JP2000302770A - ヘテロジアジノン誘導体 - Google Patents

ヘテロジアジノン誘導体

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JP2000302770A JP2000034407A JP2000034407A JP2000302770A JP 2000302770 A JP2000302770 A JP 2000302770A JP 2000034407 A JP2000034407 A JP 2000034407A JP 2000034407 A JP2000034407 A JP 2000034407A JP 2000302770 A JP2000302770 A JP 2000302770A
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則孝 北澤
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Shoji Kajiwara
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Tatsuto Fukushima
達人 福嶋
Shinji Hatakeyama
伸二 畠山
Yoshihisa Hanada
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正孝 上野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れた2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチ
ル−4−イソオキサゾールプロピオン酸(AMPA)受容体
拮抗作用、特に脳虚血、脳脊髄損傷、アルツハイマー
病、パーキンソン病等に有効な予防・治療・改善作用を
有する新規化合物の提供 【解決手段】下記式(I) 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
(式中、R3は水素原子またはC1-6アルキル基を示す)
で表される基を示す;R1およびR2は置換されていても
よいアリール基、置換されていてもよいヘテロアリール
基、置換されていてもよいアラルキル基、置換されてい
てもよいヘテロアリールアルキル基などを示す;R4
よびR5は水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル
基、ニトロ基、C1-6アルキル基、アリール基またはヘ
テロアリール基を示す〕で表わされるヘテロジアジノン
誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、N-メチル-D-ア
スパルテート(以下、NMDA)以外の興奮性アミノ酸受容体
拮抗作用、例えば2-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-
イソオキサゾールプロピオン酸(以下、AMPA)受容体拮抗
作用を有する、臨床上有用性の高い医薬、具体的には神
経変性疾患の治療・改善・予防剤、さらに具体的には、
(1) 脳虚血・脳脊髄損傷後の急性神経変性、(2) アルツ
ハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(AL
S)またはハンチントン舞踏病等の慢性神経変性疾患、
(3) てんかん(Epilepsy)、(4) 疼痛、(5) 痙性麻痺、ま
たは (6) 多発性硬化症(MS)、脳脊髄炎(Encephalomyeli
tis)、ギラン・バレー症候群(Guillain Barre syndrom
e)、マルキャファーヴァ・ビギャミ病(Marchiafava Big
nami disease)、デビック病(Devic disease、急性播種
性視神経脳脊髄炎)、バロ病(Balo disease)、HIVあるい
はHTLV性脊髄炎(Myelopathy)または白質脳炎(Leukoence
phalopathy)等の脱髄性神経疾患の予防・治療・改善剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】グルタミン酸、アスパラギン酸等のアミ
ノ酸は、中枢神経系の興奮性神経伝達を司る伝達物質
(Excitatory amino acid's、以下EAAと略す)として知
られている。これらのEAAが神経細胞のシナプス間隙
に、過剰に放出あるいは蓄積されると中枢神経の異常な
興奮が起こり、脳虚血、頭部外傷、脳脊髄損傷、アルツ
ハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハ
ンチントン舞踏病、AIDS性神経障害、てんかんあるいは
低酸素状態後に観察される神経変性、精神障害および運
動機能障害につながると報告されている。また、中枢神
経系の異常興奮は痛みおよび痙性に関わりがあると報告
されている。さらにEAAは、食物に含有される毒素によ
る神経障害にも関与していると報告されている。そこ
で、EAAの異常な働きを調節する薬物は、神経変性およ
び精神性疾患の治療剤として有用と考えられている。さ
らにまた、慢性疼痛、偏頭痛、癌性疼痛、糖尿病性神経
障害に由来する疼痛等に対する鎮痛剤、そして筋弛緩剤
として有用と考えられている(Lipton and Rosenberg,
N. Eng. J. Med., 330, 613, 1994、Lees, CNS Drugs,
5, 51, 1996、Turski et al., J. Pharmacol. Exp. The
r., 260, 742, 1992)。EAAの作用は、シナプス前膜お
よび後膜に存在する特異的受容体であるグルタメート受
容体を介して発揮される。この受容体は、電気生理学的
あるいは神経化学的性質から、(1)N−メチル−D−ア
スパラギン酸(以下、NMDA)受容体、(2)non-NMDA受容
体である、2−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−
4−イソキサゾールプロピオン酸(以下、AMPA)受容体
およびカイニン酸受容体、(3)代謝拮抗型グルタメート
受容体に分類されている。
【0003】EAAは上記グルタメート受容体を活性化
し、中枢神経において興奮を伝達する。また、EAA、NMD
A、AMPA、カイニン酸を神経細胞に過剰に作用させると
神経障害が起きると報告されている(Meldrum, B., Bra
in Res. Reviews, 18, 293, 1993)。AMPA受容体拮抗作
用を有する化合物は、脳虚血モデルで神経保護作用を示
すことが知られている。競合的阻害剤である2,3−ジ
ヒドロキシ−6−ニトロ−7−スルファモイル−ベンゾ
[f-]キノキサリン(以下、NBQX)は脳虚血の実験動物モ
デルで有効であると報告されている(Sheardown et a
l., Science, 247,571, 1990)。また、非競合的阻害剤
であるGYKI 52466(1−(アミノ−フェニル)−4−メチ
ル−7,8−メチレンジオキシ−5H−2,3−ベンゾ
ジアゼピンハイドロクロライド)はラットの脳虚血モデ
ルで神経保護作用を示す(Le Peillet et al., Brain R
esearch, 571, 115, 1992)。これらの報告は、AMPA阻
害剤が脳虚血後における神経変性を抑制すことを示唆し
ている。AMPA受容体拮抗作用を有する化合物について
は、以下のような報告がある。WO 96/10023号公報、WO
94/25469号公報には、AMPA受容体競合的阻害作用を有す
るキノキサリンジオン誘導体が開示されている。また、
WO 95/01357号、WO 97/43276号、DE 19643037号公報に
は、AMPA受容体の非競合的阻害作用を有する化合物が開
示されている。
【0004】脳虚血は頻度の高い中枢神経系の急性変性
疾患である。脳に血液を供給する血管の閉塞や心停止等
の全身の循環障害によって生じ、血液の供給不足により
不可逆的な脳の神経細胞の壊死を生じる。その結果、後
遺症として、四肢の麻痺等の運動障害、知覚障害、異常
行動等の障害を引き起こす。発症後数時間から数日の間
の急性期に脳の神経細胞壊死を阻止する治療を行うこと
が、後遺症を軽減するために非常に重要である。また、
超急性期と言われる時期に血流の回復を試みる場合があ
るが、他には脳浮腫に対する対症療法や全身管理を行う
のみであり、多くの症例に有効な治療法は未だ確立され
ていない。頭部外傷、脊髄損傷は中枢神経細胞の急性変
性疾患であり、脳虚血状態を伴う場合が多い。後遺症と
して麻痺、知覚障害、行動異常等を引き起こす。発症
後、早期の治療による神経細胞の保護が重要であるが、
治療法として行われているのは浮腫の抑制などの対症療
法と、障害部位の外科的切除であり、必ずしも後遺症の
軽減には繋がらないのが現状である。アルツハイマー
病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチント
ン舞踏病等の慢性神経変性疾患は、大脳および脊髄の神
経細胞の変性により発症する。これらの疾患の詳細な原
因については不明であり、これらの疾患における神経細
胞の変性を抑制する治療法は確立されていない。てんか
んは大脳神経細胞の異常興奮による反復性の発作性障害
であり、意識障害や感覚障害を伴う場合もある。てんか
んには抗痙攣剤の投与が行われるが、重篤な肝障害が見
られたり、再生不良性貧血、皮膚粘膜眼症候群等の副作
用が見られる場合がある。痛み(疼痛)は様々な疾患によ
って生じる臨床症候である。痛みには通常鎮痛剤の投与
が行われるが、従来から使用されている鎮痛剤には反応
しないものもある。痙性麻痺は異常な筋緊張の亢進によ
って生じる臨床症候であり、運動障害を引き起こす。痙
性麻痺には筋弛緩剤を投与するが、眠気、脱力感、鎮静
作用等の副作用が生じる割合が高い。脱髄性疾患は様々
な原因によって生じる疾患である。知覚異常、痛み、痙
性麻痺、排尿障害等を伴う。その中で中枢神経系の脱髄
疾患である多発性硬化症は再発進行性の疾患であり、標
準的治療法は未だ確立されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】非NMDA興奮性アミノ酸
受容体拮抗作用、特にAMPA受容体拮抗作用による、脳虚
血・脳脊髄損傷後の急性神経変性、慢性神経変性疾患、
てんかん、疼痛、痙性麻痺、脱髄性疾患の治療・改善・
予防剤で実用化されているものは未だなく、その開発が
待望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、非NMDA興
奮性アミノ酸受容体拮抗作用、特にAMPA受容体拮抗作用
を有する化合物に新たに注目し、鋭意研究を重ねてき
た。その結果、式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
(式中、R3は、水素原子またはC1-6アルキル基を意味
する。)で表される基を示す;R1およびR2は同一また
は相異なって置換されていてもよいアリール基、置換さ
れていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよ
いアラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリール
アルキル基、置換されていてもよいアリールアルケニル
基、置換されていてもよいヘテロアリールアルケニル
基、置換されていてもよいピペリジル基、置換されてい
てもよいピペラジニル基、モルホリニル基、置換されて
いてもよいC3-8シクロアルキル基、テトラヒドロフラ
ニル基、テトラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置
換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよ
いアミド基を示す;R4およびR5は同一または相異なっ
て水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、ニト
ロ基、C1-6アルキル基、アリール基またはヘテロアリ
ール基を示す;ただし、式 (式中、R11およびR12は同一または相異なって水素原
子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C
1-2フルオロアルキル基、C1-2クロロアルキル基、C
1-2ブロモアルキル基、C1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C7-9アラルキル基、フェニル基、C1-6
ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
フィニル基、C7-9アラルコキシ基、フェノキシ基、フ
ェニルチオ基、フェニルスルホニル基、アルカリ金属カ
ルボキシレートC2-5アルコキシカルボニル基または式
−NR1516(式中、R15およびR16は同一または相異
なって水素原子またはC1-2アルキル基を示す。)で表
わされる基を示す;R13およびR14は同一または相異な
ってC1-4アルキルスルホニル基、ニトロ基、式 −OC
n3-n(式中、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
またはヨウ素原子を示す;nは1ないし3のいずれかの
整数を示す。)で表される基または前記R11およびR12
の定義に同意義の基を示す。)で表される化合物を除
く。〕で表わされる新規なヘテロジアジノン誘導体を合
成することに成功し、さらに、これらの化合物が優れた
薬理作用を有しており、かつ安全性にも優れており、前
記課題を解決できることを見出し本発明を完成した。従
って、本発明の目的は、従来の脳虚血・脳脊髄損傷後の
急性神経変性治療剤、慢性神経変性疾患治療剤、抗てん
かん剤、鎮痛剤、筋弛緩剤、あるいは抗脱髄性神経疾患
治療剤が有する欠点を改善し、効果と副作用のバランス
がとれた、臨床上有用性の高い新規な薬剤を提供するこ
とにある。
【0007】すなわち、本発明の第一の特徴は、 1) 前記式(I)で表わされるヘテロジアジノン誘導
体もしくはその塩またはそれらの水和物にあり、さら
に、 2) 上記1)記載のヘテロジアジノン誘導体もしくは
その塩またはそれらの水和物において、R4が水素原子
であり、R5が水酸基、C1-6アルキル基またはアリール
基であってもよく、 3) 上記1)記載のヘテロジアジノン誘導体もしくは
その塩またはそれらの水和物において、R4が水素原子
であり、R5が水酸基、メチル基、エチル基、n-ピロピ
ル基、i-プロピル基またはフェニル基であってもよく、 4) 上記1)記載のヘテロジアジノン誘導体もしくは
その塩またはそれらの水和物において、R4およびR5
同一または相異なってメチル基、エチル基、n-ピロピル
基またはi-プロピル基であってもよく、 5) 上記1)記載のヘテロジアジノン誘導体もしくは
その塩またはそれらの水和物において、当該誘導体が式 〔式中、A、R1およびR2は前記定義に同意義を示
す。〕で表わされる化合物であってもよく、 6) 上記1)または5)記載のヘテロジアジノン誘導
体もしくはその塩またはそれらの水和物において、Aが
酸素原子であってもよく、 7) 上記1)または5)記載のヘテロジアジノン誘導
体もしくはその塩またはそれらの水和物において、R1
が置換されていてもよいアリール基、置換されていても
よいヘテロアリール基、置換されていてもよいアラルキ
ル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル
基、置換されていてもよいアリールアルケニル基、置換
されていてもよいヘテロアリールアルケニル基、モルホ
リニル基、C3-8シクロアルキル基、置換されていても
よいアミノ基または置換されていてもよいアミド基であ
り、R2が置換されていてもよいアリール基、置換され
ていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよい
アラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールア
ルキル基、低級シクロアルキル基、テトラヒドロフラニ
ル基、テトラヒドロピラニル基、置換されていてもよい
ピペリジル基またはアダマンチル基であってもよく、 8) 上記1)または5)記載のヘテロジアジノン誘導
体もしくはその塩またはそれらの水和物において、R1
およびR2が同一または相異なって(1) 水素原子、(2)
ハロゲン原子、(3) 水酸基、(4) シアノ基、(5) (i) 水
酸基、(ii) ハロゲン原子、(iii) ニトリル基、(iv) C
1-6アルコキシ基、(v) 水酸基およびヘテロアリール
基、(vi) ヒドロキシイミノ基、(vii) 水酸基およびC
1-6アルコキシ基、(viii) 水酸基およびハロゲン原子、
(ix)水酸基およびC3-8シクロアルキル基、(x) C1-6
ルキルスルホニルアミノ基、(xi) N-(C1-6アルキル)ア
ミノスルホニル基、(xii) N,N-ジ(C1-6アルキル)アミ
ノスルホニル基、(xiii) 低級アシル基、(xiv) 低級ア
シルアミノ基、(xv) C 1-6アルキルスルホニル基、(xv
i) N-(C1-6アルキル)アミド基、(xvii) 1,3-ジオキソ
ラニル基、(xviii) ヘテロアリール基および (xix) ω,
ω-低級アルキレンジオキシ基から選ばれる1または2
個以上の基で置換されていてもよいC1-6アルキル基、
(6) (チアゾール-2-イル)ヒドロキシメチル基、(7) ジ
(チアゾール-2-イル)ヒドロキシメチル基、(8) 置換さ
れていてもよいアミノC1-6アルキル基、(9) 置換され
ていてもよいベンゾイルオキシC1-6アルキル基、(10)
トリフルオロメチル基、(11) 水酸基で置換されていて
もよいC2-6アルケニル基、(12) 水酸基で置換されてい
てもよいC2-6アルキニル基、(13) (i) 水酸基、(ii)
ハロゲン原子、(iii) ニトリル基、(iv) C1-6アルコキ
シ基、(v) C1-6チオアルコキシ基、(vi) C1-6アルキ
ルスルホニル基、(vii) 水酸基およびC1-6アルキル
基、(viii) 水酸基およびC1-6アルコキシ基、(ix) ヘ
テロアリール基、(x) ω,ω-低級アルキレンジオキシ
基、(xi) ピリジル基、(xii) C1-6アルキルピリジル
基、(xiii) C1-6チオアルコキシ基、(xiv) C1 -6アル
キルスルホニル基、(xv) アミノ基、(xvi) N-(C1-6
ルキル)アミノ基、(xvii) N,N-ジ(C1-6アルキル)アミ
ノ基、(xviii) 低級アシル基、(xix) 低級アシルアミノ
基、(xx) 1,3-ジオキソラニル基、(xxi) アミド基およ
び (xxii) イミダゾリル基から選ばれる1または2個以
上の基で置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、(1
4) トリフルオロメトキシ基、(15) 置換されていてもよ
いアミノ-C1-6アルコキシ基、(16) 置換されていても
よいヘテロアリール-C1-6アルコキシ基、(17) 置換さ
れていてもよいモルホリニル-C1-6アルコキシ基、(18)
置換されていてもよいピペリジル-C1-6アルコキシ
基、(19) 置換されていてもよいピペラジニル-C1-6
ルコキシ基、(20) 置換されていてもよいピロリジニル-
1-6アルコキシ基、(21) ヒドロキシ-C3-8シクロアル
キル基、(22) ヒドロキシ-C3-8シクロアルケニル基、
(23) ヒドロキシ-C3-8シクロアルキルオキシ基、(24)
ヒドロキシ-C3-8シクロアルコキシ基、(25) 水酸基で
置換されていてもよいC1-6チオアルコキシ基、(26) ア
リール基、(27) ヘテロアリール基、(28) アリールオキ
シ基、(29) アリールチオ基、(30) ヘテロアリールチオ
基、(31) 水酸基で置換されていてもよいアラルキル
基、(32) 置換されていてもよいアラルキルオキシ基、
(33) 窒素原子が (i) C1-6アルキル基、(ii) ヒドロキ
シ-C1-6アルキル基およびC1-6アルキル基、(iii) C
3-8シクロアルキル基、(iv) アリール基および (v) ヒ
ドロキシ-C1-6アルキル基から選ばれる1または2個の
基で置換されていてもよいアミド基、(34) 環状アミノ
カルボニル基、(35) 窒素原子が (i) C1-6アルキル基
および (ii) ヒドロキシC1-6アルキル基から選ばれる
1または2個の基で置換されていてもよいカルバモイル
基、(36) (i) アミノ基、(ii) 環状アミノ基、(iii) N-
(C1-6アルキル)アミノ基、(iv) C3-8シクロアルキル
アミノ基、(v) N,N-ジ(C1-6アルキル)アミノ基、(vi)
N-ヒドロキシC1-6アルキルアミノ基、(vii) N-C1-6
ルコキシアルキルアミノ基、(viii) N-ハロゲン化C1-6
アルキル基、(ix) ピロリジニル基、(x)C1-6アルコキ
シアルキル基、(xi) ヒドロキシC1-6アルキル基および
(xii)C1-6アルキル基から選ばれる基で置換されてい
てもよいスルホニル基、(37) 低級アシル基、(38) (i)
水酸基および (ii) ヒドロキシC1-6アルキル基から選
ばれる1または2個以上の基で置換されていてもよいテ
トラヒドロピラニル基、(39) (i) ヘテロアリール基、
(ii) 4-モルホリニル基、(iii) 4-オキシチオモルホリ
ニル基、(iv) 4-モルホリニル基、(v) 4-ジオキシチオ
モルホリニル基および (vi) アリールアミノ基から選ば
れる基で置換されていてもよいスルホニル基、(40) 4
位が水酸基またはC1-6アルコキシ基で置換されていて
もよいピペリジル基、(41) 窒素原子が (i) C1-6アル
キル基、(ii) ヒドロキシC1-6アルキル基、(iii) 低級
アシル基、(iv) ヒドロキシ低級アシル基および (v) C
1-6アルキルスルホニル基から選ばれる1または2個の
基で置換されていてもよいアミノ基、(42) 4-(ヒドロキ
シアルキル)テトラヒドロピラン-4-イル基、(43) 2,3-
ジヒドロベンゾフラニル基、(44) 2-ヒドロキシ-2-アル
キル-2,3-ジヒドロベンゾフラニル基、(45) インダノニ
ル基、(46) ヒドロキシインダニル基、(47) スクシイミ
ド基および(48) 2-オキサゾリドン-3-イル基から選ばれ
る1ないし2以上の基でそれぞれ置換されていてもよい
アリール基、ヘテロアリール基、アラルキル基、ヘテロ
アリールアルキル基、アリールアルケニル基、ヘテロア
リールアルケニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、
3-8シクロアルキル基、アミノ基またはアミド基であ
ってもよく、 9) 上記1)または5)記載のヘテロジアジノン誘導
体もしくはその塩またはそれらの水和物において、R1
およびR2が同一または相異なってそれぞれ置換されて
いてもよいフェニル基、インデニル基、ナフチル基、ア
ズレニル基、ヘプタレニル基、アンスニル基、チエニル
基、フリル基、ピラニル基、ピロリル基、イミダゾリル
基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、
イソチアゾリル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、
イソオキサゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリ
ミジニル基、ピリダジニル基、インドリジニル基、イソ
インドリル基、インドリル基、インダゾリル基、イソキ
ノリル基、キノリル基、プタラジニル基、ナフチリジニ
ル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基、シノリニル
基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基またはシク
ロオクチル基であってもよく、 10) 上記1)または5)記載のヘテロジアジノン誘
導体もしくはその塩またはそれらの水和物において、R
1およびR2が同一または相異なってそれぞれ置換されて
いてもよいフェニル基、チエニル基、ピロリル基、ピリ
ジル基、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基であ
ってもよく、 11) 上記1)または5)記載のヘテロジアジノン誘
導体もしくはその塩またはそれらの水和物において、R
3がメチル基またはエチル基であってもよく、 12) 上記1)記載のヘテロジアジノン誘導体もしく
はその塩またはそれらの水和物において、当該誘導体が
〔式中、R1およびR2は前記定義に同意義を示す。〕で
表される化合物であってもよく、 13) 上記1)記載のヘテロジアジノン誘導体もしく
はその塩またはそれらの水和物において、化合物が2-(2
-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン、2-(2-ピラジニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン、2-(1-メチル-2-ピロリル)-4-
フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2,4-
ジフェニル-4H-1,3,4-チアジアジン-5(6H)-オン、2-(2,
3-ジメトキシフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-(2-ピロリル)-4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-キノリル)-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(6-メ
チル-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-ベンゾイルオキシメチル-4-フェニル
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジ
ル)-4-(2,4-ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-シクロヘキシル-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-クロロ-4-
ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-(3-メトキシ-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-ヒドロキシ-2-
ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-スチリル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-[2-(3-ピリジル)ビニル]-4-フェニル
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-メトキシ
フェニル)-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-(4-ニトロフェニル)-4-フェニル-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-ニトロフェ
ニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(2-ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン、2-(4-モルホリニル)-4-フェニ
