JP2000303430A - 遮水シート - Google Patents

遮水シート

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JP2000303430A
JP2000303430A JP11554699A JP11554699A JP2000303430A JP 2000303430 A JP2000303430 A JP 2000303430A JP 11554699 A JP11554699 A JP 11554699A JP 11554699 A JP11554699 A JP 11554699A JP 2000303430 A JP2000303430 A JP 2000303430A
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JP
Japan
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sheet
rubber
based surface
auxiliary
surface sheet
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JP11554699A
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English (en)
Inventor
Shunji Mitani
俊次 三谷
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は窪地または地盤の掘削等で造成した埋
立地の底面等に敷設して漏水を防止するための遮水シー
トに関するものである。 【解決手段】 窪地または地盤の掘削等で造成した埋立
地の底面等に敷設する遮水シートであって、遮水性を有
するゴム系表面シートと、ゴム系表面シートの直下に配
設される補助シートとからなり、補助シートがゴム系表
面シートと粘着性を有し、かつゴム系表面シートよりも
伸び率が大きい材料である遮水シート。 1‥ゴム系表面シート、2‥補助シート、3‥ゴム系裏
面シート、4A,4B‥重ね合わせ部、5‥突き合わせ
粘着部

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窪地または地盤の掘
削等で造成した埋立地の底面等に敷設して漏水を防止す
るための遮水シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭ゴミや産業廃棄物等を投棄する廃棄
物最終埋立処分場では廃棄物中に浸透した雨水や廃棄物
自体に含まれる廃液などが汚水となって処分場から漏出
し、周囲の環境を汚染してしまうことを防止するため、
遮水シートを処分場の地盤底面に敷設することが行なわ
れている。
【0003】このような遮水シートは、あらゆる状況を
考慮してなお十分な強度を有するものが使用されてはい
るが、特に、広大な面積を有する廃棄物最終埋立処分場
では遮水シートの使用量が多くなる分、いずれかの遮水
シートが破損する機会も増えることになる。例えば、岩
盤が露出した斜面等では岩盤の突起により、また、斜面
が急勾配である場合には遮水シートに過大な引張力が作
用することにより、さらに、廃棄物に鋭利な部分等があ
った場合には埋め立て作業中あるいは埋め立て完了後に
遮水シートが破損する可能性が皆無とは言い切れない。
したがって、遮水シートのより一層の信頼性向上が必要
となるが、単にシート厚さを増やす等の対策では施工
性、経済性等に問題が生じることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の遮水シートを改良したものであって、岩盤の突起や
廃棄物の鋭利な部分の存在等によっても破損するおそれ
が少なく、また、仮に表面シートが破損したとしても汚
水が漏出することのない遮水シートを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであって、その要旨は、遮水
性を有するゴム系表面シートと、ゴム系表面シートの直
下に配設される補助シートとからなり、補助シートがゴ
ム系表面シートと粘着性を有し、かつゴム系表面シート
よりも伸び率が大きい材料である遮水シートであって、
好ましくは、ゴム系表面シートが引張強さ750N/c
m2以上、伸び率450%以上、引裂強さ250N/c
m以上のエチレンプロピレンジエンモノマーであり、補
助シートが厚さ5.0mm以上10.0mm以下のゴム
アスファルトからなり、補助シートの下面にさらにゴム
系表面シートと同一のゴム系裏面シートを配設した遮水
シートである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の遮水シートは窪地または
地盤の掘削造成地等を使用した埋立地の底面等に敷設さ
れる。遮水シートは止水性を有するゴム系表面シート
と、ゴム系表面シートの直下に配設される補助シートと
からなり、ゴム系表面シートは、耐候性に優れ、様々な
環境条件の下でも長期間の寿命を期待できるエチレンプ
ロピレンジエンモノマー等からなるものであり、引裂抗
力や切欠き応力が高くて破れにくい特性を備えたもので
ある。また、このゴム系表面シートは現場で熱融着する
ことができ、優れた施工性を有するとともに高い水密性
を有するものである。
【0007】ゴム系表面シートの厚みは、シート材質に
もよるが、強度や現場施工時の取扱性を考慮すれば、
0.5mm〜5.0mmとすることが好ましい。厚みが
0.5mmより薄いと強度の確保が困難になり、5.0
mmより厚くなると、取扱性や作業性が悪くなると共
に、経済性も悪くなる。また、ゴム系表面シートは、引
張強さ750N/cm2以上、伸び率450%以上、引
裂強さ250N/cm以上であることが好ましい。これ
らの値よりも小さいと、廃棄物に鋭利な部分があった場
合に、埋め立て作業中あるいは埋め立て完了後に遮水シ
ートが破損する可能性が高くなるからである。
【0008】ゴム系表面シートの直下に配設される補助
シートは、ゴム系表面シートと粘着性を有しかつゴム系
表面シートよりも伸び率が大きい材料であって、例えば
ゴムアスファルト等が使用できる。ゴムアスファルトは
アスファルトにゴム系エマルジョンを加えたもので構成
され、硬化剤として塩化カルシウム、塩化カリウム、塩
化ナトリウムなどの無機類水溶液が含まれているもので
ある。ゴムアスファルトの厚みは特に限定されないが、
好ましくは5.0mm〜10.0mmである。厚みが
5.0mmより薄いと強度の確保が困難になり、10.
