JP2000304443A - 生ゴミ処理装置の乾燥装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置の乾燥装置

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JP2000304443A
JP2000304443A JP11107700A JP10770099A JP2000304443A JP 2000304443 A JP2000304443 A JP 2000304443A JP 11107700 A JP11107700 A JP 11107700A JP 10770099 A JP10770099 A JP 10770099A JP 2000304443 A JP2000304443 A JP 2000304443A
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drum
garbage
drying
peripheral wall
opening
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Katsuyuki Asagoe
勝征 浅越
Norikazu Matsuo
憲和 松尾
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細断された生ゴミを高効率に乾燥する生ゴミ
処理装置の乾燥装置を提供する。 【解決手段】 細断装置によって細断された生ゴミを受
け入れて乾燥させる生ゴミ処理装置の乾燥装置であり、
この乾燥装置が、周壁によって多角形に形成される内部
が空洞のドラムで構成され、ドラムの内部に乾燥した加
熱空気が流通させられ、且つ、横軸の回りに回転させら
れるものであることを特徴とする生ゴミ処理装置の乾燥
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを細断して
乾燥させ、乾燥させたものが家畜の飼料として利用でき
る生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、厨房や台所から出る生ゴミを機械
的に乾燥(処理)させる装置が開発されている。これら
の装置は、生ゴミを切断しながら乾燥させるものである
が、処理物が飼料として利用できるには、その乾燥を腐
敗や酸化を来す前の短時間の間に済ませなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生ゴミの乾燥は、生ゴ
ミに加熱空気を接触させてその水分を除去するやり方を
しているが、従来の乾燥装置は、細断装置と兼用したり
して内部に余計な部材があって加熱空気との接触が十分
ではなかった。又、乾燥装置の内部を循環する加熱空気
の流通経路が複雑であって、流通性に劣るといったこと
も挙げられる。本発明は、このような課題を解決するも
のであり、細断装置と乾燥装置とを分離するとともに、
この乾燥装置内を加熱空気が高効率に流通するようにし
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、細断装置によって細断された生ゴミを受け入れて乾
燥させる生ゴミ処理装置の乾燥装置であり、この乾燥装
置が、周壁によって多角形に形成される内部が空洞のド
ラムで構成され、ドラムの内部に乾燥した加熱空気が流
通させられ、且つ、横軸の回りに回転させられるもので
あることを特徴とする生ゴミ処理装置の乾燥装置を提供
する。
【0005】生ゴミを細かく細断してこれを乾燥するよ
うにすれば、乾燥が促進される。又、乾燥を乾燥専門の
乾燥装置で行なえば、乾燥の効率が高まる。この場合に
おいて、乾燥装置を内部が空洞になった回転するドラム
で構成すれば、細断された生ゴミが攪拌されて加熱空気
との接触性が高まるし、加熱空気の流通性も高まって乾
燥が促進する。
【0006】加えて、本発明は、以上のドラムが、周壁
の両端をボスを突出させた側壁で塞いで囲閉したもので
あり、ボスの中央に孔をあけて内部と外部を連通させる
