JP2000303905A - ピストンの冷却構造 - Google Patents

ピストンの冷却構造

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JP2000303905A
JP2000303905A JP11110100A JP11010099A JP2000303905A JP 2000303905 A JP2000303905 A JP 2000303905A JP 11110100 A JP11110100 A JP 11110100A JP 11010099 A JP11010099 A JP 11010099A JP 2000303905 A JP2000303905 A JP 2000303905A
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piston
fluid
connecting rod
cylinder
cooling structure
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JP11110100A
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Hiroshi Arisawa
広志 有澤
Takao Suzuki
孝男 鈴木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーリングチャネルの流体導入口の形成位置
をピストンを底面で見た場合の中心線上に設けても、コ
ンロッドとオイルジエットノズルとが当接せず、ピスト
ン剛性に優れ、スカッフの発生やピストンの冷却効果低
減等の防止を図ること。 【解決手段】 シリンダ1内を往復動するピストン2に
設けられこのピストンを冷却する流体を循環させるクー
リングチャネル25と、クーリングチャネルに流体を供
給するオイルジエットノズル27と、オイルジエットノ
ズルから供給される流体をクーリングチャネルに導入す
る流体導入口29と、クーリングチャネルから流体を排
出する流体排出口28と、を有するピストンの冷却構造
において、ピストンがシリンダ内を下降する時にシリン
ダ内壁面を押すピストンの側圧力の及ぶ方向と、その反
対方向とを結ぶ線上に流体導入口および流体排出口を設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンの冷却構
造に関し、詳しくはピストン内部に循環路(チャネル)
を設け、その循環路に潤滑油等の流体を通すことでピス
トンを冷却するピストンの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピストンの冷却構造を内燃機関の
ピストンを例として図7から図10を参照して述べる。
【0003】まず、内燃機関は、図7および図8に示す
如く、シリンダ1内を爆発力を受けて往復運動するピス
トン2と、ピストン2の往復運動を回転運動に変えるク
ランクシャフト3と、ピストン2とクランクシャフト3
とを連結する連結棒であるコンロッド4とを有する。
【0004】シリンダ1およびクランクシャフト3は、
それぞれシリンダブロック5およびシリンダブロック5
の下方に位置するクランクケース6に含まれる。また、
コンロッド4は、その一端部であってピストン2に連結
する側であるコンロッド小端部4aが往復運動をし、コ
ンロッド4の他端部であってクランクシャフト3に連結
する側であるコンロッド大端部4bが回転運動を行う。
この関係で、コンロッド4は、シリンダブロック5とク
ランクケース6の両域において、全体に振り子状に運動
する。なお、コンロッド4のうちコンロッド小端部4a
とコンロッド大端部4bとを結ぶ間の部分は、符号4c
で示すロッド部である。
【0005】ピストン2は、図9に示すように、前記爆
発時に高温となりまた爆発時の高圧を直接受けるヘッド
部7と、ヘッド部7のすぐ下にあってランド9aおよび
図示しないピストンリングを取付ける溝9bを有するリ
ング部9と、ピストン2の下部のことであってピストン
2の往復運動を安定させるピストンスカート部11とを
有する。
【0006】また、ピストン2は中空となっており、ピ
