JP2000304207A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000304207A
JP2000304207A JP11108855A JP10885599A JP2000304207A JP 2000304207 A JP2000304207 A JP 2000304207A JP 11108855 A JP11108855 A JP 11108855A JP 10885599 A JP10885599 A JP 10885599A JP 2000304207 A JP2000304207 A JP 2000304207A
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JP
Japan
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flame
burner
slit
tube
cylinder
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Pending
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JP11108855A
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English (en)
Inventor
Koichi Nomizu
幸一 野水
Norihisa Shibazaki
則久 柴崎
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Dainichi Co Ltd
Original Assignee
Dainichi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱筒を均一に強く赤熱して輻射熱による暖
房効率を高めることができると共に、不完全燃焼による
一酸化炭素の発生を抑制できる燃焼装置を提供するこ
と。 【解決手段】 バーナ4の上方に垂下して設けられた放
熱筒6を有する燃焼装置において、前記放熱筒6の側周
の一部に鉛直全巾に渡るスリット35を設け、且つ該ス
リット35に相対向する箇所を無炎孔としたので、スリ
ット部が火炎に覆われることがなくなり、スリット35
付近の火炎のドラフト(上昇気流)により二次空気が放
熱筒6内に流入するようになるので、放熱筒6内でも燃
焼が促進され不完全燃焼による一酸化炭素の発生が抑制
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房器等に用いられ、
特にバーナの上部に垂下して設けられた放熱筒を有する
燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放熱筒を有する燃焼装置には、反
射式石油暖房器が広く知られているが、本願出願人は、
特願平10−360068号の出願において、電磁ポン
プから圧送される液体燃料を加熱気化する気化器と、気
化器から噴出供給される気化ガスを燃焼させるバーナ
と、バーナの周囲を包囲する保炎板と、バーナの上方に
垂下して設けられ火炎により赤熱する放熱筒と、火炎と
放熱筒を収納する透過筒と、透過筒を包囲するように設
けられた半円弧状の垂直反射板と、各空気通路を設け、
室内空気を機内に取り入れる送風機とから成る全く新し
いタイプの反射式暖房機を提供した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記反射式石油暖房機
では、バーナの周壁に設けられた炎孔からの火炎がバー
ナの周囲を包囲している保炎板により上方へ流れるよう
に制御され、バーナの上方に垂下して設けられた放熱筒
を均一に強く赤熱させることから、放熱筒からの輻射熱
による暖房効率を高めることができる。しかしながら、
放熱筒を均一に強く赤熱させ輻射による暖房効率を高め
るためにバーナと放熱筒の距離を近づけると、火炎温度
が放熱筒により急激に低下させられるため完全燃焼でき
ずに一酸化炭素(CO)の発生が増加する。一方、完全
燃焼させて一酸化炭素(CO)の発生を抑制するために
バーナと放熱筒の距離を大きく取ると、火炎は放熱筒を
均一に強く赤熱させることができなくなり輻射熱による
暖房効率が低下するといった問題もあった。
【0004】そこで、本発明はこのような現状に鑑み、
放熱筒を均一に強く赤熱して輻射熱による暖房効率を高
めることができると共に、不完全燃焼による一酸化炭素