とともに、ボスの外周を遊星配置されるベアリングで回
転可能に支持した手段を提供する。
【0007】ボスの中央に孔をあけて内部と外部を連通
させれば、ドラム内に流入出する加熱空気は直線状の経
路を辿ることができるから、流通性が高まって乾燥の効
率が良くなる。又、ボスの外周を遊星配置されるベアリ
ングで支持すれば、その孔の径も十分なものを確保でき
るから、十分な量の加熱空気を流通させることができて
乾燥が促進する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す生ゴミ
処理装置の正面図、図2は左側面図、図3は右側面図、
図4は平面図であるが、この生ゴミ処理装置は、生ゴミ
を細断する細断装置1と、細断された生ゴミを受け入れ
て乾燥させる乾燥装置2と、生ゴミに接触する空気を循
環させながら加熱、除湿、冷却する空気循環装置3とで
構成される。これら細断装置1、乾燥装置2及び空気循
環装置3は、パッケージ形をしたフレーム4に収容され
ている。
【0009】図6は細断装置1の縦断面図、図7は平面
図であるが、この場合の細断装置1は、円筒形をしたケ
ース5の内部に強制回転させられる縦軸(回転軸)6を
取り付け、回転軸6に切断刃7を取り付けたものであ
り、乾燥装置2は、細断装置1のケース5の下部に接続
され、横軸(水平軸)8を中心に回転可能に設けられる
ドラム9からなるものである。又、空気循環装置3は、
乾燥装置2を含んで閉回路を形成し、この閉回路中の空
気を強制的に加熱、除湿、冷却して循環させるものであ
る。
【0010】細断装置1のケース5は、周壁10を上壁
11と底壁12とで囲閉した円筒形をしており、上壁1
1の上方には、生ゴミを投入する投入板13が取り付け
られている。この投入板13は、上部が開放したパン状
をしており、周壁10内と連通する投入口14が形成さ
れている。この投入口14の上方には、投入口14と同
じ形状をした押込体15が支持柱16に上下動可能に取
り付けられている。更に、投入口13の背後には、生ゴ
ミがそれ以上移動しないための壁17が設けられてい
る。これにより、生ゴミを投入板13上に投下して投入
口14側に押しやることで、生ゴミは周壁10内に落下
するが、押込体15を押し下げることで、このことが確
実になる。
【0011】周壁10の中央には、回転軸6が縦設され
ているが、本例の場合、上壁11と底壁12にベアリン
グユニット18、19を取り付け、これで回転軸6を支
持している。尚、上壁11、底壁12とも、何本かのス
ポーク11a、12aでベアリングユニット18、19
を保持し、後の部分は開口させてある。従って、底壁1
2の開口部分の面積は大きく、これがそのまま細断され
た生ゴミの排出口20を形成することになる。
【0012】この場合、底壁12は、前方に延長されて
いてこの延長部分にモータ21が取り付けられている。
そして、回転軸6を上壁11の上方まで延長してプーリ
22を取り付けるとともに、モータ21にもプーリ23
を取り付けて両者間にベルト24を張り掛けている。こ
れにより、回転軸6はモータ21で駆動されることとな
る。
【0013】回転軸6には、板状をした切断刃7が多段
(本例では6段)に取り付けられている。本例の場合、
回転軸6にカラー25を分割して嵌め、このカラー25
で切断刃7の間隔を保持している。そして、最上位の切
断刃7を回転軸6に螺着されるナット26で締め付けて
いる。従って、切断刃7は、カラー25の摩擦抵抗で駆
動力を受けるものとなり、過大な負荷がかかった場合、
滑って安全を保つものとなる。
【0014】本例における切断刃7は、あたかも包丁の
ような形状をしており、各段において180°対向して
二枚設けられている。そして、切断刃7の上面に傾斜を
付けて前縁にエッジ7aを形成している。上面に傾斜を
付けてエッジ7aを形成するのは、細断時、生ゴミをこ
の傾斜によって上方に跳ね飛ばすためであり、排出口2
0に至るまでの時間を長くし、十分に細断するためであ
る。
【0015】加えて、周壁10の内部には、周壁10の
内周に付着した生ゴミを掻き落とす掻落し部材27が設
けられている。この掻落し部材27は、上部と下部にそ