ル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-シクロヘ
キシル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-ジメチルアミノ-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-ジメチルアミノ-4-フェニル-4H-
1,3,4-チアジアジン-5(6H)-オン、2-(2,6-ジメトキシフ
ェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-(2-メトキシフェニル)-4-(2-フルオロフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル
-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(2-メトキシフェニル)-4-シクロヘキシル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-ピリジル)-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェ
ニル-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン、2-(2-チエニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-ベンジル-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-
(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-(2-ピリジル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2
-メトキシフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-フェニル-4-(2-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ニトロフ
ェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェ
ニル-4-(2-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-フェニル-4-(3-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(3-シアノ-2-ピリジ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル
-4-(2-ヒドロキシメチルフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-シアノ-3-ピリジ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル
-4-(2-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-(3-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(4-シアノフェニル)-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(3
-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-(2-シアノ-3-チエニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-
4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,
4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ヒド
ロキシフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2-フルオロフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒド
ロキシフェニル)-4-(4-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-
4-(2,4-ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5(6H)-オン、2-[2-(2-ジメチルアミノ)エトキシフェニ
ル]-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5
(6H)-オン、2-[2-(4-ピリジル)メトキシフェニル]-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2
-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ピリジル)
メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-[2-(3-ピリジル)メトキシフェニル]-
4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
{2-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]フェニル}-4-フェニル-
4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(1-ピ
ロリジニル)エトキシ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ジメチルアミノ
エトキシ)フェニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-[2-(3-ジメチルアミノプロポキシ)
フェニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-{2-[3-(1-ピペリジニル)プロポキシ]フェニ
ル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フ
ェニル}-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェ
ニル-4-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェニル]-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ジメチル
アミノエトキシ)フェニル]-4-(2-フルオロフェニル)-4H
-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モル
ホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(2-フルオロフェニル)
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モ
ルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(2-ブロモフェニル)
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モ
ルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-シクロヘキシル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホ
リニル)エトキシ]フェニル}-4-(4-フルオロフェニル)-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モル
ホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(2,4-ジフルオロフェ
ニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[3-(2-
ヒドロキシエトキシ)-2-ピリジル]-4-フェニル-4H-1,3,
4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{3-[2-(4-モルホリニ
ル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン、2-{3-[2-(1-ピペリジル)エト
キシ]-2-ピリジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-{3-[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]-2
-ピリジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン、2-{3-[2-(1-メチル-2-ピロリジニル)エトキ
シ]-2-ピリジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5(6H)-オン、2-[3-(2-ジメチルアミノエトキシ)-2-ピ
リジル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-(3-アミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-アミノフェニル)-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェ
ニル-4-(テトラヒドロ-4H-ピラン-4-イル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(1-メチル-4-
ピペリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
フェニル-4-(-3-キヌクリジニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-ピリジル-4-(1-ベンジル-4-ピペリ
ジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニ
ル-4-(-3-テトラヒドロフラニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-シクロペンチル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(1-ベ
ンジル-4ピペリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-フェニル-4-[1-(2-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4
-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-[1-(3-ピ
リジル)エチル]-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-[1-(4-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-ジメチルアミノフェ
ニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(2-ジメチルアミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(4-ピリジル)メ
チルアミノフェニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-[2-(3-ピリジル)メチルアミノフェ
ニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(4-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、N-(2-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミ
ド、N-(3-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド、N-(4-ピリジ
ル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン
-2-イル]カルボキサミド、1,3-ジフェニル-4-メチル-4,
5-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-6(1H)-オンおよび1-フェ
ニル-3-(2-ピリジル)-4-メチル-4,5-ジヒドロ-1,2,4-ト
リアジン-6(1H)-オンから選ばれるいずれか1種であっ
てもよい。また、本発明の第二の特徴は、 14) 式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
(式中、R3は、水素原子またはC1-6アルキル基を意味
する。)で表される基を示す;R1およびR2は同一また
は相異なって置換されていてもよいアリール基、置換さ
れていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよ
いアラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリール
アルキル基、置換されていてもよいアリールアルケニル
基、置換されていてもよいヘテロアリールアルケニル
基、置換されていてもよいピペリジル基、置換されてい
てもよいピペラジニル基、モルホリニル基、置換されて
いてもよい低級シクロアルキル基、テトラヒドロフラニ
ル基、テトラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置換
されていてもよいアミノ基または置換されていてもよい
アミド基を示す;R4およびR5は同一または相異なって
水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、ニトロ
基、低級アルキル基、アリール基またはヘテロアリール
基を示す。〕で表わされるヘテロジアジノン誘導体もし
くはその塩またはそれらの水和物を含有してなる医薬に
あり、さらに、 15) 上記14)記載の医薬において、当該医薬は非
N-メチル-D-アスパルテート興奮性アミノ酸受容体拮抗
作用が有効な疾患の治療・予防・改善剤であってもよ
く、 16) 上記14)記載の医薬において、当該医薬は2-
アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプ
ロピオン酸受容体拮抗作用が有効な疾患の治療・予防・
改善剤であってもよく、 17) 上記14)記載の医薬において、当該医薬は神
経変性疾患の治療・予防・改善剤であってもよく、 18) 上記14)記載の医薬において、当該医薬は脱
髄性神経疾患の治療・予防・改善剤であってもよく、 19) 上記14)記載の医薬において、当該医薬は脳
虚血・頭部外傷・脊髄損傷後の急性神経変性、アルツハ
イマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハン
チントン舞踏病、てんかん、疼痛、多発性硬化症、脳脊
髄炎、ギラン・バレー症候群、マルキャファーヴァ・ビ
ギャミ病、デビック病、バロ病、HIVもしくはHTLV性脊
髄炎または白質脳炎の治療・予防・改善剤であってもよ
い。 20) さらに、本発明にかかるヘテロジアジノン誘導
体は、非NMDA興奮性アミノ酸受容体拮抗作用、特にAMPA
受容体拮抗作用を有する化合物として、神経変性疾患の
治療・改善・予防剤、具体的には (1) 運動障害、知覚
障害、異常行動等の脳虚血後障害・脳脊髄損傷後の急性
神経変性による障害、(2) アルツハイマー病、パーキン
ソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病等の
慢性神経変性疾患、(3) てんかん、(4) 慢性疼痛、偏頭
痛、癌性疼痛、糖尿病性神経障害等に由来する疼痛、
(5) 痙性麻痺または (6) 多発性硬化症、脳脊髄炎、ギ
ラン・バレー症候群、マルキャファーヴァ・ビギャミ
病、デビック病、バロ病、レフサム病、タンギエール
病、デジェリン−ソタス病、HIVあるいはHTLV性脊髄
炎、白質脳炎等の脱髄性疾患の治療・予防・改善剤であ
る。
【0008】以下に、本願明細書において記載する記
号、用語等の意味を説明し、本発明を詳細に説明する。
【0009】なお、本願明細書中においては、化合物の
構造式が便宜上一定の異性体を表すことがあるが、本発
明には化合物の構造上生ずる全ての、幾何異性体、不斉
炭素に基づく光学異性体、立体異性体、互変異性体など
の異性体および異性体混合物を含み、便宜上の式の記載
に限定されるものではなく、いずれか一方の異性体でも
混合物でもよい。さらに結晶多形が存在することもある
が同様に限定されず、いずれかの結晶形単一あるいは混
合物であってもよく、無水物以外に水和物であってもよ
い。
【0010】本発明にかかるヘテロジアジノン誘導体も
しくはその塩またはそれらの水和物は、式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
(式中、R3は、水素原子またはC1-6アルキル基を意味
する。)で表される基を示す;R1およびR2は同一また
は相異なって置換されていてもよいアリール基、置換さ
れていてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよ
いアラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリール
アルキル基、置換されていてもよいアリールアルケニル
基、置換されていてもよいヘテロアリールアルケニル
基、置換されていてもよいピペリジル基、置換されてい
てもよいピペラジニル基、モルホリニル基、置換されて
いてもよいC3-8シクロアルキル基、テトラヒドロフラ
ニル基、テトラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置
換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよ
いアミド基を示す;R4およびR5は同一または相異なっ
て水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、ニト
ロ基、C1-6アルキル基、アリール基またはヘテロアリ
ール基を示す;ただし、US-4,670,555(US-4,782,066)号
公報に開示された式 (式中、R11およびR12は同一または相異なって水素原
子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C
1-2フルオロアルキル基、C1-2クロロアルキル基、C
1-2ブロモアルキル基、C1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C7-9アラルキル基、フェニル基、C1-6
ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
フィニル基、C7-9アラルコキシ基、フェノキシ基、フ
ェニルチオ基、フェニルスルホニル基、アルカリ金属カ
ルボキシレートC2-5アルコキシカルボニル基または式
−NR1516(式中、R15およびR16は同一または相異
なって水素原子またはC1-2アルキル基を示す。)で表
わされる基を示す;R13およびR14は同一または相異な
ってC1-4アルキルスルホニル基、ニトロ基、式 −OC
n3-n(式中、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
またはヨウ素原子を示す;nは1ないし3のいずれかの
整数を示す。)で表される基または前記R11およびR12
の定義に同意義の基を示す。)で表される化合物を除
く。〕で表わされるヘテロジアジノン誘導体もしくはそ
の塩またはそれらの水和物である。なお、上記式(II)
で表わされるUS-4,670,555(US-4,782,066)号公報に開示
された化合物群は、抗線虫剤(nematocidal agent)ある
いは抗ダニ剤(miticidal agent)に関するものであり、
本発明にかかる化合物とは、化学構造上も薬理作用上も
全く異なるものである。
【0011】[Aの意義]Aは酸素原子、硫黄原子また
は式 −NR3−(式中、R3は、水素原子またはC1-6
ルキル基を意味する。)で表される基を示す。
【0012】前記R3で示される「C1-6アルキル基」と
は、炭素数が1ないし6個のアルキル基を意味し、例え
ばメチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、
n-ブチル基、i-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル
基、i-ペンチル基、ネオペンチル基、n-ヘキシル基、1-
メチルプロピル基、1,2-ジメチルプロピル基、2-エチル
プロピル基、1-メチル-2-エチルプロピル基、1-エチル-
2-メチルプロピル基、1,1,2-トリメチルプロピル基、1-
メチルブチル基、2-メチルブチル基、1,1-ジメチルブチ
ル基、2,2-ジメチルブチル基、2-エチルブチル基、1,3-
ジメチルブチル基、2-メチルペンチル基、3-メチルペン
チル基等の直鎖または分枝状アルキル基があげられる。
3として、好ましくは水素原子、メチル基、エチル基
等である。
【0013】当該Aとして、好ましくは酸素原子または
式 −NR3−(式中、R3は、水素原子またはC1-6アル
キル基を意味する。)で表される基であり、より好まし
くは酸素原子である。
【0014】[R 1 およびR 2 の意義]1およびR2は同
一または相異なって置換されていてもよいアリール基、
置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されてい
てもよいアラルキル基、置換されていてもよいヘテロア
リールアルキル基、置換されていてもよいアリールアル
ケニル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルケ
ニル基、置換されていてもよいピペリジル基、置換され
ていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、置換さ
れていてもよいC3-8シクロアルキル基、テトラヒドロ
フラニル基、テトラヒドロピラニル基、アダマンチル
基、置換されていてもよいアミノ基または置換されてい
てもよいアミド基を示す。
【0015】前記「置換されていてもよいアリール基」
における「アリール基」とは、芳香環を構成した炭化水
素基を示し、例えばフェニル基、インデニル基、ナフチ
ル基、アズレニル基、ヘプタレニル基、アンスニル基、
フェナントレニル基等の単環式、ニ環式または三環式の
アリール基があげられる。当該「アリール基」として
は、好ましくはフェニル基である。
【0016】前記「置換されていてもよいヘテロアリー
ル基」における「ヘテロアリール基」とは、窒素原子、
酸素原子および硫黄原子から選ばれる1種以上のヘテロ
原子1個以上と共に炭素原子および水素原子で芳香環を
構成した基を示し、例えばチエニル基、フリル基、ピラ
ニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、
トリアゾリル基、テトラゾリル基、イソチアゾリル基、
チアゾリル基、チアジアゾリル基、イソオキサゾリル
基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリ
ダジニル基、インドリジニル基、イソインドリル基、イ
ンドリル基、インダゾリル基、イソキノリル基、キノリ
ル基、プタラジニル基、ナフチリジニル基、キノキサリ
ニル基、キナゾリニル基、シノリニル基等があげられ
る。当該「ヘテロアリール基」としては、好ましくはピ
リジル基、ピラジニル基、ピロリル基、キノリル基、チ
エニル基である。
【0017】前記「置換されていてもよいアラルキル
基」、「置換されていてもよいヘテロアリールアルキル
基」における「アラルキル基」および「ヘテロアリール
アルキル基」とは、それぞれ「アリール基で置換された
1-6アルキル基」および「ヘテロアリール基で置換さ
れたC1-6アルキル基」をいい、当該「アリール基」、
「ヘテロアリール基」および「C1-6アルキル基」と
は、前記定義に同意義を示し、「アリール基」、「ヘテ
ロアリール基」、「C1-6アルキル基」を適当に組合せ
ることにより選択することができる。当該「アラルキル
基」または「ヘテロアリールアルキル基」としては、好
ましくはベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピル
基、ナフチルメチル基、ナフチルエチル基、ナフチルプ
ロピル基、ピリジルメチル基、ピラジニルメチル基、ピ
リミジニルメチル基、ピロリルメチル基、イミダゾリル
メチル基、ピラゾリルメチル基、キノリルメチル基、イ
ソキノリルメチル基、フルフリル基、チエニルメチル
基、チアゾリルメチル基等である。
【0018】前記「置換されていてもよいアリールアル
ケニル基」、「置換されていてもよいヘテロアリールア
ルケニル基」における「アルケニル基」とは、炭素数が
2ないし6個のアルケニル基をいい、ビニル基、アリル
基、1-プロペニル基、イソプロペニル基や 1-ブテン-1-
イル基、1-ブテン-2-イル基、1-ブテン-3-イル基、2-ブ
テン-1-イル基、2-ブテン-2-イル基等の直鎖状または分
枝鎖状のC2-6アルケニル基があげられ、ビニル基、ア
リル基、イソプロペニル基、1-プロペン-2-イル基等が
好ましい。
【0019】前記「置換されていてもよいC3-8シクロ
アルキル基」における「C3-8シクロアルキル基」と
は、炭素数が3ないし8個の環状炭化水素基を意味し、
例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロ
オクチル基等があげられる。当該「C3-8シクロアルキ
ル基」としては、好ましくはシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基であり、より好ましくはシクロヘキシル基で
ある。
【0020】前記「置換されていてもよいアミノ基」と
は、窒素原子が1または2個の基で置換されていてもよ
いアミノ基を示す。置換基の種類は特に限定されない
が、好ましくはC1-6アルキル基等である。
【0021】前記「置換されていてもよいアミド基」と
は、窒素原子が1または2個の基で置換されていてもよ
い式 −CONH2 で表わされる基を示す。置換基の種
類は特に限定されないが、好ましくはC1-6アルキル基
等である。
【0022】前記R1およびR2の定義において、「置換
されていてもよいアリール基」、「置換されていてもよ
いヘテロアリール基」、「置換されていてもよいアラル
キル基」、「置換されていてもよいヘテロアリールアル
キル基」、「置換されていてもよいアリールアルケニル
基」、「置換されていてもよいヘテロアリールアルケニ
ル基」、「置換されていてもよいピペリジル基」、「置
換されていてもよいピペラジニル基」、「置換されてい
てもよいC3-8シクロアルキル基」、「置換されていて
もよいアミノ基」および「置換されていてもよいアミド
基」における「置換基」とは、特に種類は限定されない
が、例えば(1) 水素原子、(2) ハロゲン原子、(3) 水酸
基、(4) シアノ基、(5) (i) 水酸基、(ii) ハロゲン原