(CO)の発生を抑制できる燃焼装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に本発明は、液体燃料を加熱気化する気化装置と、下部
周壁に多数の炎孔を穿設した有天筒状の火口筒を有し前
記気化装置から供給される気化ガスを燃焼させるバーナ
と、前記バーナの周囲を包囲する保炎板と、前記バーナ
の上方に垂下して設けられた放熱筒とを有する燃焼装置
において、前記放熱筒は側周の一部に鉛直全巾に渡るス
リットを有し、且つ該スリットに相対向する箇所を無炎
孔としたことを特徴とする燃焼装置に係わるものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】係る構成とすれば、火炎により放
熱筒を均一に強く赤熱させるためバーナと放熱筒の距離
を近づけた場合、放熱筒の側周に設けたスリット部が火
炎に覆われることがなくなり、スリット付近の火炎のド
ラフト(上昇気流)により二次空気が放熱筒内に流入す
るため、放熱筒内でも燃焼が促進され不完全燃焼による
一酸化炭素(CO)の発生が抑制される。また、放熱筒
を均一に強く赤熱させるため輻射熱による暖房効率を高
めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面の反射式暖
房機により説明する。図1は要部を切り欠いた正面図で
あり、1は外装、2は温風を吹き出す吹出口、3は操作
表示部である。外装1内部にはバーナ4と該バーナ4の
周囲を包囲する筒状の保炎板5、バーナ4の上部には側
周に多数の孔が穿設された放熱筒6を垂下して設け、7
は火炎と放熱筒6を収納する透明耐熱ガラス製の透過
筒、8は放熱筒6の輻射熱を前方に放射する半円弧状の
垂直反射板で透過筒7を包囲するように設けられてい
る。さらに、9は液体燃料を加熱気化する気化装置であ
り、油受10上に配設した電磁ポンプ11と送油パイプ
12を介して連通している。
【0008】また、図2は要部を切り欠いた側面図で、
13は室内空気を機体内に取り入れる送風機、14は略
中央において透過筒7と連通するガス通路で、上部仕切
板15と遮熱板16とにより形成されている。17は垂
直反射板8と外装1とにより形成された空気通路でガス
通路14に連通している。18は点火プラグ、19は火
炎中の炎電流を検知して火炎の状態を検知するフレーム
ロッドで、点火プラグ18とフレームロッド19は、バ
ーナ4の火口筒20と保炎板5の間に配設してある。、
【0009】さらに、図3はバーナ4と気化装置9の要
部断面図であり、図より、気化装置9はヒータ21を内
蔵した気化筒22と、ソレノイド23により可動する弁
杆24によって開閉するノズル25、及び気化装置9の
温度を検出するサーミスタ26から構成されている。ま
た、バーナ4は火口筒20と混合管27とから構成さ
れ、気化装置9先端のノズル25が混合管27の開口2
8に指向する如く設けられている。
【0010】図4はバーナ4をさらに詳細に示したもの
で、図より火口筒20は下部周壁に多数の炎孔29を穿
設した有天筒状から成り、この火口筒20の炎孔29に
密着して装着した火口網30と、火口筒20の内周壁に
沿うように形成した有天筒状の整流筒31と、前記整流
筒31と相対向する部位に連通口32が穿設された無底
逆円錐体33とを勘合固着して形成されている。
【0011】また、混合管27は、中空パイプをL字形
に湾曲させてなる曲筒34と、その一方には比較的大面
積の漏斗状円筒部の開口28から形成されている。そし
て火口筒20と混合管27とからなるバーナ4は、曲筒
34の端部開口と連通口32の中心軸が同一となるよう
固着接続して構成されている。
【0012】次に、放熱筒6とバーナ4の火口筒20の
下部周壁に多数穿設された炎孔29の関係について図
5、図6により説明する。図よりバーナ4の上部に垂下
して設けられた放熱筒6とバーナ4の距離は、放熱筒6
を均一に強く赤熱させるために近づけている。そして図
6に示すように放熱筒6の側周の一部に鉛直略全巾に渡
りスリット35を形成し、また、他の側周には多数の孔
を穿設している。さらに、火口筒20の炎孔29のうち
前記放熱筒6のスリット35に相対向する部分の炎孔2
9を無炎孔にして、バーナ4の火炎がスリット35を覆
うことがないようにしている。尚、放熱筒6のスリット
35は垂直反射板8に対向する位置に設けられ、筐体の
正面からスリット35が見えないようにしてある。
【0013】次に前記構成における動作を説明する。操
作表示部3の運転スイッチをオンするとヒータ21に通
