JPH11328867A - 情報記録媒体及びこれを用いたダビング装置、再生装置、記録装置、情報記録媒体の複製制限方法、著作権使用料に係る課金徴収・配分方法及びネットワーク - Google Patents

情報記録媒体及びこれを用いたダビング装置、再生装置、記録装置、情報記録媒体の複製制限方法、著作権使用料に係る課金徴収・配分方法及びネットワーク

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JPH11328867A
JPH11328867A JP10130273A JP13027398A JPH11328867A JP H11328867 A JPH11328867 A JP H11328867A JP 10130273 A JP10130273 A JP 10130273A JP 13027398 A JP13027398 A JP 13027398A JP H11328867 A JPH11328867 A JP H11328867A
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Teruhiko Kori
照彦 郡
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダビング動作の高速化を図るとともに、その
ために装置構成の複雑化や著しいコスト上昇を伴わない
ようにする。 【解決手段】 情報記録媒体1において、非圧縮の情報
に対して圧縮された情報又は圧縮及び暗号化が施された
情報を記録するための専用領域2を設ける。そして、該
情報記録媒体1から情報を読み出して他の記録媒体10
に記録するダビング装置7は、情報記録媒体1の専用領
域2から読み出した情報について圧縮又は圧縮及び暗号
化を解除することなく他の記録媒体10に情報を記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体のダ
ビング及び複製制限に係る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体の複製に関して、著作権の
ある音楽ソフトのディジタルコピーを一世代に制限する
SCMS(Serial Copy Manageme
ntSystem)が知られており、民生用のディジタ
ル録音機器に採用されている。
【0003】図17は従来のダビング装置aを示すもの
で、再生装置bとしてコンパクトディスクプレーヤを用
い、記録装置cとしてミニディスク録再機(図には記録
モード時の構成の要部を示す。)を用いた場合の構成例
を示している。
【0004】再生装置bに装着されたコンパクトディス
クdの情報は光学読取手段eによって読み出された後、
信号処理部fに送られて再生され、再生情報はディジタ
ルインターフェース部gを経て所定の通信方式(例え
ば、IEC(Internatioal Electr
otechical Commission)958規
格等。)に従って記録装置cのディジタルインターフェ
ース部hに送られる。
【0005】ディジタルインターフェース部hの後段に
は、ATRAC(高能率符号化:Adaptive T
Ransform Acoustic Coding)
エンコーダiが設けられており、ここで圧縮された情報
が記録信号処理部jに送出される。
【0006】そして、ディジタルコピーが二世代以上に
亘って行われないように監視するSCMS制御部kは、
ディジタルインターフェース部hからの情報に基づいて
コピー制限に係る制御、即ち、記録信号処理部jからミ
ニディスクlに対して情報を記録しても良いか否か(図
には情報記録の許否をスイッチの記号によってオン/オ
フ状態で示す。)を決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たダビング装置aにあってはダビング動作の高速化と装
置構成の簡単化や低コスト化とを両立させるのが困難で
ある。
【0008】例えば、上記コンパクトディスクdからミ
ニディスクlへの高速ダビングを実現するためには、再
生装置bの情報読み出し速度を高速化するとともに、当
該速度における転送レートに対応できる高速なATRA
Cエンコーダiが必要となるが、該エンコーダについて
その処理速度の高速化を図ることは難しく、また、仮に
これが実現されたとしても装置のコスト上昇の原因とな
る虞がある。
【0009】そこで、本発明は、ダビング動作の高速化
を図るとともに、そのために装置構成の複雑化や著しい
コスト上昇を伴わないようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、非圧縮の情報に対して圧縮された情報
又は圧縮及び暗号化が施された情報を記録するための専
用領域を有する情報記録媒体を使用し、当該情報記録媒
体から情報を読み出して他の記録媒体に記録するダビン
グ装置が、情報記録媒体の専用領域から読み出した情報
について圧縮又は圧縮及び暗号化を解除することなく他
の記録媒体に情報を記録するようにしたものである。
【0011】従って、本発明によれば、情報記録媒体の
専用領域には非圧縮の情報に対して圧縮済の情報が記録
されており、これを別の記録媒体に記録することができ
るので、再生情報の高速圧縮に必要なエンコーダは不要
となり、ダビング動作の高速化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る情報記録媒体
の基本構成についての説明図であり、情報記録媒体1は
非圧縮の情報に対して圧縮された情報又は圧縮及び暗号
化が施された情報を記録するための専用領域2を有して
いる。
【0013】尚、図では情報記録媒体1の形状を円盤状
に描いているが、本発明に関する限り形状の如何は問わ
ないので、テープ状、シート状、カード状等、各種の形
態が可能であり、光学読取式ディスクやテープ、あるい
は磁気テープ等に幅広く適用することができる。また、
情報記録媒体1に記録される情報が特定種類のものに限
られることはないので、映像情報や音声情報、あるいは
コンピュータ機器で使用するデータ等、あらゆる情報の
記録に用いることができる。従って、例えば、音声情報
をディスクに記録する形態を採る場合には、コンパクト
ディスクやDVD(ディジタルビデオディスク)、DS
D(Direct Stream Disk)等への適
用が可能であり、情報の再生しかできないディスクであ
っても良いし、また、情報の記録あるいは追記が可能な
ディスクであっても何等構わない。
【0014】上記専用領域2を含むデータ構造について
は、下記に示す方法が挙げられる。
【0015】(I)情報の格納領域を複数の領域に区分
し、その一部の領域を専用領域に割り当てる方法 (II)情報の格納領域の大半部を専用領域として利用
する方法。
【0016】先ず、方法(I)は、図2のデータ構造に
示すように、情報の格納領域が複数の領域3_i(i=
1、2、・・・)から構成されており、例えば、該領域
のうちの第1の領域3_1に非圧縮の情報が記録され、
また、第2の領域3_2が圧縮情報の専用領域2とされ
る。そして、第2の領域3_2には、同図に矢印Aで示
すように、第1の領域3_1に記録された非圧縮の情報
の全部を圧縮し又は圧縮及び暗号化を施した情報を記録
することができ、又は、矢印Bで示すように、第1の領