子、(iii) ニトリル基、(iv) C1-6アルコキシ基、(v)
水酸基およびヘテロアリール基、(vi) ヒドロキシイミ
ノ基、(vii)水酸基およびC1-6アルコキシ基、(viii)
水酸基およびハロゲン原子、(ix) 水酸基およびC3-8
クロアルキル基、(x) C1-6アルキルスルホニルアミノ
基、(xi) N-(C1-6アルキル)アミノスルホニル基、(xi
i) N,N-ジ(C1-6アルキル)アミノスルホニル基、(xiii)
低級アシル基、(xiv) 低級アシルアミノ基、(xv) C1-
6アルキルスルホニル基、(xvi) N-(C1-6アルキル)アミ
ド基、(xvii) 1,3-ジオキソラニル基、(xviii) ヘテロ
アリール基および (xix) ω,ω-低級アルキレンジオキ
シ基から選ばれる1または2個以上の基で置換されてい
てもよいC1-6アルキル基、(6) (チアゾール-2-イル)ヒ
ドロキシメチル基、(7) ジ(チアゾール-2-イル)ヒドロ
キシメチル基、(8) 置換されていてもよいアミノC1-6
アルキル基、(9) 置換されていてもよいベンゾイルオキ
シC1-6アルキル基、(10) トリフルオロメチル基、(11)
水酸基で置換されていてもよいC2-6アルケニル基、(1
2) 水酸基で置換されていてもよいC2-6アルキニル基、
(13) (i) 水酸基、(ii) ハロゲン原子、(iii) ニトリル
基、(iv) C1-6アルコキシ基、(v) C1-6チオアルコキ
シ基、(vi) C1-6アルキルスルホニル基、(vii)水酸基
およびC1-6アルキル基、(viii) 水酸基およびC1-6
ルコキシ基、(ix)ヘテロアリール基、(x) ω,ω-低級ア
ルキレンジオキシ基、(xi) ピリジル基、(xii) C1-6
ルキルピリジル基、(xiii) C1-6チオアルコキシ基、(x
iv) C1-6アルキルスルホニル基、(xv) アミノ基、(xv
i) N-(C1-6アルキル)アミノ基、(xvii) N,N-ジ(C1-6
アルキル)アミノ基、(xviii) 低級アシル基、(xix) 低
級アシルアミノ基、(xx) 1,3-ジオキソラニル基、(xxi)
アミド基および (xxii) イミダゾリル基から選ばれる
1または2個以上の基で置換されていてもよいC1-6
ルコキシ基、(14) トリフルオロメトキシ基、(15) 置換
されていてもよいアミノ-C1-6アルコキシ基、(16) 置
換されていてもよいヘテロアリール-C1-6アルコキシ
基、(17) 置換されていてもよいモルホリニル-C1-6
ルコキシ基、(18) 置換されていてもよいピペリジル-C
1-6アルコキシ基、(19) 置換されていてもよいピペラジ
ニル-C1-6アルコキシ基、(20) 置換されていてもよい
ピロリジニル-C1-6アルコキシ基、(21) ヒドロキシ-C
3-8シクロアルキル基、(22) ヒドロキシ-C3-8シクロア
ルケニル基、(23) ヒドロキシ-C3-8シクロアルキルオ
キシ基、(24) ヒドロキシ-C3-8シクロアルコキシ基、
(25) 水酸基で置換されていてもよいC1-6チオアルコキ
シ基、(26) アリール基、(27) ヘテロアリール基、(28)
アリールオキシ基、(29) アリールチオ基、(30) ヘテ
ロアリールチオ基、(31) 水酸基で置換されていてもよ
いアラルキル基、(32) 置換されていてもよいアラルキ
ルオキシ基、(33) 窒素原子が (i) C1-6アルキル基、
(ii) ヒドロキシ-C1-6アルキル基およびC1-6アルキル
基、(iii) C3-8シクロアルキル基、(iv) アリール基お
よび(v) ヒドロキシ-C1-6アルキル基から選ばれる1ま
たは2個の基で置換されていてもよいアミド基、(34)
環状アミノカルボニル基、(35) 窒素原子が (i) C1-6
アルキル基および (ii) ヒドロキシC1-6アルキル基か
ら選ばれる1または2個の基で置換されていてもよいカ
ルバモイル基、(36) (i) アミノ基、(ii) 環状アミノ
基、(iii) N-(C1-6アルキル)アミノ基、(iv) C3-8
クロアルキルアミノ基、(v) N,N-ジ(C1-6アルキル)ア
ミノ基、(vi) N-ヒドロキシC1-6アルキルアミノ基、(v
ii) N-C1-6アルコキシアルキルアミノ基、(viii) N-ハ
ロゲン化C1-6アルキル基、(ix) ピロリジニル基、(x)
1 -6アルコキシアルキル基、(xi) ヒドロキシC1-6
ルキル基および (xii) C1-6アルキル基から選ばれる基
で置換されていてもよいスルホニル基、(37) 低級アシ
ル基、(38) (i) 水酸基および (ii) ヒドロキシC1-6
ルキル基から選ばれる1または2個以上の基で置換され
ていてもよいテトラヒドロピラニル基、(39) (i) ヘテ
ロアリール基、(ii) 4-モルホリニル基、(iii) 4-オキ
シチオモルホリニル基、(iv) 4-モルホリニル基、(v) 4
-ジオキシチオモルホリニル基および (vi) アリールア
ミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいスルホニ
ル基、(40) 4位が水酸基またはC1-6アルコキシ基で置
換されていてもよいピペリジル基、(41) 窒素原子が
(i) C1-6アルキル基、(ii) ヒドロキシC1-6アルキル
基、(iii) 低級アシル基、(iv) ヒドロキシ低級アシル
基および (v) C1-6アルキルスルホニル基から選ばれる
1または2個の基で置換されていてもよいアミノ基、(4
2) 4-(ヒドロキシアルキル)テトラヒドロピラン-4-イル
基、(43) 2,3-ジヒドロベンゾフラニル基、(44) 2-ヒド
ロキシ-2-アルキル-2,3-ジヒドロベンゾフラニル基、(4
5) インダノニル基、(46) ヒドロキシインダニル基、(4
7) スクシイミド基および(48) 2-オキサゾリドン-3-イ
ル基から選ばれる1ないし2以上の置換基があげられ
る。
【0023】前記「ハロゲン原子」とは、例えばフッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子をいい、好ましくはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
であり、より好ましくはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子であり、さらに好ましくはフッ素原子である。また、
「ハロゲン化」とは、当該「ハロゲン原子」で置換され
ていることを示す。
【0024】前記「C1-6アルコキシ基」および「C1-6
アルコキシ」とは、前記定義における「C1-6アルキル
基」が酸素原子に結合した基を示し、例えばメトキシ
基、エトキシ基、n-プロポキシ基、i-プロポキシ基、se
c-プロポキシ基、n-ブトキシ基、i-ブトキシ基、sec-ブ
トキシ基、t-ブトキシ基、n-ペントキシ基、i-ペントキ
シ基、sec-ペントキシ基、t-ペントキシ基、n-ヘキソキ
シ基、i-ヘキソキシ基、1,2-ジメチルプロポキシ基、2-
エチルプロポキシ基、1-メチル-2-エチルプロポキシ
基、1-エチル-2-メチルプロポキシ基、1,1,2-トリメチ
ルプロポキシ基、1,1,2-トリメチルプロポキシ基、1,1-
ジメチルブトキシ基、2,2-ジメチルブトキシ基、2-エチ
ルブトキシ基、1,3-ジメチルブトキシ基、2-メチルペン
トキシ基、3-メチルペントキシ基、ヘキシルオキシ基等
があげられる。当該「C1-6アルコキシ基」としては、
好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等で
ある。
【0025】前記「C1-6アルキル基」および「C1-6
ルキル」とは、前記定義におけるC 1-6アルキル基に同
様の意義を示す基である。
【0026】前記「低級アシル基」とは、炭素数1ない
し6個の脂肪酸から誘導される直鎖または分子鎖状のア
シル基を意味し、例えばホルミル基、アセチル基、プロ
ピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル
基、イソバレリル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基等
があげられる。また、前記定義において「低級アシルア
ミノ基」とは、当該「低級アシル基」で置換されたアミ
ノ基を示す。
【0027】前記「ω,ω-低級アルキレンジオキシ基」
とは、当該基が結合する原子とともに4ないし8員環を
形成する基をいい、ω,ω-メチレンジオキシ基、ω,ω-
ジメチレンジオキシ基、ω,ω-トリメチレンジオキシ基
等があげられる。
【0028】前記「C2-6アルケニル基」としては、例
えばビニル基、アリル基、1-プロペニル基、イソプロペ
ニル基、 1-ブテン-1-イル基、1-ブテン-2-イル基、1-
ブテン-3-イル基、2-ブテン-1-イル基、2-ブテン-2-イ
ル基等の直鎖状または分枝鎖状のC2-6アルケニル基が
あげられ、好ましくはビニル基、アリル基、イソプロペ
ニル基である。
【0029】前記「C2-6アルキニル基」としては、例
えばエチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、ブ
チニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基等の直鎖状また
は分子鎖状のC2-6アルキンから誘導される基があげら
れる。
【0030】前記「C3-8シクロアルキル基」として
は、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプタニル基等
の3ないし8員シクロアルキル基等があげられ、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基等が好ましい。
【0031】前記「C3-8シクロアルケニル基」として
は、例えばシクロプロペニル基、シクロブテニル基、シ
クロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテ
ニル基等の3ないし8員シクロアルケニル基等があげら
れ、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペ
ンテニル基、シクロヘキセニル基等が好ましい。
【0032】前記「ヒドロキシC1-6アルキル基」、
「ヒドロキシC1-6アルコキシ基」、「ヒドロキシC1-6
シクロアルキル基」、「ヒドロキシC1-6シクロアルケ
ニル基」、「ヒドロキシC1-6シクロアルキルオキシ
基」および「ヒドロキシC1-6シクロアルコキシ基」と
は、それぞれ「C1-6アルキル基」、「C1-6アルコキシ
基」、「C1-6シクロアルキル基」、「C1-6シクロアル
ケニル基」、「C1-6シクロアルキルオキシ基」および
「C1-6シクロアルコキシ基」のいずれかの炭素原子が
水酸基で置換されていてもよいことを示す。また、「C
1-6アルキル基」および「C1-6アルコキシ基」は、2個
以上の水酸基で置換されていてもよい。
【0033】前記「C1-6チオアルコキシ基」とは、前
記定義における「C1-6アルキル基」が硫黄原子に結合
した基を示し、例えばチオメトキシ基、チオエトキシ
基、n-チオプロポキシ基、i-チオプロポキシ基、sec-チ
オプロポキシ基、n-チオブトキシ基、i-チオブトキシ
基、sec-チオブトキシ基、t-チオブトキシ基、n-チオペ
ントキシ基、i-チオペントキシ基、sec-チオペントキシ
基、t-チオペントキシ基、n-チオヘキソキシ基、i-チオ
ヘキソキシ基、1,2-ジメチルチオプロポキシ基、2-エチ
ルチオプロポキシ基、1-メチル-2-エチルチオプロポキ
シ基、1-エチル-2-メチルチオプロポキシ基、1,1,2-ト
リメチルチオプロポキシ基、1,1,2-トリメチルチオプロ
ポキシ基、1,1-ジメチルチオブトキシ基、2,2-ジメチル
チオブトキシ基、2-エチルチオブトキシ基、1,3-ジメチ
ルチオブトキシ基、2-メチルチオペントキシ基、3-メチ
ルチオペントキシ基、ヘキシルチオ基等があげられる。
【0034】前記「環状アミノカルボニル基」とは、ア
ミノ基の窒素原子の2個の置換基が結合して環を形成
し、かつさらに当該環の窒素原子がカルボニル基に結合
した基を示す。当該「環状アミノカルボニル基」として
は、例えばピロリジニルカルボニル基、ピロリニルカル
ボニル基、ピロリルカルボニル基、ピペリジルカルボニ
ル基等があげられる。
【0035】R1およびR2の定義における「置換基」と
しては、例えば上記に掲げた基をはじめとしてあらゆる
基を使用することができその種類は特に限定されない
が、好ましくは水酸基、ハロゲン原子、置換されていて
もよいアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシC1-6アルキル
基、置換されていてもよいベンゾイルオキシC1-6アル
キル基、置換されていてもよいアミノC1-6アルキル
基、置換されていてもよいアミノC1-6アルコキシ基、
置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されて
いてもよいヘテロアリールアルコキシ基、置換されてい
てもよいモルホリニルC1-6アルコキシ基、置換されて
いてもよいピペリジルC1-6アルコキシ基、置換されて
いてもよいピペラジニルC1-6アルコキシ基、置換され
ていてもよいピロリジニルC1-6アルコキシ基、ヒドロ
キシC1-6アルコキシ基である。
【0036】[R 4 およびR 5 の意義]4およびR5は同
一または相異なって水素原子、水酸基、ハロゲン原子、
ニトリル基、ニトロ基、C1-6アルキル基、アリール基
またはヘテロアリール基を示す。ここで、「C1-6アル
キル基」、「アリール基」、「ヘテロアリール基」と
は、前記定義における「C1-6アルキル基」、「アリー
ル基」、「ヘテロアリール基」に同意義を示す。R4
よびR5としては、好ましくはR4およびR5が同一また
は相異なって水素原子、水酸基、C1-6アルキル基また
はアリール基を示す場合であり、より好ましくはR4
よびR5がいずれも水素原子であるか、または、R4が水
素原子であり、かつ、R5が水酸基、C1-6アルキル基ま
たはアリール基である場合であり、さらに好ましくはR
4およびR5がいずれも水素原子であるか、または、R4
が水素原子であり、かつ、R5が水酸基、メチル基、エ
チル基、n-ピロピル基、i-プロピル基またはフェニル基
である場合であり、もっとも好ましくはR4およびR5
いずれも水素原子であるか、または、R4およびR5が同
一または相異なってメチル基、エチル基、n-ピロピル基
またはi-プロピル基である場合である。
【0037】前記式(I)におけるR4およびR5として
は、同一または相異なって水素原子、水酸基、C1-6
ルキル基またはアリール基を示す場合が好ましく、より
好ましくはR4が水素原子を示し、R5が水素原子、水酸
基、C1-6アルキル基またはアリール基を示す場合であ
り、さらに好ましくはR4が水素原子を示し、R5が水素
原子、水酸基、メチル基、エチル基、n-ピロピル基、i-
プロピル基またはフェニル基を示す場合であり、最も好
ましくはR4およびR5が同一または相異なって水素原
子、メチル基、エチル基、n-ピロピル基またはi-プロピ
ル基を示す場合である。
【0038】以上、前記式(I)におけるA、R1
2、R4およびR5の各記号の意義を示した。前記式
(I)において、A、R1、R2、R4およびR5は、独立
して各定義に基づく基等をとることができ、その組合せ
が限定されるものでないことはいうまでもないが、本発
明の態様としては、好ましくは前記式(I)においてR
4およびR5が同一または相異なって水素原子、水酸基、
1-6アルキル基またはC6- 14アリール基を示すヘテロ
ジアジノン誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物
である。本発明のより好ましい態様としては、式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
(式中、R3は水素原子またはC1-6アルキル基を示す)
で表される基を示す;R1およびR2は同一または相異な
って置換されていてもよいアリール基、置換されていて
もよいヘテロアリール基、置換されていてもよいアラル
キル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル
基、置換されていてもよいアリールアルケニル基、置換
されていてもよいヘテロアリールアルケニル基、置換さ
れていてもよいピペリジル基、置換されていてもよいピ
ペラジニル基、モルホリニル基、置換されていてもよい
3-8シクロアルキル基、テトラヒドロフラニル基、テ
トラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置換されてい
てもよいアミノ基または置換されていてもよいアミド基
を示す;ただし、US-4,670,555(US-4,782,066)号公報に
開示された式 (式中、R11およびR12は同一または相異なって水素原
子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C
1-2フルオロアルキル基、C1-2クロロアルキル基、C
1-2ブロモアルキル基、C1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C7-9アラルキル基、フェニル基、C1-6
ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
フィニル基、C7-9アラルコキシ基、フェノキシ基、フ
ェニルチオ基、フェニルスルホニル基、アルカリ金属カ
ルボキシレートC2-5アルコキシカルボニル基または式
−NR1516(式中、R15およびR16は同一または相異
なって水素原子またはC1-2アルキル基を示す。)で表
わされる基を示す;R13およびR14は同一または相異な
ってC1-4アルキルスルホニル基、ニトロ基、式 −OC
n3-n(式中、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
またはヨウ素原子を示す;nは1ないし3のいずれかの
整数を示す。)で表される基または前記R11およびR12
の定義に同意義の基を示す。)で表される化合物を除
く。〕で表わされるヘテロジアジノン誘導体もしくはそ
の塩またはそれらの水和物があげられる。さらに好まし
い態様としては、式 〔式中、R1およびR2は前記定義に同意義を示す。〕で
表わされるオキサジアジノン誘導体もしくはその塩また
はそれらの水和物があげられる。もっとも好ましい態様
としては、以下にあげる化合物もしくはその塩またはそ
れらの水和物があげられるが、本発明がこれらに限定さ
れるものでないことはいうまでもない。2-(2-ピリジル)
-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
(2-ピラジニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン、2-(1-メチル-2-ピロリル)-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2,4-ジフェニル-4H
-1,3,4-チアジアジン-5(6H)-オン、2-(2,3-ジメトキシ
フェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-(2-ピロリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-(2-キノリル)-4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(6-メチル-2-ピリ
ジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-ベンゾイルオキシメチル-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2,4-
ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-(2-ピリジル)-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-クロロ-4-ピリジル)-4
-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3
-メトキシ-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-(3-ヒドロキシ-2-ピリジル)-4-
フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-ス
チリル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-[2-(3-ピリジル)ビニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-メトキシフェニル)-
4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-(4-ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-ニトロフェニル)-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ニ
トロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5
(6H)-オン、2-(4-モルホリニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-シクロヘキシル-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-ジメチ
ルアミノ-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-ジメチルアミノ-4-フェニル-4H-1,3,4-チアジ
アジン-5(6H)-オン、2-(2,6-ジメトキシフェニル)-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-メ
トキシフェニル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-シクロヘキシ
ル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-メトキ
シフェニル)-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-(3-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ブロモ
フェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2
-チエニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン、2-ベンジル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2-ブロモフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリ
ジル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2-メトキシフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル
-4-(2-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン、2-フェニル-4-(2-ニトロフェニル)-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ピリジ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル
-4-(3-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-(3-シアノ-2-ピリジル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ヒドロキ
シメチルフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-(2-シアノ-3-ピリジル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-チエニル)
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-
(3-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2
-フェニル-4-(4-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(3-シアノフェニル)-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2
-シアノ-3-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2-ブロモフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒド
ロキシフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ヒドロキシフェニル)-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキシ
フェニル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(4-
フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2,4-ジフルオロフェ
ニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(2-
ジメチルアミノ)エトキシフェニル]-4-(2-ブロモフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(4-ピ
リジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エ
トキシ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ピリジル)メトキシフェニル]-
4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
[2-(3-ピリジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(1-ピペリジ
ル)エトキシ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(1-ピロリジニル)エトキ
シ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5
(6H)-オン、2-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-[2-(3-ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]-4-
フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-
[3-(1-ピペリジニル)プロポキシ]フェニル}-4-フェニル
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-
