JP2000303450A - セメント系硬化材の注入方法及び注入装置 - Google Patents
セメント系硬化材の注入方法及び注入装置Info
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Abstract
ト粒子が通過しにくい岩盤においても、セメントミルク
の注入を良好に行なえるセメント系硬化材の注入方法及
び注入装置を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めの手段として、本発明はセメント系硬化材に脈動を与
えながら注入することを特徴とした、セメント系硬化材
の注入技術を提供する
Description
注入方法及び注入装置に関するものである。
の注入方法では、軟岩のような、水を通すがセメント粒
子が通過しにくい岩盤においては、流速が低下すると急
激に閉塞してしまう場合がある。流速の低下によって、
セメントミルク内のセメント粒子が注入経路内に沈降し
て経路を開塞するからである。
るためになされたもので、軟岩のような、水を通すがセ
メント粒子が通過しにくい岩盤においても、セメントミ
ルクの注入を良好に行なえるセメント系硬化材の注入方
法及び注入装置を提供することを目的とする。
の手段として、本発明は請求項1として、セメント系硬
化材の注入方法において、セメント系硬化材に脈動を与
えながら注入することを特徴とした、セメント系硬化材
の注入方法を提供する
方法において、グラウトポンプと注入ノズルとの間の配
管途中に脈動発生装置を設置し、この脈動発生装置によ
り配管内のセメント系硬化材に脈動を与えながら注入す
ることを特徴とした、セメント系硬化材の注入方法を提
供する。
装置において、グラウトポンプと注入ノズルとの間の配
管途中に設置され、配管内のセメント系硬化材に脈動を
与える脈動発生装置を具備することを特徴とした、セメ
ント系硬化材の注入装置を提供する。
メント系硬化材の注入装置において、脈動発生装置は、
チャンバ内の密封油室内にセメント系硬化材が通過する
可撓性通路を設け、ピストンの往復動による打撃力を油
室内の油を介して可撓性通路に伝達し、可撓性通路を周
期的に圧縮、膨張させることによって、可撓性通路内の
セメント系硬化材に脈動を与えるよう構成したことを特
徴とする、セメント系硬化材の注入装置を提供する。
装置において、グラウトポンプと注入ノズルとの間の配
管に振動を与えて、配管内のセメント系硬化材に脈動を
与える加振装置を具備することを特徴とした、セメント
系硬化材の注入装置を提供する。以下、図面を参照しな
がら、本発明の実施の形態について説明する。
に、アジテータ1によってセメントと水を混合し、グラ
ウトポンプ2によって加圧し、制御装置3を介して注入
ノズル4から地盤に注入するよう構成されている。さら
に本発明では、グラウトポンプ2と注入ノズル4との間
に、セメントミルク等のセメント系硬化材を周期的に加
圧して脈動を与える脈動発生装置5を介在させる。
の密封油室52内にセメント系硬化材が通過する可撓性
通路53を設け、ピストン54の往復動による打撃力を
油室52内の油を介して可撓性通路53に伝達し、可撓
性通路53を周期的に圧縮、膨張させることによって、
可撓性通路53内のセメント系硬化材に脈動を与えるよ
う構成されている。
た可撓性通路53の両端と連通させて、セメント系硬化
材の入口55と出口56を設ける。入口55はグラウト
ポンプ2側の配管と、出口56は注入ノズル4側の配管
と連通する。
を、内部を通過するセメント系硬化材に伝達できる構造
であればよいが、例えば、ゴムパイプをジャバラ状に形
成したものなどが考えられる。
ンダ内に摺動自在に収納されている。制御装置3で発生
させた所定のパルスを電磁弁でエアーパルスに変換して
ノッカー57を叩き、ノッカー57の打撃力をピストン
54に伝達して、ピストン54が摺動する。ピストン5
4の往復運動は例えば毎分100回程度の回数を採用す
る。なお、ピストン54の摺動させるための機構は、そ
の他の公知の機構を用いることができる。
を通すがセメント粒子が通過しにくい岩盤においては流
速が低下すると急激に閉塞してしまう場合がある。流速
の低下によって、セメントミルク内のセメント粒子が注
入経路内に沈降して経路を開塞するからである。
た注入装置を用いて、脈動発生装置5を作動させ、セメ
ントミルクに脈動を与えながら注入を行なう。セメント
ミルクに脈動が与えられると、沈降しようとするセメン
ト粒子を強制的に励起させることができる。そして、こ
の脈動は先端の注入ノズル4から、さらに岩盤内まで伝
達する。そのために、岩盤内の注入経路で生じる閉塞を
阻止することができる。
化材の積算流出量を示す。図4は、脈動を与えながら注
入した場合の積算流出量を示す。これらのグラフから明
らかなように、脈動を与えた方が積算流出量が大きく、
注入経路の閉塞が小さいことが分かる。
セメント系硬化材の流出速度を示す。図6は、脈動を与
えながら注入した場合の流出速度を示す。これらのグラ
フから明らかなように、脈動を与えた方が流出速度が速
く、このことからも注入経路の閉塞が小さいことが分か
る。
て、上記の脈動発生装置5の代わりに、グラウトポンプ
2と注入ノズル4との間の配管に振動を与えて、配管内
のセメント系硬化材に脈動を与える加振装置を具備する
ものが考えられる。加振装置としては、例えば、配管を
搭載可能な振動台等が考えられる。
次のような効果を得ることができる。 <イ>注入中に注入量が低下する場合に脈動発生装置又
は加振装置を作動させると、注入量の回復がみられる。
その結果、良好の注入量を継続して長時間維持すること