域3_1に記録された非圧縮の情報の一部を圧縮し又は
圧縮及び暗号化を施した情報を記録することができる。
これによって第1の領域3_1の記録情報についてはそ
のままの再生が可能となり、第2の領域3_2の記録情
報についてはこれを別の記録媒体に記録する際に圧縮を
解除することなく高速に転送することが可能となる。
【0017】尚、記録情報に対して暗号化を施すか否か
は情報の機密性に応じて決定すれば良い。また、圧縮化
と暗号化に係るの処理の順番については本発明の本質に
は影響しないのでどちらが先であっても構わないが、A
TRACやMPEG2等のような圧縮方式では音声や映
像信号の特性を巧みに利用しているので、暗号化前に圧
縮する必要がある(つまり、暗号化を先に行うと元の信
号の特性が生かされないので高圧縮を期待できな
い。)。
【0018】専用領域2や領域3_iについては、複数
のトラックからなる構成としたり、あるいは単一のトラ
ックからなる構成としても良い。前者の場合には、所望
のトラックへの移動が可能となり、さらにセクタあるい
はクラスタでの情報管理を行うことによりランダムアク
セスに適しており、また、後者の場合には時系列的な情
報を一連に読み出す(シーケンシャルアクセス)のに適
している。
【0019】例えば、コンパクトディスクの場合を例に
すると、第1の領域(セッション)をオーディオフォー
マット(つまり、CD(Compact Disk)−
DA(Digital Audio))の構造とし、第
2の領域(セッション)やこれ以降の領域を、CD−R
OM XA(eXtended Architectu
re)フォーマットの構成(「Blue Book」と
称する規格書に依る。)とし、圧縮方式としてATRA
CやATRAC2を採用することができる。
【0020】尚、第1の領域と第2の領域(又は第2の
領域を含む他の領域)の格納容量についての配分は、採
用する圧縮方式によって決まる圧縮比率や採用する暗号
化の方式に依存する冗長度に応じて決定することが望ま
しい。
【0021】情報記録媒体1又はその記録内容を特定す
るための識別情報(ID番号やIDコード等)について
は、これを情報記録媒体1の外表面や包装、付属物等に
付する方法と、情報記録媒体1の記録情報として記録す
る方法が挙げられるが、情報記録媒体1と識別情報の不
可分性を考慮すると後者の方法が好ましく、その場合、
識別番号を格納する専用領域を設ける方法や、領域3_
i内の特定の位置に格納する方法、あるいは記録する情
報に識別情報を重畳して記録する方法(電子透かし
等。)等、各種の方法が挙げられる。尚、この識別情報
は、ユーザー(利用者)がどの情報記録媒体を複製した
いのかを管理し、情報記録媒体1の著作権者を特定する
上で必要である。
【0022】上記方法(II)については、例えば、図
3に示すように、格納領域の先頭領域4や末端領域5を
除いた大半部を占める領域6を専用領域2として利用す
る。尚、先頭領域4や末端領域5は、情報記録媒体にお
ける記録位置の始まりや終わりの目印として利用され、
記録情報の目次情報等が格納される。
【0023】この場合には情報記録媒体に圧縮情報だけ
が記録されるので、高速ダビングだけを目的とした専用
の情報記録媒体として用いることができる。尚、専用領
域2を複数のトラックで構成する方法と単一のトラック
で構成する方法とがある。
【0024】上記した情報記録媒体1から記録情報を読
み出して他の記録媒体に記録するダビング装置について
は、図4に示すダビング装置7のように、情報読取手段
8(光学式、磁気式、静電容量式等。)によって情報記
録媒体1の専用領域2から読み出した情報について、圧
縮又は圧縮及び暗号化を解除することなく記録手段9に
転送して他の記録媒体10に情報を記録することでダビ
ングの高速化を図ることができる。
【0025】例えば、図2に示したデータ構造を有する
情報記録媒体の場合には、複数の領域のうち第2の領域
3_2から読み出した情報について圧縮又は圧縮及び暗
号化を解除することなく他の記録媒体10に情報を記録
すれば良い。
【0026】尚、ダビング装置7についてはこれを最初
から記録及び再生が可能な装置として設計する方法と、
再生装置と記録装置(記録だけが可能な装置又は記録及
び再生が可能な装置)とを各別に設計して両者を通信で
結ぶ方法とがある。後者の場合には、例えば、図5に示
すように、再生装置11において、情報記録媒体1の第
1の領域3_1に記録された非圧縮の情報についてはこ
れを情報読取手段8で読み出した後再生(処理)手段1
2によって再生してから出力端子13に出力する。ま
た、情報読取手段8によって情報記録媒体1の第2の領
域3_2から読み出した情報については、その圧縮を解
除することなくこれを転送用の専用出力端子14に出力
する。
【0027】尚、図では情報読取手段8から再生手段1
2を経て出力端子13に至る信号経路と、情報読取手段
8から専用出力端子14に至る信号経路との選択をスイ
ッチ(SW)の記号を用いて概念的に表している。
【0028】例えば、情報記録媒体としてオーディオ用
ディスクをとり上げると、情報記録媒体1の第1の領域
3_1に記録された非圧縮の情報についてはこれが音声
情報として再生されてから出力端子13から出力される
(出力信号を「Sl」と記す。)ので、スピーカーやヘ
ッドホン等の音声出力手段によって変換された音声を聴
くことができる。また、情報記録媒体1の第2の領域3
_2に記録された圧縮情報又は圧縮呼び暗号化が施され
た情報についてはこれが専用出力端子14に出力され
(出力信号を「Sh」と記す。)、後述する記録装置に
転送されることで高速ダビングが行われる。このように
高速ダビング用の専用端子を、出力端子13とは別個に
設けて信号系統を分離することによってセキュリティ面
での強化を図ることができる。
【0029】ダビング装置を構成する記録装置として
は、例えば、図6に示す装置15のように、情報記録媒
体1の第1の領域3_1から読み出された非圧縮の情報
についてはこれを圧縮後に所定の記録媒体10に記録
し、また、情報記録媒体1の第2の領域3_2から読み
出された既に圧縮済の情報については再圧縮することな
く所定の記録媒体10に記録する。つまり、非圧縮の情
報に係る再生信号Slが入力端子16から記録手段9に
送出された場合には、圧縮手段(あるいはエンコーダ)
18による情報の圧縮後に記録媒体10への記録動作が
行われるが、入力端子17から入力される信号Shにつ
いては圧縮手段18を経ることなく記録媒体10への記
録動作が行われる。
【0030】尚、図では圧縮手段18から記録媒体10
に至る信号経路と、入力端子17から記録媒体10に至
る信号経路との選択をスイッチ(SW)の記号を用いて
概念的に表している。
【0031】また、上記ダビング装置においては、情報
記録媒体の複製が無断で行われないように防御する機能
を設けることが好ましく、例えば、図7に示す装置7A
のように、複製制限用情報媒体19を用い、その情報に
基づいて情報記録媒体1の複製回数を制限する複製制限
手段20を設け、情報記録媒体1の複製許可が与えられ
た場合にのみ記録手段9から記録媒体10に情報の書き
込みが行われるように制御する(図では複製許可と禁止
をスイッチ(SW)の記号で概念化して示す。)。
【0032】尚、複製制限用情報媒体19には、下記
(a)乃至(c)に示すいずれかの情報が予め記録され
