JP2000298590A - 発行・引用サービスを提供するメッセージ・ブローカ及び発行・引用環境においてメッセージを処理する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】発行・引用サービスをサポートするメッセージ
・ブローカを提供する。 【解決手段】ブローカは引用側のアプリケーション・プ
ログラムから受け取ったメッセージのコンテントの特性
を識別するように及びそのメッセージ・コンテント特性
の識別を使用して一組のメッセージ・ハンドラ・モジュ
ールのうちのどれにそのメッセージをパスするかを決定
するするように適応する。その選択されたメッセージ・
ハンドラ・モジュールはメッセージを処理し、しかる
後、１つ又は複数の派生メッセージが、このメッセージ
・タイプ又はメッセージ・コンテントがリクエストされ
ている引用側に送られる。望ましくは、１つ又は複数の
メッセージ・ハンドラ・モジュールはマルチメディア処
理モジュールであり、それらはメッセージ・コンテント
における特定のマルチメディア・タイプの識別情報に応
答して選択される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は発行・引用サービス
を提供するメッセージ・ブローカ及び発行・引用環境に
おいてメッセージ・コンテントを処理する方法に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】発行・引用は、受けたい情報のトピック
を選択した情報ユーザ（引用側）の団体に、情報提供側
（発行側）がネットワークを通して情報を電子的に送る
という既知の情報配布機構である。一般に、発行側は単
一のメッセージをブローカに対して発行する。そこで、
ブローカは、そのメッセージのコピー、すなわち、派生
物をどこに送るべきかをそれの登録済み引用記録から決
定する。

【０００３】既知の発行・引用機構は配布リストに依存
している。一般に、配布リストは、高度に構造化された
小型のトランザクション・メッセージに関して必要な経
路指定を得るために非常に単純なロジックを実行する。
会社名又はより特定的なサブジェクトのような特定のサ
ブジェクト分類又はキーワードを、メッセージ・ヘッダ
内に又はその構造化されたメッセージの特定のコンテン
ト・フィールド内に含むすべてのメッセージを受け取る
ように、引用側のアプリケーションを登録することが可
能である。メッセージ・ディクショナリはメッセージの
構造に関する情報を保持し、メッセージ・ブローカを通
過するであろうすべてのメッセージの構造に関する定義
をそのメッセージ・ブローカに提供し、従って、検査の
ためにメッセージ・コンテントからフィールドをアンパ
ックすることを可能にする。メッセージ・ブローカは、
サブジェクト分類又はキーワードを検索するためにメッ
セージ・ヘッダ又はそのコンテントにおけるフィールド
を照会し、しかも、これは引用側アプリケーションの情
報要件のリスト及びメッセージを経路指定するための他
の任意の記憶されたルールと比較され、そのメッセージ
が送られるべきアプリケーションを決定する。

【０００４】登録されたアプリケーションの必要なメッ
セージ・フォーマットを知ることはメッセージ・フォー
マットの変換も可能にする（例えば、着信メッセージの
コンテントはＣＯＢＯＬにおけるものであってもよく、
一方、引用側はこのコンテントが電子メール・メモにお
けるテキストに変換されることを必要とするものであっ
てもよい）。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】これらの既知の発行・
引用機構は高度に構造化されたメッセージしか操作する
ことができない。それは、その単純なロジックが特定の
メッセージ・フィールドのみのコンテントと配布リスト
におけるエントリとの比較を伴うだけのものであるため
である。更に、既知の発行・引用機構は、一般に、経路
決定及びフォーマット変換のための単純なロジックしか
使用しておらず、しかも、テキスト・ベースではないメ
ッセージ・コンテントの更に複雑な処理にまで発行・引
用環境を拡張していない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の局面で
は、発行・引用サービスをサポートするメッセージ・ブ
ローカが提供される。そのサービスでは、ブローカは、
発行側のアプリケーション・プログラムから受け取られ
たメッセージ・コンテントの特性を識別するように、及
びメッセージ・コンテントの特性の識別を使用して一組
のメッセージ・ハンドラ・モジュールのうちのどれにメ
ッセージをパスすべきかを決定するように適応する。そ
の選択されたメッセージ・ハンドラ・モジュールはメッ
セージを処理し、しかる後、このメッセージ・タイプ又
はメッセージ・コンテントがリクエストされていた引用
側に１つ又は複数の派生メッセージが送られる。

【０００７】メッセージ・コンテント特性と一組のメッ
セージ・ハンドラ・モジュールのうちのどれにメッセー
ジを送るべきかを決定するためのロジックとを識別する
機能、及び、望ましくは、１つ又は複数のメッセージ・
ハンドラ・モジュールの処理機能が、メッセージ・ブロ
ーカのオペレーションを相互強調処理すると共にそのメ
ッセージ・ブローカのオペレーションを制御する置換可
能なソフトウエア・コンポーネントにおいて実現可能で
ある。このように或る機能を置換可能なコンポーネント
（Ｊａｖａ Ｂｅａｎ、又は、ＡｃｔｉｖｅＸ コンポ
ーネントのような）に分離することは、メッセージ・ブ
ローカの振る舞いがそのブローカによって使用される特
定のソフトウエア・コンポーネントに従って修正される
ことを可能にする。

【０００８】メッセージ・ブローカは、望ましくは複数
のデータ処理システムの各々にインストールされた相互
強調処理するメッセージ・ブローカ・ソフトウエア・コ
ンポーネントを持った分散ブローカ・インフラストラク
チャを含むものでよい。メッセージは、各システムの能
力及び識別されたメッセージ特性に従って種々の処理シ
ステムに送られる。例えば、或る処理システムは効率的
なＳＱＬデータベース・アクセスを提供するためにデー
タベースに接続されてもよく、一方、別のシステムは高
速の浮動小数点演算を遂行する能力のようなイメージ処
理のための特定の機能を持つものでもよい。従って、分
散ブローカ・サービスというメッセージ・ブローカのイ
ンテリジェント選択は、本発明のメッセージ・コンテン
ト特性の識別を使用して達成することができる。

【０００９】第２の局面では、本発明は発行・引用サー
ビスをサポートするメッセージ・ブローカを提供する。
そのサービスでは、メッセージ・ブローカは発行側のア
プリケーション・プログラムから受け取ったメッセージ
における非英数字のメッセージ・コンテント（即ち、テ
キスト・ベース又は数字ベースではなく、或いはテキス
ト又は数字のディジタル表示又は他の符号化表示でもな
いコンテント）を識別するように、及び非英数字のメッ
セージ・コンテントの識別を使用して複数のメッセージ
・ハンドラ・モジュールのうちのどれにメッセージを送
るべきかを決定するように適応する。その選択されたメ
ッセージ・ハンドラ・モジュールはそのメッセージを処
理し、従って、このメッセージ・タイプ又はメッセージ
・コンテントがリクエストされていた引用側に、派生メ
ッセージがメッセージ・ブローカによって送られる。

