JP2000298801A - 回転ヘッド磁気記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド磁気記録再生装置

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JP2000298801A
JP2000298801A JP11103624A JP10362499A JP2000298801A JP 2000298801 A JP2000298801 A JP 2000298801A JP 11103624 A JP11103624 A JP 11103624A JP 10362499 A JP10362499 A JP 10362499A JP 2000298801 A JP2000298801 A JP 2000298801A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic tape
rotary cylinder
speed
reproducing apparatus
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Application number
JP11103624A
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English (en)
Inventor
Koji Watabe
浩治 渡部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転シリンダと磁気テープとの相対速度を上
げたり、磁気ヘッドの数を増やすことなく、信号処理速
度を高速化させること。 【解決手段】 信号処理速度を高速化するには、磁気ヘ
ッドと磁気テープの相対速度を増加させる必要がある。
この場合、磁気ヘッド12と磁気テープ13の接触面が
不安定な状態になる。これを避けるため、回転シリンダ
11の直径を小さくし、回転シリンダ11への磁気テー
プ13の巻き付け角を大きくする。こうすると、磁気ヘ
ッドと磁気テープの相対速度を変化させることなく、信
号処理速度を高速化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転シリンダの磁
気ヘッドの走査により情報を磁気テープに記録する回転
ヘッド磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのデータ補助記憶装置とし
て、DDS装置と呼ばれる回転ヘッド磁気記録再生装置
が用いられている。
【0003】図2はDDS装置に利用される従来の回転
ヘッド磁気記録再生装置の概略構成図である。標準のD
DS装置において、回転シリンダ21は複数、例えば4
つの磁気ヘッド22を搭載し、その直径D1を30mm
φとし、8000rpmの回転速度ω1で回転する。磁
気テープ23の回転シリンダ21に対する巻き付け角θ
1は90度であり、移送速度32.6mm/sで走行す
る。このような条件の場合、磁気ヘッド22と磁気テー
プ23との相対速度は約12.5m/sとなる。
【0004】そしてDDS装置自身の信号処理速度を上
げる方法として、一般的には回転シリンダ21の回転数
を高速化する方法が考えられる。又信号処理速度を上げ
るため、回転シリンダ21の磁気ヘッド22の数を増や
す方法が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合は
回転シリンダ21の磁気ヘッド22と磁気テープ23と
の相対速度が高速になり、磁気ヘッド22と磁気テープ
23の接触状態が安定しなくなるという問題が発生す
る。また後者の場合は磁気ヘッド22の数が増えた分高
コストになる。しかしデータ補助記憶装置の市場では、
低コストで信号処理速度がより高速なDDS装置が要求
されている。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、装置のコストを上げず、且つ
磁気ヘッドと磁気テープの接触状態を悪化させないで、
信号処理速度を高速化できる回転ヘッド磁気記録再生装
置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、標準のDDS装置に用いられる回転シリンダの径を
D1とし、回転数をω1とし、前記回転シリンダに対す
る磁気テープの巻き付け角をθ1とするとき、複数の磁
気ヘッドが搭載され、前記標準DDS装置の回転シリン
ダの径D1より小さい径D2を有し、前記回転数ω1よ
り大きい回転数ω1で回転する回転シリンダと、前記回
転シリンダに対し、前記巻き付け角θ1より大きい巻き
付け角θ2で磁気テープを保持し、前記標準DDS装置
と同一速度で磁気テープを移送する磁気テープ移送手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明は、請求項1の回転
ヘッド磁気記録再生装置において、前記回転シリンダの
磁気ヘッドは、前記標準DDS装置と同一フォーマット
の記録信号が、前記標準DDS装置より高速で入力され
ることを特徴とするものである。
【0009】このような構成によれば、磁気ヘッドを搭
載した回転シリンダの直径を小径にし、且つ磁気記録フ
ォーマットを遵守するために、磁気テープの回転シリン
ダに対する巻き付け角度を変更することにより、磁気テ
ープと磁気ヘッドの相対速度を変化させることなしに、
磁気ヘッドと磁気テープ間でより多くのデータを記録又
は再生することができる。
【0010】
【発明実施の形態】本発明の実施の形態における回転ヘ
ッド磁気記録再生装置について、従来の回転ヘッド磁気
記録再生装置と対比させながら説明する。図1は本実施
の形態における回転ヘッド磁気記録再生装置の概略構成
図である。回転シリンダ11は、複数の磁気ヘッド12
を搭載し、その直径D2を従来例より小さくし、例えば
22mmφとする。そして回転シリンダ11の回転数ω
2を約10900rpmとする。
【0011】テープ案内ポスト及び傾斜ポストと、キャ
プスタン及びピンチローラとからなる磁気テープ移送手
段において、磁気テープ13の回転シリンダ11に対す
る巻き付け角θ2を従来例よりも大きく、例えば約12
2.7度とする。また磁気テープ13の移送速度を従来
例と同様に32.6mm/sにする。このような条件の
場合、磁気ヘッド12と磁気テープ13との相対速度は
従来例と同様に約12.5m/sに保持される。因み
に、回転シリンダ11の回転数を従来例と同一の800
0rpmとした場合、磁気ヘッド12と磁気テープ13
との相対速度は約9.2m/sになる。
【0012】このように、回転シリンダ11の小径化と
回転数の増加、及び磁気テープ13の巻き付け角θ2の
増加より、所定の記録フォーマットを保持しながら、信
号処理速度を従来の方法より約1.36倍に高速化でき
る。また直径D2が22mmφの回転シリンダを用いた
磁気記録再生装置は、他の分野のデジタルVTRとして
最近良く利用されており、その機構的な信頼性も確立さ
れているので、機構面での開発投資は極力低減できる長
所がある。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気記録
性能の安定化のために重要な要因の一つである磁気テー
プと磁気ヘッドの相対速度を変更することなく、磁気記
録装置自身の信号処理速度を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における回転ヘッド磁気記
録再生装置の概略構成図である。
【図2】従来例における回転ヘッド磁気記録再生装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
11 回転シリンダ 12 磁気ヘッド 13 磁気テープ D2 回転シリンダの直径 θ2 巻き付け角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準のDDS装置に用いられる回転シリ
    ンダの径をD1とし、回転数をω1とし、前記回転シリ
    ンダに対する磁気テープの巻き付け角をθ1とすると
    き、 複数の磁気ヘッドが搭載され、前記標準DDS装置の回
    転シリンダの径D1より小さい径D2を有し、前記回転
    数ω1より大きい回転数ω1で回転する回転シリンダ
    と、 前記回転シリンダに対し、前記巻き付け角θ1より大き
    い巻き付け角θ2で磁気テープを保持し、前記標準DD
    S装置と同一速度で磁気テープを移送する磁気テープ移
    送手段と、を具備することを特徴とする回転ヘッド磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記回転シリンダの磁気ヘッドは、 前記標準DDS装置と同一フォーマットの記録信号が、
    前記標準DDS装置より高速で入力されることを特徴と
    する請求項1記載の回転ヘッド磁気記録再生装置。
JP11103624A 1999-04-12 1999-04-12 回転ヘッド磁気記録再生装置 Pending JP2000298801A (ja)

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