{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-[2-(2-ジメ
チルアミノエトキシ)フェニル]-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェ
ニル]-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フ
ェニル}-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]
フェニル}-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]
フェニル}-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェ
ニル}-4-(4-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フ
ェニル}-4-(2,4-ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン、2-[3-(2-ヒドロキシエトキシ)-2
-ピリジル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン、2-{3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ピリ
ジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-{3-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-
フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{3-
[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-フェニ
ル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{3-[2-(1-
メチル-2-ピロリジニル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[3-(2-
ジメチルアミノエトキシ)-2-ピリジル]-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-アミノフェニ
ル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(2-アミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(テトラヒドロ-
4H-ピラン-4-イル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-フェニル-4-(1-メチル-4-ピペリジル)-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(-3-キヌク
リジニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-ピ
リジル-4-(1-ベンジル-4-ピペリジル)-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(-3-テトラヒドロ
フラニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フ
ェニル-4-シクロペンチル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5
(6H)-オン、2-フェニル-4-(1-ベンジル-4ピペリジル)-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-[1
-(2-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-フェニル-4-[1-(3-ピリジル)エチル]-4H-1,3,
4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-[1-(4-ピ
リジル)エチル]-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン、2-(3-ジメチルアミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ジメチルアミノ
フェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
-オン、2-[2-(4-ピリジル)メチルアミノフェニル]-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(3
-ピリジル)メチルアミノフェニル]-4-フェニル-4H-1,3,
4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(4-ピリジル)-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、N-(2-ピリ
ジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン-2-イル]カルボキサミド、N-(3-ピリジル)-[4-フェニ
ル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン-2-イル]カル
ボキサミド、N-(4-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド、1,3
-ジフェニル-4-メチル-4,5-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン
-6(1H)-オンおよび1-フェニル-3-(2-ピリジル)-4-メチ
ル-4,5-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-6(1H)-オン
【0039】本発明における「塩」とは、本発明にかか
るヘテロジアジノン誘導体と塩を形成するものであって
薬理学的に許容されるものである限り特に限定されず、
例えばフッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化
水素酸塩などのハロゲン化水素酸塩;硫酸塩、硝酸塩、
過塩素酸塩、リン酸塩、炭酸塩、重炭酸塩などの無機酸
塩;酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、フマール酸塩な
どの有機カルボン酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフル
オロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼ
ンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、カンファース
ルホン酸塩などの有機スルホン酸塩;アスパラギン酸
塩、グルタミン酸塩などのアミノ酸塩;トリメチルアミ
ン塩、トリエチルアミン塩、プロカイン塩、ピリジン
塩、フェネチルベンジルアミン塩などのアミンとの塩;
ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;マグ
ネシウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩等
があげられ、好ましくは塩酸塩、シュウ酸塩である。
【0040】本発明にかかる化合物の製造方法としては
種々の方法が考えられるが、代表的な方法として、例え
ば以下の方法があげられる。
【0041】1.置換基R 1 、R 2 を有するヒドラジド誘
導体を環化する。 式中、A、R1、R2、R4およびR5は前記定義に同意義
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Rは水酸基またはハ
ロゲン原子を示す。本反応においては、公知ヒドラジド
誘導体とハロゲン化酢酸誘導体を反応させて、ヘテロジ
アジノン誘導体を得る。ここでハロゲン化酢酸誘導体と
しては、例えば塩化クロロアセチル、臭化ブロモアセチ
ル等があげられる。本反応は塩基の存在下に行うことに
より、よりスムーズに進行する。ここで利用する塩基は
限定されないが、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、トリエチルアミン、ピリジン、N,N-ジメチルア
ニリン等があげられる。また本反応は溶媒の存在下に行
うことが、作業性・攪拌性・反応温度制御の観点上好ま
しい。利用する溶媒もヒドラジド誘導体、ハロゲン化酢
酸誘導体あるいは塩基に対し不活性なものであれば限定
されないが、例えばアセトン、2-ブタノン(MEK, メチル
エチルケトン)、3-ペンタノン(ジエチルケトン)、3-ヘ
キサノン(エチルプロピルケトン)、4-ヘプタノン(ジプ
ロピルケトン)、2,4-ジメチル-3-ペンタノン(ジイソプ
ロピルケトン)、ホルムアミド、N,N-ジメチルホルムア
ミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、1,2-ジメトキシ
エタン(DME, エチレングリコールジメチルエーテル)、
エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテ
ル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオ
ン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エ
チル、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸ジプロピル、
炭酸メチルエチル、1,4-ジオキサン、1,3-ジオキソラ
ン、ニトロメタン、1-メチル-2-ピロリドン、ジメチル
スルホキシド(DMSO)、ヘキサメチルホスホンアミド(HMP
A)、アセトニトリル、ピリジン、トリエチルアミン、N,
N-ジメチルアニリン等があげられる。反応温度も限定さ
れないが、通常は加熱還流下に行うことにより、短時間
で反応が終了する。
【0042】2.置換基R 1 を有するヘテロジアジノン
誘導体にR 2 を導入する (1)。 式中、A、R1、R2、R4およびR5は前記定義に同意義
を示す。本反応は、ヘテロジアジノン誘導体とハロゲン
アリール誘導体を反応させるものであり、ウルマン反応
の常法に従って行うことができる。反応は塩基の存在下
に行うことが好ましく、中でも酢酸カリウムがよりよい
結果を与える。さらに、本反応は、ヘテロジアジノン誘
導体とアリールボロン酸誘導体を塩基の存在下酢酸銅を
用いたカップリング反応によって行うことができる。
【0043】3.置換基R 1 を有するヘテロジアジノン
誘導体にR 2 を導入する (2)。 式中、A、R1、R2、R4およびR5は前記定義に同意義
を示す。本反応も、ヘテロジアジノン誘導体とハロゲン
アリール誘導体を反応させるものであるが、塩基存在下
のN-アルキル化あるいは光延反応の常法に従って行うこ
とができる。
【0044】4.置換基R 2 が低級アルキル基の場合、
イミンを還元後、環化する。 式中、Xはハロゲン原子を示し、Rは水酸基またはハロ
ゲン原子を示し、Arは置換されていてもよいアリール
基を示し、R’およびR”は同一または相異なって低級
アルキル基を示す。本反応は、例えばベンゾイルヒドラ
ジン誘導体とケトンからイミンを合成し、次いで還元し
た後、ハロゲン化酢酸誘導体を反応させて、ヘテロジア
ジノン誘導体を得るものである。還元剤としては、例え
ば水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウ
ム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、水素化シ
アノホウ素ナトリウム等があげられる。
【0045】また、上記製造法以外にも、置換基R1
2、R4およびR5を修飾してさらに新たな誘導体に導
くこともできる。
【0046】以上が本発明に係るヘテロジアジノン誘導
体(I)の製造方法であるが、前記反応における原料化
合物は塩や水和物を形成していてもよく、反応を阻害し
ないものであれば特に限定されるものではない。本発明
に係る化合物がフリー体として得られる場合は、前記の
ヘテロジアジノン誘導体(I)等が形成していてもよい
塩の状態に常法に従って変換することができる。本発明
に係る化合物について得られる種々の異性体は、通常の
分離手段(例えば再結晶、クロマトグラフィー等)を用
いることにより精製し、単離することができる。
【0047】本発明にかかる式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
(式中、R3は水素原子またはC1-6アルキル基を示す)
で表される基を示す;R1およびR2は同一または相異な
って置換されていてもよいアリール基、置換されていて
もよいヘテロアリール基、置換されていてもよいアラル
キル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル
基、置換されていてもよいアリールアルケニル基、置換
されていてもよいヘテロアリールアルケニル基、置換さ
れていてもよいピペリジル基、置換されていてもよいピ
ペラジニル基、モルホリニル基、置換されていてもよい
3-8シクロアルキル基、テトラヒドロフラニル基、テ
トラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置換されてい
てもよいアミノ基または置換されていてもよいアミド基
を示す;R4およびR5は同一または相異なって水素原
子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、ニトロ基、C
1-6アルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を
示す。〕で表わされるヘテロジアジノン誘導体もしくは
その塩またはそれらの水和物を含有してなる医薬または
医薬組成物は、特に非N-メチル-D-アスパルテート興奮
性アミノ酸受容体拮抗作用が有効な疾患の治療・予防・
改善剤として有用であり、具体的には2-アミノ-3-ヒド
ロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸受容
体拮抗作用が有効な疾患の治療・予防・改善剤として有
用であり、より具体的には神経変性疾患の治療・予防・
改善剤として有用であり、さらに具体的には、(1) 運動
障害、知覚障害、異常行動等の脳虚血・脳脊髄損傷後の
急性神経変性による障害、(2) アルツハイマー病、パー
キンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病
等の慢性神経変性疾患、(3) てんかん、(4) 慢性疼痛、
偏頭痛、癌性疼痛、糖尿病性神経障害等に由来する疼
痛、(5) 痙性麻痺、または(6) 多発性硬化症、脳脊髄
炎、ギラン・バレー症候群、マルキャファーヴァ・ビギ
ャミ病、デビック病、バロ病、レフサム病、タンギエー
ル病、デジェリン−ソタス病、HIVあるいはHTLV性脊髄
炎、白質脳炎等の脱髄性疾患の治療・予防・改善剤とし
て有用である。
【0048】また、上記式(I)で表わされるヘテロジ
アジノン誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物を
含有してなる医薬または医薬組成物には、式 〔式中、R11およびR12は同一または相異なって水素原
子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C
1-2フルオロアルキル基、C1-2クロロアルキル基、C
1-2ブロモアルキル基、C1-6アルキル基、C3-6シクロ
アルキル基、C7-9アラルキル基、フェニル基、C1-6
ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
フィニル基、C7-9アラルコキシ基、フェノキシ基、フ
ェニルチオ基、フェニルスルホニル基、アルカリ金属カ
ルボキシレートC2-5アルコキシカルボニル基または式
−NR1516(式中、R15およびR16は同一または相異
なって水素原子またはC1-2アルキル基を示す。)で表
わされる基を示す;R13およびR14は同一または相異な
ってC1-4アルキルスルホニル基、ニトロ基、式 −OC
n3-n(式中、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
またはヨウ素原子を示す;nは1ないし3のいずれかの
整数を示す。)で表される基または前記R11およびR12
の定義に同意義の基を示す。〕で表わされるUS-4,670,5
55(US-4,782,066)号公報に開示された化合物を含有して
なる医薬または医薬組成物が含まれ、当該公知化合物か
らなる医薬または医薬組成物も、本発明にかかるヘテロ
ジアジノン誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物
と同様に、非N-メチル-D-アスパルテート興奮性アミノ
酸受容体拮抗作用が有効な疾患の治療・予防・改善剤と
して有用であり、具体的には2-アミノ-3-ヒドロキシ-5-
メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸受容体拮抗作
用が有効な疾患の治療・予防・改善剤として有用であ
り、より具体的には神経変性疾患の治療・予防・改善剤
として有用であり、さらに具体的には、(1) 運動障害、
知覚障害、異常行動等の脳虚血・脳脊髄損傷後の急性神
経変性による障害、(2) アルツハイマー病、パーキンソ
ン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病等の慢
性神経変性疾患、(3) てんかん、(4) 慢性疼痛、偏頭
痛、癌性疼痛、糖尿病性神経障害等に由来する疼痛、
(5) 痙性麻痺、または (6) 多発性硬化症、脳脊髄炎、
ギラン・バレー症候群、マルキャファーヴァ・ビギャミ
病、デビック病、バロ病、レフサム病、タンギエール
病、デジェリン−ソタス病、HIVあるいはHTLV性脊髄
炎、白質脳炎等の脱髄性疾患の治療・予防・改善剤とし
て有用である。
【0049】本発明に係る化合物(I)は、慣用されて
いる方法により錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、被覆錠
剤、カプセル剤、シロップ剤、トローチ剤、吸入剤、坐
剤、注射剤、軟膏剤、眼軟膏剤、点眼剤、点鼻剤、点耳
剤、パップ剤、ローション剤等の剤に製剤化することが
できる。製剤化には通常用いられる賦形剤、結合剤、滑
沢剤、着色剤、矯味矯臭剤や、および必要により安定化
剤、乳化剤、吸収促進剤、界面活性剤、pH調製剤、防腐
剤、抗酸化剤などを使用することができ、一般に医薬品
製剤の原料として用いられる成分を配合して常法により
製剤化される。すなわち経口製剤を製造するには、ヘテ
ロジアジノン誘導体またはその薬理学的に許容される塩
と賦形剤、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法により散
剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、被覆錠剤、カプセル剤等と
する。これらの成分としては例えば、大豆油、牛脂、合
成グリセライド等の動植物油;流動パラフィン、スクワ
ラン、固形パラフィン等の炭化水素;ミリスチン酸オク
チルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル
油;セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等
の高級アルコール;シリコン樹脂;シリコン油;ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひま
し油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クコポリマー等の界面活性剤;ヒドロキシエチルセルロ
ース、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、ポ
リエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、メチル
セルロースなどの水溶性高分子;エタノール、イソプロ
パノールなどの低級アルコール;グリセリン、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール
などの多価アルコール;グルコース、ショ糖などの糖;
無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸
アルミニウムなどの無機粉体、精製水などがあげられ
る。賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスターチ、白
糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルビット、結晶セルロ
ース、二酸化ケイ素などが、結合剤としては、例えばポ
リビニルアルコール、ポリビニルエーテル、メチルセル
ロース、エチルセルロース、アラビアゴム、トラガン
ト、ゼラチン、シェラック、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ポリプロピレングリコール・ポリオキシ
エチレン・ブロックポリマー、メグルミンなどが、崩壊
剤としては、例えば澱粉、寒天、ゼラチン末、結晶セル
ロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、クエン
酸カルシウム、デキストリン、ペクチン、カルボキシメ
チルセルロース・カルシウム等が、滑沢剤としては、例
えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレン
グリコール、シリカ、硬化植物油等が、着色剤としては
医薬品に添加することが許可されているものが、矯味矯
臭剤としては、ココア末、ハッカ脳、芳香散、ハッカ
油、竜脳、桂皮末等が用いられる。これらの錠剤・顆粒
剤には糖衣、その他必要により適宜コーティングするこ
とはもちろん差支えない。また注射用製剤を製造する際
には、ヘテロジアジノン誘導体またはその薬理学的に許
容される塩にpH調整剤、溶解剤、等張化剤などと、必要
に応じて溶解補助剤、安定化剤などを加えて、常法によ
り製剤化する。外用剤を製造する際の方法は限定され
ず、常法により製造することができる。すなわち製剤化
にあたり使用する基剤原料としては、医薬品、医薬部外
品、化粧品等に通常使用される各種原料を用いることが
可能である。使用する基剤原料として具体的には、例え
ば動植物油、鉱物油、エステル油、ワックス類、高級ア
ルコール類、脂肪酸類、シリコン油、界面活性剤、リン
脂質類、アルコール類、多価アルコール類、水溶性高分
子類、粘土鉱物類、精製水などの原料が挙げられ、さら
に必要に応じ、pH調整剤、抗酸化剤、キレート剤、防腐
防黴剤、着色料、香料などを添加することができるが、
本発明にかかる外用剤の基剤原料はこれらに限定されな
い。また必要に応じて分化誘導作用を有する成分、血流
促進剤、殺菌剤、消炎剤、細胞賦活剤、ビタミン類、ア
ミノ酸、保湿剤、角質溶解剤等の成分を配合することも
できる。なお上記基剤原料の添加量は、通常外用剤の製
造にあたり設定される濃度になる量である。
【0050】本発明にかかるヘテロジアジノン誘導体
(I)を医薬として投与する場合、その形態は特に限定
されず、通常用いられる方法により経口投与でも非経口
投与でもよい。例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル
剤、シロップ剤、トローチ剤、吸入剤、坐剤、注射剤、
軟膏剤、眼軟膏剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、パップ
剤、ローション剤などの剤として製剤化し、投与するこ
とができる。本発明にかかる医薬の投与量は、症状の程
度、年齢、性別、体重、投与形態・塩の種類、疾患の具
体的な種類等により異なるが、成人であれば、通常1日
あたり 0.01mg 〜 2000mg であり、好ましくは 0.1mg
〜 1000mg であり、さらに好ましくは 0.5mg 〜500mg
を、それぞれ1回から数回に分けて投与することができ
る。
【0051】以下に示す実施例(さらにその塩、それら
の水和物、それらを含んでなる医薬組成物)、試験例は
例示的なものであって、本発明にかかる化合物は如何な
る場合も以下の具体例に制限されるものではない。当業
者は、以下に示す実施例のみならず本願明細書にかかる
特許請求の範囲に様々な変更を加えて本発明を最大限に
実施することができ、かかる変更は、本願明細書にかか
る特許請求の範囲に含まれるものである。
【0052】
【実施例】実施例12-(2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン・塩酸塩 1-1) ニコチン酸フェニルヒドラジド 窒素雰囲気下、ピコリン酸(6.83g)をジメチルホルムア
ミド/テトラヒドロフラン(1:1、00ml)混合溶媒に溶解
し、1,1-カルボニルジイミダゾール(9.90g)を加え、室
温にて30分間撹拌した後、フェニルヒドラジン(6.00g)
を加え、室温にてさらに一晩撹拌した。反応液に水を加
え析出した固体を濾別し、乾燥して標題化合物(10.1g,
86%)を得た。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 6.66-6.70(m,1H)、
6.70-6.75(m,2H)、7.08-7.14(m,2H)、7.61-7.64(m,1
H)、7.81-7.89(m,1H)、7.98-8.01(m,2H)、8.65-8.68(m,
1H)、10.51-10.54(m,1H). 1-2) 2-(2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン・塩酸塩 1-1)で得たニコチン酸フェニルヒドラジド(10.1g)をメ
チルエチルケトン(250ml)に溶解し、塩化クロロアセチ
ル(3.77ml)を加え1時間加熱還流した。室温に放冷後、
炭酸カリウム(39.4g)を加えさらに3時間加熱還流した。
室温に放冷後減圧濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
乾燥剤を濾去後減圧濃縮し、得られた結晶性残渣を酢酸
エチル/ヘキサン、次いでメタノール/ヘキサンから再
結晶して、標題化合物の遊離体(6.80g、57%)を得た。 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.98(s,2H)、7.32(tt,
1H)、7.40(ddd,1H)、7.43-7.49(m,2H)、7.68-7.72(m,2
H)、7.79(ddd,1H)、8.06-8.09(m,1H)、8.71-8.74(m,1
H). この遊離体(6.60g)を4N塩酸/酢酸エチル溶液にて塩酸
塩とし、エタノール/テトラヒドロフラン/酢酸エチル
から再結晶して、標題化合物(6.51g)を得た。 塩酸塩:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.04(s,2H)、7.30-
7.36(m,1H)、7.45-7.51(m,2H)、7.56(ddd,1H)、7.65-7.