【００１０】１つ又は複数のその選択可能なメッセージ
・ハンドラ・モジュールは、望ましくは、メッセージに
おけるマルチメディア・コンテントに関して１つ又は複
数の特定の処理オペレーションを遂行するように及び１
つ又は複数のその結果の修正されたメッセージ又は派生
メッセージをブローカに送り戻すように適応するマルチ
メディア処理モジュールである。メッセージが非英数字
のコンテントを含んでいるということが認識されると、
ブローカは、そのようなコンテントを処理するように適
応したマルチメディア処理モジュールのような処理モジ
ュールへ着信メッセージを送る。その処理モジュールは
メッセージのコンテントを操作し、１つ又は複数の派生
メッセージをメッセージ・ブローカに送り戻し、その
後、メッセージ・ブローカは、その派生メッセージを関
連の引用側のアプリケーション・プログラムに送る。

【００１１】従って、発行・引用機能は、マルチメディ
ア・コンテントのような非英数字のコンテントと、メッ
セージ・ブローカ又は関連のメッセージ・ハンドラ・モ
ジュールに対するその非英数字のコンテントを処理する
ための要件を含む引用側の要件とを含んだメッセージを
含む任意のタイプのメッセージをサポートするように本
発明によって拡張された。本発明以前は、如何なる非英
数字のメッセージ・コンテントの識別及び検索も、各ス
キャンされたメッセージに対して特定の照会が構成され
ることを必要としたであろうし、従って、既知の発行・
引用機構を使用した場合、引用側が必要とする形式にお
けるマルチメディアの知的な配布を処理することはでき
なかった。

【００１２】本発明の一実施例によれば、メッセージ・
ブローカは、引用側の指定された要件に従って及び受け
取ったメッセージの特性に従って、選択されたマルチメ
ディア処理モジュールによってどのような特定のオペレ
ーションが遂行されるべきかということに関する決定を
行う。別の方法として、或る選択された処理モジュール
は、どの引用側がどのタイプの出力を必要とするかをブ
ローカがその後にチェックするだけで、引用側の要件に
関係なく標準的なセットのオペレーションを遂行しても
よい。

【００１３】非英数字のコンテントは、例えば、音声又
はイメージ・データ、或いは実行可能なプログラム・コ
ードを含む任意のバイナリ・データであってもよい。１
つの例は、ラジオ局によって放送された題材を表す波形
データを含むメッセージを受信するためにブローカが接
続されるという場合である。ブローカは、そのメッセー
ジが音声コンテントを含むことを認識し、次のような機
能を遂行する特定のメッセージ・ハンドラ・モジュール
にそのメッセージを送る。すなわち、その機能とは、音
声データからウォータマーク（ｗａｔｅｒｍａｒｋ）を
検索し、著作権の所有者及びそれらの題材のデータベー
スとそのウォータマークを比較して関連の所有者及び題
材を識別し、著作権の所有者に対して発行されるべきメ
ッセージを生成して、特定の著作権作業が特定の日及び
時間に特定のラジオ局によって放送されたことをそれら
に知らせる、という機能である。これは、著作権の所有
者が実施料の支払いを求めることを可能にするであろ
う。第２の例は、或る着信メッセージが衛星によって捕
捉された生のイメージ・データを含む場合である。着信
メッセージは種々の解像度のイメージのセットを作成す
るように処理され、従って、種々の引用側のリクエスト
に応答して配布するための適当な解像度のイメージが利
用可能である。衛星イメージは、発行されたメッセージ
がクロップ分類マップのような派生情報を含むように処
理することも可能である。

【００１４】上記の例は、処理モジュールがその受け取
られたメッセージ・コンテントのかなりの修正又は変更
を伴うということ、即ち、引用側にその後配布されたメ
ッセージが特定の引用側の要件に関連した抽出データ、
処理データ、又は派生データを含み得るということに注
意してほしい。又、メッセージ・コンテントの特性及び
（又は）引用側の要件によって決定されるように、引用
側に送られたメッセージ（本願では、「派生」メッセー
ジと呼ばれる）が発行側によって発行されたメッセージ
と同じコンテントを含むことが適当であるという例もあ
り得る。本発明のマルチメディア・コンテントの識別及
び適当なハンドラ・モジュールのその後の選択はこれら
の後者のケースに同様に適用可能である。

【００１５】本発明の望ましい実施例によるメッセージ
・ブローカは単一の特定のメッセージ構造に限定されな
いし、或いは、構造化されたメッセージにおける特定の
フィールドのコンテントをスキャンすることにも限定さ
れず、受け取られたメッセージのコンテントをスキャン
するように及びそのメッセージにおける非英数字のエレ
メントを識別するように適応する。例えば、メッセージ
・ブローカは、或るトピックスが非英数字のコンテント
という可能性を有する場合にトピック・ストリングを捜
すように、及び特定のイメージ・フォーマットの構造を
表す認識可能なバイト・シーケンス（例えば、ＧＩＦ、
ＴＩＦＦ、及びＪＰＥＧファイルは認識可能な初期バイ
ト・シーケンスを有する）を捜すように適応し得る。

【００１６】

【発明の実施の形態】ネットワーク内の種々のコンピュ
ータにおいて稼働するアプリケーション・プログラム
は、ＩＢＭ社のＭＱＳｅｒｉｅｓのメッセージ・キュー
イング・ソフトウエア製品のようなメッセージング製品
を使用してコミュニケートすること、従って相互協調処
理することを可能にされる。メッセージ・キューイング
製品及び商業的に入手可能なメッセージ・キューイング
製品が、１９９４年 McGraw-Hill 社発行の B.Blakele
y, H.Harris 及び R.Lewis 著の「ＭＱＩを使用するメ
ッセージング及びキューイング "Messaging and Queuin
g Using the MQI"」と題した文献、及びＩＢＭ社から入
手可能な次のような文献、即ち、「メッセージング及び
キューイング入門 "An Introduction to Messaging and
Queuing"」（ＩＢＭ文書番号 GC33-0805-00）及び「Ｍ
ＱＳｅｒｉｅｓ メッセージ・キュー・インターフェー
ス技術解説書 "MQSeries - Message Queue Interface T
echnical Reference」（ＩＢＭ文書番号 SC33-0850-0
1）に開示されている。メッセージ・キューイングを使
用してコンピュータがコミュニケートするネットワーク
は、インターネット、イントラネット、或いは任意のコ
ンピュータ・ネットワークであってもよい。なお、ＩＢ
Ｍ及びＭＱＳｅｒｉｅｓはＩＢＭ社の商標である。

【００１７】ＩＢＭ社のＭＱＳｅｒｉｅｓメッセージン
グ・ソフトウエア製品は、システム障害又は通信障害の
場合でさえも、保証された一度の、しかも、一度限りの
メッセージ配布を行うメッセージング・プロトコルに従
って論理的作業単位内でメッセージを同期化するトラン
ザクション・メッセージング・サポートを提供する。Ｍ
ＱＳｅｒｉｅｓ製品は、メッセージが受信側のシステム
によって安全に記憶されたことを確認されるまでそのメ
ッセージを送信側のシステムから最終的に削除しないこ
とによって、保証された配布を提供する。記憶の成功を
確認した時のメッセージ転送をコミットする前では、送
信側のシステムにおける記憶装置からのメッセージの削
除及び受信側のシステムおける記憶装置へのメッセージ
の挿入の両方とも「不確実な状態」のままであり、失敗
の場合には原子的に取り消し可能である。このメッセー
ジ伝送プロトコルは、国際特許出願ＷＯ９５／１０８０
５号及び米国特許第５,４６５,３２８号に開示されてい
る。