0mmより厚くなると、取扱性や作業性が悪くなると共
に、経済性も悪くなる。
【0009】また、補助シートの下面にはさらにゴム系
裏面シートを配設することが好ましい。ゴムアスファル
トは常時水に浸されていると、可塑性部材であるオイル
等が漏出して物性の低下を生じたり、外傷に対して比較
的弱く引張強さが小さいので敷設底面の地下水、岩石等
からゴムアスファルトを保護する必要があるからであ
る。また、ゴム系表面シートも本来の遮水の他に、ゴム
アスファルトを保護する役目もしている。なお、ゴム系
裏面シートはゴム系表面シートと同様のものが使用で
き、この場合、表裏の区別をなくせることから、取扱性
および作業性に優れたものとなる。
【0010】本発明に係る遮水シートは、予めゴム系表
面シート、補助シートおよび必要に応じてゴム系裏面シ
ートを積層しておき、積層された遮水シートを埋立地の
底面に敷設すればよいが、それぞれの材料を用意してお
き、現場施工により、必要に応じてゴム系裏面シート、
補助シート、ゴム系表面シートの順に積層して構成して
もよい。また、埋立地の底面全域を一枚ものの遮水シー
トで一度に覆うことが困難な場合は、作業現場において
施工に適した所定の大きさの単位シ−トを接合する。こ
の場合、ゴム系表面シート、補助シートおよびゴム系裏
面シートの重ね合わせ部はそれぞれ同じ位置にならない
ように離した位置に設けるようにする。また、ゴム系表
面シートやゴム系裏面シートは重ね合わせ部を熱融着す
ることが止水性確保の点で好ましい。
【0011】なお、本発明に係る遮水シートは、埋立地
における底面や切土面などの斜面にのみ限定して適用さ
れるのではなく、止水施工が必要なすべての面に対して
適用することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に
より説明する。図1は、本発明の遮水シートを示す断面
図である。本実施例において、ゴム系表面シート1はエ
チレンプロピレンジエンモノマーからなり、厚みは1.
5mmである。また、引張強さは1323N/cm2、
伸び率は690%、引裂強さは735N/cmである。
エチレンプロピレンジエンモノマーは現場で熱融着がで
き、優れた施工性、高い水密性、耐久性を有するもので
ある。熱融着は、シート接合部、すなわち重ね合わせ部
4を自走式融着機の転圧ローラ間にはさみ込み、熱風ノ
ズルをシート間に差し込んで熱風を噴射し、同時にロー
ラが回転して自動走行によりシートを瞬間的に圧着、融
着していくもので、熱融着による一体加工は、強い接合
部強度があり、接合品質が安定して施工法に優れたもの
である。また、補助シート2はゴムアスファルトからな
り、厚みは5mmで伸び率はエチレンプロピレンジエン
モノマーよりはるかに大きい。また、エチレンプロピレ
ンジエンモノマーと粘着性を有し、層間から透水するこ
とはない。さらにゴム系裏面シート3はゴム系表面シー
ト1と全く同一のものを使用しており、厚みも同じとな
っている。
【0013】本実施例における遮水シートは、予め積層
された単位シートを施工現場で接合する。すなわち、埋
立地が広大であると全底面領域を一度に覆うことが施工
上困難となるため、作業現場において施工に適した所定
の大きさの単位シ−トを接合する。接合は、端部を互い
に重ね合わせた後、熱融着や接着剤を介した圧着をする
ことによって行い、埋立地の底面を覆い得る大きさに一
体化する。ここで、単位シートのそれぞれのシートは同
一寸法であるが、互いに端部をずらして積層すること
で、接合した際に重ね合わせ部4が同じ位置にならない
ようにする。
【0014】接合順序は、初めにゴム系裏面シート3を
重ね合わせて接合し、次に補助シート2を突き合わせる
が、補助シート2は重ね合わせてもよい。そして最後に
ゴム系表面シート1を重ね合わせて単位シート同士を接
合する。ここで、ゴム系表面シート1およびゴム系裏面
シート3の重ね合わせ部4A,4Bは熱融着処理をして
いるが、そのような処理をしなくても、補助シートであ
るゴムアスファルトの粘着性により十分な遮水性が確保
される。すなわち、ゴム系表面シートの重ね合わせ部4
から透水があったとしても、ゴム系表面シートとゴムア
スファルトとの粘着部、ゴムアスファルト同士の突き合
わせ粘着部5、ゴムアスファルトとゴム系裏面シートと
の粘着部で止水されるのである。また、ゴム系表面シー
トが仮に破れた場合であってもゴムアスファルトとの粘
着により止水性が確保される。
【0015】図2は、本発明の他の実施例を示す断面図