れぞれ周壁10内に嵌合されるリング状の上部体28と
下部体29とを有し、この間に狭幅の何個かの(本例で
は45°間隔で8本)掻落し刃30を縦桟状に形成した
ものである。尚、上部体28及び下部体29にはそれぞ
れ何本かのスポーク28a、29aを設けて強度を保っ
ている。そして、掻落し部材27の一部を上方に延長さ
せ、これにピン31aを連係させた掻落しレバー31を
設けている。
【0016】これにより、掻落しレバー31を回動する
と、周壁10の内周に付着した生ゴミが掻落し刃30に
よって掻き落とされる。切断刃7が高速で回転させられ
ると、水分を多く含む生ゴミは周壁10の内面に付着す
るが、この操作によって付着物は完全に掻き落とされ
る。この操作は、周壁10への付着量を見ながら適宜な
タイミングで行なうことになる。尚、周壁10全周の付
着物を掻き落とすためには、掻落し刃30の回動範囲が
その間隔以上である必要がある。
【0017】以上のケース5とモータ21が共に底壁1
2に取り付けられる細断装置1は、全体が上下できるよ
うになっている。図5はこれを示す細断装置1と乾燥装
置2の側面図であるが、底壁12の両側にフレーム4と
の間に渡し掛けられるリンク32を設けるとともに、底
壁12の両側から縦材33を上起し、各縦材33とフレ
ーム4との間にもリンク34を渡し掛けて両リンク3
2、34を平行リンクに構成してある。従って、平行リ
ンク32、34を上下させることで、細断装置1は、そ
の姿勢を保ったままで上下できることになる。
【0018】細断装置1の上下動は、上下レバー35の
操作によって行なう。則ち、上下レバー35を水平な支
点軸36を中心に回動可能な回動板37に取り付け、回
動板37と一つのリンク32の底壁12側の枢着点とを
連係しておくのである。則ち、回動板37に回動によっ
て枢着点を上下させるガイド孔38を形成し、このガイ
ド孔38に前記した枢着点を構成するローラ39を嵌入
しておくのである。これにより、上下レバー35を回動
させると、ローラ39は、ガイド孔38でガイドされて
上昇又は下降することになる。
【0019】このように、細断装置1を上下させるの
は、乾燥装置2から離し、乾燥装置2を回転できるよう
にするためである。乾燥装置2は、細断装置1のケース
5の下部に接続され、水平軸8を中心に回転可能に設け
られるドラム9からなることは前述したが、本例におけ
るドラム9は、短い重合代で確実に接続できるように、
多角形をしている(本例では六角形)。図8はドラム9
の一部断面平面図であるが、ドラム9は、六角形をした
周壁40の両端を側壁41で塞いで密封したものであ
り、両側壁41の中央にはボス42が取り付けられ、ボ
ス42の中央には孔43が形成されている。従って、ボ
ス42の中心が前述した横軸8ということになる。
【0020】両方のボス42とも、フレーム4に対して
何個かのベアリング44で遊星的に支持されて回転可能
に構成される。この構成により、大きなベアリングを必
要とすることなく、十分な径のボス42(従って、孔4
3も)を確保できるから、十分な量の加熱空気を孔43
から流通させることができる。尚、一方のボス42には
スプロケット45が嵌着されている他、フレーム4の下
方には減速機付きモータ46が設けられており、その出
力スプロケット47との間にチェーン48が張り掛けら
れている(図1)。従って、ドラム9は、このモータ4
6によって回転させられるものとなる。
【0021】周壁40の一面の左右一側には、開閉蓋
(以下、蓋)49の開閉動作で開口、閉口する窓状の開
口部50が形成されている。具体的には、開口部50を
形成する周壁41の上方に上板51を重ね、周壁40と
上板51との間に蓋49を収容し、蓋49を摺動させる
ことで、開口部50を開口させたり、閉口させたりして
いる。蓋49の開閉は、電動シリンダ等の伸縮シリンダ
52等によって行なう。図9は蓋49とドラム9との関
係を示す一部断面図であるが、蓋49の前端に上起片5
3を形成し、フレーム4等に枢着されたレバー54の先
端に形成された二股片55の股部をこの上起片53に挟
み、レバー54の途中を伸縮シリンダ52に連係してい