ているものとする。
【0033】(a)複製に対する許可を示す情報 (b)複製に対する課金情報又は複製の許可回数を示す
情報 (c)(a)又は(b)の情報を導き出すための識別情
報又は管理情報。
【0034】尚、(a)や(b)の情報が複製許可や許
可回数を直接的に示す情報であるのに対して、(c)の
情報は複製の許可や回数を間接的に引き出すための情報
であり、情報の秘匿化に適している。
【0035】また、複製制限用情報媒体19としては、
専用の記録媒体(カード式媒体等のように、携帯性や汎
用性に適したもの。)を用いる方法、記録側媒体(つま
り、記録媒体10そのもの)に予め記録することによっ
て情報の記録時に複製を制限する方法、再生側媒体(つ
まり、情報記録媒体1)に予め記録する方法が挙げられ
る。
【0036】そして、複製制限用情報媒体19に記録さ
れた上記情報に基づいて情報記録媒体1の第2の領域3
_2(又は当該領域を含む領域)に記録された情報の複
製回数を複製制限手段20によって制限すると、高速ダ
ビングという利便性に対して適正な複製制限をかけるこ
とができる。尚、この場合の「複製」とは、情報記録媒
体1に対して記録形式及び内容において全く同じ記録媒
体を作成する場合だけを含むのではなく、情報記録媒体
1の記録内容と作成された記録媒体の記録内容との間に
同一性が認められる場合を広く含んでいる(例えば、図
2に示すデータ構造を有する情報記録媒体1から読み出
した情報を、圧縮情報の格納領域だけを有する記録媒体
に記録した場合には、両者の間に記録形式の相違が認め
られるが、記録内容には相違がない。)。
【0037】このように、情報記録媒体1の複製に対す
る許可又は課金情報若しくは複製の許可回数を示す情報
あるいは当該情報を導出するための識別情報若しくは管
理情報を予め複製制限用情報媒体19に記録しておき、
情報記録媒体の複製時にこの情報に基づいて情報記録媒
体の複製回数を制限する複製制限方法を採用することに
よって、無断複製を防止することができる。
【0038】尚、この複製制限の機能を図6の記録装置
15において実現する場合には、図7に1点鎖線の枠で
囲んで示す部分の構成を記録手段9に対して付設すれば
良い。その際、複製制限用情報媒体19としては、カー
ド式媒体(例えば、スクラッチ方式のカードやメモリー
カード等。)や、情報記録媒体1の情報を記録する記録
媒体10そのものを用いることができる。
【0039】また、図8に示すダビング装置7Bのよう
に、複製制限用情報媒体19の識別情報(図には「i
d」で示す。)と、情報記録媒体1又はその記録内容を
特定するための識別情報(図には「ID」で示す。)と
に基づいて、複製制限手段20が暗号解読鍵を生成して
これを暗号の復号化手段21に送出することによって情
報記録媒体の記録情報に施された暗号化が解除される構
成を採用すると、複製の制限と暗号化解除とを関連付け
て制御することができるので効果的である。つまり、複
製時には複製許可と暗号解読鍵とを手に入れない限り複
製した情報が有意味とはならないので、複製許可だけを
有する場合(例えば、何等かの方法で複製許可が得られ
たかのように装置を不正に改造したり、欺瞞的な手法で
複製許可を引き出した場合等。)には暗号化が解除され
ないことになる。
【0040】情報記録媒体の識別情報については、これ
を手動操作によって複製制限手段20に入力する方法
と、情報記録媒体に記録された情報記録媒体の識別情報
を情報読出手段によって取り出してこれを複製制限手段
20に送出する方法とがある。
【0041】また、複製制限用情報媒体19の識別情報
についてはこれを複製制限手段20が複製制限用情報媒
体から直接読み取る方法と、複製制限用情報媒体が情報
記録媒体の情報を記録するための記録媒体である場合に
おいて当該記録媒体の再生手段を用いて読み出した識別
情報を複製制限手段20に通知する方法とがある。
【0042】尚、このような暗号解読に係る認証機能及
び複製制限機能を図6に示す記録装置において実現する
ためには、図8に1点鎖線の枠で囲んで示す部分の構成
を記録手段9に対して付設すれば良いことは勿論であ
る。
【0043】図9は、情報記録媒体の複製に対して許可
を与え又は複製の許可回数を管理するための複製制限用
情報媒体を使用して情報記録媒体の著作権使用料に係る
課金を徴収し、これを著作権者に配分するための、課金
徴収・配分方法及びそのためのネットワーク(あるいは
システム)の構築についての説明図である。
【0044】図において主体は複製制限用情報媒体19
の利用者、認証機関、課金徴収・配分機関、著作権者と
され、利用者が情報記録媒体1のダビング装置(7A又
は7B)を使用する。
【0045】認証機関は、複製制限用情報媒体19の識
別情報を発行する認証処理装置22を有しており、ま
た、著作権使用料の課金徴収及び著作権者への利益配分
を行う課金徴収・配分機関は、そのための課金徴収・配
分処理装置23を有する。尚、認証処理装置22や課金
徴収・配分処理装置23についてはコンピュータ機器を
用いることで容易に実現することができ、機器間の通信
ネットワークによって情報交換が行われる。また、この
例では認証機関と課金徴収・配分機関とを別個の機関と
することによって両機関の独立性を担保している。
【0046】認証機関は、先ず、複製制限用情報媒体1
9の識別情報(id)を課金徴収・配分機関に対して発
行する。
【0047】課金徴収・配分機関が販売する複製制限用
情報媒体19には認証機関が発行した識別情報(id)
が付与されており、これを購入した利用者の支払い代金
が課金徴収・配分機関に集金される。つまり、利用者
は、複製制限用情報媒体19を購入する際に、課金徴収
・配分処理装置23(あるいはその通信端末装置)を操
作して、所定の代金を支払うことによって複製制限用情
報媒体19を取得する。
【0048】次に、利用者は、認証機関に対して複製制
限用情報媒体19の識別情報(id)と、複製を意図す
る情報記録媒体1の識別情報(ID)とを通知する。認
証機関はこれを受けて利用者に対して複製許可用の鍵情
報を発行するとともに、課金徴収・配分機関に対して情
報記録媒体1の識別情報及び当該情報記録媒体の複製を
許可した旨を通知する。つまり、利用者が、認証処理装
置22に対して当該識別情報及び情報記録媒体の識別情
報を入力する(例えば、ダビング装置を通信端末装置と
しても利用することができる。)と、認証処理装置22
は利用者に対して複製許可用の鍵情報を発行するととも
に、認証処理装置22から課金徴収・配分処理装置23
に対して情報記録媒体の識別情報及び当該情報記録媒体
の複製を許可した旨の情報が送出される。
【0049】利用者は認証機関から受け取った複製許可
用の鍵情報をダビング装置7A(B)に入力することに
よって、当該情報から情報記録媒体1の複製を許可する
情報又は支払い代金に応じた複製許可の回数を示す情報
を生成して、当該情報の許容する範囲内で情報記録媒体
の複製を行うことが許可される。例えば、利用者が認証
処理装置22から有線又は無線通信を通して取得される
鍵情報がダビング装置7A(B)に入力されると、当該
装置内において情報記録媒体の複製を許可する情報又は
支払い代金に応じた複製許可の回数を示す情報が生成さ
れる。
【0050】尚、図8で説明したように複製許可の他に
暗号解読鍵を必要とする場合には、利用者が認証機関か