70(m,2H)、7.96(ddd,1H)、7.99-8.03(m,1H)、8.66-8.70
(m,1H). ESI-mass; 254(MH+) 融点; 149-150℃
【0053】実施例1と同様にして、以下の実施例2な
いし16の化合物を合成した。
【0054】実施例22-(2-ピラジニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.06(s,2H)、7.29-
7.35(m,1H)、7.44-7.49(m,2H)、7.65-7.69(m,4H)、8.73
-8.77(m,2H)、9.17-9.19(m,1H).
【0055】実施例32-(1-メチル-2-ピロリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 3.82(s,3H)、4.87
(s,2H)、6.07-6.13(m,1H)、6.63-6.68(m,1H)、7.01-7.0
6(m,1H)、7.23-7.30(m,1H)、7.39-7.48(m,2H)、7.63-7.
71(m,2H).
【0056】実施例42,4-ジフェニル-4H-1,3,4-チアジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz, CDCl3);δ(ppm) 3.64(s, 2H), 7.30-
7.37(m, 1H), 7.40-7.51(m, 5H), 7.53-7.59(m, 2H),
7.87-7.94(m, 2H). ESI-mass ; 269 (MH+)
【0057】実施例52-(2,3-ジメトキシフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 3.77(s,3H)、3.82
(s,3H)、4.96(s,2H)、7.12-7.18(m,2H)、7.19-7.23(m,1
H)、7.25-7.30(m,1H)、7.40-7.46(m,2H)、7.61-7.65(m,
2H).
【0058】実施例62-(2-ピロリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.88(s,2H)、6.13-
6.17(m,1H)、6.58-6.62(m,1H)、6.93-6.97(m,1H)、7.24
-7.30(m,1H)、7.40-7.47(m,2H)、7.72-7.77(m,2H).
【0059】実施例72-(2-キノリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.09(s,2H)、7.31-
7.37(m,1H)、7.46-7.52(m,2H)、7.66-7.73(m,3H)、7.80
-7.85(m,1H)、8.02-8.06(m,1H)、8.09-8.15(m,2H)、8.4
4-8.48(m,1H). ESI-mass; 304(MH+)
【0060】実施例82-(6-メチル-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.50(s,3H)、5.00
(s,2H)、7.29-7.33(m,1H)、7.36-7.39(m,1H)、7.43-7.4
8(m,2H)、7.62-7.66(m,2H)、7.78-7.80(m,2H).
【0061】実施例92-ベンゾイルオキシメチル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.86(s,2H)、5.71(s,2
H)、7.25-7.31(m,1H)、7.38-7.47(m,5H)、7.48-7.62(m,
3H)、7.66-7.70(m,2H)、7.85-7.89(m,1H)、8.05-8.09
(m,2H).
【0062】実施例102-(2-ピリジル)-4-(2,4-ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4
-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.08(s,2H)、7.21-
7.27(m,1H)、7.47(ddd,1H)、7.51(ddd,1H)、7.65(ddd,1
H)、7.86-7.92(m,2H)、8.64(ddd,1H).
【0063】実施例11 2-(2-ピリジル)-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.06-1.22(m,1H)、
1.34(ddt,2H)、1.57-1.83(m,7H)、4.33-4.41(m,1H)、4.
81(s,2H)、7.48(ddd,1H)、7.87-7.96(m,2H)、8.62(ddd,
1H). ESI-mass; 260(MH+)
【0064】実施例122-(2-クロロ-4-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.50(s,2H)、7.29-
7.34(m,1H)、7.44-7.48(m,2H)、7.63-7.66(m,2H)、7.76
(d,1H)、7.78(s,1H)、8.53(d,1H). ESI-mass; 288(MH+)
【0065】実施例132-(3-メトキシ-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.95(s,3H)、4.95(s,2
H)、7.25-7.29(m,1H)、7.34-7.44(m,4H)、7.70-7.73(m,
2H)、8.31(d,1H).
【0066】実施例142-(3-ヒドロキシ-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 5.07(s,2H)、7.26-7.3
9(m,3H)、7.47-7.51(m,2H)、7.57-7.60(m,2H)、8.30-8.
32(m,1H)、10.51(s,1H).
【0067】実施例152-スチリル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.80(2H,s)、6.62(1H,
d)、7.28-7.50(9H,m)、7.63(2H,d).
【0068】実施例162-[2-(3-ピリジル)ビニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.83(2H,s)、6.67(1H,
d)、7.30-7.50(4H,m)、7.63(2H,m)、7.63(2H,m)、7.84
(1H,d)、8.57(1H,d)、8.72(1H,br).
【0069】実施例172-(2-メトキシフェニル)-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 2-ブロモフェニルヒドラジン塩酸塩(105g)をピリジン/
ジメチルホルムアミド(1:1, 1000ml)の混合溶媒に溶解
し、氷冷下、m-アニソイルクロリド(76.7g)を加え、室
温にて一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し水、
1N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾
去後減圧濃縮しヒドラジド体とし、さらに実施例1-2と
同様にして、標題化合物(126g、74%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.88(s,3H)、4.89(s,2
H)、6.94-6.99(m,2H)、7.25-7.30(m,1H)、7.39-7.45(m,
2H)、7.48(dd,1H)、7.55-7.59(m,1H)、7.69(dd,1H).
【0070】実施例17と同様にして、以下の実施例1
8ないし35の化合物を合成した。
【0071】実施例182-(4-ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.05(s,2H)、7.28-
7.34(m,1H)、7.42-7.49(m,2H)、7.62-7.68(m,2H)、8.05
-8.11(m,2H)、8.27-8.32(m,2H).
【0072】実施例192-(3-ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.96(s,2H)、7.31-7.3
7(m,1H)、7.44-7.51(m,2H)、7.60-7.66(m,1H)、7.68-7.
72(m,2H)、8.26-8.30(m,1H)、8.31-8.35(m,1H)、8.75-
8.77(m,1H).
【0073】実施例202-(2-ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.82(s,2H)、7.28-7.3
4(m,1H)、7.43-7.48(m,2H)、7.62-7.72(m,4H)、7.81-7.
85(m,1H)、7.95-7.99(m,1H).
【0074】実施例212-(4-モルホリニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
ジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 3.38-3.44(m,4H)、
3.60-3.66(m,4H)、5.00(s,2H)、7.08-7.13(m,1H)、7.14
-7.19(m,2H)、7.33-7.39(m,2H). ESI-mass; 262(MH+)
【0075】実施例222-シクロヘキシル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.16-1.36(m,3H)、1.4
0-1.52(m,2H)、1.64-1.72(m,1H)、1.76-1.84(m,2H)、1.
90-1.99(m,2H)、2.34(tt,1H)、4.65(s,2H)、7.21-7.26
(m,1H)、7.37-7.41(m,2H)、7.63-7.67(m,2H).
【0076】実施例232-ジメチルアミノ-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.87-2.94(m,6H)、
4.95(s,2H)、7.06-7.12(m,1H)、7.13-7.18(m,2H)、7.32
-7.37(m,2H).
【0077】実施例242-ジメチルアミノ-4-フェニル-4H-1,3,4-チアジアジン-
5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.99(s,6H)、3.61(s,2
H)、7.16-7.21(m,1H)、7.32-7.38(m,2H)、7.50-7.54(m,
2H).
【0078】実施例252-(2,6-ジメトキシフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 3.78(s,6H)、4.85
(s,2H)、6.73(d,2H)、7.23-7.28(m,1H)、7.37-7.45(m,3
H)、7.53-7.57(m,2H).
【0079】実施例262-(2-メトキシフェニル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.89(s,3H)、4.88(s,2
H)、6.94-7.00(m,2H)、7.16-7.26(m,2H)、7.32-7.39(m,
1H)、7.41-7.46(m,1H)、7.47-7.53(m,1H)、7.53-7.56
(m,1H).
【0080】実施例272-フェニル-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.11-1.20(m,1H)、
1.26-1.40(m,2H)、1.50-1.83(m,7H)、4.31-4.40(m,1
H)、4.79(s,2H)、7.43-7.52(m,3H)、7.77-7.82(m,2H). ESI-mass; 259(MH+)
【0081】実施例282-(2-メトキシフェニル)-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.02-1.15(m,1H)、
1.25-1.38(m,2H)、1.55-1.68(m,5H)、1.71-1.80(m,2
H)、3.80(s,3H)、4.29-4.38(m,1H)、4.68(s,2H)、6.99
(ddd,1H)、7.10(d,1H)、7.42-7.49(m,2H). ESI-mass; 289(MH+)
【0082】実施例292-(3-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン・塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.05(s,2H)、7.28-
7.33(m,1H)、7.44-7.48(m,2H)、7.61(t,1H)、7.66-7.69
(m,2H)、8.30(d,1H)、8.74(d,1H)、9.06(s,1H).
【0083】実施例302-フェニル-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.94(s,2H)、7.28-7.3
3(m,1H)、7.38-7.49(m,5H)、7.71(d,1H)、7.87-7.90(m,
2H).
【0084】実施例312-(2-チエニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.86(2H,s)、7.08(1H,
m)、7.30(1H,t)、7.40-7.50(3H,m)、7.56(1H,s)、7.70
(2H,d).
【0085】実施例322-ベンジル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.64(2H,s)、4.63(2H,
s)、7.25-7.45(8H,m)、7.63(2H,d).
【0086】実施例332-(2-ピリジル)-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 5.02(2H,s)、7.30-7.5
0(4H,m)、7.70(1H,d)、7.76(1H,t)、7.99(1H,d)、8.70
(1H,d).
【0087】実施例342-(2-ピリジル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 5.02(2H,s)、7.20-7.3
0(2H,m)、7.36-7.43(2H,m)、7.50(1H,t)、7.77(1H,t)、
8.00(1H,d)、8.72(1H,d).
【0088】実施例352-(2-ピリジル)-4-(2-メトキシフェニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.85(3H,s)、5.00(2H,
s)、7.00-7.10(2H,m)、7.34-7.43(3H,m)、7.72(1H,t)、
7.98(1H,d)、8.70(1H,d).
【0089】実施例362-フェニル-4-(2-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン Receuil des Travaux chimiques des Pays Bas,1929,4
8,417. に従って合成した2-フェニル-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン 7.01gと、2-ブロモベンゾニトリ
ル 14.67gを1,2-ジクロロベンゼン 100mlに溶解した
後、酢酸カリウム 11.85gと銅 5.15gを加え、激しく撹
拌しながら190℃で2時間加温した。室温まで放冷後、反
応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、不溶物を濾別し
たのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
溜去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン/酢酸エチル系)で精製して得られた粗結晶を酢酸エ
チル/ヘキサンから再結晶して、標題化合物 1.12g(収
率10%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.94(s,2H)、7.39-7.5
1(m,4H)、7.65-7.74(m,2H)、7.77-7.80(m,1H)、7.91-7.
95(m,2H). 融点; 148-149℃
【0090】実施例372-フェニル-4-(2-ニトロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.06(s,2H)、7.45-
7.57(m,3H)、7.62-7.68(m,1H)、7.77-7.89(m,4H)、8.06
(dd,1H). ESI-mass; 298(MH+)
【0091】実施例382-フェニル-4-(2-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン・塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.04(s,2H)、7.40-
7.52(m,4H)、7.61(d,1H)、7.82-7.84(m,2H)、7.97(td,1
H)、8.56(dd,1H).
【0092】実施例392-フェニル-4-(3-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン・塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.08(s,2H)、7.48-
7.58(m,3H)、7.72-7.79(m,1H)、7.91-7.94(m,2H)、8.40
-8.49(m,1H)、8.60-8.61(m,1H)、9.12(s,1H).
【0093】実施例402-フェニル-4-(3-シアノ-2-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.18(s,2H)、7.46-
7.50(m,2H)、7.52-7.57(m,1H)、7.73(dd,1H)、7.82-7.8
5(m,2H)、8.56(dd,1H)、8.89(dd,1H).
【0094】実施例412-フェニル-4-(2-ヒドロキシメチルフェニル)-4H-1,3,4
-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.70(brs,1H)、4.59
(s,2H)、4.93(s,2H)、7.37-7.50(m,6H)、7.56-7.60(m,1
H)、7.84-7.87(m,2H).
【0095】実施例422-フェニル-4-(2-シアノ-3-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.15(s,2H)、7.47-
7.57(m,3H)、7.86-7.88(m,2H)、7.92(dd,1H)、8.28(dd,
1H)、8.75(dd,1H).
【0096】実施例432-フェニル-4-(2-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.91(s,2H)、6.98(dd,
1H)、7.02(dd,1H)、7.43-7.52(m,4H)、7.96-8.00(m,2
H).
【0097】実施例442-フェニル-4-(3-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.85(s,2H)、7.31(dd,
1H)、7.41-7.51(m,3H)、7.66(dd,1H)、7.77(dd,1H)、7.
94-7.97(m,2H).
【0098】実施例452-フェニル-4-(4-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.90(s,2H)、7.44-7.5
5(m,3H)、7.72-7.75(m,2H)、7.94-7.97(m,2H)、8.03-8.
06(m,2H).
【0099】実施例462-フェニル-4-(3-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.90(s,2H)、7.44-7.5
7(m,5H)、7.94-7.97(m,2H)、8.13-8.16(m,1H)、8.18-8.
19(m,1H).
【0100】実施例472-フェニル-4-(2-シアノ-3-チエニル)-4H-1,3,4-オキサ
ジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.89(s,2H)、7.43-7.5
0(m,3H)、7.54(d,1H)、7.77(d,1H)、8.06-8.09(m,2H).
【0101】実施例482-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2-ブロモフェニル)-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 実施例17で得た2-(2-メトキシフェニル)-4-(2-ブロモ
フェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン(91.0
g)を塩化メチレン(1000ml)に溶解し、氷冷下1.0M三臭化
ホウ素/塩化メチレン溶液(900ml)を1時間かけて滴下
し、さらに1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え有機層を分配し、Cromatorex NHシ
リカゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン)で精製し
た。得られた粗結晶を塩化メチレン/ヘキサンから再結
晶して標題化合物(62.8g,74%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.99(d,2H)、6.90-6.9
8(m,2H)、7.32-7.42(m,2H)、7.43-7.50(m,2H)、7.70-7.
76(m,2H)、10.23(s,1H).
【0102】実施例48と同様にして、以下の実施例4
9ないし53の化合物を合成した。
【0103】実施例492-(2-ヒドロキシフェニル)-4-フェニル−4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.94(s,2H)、6.91-6.9
7(m,2H)、7.00(d,1H)、7.32-7.43(m,2H)、7.47(t,2H)、
7.57-7.63(m,2H)、7.73(dd,1H)、10.59(s,1H).
【0104】実施例502-フェニル-4-(2-ヒドロキシフェニル)-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.98(s,2H)、7.02-7.0
7(m,1H)、7.11(dd,1H)、7.26-7.32(m,1H)、7.42-7.47
(m,2H)、7.49-7.54(m,1H)、7.58(dd,1H)、7.90-7.95(m,
2H) ESI-mass; 269(MH+).
【0105】実施例512-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H
-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.99(s,2H)、6.92-6.9
9(m,2H)、7.21-7.30(m,2H)、7.36-7.45(m,2H)、7.46-7.
52(m,1H)、7.72(dd,1H)、10.30(s,1H).
【0106】実施例522-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(4-フルオロフェニル)-4H
-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.93(s,2H)、6.95(dd
d,1H)、7.00(dd,1H)、7.13-7.19(m,2H)、7.37-7.43(m,1
H)、7.54-7.60(m,2H)、7.72(dd,1H)、10.47(s,1H).
【0107】実施例532-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2,4-ジフルオロフェニ
ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.99(s,2H)、6.92-7.0
4(m,4H)、7.39(ddd,1H)、7.44-7.50(m,1H)、7.72(dd,1
H)、10.20(s,1H).
【0108】実施例542-[2-(2-ジメチルアミノ)エトキシフェニル]-4-(2-ブロ
モフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩
酸塩 実施例48(60.0g)とN,N-ジメチルアミノエチルクロリ
ド(37.2g)をジメチルホルムアミド(1000ml)に溶解し、6
0℃にて炭酸カリウム(35.8g)を加え一晩撹拌した。反応
液を水で希釈し、エーテルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥
剤を濾去後減圧濃縮し、遊離体(50.6g,70%)を得た。こ
の遊離体(4.78g)を4N塩酸/酢酸エチル溶液にて塩酸塩
とし、エタノール/ジエチルエーテルから再結晶して、
標題化合物(4.80g)を得た。 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.32(s,6H)、2.73(t,2
H)、4.13(t,2H)、4.89(s,2H)、6.93-7.00(m,2H)、7.27-
7.31(m,1H)、7.38-7.44(m,2H)、7.48(dd,1H)、7.58(dd,
1H)、7.70(dd,1H). 塩酸塩:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.77(s,6H)、3.45-
3.52(m,2H)、4.41(t,2H)、5.04(s,2H)、7.06-7.11(m,1
H)、7.18-7.22(m,1H)、7.42(ddd,1H)、7.51-7.59(m,4
H)、7.80(dd,1H). ESI-mass; 418,420(MH+) 融点; 169-170℃
【0109】実施例54と同様にして、以下の実施例5
5ないし77の化合物を合成した。
【0110】実施例552-[2-(4-ピリジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.97(s,2H)、5.24
(s,2H)、7.07(dd,1H)、7.21(d,1H)、7.27-7.32(m,1H)、
7.37-7.43(m,4H)、7.51(ddd,1H)、7.57-7.61(m,2H)、7.
66(dd,1H)、8.40-8.43(m,2H).
【0111】実施例562-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.50-2.56(m,4H)、2.8
2(t,2H)、3.65-3.72(m,4H)、4.18(t,2H)、4.84(s,2H)、
6.95-7.04(m,2H)、7.25-7.31(m,1H)、7.39-7.46(m,3
H)、7.59(dd,1H)、7.69-7.74(m,2H).
【0112】実施例572-[2-(2-ピリジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.93(s,2H)、5.24
(s,2H)、7.06(dd,1H)、7.22-7.33(m,3H)、7.36-7.43(m,
2H)、7.47-7.54(m,2H)、7.57-7.68(m,4H)、8.53-8.57
(m,1H).