ストン内部には、コンロッド小端部4aを、ピストンピ
ン19を介して支えるダブルボス21,21を有する。
このボス21の両サイドには、ピストン2の補強および
放熱用に形成したリブ、いわゆるサイドウォール23,
23が、ピストン2の底面を示す図10における、ボス
21の中心線C1およびこの中心線C1に直交する中心
線C2をそれぞれ対象軸として、図10の上下および左
右にそれぞれ線対象に形成されている。
【0007】また、ピストン2は前記の如くヘッド部7
が高温高圧となるので劣化し易い。そこで、この劣化防
止用にヘッド部7の内部には、循環路すなわちクーリン
グチャネル25をピストン2の外縁に沿って環状に形成
し、このクーリングチャネル25に潤滑油を流通させる
ことでピストン2を冷却する。
【0008】すなわち、クーリングチャネル25では、
クーリングチャネル25を潤滑油が流れる間にクーリン
グチャネル25の内壁から潤滑油26に熱が伝わり、伝
熱によって高熱となった潤滑油はクーリングチャネル2
5の流体排出口28から排出されるとともに、クーリン
グチャネル25には吸熱前のすなわち新規な潤滑油が流
体導入口29から供給される。
【0009】クーリングチャネル25への潤滑油の供給
は、オイルジエットノズル27で行う(図7,図9参
照)。そして、オイルジエットノズル27の内燃機関へ
の取付け位置は、ピストン2が下限に達したときのピス
トン2の下端よりも下方かつ近傍である。そして、ピス
トン2が下限に達したときにクーリングチャネル25の
流体導入口29にオイルジエットノズル27の吐出口3
1が対向するようにしてある。したがって、オイルジエ
ットノズル27の吐出口31から出た潤滑油は、クーリ
ングチャネル25の流体導入口29からクーリングチャ
ネル25内に供給され、その後、前記のように流体排出
口28から排出される。このような従来技術は、例えば
実開平6−49744号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一方、図7および8図
に示すように、クランクシャフト3の回転中心軸である
クランクジャーナル33の中心線33aに対して偏心し
ているクランクピン35にコンロッド大端部4bを連結
してある関係で、クランクシャフト3が回転すると、そ
の回転に伴い、コンロッド大端部4bが、クランクジャ
ーナル33の中心線33aを回転中心として描く回転軌
跡T上を移動する。そして、この移動に伴ってコンロッ
ド大端部4bがオイルジエットノズル27に対して近づ
いたり離れたりする。
【0011】また、上記した従来のピストンの冷却構造
では、前記のようにピストン2が下限に達したときのピ
ストン2の下端よりも下方かつ近傍にオイルジエットノ
ズル27が位置する。このため、前記のようにコンロッ
ド大端部4bがオイルジエットノズル27に近づいた時
にコンロッド大端部4bがオイルジエットノズル27に
当たらないように、ピストン下方におけるオイルジエッ
トノズル27の取付位置を考慮する必要がある。
【0012】換言すれば、オイルジエットノズル27の
取付位置は、前記コンロッド大端部4bが機関駆動に伴
って描く前記回転軌跡T上にオイルジエットノズル27
がないように、前記回転軌跡Tから外れた位置にオイル
ジエットノズル27を取付ける必要がある。
【0013】このような関係があるため、前記のごとく
オイルジエットノズル27の吐出口31と対向関係にあ
るクーリングチャネル25の流体導入口29は、前記中
心線C2よりも右側に偏った状態、すなわちサイドウォ
ール23の一つに近接したオフセット状態で設けられて
いる(図10参照)。
【0014】なお、中心線C2の延長方向の一方は、爆
発行程においてピストン2が爆発力を受けてシリンダ1
内を下降する時に、シリンダ1の内壁面1aに生じて内
壁面1aを押す力の作用する方向、換言すればシリンダ
1の長手方向に延びる中心軸C3(図7参照)とクラン
クジャーナル33の前記中心線33aの両方に直交する
方向に作用する前記爆発力の分力(側圧力)であるいわ
ゆるスラストの作用する方向である。また、スラストの
作用する方向を「スラスト方向」といい、その反対方
向、すなわち中心線C2の延長方向の他方を「反スラス
ト方向」という(図7および図10参照)。