【００１８】ＭＱＳｅｒｉｅｓ製品により提供されるメ
ッセージ・キューイング・プログラム間コミュニケーシ
ョン・サポートは、各アプリケーション・プログラムが
他の任意のターゲット・アプリケーション・プログラム
の入力キューにメッセージを送ることを可能にし、各タ
ーゲット・アプリケーション・プログラムは、これらの
メッセージを、処理のためにそれの入力キューから非同
期的に取り出すことができる。これは、分散型異種コン
ピュータ・ネットワークに拡大し得るアプリケーション
・プログラムの保証されたメッセージ配布を提供する
が、アプリケーション・プログラム間の生じ得る相互接
続のマップにおいて大きな複雑さが存在し得る。

【００１９】この複雑さは、すべてのシステム相互間の
直接接続を持つ代わりに、他のすべてのシステムが接続
しているコミュニケーション・ハブをそのネットワーク
・アーキテクチャに含むことによって非常に単純化する
ことができる。そこで、インテリジェント・メッセージ
経路指定及びアプリケーションの統合を行うために、メ
ッセージ・ブローカ機能をコミュニケーション・ハブに
設けることが可能である。一般に、メッセージ・ブロー
カ機能は、メッセージ・ヘッダに含まれたメッセージ
「トピック」情報を使用してビジネス・ルール及び種々
のアプリケーション・プログラムの情報要件に従いメッ
セージを知的に経路指定する能力、及びターゲット・ア
プリケーション又はシステムのメッセージ・フォーマッ
ト要件の知識を使用してメッセージ・フォーマットを変
換する能力を含む。そのようなブローカ機能はＩＢＭ社
のＭＱＳｅｒｉｅｓ Ｉｎｔｅｇｒａｔｏｒソフトウエ
ア製品によって提供されるし、そのソフトウエア製品
は、ＩＢＭ社のＭＱＳｅｒｉｅｓメッセージング製品を
使用してアプリケーション・プログラム相互間で交換さ
れるメッセージに対するサービスを提供する。

【００２０】ユーザに最も近いトップにおけるアプリケ
ーション・プログラムを持ったこれらの種々のコンポー
ネントのハイアラーキ的観点が選択される場合、メッセ
ージ・ブローカ・コンポーネントはアプリケーション・
プログラムとメッセージ配送ソフトウエアとの間にある
次の層に落ち着く。

【００２１】本発明によれば、メッセージ・ブローカ・
ソフトウエア製品又はソフトウエア・コンポーネント
が、情報配布のための発行・引用機構をサポートするた
めに及びメッセージ・コンテントの更に複雑な処理を含
むべくその機構を拡張するために適応可能である。

【００２２】図１は、発行側のアプリケーション・プロ
グラム１０と引用側のアプリケーション・プログラム２
０との間における、本発明によるメッセージ・ブローカ
３０を介したメッセージ・フローの概要を示す。本発明
の望ましい実施例によるメッセージ・ブローカ３０は、
コンピュータ・システム１００上で走るメッセージ配送
ソフトウエア製品（メッセージング・マネージャ）９０
と相互協調処理するソフトウエア・コンポーネントとし
て実現される。コンピュータ・システム１００には、通
信ネットワークを介してすべての発行側のアプリケーシ
ョンが接続される。しかし、次の段落において説明する
ように、ブローカ機能は、ネットワークを介して接続さ
れた複数のメッセージ・ブローカ・コンポーネントにわ
たって分散可能である。従って、メッセージ・ブローカ
（単一のコンポーネント又は分散したコンポーネントで
あろうと）は発行されたすべてのメッセージを受信する
ように接続される。各アプリケーション・プログラム
は、ネットワークにまたがる複雑なプログラム間のコミ
ュニケーションを処理するメッセージ配布製品（メッセ
ージング・マネージャ）９０'と関連づけられ、各メッ
セージ・ブローカはローカル・コンピュータ・システム
におけるメッセージ配布祖ストウエア製品９０とも関連
づけられる。

【００２３】前述のように、コミュニケーション・ハブ
における単一のメッセージ・ブローカの代わりに、その
ハブは、相互にコミュニケートするブローカ３０の分散
型集合体より成るものでもよい。これらのブローカ３０
は引用リストを共用し、冗長なスケーラブル分散ブロー
カ・インフラストラクチャを提供する。そのような分散
ブローカ・インフラストラクチャによって提供されるメ
ッセージ・ブローカ・サービスは、分散環境における複
数のプロセッサの１つをそれらの機能的能力に関して選
択するための本発明のメッセージ・コンテント識別特性
及びメッセージの処理が最適化されるようなメッセージ
特性を使用することによって機能強化され得るものであ
る。例えば、データベースへの直接接続を有するシステ
ム上にメッセージ・ブローカ機能の一部分が設けられる
場合、すべてのＳＱＬ照会をそのシステムに送ることに
よってＳＱＬ照会の効率を最適化することが可能であ
る。イメージに対する処理能力を特別のシステム上にメ
ッセージ・ブローカ機能の第２部分が設けられる場合、
イメージを含むすべてのメッセージがそのシステムに送
られてもよい。

【００２４】理解を容易にするために、以下の説明は、
すべての発行されたメッセージが送られる単一のデータ
処理システムに設けられた単一のメッセージ・ブローカ
に言及することにする。メッセージ・ブローカによって
メッセージが受信される時、そのブローカにおけるメッ
セージ分析コンポーネント６０は、先ず、トピック又は
サブジェクト識別子に関してメッセージ・ヘッダを調べ
る（図３のステップ１２０参照）。メッセージ発行側の
アプリケーションは、そのメッセージのサブジェクト
が、例えば、ＩＢＭ社又はゼネラル・モーターズ社に対
する株価であることを表すために、メッセージ・ヘッダ
の関連フィールドに、それぞれ、"STOCK/COMPUTERS/IB
M" 又は "STOCK/AUTOS/GM" を入れることによって、メ
ッセージ・トピック又はサブジェクトを識別してもよ
い。引用側は、例えば、すべてのコンピュータ会社の株
価に対して "STOCK/COMPUTERS/*" を指定することによ
って又はＩＢＭ社に関連するすべてのメッセージに対し
て "*/IBM" を指定することによって、同様の方法でメ
ッセージを受けることを望んでいるサブジェクトを指定
することができる。

【００２５】メッセージ・ブローカは、メッセージ・ヘ
ッダから検索されたすべてのトピック識別子を引用側の
情報要件のリストと比較し、どの引用側がこのメッセー
ジを受信することを望んでいるかを識別するルール・エ
ンジン４０を含む。更に、トピック識別子は、或る非英
数字のメッセージ・コンテントが存在することを意味す
るものと知られているトピック識別子のリストと比較さ
れる（ステップ１３０）。１つの例示的な実施方法で
は、メッセージ発行側のアプリケーションは、その発行
側が非英数字のコンテントを含むメッセージを発行しよ
うとしている時に使用されるべきトピック識別子コード
のリストを含む情報を（登録プロセスの一部として）ブ
ローカに与える。