ら受け取った鍵情報をダビング装置に入力し、あるい
は、認証処理装置22から取得された鍵情報がダビング
装置に入力されることによって、当該鍵情報と情報記録
媒体の識別情報とに基づいて、情報記録媒体の記録情報
に施された暗号化の解読鍵を生成し、これを用いて情報
記録媒体の情報に対して施されている暗号化処理を解除
する。
【0051】そして、課金徴収・配分機関は複製制限用
情報媒体19の購入代金及び認証機関からの情報記録媒
体1の識別情報及び当該情報記録媒体の複製を許可した
旨の通知に基づいて徴収代金を著作権利者に配分する。
即ち、課金徴収・配分処理装置23は徴収代金から著作
権者への分配金を計算して、これをオンラインによる自
動送金システム等を利用して著作権者に利益還元する。
【0052】しかして、このような課金徴収・配分方法
及びネットワークによって、情報記録媒体に係る著作権
者の保護及び課金の適正化を図ることができる。即ち、
これまでの技術では、コンパクトディスク等のパッケー
ジメディアにおいて複製に対する課金徴収のための有効
な手立てがなく、また、徴収した料金を公平に著作権者
に配分することが困難であったが、本発明によれば、複
製制限用情報媒体を利用した課金の徴収及び情報記録媒
体の識別情報を利用した複製許可や暗号解読鍵の管理に
よって、著作権使用料についての公正な利益配分を実現
し、不正な複製行為を防止することができる。また、例
えば、貸与業に供される情報記録媒体から作成される複
製物に対しても、複製回数の制限及び課金徴収が可能と
なり、特に高速ダビングの普及に伴って問題視される大
量の複製行為を実質的に規制することができることは有
意義である。
【0053】
【実施例】図10乃至図16は、円盤状をした情報記録
媒体及びこれを使用する音響機器に本発明を適用した場
合の実施の一例を示すものである。
【0054】図10は本発明情報記録媒体を高速ダビン
グ対応のコンパクトディスク(以下、「CD」と略記す
る。)に適用した場合のデータ構造の一例を示すもので
あり、CDフォーマットとしてCD−EXTRA(一枚
のディスクに音楽用CDの領域とCD−ROMの領域を
合わせ持った所謂エンハンスド音楽CD(Enhanc
ed Music CD)の規格)と呼ばれるマルチセ
ッションフォーマットに準拠したものである。
【0055】図10(a)に示す例24では、第1セッ
ションSS1、第2セッションSS2を有するデータ構
造とされ、従来のCDとの互換性が考慮されている。
【0056】第1セッションSS1はオーディオトラッ
クで構成され、これにはトラック1乃至N(図では「T
rack1乃至TrackN」、但し、Nは自然数。)
が配置されている。即ち、これは従来の音楽用CDの場
合と同様に、「リードイン(Lead−in)」(図で
は「LI」と略記する。)と称する導入領域(CDの内
容に関する目次情報(Table of Conten
ts)が含まれている。)と、トラック1乃至Nからな
るプログラム領域、そして、「リードアウト(Lead
−out)」(図では「LO」と略記する。)と称する
終末領域とからなり、このような3つの領域をまとめて
「セッション」と呼んでいる。
【0057】第2セッションSS2には、データトラッ
クを配置して所定の圧縮方式、例えば、ATRAC方式
に従って圧縮された音声情報が各トラックに記録され
る。つまり、第2セッションSS2を構成するリードイ
ンLIとリードアウトLOとの間にはN個のトラック
(Tracki、但し、i=1、2、・・・、N)が配
置されており、各トラックに圧縮音声情報が記録され
る。尚、高速ダビング対応ディスクとしては、第1セッ
ションの記録内容(コンテンツ)と第2セッションの記
録内容とは同じとされるが、これらを別個のものとして
も何等問題はない。
【0058】音楽用CDの74分という記録時間に対し
て、第1セッションSS1に60分を割り当て、残る1
4分を第2セッションSS2に割り当てると、第2セッ
ションSS2の圧縮音声情報を伸長(圧縮解除)したと
きに第1セッションSS1とほぼ同等の記録時間を確保
することができる(つまり、ATRAC方式では圧縮率
が約5分の1とされる。)。
【0059】このように、1枚のディスク上に複数のセ
ッションが記録される方式はマルチセッションと呼ばれ
ている。
【0060】また、図10(b)に示す例では、第2セ
ッションを構成する各トラックには、暗号化された圧縮
音声情報がそれぞれ記録され、これによって情報につい
てのセキュリティを高めることができる。
【0061】つまり、この場合には、第1セッションS
S1については上記した図10(a)の構造と同じとさ
れ、また、第2セッションSS2については見かけ上の
構造が図10(a)の構造と同様ではあるが、各トラッ
ク(Tracki、但し、i=1、2、・・・、N)に
は暗号化された圧縮音声情報がそれぞれ記録される。
【0062】尚、第2セッションSS2の全トラックの
情報に対して暗号化を施す方法と、トラック毎に暗号化
を施す方法とがあり、後者の方法によれば、例えば、曲
目毎に暗号化の許否を規定することが可能となる。ま
た、この場合にも従来のCDとの互換性が考慮されてい
る。
【0063】上記の二例では、第2セッションSS2を
複数のトラックにより構成したが、これに限らず、図1
1(a)に示す例26のように、第2セッションSS2
を構成する1つのトラックに、圧縮音声情報を一繋がり
のデータとして格納しても良い。つまり、この場合に
は、リードインLIとリードアウトLOとの間にトラッ
ク1(図では「Track1」)だけが存在し、該トラ
ックに、例えば、ATRAC方式での圧縮音声情報がそ
のまま(フィジカル(物理的)イメージデータ)の形で
格納される。尚、ここで、「フィジカルイメージデー
タ」とはデータの並びや構造がディスク上のデータの並
びや構造の投影(イメージ)となっているという意味で
あり、物理フォーマット自体あるいはRF(Radio
Frequency)信号を意味するものではない。
例えば、ミニディスクの場合には、ディスク上に記録す
るために音楽データに対してヘッダーやエラー訂正コー
ド、サブコード等の情報を加えたデータ列を意味し、換
言すれば、ミニディスクのフォーマットに準拠した論理
データ列(論理データフォーマット)のことである。
【0064】また、この圧縮音声情報に対して暗号化を
施しても良いことは勿論である。
【0065】そして、上記した例では、2つのセッショ
ンSS1、SS2を有するデータ構造について説明した
が、高速ダビング専用のディスクとして作製する場合に
は、図11(b)に示すように、図10(a)の第2セ
ッションと同じ構成を有する第1セッションSS1だけ
からなる構造を採用することができる。つまり、この場
合には、リードインLIとリードアウトLOとの間に位
置する各トラックTracki(i=1、2、・・・、
N)に圧縮音声情報(又は暗号化された圧縮音声情報)
がそれぞれ記録される。
【0066】図12は、CDを例にして、上記したデー
タ構造を有するディスク28と従来のディスク29(音
楽用CDやCD−ROM等)に関する再生機や録音機、
コンピュータ機器における媒体の互換性について説明す
るための図である。
【0067】図中の再生機30(CDプレーヤ)は、図
10や図11(a)に示した第1セッションについての
情報だけを再生することが可能とされる。
