JP2000301618A - インパルスヒートシーラー - Google Patents

インパルスヒートシーラー

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JP2000301618A
JP2000301618A JP2000059614A JP2000059614A JP2000301618A JP 2000301618 A JP2000301618 A JP 2000301618A JP 2000059614 A JP2000059614 A JP 2000059614A JP 2000059614 A JP2000059614 A JP 2000059614A JP 2000301618 A JP2000301618 A JP 2000301618A
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JP
Japan
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heater
heating
heat
temperature
heat sealer
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JP2000059614A
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English (en)
Inventor
Atsunobu Sakamoto
篤信 坂本
Kazuko Sakamoto
和子 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチックを溶着する、インパルスヒートシ
ーラーに関するもので、家庭用として女性が手軽に使え
る弱い挟圧力でシール出来るように、ヒーター及び電源
回路を工夫した。 【構成】ヒーターの断面を半円型にした。又加熱方法を
トランスを省き、サイリスターの位相制御とし、さらに
1秒前後の時間を二分して、例えば最初は通常の1.5
倍と導通角を高くして加熱し、0.5秒経過後は5割と
低くして、導通角切替加熱方式で加熱した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】プラスチックを溶着する、インパ
ルスヒートシーラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インパルスシーラーのヒーターは、ニッ
ケルクロム或いは鉄クロム合金等を素材とした幅2〜5
mm、厚さ0.1〜0.2mm位の帯状の抵抗線を用い
るか、直径0.3〜0.5mm前後の丸線を用いた。帯
線はヒートシールには良かったが、強い挟圧力が必要だ
った。又細い丸線は弱い挟圧力でよかったが、シールは
不確かで、信頼性が無かった。
【0003】そしてその加熱方法は、設定した1秒前後
の短時間、トランスで落とした一定の低電圧で比較的大
電流の電力を通電するものであった。この方法はそれに
合った熱容量のヒーターには適度の温度と熱量が発生し
て具合が良かったが、熱容量の合わない、特に小さい丸
線のヒーターでは、高温でしかも熱不足になりがちであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インパルスシーラーは
家庭にあっても非常に便利な道具なので、普及させたか
ったが、その為にはトランスを省くと共に、女性が手軽
に使える弱い挟圧力でシール出来る必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】ヒーターの断面を半円型
にした。又加熱方法をトランスを省き、サイリスターの
位相制御とし、さらに1秒前後の時間を二分して、例え
ば最初は通常の1.5倍と導通角を高くして加熱し、
0.5秒経過後は5割と低くして、導通角切替加熱方式
で加熱した。
【0006】
【実施例】図1が本発明の断面が直径0.6mmの円の
半分の半円型ヒーター1で、比較のために図2に従来の
5mm幅、厚さ0.1mmの帯線によるヒーター2と
を、それぞれヒートシールしたフィルム3、3′と共
に、大きく拡大した断面図で示した。ヒーター1、2は
それぞれ金属製のプレス機構の台部4の上に、点線で示
しているが絶縁用ガラスクロステープ5で絶縁されて固
定され、フッ素樹脂テープ6でカバーされている。さら
に上方には密着させるのに無くてはならないシリコンゴ
ム7がもう一方のプレス機構の台部4に固定されてい
る。
【0007】このシールしたフィルムをシールの両側か
ら引っ張るとすると、切れる場所はシールが不完全な場