【００２６】別の方法として、登録プロセスは、何らか
の非テキストのコンテントが存在するかどうかを決定す
るためにそのようなメッセージのコンテントを更に分析
する必要がないということを表すために、テキスト・ベ
ースのコンテントを含むだけのメッセージ・トピックを
発行側が指定することを伴ってもよい。

【００２７】第２に、メッセージ・トピック識別子を検
索及び解釈しようとする試みがメッセージを処理する方
法に関する最終的な決定を可能にするものではない場
合、メッセージ・ブローカの分析コンポーネント６０
は、特定のコンテント・タイプを表すバイト・シーケン
スを求めてメッセージのコンテントをスキャンする（ス
テップ１４０）。分析コンポーネント６０はメッセージ
・コンテントからのバイト・シーケンスを、特定のコン
テント・タイプの特定の構造を表すバイト・シーケンス
のディクショナリと比較する（ステップ１５０）。例え
ば、ＧＩＦ、ＴＩＦＦ及びＪＰＥＧはそれぞれ特徴ある
バイト構造を有する。そのコンテント・スキャニング・
ステップは音声コンテント及びイメージを識別すること
ができ、イメージ・フォーマットを分解することができ
る。メッセージは、インターネット・ウェブ・ブラウザ
による表示のためにデータのフォーマットを記述したＨ
ＴＭＬ（ハイパーテキスト・マークアップ言語）コード
又はＸＭＬ（拡張可能マークアップ言語）コードのよう
なプログラム・コードも含むこともできるであろう。メ
ッセージ・コンテント・スキャニング・ステップは、そ
れぞれのタグ・ディクショナリを参照することによって
ＸＭＬ又はＨＴＭＬを認識するように容易に実現可能で
ある。

【００２８】この調査を遂行してしまうと、非英数字の
メッセージ・コンテントを有するものとして識別された
すべてのメッセージが、一組のメッセージ・ハンドラ
（マルチメディア処理）モジュール７０のうちの適切な
選択された１つにおける入力バッファに送られる（ステ
ップ１７０）。なお、そのモジュールは、非英数字のコ
ンテントがイメージ又は音声情報であるか、或いは他の
何らかのデータ・タイプであるかに従って選択される
（ステップ１６０）。

【００２９】前述のＸＭＬメッセージ・コンテントの例
を使用すると、ＸＭＬコンテントの調査は特定のマルチ
メディア・コンテントの存在を表すことができ、それを
処理すべき方法の決定に関連するそのコンテントの特性
を示すことができるであろう。しかも、或る状況では、
ＸＭＬフォーマットは、その識別されたコンテントを適
切に処理するために必要とされる１つ又は複数のコード
・モジュールを提供するためにも使用可能であろう。

【００３０】マルチメディア処理モジュールを含むメッ
セージ・ハンドラ・モジュール７０の集合体はオブジェ
クト・ライブラリ８０においてオブジェクトとして保持
され、受信されたメッセージに関する処理オペレーショ
ンを遂行するために特定のメッセージ・ハンドラ・モジ
ュール７０に対する要件に関するブローカの決定に応答
してインスタンス化可能である。メッセージ・ブローカ
３０はメッセージ・ハンドラ・モジュール７０の選択に
応答して、そのモジュールが既に走っているかどうか
（即ち、前のメッセージの受信時にインスタンス化され
たかどうか）をチェックし、それが走っている場合、そ
のメッセージ・ハンドラ・モジュールによる処理のため
に入力バッファにおいてそのメッセージをキューする。
その要求されたメッセージ・ハンドラ・モジュールが走
ってない場合、それはインスタンス化され、メッセージ
は処理のためにハンドラ・モジュールの入力バッファに
送られる。

【００３１】本発明の１つの簡単な実施例では、イメー
ジ・コンテントを含むすべてのメッセージが単一のイメ
ージ・プロセッサ・モジュールに送られる。同様に、音
声データを含むすべてのメッセージが単一の音声処理モ
ジュールに送られ、他の識別可能なデータ・タイプを含
むメッセージがそのタイプに対するそれぞれの処理モジ
ュールに送られる。これは一連の処理ステップを通して
単一のメッセージを送ることを必要とすることがある。
その場合、それらの処理ステップの各々は、メッセージ
が複数のコンテント・タイプを含む場合に各ステップが
異なるメッセージ・ハンドラ・モジュールによって遂行
される。引用側を望ましくないプログラム・コードから
保護するために、発行を許可する前に認証（例えば、デ
ィジタル署名検証又はウィルス・チェック）を行う処理
モジュールに、実行可能なコードを含むメッセージが送
られてもよい。このように各タイプのメッセージ・コン
テントに対して単一のメッセージ・ハンドラ・モジュー
ルを設けることは、適切なメッセージ・ハンドラ・モジ
ュールが着信メッセージの比較的簡単な分析によって選
択され得ることを意味する。

【００３２】本発明の一実施例では、或る選択されたメ
ッセージ・ハンドラ・モジュールが汎用セットの処理オ
ペレーションを遂行する。すなわち、そのハンドラ・モ
ジュールに送られるすべてのメッセージに関して同じオ
ペレーションのセットが遂行される。しかし、これは多
くのメッセージ・ハンドラ・モジュールに対する最適な
実施方法ではない。

【００３３】本発明の望ましい実施例では、選択された
メッセージ・ハンドラ・モジュールによって遂行される
処理は、個々の引用側のアプリケーションに関する指定
された要件及び受信されたメッセージの特定の特性によ
って決定される。従って、メッセージ・ハンドラ・モジ
ュールの選択に続いて、メッセージ・ブローカは、その
受信されたメッセージの特定のトピック又はタイプに応
答して１つの発行されたメッセージを受信するための要
件をどの引用側のアプリケーション・プログラムが指定
したかを決定し（ステップ１８０）、しかる後、その選
択されたメッセージ・ハンドラ・モジュールにそのイメ
ージと共に入力されるタスク記述を発生するために各引
用側の要件が使用される。

【００３４】そこで、その選択されたメッセージ・ハン
ドラ・モジュールは関連のタスク記述に従ってメッセー
ジ・コンテントに関するオペレーションを遂行し（ステ
ップ１９０）、その結果生じたメッセージを関連の引用
側に配布するためにメッセージ・ブローカに返送する。

【００３５】本発明の更なる実施例では、メッセージ・
ハンドラ・モジュールの実際の選択自体が引用側のアプ
リケーション・プログラムの指定された要件に依存す
る。それは、引用側の要件に対する参照が、その後、代
わりに選択ステップの一部としてブローカによって行わ
れることを意味する。

【００３６】次に、本発明によるメッセージ処理及びブ
ローカ機能に関する数多くの例に関連して本発明の機能
を説明することする。

【００３７】軌道を回る衛星によって捕捉された地球の
表面のイメージを含むメッセージを発行するように設定
されたコンピュータ・システムを考察することにする。
情報を得る機構は、その捕捉されたイメージに含まれた
特定のデータを受信する場合に関連する他の機構に引用
サービスを提供することによって、それらのデータを検
索及び処理するコストを共用することができる。この第
１システムにおける発行側のアプリケーション・プログ
ラムは生の捕捉されたイメージを含むメッセージを周期
的に発生し、これらのメッセージをメッセージ・ブロー
カに送る。メッセージ・ブローカはそれらのメッセージ
を受信時に分析し（ステップ１２０乃至１５０）、それ
らのメッセージにおけるイメージの存在を（上述のよう
に、任意の認識されたメッセージ・トピック識別子と既
知のトピックとの比較及びメッセージ・コンテントのス
キャニングの結合によって）識別する。