【0068】また、再生機31は高速ダビング対応のC
Dプレーヤであり、図10、図11(a)に示した第1
セッション及び第2セッションについての情報や、高速
ダビング専用ディスク(図11(b)参照)の情報を再
生することができる。
【0069】そして、コンピュータ機器32は、マルチ
セッション対応のCD−ROMドライブ装置33を備え
ている。
【0070】録音機34は、再生機30や再生機31か
らの再生信号についてのアナログ記録又はSCMSによ
るダビングが可能な従来の機器であり、また、録音機3
5は高速ダビングに対応した機器である。尚、録音機3
4、35には、例えば、ミニディスク(以下、「MD」
と略記する。)の録再機を用いることができる。
【0071】MDデータレコーダ36は、コンピュータ
機器32のCD−ROMドライブ装置33による再生デ
ータの記録装置である。
【0072】尚、ディスク28や29から再生機30、
31等に向かう矢印については、破線で示す矢印が図1
0、図11(a)に示すような第1セッションに係る情
報のみの再生を意味し、実線で示す矢印がマルチセッシ
ョンフォーマットに準拠した再生を意味している。
【0073】また、再生機30、31から録音機34、
35に向かう矢印については、実線で示す矢印がアナロ
グ又はSCMSによる低速(例えば、音楽用CDの再生
速度を基準とした1倍速再生)でのダビングを意味し、
幅広の矢印が高速ダビングを意味している。
【0074】従来のディスク29については、例えば、
音楽用CDの場合、再生機30、31による情報の再生
が可能であり、また、CD−ROMドライブ装置33に
よって音楽情報やCD−ROMデータの再生が可能とさ
れる。よって、再生機30、31による再生信号が録音
機34や36に送出されると1倍速でのダビングが行わ
れる。
【0075】これに対して、ディスク28ではマルチセ
ッションとされているので、これを従来の再生機30に
かけたときには図10や図11(a)の第1セッション
に係る情報だけが再生され、第2セッションに係る情報
が再生されることはない。換言すれば、上記第2セッシ
ョンを利用した高速ダビングを行うには当該セッション
の情報を再生する機能を有する専用の再生機が必要であ
り、これが再生機31である。従って、高速ダビング時
には再生機31がディスク28の第2セッションの情報
を再生してこれを録音機35に送出することによって高
速の転送・記録が行われる。
【0076】例えば、上記したように第2セッションに
記録される情報がATRAC方式による圧縮情報である
とした場合、再生機31における1倍速再生のデータレ
ートはMDの場合の約5倍速に相当する。つまり、ディ
スク28(ソースディスク)に圧縮情報を記録しておく
ことによって、高速ダビング時における情報の送出装置
である再生機の処理速度を必要以上に高速化させないで
済むので再生機が安価になる。換言すれば、再生機31
において、例えば、2倍速再生が可能なドライブ装置を
採用すれば、容易に約10倍速に匹敵する高速ダビング
を実現することができる。しかも、録音機35には高速
のATRACエンコーダ(上記圧縮手段18に相当す
る。)が不要となる(この点についてはさらに後述す
る。)ので、安価な高速ダビング装置を実現することが
できる。
【0077】そしてまた、ディスク28の採用は、現行
のSCMSによるディジタル録音(所謂ホームコピー)
に関しては何等の影響を与えないという利点がある。つ
まり、SCMSによって得られたユーザーの権利を損な
うことがなく、また、SCMSの使用による制約を受け
ることもない。
【0078】さらに、コンピュータ機器32に内蔵のC
D−ROMドライブ装置33に対しては、上記第2セッ
ションの情報を暗号化するによってセキュリティ面での
安全性を保証することができる。つまり、第2セッショ
ンの情報に施した暗号化を解除しない限り、第2セッシ
ョンの情報をMDデータレコーダ36に記録しても全く
の無駄となり、データのコピーは可能であっても暗号の
復号化機能を記録装置が有しない限り、意味をなす情報
再生を行うことができない(図12にはこれを「×」印
で示す。)。
【0079】尚、再生機31から録音機34へのダビン
グや再生機30から録音機35へのダビングについては
低速で行なわれ、また、図11(b)に示した高速ダビ
ング専用ディスクについてはこれを再生機31だけにか
けることができることは勿論である。
【0080】図13は高速ダビング装置の構成例37を
示しており、本例では再生機としてCDプレーヤ38を
用い、録音機としてMD録再機39(図には記録モード
に係る構成の要部を示す。)を用いている。
【0081】ディスク28についてのデータ構造として
は、図11(a)に示した構造を用いており、第2セッ
ションSS2にはATRAC方式での圧縮音声情報が格
納されており、これはMDのフィジカルイメージのデー
タとして記録されている。
【0082】CDプレーヤ38に装着されたディスク2
8について高速ダビングを行う際には、光学読取手段と
しての光学ヘッド部(あるいはピックアップ)40によ
ってディスク28の第2セッションから情報を読み出し
て、これを信号処理部41に送出した後、ディジタルイ
ンターフェース部42を介して、MD録再機39のディ
ジタルインターフェース部43に送信する。
【0083】ディジタルインターフェース部42と43
とは高速通信のための専用接続線44で結ばれており、
再生情報はディジタルインターフェース部43から記録
信号処理部45に送出された後、既知の方法によってM
D46に記録される。
【0084】尚、上記したデータ構造を採用することに
よって、記録側装置には高速のATRACエンコーダ
(図17のエンコーダiを参照。)が不要となり、信号
処理が簡略化されるので、著しいコスト上昇を伴うこと
なく高速ダビング機能を実現することができる。
【0085】また、本例ではCDプレーヤ38とMD録
再機39とを専用接続線44で繋ぐ(高速ダビング専用
端子を各機器に設ける必要がある。)ようにしたが、こ
れに限らず、IEC958によるディジタル接続の機能
を拡張した通信形態を採用しても良い。
【0086】次に、情報の暗号化処理を伴う場合につい
て高速ダビング装置及び暗号の復号化の手続を説明す
る。
【0087】図14は高速ダビング装置の構成例47を
示すものであり、再生側装置であるCDプレーヤ38に
ついては図13のCDプレーヤと同じであるが、記録側
装置であるMD録再機39Aについては、ディジタルイ
ンターフェース部43と記録信号処理部45との間に復
号化処理部48が設けられており、ディジタルインター
フェース部43から復号化処理部48に送出される信号
にはディスクID(ディスク内容の識別情報であり、こ
れを「DI」と記す。)が含まれている。また、記録信
号処理部45からMD46に情報を記録するか否か(図
には情報記録の許否をスイッチの記号によってオン/オ
フ状態で示す。)を規定するための課金情報処理部49
が設けられている。
【0088】課金情報処理部49にはアクセスキー(A
K)を入力するためのキー操作部50が付設されてお
り、課金情報処理部49から復号化処理部48に送出さ
れる暗号解読キー(K)によって暗号の復号化が行わ
れ、また、課金情報処理部49が出力する制御情報
(D)によってMD46に情報記録を行うか否かが決定
