JP2000304675A - 粘度測定方法 - Google Patents

粘度測定方法

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JP2000304675A
JP2000304675A JP11110989A JP11098999A JP2000304675A JP 2000304675 A JP2000304675 A JP 2000304675A JP 11110989 A JP11110989 A JP 11110989A JP 11098999 A JP11098999 A JP 11098999A JP 2000304675 A JP2000304675 A JP 2000304675A
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Tamio Komura
民雄 小村
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 でん粉系接着剤の有効固形分の濃度の目安で
ある粘度を、施工現場で作業者の熟練度によることな
く、正確かつ簡易に測定することができる粘度測定方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 壁紙又は壁布を壁面又は天井面に貼付す
るために用いるでん粉系接着剤の粘度を測定する方法で
あって、でん粉系接着剤を配設容器に分取し、分取した
でん粉系接着剤の所定量を被験面の所定位置に配設し、
その所定位置からでん粉系接着剤が、所定時間内に流動
落下した距離を測定することを特徴とする粘度測定方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘度測定方法に関
する。さらに詳しくは、でん粉系接着剤の有効固形分の
濃度の目安である粘度を、施工現場で作業者の熟練度に
よることなく、正確かつ簡易に測定することができる粘
度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の各種建築物の壁面や天井面に
は、その美観の向上や汚染の防止等のため、壁紙又は壁
布を貼付することが行われている。この貼付作業(特に
貼付に用いる接着剤の調製作業)は、施工現場におい
て、作業者がその経験と勘に頼って行っているのが現状
である。
【0003】以下、貼付作業について、でん粉系接着剤
を用いる場合を例にとって、さらに具体的に説明する。
貼付作業の当日、作業者は、施工現場において、所定の
有効固形分を含んだ通常ゲル状のでん粉系接着剤の原体
を水等の溶媒で所定の濃度となるように希釈して、塗布
用でん粉系接着剤を調製する。次に、この塗布用でん粉
系接着剤を所定の方法(例えば、図1に示すように壁紙
又は壁布7を塗布用でん粉系接着剤1を貯留した塗布機
8を通過させる方法)で壁紙又は壁布の裏面にその所定
量を塗布する。次に、接着剤付きの壁紙又は壁布を、必
要に応じて、予め清浄化した、またパテ等でその表面を
平滑化した石膏ボード等の貼付対象面に貼付する。この
ような一連の作業が通常の施工現場で行われているもの
である。
【0004】優れた貼付品質(貼付作業終了後から一定
期間、壁紙又は壁布が貼付対象面から剥離しないこと、
また、汚れ、目開き、浮き、波打ち、膨れ、接着剤のは
みだし等を発生しないこと)を確保するためには、接着
剤を現場で調製するに際し、最適な濃度(希釈率)に調
整する必要があり、そのためには、壁紙又は壁布の材
質、接着剤の種類及び貼付対象面の材質等を予め考慮に
入れた上で、接着剤の濃度、接着剤の塗布量、及び壁紙
又は壁布の貼付対象面からの剥離強度等の相関関係を勘
案する必要があった。一般に、濃度が低すぎる(希釈率
が高すぎる)と必要な剥離強度を得ることが困難である
が、だからといって必要な剥離強度を得るために塗布量
を多くしすぎると壁紙又は壁布から接着剤がはみ出して
しまうことになり、また、逆に濃度が高すぎると塗布機
における塗布作業が困難になる。このように、接着剤の
最適濃度への調整は、全体の作業性や貼付品質に大きな
影響を与える重要な要素である。
【0005】しかしながら、通常の施工現場には、接着
剤の有効固形分の濃度(その目安としての粘度)を測定
する機器(例えば、BH型粘度計等)は、作業性、可搬
性等の観点から、またBH型粘度計では、でん粉系接着
剤のような結晶性分子からなる流体の微妙な粘度差は再
現しにくい傾向にあるため、常備されていないのが現状
であり、このような施工現場における接着剤の最適濃度
への調整は、作業者の経験と勘に頼った、熟練度を必要