【００３８】イメージの認識に応答して、メッセージ・
ブローカは、イメージ処理のメッセージ・ハンドラ・モ
ジュールにそのメッセージが送られなければならないこ
とを決定する（ステップ１６０）。そこで、ブローカは
トピック識別子を使用して引用側の要件の記録をチェッ
クし（ステップ１８０）、このトピックに関連したメッ
セージを受信するための要件をどの引用側が登録してい
るかを決定し、どの特定のデータ要件がそれらの引用側
によって指定されたかを決定する。例えば、特定の発行
側者の機構を名称づけるトピック識別子を含むメッセー
ジをメッセージ・ブローカが受信する時、第１の引用側
は、そのメッセージをセットされべき引用側に対する要
件を持ったメッセージ・ブローカを登録してもよい。引
用側は、その発行側の機構からのすべての受信されたメ
ッセージが、その捕捉された生のイメージから識別可能
なクロップの分類を示す派生イメージを生成するように
それらのイメージ・コンテントを処理されなければなら
ないことを指定してもよい。更に、引用側は、必要なタ
イプにメッセージを有意的に変換するための処理を必要
とする出力タイプを指定してもよい。例えば、引用側の
アプリケーション・プログラムが音声出力装置に接続さ
れる場合、すべてのメッセージが波形出力ファイルに変
換されることが必要であってもよく、一方、他の引用側
のアプリケーション・プログラムは、メッセージが電子
メール・メモとして送られることを必要とする電子メー
ル・プログラムであってもよい。

【００３９】受信されたメッセージのイメージ・コンテ
ントを必要な方法で処理するために遂行されるべきオペ
レーションを記述したタスク・デスクリプションが発生
される。そこで、そのタスク・デスクリプション及び受
信されたメッセージは選択されたイメージ処理のメッセ
ージ・ハンドラ・モジュールに送られる（ステップ１７
０）。このメッセージ・ハンドラ・モジュールは上述の
処理オペレーションのシーケンスを遂行し（ステップ１
９０）、しかる後、新たに処理されたイメージ・データ
を含む新しいメッセージをメッセージ・ブローカに返送
する。

【００４０】そこで、メッセージ・ブローカは、この情
報要件を指定した引用側にその新しいメッセージを送る
（ステップ２００）。最終的な派生メッセージを（ルー
ル・エンジン４０の制御の下に）引用側の情報要件に従
ってこのように引用側に経路指定することは、従来技術
のメッセージ・ブローカによって遂行される経路指定と
全く同じである。従って、本発明はコンテント・タイプ
の特定の処理をメッセージ・コンテントに施すことを可
能にし、しかも、関連する引用側を識別するためのビジ
ネス・ロジックを使用する別の方法の一般的な発行・引
用システムのコンテキスト内に組み込まれるべき単一の
特定のメッセージ構造に頼ることなく、その機能がメッ
セージの適正な処理を遂行することを可能にする。

【００４１】本発明の望ましい実施例では、メッセージ
・ハンドラにおけるトピック識別子に頼ることなくメッ
セージ・ハンドラ・モジュールを選択するために、メッ
セージ・コンテント・タイプが使用される。メッセージ
・ブローカの分析コンポーネント６０はメッセージ・コ
ンテントをスキャンする（しかも、これは、すべての場
合に、又はどのメッセージ・ハンドラ・モジュールを選
択すべきかをメッセージ・ハンドラの照会が決定するに
は十分でない場合にのみ行うことができる）。イメージ
がこのスキャン・ステップによってメッセージ・コンテ
ントにおいて識別される時、イメージはウォータマーク
抽出プロセスを受け、それに続くそのウォータマークの
分析によって、どのメッセージ・ハンドラ・モジュール
が選択されるべきか又はどの特定の処理オペレーション
がイメージ関して遂行されるべきかを識別するに十分な
情報をこれが含んでいるかどうかが決定される。これ
は、特定の引用側要件を調べる前に、本発明の実施方法
に関するハンドラ選択ステージの遂行を可能にし、しか
も、恐らく、メッセージ・コンテント処理ステージの遂
行も可能にし得る。

【００４２】必要な処理オペレーションを決定するため
に、同様のウォータマーク抽出及び分析が、前述のよう
に、メッセージにおける音声データに対しても実施可能
である。

【００４３】本発明の望ましい実施例によるメッセージ
・ブローカは、メッセージ・ヘッダ内のテキスト・ベー
スの情報及びメッセージのコンテント内のテキスト・ベ
ースのデータの分析に依存するロジックを使用して、そ
のブローカが着信メッセージを受け取ったことに応答し
て特定の引用側がメッセージを受信しなければならない
かどうかを決定することもできる。すなわち、本発明の
マルチメディア処理の局面に加えて、本発明によるブロ
ーカによって遂行されるテキスト処理は、或る会社（CO
MPANYNAME）の株価を、その株価が閾値価格を超えた時
にのみ通知されるための要件のような引用側の情報要件
を処理することを含み得る。引用側は、メッセージ・ヘ
ッダから識別されるべきトピック識別子として "STOCK/
COMPUTERS/COMPANYNAME" を指定してもよく、メッセー
ジがその引用側に送られるべきかどうかを決定するため
に、受信されたメッセージのコンテント内の株価フィー
ルドのスキャンを必要とするフィルタとして "PRICE: >
$150" を識別してもよい。コンテント分析は構造化照
会言語の表記法を使用する照会又は或る条件が真である
かどうか（例えば、COMPANYNAME 株の値 ＞ $150）をテ
ストすることと同様の照会によってインプリメント可能
である。

【００４４】本発明を実施するメッセージ・ブローカの
オペレーションの更なる例では、コンテント照会は、従
来技術のシステムにおいて知られている単純なビジネス
・ロジックの代わりにマルチメディア・コンテント分析
を伴ってもよい。例えば、引用側は、起こり得る商標の
侵害を調査する１つの方法としてイメージの右上の方向
に１つの赤い円を含む如何なるイメージを受信する場合
にもインタレスト登録してもよいし、或いは或るクラス
のイメージを表す１つの例示的イメージ又は一組のイメ
ージと十分に同じである如何なるイメージを受信する場
合にもインタレスト登録してもよい。

【００４５】そのような例示的イメージに応答したイメ
ージ・マッチング又はそれらが一致することを望んでい
るイメージの特徴に関するユーザ記述を可能にするテク
ノロジが利用可能である（例えば、米国特許第５,５７
９,４７１号に開示されたＩＢＭ社のイメージ・コンテ
ント照会（ＱＢＩＣ）テクノロジ）。着信イメージはク
ラス代表よりなるＱＢＩＣカタログに対する照会として
走るであろう。その結果は一組の距離測定である。メッ
セージにおけるイメージが例示的イメージ又はリクエス
トされた特徴に如何に近いかを、ファジー・マッチング
・アルゴリズムが確立する。従って、引用基準（特定の
閾値によって定義された所与の許容度内の）に適合した
メッセージだけが引用ユーザに配布されることを可能に
するために、伝統的な発行・引用ブローカにおける引用
登録機構がマルチメディア特徴の定義及びマルチメディ
ア特徴の比較を使用して機能強化可能である。