る。
【0022】これにより、伸縮シリンダ52を伸縮させ
ると、レバー54も回動し、それに伴って蓋49が開閉
することになる。このとき、二股片55は、蓋49の移
動方向(左右方向)に渡架されたガイド棒56で案内さ
れ、その動きがスムーズになるようにしてある。又、蓋
49が周壁40から離れないように、上板51に板バネ
57を取り付けてこれで蓋49を押え付けているし(板
バネ57が蓋49に当たる個所の上板51には孔58を
あけている)、蓋49の開位置と閉位置とが確実に決ま
るように、蓋49の前後所定位置に形成された二つの穴
59にスプリング60で弾発したボール61を嵌まり込
ませる位置決め機構を設けている。
【0023】蓋49を開いて開口部50を開口したと
き、細断装置1は下降してその底壁12より下方のある
周壁10が一部開口部50に突入した状態で接続され
る。このため、周壁40に形成された開口部50の他に
上板51にもこれを許容する孔62が形成されることに
なる。
【0024】細断装置1で細断された生ゴミが乾燥装置
2のドラム9に所定量溜まると、細断装置1を上方に逃
がしてドラム9を回転する。この回転は、生ゴミを攪拌
するとともに、加熱空気と十分に接触させるためであ
り、生ゴミの乾燥を促進させるためである。この場合、
ドラム9内には、軸等が通っていないから、この攪拌性
及び空気接触性に優れたものとなる。ドラム9の回転
中、ドラム9内の生ゴミを左右に移動させるために、何
個かの周壁40の内周に斜めに向いたフィン(羽根)6
3が取り付けてある。
【0025】ドラム9に溜められた生ゴミを乾燥させる
ための空気循環装置3は、乾燥装置2を含んで閉回路を
形成し、この閉回路中の空気を強制的に加熱、除湿、冷
却して循環させるものである。具体的には、前記したド
ラム9の両端のボス42に設けられる孔43に通ずる閉
回路をダクト64で形成し、この閉回路内にヒータ65
や冷媒をエバポレータ66、コンプレッサ67、コンデ
ンサ68間に循環させて構成する除湿冷却機構69を設
けるのである。尚、ドラム9のボス42は、ダクト64
に対して気密的に結合されなければならないから、結合
個所にシール70を介在させている。
【0026】この場合のダクト64は、ドラム9の一端
(右端)を始点にして上方へ向かう上方ダクト64a、
上方ダクト64aの終点からその高さで左方に向かう並
行ダクト64b、並行ダクト64bの終点からドラム9
の他端(左端)まで降りてくる下方ダクト64cからな
るが、前記したヒータ65は、下方ダクト64c中で、
ドラム9の他端の孔43、則ち、流入口43aの直前に
設けられる。このヒータ65は、不錆性金属パイプの中
に絶縁材を介してニクロム線を挿入したシーズヒータ線
を高密度に配したシーズヒータが熱効率が良くて好まし
い。
【0027】一方、除湿冷却機構69は、これを構成す
るエバポレータ66を並行ダクト64b中に置くが、こ
の他のコンプレッサ67やコンデンサ68は適所に設置
すればよい。本例では、フレーム4内の上方位置におい
て、並行ダクト64と直交する方向にコンプレッサ67
とコンデンサ68を配している。エバポレータ66、コ
ンプレッサ67、コンデンサ68間には冷媒が流通させ
られるが、各々を配管で連絡している(図1)。
【0028】ここで、エバポレータ66は、生ゴミの水
分を吸湿した加熱空気の熱を吸収し、この空気を除湿、
冷却する役目を果たし、この間、冷媒は、液体から気体
に変態させられる。又、コンプレッサ67は、エバポレ
ータ66の気体冷媒を吸引して圧縮し、コンデンサ68
に送り出す役割を果たす。更に、コンデンサ68は、コ
ンプレッサ67から送られて来た気体冷媒を外気と熱交
換させて冷却して液化する役割を果たす。この方法は、
冷房システムと同じであり、この点で、エバポレータ6
6は室内機に該当し、コンデンサ68は室外機に該当す
ることになる。この他、並行ダクト64bの中には、こ
の閉回路内に循環気流を発生させるためのファン71も
設けてある。又、コンデンサ68中の冷媒を冷却するた
めのファン72も設けられる。
【0029】次に、以上の構成からなる生ゴミ処理装置