合を除いて、エッジ切れである。つまり図1、2ではフ
ィルムを仮に左側で上下二方向に引っ張るとすると、エ
ッジ切れは文字どおり二枚のフィルムの合わさったばか
りの、矢印の個所で切れるので、以後のシールの幅が長
くても短くても、全く役に立たない。
【0008】ヒーター幅が大きいということは、大きい
総圧力が必要であるということで、その総圧力を出せる
能力が無ければ、かえって単位面積当りの圧力が減り、
シール不良を増大させることになる。つまり切れの無
い、完全なシールが出来るならば、細幅で何ら差し支え
ないということが言える。
【0009】一方高さ、或は挾圧と言うことになれば、
図1、2のヒーターの断面図から分かるように、細いは
ずの半円型ヒーター1が帯状ヒーター2に比較して、高
さが3倍も有るので、その分ゴムや台部の平坦度が悪く
てもよく、華奢なプレス機構には非常に有利であること
が分かる。シールすべきフィルムも多くは0.05〜
0.1mm前後で、2枚重ねても0.1〜0.2mmな
ので、0.3mmはかなり大きい数字であると言える。
【0010】高さでは半円よりも、真円、つまり丸線の
方が有利であるが、実際に使用してみると、ほぼ同じ断
面積の0.45mm直径の丸線ではヒートカットしやす
く、そのヒートカットしたものはシール不良に成りやす
い。その理由は丸線の半分の幅が小さくなる部分で、溶
けたフィルムが充分押圧されないからで、丸線の下にシ
リコンゴムを敷けば良くなる。しかし丸線の鋭利さはそ
のゴムを消耗してしまうので、その取り替え保守が必要
であった。半円線ならばシールは充分な強度を持ち、丸
線の下に敷かなければならないシリコンゴムも不要にな
る。
【0011】図1の半円型ヒーターは業務用とすること
も出来るが、家庭用として軽くて力の要らないものにし
ようとした一例が図3の斜視図に見るクリップ型インパ
ルスシーラー8で、その歯先9に設けたものである。図
では見えないが反対側の歯先にはシリコンゴムが貼って
ある。これは特願平8−346654号に出願したもの
である。
【0012】このクリップ型のプレス機構は、バネ10
で常時口を閉じているクリップや洗濯バサミの形をして
いるので、女性でも取手11を持って簡単に開口でき、
通電終了と同時にプレスをやめてしまいがちの他の手動
式シーラーに比べて、離せば閉じたままなので、加熱後
の冷却中のプレス保持がうまく出来て、押しボタンスイ
ッチ12を押す動作と共にシール強度をさらに増加させ
ることが出来た。
【0013】しかし細い抵抗線による発熱は、その熱容
量が少なく、熱せられやすく冷めやすいので、それなり
の対策を施さねばならない。図4〜図6のようにシート
の温度、例えばシールしようとするフィルムの接合面の
温度を、縦軸に温度T、横軸に経過時間tのグラフで概
略述べると、図4の実線13は従来の太いヒーターの場
合で、タイムアップ時で電流が切られても、ヒーターの
余熱で溶ける温度T1以上の斜線の部分、即ち溶融熱量
が大きく、シールしやすい。
【0014】それに比べて図5の実線14は細いヒータ
ーの場合で、電流を停止した後の温度低下が激しく、溶
ける温度T1以上の溶融熱量が小さい。その為シートが
薄いものはシール出来ても、少し厚くなると熱不足でシ
ール出来なくなる。その為電流を多くすると、破線15
のように山が高くなり、溶融熱量は大きくなりシールは
出来るが、ヒーター回りのフッ素樹脂テープやシリコン
ゴムに悪影響を与える温度T2を越え、それらの消耗が
激しくなり、過熱してしまう。
【0015】そこでヒーター線の下の、ガラスクロスの
絶縁テープを多少でも厚くするなりして、断熱性を上げ
るとともに、図5の点線16のようにゆっくりした加熱
で、通電時間もt2迄2倍近く伸ばすと、T2以下でT
1以上の部分が大きくなり、即ち過熱しない溶融熱量が
多くなり、シールしやすくなる。実際の加熱時間は、シ
ートの厚さにもよるが、従来の1秒前後に対し2〜3秒
近くになるが、これが熱容量の小さいヒーターへの、一
つの対策である。
【0016】しかし電源回路のトランスを省いて、サイ
リスターの位相制御とするとき、図6の実線17のよう
に加熱をきめ細かくして、最初はサイリスターの導通角
を大きくして置き、出力を通常の例えば1.5倍位にし
て急速に立ち上げ、予めタイマーで設定しておいた途中
のt3で最適温度に達したら、以後温度が横這いになる
よう導通角を、出力が例えば5割程度になるよう低くし
て、シールが充分される時間経過後t4に切るようにす
るのである。これなら加熱時間を1秒以内にもすること
が出来る。
【0017】この電源回路は一例をあげれば図7のよう
に、サイリスターの位相制御回路をトランジスターTr
1、2による2個のタイマー回路で制御すればよい。こ