【００４６】ＱＢＩＣの例は、メッセージ・コンテント
特性の識別が、或るメッセージ・コンテント・タイプの
存在を認識する（一般には、所与のバイト・シーケンス
の正確な一致を使用して）ステップ及び、その後、その
認識されたバイト・シーケンスにおいて固有の特性以外
にイメージ・コンテント特性（そのコンテントが定義さ
れたパラメータ又は例示イメージに或る許容度内で一致
するかどうかというような）を識別するステップを含み
得ることを示す。

【００４７】これらのステップに続いて、どのような処
理を遂行すべきか及びどのようにそれを行うべきかに関
する決定が行われる。このステップを実施する方法に関
して本発明の範囲内でかなりの融通性がある。その判断
は、記憶された比較的融通性のない方法、或いは発行側
及び引用側の両方からの入力に依存する動的な方法を使
用することができる。引用側は、或る特定の処理オペレ
ーションを１つの引用側として登録する時、派生メッセ
ージを生成するためには、それがメッセージ上で遂行さ
れる必要があることを指定してもよい。これの例に関し
ては前に説明した。

【００４８】前述のように、メッセージ・コンテント特
性を識別する機能、一組のメッセージ・ハンドラ・モジ
ュールのうちのどれにメッセージを送るべきかを決定す
るためのロジック、更に、望ましくは、１つ又は複数の
メッセージ・ハンドラ・モジュールの処理機能は、メッ
セージ・ブローカと相互協調処理し及びメッセージ・ブ
ローカのオペレーションを制御する置換可能なソフトウ
エア・コンポーネント（Ｊａｖａ Ｂｅａｎ、又は、Ａ
ｃｔｉｖｅＸ コンポーネントのような）において実現
可能である。このように或る機能を置換可能なコンポー
ネントに分離することは、メッセージ・ブローカの振る
舞いが、そのブローカによって使用される特定のソフト
ウエア・コンポーネントに従って修正されることを可能
にする。更に、それは、新しいメッセージ特徴ディクシ
ョナリを、それらが使用可能になった時にオブジェクト
・ライブラリにロードすることによるというような新し
い機能が常に加えられることを可能にし、それによっ
て、メッセージ・ブローカが新しいメッセージ・コンテ
ント・タイプを認識することを可能にする。

【００４９】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。

【００５０】（１）発行側のアプリケーション・プログ
ラムからメッセージを受け取り、しかる後、引用側の要
件に従って引用側のアプリケーション・プログラムにメ
ッセージを送ることによって発行・引用サービスをサポ
ートするためのメッセージ・ブローカにして、発行側の
アプリケーション・プログラムから受け取られたメッセ
ージにおける非英数字のメッセージ・コンテントを識別
するためのメッセージ分析コンポーネントと、前記非英
数字のメッセージ・コンテントの識別を使用して一組の
メッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前記メッセ
ージをパスすべきかを決定するためのセレクタと、パス
されたメッセージを処理して１つ又は複数の派生メッセ
ージを生成するための選択可能な前記一組のメッセージ
・ハンドラ・モジュールと、引用側のアプリケーション
・プログラムの要件を記憶するリポジトリをアクセスす
るための手段と、前記リポジトリに記憶された引用側の
アプリケーション・プログラムの要件に応答して派生メ
ッセージを、該派生メッセージを必要とする引用側のア
プリケーション・プログラムに送るための手段と、を含
むメッセージ・ブローカ。 （２）受け取られたメッセージに関してどの処理オペレ
ーションが前記メッセージ・ハンドラ・モジュールによ
って遂行されるべきかを決定するために前記引用側の要
件のリポジトリをアクセスするように適応する上記
（１）に記載のメッセージ・ブローカ。 （３）前記セレクタは受け取られたメッセージにおける
非英数字のメッセージ・コンテントのタイプが前記メッ
セージ分析コンポーネントによって識別されたことに応
答して前記一組のメッセージ・ハンドラ・モジュールの
１つを選択するように適応することを特徴とする上記
（１）又は上記（２）に記載のメッセージ・ブローカ。 （４）前記メッセージ分析コンポーネントは特定のタイ
プのマルチメディア・メッセージ・コンテントを表す構
造を識別するために前記メッセージ・コンテントにおけ
るバイト・シーケンスを分析するための手段を含むこと
を特徴とする上記（３）に記載のメッセージ・ブロー
カ。 （５）前記メッセージ分析コンポーネントは、受け取ら
れたメッセージに対するウォータマーク検索オペレーシ
ョンを実施するように適応し、前記一組のメッセージ・
ハンドラ・モジュールのどれに前記メッセージをパスす
べきかの決定を容易にする前記メッセージに含まれた情
報を識別するために、該検索されたウォータマークを分
析するように適応することを特徴とする上記（１）乃至
上記（４）のうちの１つに記載のメッセージ・ブロー
カ。 （６）１つ又は複数の前記メッセージ・ハンドラ・モジ
ュールは、当該メッセージ・ハンドラ・モジュールにパ
スされたメッセージに対するウォータマーク検索オペレ
ーションを実施するように、及び検索されたウォータマ
ークを分析して、当該メッセージ・ハンドラ・モジュー
ルにより前記メッセージに関してどのような処理オペレ
ーションが遂行されるべきかの決定を容易にする情報を
識別するように適応することを特徴とする上記（１）乃
至上記（４）のうちの１つに記載のメッセージ・ブロー
カ。 （７）コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に記憶さ
れたコンピュータ読み取り可能なプログラム・コードを
含み、前記プログラム・コードは上記（１）乃至上記
（６）のうちのいずれか１つに記載のメッセージ・ブロ
ーカを含むことを特徴とするコンピュータ・プログラム
製品。 （８）上記（１）に記載のメッセージ・ブローカのため
のプロセス・コントローラ・コンポーネントにして、前
記メッセージ分析コンポーネント及び前記セレクタを含