【0015】一方、クーリングチャネル25の前記流体
導入口29の形成位置に対し、クーリングチャネル25
の流体排出口28は、前記中心線C2上にある。そし
て、この中心線C2上においてスラストがシリンダ1の
内壁面1aに作用するので、中心線C2のことを、この
明細書では「スラスト作用線C2」ということにする。
なお、スラスト作用線C2は、スラストの及ぶ方向とそ
の反対方向とを結ぶ線と換言できる。
【0016】前記のように、流体排出口28がスラスト
作用線C2上にあるのに対し、流体導入口29はオフセ
ットされているので、ピストン2の剛性、殊には流体排
出口28近傍のサイドウォール23と流体導入口29近
傍のサイドウォール23とではそれらの剛性がアンバラ
ンスになる。
【0017】また、重量バランスにも支障が生じる虞が
あり、いわゆる頭振りを起こす原因ともなる。そして、
この頭振りに起因して、シリンダ1の内表面1aにピス
トン2の表面2aが不適切に当接するようになり、細い
掻き傷、いわゆるスカッフを生じたり、あるいはクーリ
ングチャネル25内の潤滑油の揺れに偏りを生じて潤滑
油による前記冷却が不均一になってピストン2の冷却効
果を低下したりする虞があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであって、ピストンに設けられる
クーリングチャネルの流体導入口の形成位置をオフセッ
トせずに設けても、つまりピストンにおけるクーリング
チャネルの流体導入口の形成位置をピストンを平面(底
面)で見た場合の中心線上に設けても、コンロッドにオ
イルジエットノズルが当たることがなく、また、ピスト
ン剛性、殊にはサイドウォールの剛性にアンバランスを
生じることがなく、またスカッフの発生やピストンの冷
却効果低減等の防止を図ることを技術的課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために以下の手段を採用した。すなわち、本
発明に係るピストンの冷却構造は、内燃機関のシリンダ
内を往復運動するピストンに設けられこのピストンを冷
却する流体を循環させる循環路と、この循環路に前記流
体を供給する流体供給手段と、この流体供給手段から供
給される流体を前記循環路に導入する流体導入口と、前
記循環路から前記流体を排出する流体排出口と、を有す
るピストンの冷却構造において、前記ピストンのうち、
このピストンが前記シリンダ内を下降する時にシリンダ
内壁面を押すピストンの側圧力の及ぶ方向と、この側圧
力の及ぶ方向の反対方向とを結ぶ線上に前記流体導入口
および前記流体排出口を設けたことを特徴とする。
【0020】ここで、「循環路」は、ピストン冷却用に
内部に流体が流されるものであるから、冷却効果を高め
るためにはできるだけ多く流体が流れるようにすること
が好ましい。よって、循環路はその容積ができるだけ大
きくなるように、例えばピストンの外周縁の近傍でかつ
外周縁に沿ったできるだけ径の大きな環状をしたもので
あるとよい。
【0021】また、ピストンの側圧力の及ぶ方向とこの
側圧力の及ぶ方向の反対方向とを結ぶ線は、ピストンを
平面または底面で見た場合の中心線の一つである。本発
明に係るピストンの冷却構造では、ピストンのうち、こ
のピストンが前記シリンダ内を下降する時にシリンダ内
壁面を押すピストンの側圧力の及ぶ方向と、この側圧力
の及ぶ方向の反対方向とを結ぶ線上に前記流体導入口お
よび前記流体排出口を形成したので、循環路の流体導入
口および流体排出口は換言すれば同一線上に位置すると
いえる。
【0022】また、前記のように、流体導入口および流
体排出口が位置する線はピストンを平面で見た場合の中
心線の一つであるから、この中心線を境としたピストン
の左側と右側のいずれか一方に流体導入口がある場合に
起こり得る重量アンバランスを回避できる。すなわち、
本発明のピストンの冷却構造を採用したピストンでは重
量バランスがとれる。また、サイドウォールの一つに流
体導入口が近接するオフセット状態にもならないのでサ
イドウォールの剛性もバランスよくなる。また、ピスト
ンがシリンダ内を往復運動するときに頭振りを起こすこ
とがないため、シリンダ内表面にピストン表面が不適切