とするものにならざるを得なかった。従って、施工現場
に派遣された作業者の熟練度により、壁紙又は壁布の貼
付品質にばらつきが生じるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に鑑みてなされたものであり、でん粉系接着剤の有効固
形分の濃度の目安である粘度を、施工現場で作業者の熟
練度によることなく、正確かつ簡易に測定することがで
きる粘度測定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため、鋭意研究した結果、配設容器で分取し
たでん粉系接着剤を被験面に配設し、配設した分取でん
粉系接着剤が、被験面を所定時間内に流動落下した距離
を測定することにより、上述の問題を解決し得る方法が
得られることを知見し、本発明を完成させた。すなわ
ち、本発明は、以下の粘度測定方法を提供するものであ
る。
【0008】[1]壁紙又は壁布を壁面又は天井面に貼
付するために用いるでん粉系接着剤の粘度を測定する方
法であって、でん粉系接着剤を配設容器に分取し、分取
したでん粉系接着剤の所定量を被験面の所定位置に配設
し、その所定位置からでん粉系接着剤が、所定時間内に
流動落下した距離を測定することを特徴とする粘度測定
方法。
【0009】[2]前記でん粉系接着剤が、JIS A
6922に規定された壁紙施工用でん粉系接着剤であ
る前記[1]に記載の粘度測定方法。
【0010】[3]前記配設容器が、注射器である前記
[1]又は[2]に記載の粘度測定方法。
【0011】[4]前記被験面の材質が、石膏ボード、
ベニヤ、スレート又はパテである前記[1]〜[3]の
いずれかに記載の粘度測定方法。
【0012】[5]前記所定時間が、30秒及び60秒
である前記[1]〜[4]のいずれかに記載の粘度測定
方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘度測定方法の実
施の形態を具体的に説明する。本発明の粘度測定方法
は、壁紙又は壁布を壁面又は天井面に貼付するために用
いるでん粉系接着剤の粘度を測定する方法であって、で
ん粉系接着剤を配設容器に分取し、分取したでん粉系接
着剤の所定量を所定の勾配を設けた被験面の所定位置に
配設し、その所定位置からでん粉系接着剤が、所定時間
内に流動落下した距離を測定することを特徴とするもの
である。ここで、本発明に用いられる「壁紙又は壁布」
の材質は、和紙類、加工紙類、金属箔・メタリック調、
紙布類、木質類等の紙壁紙系;平織物、ドレープ調、パ
イル調、緞子調、フロック類、不織布類、編み物類等の
織物壁紙系;レーザー類、発泡塩ビ類、チップ類等のビ
ニル壁紙系等のいずれであってもよい。また、壁紙又は
壁布を貼付する貼付対象面である「壁面や天井面」は、
壁面や天井面の他に、床面、柱面、ドアー面、間仕切り
面等あってもよい。
【0014】以下、本発明の粘度測定方法をステップご
とに、さらに具体的に説明する。 I.でん粉系接着剤の配設容器への分取 本発明においては、まず、予め調製したでん粉系接着剤
を配設容器に分取する。以下、配設容器に分取したでん
粉系接着剤を、「分取でん粉系接着剤」ということがあ
る。
【0015】1.でん粉系接着剤 本発明に用いられるでん粉系接着剤としては住宅等の建
築物用に用いられるものであれば特に制限はないが、例
えば、JIS A 6922に規定された壁紙施工用で
ん粉系接着剤を好適例として挙げることができる。ここ
で、JIS A 6922に規定された壁紙施工用でん
粉系接着剤とは、でん粉を主成分とし、増量剤、安定
剤、防かび剤を配合したもので、水で容易に希釈でき、
酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂あるいはアク
リル樹脂の各エマルジョンと相溶性のあるものを意味す
る。
【0016】また、このでん粉系接着剤に加えて、例え
ば、安息香酸ナトリウム、パラベン等の防腐剤を添加し
てもよい。このでん粉系接着剤としては、通常、施工現
場において調製したものを用いる。その調製方法として
は特に制限はないが、例えば、所定の有効固形分を含ん
だゲル状、固体状、液状の原体(可搬性、貯蔵性の面か
らゲル状又は固体状のものが好ましい)を攪拌容器に入
れ、水等の希釈溶媒を攪拌容器に注ぎ、均一に分散する
まで、攪拌することを挙げることができる。この場合、
注入する水等の希釈溶媒は、数回に分けて、各回ごとに
十分に攪拌することが、いわゆる「ままこ」を発生させ
ないために好ましい。なお、接着剤を施工現場で調製す
るのは、調製後、一定時間が経過すると、接着剤の接着
性の低下やバラツキ或いは腐敗を生ずるからである.
