000306004A true JP2000306004A (ja) 2000-11-02

Family

ID=26375900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000032611A Pending JP2000306004A (ja) 1999-02-16 2000-02-03 ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000306004A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344680A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Canon Inc 画像処理方法、画像処理システム、プログラム及び記憶媒体
JP2006099555A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toshiba Corp コンテンツ送受信装置
JP2007510998A (ja) * 2003-11-10 2007-04-26 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド Avストリームコピー方法、装置及びavコンテンツコピー方法
JP2007174407A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置、その制御方法及びプログラム
JP2008140541A (ja) * 2002-03-07 2008-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報記録媒体、利用管理方法および利用管理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344680A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Canon Inc 画像処理方法、画像処理システム、プログラム及び記憶媒体
JP4618756B2 (ja) * 2001-05-16 2011-01-26 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理システム、プログラム及び記憶媒体
JP2008140541A (ja) * 2002-03-07 2008-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報記録媒体、利用管理方法および利用管理装置
JP2007510998A (ja) * 2003-11-10 2007-04-26 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド Avストリームコピー方法、装置及びavコンテンツコピー方法
JP2006099555A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Toshiba Corp コンテンツ送受信装置
JP2007174407A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置、その制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4790218B2 (ja) データベースに格納されているデータセットの供給方法及び装置
US6097814A (en) Method and apparatus for controlling the reproduction of data stored on a storage medium method
JP2000099401A (ja) 記録媒体、記録方法及び記録装置
KR100384088B1 (ko) 데이터 복사 시스템, 데이터 복사 장치, 데이터 복사방법, 및 기록 매체
JP2002100116A (ja) データ記録再生方法および装置、データ記録装置および方法、データ再生装置および方法並びに記録媒体
US20050005142A1 (en) Digital rights management
US8249991B2 (en) Contents reproduction expiration management system, contents reproduction expiration managing method, terminal apparatus, server apparatus, program, and recording medium for managing permission/non-permission of reproduction of contents
US6463539B1 (en) Managing system for reproducing information composed of information recording medium, managing medium, and reproduction method and apparatus method therefor
JPH10208388A (ja) 光ディスク、暗号鍵生成方法、暗号鍵記録方法、暗号鍵記録装置、情報再生方法、情報再生許可方法、並びに情報再生装置
CA2550560C (en) Information provision system, provision information copying device, user terminal device and user management device
JP2000195159A (ja) 情報信号の複製制御システム
JPH10269144A (ja) 情報記録再生方法とその装置および情報提供方法とその装置ならびに情報記録媒体
KR100644720B1 (ko) 데이터 전송장치, 데이터 전송방법 및 데이터 기록매체
JP2000306004A (ja) ディジタルコンテンツのコピー方法、記録装置及び記録媒体
JP3693442B2 (ja) Dvdの著作権料課金方法
JPH10198558A (ja) 暗号鍵生成方法、光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置並びに光ディスク再生許可方法
JPH11328867A (ja) 情報記録媒体及びこれを用いたダビング装置、再生装置、記録装置、情報記録媒体の複製制限方法、著作権使用料に係る課金徴収・配分方法及びネットワーク
JP2003223367A (ja) アクセス制御方法及び記憶装置
JP3630287B2 (ja) デジタルデータ記録方法
JP3879238B2 (ja) 再生情報管理システム,情報記録媒体,管理媒体,再生装置,及び再生方法
JP4341157B2 (ja) キオスク型端末装置
JP3280946B2 (ja) データ複製システム、データ複製装置、データ複製方法および記録媒体
JP2002313021A (ja) 記録媒体
JP4427923B2 (ja) データ出力装置及びデータ出力方法、並びにデータ記録装置及びデータ記録方法
JP2000357371A (ja) ディジタルデータ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070118

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090331

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006