に当接しにくくなる。よって、スカッフを生じにくくで
きる。さらに、頭振りを起こすことがないため、クーリ
ングチャネル内の潤滑油の揺れに偏りが生じ難くなり、
潤滑油によるピストンの冷却を均一に行える。この結
果、ピストンの冷却効果が高まる。
【0023】前記流体は内燃機関の潤滑油であることが
好ましい。また、流体供給手段としては例えばオイルジ
ェットノズルを挙げられる。加えて、前記シリンダ内に
おける前記ピストンの下降に伴ってこのピストンと前記
流体供給手段とが接近した時、前記ピストンと前記流体
供給手段との干渉を回避する干渉回避手段を備えること
が好ましい。
【0024】ここで、「干渉」とは、ピストンスのシリ
ンダ内における下降に伴って、ピストンと流体供給手段
とがぶつかってしまうことをいう。この干渉の意味を踏
まえ、前記「干渉回避手段」は、前記ピストンのうちピ
ストンの往復運動を安定させるピストンスカート部に設
けられた切欠きであって、この切欠きに前記ピストン下
降時に前記流体供給手段が入ることで前記ピストンと前
記流体供給手段との干渉を回避するとよい。
【0025】ここで、切欠きは、切欠きをピストンスカ
ート部に設けることで、ピストンスカート部本来の役割
である、ピストンの往復運動を安定させるという機能が
妨げられない程度の大きさであって、かつピストンスカ
ート部の縁に局部的に形成したへこみ部のことである。
【0026】また、前記干渉回避手段は、前記流体供給
手段の一部を下方に突出した状態に湾曲させかつ開口を
上方に向けてなる湾曲部であって、前記ピストンの下降
時に前記開口から前記湾曲部内に前記ピストンスカート
部のうち前記湾曲部と対向している部分が入るようにし
ても実現できる。
【0027】本発明のピストンの冷却構造を内燃機関に
適用した場合、クランクシャフトが回転することに伴っ
て、コンロッド大端部はクランクジャーナルの中心線を
回転中心として描く回転軌跡上を移動する。コンロッド
大端部のこの移動に伴って、コンロッド大端部が流体供
給手段に対して接近したり遠のいたりする。そして、前
記シリンダ内において前記ピストンが下降し、この下降
に伴って前記ピストンと前記流体供給手段とが接近した
場合でも、本発明のピストンの冷却構造では、前記ピス
トンと前記流体供給手段との干渉を回避する干渉回避手
段を備えているので、ピストンと流体供給手段とは干渉
しない、すなわち当たらないようにできる。
【0028】加えて、前記ピストンの往復運動を回転運
動に変えるクランクシャフトおよび前記ピストンを連結
する連結棒であるコンロッドと前記流体供給手段とが前
記シリンダ内における前記ピストンの上昇に伴って接近
した時、前記コンロッドと前記流体供給手段との干渉を
回避する干渉回避手段を備えるようにしてもよい。
【0029】ここで、「干渉」とは、ピストンのシリン
ダ内における上昇に伴って、流体供給手段とコンロッド
とがぶつかってしまうことをいうものとする。この干渉
の意味を踏まえ、前記干渉回避手段は、前記コンロッド
の一部に設けられた凹部であって、この凹部は、前記ピ
ストンの上昇時に、前記凹部内に前記流体供給手段の少
なくとも一部を導入することが好ましい。また、流体供
給手段とコンロッドとの干渉回避を満足させるためには
凹部の大きさや深さは流体供給手段を凹部に内包するに
十分なものであることが望ましい。
【0030】前記コンロッドの一部は、クランクシャフ
トのクランクピンと結合するコンロッド大端部およびそ
の周辺部分の少なくとも一方であることが望ましい。本
発明のピストンの冷却構造を内燃機関に適用した場合、
クランクシャフトが回転することに伴って、コンロッド
大端部がクランクジャーナルの中心線を回転中心として
描く回転軌跡上を移動する。コンロッド大端部のこの移
動に伴ってコンロッド大端部が流体供給手段に対して接
近したり遠のいたりする。そして、前記シリンダ内にお
ける前記ピストンが上昇し、この上昇に伴って前記コン
ロッドと前記流体供給手段とが接近した場合でも、本発
明のピストンの冷却構造では、前記コンロッドと前記流
体供給手段との干渉を回避する干渉回避手段を備えてい
るので、コンロッドと流体供給手段とが干渉しない、す
なわち当たらないようにできる。このため、前記凹部の
大きさや深さの設定のしかたによっては、流体供給手段