ができる。
時脈動を与え続けることによって、より良い注入効果を
期待することができる。
図
硬化材の積算流出量を示す説明図
硬化材の積算流出量を示す説明図
硬化材の流出速度を示す説明図
硬化材の流出速度を示す説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 セメント系硬化材の注入方法において、 セメント系硬化材に脈動を与えながら注入することを特
徴とした、 セメント系硬化材の注入方法。 - 【請求項2】 セメント系硬化材の注入方法において、 グラウトポンプと注入ノズルとの間の配管途中に脈動発
生装置を設置し、 この脈動発生装置により配管内のセメント系硬化材に脈
動を与えながら注入することを特徴とした、 セメント系硬化材の注入方法。 - 【請求項3】 セメント系硬化材の注入装置において、 グラウトポンプと注入ノズルとの間の配管途中に設置さ
れ、配管内のセメント系硬化材に脈動を与える脈動発生
装置を具備することを特徴とした、 セメント系硬化材の注入装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のセメント系硬化材の注
入装置において、 脈動発生装置は、 チャンバ内の密封油室内にセメント系硬化材が通過する
可撓性通路を設け、 ピストンの往復動による打撃力を油室内の油を介して可
撓性通路に伝達し、可撓性通路を周期的に圧縮、膨張さ
せることによって、 可撓性通路内のセメント系硬化材に脈動を与えるよう構
成したことを特徴とする、 セメント系硬化材の注入装置。 - 【請求項5】 セメント系硬化材の注入装置において、 グラウトポンプと注入ノズルとの間の配管に振動を与え
て、 配管内のセメント系硬化材に脈動を与える加振装置を具
備することを特徴とした、 セメント系硬化材の注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11704299A JP4097005B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | セメント系硬化材の注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11704299A JP4097005B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | セメント系硬化材の注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000303450A true JP2000303450A (ja) | 2000-10-31 |
JP4097005B2 JP4097005B2 (ja) | 2008-06-04 |
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ID=14702006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11704299A Expired - Fee Related JP4097005B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | セメント系硬化材の注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4097005B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2866207A1 (fr) * | 2004-02-16 | 2005-08-19 | Gervais Danone Sa | Procede de preparation de produit laitier |
JP2007217997A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Shimizu Corp | 流体圧変動送給装置及びグラウト材動的注入装置 |
JP2009144453A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Nittoc Constr Co Ltd | 注入工法 |
KR101098846B1 (ko) | 2011-04-25 | 2011-12-26 | 주식회사 지승구조건설 | 가진 장치 및 이를 이용한 약액주입 시공방법 |
-
1999
- 1999-04-23 JP JP11704299A patent/JP4097005B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
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US8007843B2 (en) | 2004-02-16 | 2011-08-30 | Compagnie Gervais Danone | Method for preparing a dairy product |
US8512775B2 (en) | 2004-02-16 | 2013-08-20 | Compagnie Gervais Danone | Method for preparing a dairy product |
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JP4097005B2 (ja) | 2008-06-04 |
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