【0017】2.配設容器 本発明に用いられる配設容器としては、通常、施工現場
で調製したでん粉系接着剤の所定量を正確に分取でき、
かつ後述する被験体に確実に配設できるものであれば特
に制限はないが、例えば、施工現場で手軽に扱えること
や使用後の清掃の容易さ、作業者の取り扱い方により分
取量に差が出ないこと等から、医療用等に用いられてい
る注射器を好適例として挙げることができる。化学実験
用の定量ピペット等であってもよい。
【0018】配設容器等によるでん粉系接着剤の分取方
法については特に制限はないが、例えば、配設容器の注
入口をでん粉系接着剤を調製するための攪拌容器又は塗
布機の接着剤貯留槽にそれが埋没する程深く差し込み、
1〜10ml、好ましくは3〜8mlを、吸い取ること
を挙げることができる。1ml未満であると、有意差を
識別出来ないことがあり、10mlを超えると接着剤を
無駄に浪費することになるからである。この場合、配設
容器の中に気泡が入り込まないようにすることが好まし
い。
【0019】II.分取でん粉系接着剤の所定量の被験
面への配設 ステップIに続いて、本発明においては、分取でん粉系
接着剤の所定量(配設量)を所定の勾配を設けた被験面
の所定位置に配設する。
【0020】1.分取でん粉系接着剤の配設量 配設容器(例えば、注射器)を用いて分取した所定量の
分取でん粉系接着剤の配設量は、後述する、それを被験
面の所定位置に配設して、所定時間内に流動落下する距
離を測定するに際し、被験面の材質、勾配、表面状態、
経過時間等を勘案して、分取でん粉系接着剤の粘度差に
より十分な有意差が認められる程度の量であることが好
ましい。例えば、注射器の1〜3目盛の量(通常1〜3
ml、好ましくは1〜2ml)を挙げることができる。
1ml未満であると測定値の有意差を識別するのが困難
になることがあり、3mlを超えると、測定時間が長く
なり、その間の水分の揮発による水分量の変化により却
って測定誤差が大きくなることがある。
【0021】2.被験面への配設 本発明に用いられる被験面の材質としては、住宅等の建
築物の壁や天井に用いられる、壁紙又は壁布が貼付され
る貼付対象面と同等の材質のものであれば特に制限はな
いが、例えば、石膏ボード、ベニヤ、スレート、パテ等
を挙げることができる。尚、被験面は、目視して汚れが
あれば除去しておく。
【0022】被験面の垂直方向の長さは、後述する、分
取でん粉系接着剤が、所定時間内に流動落下する距離を
十分に確保できるものであれば特に制限はないが、例え
ば、30cm以上のものが好ましい。
【0023】その勾配としては特に制限はないが、壁紙
又は壁布を通常貼付する壁や間仕切り等と同様の設定と
するため、90度又はその近傍であることが好ましい。
【0024】分取でん粉系接着剤の被験面の所定位置へ
の配設の方法については、その所定位置から分取でん粉
系接着剤が、所定時間内に流動落下した距離を正確に測
定することができるものであれば特に制限はないが、例
えば、被験面の上方であって、でん粉系接着剤が流動落
下する距離を十分に確保できる位置に、配設容器(例え
ば、注射器)を幾分傾けて斜め上方から、分取でん粉系
接着剤の所定量を押し出し、被験面に付着させることを
挙げることができる。この付着点が、分取でん粉系接着
剤が流動落下する起点となる。この場合、配設容器の注
入口近辺に付着した分取でん粉系接着剤は、予めウェス
等でふき取っておくことが、正確な測定のために好まし
い。
【0025】III.でん粉系接着剤の流動落下距離の
測定 ステップII.に続いて、本発明においては、でん粉系
接着剤の所定時間内の流動落下距離の測定をする。本発
明におけるでん粉系接着剤の流動落下距離の測定につい
ては、その距離をでん粉系接着剤の粘度に正確かつ簡易
に換算できることができるものであれば特に制限はない