である。本実施例ではゴム系表面シート1、補助シート
2およびゴム系裏面シート3は第一実施例と全く同一の
ものであるが、それぞれ別々に用意したものを敷設現場
に搬入して施工するものである。
【0016】施工手順は、まずゴム系裏面シート3を重
ね合わせ部4Bを設けながら順次敷設していく。重ね合
わせ部4Bは40mm〜100mmとし、30mm以上
の幅で熱融着しておく。なお、熱融着部の引張破断強度
は15kgf/25mm以上である。次に補助シート2
をゴム系裏面シート3の上に敷設して粘着させる。補助
シート2同士の接合部となる重ね合わせ部4Cは、ゴム
系裏面シート3の重ね合わせ部4Bと離れた位置であっ
て、双方を粘着させたものである。なお、重ね合わせ部
4Cを設けずに突き合わせて粘着させてもよい。そして
最後にゴム系表面シート1を補助シート2の上に敷設し
て粘着させる。ゴム系表面シート1は補助シート2の重
ね合わせ部と離れた位置で重ね合わせて熱融着してお
く。なお、ゴム系表面シート1の重ね合わせ部4Aはゴ
ム系裏面シートの場合と同様の寸法および強度とする。
このようにして積層、敷設された遮水シートは、図3に
示すように窪地または地盤の掘削造成地等を使用した埋
立地の底面に沿って敷設される。
【0017】
【発明の効果】本発明は、遮水性を有するゴム系表面シ
ートと、前記ゴム系表面シートの直下に配設される補助
シートとからなり、前記補助シートがゴム系表面シート
と粘着性を有し、かつゴム系表面シートよりも伸び率が
大きい材料であるので、ゴム系表面シートが仮に破れる
ことがあったとしても補助シートの存在により十分な止
水性を有する。また、ゴムアスファルトからなる補助シ
ートの下面にさらにゴム系裏面シートを配設することに
より止水の信頼性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の遮水シートを示す断面図であ
る。
【図2】図2は本発明の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図3】図3は本発明の遮水シートを敷設した埋立地を
示す断面図である。
【符号の説明】
1‥ゴム系表面シート 2‥補助シート 3‥ゴム系裏面シート 4A,4B,4C‥重ね合わせ部 5‥突き合わせ粘着部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窪地または地盤の掘削等で造成した埋立
    地の底面等に敷設する遮水シートであって、遮水性を有
    するゴム系表面シートと、前記ゴム系表面シートの直下
    に配設される補助シートとからなり、前記補助シートが
    ゴム系表面シートと粘着性を有し、かつゴム系表面シー
    トよりも伸び率が大きい材料であることを特徴とする遮
    水シート。
  2. 【請求項2】 前記ゴム系表面シートが引張強さ750
    N/cm2以上、伸び率450%以上、引裂強さ250
    N/cm以上のエチレンプロピレンジエンモノマーであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の遮水シート。
  3. 【請求項3】 前記補助シートがゴムアスファルトから
    なることを特徴とする請求項1または2に記載の遮水シ
    ート。
  4. 【請求項4】 前記補助シートの厚さが5.0mm以上
    10.0mm以下であることを特徴とする請求項1ない
    し3に記載の遮水シート。
  5. 【請求項5】 前記補助シートの下面にさらにゴム系裏
    面シートを配設したことを特徴とする請求項1ないし4
    に記載の遮水シート。
  6. 【請求項6】 前記ゴム系裏面シートが前記ゴム系表面
    シートと同一のものであることを特徴とする請求項5に
    記載の遮水シート。
JP11554699A 1999-04-22 1999-04-22 遮水シート Pending JP2000303430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102124908B1 (ko) * 2019-07-15 2020-06-19 한근진 방수원단

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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