の取付け位置をシリンダの長手方向に種々変更できるよ
うになる。このため、それだけ流体供給手段の配置の自
由度を広げられる。
【0031】加えて、前記流体導入口および前記流体排
出口は、前記コンロッドとつながるピストンピンを支持
するボスに当接状態で形成すると好適である。このよう
にすることで、ボスとピストンピンとの間で生じる摩擦
熱によるボスおよびピストンピンの冷却ができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るピストンの冷
却構造の具体的な実施の形態について添付した図面に基
づいて説明する。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態を図1から図3
を参照して説明する。
【0033】本発明のピストンの冷却構造の第1の実施
の形態が、従来技術で述べたピストンの冷却構造と異な
る点は、クーリングチャネルに潤滑油を供給する流体導
入口の形成箇所,流体導入口の形成箇所が異なることに
伴うオイルジエットノズルの内燃機関への取付位置およ
びそれらに関連する部分だけである。よって、異なる部
分についてのみ説明することとし、同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0034】ピストン2のうち、クーリングチャネル2
5に潤滑油を供給する流体導入口29は、クーリングチ
ャネル25内でかつスラスト作用線C2上に流体排出口
28とともに形成してある。また、流体導入口29およ
び流体排出口28の周囲には、これら流体導入口29お
よび流体排出口28を中心とする位置にそれぞれサイド
ウォール23,23がピストンスカート部11からボス
21,21に向けて末広がり状に形成されている。ま
た、ピストン2は、スラストの少ないボス側のピストン
スカート部を切り落として重量を軽減し、スラストを受
ける方のピストンスカート部を長くした、いわゆるスリ
ッパーピストンが好適である。
【0035】また、これまでの技術では、前記したよう
に、内燃機関の駆動に伴ってコンロッド大端部4bがオ
イルジエットノズル27に近づいたときにコンロッド大
端部4bがオイルジエットノズル27に当たらないよう
に、ピストン2下方におけるオイルジエットノズル27
の内燃機関への取付位置を決めていた。
【0036】しかし、この第1の実施の形態では、オイ
ルジエットノズル27の取付位置は、シリンダ1内にお
けるピストン2の下降に伴って、ピストン2が下死点あ
るいはその近傍に至ると、ピストンスカート部11とオ
イルジエットノズル27とが当たってしまう位置、即ち
干渉してしまう位置に設置してある。換言すれば、オイ
ルジエットノズル27の取付け位置が、これまでの技術
よりもシリンダ1の上死点側にある。
【0037】よって、そのままでは、ピストン下降時に
ピストンスカート部11とオイルジエットノズル27と
が干渉してしまう。このため、干渉を防止するためにピ
ストンスカート部11の一部11aに切欠き37を設
け、ピストン下降時に前記切欠き37にオイルジエット
ノズル27の一部が横断状に入るようにすることで、ピ
ストン2とオイルジエットノズル27との衝突、すなわ
ち両者の干渉を回避するようにしている。よって、切欠
き37のことを干渉回避手段ということにする。 (変形例)ピストンスカート部11に切欠き37を設け
る代わりに、すなわち切欠き37を設けずに、図3に示
すように、オイルジエットノズル27の一部を下方に突
出した状態に湾曲させる。するとこれによってオイルジ
エットノズル27が湾曲部38を有することになり、そ
の開口が上方に向けられた状態になる。
【0038】したがって、ピストンスカート部11のう
ち前記湾曲部38と対向している部分、換言すれば、ピ
ストンスカート部11のうち前記切欠き37の設けられ
ていた部分11aがピストン2の下降時に前記開口から
前記湾曲部38内に入るようになり、これによっても干
渉を回避できる。よって、この変形例1では、干渉回避
手段は、オイルジエットノズル27の一部を下方に突出
した状態に湾曲させてなる前記湾曲部38のことといえ
る。
【0039】次に第1の実施の形態の作用効果を述べ
る。第1の実施の形態に係るピストンの冷却構造にあっ