の作動について説明する。細断装置1や乾燥装置2は、
生ゴミ投入前に一定の準備状態に保たれている。則ち、
乾燥装置2は、その開口部50を上にし、しかも、蓋4
9を開いた状態で停止しており、細断装置1は、下降し
ていてその下部周壁10が開口部50内に一部入り込ん
だ状態で接続されている。この状態で、生ゴミを細断装
置1の投入板13上に投入し、手等で押しやって投入口
14に投入する(必要なら押込体15で押し込む)。
【0030】次いで、回転軸6を回転させ、生ゴミを細
断し、細断した生ゴミを乾燥装置2のドラム9の中に落
下させる。この操作を何回か行なってドラム9の中に所
定量の生ゴミが溜まると、細断装置1の作動を停止して
上下レバー35で細断装置1を上方に上げる。すると、
伸縮シリンダ52が作動し、蓋49を閉じて開口部50
を塞ぐが、この状態でドラム9を回転させるとともに、
ヒータ65や除湿冷却機構69を働かせる。
【0031】この場合、蓋49の上起片53は、レバー
54の二股片55の股部に挟まれたままであるが、上起
片53が横軸8の回りに回動する分には二股片53とは
干渉しない。これを確実にするため、蓋49を開閉する
ために、二股片55が上起片53を押し或いは引いた後
に若干移動するようにし、上起片53を二股片55の中
央に位置させるようにしている。
【0032】このときのドラム9の回転は、間に小休止
時間をとって正転と逆転を所要時間繰り返す動きをさせ
ると、羽根63の作用によって生ゴミは右方又は左方に
送られる動きを繰り返し、攪拌と空気接触とが十分に行
なわれるものとなる。閉回路を循環する空気は、ヒータ
65で加熱されて細断された生ゴミに接触するが、この
ときの加熱温度は約100℃程度が好ましく、この温度
はドラム9のボス42の流入口43a等に設置した温度
センサ77で検出して制御する。このような高温の空気
が細断された生ゴミに接触すると、生ゴミ中の水分を吸
湿するから、これがエバポレータ66に接触すると、冷
却されると同時に除湿される。尚、このとき、除湿され
た水分は水となるが、この水を配管によってフレーム4
の下部に設けたタンク73に導くようにしておく。
【0033】除湿、冷却させられた空気は再度ヒータ6
5で加熱されてドラム9に送られ、上記の作用を繰り返
す。ドラム9中の細断乾燥された生ゴミの水分含量が所
定の値になると(ボス42の孔43のうちの流出口43
bに温度センサ77と湿度センサ78を設けてこれを監
視する)、ドラム9の回転を一旦停止する。細断乾燥さ
れた生ゴミが所定温度に冷えた段階で、蓋49を開けた
状態でドラム9を特定方向に回転させると、中の生ゴミ
は、周壁40を覆うように設けられたシュート74で案
内されてその下方に設けられる受皿75に排出される。
【0034】排出を終えたドラム9は回転を停止させら
れるが、このとき、開口部50は上に来るように設定さ
れており、しかも、ドラム9が停止すると、蓋49は自
動的に開くように制御されているから、上下レバー35
を操作して細断装置1を降ろして乾燥装置2に接続すれ
ば、次の生ゴミ処理に備えられる。この他、この細断装
置1は、フレーム4に対してスプリング76で吊られて
おり、重量を軽減されている。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば、細断装置で細断
された生ゴミは、細かく粉砕され、且つ、細断後に乾燥
するものであるから、短時間で十分な乾燥が行なわれ
る。そして、乾燥装置を内部が空洞になった回転するド
ラムで構成すれば、細断された生ゴミが攪拌されて加熱
空気との接触性が高まるし、内部を流通する加熱空気は
余計な部材等に邪魔されないから、流通性が高まり、乾
燥が促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す生ゴミ処理装置の正面図で
ある。
【図2】本発明の一例を示す生ゴミ処理装置の左側面図
である。
【図3】本発明の一例を示す生ゴミ処理装置の右側面図
である。
【図4】本発明の一例を示す生ゴミ処理装置の平面図で
ある。
【図5】本発明の他の一例を示す細断装置と乾燥装置と