が、例えば、前記起点から棒状に流動落下するでん粉系
接着剤の、30秒後、及び60秒後の最先端部の位置に
印をつけ、その起点から最先端部の位置までのそれぞれ
の距離を物差し(例えば、金尺)で測定することを挙げ
ることができる。ここで、30秒後、及び60秒後の2
回にわけて測定するのは、測定精度の向上のためであ
る。
【0026】この場合、既知の濃度(希釈率)のでん粉
系接着剤の、各粘度(希釈率)と、30秒後、及び60
秒後の起点から最先端部の位置までの流動落下距離との
関係について予め検量線を作成しておき、施工現場で測
定したでん粉系接着剤の起点から最先端部の位置までの
流動落下距離を検量線と比較考量することによって、そ
のでん粉系接着剤の粘度(希釈率)を簡易かつ迅速に確
定することができる。また、調製したでん粉系接着剤の
粘度(希釈率)が、施工現場で用いる所望の(適正な)
値のものとなっているかどうか、その既知濃度の検量線
における値と比較考量することにより確認することもで
きる。所望の値からずれていた場合、粘度が高い(希釈
率が低い)とき、すなわち、流動落下距離が小さいとき
は、さらに希釈溶媒を追加することにより、また、その
逆のときは、接着剤原体を追加することにより、適正な
粘度(希釈率)のものを簡易に得ることができる。
【0027】なお、検量線を作成するに当たっては、で
ん粉系接着剤の調製後の経過時間、当日の天候、施工現
場における温度、湿度、日照、通風等を勘案して、各条
件ごとに微調整をすることが好ましい。
【0028】また、測定の完了後は、速やかに、例え
ば、1〜5分以内に、被験面に付着した接着剤を、その
痕跡を残さぬように、ウェス等で拭き取ることが、その
後の被験面の使用を正確かつ円滑に行うために好まし
い。
【0029】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0030】(実施例1)JIS A 6922「壁紙
施工用でん粉系接着剤」の基準を満たす、でん粉系接着
剤(ヤヨイ化学工業(株)製 商品名:ルーアマイル
ド、固形分25%)18kgを、50リットルの攪拌容
器に入れ、希釈溶媒として水を12.6リットル用意
し、まず約4リットル加え、ままこが完全に消失するま
で充分に攪拌した。次ぎに、残りの水を約4リットル加
え同様に攪拌した。さらに、残りの水を全部(約4.6
リットル)加え同様に攪拌した。このようにして希釈し
たでん粉系接着剤を調製した。次に、図1に示すように
注射器(テルモ(株)製:容量10ml)2を塗布機8
中の調製した接着剤溶液に深く差し込んで調製したでん
粉系接着剤1の5mlを吸い取った。次に、図2に示す
ように、勾配を90度(垂直)に設定した石膏ボード3
の表面に、石膏ボード3の表面の起点5から上方の面と
約45度の角度をなすように傾けた注射器2から1ml
(1目盛分)を約2秒間で押し出した。そして、石膏ボ
ード3の表面を棒状に流動落下する分取でん粉系接着剤
1の30秒及び60秒後の最先端部を石膏ボード面上に
印(マーク)6をつけ、起点5からマーク6までの距離
をそれぞれ金尺4で測定した。その結果、流動落下距離
は、30秒後で12cm、60秒後で15cmであっ
た。予め希釈割合が既知の検量線と比較考量した結果、
この接着剤は、7割希釈に相当するものであった。BH粘
度計(回転数:48rpm、ローター:4、温度:20
℃)で測定した粘度は17,600cpsであった。検量線の作
成は、(1)希釈率が5、6、7、8、9割の各5水準
である標準試料を実験室で正確に調製し、(2)温度を
5,20、30℃の3水準に変化させ、(3)流動落下
時間を30、60,90,120,150,180秒の
6水準とした各条件下ごとの落下距離を3回づつ計測
し、その平均値より検量線を作成した。尚、参考値とし
て、各条件下でBH粘度計による粘度の計測も行った。