ては、ピストン2のうち、スラスト作用線C2上でかつ
クーリングチャネル25内に位置するように前記流体導
入口29および流体排出口28を形成してある。換言す
れば前記流体導入口29および流体排出口28は同一線
上に位置することになる。このため、本発明のピストン
の冷却構造を採用したピストン2では重量バランスがと
れる。また、サイドウォールの一つに流体導入口が近接
するオフセット状態にもならないのでサイドウォールの
剛性もバランスよくなる。
【0040】そして、前記のように重量バランスがとれ
るので、ピストン2がシリンダ1内を往復運動するとき
に頭振りを起こすことがない。このため、シリンダ1の
内壁面1aにピストン表面2aが不適切に当接しにくく
なるので、スカッフを生じにくくできる。
【0041】さらに、頭振りを起こすことがないので、
クーリングチャネル25内の潤滑油の揺れに偏りが生じ
難くなるので、潤滑油によるピストン2の冷却を均一に
行えるようになり、それ故、ピストン2の冷却効果が高
まる。
【0042】加えて、第1の実施の形態に係るピストン
の冷却構造にあっては、クランクシャフト3が回転する
ことに伴って、コンロッド大端部4bはクランクジャー
ナル33の中心線33aを回転中心として描く回転軌跡
T上を移動する。
【0043】コンロッド大端部4bのこの移動に伴っ
て、コンロッド大端部4bがオイルジエットノズル27
に対して接近したり遠のいたりする。そして、前記シリ
ンダ1内においてピストン2が下降し、この下降に伴っ
てピストン2とオイルジエットノズル27とが接近した
場合でも、干渉回避手段である切欠き37やオイルジエ
ットノズルの前記湾曲部38を備えているので、ピスト
ン2とオイルジエットノズル27とは干渉しない。
【0044】また、流体導入口29および流体排出口2
8の周囲には、これら流体導入口29および流体排出口
28を中心とした位置にそれぞれサイドウォール23,
23が偏りなく形成される形態となっているので、流体
導入口29および流体排出口28を潤滑油が通るときに
サイドウォール23,23の冷却を均一に行えるので好
適である。 (第2の実施の形態)第2の実施の形態を図4を参照し
て説明する。
【0045】本発明のピストンの冷却構造の第2の実施
の形態が、第1の実施の形態に係るピストンの冷却構造
と異なる点は、オイルジエットノズルの取付位置および
それに伴って干渉回避手段が異なる点だけである。よっ
て、異なる部分についてのみ説明することとし、同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。
【0046】第2の実施の形態に係るピストンの冷却構
造で、コンロッド大端部4bおよびその周辺の少なくと
も一方に、すなわちコンロッド4の一部にオイルジエッ
トノズル27の少なくとも一部が入る凹部39を設けて
ある。なお、この実施の形態ではコンロッド大端部4b
からロッド部4cに掛ける範囲に凹部39を設けてあ
る。そして、ピストン上昇時にオイルジエットノズル2
7の前記少なくとも一部と凹部39とが対向するように
しておけば、ピストン上昇時には、前記凹部39にオイ
ルジエットノズル27の少なくとも一部が内包される。
【0047】したがって、少なくとも前記凹部39にオ
イルジエットノズル27が内包される分は、オイルジエ
ットノズル27の取付け位置を前記した第1の実施の形
態の場合よりもクランクシャフト3寄りに設定できる。
【0048】このため、ピストン2が下限に達したとき
のピストン2の下端よりも前記内包分だけ下方に、オイ
ルジエットノズル27を取付けられているので、ピスト
ン下降時においてはピストンスカート部11とオイルジ
エットノズル27との干渉を回避できる。加えて、ピス
トン上昇時においては、前記凹部39にオイルジエット
ノズル27の少なくとも一部が内包されるので、オイル
ジエットノズル27とコンロッド4とが当たることもな
い。よって、第2の実施の形態では、凹部39を干渉回
避手段という。
【0049】また、コンロッド4とオイルジエットノズ
ル27とが干渉しないようにできるため、前記凹部39
の大きさや深さの設定のしかたあるいは配置のしかたに
よっては、オイルジエットノズル27の取付け位置をシ