の関係を示す側面図である。
【図6】本発明の一例を示す細断装置の縦断面図であ
る。
【図7】本発明の一例を示す細断装置の平面図である。
【図8】本発明の一例を示す乾燥装置の一部断面平面図
である。
【図9】本発明の一例を示す乾燥装置の一部断面であ
る。
【符号の説明】
1 細断装置 2 乾燥装置 3 空気循環装置 8 横軸 9 ドラム 42 ボス 43 孔 43a流入口 43b流出口 49 開閉蓋 50 開口部 63 フィン 69 除湿冷却機構 77 温度センサ 78 湿度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA06 AB02 AC08 AC16 AC21 AC25 AC31 AC42 AC45 AC46 AC48 AC49 AC51 AC54 AC57 AC59 AC62 AC63 AC68 AC72 AC73 AC75 AC78 AC79 BA01 CA08 CA09 CB05 CB13 CB17 CB21 CB24 CB28 CB34 CB35 DA02 DA10 4D004 AA03 BA04 CA15 CA32 CA42 CB09 CB12 CB32 CC02 DA01 DA06 DA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細断装置によって細断された生ゴミを受
    け入れて乾燥させる生ゴミ処理装置の乾燥装置であり、
    この乾燥装置が、周壁によって多角形に形成される内部
    が空洞のドラムで構成され、ドラムの内部に乾燥した加
    熱空気が流通させられ、且つ、横軸の回りに回転させら
    れるものであることを特徴とする生ゴミ処理装置の乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 ドラムが、周壁の両端をボスを突出させ
    た側壁で塞いで囲閉したものであり、ボスの中央に孔を
    あけて内部と外部を連通させるとともに、ボスの外周を
    遊星配置されるベアリングで回転可能に支持したもので
    ある請求項1に記載の生ゴミ処理装置の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 周壁の一面に、細断装置の底部に接続さ
    れて開閉蓋で開閉される開口部が形成され、開閉蓋を開
    いて生ゴミを受け入れ、閉じて回転するものである請求
    項1又は2に記載の生ゴミ処理装置の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 周壁の内周面にフィンが螺旋形に設けら
    れる請求項1〜3いずれかに記載の生ゴミ処理装置の乾
    燥装置。
  5. 【請求項5】 ドラム内を流通させられる空気を空気循
    環装置によって閉回路に循環させ、生ゴミに触れてドラ
    ムから流出した加熱空気を除湿冷却機構で除湿、冷却す
    るとともに、再度加熱してドラムに流入させる請求項1
    〜4いずれかに記載の生ゴミ処理装置の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 ドラムの流入口に加熱空気の温度を検出
    する温度センサが、流出口に加熱空気の温度と湿度を検
    出する温度センサと湿度センサが設置される請求項1〜
    5いずれかに記載の生ゴミ処理装置の乾燥装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100952502B1 (ko) * 2009-07-23 2010-04-15 주식회사 태현산업 슬러지 및 음식물 쓰레기 건조장치

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100952502B1 (ko) * 2009-07-23 2010-04-15 주식회사 태현산업 슬러지 및 음식물 쓰레기 건조장치

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