【0113】実施例582-[2-(3-ピリジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-
1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.76(s,2H)、5.16(s,2
H)、7.04-7.09(m,2H)、7.22(dd,1H)、7.24-7.29(m,1
H)、7.34-7.40(m,2H)、7.44-7.50(m,1H)、7.59-7.64(m,
2H)、7.66(dd,1H)、7.78(ddd,1H)、8.59(dd,1H)、8.69
(d,2H).
【0114】実施例592-{2-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]フェニル}-4-フェニ
ル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.38-1.46(m,2H)、1.5
4-1.61(m,4H)、2.43-2.53(m,4H)、2.80(t,2H)、4.18(t,
2H)、4.84(s,2H)、6.96-7.01(m,2H)、7.24-7.30(m,1
H)、7.39-7.46(m,3H)、7.56-7.60(m,1H)、7.70-7.74(m,
2H).
【0115】実施例602-{2-[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]フェニル}-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.65-1.83(m,4H)、2.5
7-2.68(m,4H)、2.97(t,2H)、4.20(t,2H)、4.84(s,2H)、
6.93(d,1H)、7.02(d,1H)、7.27(t,1H)、7.38-7.46(m,3
H)、7.57-7.62(m,1H)、7.72(d,2H).
【0116】実施例612-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェニル]-4-フェニ
ル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.31(s,6H)、2.76(t,2
H)、4.13(t,2H)、4.83(s,2H)、6.97-7.03(m,2H)、7.25-
7.30(m,1H)、7.40-7.46(m,3H)、7.59(dd,1H)、7.70-7.7
4(m,2H).
【0117】実施例622-[2-(3-ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.00(dd,2H)、2.44(t,
2H)、4.10(t,2H)、4.83(s,2H)、6.97-7.01(m,2H)、7.27
(t,1H)、7.40-7.45(m,3H)、7.59(dd,1H)、7.70-7.75(m,
2H).
【0118】実施例632-{2-[3-(1-ピペリジニル)プロポキシ]フェニル}-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.37-1.46(m,2H)、1.5
3-1.60(m,4H)、2.01(dd,2H)、2.30-2.40(m,4H)、2.46
(t,2H)、4.08(t,2H)、4.83(s,2H)、6.95-7.00(m,2H)、
7.27(t,1H)、7.39-7.46(m,3H)、7.58(dd,1H)、7.72(d,2
H).
【0119】実施例642-フェニル-4-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニ
ル}-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.40-2.56(m,4H)、2.7
4(t,2H)、3.50-3.60(m,4H)、4.18(t,2H)、4.89(s,2H)、
6.99-7.04(m,1H)、7.06(ddd,1H)、7.34-7.42(m,4H)、7.
42-7.47(m,1H)、7.84-7.89(m,2H).
【0120】実施例652-フェニル-4-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェニ
ル]-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.09(s,6H)、2.52
(t,2H)、4.06(t,2H)、4.96(s,2H)、7.03(ddd,1H)、7.16
(d,1H)、7.34(dd,1H)、7.36-7.52(m,4H)、7.73-7.78(m,
2H).
【0121】実施例662-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェニル]-4-(2-フル
オロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・
塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.32(s,6H)、2.74(t,2
H)、4.13(t,2H)、4.90(s,2H)、6.95-7.00(m,2H)、7.16-
7.26(m,2H)、7.33-7.44(m,2H)、7.48-7.53(m,1H)、7.55
(dd,1H).
【0122】実施例672-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(2-フ
ルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン
・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.50-2.56(m,4H)、2.8
0(t,2H)、3.66-3.73(m,4H)、4.17(t,2H)、4.90(s,2H)、
6.93-6.97(m,1H)、6.99(ddd,1H)、7.17-7.26(m,2H)、7.
34-7.39(m,1H)、7.42(ddd,1H)、7.47-7.52(m,1H)、7.55
(dd,1H).
【0123】実施例682-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(2-ブ
ロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・
塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.48-2.57(m,4H)、2.8
0(t,2H)、3.65-3.73(m,4H)、4.17(t,2H)、4.90(s,2H)、
6.92-6.96(m,1H)、6.98(ddd,1H)、7.27-7.31(m,1H)、7.
38-7.44(m,2H)、7.48(dd,1H)、7.58(dd,1H)、7.70(dd,1
H).
【0124】実施例692-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-シク
ロヘキシル-4H-1,3,4-オキ サジアジン-5(6H)-オン・塩
酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.03-1.15(m,1H)、
1.25-1.39(m,2H)、1.55-1.70(m,5H)、1.70-1.80(m,2
H)、2.40-2.46(m,4H)、2.70(t,2H)、3.50-3.58(m,4H)、
4.12(t,2H)、4.30-4.39(m,1H)、4.70(s,2H)、6.96-7.01
(m,1H)、7.10-7.15(m,1H)、7.41-7.47(m,2H).
【0125】実施例702-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(4-フ
ルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン
・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.37-2.46(m,4H)、
2.69(t,2H)、3.47-3.54(m,4H)、4.14(t,2H)、4.93(s,2
H)、7.00(ddd,1H)、7.15(d,1H)、7.23-7.30(m,2H)、7.4
5-7.50(m,1H)、7.54(dd,1H)、7.63-7.69(m,2H).
【0126】実施例712-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4-(2,4-
ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.37-2.46(m,4H)、
2.67(t,2H)、3.46-3.54(m,4H)、4.12(t,2H)、4.98(s,2
H)、6.98(ddd,1H)、7.13(d,1H)、7.18-7.24(m,1H)、7.4
2-7.50(m,3H)、7.61(ddd,1H).
【0127】実施例722-[3-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-ピリジル]-4-フェニル
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 2.57(t,1H)、3.83-3.8
7(m,2H)、4.19-4.21(m,2H)、4.98(s,2H)、7.31-7.48(m,
5H)、7.62-7.65(m,2H)、8.36-8.38(m,1H).
【0128】実施例732-{3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・二塩酸
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 3.00-3.11(m,2H)、
3.35-3.43(m,2H)、3.49-3.56(m,2H)、3.60-3.68(m,4
H)、4.52-4.58(m,2H)、5.04(s,2H)、7.28-7.33(m,1H)、
7.43-7.47(m,2H)、7.56-7.60(m,3H)、7.70(dd,1H)、8.
27(dd,1H).
【0129】実施例742-{3-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・二塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.10-1.23(m,2H)、
1.49-1.71(m,4H)、2.76-2.87(m,2H)、3.25-3.49(m,4
H)、4.51-4.55(m,2H)、5.03(s,2H)、7.28-7.32(m,1H)、
7.42-7.47(m,2H)、7.55-7.60(m,3H)、7.70(dd,1H)、8.2
7(dd,1H).
【0130】実施例752-{3-[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]-2-ピリジル}-4-フ
ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・二塩酸
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.60-1.77(m,4H)、
2.89-2.98(m,2H)、3.40-3.49(m,2H)、3.51-3.59(m,2
H)、4.46-4.48(m,2H)、5.03(s,2H)、7.27-7.32(m,1H)、
7.42-7.48(m,2H)、7.55-7.60(m,3H)、7.71(dd,1H)、8.2
7(dd,1H).
【0131】実施例762-{3-[2-(1-メチル-2-ピロリジニル)エトキシ]-2-ピリ
ジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
ン・二塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.60-2.35(m,6H)、
2.51(s,1.5H)、2.70(s,1.5H)、2.81-3.49(m,4H)、4.83-
4.94(m,1H)、5.00(s,1H)、5.03(s,1H)、7.25-7.33(m,1
H)、7.42-7.49(m,2H)、7.50-7.56(m,1H)、7.58-7.63(m,
2H)、7.70-7.74(m,1H)、8.21-8.23(m,1H).
【0132】実施例772-[3-(2-ジメチルアミノエトキシ)-2-ピリジル]-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・二塩酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.70(s,3H)、2.71
(s,3H)、3.48-3.50(m,2H)、3.45-3.49(m,2H)、5.02(s,2
H)、7.27-7.32(m,1H)、7.42-7.47(m,2H)、7.55-7.59
(m,3H)、7.71(dd,1H)、8.27(dd,1H).
【0133】実施例782-(3-アミノフェニル)-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オンの合成 水素雰囲気下、実施例19(417mg)をエタノール/酢酸エ
チル(2:1, 24ml)の混合溶媒に懸濁し、10%パラジウム/
炭素触媒(80mg)を加え、室温にて40分間攪拌した。触媒
を濾去後、減圧濃縮し、得られた粗結晶を酢酸エチル/
ヘキサンから再結晶して、標題化合物(350mg,93%)を得
た。1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.93(s,2H)、5.
28-5.32(m,2H)、6.65-6.69(m,1H)、6.97-7.01(m,1H)、
7.06-7.11(m,2H)、7.27-7.32(m,1H)、7.42-7.48(m,2
H)、7.62-7.66(m,2H).
【0134】実施例792-(2-アミノフェニル)-4-フェ
ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 実施例78と同様にして標記化合物を合成した。1H-NMR
(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.96(s,2H)、6.52-6.61(m,
3H)、6.74-6.78(m,1H)、7.14-7.20(m,1H)、7.29-7.35
(m,1H)、7.44-7.51(m,2H)、7.56-7.62(m,3H).
【0135】実施例802-フェニル-4-(テトラヒドロ-4H-ピラン-4-イル)-4H-1,
3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 80-1) 4-(ベンゾイルヒドラゾノ)-テトラヒドロ-4H-ピ
ラン テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(2.96g)とベンゾイルヒ
ドラジン(4.03g)をエタノール(60ml)に溶解し、一晩撹
拌した。反応液を減圧濃縮し得られた粗結晶を酢酸エチ
ルで洗浄しイミン体(6.20g)を得た。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.37-2.45(m,2H)、
2.46-2.54(m,2H)、3.66(t,2H)、3.72-3.80(m,2H)、7.42
-7.49(m,2H)、7.50-7.57(m,1H)、7.76-7.85(m,2H)、10.
57(s,1H). ESI-mass; 219(MH+) 80-2) 2-フェニル-4-(テトラヒドロ-4H-ピラン-4-イル)
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 80-1)で得た 4-(ベンゾイルヒドラゾノ)-テトラヒドロ-
4H-ピラン(2.50g)をメタノール(50ml)に溶解し、氷冷下
水素化ホウ素ナトリウム(1.30g)を加え室温にて5時間撹
拌した。反応液を減圧濃縮し、酢酸エチルで希釈し水、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。乾燥剤を濾去後減圧濃縮し、得られた粗結晶を酢酸
エチル/ヘキサンから再結晶してヒドラジド体とし、さ
らに実施例1-2と同様にして標題化合物(1.71g,57%)を得
た。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.57(dd,2H)、1.98
(ddd,2H)、3.42(t,2H)、3.93(dd,2H)、4.64(tt,1H)、4.
82(s,2H)、7.43-7.52(m,3H)、7.79-7.84(m,2H). ESI-mass; 261(MH+)
【0136】実施例80と同様にして、以下の実施例8
1ないし83の化合物を合成した。
【0137】実施例812-フェニル-4-(1-メチル-4-ピペリジル)-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.53-1.60(m,2H)、
1.91-2.02(m,4H)、2.16(s,3H)、2.78-2.86(m,2H)、4.29
-4.38(m,1H)、4.80(s,2H)、7.43-7.50(m,3H)、7.78-7.8
2(m,2H). ESI-mass; 274(MH+)
【0138】実施例822-フェニル-4-(-3-キヌクリジニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.27-1.37(m,1H)、
1.53-1.64(m,2H)、1.82-1.87(m,1H)、1.89-1.99(m,1
H)、2.65-2.80(m,3H)、2.93-3.02(m,1H)、3.02-3.10(m,
1H)、3.19-3.26(m,1H)、4.57-4.64(m,1H)、4.79,4.85(A
Bq,2H)、7.45-7.52(m,3H)、7.77-7.82(m,2H). ESI-mass; 286(MH+)
【0139】実施例832-ピリジル-4-(1-ベンジル-4-ピペリジル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン・二塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.56-1.62(m,2H)、
1.90-2.07(m,4H)、2.85-2.93(m,2H)、3.47(s,2H)、4.3
6-4.45(m,1H)、4.81(s,2H)、7.20-7.27(m,1H)、7.28-7.
34(m,4H)、7.49(ddd,1H)、7.87-7.95(m,2H)、8.63(ddd,
1H). ESI-mass; 351(MH+)
【0140】実施例842-フェニル-4-(-3-テトラヒドロフラニル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン Receuil des Travaux chimiques des Pays Bas,1929,4
8,417に従って合成した2-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン(0.30g)と、3-ヒドロキシテトラヒド
ロフラン(0.30g)、およびトリフェニルホスフィン(0.89
g)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、氷冷下、40%
ジエチルアゾジカルボキシラート/トルエン溶液(0.59
g)のテトラヒドロフラン(3ml)希釈溶液を加え、室温に
て一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮し、Cromatorex NH
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
系)で精製して、標題化合物(0.15g,36%)を得た。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.09-2.16(m,2H)、
3.70(dd,1H)、3.81(dd,1H)、3.88-3.98(m,2H)、5.19-5.
26(m,1H)、7.44-7.52(m,3H)、7.77-7.81(m,2H).
【0141】実施例84と同様にして、以下の実施例8
5ないし89の化合物を合成した。
【0142】 実施例852-フェニル-4-シクロペンチル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.58-1.70(m,2H)、1.8
2-1.95(m,6H)、4.70(s,2H)、5.08-5.16(m,1H)、7.38-7.
47(m,3H)、7.84-7.88(m,2H). ESI-mass; 245(MH+)
【0143】実施例862-フェニル-4-(1-ベンジル-4ピペリジル)-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.55-1.62(m,2H)、
1.90-2.07(m,4H)、2.86-2.92(m,2H)、3.47(s,2H)、4.34
-4.43(m,1H)、4.80(s,2H)、7.21-7.27(m,1H)、7.29-7.3
5(m,4H)、7.44-7.52(m,3H)、7.78-7.82(m,2H).
【0144】実施例872-フェニル-4-[1-(2-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.80(d,3H)、4.77(s,2
H)、6.04(q,1H)、7.16(t,1H)、7.33-7.43(m,4H)、7.64
(t,1H)、7.79-7.82(m,2H)、8.59(d,1H).
【0145】実施例882-フェニル-4-[1-(3-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン・シュウ酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.64(d,3H)、4.87
(s,2H)、5.88(q,1H)、7.37-7.49(m,4H)、7.76-7.79(m,2
H)、7.87(d,1H)、8.48(d,1H)、8.64(s,1H).
【0146】実施例892-フェニル-4-[1-(4-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン・シュウ酸塩 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 1.63(d,3H)、4.90
(s,2H)、5.82(q,1H)、7.42-7.51(m,5H)、7.76(d,2H)、
8.54(d,2H).
【0147】実施例902-(3-ジメチルアミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン 実施例78で得た2-(3-アミノフェニル)-4-フェニル-4H
-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン(200mg)をアセトニ
トリル(5ml)に溶解し、37%ホルムアルデヒド水溶液(1m
l)とシアノ水素化ホウ素ナトリウム(250mg)を加え、さ
らに5分間かけて酢酸(0.15ml)を滴下し、室温にてさら
に6時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後減圧濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/
酢酸エチル系)で精製して、標題化合物(215mg,97%)を得
た。 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6); 艟(ppm) 2.91(s,6H)、4.9
7(s,2H)、6.84-6.89(m,1H)、7.11-7.14(m,1H)、7.14-7.
19(m,1H)、7.24-7.32(m,2H)、7.42-7.48(m,2H)、7.63-
7.68(m,2H).
【0148】実施例90と同様にして、以下の実施例9
1ないし93の化合物を合成した。
【0149】実施例912-(2-ジメチルアミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-
オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 2.80(s,6H)、4.97
(s,2H)、6.85-6.90(m,1H)、6.96-7.01(m,1H)、7.25-7.3
0(m,1H)、7.33-7.39(m,1H)、7.40-7.50(m,3H)、7.62-7.
67(m,2H).
【0150】実施例922-[2-(4-ピリジル)メチルアミノフェニル]-4-フェニル-
4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.46(d,2H)、5.00
(s,2H)、6.67-6.75(m,2H)、7.23-7.38(m,6H)、7.48(d,2
H)、7.72(dd,1H)、7.86-7.93(m,1H)、8.40-8.46(m,2H).
【0151】実施例932-[2-(3-ピリジル)メチルアミノフェニル]-4-フェニル-
4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 1H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 4.40(d,2H)、4.86
(s,2H)、6.68-6.78(m,2H)、7.13-7.36(m,5H)、7.40-7.
47(m,2H)、7.55-7.61(m,1H)、7.80-7.86(m,1H)、7.95-
8.03(m,1H)、8.52-8.56(m,1H)、8.60(d,1H).
【0152】実施例942-(4-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
5(6H)-オン・塩酸塩 実施例12で得た2-(2-クロロ-4-ピリジル)-4-フェニル
-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン・塩酸塩(780mg,
2.4mmol)を、常法に従い、酢酸ナトリウムおよび10%パ
ラジウム/炭素触媒存在下、メタノール中で水素添加し
て、標題化合物(230mg,収率33%)を得た。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6);δ(ppm) 5.09(s,2H)、7.31-
7.36(m,1H)、7.45-7.50(m,2H)、7.64-7.67(m,2H)、8.04
(d,2H)、8.84(d,2H).
【0153】実施例95N-(2-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド・塩酸塩 95-1) 2-エトキシカルボニル-4-フェニル-4H-1,3,4-オ
キサジアジン-5(6H)-オン フェニルヒドラジン 39.5g(0.365mole)、トリエチルア
ミン 50mlのテトラヒドロフラン1000ml溶液に、氷冷
下、クロロオキソ酢酸エチル(塩化シュウ酸エチル、[47
55-77-5]) 50g(0.366mole)を30分で滴下した。滴下終
了後1時間攪拌した後、反応混合物を水にあけ酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を10%クエン酸水溶液、炭酸水素ナ
トリウム水溶液、食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去して得た残渣をエーテル
/ヘキサン(1:1)から結晶化し、これを濾取して減圧下
乾燥した。ここで得た固体36gを2-ブタノン 600mlに溶
解し、でクロルアセチルクロライド 20.3g(0.179mole)
を加え、室温で2時間反応させた。その後さらに8時間加
熱還流した。反応液を冷却後、水にあけ、酢酸エチル抽
出した。有機層を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒留去して油状物を得た。これをエタノール中で
晶出させて、標題化合物 30g(0.12mole,33%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 1.38(3H,t)、4.39(2H,
q)、4.86(2H,s)、7.30(1H,t)、7.42(2H,t)、7.56(2H,
d). 95-2) N-(2-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド 95-1)で得た2-エトキシカルボニル-4-フェニル-4H-1,3,
4-オキサジアジン-5(6H)-オン 970mg(3.9mmole)と2-ア
ミノピリジン 900mg(9.6mmole)を、メタノール10ml中、
12時間加熱還流した。メタノールを留去して得た油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標
題化合物の遊離体 500mg(1.7mmole,43%)を得た。これを
常法により塩酸塩とし、標題化合物を得た。 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.96(2H,s)、7.12(1H,
dd)、7.37(1H,t)、7.46(2H,t)、7.58(2H,d)、7.80(1H,
t)、8.26(1H,d)、8.32(1H,d)、9.21(1H,br).