リンダ1の長手方向に種々変更できる。よって、それだ
けオイルジエットノズル27の配置の自由度を広げられ
る。
【0050】なお、これまでの技術では、コンロッドに
このような凹部39を設けることはなかったので、この
明細書では、コンロッド4のうち、凹部39の形成され
ている箇所である大端部4bからロッド部4cに掛ける
範囲をコンロッドの特定箇所ということにする。 (第3の実施の形態)第3の実施の形態を図5および図
6を参照して説明する。
【0051】本発明のピストンの冷却構造の第3の実施
の形態が、第1および第2の実施の形態に係るピストン
の冷却構造と異なる点は、ボスがシングルボスであるこ
と、および流体導入口および流体排出口がボスに当接状
態で形成されているという点だけである。よって、異な
る部分についてのみ説明することとし、同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0052】この第3の実施の形態に係るピストン2で
は、図5に示すように中心線C1とスラスト作用線C2
との交点、すなわち図5における中心点Cを中心として
形成したシングルボス23Aを有する。そして、このボ
ス23Aの両側縁40,40の中央部であってスラスト
作用線C2上には、前記流体導入口29および流体排出
口28とそれぞれ同軸に管部41,43を一体に形成し
てある。
【0053】そして、管部41,43の管路41aおよ
び43aは、それぞれ流体導入口29および流体排出口
28に連通しているので、管路41aおよび43aは、
それぞれ流体導入口29および流体排出口28の一部と
いってもよい。したがって、流体導入口29および流体
排出口28がボス23Aに当接状態で形成されていると
いうことができる。
【0054】この第3の実施の形態でもスラスト作用線
C2上に流体導入口29および流体排出口28があるの
で、第1および第2の実施の形態と同様の効果を奏する
ことに加え、ボスとピストンピンとの間で生じる摩擦熱
によるボスおよびピストンピンの冷却ができるので、一
層冷却効果を期待できる。
【0055】なお、シングルボスでなく前記第1の実施
の形態で述べたダブルボスに適用する場合は、一方のボ
ス21および他方のボス21にそれぞれ管部41および
管部43を設けると好適である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピストン
の冷却構造によれば、ピストンにおけるクーリングチャ
ネルの流体導入口の形成位置をピストンを平面で見た場
合の中心線上に設けても、コンロッドにオイルジエット
ノズルが当たることがなく、また、ピストン剛性、殊に
はサイドウォールの剛性にアンバランスを生じることが
なく、またスカッフの発生やピストンの冷却効果低減等
の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るピストンの冷
却構造を適用した内燃機関の長手方向に対して垂直に切
った横断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るピストンの冷
却構造に係るピストンの底面図
【図3】図1の変形例を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るピストンの冷
却構造を適用した内燃機関の長手方向に対して垂直に切
った横断面図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るピストンの冷
却構造に係るピストンの底面図
【図6】図5のピストンの垂直断面図
【図7】従来のピストンの冷却構造を適用した内燃機関
の長手方向に沿って垂直に切った縦断面図
【図8】図7のVIII−VIII線を含む平面で切断し矢印方
向に見た図
【図9】従来のピストンの冷却構造を適用したピストン
の一部切欠き斜視図
【図10】図9に係る従来のピストンの底面図
【符号の説明】