される。尚、上記ディスクID(DI)は課金情報処理
部49にも送出される。
【0089】図15は少額課金カードを利用した認証及
び課金、高速ダビング制御に関する全体像の説明図であ
り、少額課金カード51としては、例えば、スクラッチ
カード方式の課金カードが用いられる。
【0090】認証センター52は、決済サービス会社5
3に対して予めカードID(これを「CI」と記す。)
を発行し、これに基づいて少額課金カード51が販売さ
れる。
【0091】ユーザーはこの少額課金カード51を購入
するが、その購入代金は決済サービス会社53に支払わ
れる。
【0092】そして、ユーザーは、購入した少額課金カ
ード51のスクラッチ部分に隠されたカードID(番
号)と、高速ダビング対応ディスク(28)のディスク
ID(例えば、ディスクのレーベルやパッケージ等に記
載されている。)を認証センター52に伝え、認証セン
ター52からはアクセスキー(AK)を受け取る。尚、
このアクセスキー(AK)は、関数式「AK=f(C
I,DI)」を用いて認証センター52で規定されるも
のであり、暗号解読キーやダビング制御情報あるいは管
理情報を引き出すのに必要とされる。
【0093】ユーザーは、記録装置(MD録再機)39
Aのキー操作部50を操作してアクセスキー(AK)を
入力する。上記したようにディスクID(DI)は再生
装置(CDプレーヤ)から専用接続線44を介して再生
情報と一緒に記録装置に送られてくるので、課金情報処
理部49は、関数式「K=g(DI,AK)」を用いて
暗号解読キー(K)を生成するとともに、関数式「D=
h(DI,AK)」を用いて制御情報Dを生成する。
尚、この場合の制御情報Dには再生情報の記録について
の許否を示す情報が含まれるが、ダビングの許可回数等
の管理情報を含めることで記録回数を制限しても良い。
【0094】こうして、記録装置(MD録再機)39A
の復号化処理部48では暗号解読キー(K)を用いて情
報の復号が行われた後、記録信号処理部45からMD4
6への情報の記録が行われ、高速ダビングが実現され
る。
【0095】認証センター52では、ユーザーから通知
されたディスクIDを元にしてアクセス許可のデータベ
ースを更新し、該データベース又はディスク(28)が
ダビング許可済であることを示す情報を決済サービス会
社53に通知する(この通知がない限り決済サービス会
社53はユーザーがダビングを行ったディスクを特定す
ることができない。)。これによって、決済サービス会
社53は、著作権者(やコンテンツプロバイダ)54に
対して徴収代金を正確に還元することができる。
【0096】認証センター52はユーザーに対してアク
セスキー(AK)を発行する度に少額課金カード51の
残額を管理する機能を有しており、当該カードを使用す
る度に残額が減額される。
【0097】尚、MD上に課金情報が書き込まれた高速
ダビング専用MD46Aを使用する場合には、図16の
構成例55に示すように、記録装置(MD録再機)39
Bに当該MD46Aを装着し、ダビングの許可回数を示
す情報を読み出してこれを課金情報処理部49に送出
し、MD46Aへのダビングを行う度に許可回数を減少
させることでダビング回数を制限することができる。つ
まり、この場合には、MD46Aにダビング回数を制御
するためのカウンター情報が記録されており、当該情報
は記録装置(MD録再機)39Bの再生手段(MDの記
録情報を再生する手段)によって読み出すことができ、
ダビング回数の残数がゼロでな限り高速ダビングが許可
される(つまり、制御情報Dについてはダビングの許可
回数の管理情報が含まれる。)。そして、残数がゼロに
なったディスクに対しては、これを課金情報の書き込み
装置や設備を有するサービス業者(コンビニエンス・ス
トア等。)に持ち込んで、所定の金額を支払った上で当
該金額に応じたダビング回数をディスクに書き込んでも
らうことによって、当該ディスクへの高速ダビングを再
び行うことが可能となる。また、ダビング回数の残数が
ゼロでない場合であって、もうこれ以上の高速ダビング
が不要とされる場合に、残数に応じた代金を返金するサ
ービスを行うこともできる。
【0098】しかして、著作物としてのディスクの高速
ダビングという利便性に対する正当な課金徴収システム
を容易に構築することができ、著作物の複製に対して正
当に支払われるべき著作権者への公平な利益配分が可能
となり、また、配布媒体としてのCDと、記録媒体とし
てのMDとの共存関係の明瞭化及び著作権者の保護を図
ることが可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、情報記録媒体の専用
領域に非圧縮の情報に対して既に圧縮済の情報を記録し
ておき、その後にこれを取り出して別の記録媒体に記録
することによって、転送処理やダビング処理の高速化を
図ることができる。
【0100】請求項2に係る発明によれば、第1の領域
に非圧縮情報を記録し、第2の領域に圧縮情報又は圧縮
及び暗号化情報を記録することによって情報を用途別に
活用することができる。
【0101】請求項3、4に係る発明によれば、情報記
録媒体又はその記録内容を特定するための識別情報を当
該情報記録媒体に記録することによって識別情報の取り
出しが容易となり、情報記録媒体の内容とその識別情報
との対応関係が明瞭となる。
【0102】請求項5に係る発明によれば、再生情報の
高速圧縮に必要なエンコーダが不要となり、装置構成の
複雑化やコスト上昇を伴うことがない。よって、ダビン
グ動作の高速化とコスト低減との両立化を図ることがで
きる。
【0103】請求項6、7に係る発明によれば、情報の
転送速度に応じて、つまり、低速時には情報記録媒体の
第1の領域から情報を取り出し、また高速時には情報記
録媒体の第2の領域から情報を取り出して転送処理やダ
ビング処理を行うことができる。
【0104】請求項8に係る発明によれば、情報記録媒
体から読み出した情報が、情報記録媒体の第1の領域の
情報であるか第2の領域の情報であるかに応じて、記録
前に圧縮処理の要否を決定し、第2の領域の情報につい
て記録処理の高速化を図ることができる。
【0105】請求項9乃至12に係る発明によれば、複
製制限用情報媒体を用いて、その当該情報により情報記
録媒体の複製回数を制限することで、情報記録媒体の不
正な複製を制限することが可能となる。
【0106】請求項13に係る発明によれば、複製制限
用情報媒体についての可搬性や汎用性が高くなり、携帯
用記録装置への適用等に便利である。
【0107】請求項14乃至17に係る発明によれば、
情報記録媒体の記録情報に対する暗号化によって情報の
秘匿性を高めるとともに、情報記録媒体の正当な利用者
に対しては暗号解読鍵による情報の復号化を保証するこ
とができる。
【0108】請求項18、19に係る発明によれば、情
報記録媒体の不正な複製に対する制限、情報記録媒体の
複製に対する課金・徴収、並びに利用料金の著作権者へ
の公平な配分を実現することができる。
【0109】請求項20、21に係る発明によれば、認
証機関からの鍵情報と情報記録媒体の識別情報との正し
い組み合わせが得られない限り、情報記録媒体の情報に
施された暗号化が解除されないようにすることで、情報
の漏洩等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録媒体の基本構成の説明図