の電源回路ならば図3のクリップ型シーラーの取手11
に内蔵したりして、外部にはコード及びプラグだけとな
り、家庭用として非常に簡便で使いやすいものとするこ
とができる。
【0018】この導通角切替加熱方式は、風船材料のナ
イロンラミネートフィルムのように加工温度が高く、フ
ッ素樹脂テープ等の耐熱限界温度に近いものの加工にも
非常に便利である。千回程度でフッ素樹脂テープが切れ
る加工で、この方法で一万回以上保たせることも出来
た。
【0019】又この加熱方式は、従来の太いヒーター
や、又トランスと併用しても同じように効果を発揮出来
る。又先程の半円型のヒーターもトランスを使用する従
来のヒートシーラーでも使用できる。
【0020】
【発明の効果】半円型ヒーターは信頼性の高いシールが
出来、しかもヒートカットも出来て、そのヒーターを載
せたヒートシーラーは便利なものになった。又ヒーター
に高さがあるので、プレス機構に多少平坦度が無くて
も、又挟圧力が少なくても充分なシールが出来た。
【0021】導通角切替加熱方式は、熱量の小さい細い
半円線のヒーターでも高温発熱部分をカット出来、しか
も充分な熱量を発熱出来るので、どの様な厚さのフィル
ムでもシールが丈夫になったし、これらによってクリッ
プ型のような使いやすい形状にして家庭用に適したもの
も出来た。
【0022】又この導通角切替加熱方式は、従来のトラ
ンスと併用も出来、アルミ蒸着したナイロン、ポリエス
テル等をラミネートしたフィルムによる風船等の加工に
は無くてはならないものになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】半円型ヒーターとフィルムを拡大した断面図
【図2】帯状ヒーターとフィルムを拡大した断面図
【図3】本発明の1例のクリップ型シーラーの斜視図
【図4〜図6】加熱中のフィルムの温度グラフ
【図7】導通角切替加熱方式の一例の配線図
【符号の説明】
1半円型ヒーター 2帯状ヒーター 3フィルム 4プ
レス機構の台部 5絶縁用ガラステープ 6フッ素樹脂テープ 7シリコ
ンゴム 8クリップ型インパルスシーラー 9歯先 10バネ
11取手 12押しボタンスイッチ 13〜17フィルム温度を示
す折線 Tr1、2 トランジスター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒーターが、その断面が半円をなす抵抗線
    であることを特徴とするインパルスヒートシーラー。
  2. 【請求項2】サイリスターの位相制御において、1秒前
    後の加熱時間を二分して、最初は例えば通常の1.5倍
    と導通角を高くして加熱し、予め決めた時間例えば0.
    5秒経過後は、温度上昇が横這いになるよう例えばその
    5割と低くして、通常のセンサーでは感知し得ない短時
    間に、導通角を切換えてヒーターを加熱することを特徴
    とするインパルスヒートシーラー。
  3. 【請求項3】ヒーターが、その断面が半円をなす抵抗線
    であることを特徴とする請求項2のインパルスヒートシ
    ーラー。
JP2000059614A 1996-02-23 2000-01-28 インパルスヒートシーラー Pending JP2000301618A (ja)

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JP6197396 1996-02-23
JP8-61973 1996-02-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102666070A (zh) * 2009-04-10 2012-09-12 坂本笃信 脉冲密封机的由陶瓷覆盖的加热器
WO2022196268A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 坂本篤信 低電圧ジグザグ線のインパルスシーラー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102666070A (zh) * 2009-04-10 2012-09-12 坂本笃信 脉冲密封机的由陶瓷覆盖的加热器
CN102666070B (zh) * 2009-04-10 2016-06-01 坂本笃信 脉冲密封机的由陶瓷覆盖的加热器
WO2022196268A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 坂本篤信 低電圧ジグザグ線のインパルスシーラー

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