1…シリンダ 1a…シリンダ1の内壁面 2…ピストン 3…クランクシャフト 4…コンロッド 4a…コンロッド小端部 4b…コンロッド大端部 5…シリンダブロック 6…クランクケース 7…ヘッド部 9a…ランド 9b…溝 11…ピストンスカート部 11a…ピストンスカート部の一部 19…ピストンピン 21…ボス 23…サイドウォール(リブ) 23A…シングルボス 25…クーリングチャネル(循環路) 26…潤滑油 27…オイルジエットノズル(流体供給手段) 28…流体排出口 29…流体導入口 31…オイルジエットノズル27の吐出口 33…クランクジャーナル 33a…クランクジャーナルの中心線 37…切欠き(干渉回避手段) 38…湾曲部(干渉回避手段) 39…凹部(干渉回避手段) 40…シングルボス23Aの側縁 41…管部 41a…管路 43…管部 43a…管路 T…コンロッド大端部4bの回転軌跡 C…中心線C1とスラスト作用線C2との交点 C1…ボス21の中心線の一つ C2…ボス21の中心線の別の一つ,スラスト作用線 C3…シリンダ1の長手方向に延びる中心軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダ内を往復運動するピ
    ストンに設けられこのピストンを冷却する流体を循環さ
    せる循環路と、 この循環路に前記流体を供給する流体供給手段と、 この流体供給手段から供給される流体を前記循環路に導
    入する流体導入口と、 前記循環路から前記流体を排出する流体排出口と、を有
    するピストンの冷却構造において、 前記ピストンのうち、このピストンが前記シリンダ内を
    下降する時にシリンダ内壁面を押すピストンの側圧力の
    及ぶ方向と、この側圧力の及ぶ方向の反対方向とを結ぶ
    線上に前記流体導入口および前記流体排出口を設けたこ
    とを特徴とするピストンの冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記シリンダ内における前記ピストンの
    下降に伴ってこのピストンと前記流体供給手段とが接近
    した時、前記ピストンと前記流体供給手段との干渉を回
    避する干渉回避手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のピストンの冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記干渉回避手段は、前記ピストンのう
    ちピストンの往復運動を安定させるピストンスカート部
    に設けられた切欠きであって、この切欠きに前記ピスト
    ン下降時に前記流体供給手段が入ることで前記ピストン
    と前記流体供給手段との干渉を回避することを特徴とす
    る請求項2記載のピストンの冷却構造。
  4. 【請求項4】 前記干渉回避手段は、前記流体供給手段
    の一部を下方に突出した状態に湾曲させかつ開口を上方
    に向けてなる湾曲部であって、前記ピストンの下降時に
    前記開口から前記湾曲部内に前記ピストンスカート部の
    うち前記湾曲部と対向している部分が入ることを特徴と
    する請求項2記載のピストンの冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記ピストンの往復運動を回転運動に変
    えるクランクシャフトおよび前記ピストンを連結する連
    結棒であるコンロッドと前記流体供給手段とが前記シリ
    ンダ内における前記ピストンの上昇に伴って接近した
    時、前記コンロッドと前記流体供給手段との干渉を回避
    する干渉回避手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のピストンの冷却構造。
  6. 【請求項6】 前記干渉回避手段は、前記コンロッドの
    一部に設けられた凹部であって、この凹部は、前記ピス
    トンの上昇時に、前記凹部内に前記流体供給手段の少な
    くとも一部を導入することを特徴とする請求項5記載の
    ピストンの冷却構造。
  7. 【請求項7】 前記流体導入口および前記流体排出口
    は、前記コンロッドとつながるピストンピンを支持する
    ボスに当接状態で形成されていることを特徴とする請求
    項2から6いずれか記載のピストンの冷却構造。
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