である。
【図2】本発明に係る情報記録媒体の構成例の説明図で
ある。
【図3】図2とは別の構成例の説明図である。
【図4】本発明に係るダビング装置の基本構成を示す図
である。
【図5】本発明に係る再生装置の基本構成を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る記録装置の基本構成を示す図であ
る。
【図7】複製制限用情報媒体を用いたダビング装置の基
本構成を示す図である。
【図8】複製制限用情報媒体を用いるとともに、暗号解
読機能を有するダビング装置の基本構成を示す図であ
る。
【図9】情報記録媒体の著作権使用料に係る課金・徴
収、著作権者への配分方法及びネットワークについての
説明図である。
【図10】図11乃至16とともに、本発明の実施の一
例を示す図であり、本図はディスク状媒体におけるデー
タ構造の一例を(a)、(b)に示す説明図である。
【図11】図10と異なるデータ構造例を(a)、
(b)に示す説明図である。
【図12】情報記録媒体の互換性についての説明図であ
る。
【図13】ダビング装置の構成例を示す図である。
【図14】ダビング装置の構成の別例を示す図である。
【図15】少額課金カードを利用した認証及び課金、高
速ダビング制御に関する全体像の説明図である。
【図16】ダビング回数を制限するための装置の構成例
を示す図である。
【図17】従来のダビング装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…情報記録媒体、2、6…専用領域、3_1…第1の
領域、3_2…第2の領域、7、7A、7B…ダビング
装置、10…他の記録媒体、11…再生装置、14…専
用出力端子、15…記録装置、19…複製制限用情報媒
体、20…複製制限手段、21…復号化手段、22…認
証処理装置、23…課金徴収・配分処理装置

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非圧縮の情報に対して圧縮された情報又
    は圧縮及び暗号化が施された情報を記録するための専用
    領域を有することを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した情報記録媒体におい
    て、 複数の領域のうちの第1の領域には非圧縮の情報が記録
    され、また、第2の領域には、第1の領域に記録された
    非圧縮の情報の全部又は一部を圧縮し又は圧縮及び暗号
    化を施した情報が記録されることを特徴とする情報記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した情報記録媒体におい
    て、 情報記録媒体又はその記録内容を特定するための識別情
    報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した情報記録媒体におい
    て、 情報記録媒体又はその記録内容を特定するための識別情
    報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 非圧縮の情報に対して圧縮された情報又
    は圧縮及び暗号化が施された情報を記録するための専用
    領域を有する情報記録媒体から情報を読み出して他の記
    録媒体に記録するダビング装置であって、 上記情報記録媒体の専用領域から読み出した情報につい
    て圧縮又は圧縮及び暗号化を解除することなく上記他の
    記録媒体に情報を記録することを特徴とするダビング装
    置。
  6. 【請求項6】 複数の領域のうちの第1の領域には非圧
    縮の情報が記録され、また、第2の領域には第1の領域
    に記録された非圧縮の情報の全部又は一部を圧縮し又は
    圧縮及び暗号化を施した情報が記録された情報記録媒体
    から情報を読み出して他の記録媒体に記録するダビング
    装置であって、 上記情報記録媒体の第2の領域から読み出した情報につ
    いて圧縮又は圧縮及び暗号化を解除することなく上記他
    の記録媒体に情報を記録することを特徴とするダビング
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の領域のうちの第1の領域には非圧
    縮の情報が記録され、また、第2の領域には第1の領域
    に記録された非圧縮の情報の全部又は一部を圧縮し又は
    圧縮及び暗号化を施した情報が記録された情報記録媒体
    から情報を読み出して出力する再生装置であって、 上記情報記録媒体の第1の領域に記録された非圧縮の情
    報についてはこれをそのまま再生して出力し、 また、上記情報記録媒体の第2の領域から読み出した情
    報について圧縮を解除することなくこれを転送用の専用
    出力端子に出力することを特徴とする再生装置。
  8. 【請求項8】 複数の領域のうちの第1の領域には非圧
    縮の情報が記録され、また、第2の領域には第1の領域
    に記録された非圧縮の情報の全部又は一部を圧縮し又は
    圧縮及び暗号化を施した情報が記録された情報記録媒体
    から読み出された情報を所定の記録媒体に記録すること
    ができる記録装置であって、 上記情報記録媒体の第1の領域から読み出された非圧縮
    の情報についてはこれを圧縮後に上記所定の記録媒体に
    記録し、 また、上記情報記録媒体の第2の領域から読み出された
    既に圧縮済の情報については再圧縮することなく上記所
    定の記録媒体に記録することを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載したダビング装置におい
    て、 情報記録媒体の複製に対する許可又は課金情報若しくは
    複製の許可回数を示す情報あるいは当該情報を導出する
    ための識別情報若しくは管理情報が記録された複製制限
    用情報媒体を用い、その当該情報に基づいて情報記録媒
    体の複製回数を制限する複製制限手段を有することを特
    徴とするダビング装置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載したダビング装置にお
    いて、 情報記録媒体の複製に対する許可又は課金情報若しくは
    複製の許可回数を示す情報あるいは当該情報を導出する
    ための識別情報若しくは管理情報が記録された複製制限
    用情報媒体を用い、その当該情報に基づいて情報記録媒
    体の第2の領域に記録された情報の複製回数を制限する
    複製制限手段を有することを特徴とするダビング装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載した情報記録媒体の複
    製に対する許可又は課金情報若しくは複製の許可回数を
    示す情報あるいは当該情報を導出するための識別情報若
    しくは管理情報を予め複製制限用情報媒体に記録してお
    き、情報記録媒体の複製時には、複製制限用情報媒体の
    情報に基づいて情報記録媒体の複製回数を制限すること
    を特徴とする情報記録媒体の複製制限方法。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載した記録装置におい