【0031】(実施例2)実施例1において、でん粉系
接着剤の調製を、希釈溶媒として水を10.1リットル
用意し、まず約3.5リットル加え、ままこが完全に消
失するまで充分に攪拌し、次ぎに、残りの水を約3.5
リットル加え同様に攪拌し、さらに、残りの水を全部
(約3.1リットル)加え同様に攪拌したこと以外は実
施例1と同様にして、流動落下距離を測定したところ、
30秒後で9.5cm、60秒後で11.2cmであっ
た。予め希釈割合が既知の検量線と比較考量した結果、
この接着剤は、7割希釈より少なめに希釈したもの(約
6割希釈)に相当するものであった。このため、実際に
壁紙の裏面に塗布する場合に、さらに、2.5リットル
の水で希釈する必要のあることがわかった。なお、BH粘
度計では粘度が26,000cpsであった。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
でん粉系接着剤の有効固形分の濃度の目安である粘度
を、施工現場で作業者の熟練度によることなく、正確か
つ簡易に測定することができる粘度測定方法を提供する
ことができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】 壁紙又は壁布の裏面に、でん粉系接着剤の所
定量を塗布する方法の一例を模式的に示す説明図であ
る。
【図2】 本発明の実施例において、注射器中の分取で
ん粉系接着剤の所定量を被験面の所定位置に押し出し、
その所定位置からでん粉系接着剤が、所定時間内に流動
落下した距離を測定する方法の一例を模式的に示す説明
図である。
【符号の説明】
1:でん粉系接着剤 2:注射器 3:石膏ボード 4:金尺 5:起点 6:印(マーク) 7:壁紙又は壁布 8:塗布機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁紙又は壁布を壁面又は天井面に貼付する
    ために用いるでん粉系接着剤の粘度を測定する方法であ
    って、でん粉系接着剤を配設容器に分取し、分取したで
    ん粉系接着剤の所定量を被験面の所定位置に配設し、そ
    の所定位置からでん粉系接着剤が、所定時間内に流動落
    下した距離を測定することを特徴とする粘度測定方法。
  2. 【請求項2】前記でん粉系接着剤が、JIS A 69
    22に規定された壁紙施工用でん粉系接着剤である請求
    項1に記載の粘度測定方法。
  3. 【請求項3】前記配設容器が、注射器である接着剤1又
    は2に記載の粘度測定方法。
  4. 【請求項4】前記被験面の材質が、石膏ボード、ベニ
    ヤ、スレート又はパテである請求項1〜3のいずれかに
    記載の粘度測定方法。
  5. 【請求項5】前記所定時間が、30秒及び60秒である
    請求項1〜4のいずれかに記載の粘度測定方法。
JP11110989A 1999-04-19 1999-04-19 粘度測定方法 Withdrawn JP2000304675A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544949A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 フラウンホーファーゲゼルシャフト ツール フォルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシユング エー.フアー. 分散液の降伏値を定期的に測定するための方法および装置ならびにそれらの使用
CN107036935A (zh) * 2016-12-13 2017-08-11 鹤山市知墨印刷粘合材料有限公司 一种流动性测试仪

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