むプロセス・コントローラ・コンポーネント。 （９）受け取られたメッセージを処理して派生メッセー
ジを生成するために、前記一組のメッセージ・ハンドラ
・モジュールのうちの少なくとも１つのメッセージ・ハ
ンドラ・コンポーネントを含む上記（８）に記載のプロ
セス・コントローラ・コンポーネント。 （１０）発行・引用サービスをサポートするメッセージ
・ブローカ・ソフトウエア・コンポーネントにして、下
記のプロセスを実行するためにコンピュータのオペレー
ションを制御するためのメッセージ・ブローカ・ソフト
ウエア・コンポーネント。発行側のアプリケーション・
プログラムから受け取られたメッセージにおける非英数
字のメッセージ・コンテントを識別するプロセス、前記
非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用して一
組のメッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前記メ
ッセージをパスすべきかを決定するプロセス、１つ又は
複数の派生メッセージを生成するために、選択されたメ
ッセージ・ハンドラ・モジュールを使用して前記メッセ
ージを処理するプロセス、及び記憶された引用側の要件
によって決定されるように、派生メッセージを必要とす
る引用側に該派生メッセージを送るプロセス。 （１１）複数の上記（１０）に記載のメッセージ・ブロ
ーカ・ソフトウエア・コンポーネントを含み、各メッセ
ージ・ブローカ・ソフトウエア・コンポーネントが複数
の相互接続されたコンピュータ・システムの１つにおい
て走る分散型メッセージ・ブローカ・インフラストラク
チャにして、前記メッセージ・ブローカ・ソフトウエア
・コンポーネントの各々は前記複数の相互接続されたコ
ンピュータ・システムの各々の機能に関する情報へのア
クセスを有し、前記メッセージ・ブローカ・ソフトウエ
ア・コンポーネントの各々は、メッセージを処理するた
めに、受け取られたメッセージにおける非英数字のメッ
セージ・コンテントの識別に従って及び前記複数の相互
接続されたコンピュータ・システムの機能に従って前記
コンピュータ・システムの１つを選択することを特徴と
する分散型メッセージ・ブローカ・インフラストラクチ
ャ。 （１２）発行側のアプリケーション・プログラムからメ
ッセージを受け取ったことに応答して引用側のアプリケ
ーション・プログラムにメッセージを送るための方法に
して、メッセージ・ブローカの制御の下に遂行される下
記のステップを含む方法。発行側のアプリケーション・
プログラムから受け取られたメッセージにおける非英数
字のメッセージ・コンテントを識別するステップ、前記
非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用して一
組のメッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前記メ
ッセージをパスすべきかを決定するステップ、１つ又は
複数の派生メッセージを生成するために、選択されたメ
ッセージ・ハンドラ・モジュールを使用して前記メッセ
ージを処理するステップ、及び記憶された引用側の要件
によって決定されるように、派生メッセージを必要とす
る引用側に該派生メッセージを送るステップ。 （１３）通信ネットワークにおけるメッセージ・ブロー
カによって実施される方法にして、発行側のアプリケー
ション・プログラムからの該メッセージ・ブローカによ
って受信されたメッセージを処理し、該受信されたメッ
セージに応答して引用側のアプリケーション・プログラ
ムにメッセージを発行する方法であって下記のステップ
を含む方法。非英数字のメッセージ・コンテントを識別
するために前記受信されたメッセージを分析するステッ
プ、前記非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使
用して、各受信されたメッセージがパスされるべき一組
のメッセージ・ハンドラ・モジュールの１つを選択する
ステップ、選択されたメッセージ・ハンドラ・モジュー
ルに各受信されたメッセージをパスするステップ、引用
側のアプリケーション・プログラムの情報要件を、該情
報要件を記憶するリポジトリから検索するステップを遂
行し、検索された情報要件を参照して又は参照すること
なく、選択されたメッセージ・ハンドラ・モジュールを
使用して前記受信されたメッセージを処理するステッ
プ、及び前記引用側のアプリケーション・プログラムの
検索された情報要件に応答して、処理されたメッセージ
を、該処理されたメッセージを受信するための要件を持
った引用側のアプリケーション・プログラムに送るステ
ップ。 （１４）前記通信ネットワークはインターネットであ
る、上記（１３）に記載の方法。 （１５）通信ネットワークを介して接続されたアプリケ
ーション・プログラムのために発行・引用サービスをサ
ポートするためのメッセージ・ブローカ・コンポーネン
トを含むコンピュータ・システムにして、該メッセージ
・ブローカ・コンポーネントは、発行側のアプリケーシ
ョン・プログラムから受信されたメッセージにおける非
英数字のメッセージ・コンテントを識別するためのメッ
セージ分析コンポーネントと、前記非英数字のメッセー
ジ・コンテントの識別を使用して一組のメッセージ・ハ
ンドラ・モジュールのどれに前記メッセージをパスすべ
きかを決定するためのセレクタと、１つ又は複数の派生
メッセージを生成するために、前記受信されたメッセー
ジを処理するための選択可能な前記一組のメッセージ・
ハンドラ・モジュールと、引用側のアプリケーション・
プログラムの要件を記憶するためのリポジトリと、前記
リポジトリに記憶された引用側のアプリケーション・プ
ログラムの要件に応答して、派生メッセージを必要とす
る引用側のアプリケーション・プログラムに該派生メッ
セージを送るための手段と、を含むことを特徴とするコ
ンピュータ・システム。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に従ってメッセージ・ブローカ
を介してメッセージを交換する発行側及び引用側のアプ
リケーション・プログラムを含むコンピュータ・ネット
ワークを示す。