【0154】実施例95と同様の方法に従い以下の実施
例96および97の化合物を合成した。
【0155】実施例96N-(3-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.97(2H,s)、7.30-7.4
3(2H,m)、7.50(2H,t)、7.56(2H,d)、8.22(1H,d)、8.42
(1H,d)、8.68(2H,br).
【0156】実施例97N-(4-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4−オキサジアジ
ン-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド・塩酸塩 遊離体:1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 4.98(2H,s)、7.40-7.6
0(7H,m)、8.57(2H,m)、8.70(1H,br).
【0157】実施例981,3-ジフェニル-4-メチル-4,5-ジヒドロ-1,2,4-トリア
ジン-6(1H)-オンの合成 N-メチルグリシン・エチルエステル 10g(0.086mole)と
トリエチルアミン 10mlをテトラヒドロフラン100mlに溶
解し、氷冷下、ここに塩化ベンゾイル 12g(0.086mole)
を滴下した。室温に戻して1晩攪拌した後、反応液を水
にあけ酢酸エチルで抽出し、有機層を5%塩酸水、重曹
水、食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮して得た油状物を、テトラヒドロフラン300m
lに溶解し、Lawessen's reagent [CAS Registry No. 19
172-47-5] 41gを加えて室温で4時間処理した。反応混合
物を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル系)で精製し、チオアミド化合物
を8.0g(0.034mole)得た。これとフェニルヒドラジン 3.
6g(0.034mole)をエタノール 50mlに溶解し、5時間加熱
還流した。溶媒を留去してテトラヒドロフラン50mlに溶
解し、60%油性水素化ナトリウム 1.36gを加えて、室温
で2時間処理した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチル抽
出し、水洗・乾燥した。濃縮して得た残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製して、標題化合物
2.4g(0.0084mole,25%)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.28(3H,s)、4.93(2H,
s)、6.67-6.80(2H,m)、7.10-7.20(2H,m)、7.40-7.50(4
H,m)、7.55(2H,d).
【0158】実施例991-フェニル-3-(2-ピリジル)-4-メチル-4,5-ジヒドロ-1,
2,4-トリアジン-6(1H)-オン 実施例98と同様の方法に従い標記化合物を合成した。1 H-NMR(400MHz,CDCl3);δ(ppm) 3.02(3H,s)、4.16(2H,
s)、7.24(1H,m)、7.40(3H,m)、7.63(2H,d)、7.74(1H,
d)、7.83(1H,t)、8.65(1H,d).
【0159】実施例1002-フェニル-4-(2-クロロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
アジン-5(6H)-オン 実施例36と同様にして標記化合物を合成した。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ;δ(ppm) 4.95(s, 2H), 7.35-
7.43(m, 4H), 7.44-7.51(m, 2H), 7.51-7.55(m, 1H),
7.86-7.91(m, 2H).
【0160】実施例1012-フェニル-4-(2,6-ジクロロフェニル)-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 実施例17と同様にして標記化合物を合成した。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ;δ(ppm) 4.96(s, 2H), 7.34(d
d, 1H), 7.38-7.43(m, 2H), 7.44-7.48(m, 3H), 7.87-
7.90(m, 2H).
【0161】実施例1022,4-ジフェニル-6-ヒドロキシ-4H-1,3,4-チアジアジン-
5-オン 実施例4で得られた2,4-ジフェニル-4H-1,3,4-チアジア
ジン-5(6H)-オン(150mg)をトリフルオロ酢酸(3ml)に溶
解し、氷冷下30%過酸化水素水(0.06ml)を滴下し、室温
にて5時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出し無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後減圧濃縮し、反応液を
減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン-
酢酸エチル系)で精製し、標題化合物(10mg, 7%)を得
た。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ; 艟(ppm) 5.48(s, 1H), 7.34-
7.39(m, 1H), 7.42-7.53(m, 5H), 7.56-7.62(m, 2H),
7.90-7.95(m, 2H). ESI-mass ; 285(MH+)
【0162】実施例1032-{2-[2-(N-ベンジル-N-メチル)アミノ]エトキシフェニ
ル}-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5
(6H)-オン 実施例54と同様にして標記化合物を合成した。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ;δ(ppm) 2.31(s, 3H), 2.86
(t, 2H), 3.59(s, 2H), 4.16(t, 2H), 4.81(s, 2H), 6.
91-6.99(m, 2H), 7.24-7.29(m, 2H), 7.30-7.34(m,4H),
7.37-7.46(m, 3H), 7.57(dd, 1H), 7.68(dd, 1H).
【0163】実施例1042-[2-(2-メチルアミノ)エトキシフェニル]-4-(2-ブロモ
フェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン 実施例103で得られた2-{2-[2-(N-ベンジル-N-メチ
ル)アミノ]エトキシフェニル}-4-(2-ブロモフェニル)-4
H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン(158mg)をメタノー
ル(5ml)に溶解し、水酸化パラジウム-炭素(20mg)を加
え、水素雰囲気下室温にて3時間撹拌した。水酸化パラ
ジウム-炭素を濾別した後減圧濃縮し、シリカゲルクロ
マトグラフィー(ヘキサン-酢酸エチル系)で精製し、標
題化合物(trace)を得た。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ; δ(ppm) 2.18(s, 3H), 3.05-
3.12(m, 2H), 4.28-4.35(m, 2H), 4.93(s, 2H), 6.90-
7.10(m, 2H), 7.30-7.59(m, 4H), 7.67-7.76(m, 2H). ESI-mass ; 404, 406(MH+)
【0164】実施例1052-(2-ピリジル)-4-(2-ヨードフェニル)-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 実施例1と同様にして標記化合物を合成した。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ; δ(ppm) 5.02(s, 2H), 7.15
(ddd, 1H), 7.39(ddd, 1H), 7.43-7.51(m, 2H), 7.76(d
dd, 1H), 7.94-8.03(m, 2H), 8.70-8.75(m, 1H). ESI-mass ; 280 (MH+)
【0165】実施例1062-(2-ピリジル)-4-(2-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキ
サジアジン-5(6H)-オン 実施例105で得られた2-(2-ピリジル)-4-(2-ヨードフ
ェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン(100mg)
をN-メチルピロリドン(2ml)に溶解し、シアン化亜鉛(80
mg)、ヨウ化銅(5mg)およびテトラキス(トリフェニルフ
ォスフィン)パラジウム(10mg)を加え、1時間撹拌した。
反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後減圧濃縮し、反応
液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン-酢酸エチル系)で精製し、標題化合物(40mg, 54%)
を得た。1 H-NMR(400MHz, CDCl3) ; δ(ppm) 5.06(s, 2H), 7.36
(ddd, 1H), 7.44(ddd, 1H), 7.60-7.69(m, 2H), 7.70-
7.78(m, 2H), 7.99-8.04(m, 1H), 8.63-8.69(m, 1H).
【0166】実施例1072,4-ジフェニル-6,6-ジメチル-4H-1,3,4-オキサジアジ
ン-5-オン 安息香酸 N-フェニル-ヒドラジド(1g)とトリフェニル
ホスフィン(1.48g)をジクロロメタン(10ml)に溶解
し、1-ブロモコハク酸イミド(1.02g)を氷冷下加え、
室温で1時間撹拌した。反応混合物にヘキサンを加え、
不溶物を濾去し濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物
(586mg)を2-ヒドロキシイソ酪酸エチルエステル(282
mg)と水素化ナトリウム(104mg)のジメチルホルムア
ミド(6ml)混合物に氷冷下加え、2時間室温にて撹拌
後、カリウムtert-ブトキシド(50mg)を加え、100℃で
加熱撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配し、
有機層を水洗、乾燥、濃縮した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマト(酢酸エチル/ヘキサン系)で精製し、黄
色固体の標題化合物(31mg)を得た。1 H-NMR(400MHz,CDCl3) ; δ(ppm) 1.70(s, 6H), 7.26-
7.30(m, 1H), 7.40-7.50(m, 5H), 7.69-7.72(m, 2H),
7.93-7.96(m, 2H).
【0167】実施例1082,4,6-トリフェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5-オン 108-(1) 2,6-ジフェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5-
オン マンデル酸ヒドラジド(1.66g)とオルト安息香酸トリ
メチル(1.82g)をp-トルエンスルホン酸一水和物(0.2
g)存在下、ジメチルホルムアミド(30ml)中、120
℃で12時間加熱撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、残渣を
酢酸エチル(150ml)と水(50ml)に分配した。酢酸エ
チル層を水(50ml x 2)と飽和食塩水(50ml)で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル/ヘキサン、
1:1)で精製して標題化合物を白色粉末として得た
(1.28g, 51%)。1 H-NMR (400MHz, DMSO-d6) ; δ(ppm) 6.08 (brs, 1H),
6.79 (d, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.41 (t, 2H), 7.53
(d, 2H), 7.56-7.64 (m, 3H), 7.96 (d, 2H). 108-(2) 2,4,6-トリフェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン
-5-オン 2,6-ジフェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5-オン(0.1
g)、フェニルボロン酸(0.13g)、酢酸銅(0.18g)と
トリエチルアミン(0.12g)の混合物を塩化メチレン(1
5ml)中、室温で終夜激しく撹拌した。反応液を直接、
シリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル/ヘキサン、
1:2)で精製して標題化合物を白色粉末として得た
(0.048g, 37%)。1 H-NMR (400MHz, CDCl3) ; δ(ppm) 6.61 (s, 1H), 7.0
0 (t, 1H), 7.08 (dd, 2H), 7.28 (dd, 2H), 7.37-7.54
(m, 6H), 7.65 (dd, 2H), 8.03 (dd, 2H).
【0168】
【試験例】[薬理実験例1]AMPA誘発神経細胞内カルシウム流入抑制作用 胎生18日のラットの脳から大脳皮質を切り出し、トリプ
シン、DNaseで処理し、細胞を分散した。10%の血清を
含むDMEMにて細胞を浮遊し、培養ボトルに播種しアスト
ロサイトを増殖させた。そのアストロサイトをさらにト
リプシンで再分散し96穴のプレート上に播種した。1週
間の培養後にアストロサイトが底面を覆い尽くしたのを
確認し、その上に、前述の方法で分散した大脳皮質神経
細胞を播種した。24時間後培地を交換し、さらに1週間
培養した後、1μMのMK-801を含む培地に交換した。細
胞内へのカルシウムの流入をカルシウム感受性の蛍光色
素であるFura2-AMを使用して測定した。Fura2-AMを含む
培地で1時間処理し、細胞内に取り込ませた後に、1μ
MのMK-801を含むTyrode溶液に交換し、被験化合物添加
後、2μMのAMPAで刺激を行った。細胞に流入したカル
シウム量の変化は340/380nmの波長の蛍光強度の変化と
して測定した。被験化合物の効果は化合物を含まないTy
rode溶液に添加したAMPAで生じる反応を対照として評価
した。
【0169】 *; Le Peillet, et al., Brain Res., 571, 115, 199
2、前記[0003]参照
【0170】[薬理実験例2]AMPA誘発神経細胞膜電流抑制作用 AMPA受容体チャネルへの作用をパッチクランプ法を用い
て検討した。胎生18日のラットの脳から大脳皮質を切り
出し、トリプシン、DNaseで処理し、細胞を分散させ
た。10%の血清を含むDMEMにて細胞を浮遊し、培養ボト
ルに播種しアストロサイトを増殖させた。そのアストロ
サイトをさらにトリプシンで再分散し12穴のプレート上
に播種した。1週間の培養後にアストロサイトが底面を
覆い尽くしたのを確認し、その上にpoly-l-Lysineで処
理したガラス製カバーグラスをおき、さらにその上に、
前述の方法で分散した大脳皮質神経細胞を播種した。24
時間後培地を交換し、さらに1週間培養した後、1μM
のMK-801を含む培地に交換した。9日以上培養した大脳
皮質神経細胞を、パッチクランプ法により−70mVに膜電
位固定し、被験化合物添加後、刺激として10μMのAMPA
を細胞に適用した。化合物非存在下で膜を横切って流れ
る内向き電流を対照とし、実施例1の化合物について作
用を検討した。その結果、実施例1の化合物のIC50値は
12.3μMであった。
【0171】[薬理実験例3]AMPA誘発痙攣抑制作用 生後4週齢の雄性ddyマウスに被験化合物あるいはその
溶媒を静脈内注射し、5分後にAMPA 1.5nmolを脳室内に
投与し痙攣を誘発した。薬物の作用は痙攣の有無で判断
し、80%以上抑制する用量を有効用量とした。その結
果、実施例1の化合物は30mg/kg、実施例14の化合物
は10mg/kg、実施例36の化合物は10mg/kg、実施例54
の化合物は30mg/kg、実施例68の化合物は30mg/kgで効
果を示した。
【0172】[薬理実験例4]中大脳動脈閉塞モデルにおける梗塞縮小作用 生後8週齢の雄性SDラットの頸部を正中切開し右頸動脈
を剥離した。外頸動脈から4-0規格の手術用ナイロン縫
合糸を挿入し、頭蓋内の中大脳動脈の血流をナイロン糸
で止めることにより中大脳動脈閉塞モデルを作成した。
中大脳動脈閉塞後、30分経過後に被験化合物あるいはそ
の溶媒を単回静注し、その後一定の注入速度で持続静注
した。投与開始から投与終了までは体温を37.5〜38.0度
になるようにコントロールした。投与開始6時間後にラ
ットから脳を摘出し、直ちに2mm厚の脳切片を作成し、
それを2%のTTC溶液で染色した。染色された切片の画
像をNIHイメージに取り込み、梗塞巣を示す未染色部分
の面積を測定、その後、梗塞巣の体積を計算した。その
結果、実施例1の化合物は6.6mg/kg単回静注および10mg
/kg/hの持続静注、20mg/kg単回静注および30mg/kg/hの
持続静注で、溶媒投与群に対して大脳皮質の梗塞巣を、
それぞれ54%、74%縮小した。
【0173】
【発明の効果】本発明にかかる化合物もしくはその塩ま
たはそれらの水和物は、非NMDA興奮性アミノ酸受容体拮
抗作用、特にAMPA受容体拮抗作用を有する化合物とし
て、神経変性疾患の治療・改善・予防剤、より具体的に
は、1)運動障害、知覚障害、異常行動等の脳虚血後障害
・脳脊髄損傷後の急性神経変性による障害、2)アルツハ
イマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハン
チントン舞踏病等の慢性神経変性疾患、3)てんかん、4)
慢性疼痛、偏頭痛、癌性疼痛、糖尿病性神経障害等に由
来する疼痛、5)痙性麻痺、または6)多発性硬化症、脳脊
髄炎、ギラン・バレー症候群、マルキャファーヴァ・ビ
ギャミ病、デビック病、バロ病、レフサム病、タンギエ
ール病、デジェリン−ソタス病、HIVあるいはHTLV性脊
髄炎、白質脳炎等の脱髄性疾患の治療・改善・予防剤と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/00 A61P 25/00 25/04 25/04 25/08 25/08 25/16 25/16 25/28 25/28 43/00 43/00 111 111 C07D 253/06 C07D 253/06 B 285/16 285/16 413/04 413/04 413/06 413/06 413/10 413/10 413/12 413/12 453/02 453/02 (72)発明者 畠山 伸二 茨城県つくば市松代2−25−9−301 (72)発明者 花田 敬久 茨城県つくば市桜2−33−3 (72)発明者 上野 正孝 茨城県北相馬郡守谷町みずき野7−20−6 (72)発明者 上野 貢嗣 茨城県つくば市下広岡668−49 (72)発明者 川野 弘毅 茨城県つくば市梅園2−1−7−201 Fターム(参考) 4C036 AD05 AD16 AD19 AD21 AD24 AD27 AD30 4C056 AA02 AB02 AC05 AD01 AE03 FA08 FB05 FC04 4C063 AA01 BB01 BB08 CC44 CC59 CC67 DD04 DD12 DD14 EE01 4C064 AA06 CC01 DD01 EE08 FF01 GG06 4C086 AA01 AA03 BC72 BC87 GA07 GA08 MA04 NA14 ZA01 ZA16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
    (式中、R3は水素原子またはC1-6アルキル基を示す)
    で表される基を示す;R1およびR2は同一または相異な
    って置換されていてもよいアリール基、置換されていて
    もよいヘテロアリール基、置換されていてもよいアラル
    キル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル
    基、置換されていてもよいアリールアルケニル基、置換
    されていてもよいヘテロアリールアルケニル基、置換さ
    れていてもよいピペリジル基、置換されていてもよいピ
    ペラジニル基、モルホリニル基、置換されていてもよい
    3-8シクロアルキル基、テトラヒドロフラニル基、テ
    トラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置換されてい
    てもよいアミノ基または置換されていてもよいアミド基
    を示す;R4およびR5は同一または相異なって水素原
    子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、ニトロ基、C
    1-6アルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を
    示す;ただし、式 (式中、R11およびR12は同一または相異なって水素原
    子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C
    1-2フルオロアルキル基、C1-2クロロアルキル基、C
    1-2ブロモアルキル基、C1-6アルキル基、C3-6シクロ
    アルキル基、C7-9アラルキル基、フェニル基、C1-6
    ルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、C1-6アルキルスル
    フィニル基、C7-9アラルコキシ基、フェノキシ基、フ
    ェニルチオ基、フェニルスルホニル基、アルカリ金属カ
    ルボキシレートC2-5アルコキシカルボニル基または式
    −NR1516(式中、R15およびR16は同一または相異
    なって水素原子またはC1-2アルキル基を示す。)で表
    わされる基を示す;R13およびR14は同一または相異な
    ってC1-4アルキルスルホニル基、ニトロ基、式 −OC
    n3-n(式中、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
    またはヨウ素原子を示す;nは1ないし3のいずれかの
    整数を示す。)で表される基または前記R11およびR12
    の定義に同意義の基を示す。)で表される化合物を除
    く。〕で表わされるヘテロジアジノン誘導体もしくはそ
    の塩またはそれらの水和物。
  2. 【請求項2】R4が水素原子であり、R5が水酸基、C
    1-6アルキル基またはアリール基である請求項1記載の
    ヘテロジアジノン誘導体もしくはその塩またはそれらの
    水和物。
  3. 【請求項3】R4が水素原子であり、R5が水酸基、メチ
    ル基、エチル基、n-ピロピル基、i-プロピル基またはフ
    ェニル基である請求項1記載のヘテロジアジノン誘導体
    もしくはその塩またはそれらの水和物。
  4. 【請求項4】R4およびR5が同一または相異なってメチ
    ル基、エチル基、n-ピロピル基またはi-プロピル基であ
    る請求項1記載のヘテロジアジノン誘導体もしくはその
    塩またはそれらの水和物。
  5. 【請求項5】化合物が式 〔式中、A、R1およびR2は前記定義に同意義を示
    す。〕で表わされる請求項1記載のヘテロジアジノン誘
    導体もしくはその塩またはそれらの水和物。
  6. 【請求項6】Aが酸素原子である請求項1または5記載
    のヘテロジアジノン誘導体もしくはその塩またはそれら
    の水和物。
  7. 【請求項7】R1が置換されていてもよいアリール基、
    置換されていてもよいヘテロアリール基、置換されてい
    てもよいアラルキル基、置換されていてもよいヘテロア
    リールアルキル基、置換されていてもよいアリールアル
    ケニル基、置換されていてもよいヘテロアリールアルケ
    ニル基、モルホリニル基、C3-8シクロアルキル基、置
    換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよ
    いアミド基であり、R2が置換されていてもよいアリー
    ル基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換さ
    れていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいヘ
    テロアリールアルキル基、低級シクロアルキル基、テト
    ラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、置換さ
    れていてもよいピペリジル基またはアダマンチル基であ
    る請求項1または5記載のヘテロジアジノン誘導体もし
    くはその塩またはそれらの水和物。
  8. 【請求項8】R1およびR2が同一または相異なって (1) 水素原子、 (2) ハロゲン原子、 (3) 水酸基、 (4) シアノ基、 (5) (i) 水酸基、(ii) ハロゲン原子、(iii) ニトリル
    基、(iv) C1-6アルコキシ基、(v) 水酸基およびヘテロ
    アリール基、(vi) ヒドロキシイミノ基、(vii)水酸基お
    よびC1-6アルコキシ基、(viii) 水酸基およびハロゲン
    原子、(ix) 水酸基およびC3-8シクロアルキル基、(x)
    1-6アルキルスルホニルアミノ基、(xi) N-(C1-6アル
    キル)アミノスルホニル基、(xii) N,N-ジ(C1-6アルキ
    ル)アミノスルホニル基、(xiii) 低級アシル基、(xiv)
    低級アシルアミノ基、(xv) C1- 6アルキルスルホニル
    基、(xvi) N-(C1-6アルキル)アミド基、(xvii) 1,3-ジ
    オキソラニル基、(xviii) ヘテロアリール基および (xi
    x) ω,ω-低級アルキレンジオキシ基から選ばれる1ま
    たは2個以上の基で置換されていてもよいC1-6アルキ
    ル基、 (6) (チアゾール-2-イル)ヒドロキシメチル基、 (7) ジ(チアゾール-2-イル)ヒドロキシメチル基、 (8) 置換されていてもよいアミノC1-6アルキル基、 (9) 置換されていてもよいベンゾイルオキシC1-6アル
    キル基、 (10) トリフルオロメチル基、 (11) 水酸基で置換されていてもよいC2-6アルケニル
    基、 (12) 水酸基で置換されていてもよいC2-6アルキニル
    基、 (13) (i) 水酸基、(ii) ハロゲン原子、(iii) ニトリル
    基、(iv) C1-6アルコキシ基、(v) C1-6チオアルコキ
    シ基、(vi) C1-6アルキルスルホニル基、(vii)水酸基
    およびC1-6アルキル基、(viii) 水酸基およびC1-6
    ルコキシ基、(ix)ヘテロアリール基、(x) ω,ω-低級ア
    ルキレンジオキシ基、(xi) ピリジル基、(xii) C1-6
    ルキルピリジル基、(xiii) C1-6チオアルコキシ基、(x
    iv) C1-6アルキルスルホニル基、(xv) アミノ基、(xv
    i) N-(C1-6アルキル)アミノ基、(xvii) N,N-ジ(C1-6