    て、 情報記録媒体の複製に対する許可又は課金情報若しくは
    複製の許可回数を示す情報あるいは当該情報を導出する
    ための識別情報若しくは管理情報が記録された複製制限
    用情報媒体を用い、当該情報に基づいて情報記録媒体の
    複製回数を制限する複製制限手段を有することを特徴と
    する記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載した記録装置におい
    て、 複製制限用情報媒体がカード式媒体又は情報記録媒体の
    情報を記録する記録媒体そのものであることを特徴とす
    る記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項9に記載したダビング装置にお
    いて、 複製制限用情報媒体の識別情報と、情報記録媒体又はそ
    の記録内容を特定するための識別情報とに基づいて、複
    製制限手段が暗号解読鍵を生成してこれを暗号の復号化
    手段に送出することによって情報記録媒体の情報に施さ
    れた暗号化が解除されるようにしたことを特徴とするダ
    ビング装置。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載したダビング装置に
    おいて、 複製制限用情報媒体の識別情報と、情報記録媒体又はそ
    の記録内容を特定するための識別情報とに基づいて、複
    製制限手段が暗号解読鍵を生成してこれを暗号の復号化
    手段に送出することによって情報記録媒体の情報に施さ
    れた暗号化が解除されるようにしたことを特徴とするダ
    ビング装置。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載した記録装置におい
    て、 複製制限用情報媒体の識別情報と、情報記録媒体又はそ
    の記録内容を特定するための識別情報とに基づいて、複
    製制限手段が暗号解読鍵を生成してこれを暗号の復号化
    手段に送出することによって情報記録媒体の情報に施さ
    れた暗号化が解除されるようにしたことを特徴とする記
    録装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載した記録装置におい
    て、 複製制限用情報媒体の識別情報と、情報記録媒体又はそ
    の記録内容を特定するための識別情報とに基づいて、複
    製制限手段が暗号解読鍵を生成してこれを暗号の復号化
    手段に送出することによって情報記録媒体の情報に施さ
    れた暗号化が解除されるようにしたことを特徴とする記
    録装置。
  18. 【請求項18】 情報記録媒体の複製に対して許可を与
    え又は複製の許可回数を管理するための複製制限用情報
    媒体を使用して情報記録媒体の著作権使用料に係る課金
    を徴収し、これを著作権者に配分するための、著作権使
    用料に係る課金徴収・配分方法であって、 (イ)認証機関が上記複製制限用情報媒体の識別情報を
    課金徴収・配分機関に発行した後、 (ロ)課金徴収・配分機関から(イ)の識別情報を有す
    る複製制限用情報媒体を購入した利用者が、認証機関に
    対して当該識別情報及び情報記録媒体の識別情報を通知
    すると、認証機関は利用者に対して複製許可用の鍵情報
    を発行するとともに、課金徴収・配分機関に対して情報
    記録媒体の識別情報及び当該情報記録媒体の複製を許可
    した旨を通知し、 (ハ)利用者が受け取った(ロ)の鍵情報をダビング装
    置に入力することによって、当該情報から情報記録媒体
    の複製を許可する情報又は支払い代金に応じた複製許可
    の回数を示す情報を生成して、当該情報の許容する範囲
    内で情報記録媒体の複製を行うことが許可され、 (ニ)課金徴収・配分機関は上記(ロ)での購入代金及
    び認証機関からの情報記録媒体の識別情報及び当該情報
    記録媒体の複製を許可した旨の通知に基づいて徴収代金
    を著作権者に配分することを特徴とする著作権使用料に
    係る課金徴収・配分方法。
  19. 【請求項19】 情報記録媒体の複製に対して許可を与
    え又は複製の許可回数を管理するための複製制限用情報
    媒体を使用して情報記録媒体の著作権使用料に係る課金
    を徴収し、これを著作権者に配分するための、著作権使
    用料に係る課金徴収・配分ネットワークであって、 (イ)上記複製制限用情報媒体の識別情報を発行する認
    証処理装置と、著作権使用料の課金徴収・配分処理装置
    と、情報記録媒体のダビング装置を備えていること、 (ロ)課金徴収・配分処理装置に対して代金を支払うこ
    とによって(イ)の識別情報を有する複製制限用情報媒
    体を購入した利用者が、認証処理装置に対して当該識別
    情報及び情報記録媒体の識別情報を入力すると、認証処
    理装置は利用者に対して複製許可用の鍵情報を発行する
    とともに、課金徴収・配分処理装置に対して情報記録媒
    体の識別情報及び当該情報記録媒体の複製を許可した旨
    の情報を送出すること、 (ハ)利用者が認証処理装置から有線又は無線通信を通
    して取得される(ロ)の鍵情報がダビング装置に入力さ
    れることによって、当該情報から情報記録媒体の複製を
    許可する情報又は支払い代金に応じた複製許可の回数を
    示す情報が生成され、当該情報の許容する範囲内で情報
    記録媒体の複製を行うことが許可されること、 (ニ)課金徴収・配分処理装置は上記(ロ)で徴収した
    代金及び認証処理装置からの情報記録媒体の識別情報及
    び当該情報記録媒体の複製を許可した旨の通知に基づい
    て徴収代金を著作権者に配分すること、 を特徴とする著作権使用料に係る課金徴収・配分ネット
    ワーク。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載した著作権使用料に
    係る課金徴収・配分方法において、 利用者が認証機関から受け取った鍵情報をダビング装置
    に入力することによって、当該鍵情報と情報記録媒体の
    識別情報とに基づいて、情報記録媒体の記録情報に施さ
    れた暗号化の解読鍵の情報が生成されて、情報記録媒体
    の情報についての暗号化が解除されるようにしたことを
    特徴とする著作権使用料に係る課金徴収・配分方法。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載した著作権使用料に
    係る課金徴収・配分ネットワークにおいて、 認証処理装置から取得された鍵情報がダビング装置に入
    力されることによって、当該鍵情報と情報記録媒体の識
    別情報とに基づいて、情報記録媒体の記録情報に施され
    た暗号化の解読鍵の情報が生成されて、情報記録媒体の
    情報についての暗号化が解除されるようにしたことを特
    徴とする著作権使用料に係る課金徴収・配分ネットワー
    ク。
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