【図２】メッセージ・ブローカ機能がネットワークにま
たがって分散している例示的なコンピュータ・ネットワ
ーク・トポロジを示す。

【図３】本発明の実施例に従ってメッセージ・ブローカ
を使用する発行・引用方法のステップのシーケンスを示
す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 15/401 ３２０Ｚ (72)発明者 ジョン・ブライアン・イボットソン イギリス国ウィルトシャー州、ソールズベ リー、ブロードチョーク、ブルズ・レー ン、ダウンズ・ハウス（番地なし)

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】発行側のアプリケーション・プログラムか
   らメッセージを受け取り、しかる後、引用側の要件に従
   って引用側のアプリケーション・プログラムにメッセー
   ジを送ることによって発行・引用サービスをサポートす
   るためのメッセージ・ブローカにして、 発行側のアプリケーション・プログラムから受け取られ
   たメッセージにおける非英数字のメッセージ・コンテン
   トを識別するためのメッセージ分析コンポーネントと、 前記非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用し
   て一組のメッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前
   記メッセージをパスすべきかを決定するためのセレクタ
   と、 パスされたメッセージを処理して１つ又は複数の派生メ
   ッセージを生成するための選択可能な前記一組のメッセ
   ージ・ハンドラ・モジュールと、 引用側のアプリケーション・プログラムの要件を記憶す
   るリポジトリをアクセスするための手段と、 前記リポジトリに記憶された引用側のアプリケーション
   ・プログラムの要件に応答して派生メッセージを、該派
   生メッセージを必要とする引用側のアプリケーション・
   プログラムに送るための手段と、 を含むメッセージ・ブローカ。
2. 【請求項２】受け取られたメッセージに関してどの処理
   オペレーションが前記メッセージ・ハンドラ・モジュー
   ルによって遂行されるべきかを決定するために前記引用
   側の要件のリポジトリをアクセスするように適応する請
   求項１に記載のメッセージ・ブローカ。
3. 【請求項３】前記セレクタは受け取られたメッセージに
   おける非英数字のメッセージ・コンテントのタイプが前
   記メッセージ分析コンポーネントによって識別されたこ
   とに応答して前記一組のメッセージ・ハンドラ・モジュ
   ールの１つを選択するように適応することを特徴とする
   請求項１又は請求項２に記載のメッセージ・ブローカ。
4. 【請求項４】前記メッセージ分析コンポーネントは特定
   のタイプのマルチメディア・メッセージ・コンテントを
   表す構造を識別するために前記メッセージ・コンテント
   におけるバイト・シーケンスを分析するための手段を含
   むことを特徴とする請求項３に記載のメッセージ・ブロ
   ーカ。
5. 【請求項５】前記メッセージ分析コンポーネントは、受
   け取られたメッセージに対するウォータマーク検索オペ
   レーションを実施するように適応し、前記一組のメッセ
   ージ・ハンドラ・モジュールのどれに前記メッセージを
   パスすべきかの決定を容易にする前記メッセージに含ま
   れた情報を識別するために、該検索されたウォータマー
   クを分析するように適応することを特徴とする請求項１
   乃至請求項４のうちの１つに記載のメッセージ・ブロー
   カ。
6. 【請求項６】１つ又は複数の前記メッセージ・ハンドラ
   ・モジュールは、当該メッセージ・ハンドラ・モジュー
   ルにパスされたメッセージに対するウォータマーク検索
   オペレーションを実施するように、及び検索されたウォ
   ータマークを分析して、当該メッセージ・ハンドラ・モ
   ジュールにより前記メッセージに関してどのような処理
   オペレーションが遂行されるべきかの決定を容易にする
   情報を識別するように適応することを特徴とする請求項
   １乃至請求項４のうちの１つに記載のメッセージ・ブロ
   ーカ。
7. 【請求項７】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に
   記憶されたコンピュータ読み取り可能なプログラム・コ
   ードを含み、前記プログラム・コードは請求項１乃至請
   求項６のうちのいずれか１つに記載のメッセージ・ブロ
   ーカを含むことを特徴とするコンピュータ・プログラム
   製品。
8. 【請求項８】請求項１に記載のメッセージ・ブローカの
   ためのプロセス・コントローラ・コンポーネントにし
   て、前記メッセージ分析コンポーネント及び前記セレク
   タを含むプロセス・コントローラ・コンポーネント。
9. 【請求項９】受け取られたメッセージを処理して派生メ
   ッセージを生成するために、前記一組のメッセージ・ハ
   ンドラ・モジュールのうちの少なくとも１つのメッセー
   ジ・ハンドラ・コンポーネントを含む請求項８に記載の
   プロセス・コントローラ・コンポーネント。
10. 【請求項１０】発行・引用サービスをサポートするメッ
    セージ・ブローカ・ソフトウエア・コンポーネントにし
    て、下記のプロセスを実行するためにコンピュータのオ
    ペレーションを制御するためのメッセージ・ブローカ・
    ソフトウエア・コンポーネント。発行側のアプリケーシ
    ョン・プログラムから受け取られたメッセージにおける
    非英数字のメッセージ・コンテントを識別するプロセ
    ス、 前記非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用し
    て一組のメッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前
    記メッセージをパスすべきかを決定するプロセス、 １つ又は複数の派生メッセージを生成するために、選択
    されたメッセージ・ハンドラ・モジュールを使用して前
    記メッセージを処理するプロセス、及び記憶された引用
    側の要件によって決定されるように、派生メッセージを
    必要とする引用側に該派生メッセージを送るプロセス。
11. 【請求項１１】複数の請求項１０に記載のメッセージ・
    ブローカ・ソフトウエア・コンポーネントを含み、各メ
    ッセージ・ブローカ・ソフトウエア・コンポーネントが
    複数の相互接続されたコンピュータ・システムの１つに
    おいて走る分散型メッセージ・ブローカ・インフラスト
    ラクチャにして、 前記メッセージ・ブローカ・ソフトウエア・コンポーネ
    ントの各々は前記複数の相互接続されたコンピュータ・
    システムの各々の機能に関する情報へのアクセスを有
    し、 前記メッセージ・ブローカ・ソフトウエア・コンポーネ
    ントの各々は、メッセージを処理するために、受け取ら
    れたメッセージにおける非英数字のメッセージ・コンテ
    ントの識別に従って及び前記複数の相互接続されたコン
    ピュータ・システムの機能に従って前記コンピュータ・
    システムの１つを選択することを特徴とする分散型メッ
    セージ・ブローカ・インフラストラクチャ。
12. 【請求項１２】発行側のアプリケーション・プログラム
    からメッセージを受け取ったことに応答して引用側のア
    プリケーション・プログラムにメッセージを送るための
    方法にして、メッセージ・ブローカの制御の下に遂行さ
    れる下記のステップを含む方法。発行側のアプリケーシ
    ョン・プログラムから受け取られたメッセージにおける
    非英数字のメッセージ・コンテントを識別するステッ
    プ、 前記非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用し
    て一組のメッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前
    記メッセージをパスすべきかを決定するステップ、 １つ又は複数の派生メッセージを生成するために、選択
    されたメッセージ・ハンドラ・モジュールを使用して前
    記メッセージを処理するステップ、及び記憶された引用
    側の要件によって決定されるように、派生メッセージを
    必要とする引用側に該派生メッセージを送るステップ。
13. 【請求項１３】通信ネットワークにおけるメッセージ・
    ブローカによって実施される方法にして、発行側のアプ
    リケーション・プログラムからの該メッセージ・ブロー
    カによって受信されたメッセージを処理し、該受信され
    たメッセージに応答して引用側のアプリケーション・プ
    ログラムにメッセージを発行する方法であって下記のス
    テップを含む方法。非英数字のメッセージ・コンテント
    を識別するために前記受信されたメッセージを分析する
    ステップ、 前記非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用し
    て、各受信されたメッセージがパスされるべき一組のメ
    ッセージ・ハンドラ・モジュールの１つを選択するステ
    ップ、 選択されたメッセージ・ハンドラ・モジュールに各受信
    されたメッセージをパスするステップ、 引用側のアプリケーション・プログラムの情報要件を、
    該情報要件を記憶するリポジトリから検索するステップ
    を遂行し、検索された情報要件を参照して又は参照する
    ことなく、選択されたメッセージ・ハンドラ・モジュー
    ルを使用して前記受信されたメッセージを処理するステ
    ップ、及び前記引用側のアプリケーション・プログラム
    の検索された情報要件に応答して、処理されたメッセー
    ジを、該処理されたメッセージを受信するための要件を
    持った引用側のアプリケーション・プログラムに送るス
    テップ。
14. 【請求項１４】前記通信ネットワークはインターネット
    である、請求項１３に記載の方法。
15. 【請求項１５】通信ネットワークを介して接続されたア
    プリケーション・プログラムのために発行・引用サービ
    スをサポートするためのメッセージ・ブローカ・コンポ
    ーネントを含むコンピュータ・システムにして、該メッ
    セージ・ブローカ・コンポーネントは、 発行側のアプリケーション・プログラムから受信された
    メッセージにおける非英数字のメッセージ・コンテント
    を識別するためのメッセージ分析コンポーネントと、 前記非英数字のメッセージ・コンテントの識別を使用し
    て一組のメッセージ・ハンドラ・モジュールのどれに前
    記メッセージをパスすべきかを決定するためのセレクタ
    と、 １つ又は複数の派生メッセージを生成するために、前記
    受信されたメッセージを処理するための選択可能な前記
    一組のメッセージ・ハンドラ・モジュールと、 引用側のアプリケーション・プログラムの要件を記憶す
    るためのリポジトリと、 前記リポジトリに記憶された引用側のアプリケーション
    ・プログラムの要件に応答して、派生メッセージを必要
    とする引用側のアプリケーション・プログラムに該派生
    メッセージを送るための手段と、 を含むことを特徴とするコンピュータ・システム。