    アルキル)アミノ基、(xviii) 低級アシル基、(xix) 低
    級アシルアミノ基、(xx) 1,3-ジオキソラニル基、(xxi)
    アミド基および (xxii) イミダゾリル基から選ばれる
    1または2個以上の基で置換されていてもよいC1-6
    ルコキシ基、 (14) トリフルオロメトキシ基、 (15) 置換されていてもよいアミノ-C1-6アルコキシ
    基、 (16) 置換されていてもよいヘテロアリール-C1-6アル
    コキシ基、 (17) 置換されていてもよいモルホリニル-C1-6アルコ
    キシ基、 (18) 置換されていてもよいピペリジル-C1-6アルコキ
    シ基、 (19) 置換されていてもよいピペラジニル-C1-6アルコ
    キシ基、 (20) 置換されていてもよいピロリジニル-C1-6アルコ
    キシ基、 (21) ヒドロキシ-C3-8シクロアルキル基、 (22) ヒドロキシ-C3-8シクロアルケニル基、 (23) ヒドロキシ-C3-8シクロアルキルオキシ基、 (24) ヒドロキシ-C3-8シクロアルコキシ基、 (25) 水酸基で置換されていてもよいC1-6チオアルコキ
    シ基、 (26) アリール基、 (27) ヘテロアリール基、 (28) アリールオキシ基、 (29) アリールチオ基、 (30) ヘテロアリールチオ基、 (31) 水酸基で置換されていてもよいアラルキル基、 (32) 置換されていてもよいアラルキルオキシ基、 (33) 窒素原子が (i) C1-6アルキル基、(ii) ヒドロキ
    シ-C1-6アルキル基およびC1-6アルキル基、(iii) C
    3-8シクロアルキル基、(iv) アリール基および(v) ヒド
    ロキシ-C1-6アルキル基から選ばれる1または2個の基
    で置換されていてもよいアミド基、 (34) 環状アミノカルボニル基、 (35) 窒素原子が (i) C1-6アルキル基および (ii) ヒ
    ドロキシC1-6アルキル基から選ばれる1または2個の
    基で置換されていてもよいカルバモイル基、 (36) (i) アミノ基、(ii) 環状アミノ基、(iii) N-(C
    1-6アルキル)アミノ基、(iv) C3-8シクロアルキルアミ
    ノ基、(v) N,N-ジ(C1-6アルキル)アミノ基、(vi) N-ヒ
    ドロキシC1-6アルキルアミノ基、(vii) N-C1-6アルコ
    キシアルキルアミノ基、(viii) N-ハロゲン化C1-6アル
    キル基、(ix) ピロリジニル基、(x) C1 -6アルコキシア
    ルキル基、(xi) ヒドロキシC1-6アルキル基および (xi
    i) C1-6アルキル基から選ばれる基で置換されていても
    よいスルホニル基、 (37) 低級アシル基、 (38) (i) 水酸基および (ii) ヒドロキシC1-6アルキル
    基から選ばれる1または2個以上の基で置換されていて
    もよいテトラヒドロピラニル基、 (39) (i) ヘテロアリール基、(ii) 4-モルホリニル基、
    (iii) 4-オキシチオモルホリニル基、(iv) 4-モルホリ
    ニル基、(v) 4-ジオキシチオモルホリニル基および (v
    i) アリールアミノ基から選ばれる基で置換されていて
    もよいスルホニル基、 (40) 4位が水酸基またはC1-6アルコキシ基で置換され
    ていてもよいピペリジル基、 (41) 窒素原子が (i) C1-6アルキル基、(ii) ヒドロキ
    シC1-6アルキル基、(iii) 低級アシル基、(iv) ヒドロ
    キシ低級アシル基および (v) C1-6アルキルスルホニル
    基から選ばれる1または2個の基で置換されていてもよ
    いアミノ基、 (42) 4-(ヒドロキシアルキル)テトラヒドロピラン-4-イ
    ル基、 (43) 2,3-ジヒドロベンゾフラニル基、 (44) 2-ヒドロキシ-2-アルキル-2,3-ジヒドロベンゾフ
    ラニル基、 (45) インダノニル基、 (46) ヒドロキシインダニル基、 (47) スクシイミド基および (48) 2-オキサゾリドン-3-イル基から選ばれる1ないし
    2個以上の基でそれぞれ置換されていてもよいアリール
    基、ヘテロアリール基、アラルキル基、ヘテロアリール
    アルキル基、アリールアルケニル基、ヘテロアリールア
    ルケニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、C3-8
    クロアルキル基、アミノ基またはアミド基である請求項
    1または5記載のヘテロジアジノン誘導体もしくはその
    塩またはそれらの水和物。
  9. 【請求項9】R1およびR2が同一または相異なってそれ
    ぞれ置換されていてもよいフェニル基、インデニル基、
    ナフチル基、アズレニル基、ヘプタレニル基、アンスニ
    ル基、チエニル基、フリル基、ピラニル基、ピロリル
    基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、
    テトラゾリル基、イソチアゾリル基、チアゾリル基、チ
    アジアゾリル基、イソオキサゾリル基、ピリジル基、ピ
    ラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インド
    リジニル基、イソインドリル基、インドリル基、インダ
    ゾリル基、イソキノリル基、キノリル基、プタラジニル
    基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニ
    ル基、シノリニル基、シクロプロピル基、シクロブチル
    基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
    チル基またはシクロオクチル基である請求項1または5
    記載のヘテロジアジノン誘導体もしくはその塩またはそ
    れらの水和物。
  10. 【請求項10】R1およびR2が同一または相異なってそ
    れぞれ置換されていてもよいフェニル基、チエニル基、
    ピロリル基、ピリジル基、シクロペンチル基またはシク
    ロヘキシル基である請求項1または5記載のヘテロジア
    ジノン誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物。
  11. 【請求項11】R3がメチル基またはエチル基である請
    求項1または5記載のヘテロジアジノン誘導体もしくは
    その塩またはそれらの水和物。
  12. 【請求項12】化合物が式 〔式中、R1およびR2は前記定義に同意義を示す。〕で
    表される請求項1記載のヘテロジアジノン誘導体もしく
    はその塩またはそれらの水和物。
  13. 【請求項13】化合物が2-(2-ピリジル)-4-フェニル-4H
    -1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピラジニル)
    -4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
    (1-メチル-2-ピロリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2,4-ジフェニル-4H-1,3,4-チアジ
    アジン-5(6H)-オン、2-(2,3-ジメトキシフェニル)-4-フ
    ェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピ
    ロリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
    オン、2-(2-キノリル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2-(6-メチル-2-ピリジル)-4-フェ
    ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-ベンゾ
    イルオキシメチル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2,4-ジフルオロフ
    ェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-
    ピリジル)-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジン
    -5(6H)-オン、2-(2-クロロ-4-ピリジル)-4-フェニル-4H
    -1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-メトキシ-2-
    ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)
    -オン、2-(3-ヒドロキシ-2-ピリジル)-4-フェニル-4H-
    1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-スチリル-4-フェ
    ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(3-
    ピリジル)ビニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-(2-メトキシフェニル)-4-(2-ブロモ
    フェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(4
    -ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-(3-ニトロフェニル)-4-フェニル-4H-
    1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ニトロフェニ
    ル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-(4-モルホリニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサ
    ジアジン-5(6H)-オン、2-シクロヘキシル-4-フェニル-4
    H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-ジメチルアミ
    ノ-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、
    2-ジメチルアミノ-4-フェニル-4H-1,3,4-チアジアジン-
    5(6H)-オン、2-(2,6-ジメトキシフェニル)-4-フェニル-
    4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-メトキシ
    フェニル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-シクロヘキシル-4H-
    1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-メトキシフェ
    ニル)-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
    H)-オン、2-(3-ピリジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサ
    ジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ブロモフェニ
    ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-チエ
    ニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-ベンジル-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-
    5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2-ブロモフェニル)-4H
    -1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ピリジル)-4
    -(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
    H)-オン、2-(2-ピリジル)-4-(2-メトキシフェニル)-4H-
    1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-
    シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-フェニル-4-(2-ニトロフェニル)-4H-1,3,4-オキ
    サジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ピリジル)-4
    H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(3
    -ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
    フェニル-4-(3-シアノ-2-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-ヒドロキシメチ
    ルフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
    フェニル-4-(2-シアノ-3-ピリジル)-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-チエニル)-4H-1,
    3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(3-チ
    エニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェ
    ニル-4-(4-シアノフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-
    5(6H)-オン、2-フェニル-4-(3-シアノフェニル)-4H-1,
    3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(2-シ
    アノ-3-チエニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2-ブロモフェニル)-
    4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキ
    シフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
    H)-オン、2-フェニル-4-(2-ヒドロキシフェニル)-4H-1,
    3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキシフェ
    ニル)-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(4-フル
    オロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、
    2-(2-ヒドロキシフェニル)-4-(2,4-ジフルオロフェニ
    ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ジ
    メチルアミノ)エトキシフェニル]-4-(2-ブロモフェニ
    ル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[2-(4-ピ
    リジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキ
    サジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エ
    トキシ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ピリジル)メトキシフェニル]-
    4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
    [2-(3-ピリジル)メトキシフェニル]-4-フェニル-4H-1,
    3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(1-ピペリジ
    ル)エトキシ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(1-ピロリジニル)エトキ
    シ]フェニル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5
    (6H)-オン、2-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェニ
    ル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-[2-(3-ジメチルアミノプロポキシ)フェニル]-4-
    フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-{2-
    [3-(1-ピペリジニル)プロポキシ]フェニル}-4-フェニル
    -4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-
    {2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル}-4H-1,3,4-
    オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-[2-(2-ジメ
    チルアミノエトキシ)フェニル]-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-[2-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェ
    ニル]-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フ
    ェニル}-4-(2-フルオロフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
    ジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]
    フェニル}-4-(2-ブロモフェニル)-4H-1,3,4-オキサジア
    ジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]
    フェニル}-4-シクロヘキシル-4H-1,3,4-オキサジアジン
    -5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェ
    ニル}-4-(4-フルオロフェニル)-4H-1,3,4−オキサ
    ジアジン-5(6H)-オン、2-{2-[2-(4-モルホリニル)エト
    キシ]フェニル}-4-(2,4-ジフルオロフェニル)-4H-1,3,4
    -オキサジアジン-5(6H)-オン、2-[3-(2-ヒドロキシエト
    キシ)-2-ピリジル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-{3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2
    -ピリジル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6
    H)-オン、2-{3-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]-2-ピリジ
    ル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-{3-[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]-2-ピリジル}-
    4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-
    {3-[2-(1-メチル-2-ピロリジニル)エトキシ]-2-ピリジ
    ル}-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-[3-(2-ジメチルアミノエトキシ)-2-ピリジル]-4-
    フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(3-
    アミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン
    -5(6H)-オン、2-(2-アミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,
    3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(テト
    ラヒドロ-4H-ピラン-4-イル)-4H-1,3,4-オキサジアジン
    -5(6H)-オン、2-フェニル-4-(1-メチル-4-ピペリジル)-
    4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-
    (-3-キヌクリジニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
    オン、2-ピリジル-4-(1-ベンジル-4-ピペリジル)-4H-1,
    3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(-3-テ
    トラヒドロフラニル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-
    オン、2-フェニル-4-シクロペンチル-4H-1,3,4-オキサ
    ジアジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-(1-ベンジル-4ピ
    ペリジル)-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フ
    ェニル-4-[1-(2-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-オキサジ
    アジン-5(6H)-オン、2-フェニル-4-[1-(3-ピリジル)エ
    チル]-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-フェニ
    ル-4-[1-(4-ピリジル)エチル]-4H-1,3,4-オキサジアジ
    ン-5(6H)-オン、2-(3-ジメチルアミノフェニル)-4-フェ
    ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(2-ジメ
    チルアミノフェニル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
    ジン-5(6H)-オン、2-[2-(4-ピリジル)メチルアミノフェ
    ニル]-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、2-[2-(3-ピリジル)メチルアミノフェニル]-4-フェ
    ニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン、2-(4-ピリ
    ジル)-4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オ
    ン、N-(2-ピリジル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジア
    ジン-5(6H)-オン-2-イル]カルボキサミド、N-(3-ピリジ
    ル)-[4-フェニル-4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン
    -2-イル]カルボキサミド、N-(4-ピリジル)-[4-フェニル
    -4H-1,3,4-オキサジアジン-5(6H)-オン-2-イル]カルボ
    キサミド、1,3-ジフェニル-4-メチル-4,5-ジヒドロ-1,
    2,4-トリアジン-6(1H)-オンおよび1-フェニル-3-(2-ピ
    リジル)-4-メチル-4,5-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-6(1
    H)-オンから選ばれる1種である請求項1記載のヘテロ
    ジアジノン誘導体もしくはその塩またはそれらの水和
    物。
  14. 【請求項14】式 〔式中、Aは酸素原子、硫黄原子または式 −NR3
    (式中、R3は水素原子またはC1-6アルキル基を意味示
    す)で表される基を示す;R1およびR2は同一または相
    異なって置換されていてもよいアリール基、置換されて
    いてもよいヘテロアリール基、置換されていてもよいア
    ラルキル基、置換されていてもよいヘテロアリールアル
    キル基、置換されていてもよいアリールアルケニル基、
    置換されていてもよいヘテロアリールアルケニル基、置
    換されていてもよいピペリジル基、置換されていてもよ
    いピペラジニル基、モルホリニル基、置換されていても
    よい低級シクロアルキル基、テトラヒドロフラニル基、
    テトラヒドロピラニル基、アダマンチル基、置換されて
    いてもよいアミノ基または置換されていてもよいアミド
    基を示す;R4およびR5は同一または相異なって水素原
    子、水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、ニトロ基、低
    級アルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を示
    す。〕で表わされるヘテロジアジノン誘導体もしくはそ
    の塩またはそれらの水和物を含有してなる医薬。
  15. 【請求項15】非N-メチル-D-アスパルテート興奮性ア
    ミノ酸受容体拮抗作用が有効な疾患の治療・予防・改善
    剤である請求項14記載の医薬。
  16. 【請求項16】2-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イ
    ソオキサゾールプロピオン酸受容体拮抗作用が有効な疾
    患の治療・予防・改善剤である請求項14記載の医薬。
  17. 【請求項17】神経変性疾患の治療・予防・改善剤であ
    る請求項14記載の医薬。
  18. 【請求項18】脱髄性神経疾患の治療・予防・改善剤で
    ある請求項14記載の医薬。
  19. 【請求項19】脳虚血・頭部外傷・脊髄損傷後の急性神
    経変性、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性
    側索硬化症、ハンチントン舞踏病、てんかん、疼痛、多
    発性硬化症、脳脊髄炎、ギラン・バレー症候群、マルキ
    ャファーヴァ・ビギャミ病、デビック病、バロ病、HIV
    もしくはHTLV性脊髄炎または白質脳炎の治療・予防・改
    善剤である請求項14記載の医薬。
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