電して気化装置9を加熱する。そして、気化装置9のサ
ーミスタ26によって検知された気化装置9の温度が予
め設定された所定温度に達すると、電磁ポンプ11及び
ソレノイド23に通電される。
【0014】電磁ポンプ11及びソレノイド23に通電
されると、図示しないカートリッジタンクから油受10
に供給されている液体燃料は、電磁ポンプ11により気
化筒22に圧送され加熱気化されて気化ガスとなり、こ
の気化ガスはソレノイド23により可動する弁杆24に
よって開閉するノズル25より混合管27の開口28に
向かって勢いよく噴出し、同時に噴出による吸引効果に
よって一次空気も開口28より混合管27に流入する。
【0015】そして気化ガスと一次空気は、曲筒34を
流動する間に完全混合した混合ガスとなり、整流筒31
に向かう流れとなって火口筒20に流入することとな
る。この直後、混合ガスは整流筒31により流動方向の
変更を余儀なくされ、全周方向ほぼ均一に分配され下向
きに折り返されて、火口筒20の下方周壁に設けた多数
の炎孔29から噴出し、点火プラグ18により点火され
燃焼を開始する。また、曲筒34の混合管27の総延長
が十分に長いため、混合管27にて気化ガスと一次空気
との混合も十分に行われることから良好な燃焼ができ
る。
【0016】燃焼が開始されると、火口筒20の炎孔2
9周辺に密着した火炎が形成され、この火炎によって生
成される炎電流をフレームロッド19が検知することに
より燃焼を制御している。また、火炎によって熱せられ
赤熱した放熱筒6からは輻射熱が直接あるいは垂直反射
板8に反射して室内に放出される。さらに、燃焼生成ガ
スは透過筒7からガス通路14に達し、空気通路17を
介して送風機13から供給される送風と混合して、温度
を低下させながら吹出口2より室内に排出される。
【0017】ここで、放熱筒6を均一に強く赤熱させ輻
射熱による暖房効率を高めるため、放熱筒6とバーナ4
の距離を近づけているが、放熱筒6のスリット35の下
部の炎孔29を無炎孔とすることにより、図7に示すよ
うにバーナ4の火炎がスリット35を覆うことがなくな
り、スリット35付近の火炎のドラフトにより二次空気
が放熱筒6内に流入するため、放熱筒6内での燃焼が促
進されることになる。すなわち、輻射熱による暖房効率
を高めることができると共に、放熱筒6のスリット35
から流入する二次空気により完全燃焼されるため一酸化
炭素(CO)の発生を抑制することができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の燃焼装置
は、火炎により放熱筒を均一に強く赤熱させるためバー
ナと放熱筒の距離を近づけた場合、バーナの火炎が放熱
筒の側周に設けたスリットを覆うことがなくなり、スリ
ット付近の火炎のドラフトにより二次空気が放熱筒内に
流入するため、放熱筒内での燃焼が促進され不完全燃焼
による一酸化炭素(CO)の発生が抑制される。また、
放熱筒を均一に強く赤熱して輻射熱による暖房効率を高
める等、幾多の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の反射式石油暖房機の要部切欠
正面図である。
【図2】本発明の実施例の反射式石油暖房機の要部切欠
側面図である。
【図3】本発明の実施例のバーナと気化装置の要部断面
図である。
【図4】本発明の実施例のバーナの要部断面図である。
【図5】本発明の実施例のバーナと放熱筒を説明する要
部拡大断面図である。
【図6】本発明の実施例の放熱筒を説明する傾斜図であ
る。
【図7】本発明の実施例の燃焼状態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
9 気化装置 29 炎孔 20 火口筒 4 バーナ 5 保炎板 6 放熱筒 35 スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を加熱気化する気化装置と、下
    部周壁に多数の炎孔を穿設した有天筒状の火口筒を有し
    前記気化装置から供給される気化ガスを燃焼させるバー
    ナと、前記バーナの周囲を包囲する保炎板と、前記バー
    ナの上方に垂下して設けられた放熱筒とを有する燃焼装
    置において、前記放熱筒は側周の一部に鉛直全巾に渡る
    スリットを有し、且つ該スリットに相対向する箇所を無
    炎孔としたことを特徴とする燃焼装置。
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